2005年7月。


上旬。


 雨が降り出したと思ったら、六月の分を取り戻すかのように無茶苦茶降っとりますなあ。いつもの菓子屋の店頭に貼ってあった「水無月」の紙は、大雨のせいか、七月に入ったせいか取り除かれておりました。


 さらに前回から引っ張っていた話題、某スーパーですが、7月2日に通りがかったところ、立て看板が微妙に変化しておりました。「NIK○NIK○D○ 武蔵ヶ丘店 7月1日オープン ご期待下さい」どこが変わったのかは、前回を見て下さい。元々店舗が入ってたビルは、壁にあちこち穴が開き、ことに四階−三階−二階の壁は吹っ飛ばされたウルトラマンが尻餅をついたような壊され方だ。順調に廃墟への道を辿り、屋上からだらりとフェンスが垂れ下がり、一階部分には白い幕だか壁だかが周辺を切り離しているのです。つーか、どう見てもオープンしたように見えない。後に聞いたところによれば、一階部分の離れだかをフツーのスーパーマーケットとして運営していくらしい。どうも企業の中でも系統があるらしくて、同じ企業で、名を特に伏せるがUマートみたいなのが入ったようだ。んでよくよくさっきの立て看板を見ればフリガナが。「ニコニコドゥ-武蔵ヶ丘店」(一部伏せ字)ちっちゃいウがポイントなんですよ、きっと。ビルの解体はまだ進んでいます。多分あの宗教施設を囲んだような壁の向こう側で、破壊活動だか商業行為だかが行われているのでありましょう。


 いつも感想をいただいている小崎先生が、サイト中の日誌で娘さんと二人して解けなかったなぞなぞのことを書いておられた。「海にいる魚で、甘くて、四文字」というのが骨子である。ぱっと思いついたのが、アマダイ。つーか絶対違うぞ。次に閃いたのがアマエビ、いや魚じゃねえし。それらの反省点から生まれた答:タイヤキ。ほら、海で泳いでて、甘くて、四文字。魚かどうかビミョーなとこですが、小崎先生辺りの世代ならこれで納得していただける、かな? が小学生の娘さんが感心してくれるとは思えないので、ちょっとマジメに。甘いというのがポイントですよ、これを「アマ+タイ」みたいな感じでやったのが間違いです。なぞなぞなんですから、「アマイ」を置き換えればよろしい。そしてタイヤキ後数秒で出た答。アンコウ。早速、小崎先生に教えてさしあげようとメールを飛ばす。いきなりアンコウの話をぶちかましたので、返信タイトル:「アンコウ?」本文:「?鍋でも喰うんですか?いいなぁ」うがぁ、まったく伝わってません。コミュニケーションの難しさを実感しつつ説明してさしあげると、「おぉ!!!!!それだ!!!!!!!」と納得されたご様子。めでたしめでたし。娘さんに父親の威厳を見せることができたでありましょうか?


 恩田陸の「常野物語」最新作である『蒲公英草紙』読了。物足りない。つか、長編にするにはあっさりしすぎてるし、短編にするには長い。中途半端なのね。だからもう少しネタを突っ込んで膨らませるか、もうちょっと削って言葉のイメージを凝縮させて別の短編をいくつか合わせて短編集にするかした方がよかった気がする。ハードカバーで短編に感じるネタを単独で出されてもなあ。『上と外』みたいに分冊で連続刊行かと疑ってしまったことよ。


 物足りない、といえば荒俣宏の『妖怪大戦争』を読んだ。うーん、ジュヴナイルを目指してるんでしょうかこれは。あまりにも文章がひどいし、視点の乱れで酔いそうになった。第一、主人公たちがいないシーンで語り手が「思う」とか「としか見えない」「見えていないらしいのだ」とか誰なんだお前は、とキレそうになる。客観的な描写に徹するでもなく、垂れ流しのように主観が入ってくる。例えば、


 ただ、この船に関する不可解な現象は、まだいくつもあるから、はじめにそれをぜんぶ話しておこうと思う。


 最初、主人公である少年が語ってるのかと思ったが、このシーン、彼はまったく登場しません。さらに同じページで、


 真夜中に水上バイクが走りまわる? もちろん、そんなばかなことは起こるはずはない。だのに、黒く塗られたマシンは、けたたましい音をたてて海面にあらわれるのだ。一台、また一台と出てきて、白波を蹴立てながら海面を走って行く。その白い航跡が夜目にもはっきりと見てとれる。


