2005年9月。


中旬。


 とーとつな話ですが。えー、長いことお世話になりましたが、とうとうお別れの時が来ました。さよう、ノック式ペンシルの芯が切れました。40本入りのやつを買ったのが大学二年です。やっとというか何年かがかりで使い倒したというか。てのも、私、その辺りから試験以外は鉛筆書きじゃなくてボールペンメインに切り替わったのでした。まあ、筆圧がかなり高い方で、芯がぱっきんぱっきん折れるのは当たり前、過去ノック式ペンシルを二本フツーに使ってて破壊した経験もあったわけで。ボールペンでノート書きだと書きにくいですが、研究室で余ったレジュメとかプリントとかをもらって裏紙として使いだすとあら不思議。失敗してもあっさり捨てられるのです。そんなわけでノートすらほとんど買わなくなったのでした。ともあれ、そのうち芯を買っておかねばならんなあと記憶に留めることに。


 記憶に留めることにしたのだけれど、あんまし使用頻度が高いわけじゃないんで、忘れがち。コンビニでパン買ってる最中、まさに店員さんがピッとパンをやったたとき思い出した。「ちょっと待って」と断って、そのまま文具コーナーに駆け込む。四角い薄っぺらい芯ケースが見当たらない。うむう売り切れかとしばらく見回していたのだが、朝のこと、レジに人が並びだしたので慌てて戻る。すまん、客の人。とりあえずパン代を払って、レジを譲って、文具コーナー再び。おう、そういやチェックペンも切れかけていた、と手に取る。む、この隣にあるのは、求めていた芯ではないか。210円? しばらく見ないうちに値上がりですか、ってそりゃ税込み表示か。それにしても、芯ケースの形が違いますよ。色も青系。気づかないわけだ。筒型です。先をひねると穴が開いてそっから芯が出るようになってます。で右にひねるのと左にひねるので開く穴が違います。一本だけとたくさん出る穴です。むう、アイディアというか、何か味の素の穴みたいですなあ(←消費量を増やすために穴を大きくしたアレ)。とりあえずチェックペンと一緒に購入。使い切るのはいつの日か。


 プレステ2で出る「ワンダと巨像」が面白そうなので、近くのコンビニに予約に行く。ショップじゃなかったのは、予約特典でスペシャルDVDが付くから。めったに行かないコンビニなのでぶらぶらと探索する。ついでにパンコーナーも。いろいろコンビニの系統や店舗によって商品に違いがあって面白いのです。昼過ぎだったのであんまし残ってないなあと思いつつ眺める。む、袋に包まれたパンらしきもの発見。「チョコバナナ」とあります。これはパンじゃなくてデザートコーナーでもええんじゃないかと袋の宣伝文句を読む。概要「パン生地をチョコメロン風味の皮で包みました」みたいな。って、そりゃチョコメロンなんじゃないんか? いやいきなり書いてあるパン生地がバナナなのかもしれん。日本語変ですかそうですか。真っ昼間からチョコバナナの定義について考えさせられた。昼飯食べた後でなければ買って真相を確かめたところですが。後日何度か行きましたが、売り切れが続いています。うがー。あ、「ワンダと巨像」の予約は完了。


 原付でお出かけしていると、近所に引っ越しされてきた方があるようだ。大きなトラックからがたいのいいにーちゃんずが荷物を運び出している。足の短い箱形というかテーブル状のものが持ち出された。ん? カラフルなボタンがついてます。やけに重そうです。あれってテーブルというよりテーブル筐体じゃ……? 片側、左にボタンが八つほどとレバー、右にボタンが同じくらいとレバー。こりゃ対戦台じゃないタイプ、並んで座るタイプの格闘ゲームか何かですか。運ぶ先は民家です。しかも奥からもう一台運び出されてます。ゲエム喫茶でもやるんでしょうか。いやさ、マニアの人かもしれん。もうちょっと待ってたらトラックの奥から基盤が続々と出てきたやもしれんぞなもし


 原付でふらふらしてるといろいろ面白いものを見かけたりするわけで。お休みの日だったのでしょうか。とある民家の玄関先でおじさんが庭木の枝を切っておられました。装備は麦わら帽、首タオル、そしてタカエダキリバサミ。信号待ちでぼんやり見てたのですが、タカエダキリなんちゃらって、膝より低い位置のそれも至近距離にあるものってひどく切りにくそうなんですねえ。なんちゅーか、マッセ? おじさんハサミの操作で汗だくになってました。ちと離れてマヌケな状態でやるか、フツーの枝切りハサミ使うかしたらいいのになあと思いました。


 同じく原付でてれてれ走っていて信号待ち。某社の壁際にある木の枝を業者の人たちが切ってました。名称知りませんが、ほらリフトアップする足場のついた車あるじゃないですか、あれです。あれにひとり乗り、さらに木に登って二人の計三人がノコギリ使ってます。手で挽くタイプの片手で持てる小さいやつで、暑い中ぎこぎこと大変そうでした。チェーンソー使わないのは何故なのだと数秒考え、判明。枝は太いが木全体はさほど大きいわけでもないので、三人は密集状態。そんな状態でチェーンソー振るったら枝と一緒に同僚の手とか切り落としてしまいそうですなっ。手挽きだったら悪くて一回挽かれるくらいだし加減もできるし。なるほどローテク万歳


