中旬。
さすがに一年と経たないうちに二度も事故ると結構ココロノキズが残るようで、どうにも車の横を通るときにスピードが出せなかったり。ううむ。
そんな中、とろとろと走っていると横を抜いていった大きめの車がありました。その横っぱらにちょっとバランスの悪い字でこんな言葉が。「
まかせて女心!」むう、その下に続いている言葉は「
ゴミの110番」だったりするのは、世の女性に猛烈な攻撃を受けそうだなと思ったり。って追い抜いてったその
女心の処理をしてくれるらしいゴミ収集車の後部に同じような字体で同じような言葉が。それを見て納得でございます。あの女心、
どっかでウかんむりを落としてしまったようで「安心」にはほど遠い状態でございますな。
原付を修理してもらったのですが、その際、前部のサスペンションを交換してもらったのです。前も後ろもサスはだいぶへたってて、振動を直に伝えてきていたのですが、まあ今回ようやく交換ということで。ところが、修理してもらってからやけにエンジンの音が響くようになりました。エンジン部には異常なしと一度判定されていたのですがやっぱり気になるわけで、バイク屋へ駆け込んで相談。いろいろと説明を受けた要約。「事故と関係ない後ろのサスを変えなかった。前サスは交換したのでそちらの振動が小さくなり、結果として今まで目立たなかった後部の振動だけが感じられるようになった」とのこと。フツーの原付はこのくらいです、と隣にあった原付に体重をかけるバイク屋さん。おう、ずいぶんユサユサとなります。で私のはというと、ほとんど後部が沈みません。つまりクッションのない状態なわけです後ろだけ。事故の見積もりには入らないけれど、ついでにこちらも交換してもらうことに。部品の取り寄せに二、三日かかり、それ以後だったらいつ来てもらってもかまわないといわれる。
日曜日の午前中、バイク屋に相変わらずやかましい原付を持っていくことに。1時間くらいかかるといわれてたので綿密に計画を練ってきました。10時前にパソコンでやたら時間のかかるDVD焼きのセッティングをして出発。10時過ぎにバイク屋到着。近くにある古本屋で30分。さらにそばにあるラーメン屋で早めの昼食を摂っててくてく歩いて戻ればばっちり。クソ暑い中古本屋に行き、何冊か本を購入。時間を予定通り消化して、今度はラーメン屋へ。しかし、
ゴールドドラゴンなラーメン屋、11時半から営業でした。いきなりの計画変更。くわー、役に立たねえ。しょうがないのでちょっと歩いて弁当屋に内臓の食堂でカレー&ラーメンというさらに暑くなりそうなメニューを頼む。その後無事に原付回収。おう、たしかに振動と音が小さくなっている、素晴らしい。以前は例えるなら板キレに体育座りしてデコボコの坂を滑り落ちるような感覚でしたが、立ち乗りして膝をクッションにできるような形になったわけです。
リニューアル原付でまずは市立図書館の分館へ。ネット検索で京極夏彦の対談集があるのを確認していたのでそれをノー予約で借りに。無事それをキープしてから探し物のために検索ましーんの前へ。ってサイフと何やらカギを発見。おう、
久しぶりにサイフを拾いました私。二年ぶりくらい? ともあれ最近貧乏だったから助かる……っていやいやいや。チャリンコのカギっぽかったのですぐにでも取りに来るでしょうから(←それが理由かい)、ちゃんとカウンターの人に届けましたよ。本を獲得して、それから小崎先生のショバ荒らしに。具体的には某ブックオフへ。そこで北方謙三の三国志ものが100円落ちしていたので数冊ゲット。こないだ読んだばっかりだけど、安かったら買おうと狙っていたのでした。さらに移動を重ね、市立図書館本館で予約本を獲得。ついでに調べものなどして移動し、隣町図書館でも似たような行動を取る。
あちこち回って満足して帰宅。って
