下旬。
朝起きると、
バッテリーが切れてました、人間としての……ではなく、原付ですよもちろん。出かけようとしてたんですが、しょうがなく、タイミング良くやってきたバスに乗ることに。途中、いつもの花屋の横を通ったんですが、立て看板がビミョーに変わってました。「かわいいクリスマス雑貨入荷しました」ってあら? 前回アルファベット表記のことをネタにした直後これですかい。
やっぱり見張られてる? 信号停車中、その看板が横にあったので観察を続けていてさらなる発見。看板の上に、茶店にあるような大きな傘(というかパラソル)が広がっていて、そこにワイヤーでアルファベットがぶらさがっているのです。前回のカボチャアクセサリーみたいなもんですな。ええと、「C」「H」「R」「I」「T」「M」「A」「S」……ん?
今度はSがひとつ足りねーっ。何でそうネタを提供したがるのかこの店は。
そのバスでは、私一番前の席に座っておったのです。で途中でふと気づいたことがある。
運転手がアヤシイ。きっかけは、妙なノイズであった。運転手ってマイクつけてますよね。あれで何か音拾ってるわけです。どうも運転手が独り言をいってるっぽい。何いってるかわ分からないが、唇が動いてます。そこら辺から観察を開始してるのですが、そうですな、外見から。お笑いの
インパルスの細い方をベースに、アンジャッシュのMの方をミックスブレンドしたような顔です。それだけでしごくアヤシイのですがね。そのうち手を動かしだした。前を行く同会社のバスと無線で連絡してるのかと思うくらい語ってるっぽい。時折笑ってます。談笑ってやつです。渋滞で停まっていると突然後部カメラのモニターのスイッチを入れ、数秒間入れたり切ったり。他にもワイパーに語りかけたり、料金箱に手話付きでトーク+笑いかけたり。ううむ、どこの電波を受けてるんだろう。いろいろと問題あると思いますが、
最大の問題は、これが私の乗ってるバスの運転手だということですかね。バス停に到着するやいなや(あずすーんあず)、私はとっとと降りて逃げるように去りました。
翌日、やっぱり私はバスに乗って移動していたのです。同じく一番前の席。今度の運転手は劇団ひとりをパンチパーマにしてヤクザグラサンをかけたような感じ。まあ穏当に運転してくれてたんですが、何かの拍子に私がふと顔をあげたのです。バスとすれ違うところでした。グラサン運転士は軽く片手を挙げて挨拶してます。前日の運転士が幼稚園の送迎バスにまで挨拶してたのとはちょっと違うよなあと思った途端、もう一台のバスとすれ違いました。そこには
満面の笑みでペンライト振るような手の動きで挨拶をする、どっかで見たような、例えるならインパルスの細い方をベースに……(以下略)な運転士の姿が。ふ、二日連続ですか。
そろそろ立ち読み専用指定から一年経つので、キ/クニヤに本を買ってみようかと行ってみた。てか、結構マイナーな本が、そこにあると確認できたからでもあるが。で新刊コーナーに行ってみた。……ない。じゃあということでその本が属するであろうコーナーに行ってみた。前巻発見。で最新は……ない。やむなく、検索してみた。……ある、ことになっている。もっぺん検索レシートの地図に従って探してみたが見つからず、新刊ラックも覗いたが発見できず、歯を食いしばるようにして店員に尋ねた。店員が探したら、すぐに見つかった。申し訳ない。
前巻があるところでも新刊コーナーでも地図の場所でもなく、まったく違うコーナーの既刊棚に突っ込まれてるとは思いもしませんでした。がくがくしながらレジに行き、精算する。すると、店員が私をじっと見て、何やら取り出した。「
秋のファッションコンテストをただいま実施しております。よろしかったらどうぞ」キ/クニヤにサンダル履き、着古したTシャツでやってくるような人間にファッションを求めてどうしようというのか。なんかどっと疲れましたよ、私は。
原付でいつもの花屋のところを通る。曲がろうとしたら横断歩道を小学生くらいの女の子が渡ってきたので、停車。女の子も立ち止まったが、私がにこやかに促すとぺこりとお辞儀をして渡っていった。うんうん、こうお礼をされると気分がよい。