 なんて書いてあって、うんざりです。一番頭を抱えたのは、中盤、聖剣を持った主人公タダシが戦う場面。


 途方もない力だった。剣はタダシの手から弾かれ、くるくる回りながら空へと飛んだ。
 アギが鞭を思いっ切り手もとに引き戻すと、あおりを受けて直剣が地表に落ちていった。
 猩猩が目を丸くして、聖剣をみつめた。
 聖剣はタダシの足もとに落下した。落ち方がおかしかった。刃が二つに折れたことを裏づけるかのように、剣は左右別の方向に飛び散った。



 ここでページが変わります。次ページの一行目はというと。


 これはつまり――聖剣が折れたという意味だった。タダシも猩猩も、そして川姫も、信じられぬ面持ちで直剣を見つめた。


 思わず、前のページに戻って読み直しましたよ、わたしゃ。折れたと書いてあるのに改めて折れたと書かれても、ねえ。「空へと飛んでいった」とか「地表に落ちていった」とか表現が適切だとは思えないし。何より狙いすましたようなページまたぎですよ。全編こういった文章で満ちてます。去年、荒俣の時代ものを読んだときには感じなかったイライラ感です。なんとなしに、「それは知らなかった」とかテレビでへぇへぇいってる間にボケたか


 んで、注目人物の加藤保憲ですが。ん? んん? アゴが長いとかトガってるとか、手足の描写にクモの比喩が使ってありますよ、加藤。軍服なのはいいとして、これって、『帝都物語』じゃなくて、映画版のイメージを踏襲してる感じです。有り体にいえば、嶋田久作。で読んでいくうちに思ったこと。これは私の好きな加藤ではなく違う加藤である。どっちかっていうと、加藤保憲のイメージから生まれたニセモノですね。うん、イマイチ。ストーリー的にも盛り上がりに欠けるし、妖怪たちも百万の妖怪が戦った、みたいな感じゼロで、キャラ立ちもしてません。ラスト付近で登場する妖怪大翁は水木しげる口調でしゃべっていたり、雑誌の編集者とかミョーに内輪な感じです。妖怪マニアのみがターゲットなんでしょうか。映画大丈夫なんでしょうか?


 とかいってると、7月発売文庫ラインナップに荒俣宏『妖怪大戦争』の文字を発見して愕然とする。これって、古い映画のノベライズですよね、きっと。よもやこないだハードカバーで出て、私が読んだばっかりのブツが文庫化されるってことじゃないですよね、いくら角川でも。


 最近、なんやかんやで毎週のように用事があって熊大文芸部の部会に顔を出しているような気がするが、久々に欠席。ホントは、院生の方に本を見せ、あわよくば売り払おうと目論んでいたんですけどね。欠席の理由はシンプルで、前日車にハネられたせいですな(てへっ)。もっというと、おかげで原付が手元になくて、翌日部会に辿りつけそうになかったためですよ。てなわけで、今回のある意味メインイベントです。


 まあ、つまるところ車が見えた瞬間に前方に吹っ飛ばされてまして。んで地面に転がった途端、今度は私に忠実な原付が追いかけてきやがりましてね、頭をかばってとっさに左腕で止めて打ち落としましたが。立ち上がろうとして一度しくじり、それからどうにか踏ん張って、原付のエンジンを切る。何やらおろおろしている相手の運転手、これが40くらいのおばちゃんだったのだが、これを見、さらに目の前にあった弁当屋で目を丸くしている客を見る。状況としてはこうだ。狭い道、夕方、渋滞、直進する原付、弁当屋に入るため右折してきた対向車。ともあれ弁当屋に営業妨害で訴えられる前に、店の自動ドアの前から原付をどかす。それからまだおろおろしてるおばちゃんに命じる。「交番で事情を説明してきてください」なんと、道を渡った向かい側に交番があるという絶好のポジションですよ。にもかかわらず、誰も出てこないわけで。やることが見つかったおばちゃん、道を渡って交番へ駆け込む。私はというと、アドレナリン全開で痛みも感じないけれど、右足が心許ないのでちょっとよりかかるような姿勢で原付から免許証と自賠責の証書、メモ用紙とペンを取り出す。手際がいいぞ、何せ経験者だ。去年の12月に事故ったのはムダではない。タダでもなかったが。ふと顔を上げれば、おばちゃん、交番の前のインターフォンで話している。おう、戻ってきた。聞けば今交番に人がいないので、すぐ別のところから来るそうだ。しばし待つ。15分経過。待っている間に、お互いの連絡先を交換したり、車に乗ったままの娘さんにとりあえず弁当を買ってあげてはどうかと私が勧めたりといったシーン挿入。右足がずきずきしてきたのでとりあえずしゃがみこむ私。いまだに警官が来ない。待ちくたびれたので家族に連絡。痛みはするものの骨などヤってる感じじゃないので、警察が来るのを事情聴取などのために待ってる状況を説明すると、「すぐ救急車呼べ」といわれる。警察が来てから運ばれようと思っていたのだが、25分過ぎても来ないので、119番通報。状況を説明すると、「今から行きますから、それとは別にすぐ110番通報してください」といわれる。なんかそういうルールがあるんでしょうか。んで110番。警察よりはるかに早く救急車到着。


