中旬。
先だって頼まれた本を探しに本格的な古本巡りの旅に出かけました。んで、出かける途中、例によって「森」を通り抜けることになりまして。前回に続いて問題です。
設定1:片側一車線です。直線です。
設定2:右前方の脇道から車が出てこようとしています。左ウインカー点滅です。
てゆーか、
これフツー問題にもならんでしょうに。だってこっちと関係ないですやん。と思ったら「森」を生きて通り抜けることはできません。何しろこの車、飛び出して車線を横切り、こちらの方に入りつつ、右折を開始したのです。繰り返しますが、左ウインカー点滅したまま。しかも
目測を誤りやがりまして、一度で曲がりきれませんでした。あと「森」がらみでは、平日の朝だったんですがすんげえ危ない光景を目にしました。前にもいったように、近くには小中学校が結構あるのです。私は「森」から出るところだったんですが、反対車線が混んでいた、と。問題の車は、停止線を越えて横断歩道ぎりぎりでストップ。横断歩道の先には渋滞の車があった、という形。で、運転手の女性はケータイ電話をかけていた。反対車線にいた私は赤信号で停車。てことは、当然かの車の側も赤信号なわけです。その状況で、ケータイ女の前にいた車が動いたのでした。そちらは信号とは関係ないわけですよ、横断歩道より先にいるわけですから。小中学生が青信号で横断歩道を渡り出してしばらくして、ケータイ女が前の車が進んだのに気づいたのです。そのまま、
ケータイ女、何のためらいもなくアクセル踏みました。小学生の群れに向かって。ケータイかけてて、前方しか見てなくて、もしかしたら前方すらよく見てなくて、信号も見えなくて、アレで事故にならなかったのは、もちろん子どもたちが気づいてすんごい勢いで避けたからですよ。でなければバカ女のせいで子どもらが引っかけられて夕方のニュースあたりに流れることになっていたかも。ああ、
バカ女は子どもを轢きかけたことに気づきもせず、ケータイかけつつ走り去っていきました。さらに「森」周辺では、
夜な夜なゾクの方々が若さだかバカさだかを炸裂させて、白黒ツートンカラーの車と追いかけっこをしたりしてます。駐車場が多いし、車さえ少なければ走りやすいし、道の数が多いのでいざというとき逃げやすいのです。救急車もよく通ります。一日中気が抜けません。えらいトコでございます。
……って何の話でしたっけ。おう、そうそう古本屋巡りでした。終末、じゃなかった週末だってんで、古本屋を片っ端から当たってみたのです。ところが行けども行けども目当ての本がない。『ガイア・ギア』ってシャアの息子の話らしいのですが、こりゃあれです、
シャアの痕跡を消そうという「殺シャア社」の手が動いているに相違ありません。何か著者のところにぽこりと隙間が空いていたりするのですよ。これは5000円分も買えそうにありませんね。そういやネットのオークションとか見てみたら、5巻フルセットで5000円以上の値がついていたりするわけで。ううむ、どうしたものか。しかもその日はやけに暑く、疲労が蓄積、
組織の主観的妨害もあって古本屋が10軒を過ぎた辺りから朦朧としてくるわけでございます。古本屋だけじゃなくて図書館とか新刊書店とか普通に回っていたから余計疲れております。BGMは例によって「太陽にほえろ!」から「やつらの足音のバラード」に変更。
うまく見つかればBGMは「シャアが来る」になったんでしょうが、何故こうも目当ての本がないのか。ある店では山ほど古い文庫本をぶちこんだミカンケースみたいなんが7つくらいあって、猛烈な暑さの中、手を真っ黒にして探したりもしました。そうこうするうちにあれ私は何を探しているんだっけとか思いだすようになり、「お、これこれありました」と手に取ったのが『ガルフォース』だったり。いやいやこれは違うと気づくのに数秒かかり、それを持ったまま視線を横にずらし、「何だここにあるじゃん」と抜き出したのが『ガンヘッド』でございました。「はてどっちだっけ?」と悩むことさらに十秒、「どっちも買っていくか」と結論づけかけたりしたこともございました。何度「