頭にドデカいかぼちゃバルーンを捧げ持ったままというのはちょっと非日常のかほりですが。ちなみに少女の父親と祖父らしき二人組が渡ってきて、そちらにも先を譲ってあげるとお辞儀をされた。こちらは袋にカボチャグッズをぶらさげていた。もちろん、出所は、花屋であろう。てか
クリスマス雑貨とかいいつつも窓から見えるのみんなカボチャなんですけど。
文芸部の卒業生の方(専業主婦系人妻)とメールのやり取りをしていて、いきなり電話がかかってくる。で、延々子育てとダンナへのグチを聞かされる。今年、4回目。まあそりゃ
ここ一年の平均睡眠時間がナポレオン並というのは尋常じゃないしね。もうすぐ二歳になる娘の夜泣きが激しくてまったく眠れないとか。ある一日のスケジュールを見せてもらったら、夜泣き回数11回、すべて授乳付き。これで少ない方とかいわれるわけで。そんで体力が激減していて、子どもの予防接種に行って、自分がウィルスに感染してぶっ倒れたとか、つまずいた拍子に足骨折して、治りかけた頃に子どもの攻撃で骨折が悪化したとか。ダンナはダンナで友達付き合いとかサッカーばっかりでかまってくれないとか。
そりゃねえ、奥さん、ダンナが悪いよ、と思わずみのもんたしたくなるような状況ではあるが。あるいは、
「あんた死ぬわよ」と細木数子風にいいたくなったりもしたり。だいたい「歯が生えてくるとねえ、乳首を噛み切らせそうになると」とか「一時は一日にリッター単位で母乳が出過ぎて栄養失調になりかかった」とかやけに生々しい話をされても反応に困るのだけれど。ううむ、私って昔からこういうグチの聞き役だなあ、と思ったり。
とりあえずこれ以上修理するところはいくらなんでもないだろうというくらいあちこちいじり倒した原付で本屋を回る。おう、恩田陸の新刊が出てるじゃないですが、しかも上下。見た途端、図書館にリクエスト予約かますことを算段。しかし市立図書館は上下同時の取り置きがしてもらえないのです(分館は頼み込めば融通してもらえるときもある)。しかも恩田陸だしなあ。予約結構入りそうだし。と思いつつ、巡回ルートから隣町図書館へ。途中いつもの駐車場を通りかかる。うむ、車がいっぱい停まっていて偽装工作もばっちりです。でここで恩田陸の予約をしようと考える。隣町図書館なら入荷が早いだろうし、上下取り置きもしてくれるやもしれん。リクエスト用紙に書き込み、カウンターへ。「出たばっかりなんですけど」と申し出ると、職員さんはこともなげに「
ああこれでしたら来週あたり入りますよ」ぐはっ。
さすがです、隣町図書館万歳。「じゃあリクエストから予約に切り替えておきますね」上下同時も可能の模様。いや実に素晴らしい。
ゲーム「ワンダと巨像」を購入。しばらくやってみて、見事にハマった。いやこれ楽しい。とりあえず暫定個人的今年のベスト1。「ICO」のスタッフが作ったゲームだといえば、雰囲気のよさが分かってもらえるだろうか。ストーリーの紹介。馬に乗った少年が禁断の神殿に辿り着く。死んだ少女をそこに安置し、神に生き返らせてくれるよう祈る。んで響き渡る声。こんな内容「ここにある偶像をすべて破壊すればOKぢゃ」おうやったろうやないけ、と踏み出し掛けると神様続けます。「
人間ごときでは傷ひとつつけられんがのう」ちょっと待て神様。「この禁断の地に偶像と対になる巨像がおる。それ見つけ出して壊せるなら、偶像も破壊されよう」そんなこんなで神様が示す偶像と対になる巨像を一体一体倒す羽目になる少年であった。
この作品のキモのひとつは、通常のゲームで起こりうるザコとの戦闘が一切ないこと。サイクルとしては、巨像の探索→巨像と遭遇→巨像と戦闘→神殿に強制送還→巨像のヒントの繰り返し。
感覚的にはひたすらボス戦でございます。巨像は不思議物質でできてる(
中には変なものが詰まってる)ので通常の手段ではやっぱり傷ひとつつきません。ただそれぞれに急所があってそこをグサグサ剣で刺すとダメージが通ります。で一番の問題は、巨像がデカいこと。
そりゃもうかつてゲームで見たことのない迫力ですわ。何しろ、第一の巨像ミノ吉(仮称)を人間サイズに例えるなら、