 救急車にも自分から乗り込み、ベッドに横たわる私。ラッキーなことに意識ははっきりしとります。ワクワクしながら観察。救急隊員は根ほり葉ほりインタビューをしてきます。真っ先にされたのは意識の確認、記憶の確認、それから痛む箇所の確認。首や頭を打ったかどうかヘルメットの状況はどうかとか進んで、事故の状況などに移ります。そうしたことを聞かれてるうちに、警察到着、の前に、私の父親がすっ飛んできやがりました。直後に警察到着。免許証の確認などをされる。しかしおばちゃんが交番に行ってから30分くらい経ってたわけですけど、それでいいのかね、ジャパニーズポリス。で病院が確保できたので救急車スタート。病院はというと、一番近くて、かつ家からも近い病院が断られ、候補として挙げられたのがどれも同じような距離のところだったため、「どこでもいいです」などといったため、某大学そばの、差し障りがあるといけないので名を微妙に伏せるが、某大学そばのアサヒの病院に行くことになったのである。じゃ救急車でゴーです。おう、中にいるとあんまりサイレンが聞こえないもんですね。防音効果あり。あとやけにゴトゴトと揺れます。こりゃ、普通の車が避けてくれる間を走るわけですから、普段車が通らない部分を通過しとるのです。その上問答無用で走ってますから揺れますな。指に洗濯バサミみたいなものを挟まれた後、「血圧は普段どのくらいですか」などといきなり尋ねられるがそんなん測ってない。「高いんですか?」「事故に遭われたり、救急車に初めて乗られたときは興奮されて血圧が高くなる場合が多いですから」とのこと。たしかに興奮してるぞ、私。多分、救急隊員が考えたのと違う意味でだが。じーさんが倒れたときもばーさんが倒れたときも、私は見送って後片づけをしたり連絡をしたりする係だったので、乗るのは初めて。しかも患者当人だ。興奮せずにいられようか。その上意識ははっきりしておる。


 そもそも帰宅途中だったのである。そのルートを逆行してアサヒの病院に担ぎ込まれる私。問診、触診、さらにレントゲン。左手が少し張ったような感じ。右スネ、右足首、左肘に擦過傷くらいですか。骨折もヒビもなく、レントゲンの人が白衣の下、ジーンズだったのを発見してひどく申し訳ない気分になったことも記憶しておくことにする。消毒、湿布で終了。入院など医者は口にも出すこともなく。しばらくしたら身体のコーフンとかキンチョーが解けて痛みだすだろうとか、首や腰に何かあったらすぐ来るようにとのこと。父が迎えに来たので帰宅。途中、原付は弁当屋兼酒屋に預けてきたと聞かされる。父親が最初は乗って帰るつもりだったらしいのだが、エンジンがかからなかったらしい。んで交番に預けようとしたら、「ここには通常人がいないので、何かあっても責任が持てない」と警官にいわれたらしい。ちなみに遅れてきたのも某「森」方面にいてやってくる途中渋滞で動けなくなっていたとか。それでいいのかジャパニーズポリス。「こち亀」以下ですか。昔近くに住んでいたこともあって、弁当屋と両親が知り合いだったため預かってくれた模様。帰宅してみれば我が部屋の電灯が点かなくなっていた。明かりのない状態でパソを起動させ、文芸部の掲示板に翌部会に来れないことを書き込む。腹が減ったので晩御飯を食べて寝る。かくして一日目が終わった。