まだDVD焼き終わってないですよ、マイパソコン。残り時間の表示が1時間ちょいだったのを確認して、疲れたのでシエスタに入る。昼寝というより気絶といった感じだったですが、いきなり大音響で叩き起こされる。DVDが焼き上がり、自動再生がかかったものらしい。それにしても
いきなりスターウォーズのテーマが轟いたときには何事かと思ったぞ。
このような日常を送りつつ、時折アサヒの病院のアヤしいおっさん医師のところに通っているのである。傷はというと徐々に回復しつつあり、ブラックな状態だったのがディープパープルに変化し、それも散ってきている。「思ったより早いですねえ、あと何日かかかると思ったんですが、ぐふぐふぐふ」とおっさんの目は、
完全に実験動物を絶賛観察中です。まだ筋肉のこわりが残り、痛みは下降して指先に残り、擦過傷は新しい皮膚ができたもののやたら敏感になってて
朝クツシタを履くたびに悶絶するのである。おっさんは「こっちの薬はこれくらい効いた。こっちはどうだろうか。
10人投与すれば3人くらいは物凄く効く場合があるがなあ、ぐふぐふ」とぶつぶついっとります。「もう診断書とかできます?」と尋ねたら「まだ完治しているわけじゃないのに書けるわけないでしょう」と聖域を踏み荒らされたように怒るおっさん。同日夕方、文芸部の部会に顔を出すものの、夕方だっただけに足のむくみと痛みがひどくなりつつあり、このままでは靴が履けなくなると判断、とっとと撤退した。批評作品の作者には申し訳ない。
治療はもうちょっと長引きそうだったので、警察に電話する。いやおっさんのアヤシイ言動を通報したとかじゃなくて、警察からメモを渡されていて、診断書持ってこいと書かれていたのである。少し遅れますというとどうも話が噛み合わない。警察のおっさんとしばらく話をしていてようやく理解した。警察に持ってく診断書と、保険会社が要求するような診断書って、別物なのよ。前者は完治見込みの診断書で、後者は完治の診断書。ごっちゃにしてたのである。慌てて病院のおっさんに見込みの診断書を書いてもらって回収。
診断書をもらった
翌日、朝イチで変な形をしたミラーな警察署に出頭する私。自首とかじゃない。前回のを読んでもらえば分かるかと思うが、私、警察から事情聴取されてない。それもやらにゃいかんから来いといわれたのである。そういや学園大の友人がラーメン屋でバイトしてて岡持でよく出前(←カツ丼とかかもしれん)したりしてたらしいが、私自身は警察署に入るの初めてですよ。受付で聞いた通路をぽてぽて歩き、交通課の部屋へ。担当の人から事情聴取開始です。観察や情報収集に内心努めつつ、話をすることになる。いくつかの話を統合して分かったこと。現在、相手方のおばちゃんと示談ですむならそれでという話をしていたのだが、一気に覆りました。担当ポリスの話では、交通事故で怪我してて示談ですませるのは一日二日病院に行ったりしただけのときらしい。というのも、今回の事故を例にすれば、被害は二種類に分かれる。物損(つまりバイクと車の修理費)とそれ以外。前者は保険がフツーに使えるが、後者は人身事故の証明がないと下りない。ここで生じてくるのは、物損以外の被害額と、免許減点+罰金の比較である。被害額が小さい、あるいは罰金のダメージが大きい場合、示談の方が安上がり。逆に被害額が大きくなってきて、罰金の額を大幅に越える場合、人身にした方が安上がりになる。現在発生している費用は、治療の実費=現在6日を越える治療と通院交通費、警察に提出した診断書代5000円、こすれた洋服の代金、休業損害、通院による時間ロスに対する損害、原付が動かなかったときに使ったバス代の総額で、さらに完治した際の診断書代も加わってくるし病院通いは終わってない。警察のおっさんによれば怪我自体は重傷ではない軽傷で、私が処罰を望まないなら、罰金はほとんどかからないのだという。上に出した万単位のお金を自腹切るか、罰金を払うかといわれたら、ねえ?