主人公足首辺りまでしかありません。そんで少年は巨像にへばりついてえっちらおっちら登るわけですよ。主人公には腕力メーターというか我慢メーターがあって、しがみついてると徐々にそれが減少し、0になると落ちます。だから一気に巨像の急所に到達できない場合(ほとんどがそう)、巨像のどっかで休むことが必要になります。つまり、ただ殴ればいいだけでなく、巨像の弱点を見つける、そこまでの登攀ルートを考える、登るために必要なことを考える、という三つが必要になります。巨像は一体一体急所、体型、いる場所(戦闘する場所)等が異なるため、バリエーションが楽しめます。
現在ミノ吉、ウッシー、巨神兵、骨ガイガン、尾長ラドン(すべて仮称)を撃破したところですが、記録は4時間半、実際はミノ吉戦を何度かクリアできずに最初からやり直してるので、一体あたり1時間くらいやってます。登攀ルートとコツさえ分かれば結構あっさりやれるんですがね。でも考えるのが楽しいのです。神殿で見た偶像が少なくとも16体あり、しかも一度倒した巨像も残骸の前でボタンを押すと回想モードと称して、再び戦うことも可能です。回想モードは色あせた表示になり、ところどころ古い映画かテレビのようなノイズが走っていい雰囲気です。存分に楽しめます。
第一の巨像ミノ吉(仮称)戦を例にとって実際の戦闘を描写してみます。
以下ネタバレなんで、イヤな人とか興味ない人は○○○の間をすっ飛ばしてください。
○ ○ ○ ○ ○ ○
ミノ吉はミノタウロス型で、主人公が地面から攻撃するとすべて蹄にはじき返されます。ミノ吉が動くたびに地面が揺れ、木が揺れ、上空で鳥が飛び回ります。いい感じにコントローラーの振動が入り、すごい迫力でございます。ミノ吉が接触すると木が倒れ、しかもその木がやっかいな障害物になったりもします。ミノ吉の急所はマニュアルにもしっかり出てますが、頭頂部。てことはそこまで登らなければならないわけです。腰の後ろにベルトポーチのようにひとつ、その上に二つ、逆三角形を描くように
バルコニーが張り出してます。
イキモノじゃなくてビミョーに人工物っぽいですな。当面ここに這い上がるのを目指すことに。てかそこで休むのですごーごー。といってもその方法がさっぱり分からない。右足のふくらはぎに狙いをつけているのですが、なかなかしがみつくことができません。しばらく足下をうろついては、振動でがくがくになり、蹄に蹴飛ばされて大ダメージ、離れたら棍棒がこりゃいくらなんでも届かないだろうという距離から振り下ろされ、直撃食らってしばらく動けなくなったり。体力は何もせずに休んでると回復していきますから、安全圏の岩陰に隠れて休憩。この岩のそばに倒れる木があって、ミノ吉を近づけすぎると、木が倒れ、次から避難場所に駆け込むのが面倒になったりもします。戦闘が始まってもたもたしてると神様のアドバイスが聞こえてきます。「足をやって新しい道を切り開くのぢゃっ」
分かっとるわー、そんなこと。往々にして神の声というのはこんなもんですな。やがて修業の甲斐あって右のふくらはぎにある毛にしがみつくのに成功。すると「剣で刺す方法」のアドバイスが聞こえてくる。このタイミングで出てきたということは刺せということか。と思いつつも、どうにか上に上がろうとするが果たせず。太股のに巻かれたガーダーに遮られます。ガーダーには上下の出っ張りがあり、下には届いても、上に届かない(結果登れない)。こりゃどうしたものか。
毛の中にプチ急所があることに気づくまでにさらにかかり、こに剣を突き刺すとダメージはほとんど通らないものの、ミノ吉がわずかに膝を落とします。つまりふくらはぎと腿の距離が近くなるわけで。よっしゃこれだとガッツポーズをして挑むも、ジャンプするタイミングがつかめずに何度となく転がり落ちて、蹄にかけられ大ダメージという展開。だいたいしがみついただけで猛烈に足振って落とそうとしてくるのですよ。
片手でつかまったまま右に左に振り回される主人公(振動付き)。もっとも、ミノ吉は他の巨像に比べたらまだマシだと後に判明するんですがね。
でもこの延々失敗しながらも考えたり動いたりしてるのが楽しいのです。そのうちにひょいと腿に飛びつき成功し、するするとベルト付近まで到着。そこからベランダに移り、ようやく一休み。休憩して腕力メーター回復を目論みます。が、ぼけーっとしてたらミノ吉の動きについていけずベランダから転がり落ちかけ、あやうく縁にとっつかまる。ふい〜。そのまま一気に上のベランダに移動、さらに背中毛を伝って肩へ登る。すると景色一変です。