 二日目。てか左手の握力がほとんどありません。なおかつ、内側が筋肉痛、外側が打撲です。分析してみるに、多分吹っ飛ばされるときにブレーキ思い切りかけてたんでしょうな。人間一瞬にして力が出るもんです。でボウリング3ゲームくらいやったような状態。打撲は原付止めたときのもんでしょう。他にもあちこちが筋肉痛です。気分的には界王拳をやりすぎた感じ。左足は体重をかけると痛いですな。てなわけで自主休日。9時過ぎた段階で損保会社に電話して仕事の依頼、さらにバイク屋に電話してバイクの回収と修理の見積もりを頼む。で暇になる。左手が死んでるのでゲームもできず、本も持てず、足が動きにくいので外にでることもならず、原付もなし。しょーがないので録り溜めていたビデオをひたすらに観る。日本語テスト100問みたいな番組があったのでメモ片手にやってみる。えーと日本人の平均が50点ちょい。東大生が71点。やってみた結果落ち込むことに。ゲストのトップ3は西川史子77点、ラサール石井76点、宮川俊二75点。でも問題やってみて思ったのは、これって結局言葉の知識の問題であって、表現力読解力に直結するスコアじゃないんだよねえってこと。私の点数は79点だったんですが、本人としては80点に届かなかったのが落ち込んでいるわけで、せめてこういった知識くらいは、ねえ。夕方、菓子折持っておばちゃんが見舞いにやってきた。どうやら事故初心者らしくてあまり今後のことが分かってない様子だったので、いろいろと教えてさしあげる。母親が替えの電灯(台座ごと)を買ってくる。二人していろいろ試してみるが、ソケットの形状が合わないというかパズルみたいになってきたというかで結局設置できず。天井からコードとソケットがぶら下がってる状態で本日終了。


 三日目。自主休日。早朝に電気や配線の仕事をしている叔父が来てくれる。で新電灯設置完了。めでたい。右足の擦過傷、湿布を貼り替えたりしていたのだが、そのたびにべりべりとひきはがされてちっとも治ってる気がしない。でも医者がくれたのは湿布だけだしなあ。傷ふさぐには乾かした方がいいんじゃなかろうかと素人考えで湿布を貼らないことに。夕刻バイク屋に電話。修理の見積もりを聞いて、被害は12月に事故ったときの10倍程度だと知る。代車を出すためには修理を依頼しないといけないらしい。


 四日目。傷口がまだ乾いてない。家にあった消毒薬を塗り、ガーゼで覆って、バスに乗って出かける。日常生活の再開である。が、昼過ぎくらいから右足がしんどくなる。早めに帰宅開始。バス停前の信号で走ったりして、足のあたりばくばくいってます。帰宅後、母親に車でバイク屋まで送ってもらい、修理の箇所を検討。母がバイク屋に尋ねて曰く「代車はいくらかかるんですか」バイク屋のにーちゃん苦笑して応じる。「料金をいただくためには、別に免許を取らなくちゃいけないんですよう」レンタカー営業の免許みたいなんがいるらしい。なるほど。だから代車の料金は取れないという。とりあえず修理を頼んで代車ゲット。夜、右足がぱんぱんにむくんでいたり。おう、何だか着ぐるみつけてるみたいですよ。足首の両側、内出血の後が変色してブラックな感じに。


 五日目。自主休日再開。まだむくみが取れてませんが、サンダル履きでアサヒの病院へ代車でゴーです。で、出てきた外科の医師が何というか、『イン・ザ・プール』というか『空中ブランコ』というか髪はボサボサでオタクな感じの太った人です。ボソボソと説明をしてくれるんですが、聞き取れたのは新開発の薬だか医療器具だかの話とそれを認めない頭のカタい医者たちの確執とか派閥とか、はあ、いろいろあるんですねえ。とりあえず判明したこと。擦過傷は下手に乾かしたら雑菌やらを中に閉じこめてしまい、長引く場合がある。でもそういうのは新しく出てきた考え方で、認めてる人が熊本では少ないとか。中途半端に固まっていた私の傷を再び湿らして、雑菌を吸い上げる治療にシフトです。やっぱり素人考えはいかんですねえ。むくみとか黒くなってるのは、内出血や中の漏洩した組織液とかがだんだん下に落ちていってるためだとか。とにかくそのアヤしげな医師の治療でだいぶ楽になりました。病院から出てさて移動と思ったら、どうしたことか原付のエンジンが何度やってもかからない。うむ? 昨日の今日でバッテリーがあがったっぽいのはどうしたことか。やむなくバイク屋を召喚して代車交換。ついてません。昼食は文芸部の部室にて。暇つぶしに誰か来ないものかと思ったが誰も姿を見せず。ひとり寂しくカップラーメンのカレー味をすする。帰りがけ、返そうと思ってた日に事故に遭ったせいで返せずにいた本を隣町図書館へ返却に。奥の仕事部屋に旧支配者様のお姿を拝見しましたが、お仕事中だったので声をかけず、恩田陸の本を2冊、小野不由美の棚から移動させておくに留める。晩にやっぱり足のむくみがひどくなりましたが、まあこういうものだと思って観察を続行。帰宅途中で買ってきた「みんな大好き塊魂」をちまちまやる。ちなみに夕食はカレー