 町で見かけたもの。とあるビルに入ったらエレベーターの扉にものすごいジェスチャーで話しかけている男発見。何かこう、芸人つーかゲージンつーか、そんな大声で身振り手振りです。舞台の人かしら。こーゆーのが最近の流行りなんじゃろうかとやや角度を変えて観察。しばらくしてようやく判明した。胸元に首下げストラップにぶら下がったケータイ電話。そっからヘッドセットに伸びるコード。なるほろ、電話かけてたんですな、納得。でもあれエレベーターで降りてきて、ドア開いた途端目の前でアレやられたらむちゃくちゃコワイと思うぞ。


 隣町で見かけたもの。役場のそばに駐車場があるのです。真新しい駐車場で、周囲の道路より少し高い位置にあります。休日だったせいか、オープン前なのか、別の理由があるのか、入り口が封鎖され、札がぶら下がってました。「危ないので入ってはいけません」風で。網の向こうに見えるのは、アスファルトの上に引かれたラインと車止めのみ。何が危ないというのだろう。いや下手に踏み込むとずぶずぶとアスファルトの海に呑み込まれてしまうトラップか。はたまた地下にある秘密施設から隣町特製スーパーロボット(パイロットは公務員)が搬出されるのか(←前回の話を引きずっている)。あるいは地下で行われる秘密儀式の影響をモロにうける場所なのか。ううむ、隣町恐るべし。


 前回猫丸先輩の本を予約した翌日、西尾維新の本が同時発売だったことを知る。またしても図書館に赴きリクエストをする。しかし発注してから回ってくるまでにかなり時間がかかると予測。別の手を打つ。すなわち、文芸部で、西尾維新本を買っている人に新刊情報を垂れ流す一大プロジェクトである。情報を流された方は、新刊のことを知らなかったようで、まあお互いの得になったかと。


 「真・三国無双4猛将伝」を購入。とりあえず今回の目玉は何といってもオープニングムービー。シリーズ中もっとも暑苦しい感じでございます。切り立った崖にかかった橋上で敵兵に囲まれひたすら撃退し続ける呉将凌統。次第に追いつめられあわや、というところで敵の後方からジャンプして出現する呉将甘寧。勢いで橋に刀を叩きつけ、橋真っ二つ。敵兵もろとも落ちる凌統。手を伸ばし、ファイト一発な状態で落ちていく二人。刀を崖壁にこすりつけるようにしてブレーキをかける甘寧。速度が緩んだところで間に落ちてきた敵を迎撃しちゃったため、手をさしのべたままひとりで落ちていく凌統。甘寧。垂直の崖を駆け下りて凌統を追っかけます。屋手を伸ばしてジャンプ。近付いた途端無双乱舞が発動した状態というか、引き合ってるというか、ドラゴンボールというか。エネルギーの塊のようになって地面に激突。地面をえぐり、壁をえぐっていく二人。こんな感じです。武将がこの二人しか出てこないのも何だかなあ。ツッコミどころ満載でありました。


 ともあれ今回から加わった立志モードを試すことに。オリジナルの武将を作って、無双武将の部下になり、出世していくモードです。さあてと、早速奉先様のところへ、と。って、呂布いねえっ。魏呉蜀しか選べません。くっすん。最初はむちゃくちゃ弱い状態でして、デフォルトだと、「無双」やった人に分かる表現をすれば。攻撃は二段まで。無双が使えない。チャージもなし。馬にも乗れず。パワーアップもなし。やってると初期状態から無双が使える無双武将たちがいかに化け物か分かりますなあ。功績をあげていくと上官がホメてくれたり、武器くれたり、スキルを教えてくれたりします。誰が上官になってるかで台詞とかもらえるものが違ってきますから楽しいです。8ステージクリアしたらエディット武将として登録されます。もっとも、魏呉蜀のシナリオがメインで、上官が変わっても展開がほとんど同じなんで、延々とやってるとやや飽きが来ますか。もうちょっとステージ数を多めにするか、分岐やパターンを増やすかしたらよかったでしょうか。もうちっと練り込んだら「Empires」のように単品で売れるようになるかも。ただ現状では他のモードとの連携が悪い(4のオリジナルシナリオでは使えないとか育てたスキル等は引き継がれないとか)ので単品では難しいでしょう。まあ「無双」システムを使っていろんなゲームを作るのはいいですけど、それだけじゃただの福袋になっちゃうよなあ。まあ飽きたら次々と他のモードやって気分を変えればいいんですけどね。まあ軽く値段の分は楽しめますわな。


 とゆーわけで、今回はしばらく前の台風の余波食らっていろいろ忙しいのでこのくらいで。短くてごめんね。







 購入した本:
  小林めぐみ『食卓にビールを4』、淡路帆希『紅牙のルビーウルフ』、大楽絢太『七人の武器屋』、瀬尾つかさ『琥珀の心臓』


 読了した本:
  いとうせいこう『職人ワザ!』、北野勇作『空獏』、小林めぐみ『食卓にビールを』『食卓にビールを2』『食卓にビールを3』『食卓にビールを4』、木村航『帰ってきた、ぺとぺとさん1』、七飯宏隆『座敷童にできるコト2』



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