うわー、すげえ気持ちええ。なんちゅうか、
「獲ったどー!」とまだミノ吉倒してもいないのに叫びたくなります。下でもたもたしてるのも楽しかったし、登るのも面白いし、考えるのも心地よかった、でもこの爽快感はスゴいでございます。苦労して山の頂上にたどり着いた感覚は、そこらのゲームでは表現できません。
感動にひたってると、ミノ吉の動きに吹っ飛びそうになったり。今度は毛を伝いつつ、最新の注意を払って行動です。目指すは頭頂部。急所は剣持って近付くと光って紋章のようなものが浮かび上がるのですが、
場所が場所だけに何やらハゲてるみたい。で場所が場所だけに物凄く動きが激しいのですわ。首を振って抵抗する隙を見て、どうにか急所へぐっさり。剣を引き抜くと、
往年のブッチャーを思わせる大出血。つか出てるのは血じゃなくて、中に詰まってる「影」ですがね。とにかく噴水のように出る。ぐさぐさやってるうちに手の力が緩み、頭部から吹っ飛ばされて地面に落ちる主人公。ぐう。蹄にかけられてダメージ食らってもまたハゲ目指してレッツトライ。
やがて巨像の体力メーターが0になり、崩れ落ちるミノ吉。先程までの爽快感とは異なり、どこか切ない感じがします。実際他の巨像のときも倒した直後にテンションがめちゃめちゃ下がります。で神殿に戻って死んだままの少女を見て、偶像が壊れるシーンを見て、次の相手が示され、そこに向かってキレいな世界を突き進んでいくうちに徐々にテンションが上がっていき、巨像のいるエリアに入って、ちょっとしたアクションをこなし、巨像と対面する辺りではテンションがかなり高まっている、というサイクルになっております。なんちゅーか、やってることはシンプルなんですが、まったく飽きません。
しかも登攀ルート、他にもいろいろあるんですよ。背中じゃなくて胸からも回れそうだし、プチ急所突かなくても、歩いてる最中膝曲げた瞬間を狙って腿に飛びつくことも可能。さらに足からじゃなくて、棍棒が地面すれすれまで下がったときにそこへ飛びついて腕を登っていくルートもあります(←かなりしんどい)。ミノ吉戦では愛馬を伴えませんでしたが、そうじゃない巨像ステージもあって、そんときには走る馬の上に立つ曲乗りから巨像に飛びつくというプレイも可能です。失敗もありますが。私のやらかした失敗はふくらはぎから腿に飛びつこうとして
モロに股間の毛につかまってしまい、しかもそっから動けなくなって、こりゃいったいどうしたものかという状態になったことですか。結局腕力メーターが尽きて落ちましたが。まあこうした笑えることもありましたが、様々な攻略を考えるだけでもわくわくしてきます。
ホメるばかりではアレなんで、あえて難点を挙げれば、時折カメラワークが悪くて、主人公の周囲が見えにくいこと、両足が地面などに着いている状態ではしがみつきができない(そのボタンを押すとしゃがんじゃう)ので、一瞬でもジャンプしないといけないこと。後者は巨像の上にいるときは結構コワい。浮かんだ瞬間吹っ飛んでることもあるんで。そのくらいですかね。あとストーリーとか謎解きとかそういったものがほとんどなく、BGMも戦闘以外はほとんどなく、色合いもかなり暗めな場所が多い。メインが巨像との戦闘だけといった感じなので、脳内補完とかできない人にはキツいかもしれん。
でも総合的に見て、私にとっては、こりゃ久方ぶりに誰彼なく勧めたいゲームですよ。てか、雑誌で見ても言葉で聞いても、巨像が動くとこ見ないとうまいこと伝わらないですな。去年ハマった「塊魂」とか、昔ハマった「パラッパラッパー」なんかと同じ。てことで、プレイ録画して、焼いて、布教用ディスクを製作することに。何といっても私は某放送局でアルバイトした経験もあります。
ウド鈴木にマイクを渡した人ですよ? って雑用とか音響とかだったような気もしますが。まあ
撮影プランを練りましょう。とりあえず戦闘入れたいよなあ。ネタバレ覚悟で。となればミノ吉に蹴られるシーン、ミノ吉棍棒が遠くから振り下ろされるシーン、木が揺れるシーンも欲しい。と思いつつ録画プレイ。パソの録画開始がはっきりしないので、多少冒頭でもたついたが、とりあえず行動開始。愛馬アグロを呼び、騎乗。うむ、剣に光を当てて巨像の場所を示す動作をまず入れる。で移動。こっそりと立ち乗りしてみたり。ミノ吉戦が始まったら後ろから追いかけてって、とりあえず