ということで
俄然人身事故で話が進んでおります。いろいろ書類出さねばならないので少々わずらわしい。
こないだネットで新刊本の検索をしていたところ、某キ/クニヤの検索でこんな作品が出てきた。
『姑獲鳥の夏オフィシャ』これ本のタイトルらしいのだけど、これでそのまま載っていて続きがない。多分「ル」とか映画に関する話とかがどこかに落ちてるんだろうと思うけど。やっぱりこの程度の情報なんですかね、キ/クニヤ。数日してからもう一度試みに引いてみたら表記が変化しておりました。
『映画「姑獲鳥の夏」official book』くわっ、何か全然違うような気がするのは、気のせいなんでございましょうか。そういやこの京極夏彦の『姑獲鳥の夏』が今夏映画になるということなわけですが、たまたまテレビCMを見た。京極ファンには申し訳ないが……すごく面白くなさそう。「妖怪大戦争」のCMもそうだったですが、どっか目指すところを間違ってる感じの、期待できないコマーシャル連発でございます。何だか火曜サスペンスを下手にしたような。
火曜サスペンスといえば、終わるらしいですね。ずいぶん長かったですが、新聞に製作側のコメントが載ってました。
謎解きだけじゃ引っ張れなくなってきた、みたいな。ええと、火曜サスペンスのキモが謎解きだと思ってる時点で、時代についていけてない気がするのは私だけでしょうか。
こないだ買ってきた「みんな大好き塊魂」をプレイした感想。ステージ数が大幅に増えたり、イトコハトコが使えるようになったり、協力プレイができるようになったり、ステージごとに曲セレクトができるようになったり、巻き込めるものが大幅アップしたり、物陰での透過がいい感じになったり、ステージごとの特殊条件が楽しかったりといい感じ。ただ気になった点がいくつか。前作に比べて音楽のレベルがダウンしたのは、前作が私にサントラ買わせるほど良かったためしょうがないのかもしれんが、一曲だけ前作のアレンジでむちゃくちゃ聞き苦しいのがあったのはいかがなものか。あと塊がスケールアップする際に多少のロード時間が入った。前作ではこれは巧みにごまかしてあったのだけれど、今回はごまかせないほどの時間(そんなに長いわけではないが)ロードが入って、プレイが途切れる。他にもステージ開始時のロードで出てくる王様のメッセージが読めないとか、ステージクリア時に成績が悪いと浴びせられる罵声がやる気を殺ぐとかあるけれど。良い点悪い点比べてみても、やっぱりこのソフト、面白かったでございます。延々とやり続けるんじゃなくて、ふと巻き込みたくなって30分くらいプレイするゲームですね。
別口で購入した「SSX3」もプレイしてます。川上稔が日記で褒めてたのを思い出して多少古いゲームですが買ったのです。スノボで山を下るゲームなんですが、私、「クールボーダーズ」とかも好きだったので結構楽しみにしておりました。川上稔はライトノベル系の作家の中では、一番趣味の方向が合ってる作家なので、不安はありませんでしたが、やっぱりアタリでした。ロードの時間が長い上に、操作が慣れるまでがわかりにくいという欠点はあるものの、慣れてきたらすんげー面白い。やたらジャンプするし、コースはあってなきがごとし、自分で好きに滑れるし、跳んでるときの浮遊感、トリックが決まったときの達成感、滑ってるときのスピード感がかなり良い。2年くらい前のゲームですが、中古でも値が下がらないし、売ってないし、中古と廉価版の値段がほぼ同じです。てことは去年出た某有名RPGの中古と同じくらいの値段ですか。やってて楽しいし、うん、買って満足満足。
てことで、今回は忙しくて(ゲームはちょこちょこしてるが)、あんましネタもないし、このくらいで。文芸部の院生から前にお尋ねされたことについては考え中なんでもうちょいお待ちいただきたい。ちなみにそのテーマは、「
和風だけど日本じゃない異世界ファンタジーは存在するのか、存在しえるのか」というもの。日本の歴史からまったく切り離されていながらも和風テイストものですよ。尋ねられたときの私の答は「カルシファード」「歳月の書」くらいだったのですが、それからいろいろと考えました。いくつか答と例は見つけてるんだけど、まとまっておりません。申し訳ない。
購入した本:
小林めぐみ『ぼくがペットになった理由』、須堂項『彼女はミサイル』、三雲岳斗『アスラクライン』、北方謙三『三国志
一の巻天狼の星』『三国志
二の巻参旗の星』『三国志
三の巻玄戈の星』、豪屋大介『復讐のサマータイム』、池宮彰一郎『四十七人の刺客』、新木伸『あるある! 夢境学園5』、佐竹彬『飾られた記号』、月見草平『魔法鍵師カルナの冒険』
読了した本:
中井紀夫『ブリーフ、シャツ、福神漬』、北方謙三『絶海にあらず(上・下)』、小林めぐみ『ぼくがペットになった理由』、三雲岳斗『アスラクライン』、京極夏彦『対談集妖怪大談義』、深見真『ヤングガン・カルナバル』