 六日目。またアサヒの病院へ。例の医者の治療を受ける。傷口を見ながら「うーん、どっちを使おうかな」と呟くおっさん、何だか新兵器の実験台にされてる気分です。途中、女性看護士にガーゼの切り方と畳み方がなってないと説教と説明をするおっさん。んでやたら医学界への愚痴が混じる。なるほど医者というのは技術職の面と研究者の面があるのだなと実感。今度はスポンジ状のものを貼り付けられる。何でも押しつけることで全体の水分を吸い上げるとのこと。で傷口がへこんで、きれいに癒着しやすくなるとか。擦過傷とかほっとくとでこぼこに治ったりしますわな、それを防ぐためとか。新兵器の説明を嬉々として始めるおっさん。合間の愚痴はやや鬱陶しいが、医学界の暗黒面を垣間見た気分でおトクな感じです。夕方、帰途ブックオフに寄る。2冊105円フェアは終わったようですが、文庫オール250円という札はいまだ健在です。ん、あれ? 前のと札が微妙に違うような……これって106円以上249円以下の本でも250円になるってことでしょうか? 前のやつは250円以上の文庫オール250円とかだった記憶があるんですけど。結局、小林泰三とプリーストの本があったので購入。さらに帰ってくる途中、横を走っていた軽トラの荷台が目につく。自転車が三台ほど段ボールで半ばくるんだ感じで載ってます。紙貼ってあります。「勉強会限定 14000円」みたいな文字が読みとれました。何の勉強会? 自転車売ってるんでしょうか。てか、フツーの小さめな自転車に見えますが、14000円って高いよねえ。空でも飛べるようになるんでしょうか。


 七日目。ひどい雨が降ってる中を原付で出撃。足の痛みはかなり治まっている。が多少引きずるような形でございます。夕方、本屋へ。電撃の最新刊を何冊か購入。川上稔の本がまた分厚い。いろいろ録り溜めたゲームのムービーをDVDに落とそうとするもエラーが出まくる。何故? しかも中途半端に書き込みかけて止まるのでDVD−R数枚つぶれました。くうう。


 八日目。また原付で出かける。昼頃バイク屋から着信。おう、これは修理ができましたか? 留守電にメッセージがなかったので電話してみる。「少々お待ち下さい」と待っている間にケータイの電池が切れる。数時間後、ようやく外に出られたので、諸々の事情で行けなかったため予約本が大量に入ってる市立図書館へ。あそこには公衆電話もありましたから、そっからバイク屋に電話することに決める。が変なおっさんが電話帳をにらみつつ公衆電話をふさいでいる。閉館間際だったので待ってる余裕もなく、別の電話を探す。最近電話ボックスって見ないよなあと思いつつ、コンビニの公衆電話とテレカを使用。バイク屋の話、やっぱり修理が終わったとのことで、夕方家に配送してくれるとのこと。つーか私出先にいて、しかもこれからバイク取りに行こうと計画していたところである。すれ違いを恐れて配送を断る。んでバイク回収です。帰ってからDVD−Rに映画を一本落とす。これはちゃんとできた。てことは、ゲームのムービーに一部不具合があるのか。諦めてCD−Rに細かく落とす実験。こちらは成功。うむむ。これ作る傍ら、今回分の「旬な話」をちまちま書き、疲れたので寝ることに。UPするのは朝になるでしょう。


 そんな踏んだり蹴られたりな感じの10日間でございました。明日は雨が降らないといいなあ。ではおやすみなさい。


 おまけ:九日目の予定。アサヒの病院へ行き、いかにスポンジのせいで皮膚が四角くヘコんだかを観察する。夕方部会に行き、ムービー集を見せびらかしたりする。








 購入した本:
  宮崎柊羽『神様ゲーム』、フリッツ・ライバー『ランクマーの二剣士』、小林泰三『AΩ』、クリストファー・プリースト『奇術師』、川上稔『終わりのクロニクル5(下)』、祭紀りゅーじ『ジョイン!』、上月司『カレとカノジョの召喚魔法4』


 読了した本:
  恩田陸『蒲公英草紙 常野物語』、成田良悟『デュラララ!!X2』、大森望『現代SF1500冊乱闘編1977〜1995』、荒俣宏『妖怪大戦争』、桜坂洋『スラムオンライン』、宮崎柊羽『神様ゲーム』、上月司『カレとカノジョの召喚魔法4』



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