いいやん、もう『G』でも『V』でも『Z』でも」とキレかけたり、「
イデオンにまけろ、イデオンに」と買いかけたりしたことか。トータルで古本屋18をクリアし、「殺シャア社」の手が及んでいないとおぼしき場所で一冊発見いたしました。まあ、
足りない分は、後輩にもう書いてもらうしかないですな、と朦朧とした頭で考えつつ、大回りをして隣町図書館へ。
ところで、最近鷺沢萠のネット日記を再読しはじめた。昨年自殺した作家であるが、前日までつけていた日記が、四月にようやく刊行された。自殺がなければ、おそらく去年には出ていた分なんである。市立図書館でリクエストを出したものの、サギサワは最近入れてない図書館なので不安満載。隣町図書館にも偵察に行くことにしたのである。んで、隣町図書館の検索ましーんを使ってみたと思いたまい。目当ての本は入荷していなかったのだけれど、ふと気づいたことがある。サギサワは映画が好きで、その手の連載もやっていて、こないだ一冊にまとまったのだと記憶している。サギサワの名で出した検索リストのとある書名。
角川書店の「キネマ旬砲」って、あら? 「砲」ってあなた、「主砲発射ーっ」とか「アームストロング砲」とかの「砲」ですか?
「キネ旬」って「丸」系統のそういう雑誌? 分かんない人は「月刊 丸」とかで検索かけてみてください。証拠にレシート印刷してきましたが、所蔵場所「芸能・映画・スポーツ」っておい。多分どっかで間違ってるぞ、「キネマ旬砲」。これを指摘したものかどうか、ううむ。
サギサワは本人がオカしい人(←褒めてる)でエッセイや日記が私は好きなのであるが、逆に小説が楽しいのに本人が表に出てくるエッセイがいまひとつという作家もいる。恩田陸ってそうだよねーと思いながら『『恐怖の報酬』日記』読了。『小説以外』という小説以外のエッセイやレビューや解説を集めた本も読んでいるところだけれど、うーん、小説ほどのリーダビリティーはないなあ。
こないだニュースを見ていたところ、こんな話が出ていた。保護観察中の男が転居する際、届け出を転居先の機関にファックス送信したのだが、それが誤送。誤送信が分かるまでに一ヶ月以上かかり、現地の係が男の住所を確認するまでにさらに一ヶ月かかったという。でその期間中に男は少女を監禁してたわけで。保護観察の人たちが頭下げてるシーンに続き、以後法務省と警察庁で情報のやり取りをして連携を強化する、とか、転居を届出制でなく許可制にするという動きが出てきているという話になった。ちょっと待て、その前にやらねばならんことがあるだろう。
まず職員の一般常識の教育だ。重要な書類を送るときはメールだろうがファックスだろうが、届いた頃を見計らって確認を入れるというのは当たり前でしょう? もっと重要な書類なら送る前にも連絡の一本も入れるもんだ。それをしなかったのは何故かまでは知らないが、やらずに放っておいて、しかも一年以上監督省庁に報告もなしってのは
制度がどうこういう前に人的な欠陥でしょう? 警察と連携強めようが、許可制にしようが、書類なくしたり連絡しなかったりする欠陥人間がいればムダなだけだと思うのは私だけ? 警察も警察で容疑者を突き止めておきながら「忙しい」という理由で放置しておいて事件起こったりしてるし、JRや飛行機関係もいろいろやったりやらなかったりしてるし、
まず人を仕込めやコラ。
ある平日の晩のこと。「森」の方ではゾクどもが暴れてたりするわけですが、私の家があるのは閑静な住宅街です。でも、何やら外で声がするので窓から覗いてみた。近所の家の前に二十台くらいの二輪が止められている。集会? 集会ですよ!
若者たちがその家の庭に集まって奇声をあげたり、騒音を立てたり、光を明滅させたりしているわけです。夜中までその騒ぎは続きました。ちょっと様子が違ってきたと見てまた観察。すると二輪の半数くらいがライダー付きで動き出していました。ライトは派手についていましたが、
ほとんどがノーヘルで揃いのユニフォームです。彼らはバラバラになって去っていきましたが、まだ半分くらいは庭にいるらしく二分の一以下になった騒ぎが続いています。夜中になったらさすがに静かになりましたが、ライトの明滅や乱舞が続いています。翌朝、まだ二輪が何台か残ったままでした。……あの集まって花火してた制服中学生ども、学校はどうしたんだろう?
例の古本屋巡りの途中、わりにお買い得な感じで売っていた「信長の野望 天下創世withパワーアップキット」と「決戦V」をつい購入。ぼちぼちやっています。和モノはこれで「信長」「決戦」「太閤立志伝」「戦国無双」と揃ったわけですが、それぞれにゲームとして取り上げているところが違っていて面白い。昨年このペエジでも「太閤立志伝」をいろいろ書いたが、「信長」はまた全然違う。というか、私、前にやった「信長の野望」って「全国版」なんでえらい昔です。一番違うのは、「太閤」が個人の人生のシミュレートだったのに対して、「信長」は大名家のシミュレートなんですね。大名が死んだら一門から後継者を選び、領地を広げて戦い続ける。ゴールは天下統一です。そこに個人の関与ってあんまり感じないし感情移入もしにくい。ゲームとして目指すところが違うからかまわないんですけどね。とりあえず「信長」は島津で始めて、龍造寺と手を組んで大友撲滅に乗り出したところですか。東では毛利が滅びかけ、武田は徳川・北条・今川・織田・上杉を敵に回し、上杉は武田・伊達と戦い、織田は武田に攻めかかっては撃退されている感じ。うむ、楽しいです。
こないだひそかに継続一周年を迎えましたが、同じ頃、googleにもこのサイト、引っかかるようになりました。キーワード入れてるわけでもなし、やたらリンクしているわけでもなし、こっそりまったり小規模でやってるのになあ。どうしたもんかなあ。
などと考えつつ、そろそろ今回分のネタを書いとかねばならんなあと夢うつつで考えていたある朝。
右足が攣った。その痛みで覚醒。寝てるときに攣ったので起きたのか、起きた瞬間攣ったのかいまひとつ定かではないが、そのままベッドにひっくり返る。ひー。私が何をしたってゆーんだー。マッサージしてどうにか立ち上がり直したものの、
右足の奥に爆弾でも仕込まれたような違和感がたまりません。ちょっとでも変なことしようなら筋肉の奥から
「攣るぞ攣るぞ攣るぞー」という囁きが聞こえてくるようです。無視したら今にも「ほら攣ったーっ」って感じで怒鳴り込まれそうで。うーん。別に激しい運動をしたわけでもないし、寝相が悪かったのか、わし。それとも運動不足なんでしょうか?
購入した本:
三枝零一『ウィザーズ・ブレインV(上)』、御影瑛路『僕らはどこにも開かない』、栗本薫『北の豹、南の鷹』、ピアズ・アンソニイ『ナーダ王女の憂鬱』、リチャード・ハワード『激戦! エジプト遠征』、平坂読『ホーンテッド!』、豪屋大介『要塞学園(上)』、富野由悠季『ガイア・ギア1』
読了した本:
神津オキナ『あそびにいくヨ!』、芦辺拓『三百年の謎匣』、水野良『賢者の国の魔法戦士』『呪縛の島の魔法戦士』、栗本薫『北の豹、南の鷹』、ピアズ・アンソニイ『ナーダ王女の憂鬱』、鷺沢萠『「祈れ、最後まで」「サギサワ麻雀」』『サギサワ@オフィスめめ』、北方謙三『水滸伝 十七
朱雀の章』、恩田陸『『恐怖の報酬』日記』