蹄に斬りかかって弾き返されようと思ったが、三度も空振りした時点で諦め、カメラを操作して、ゆっくり振り返るミノ吉を画面へ。そっから離れてミノ吉の正面に。
ミノ吉の棍棒アタックを華麗に避けようと思ったが、目測を誤りどかんと一発。まあ真芯を食らってたら体力半分持っていかれてしばらく動けなくなるところでしたが、そこまで行かず。結果オーライです。そのままミノ吉を振り向き振り向き避難場所へ。岩陰からミノ吉が少し見えるくらいの位置をキープして、体力回復と同時に木が震えるシーンを撮影。ミノ吉がゆっくりと向きを変えた途端、飛び出して、本気で倒しにかかる。ふくらはぎに飛びついて振り回されながらもプチ急所に一撃、一度くらい失敗してもいいかなと思ったがあっさり腿にひっつく。そのままするすると腰のベランダへ上がって、
休憩してる最中にベランダから転がり落ちそうになる。危ういところで踏みとどまり、上のベランダへ移動。腕力メーターが減ってないのを確認して一気に延髄まで。さらに頭頂部へ攻撃開始。ところが予想以上に攻撃がキマりすぎて、あっさり倒せそうになり、こりゃ
一回離脱した方がいいかもねと思って立ち上がった途端、背中へ転がり落ちそうになった。そっからへっぴり腰で頭頂部へ再度移動し、カメラワークがいい感じになるのを待ってぐっさりトドメ。
録画を見たら、スッ転ぶシーンとかもわりによく出来てるし、カメラワークもいい感じです。ただ、やっぱり
バイブがないんで、迫力半減ですか。動画で「ワンダ」見られた方は、
脳内ブーストで迫力を200%にしといて下さい。いやマジで。
○ ○ ○ ○ ○ ○
てことで、多分「ワンダと巨像」が示す静かな世界観や戦闘ピンポイントなゲームには賛否両論あるんでしょうが、私は好きです。例えば「ウィザードリィ」のようなものが好きになれるかどうかというのに似てるんじゃないですかね。戦闘して宝獲って街帰ってレベルアップして、戦闘しての繰り返しでストーリーなんてほとんどないのに、ハマる人だっていっぱいいるわけです。あと攻略手段を自分で考えてる時間も楽しいってのも似てるかもよ。さくさくプレイするのが好きな人には分かりづらいかもしれませんがね、
攻略本とか見ない方が絶対楽しめると思います。あまり好きになれない人でも、巨像との戦闘は一見の価値はあるんじゃないかと思いますです。前作「ICO」が少女と手を取り合って逃げるゲームで、
宮崎アニメみたいだと思いましたが、「ワンダ」も宮崎の冒険アニメみたいな感じを受けました。もっとも、
ルパンとかコナンとかじゃないんで、勢いに任せて巨像に駆け上ったりはできませんが。こないだCMを見た熊大文芸部の人に、「切なそうなゲームですね」といわれましたが、5体目の尾長ラドン倒した辺りまでで、そんな要素あんましないです。唯一、巨像が崩れ落ちるシーンがちょっと切ないですか。
ラピュタが天に昇ってくみたいな。うんええ話や。
以上、今回の「ワンダ」話終了。また次回やるような気もしますが。
話変わって、こないだ東国にいる研究室の卒業生の方(OL系人妻)からメールをいただいた。私の文章を読んでいただいているのだけれど、それをダンナさんがご覧になられたらしい。以下メールから一部修正して引用。
>「これ書いている人の文って
あの人の文章に似てるよね・・。」
>彼は推理小説しか読まないので、
> へ〜天野さんもそっち系の誰かに影響受けたのかな〜などと思いつつ、
>「誰?十角館の人とかじゃないよね?」と尋ねたところ。
>「
さかたぷろ」と自信ありげ。
>・・・→サカタプロ?ギリシア人かなにか?
>・・・→さかたプロ?そんな称号ついた作家いたっけ?
>・・・→坂田プロって、
ゴルフのレッスンプロじゃんっ。
>ゴルファーの文章なんか知るかっつーの。
>(マジで「さかたぷろ」が「坂田プロ」を導きだすのに上記の展開3段階必要でした。)
うむ、
やっぱり見る人は見てるのでございますね。うむうむ坂田プロです。
……私も知りませんが。ということで笑わせてもらいました。
あと最近は後輩から紹介された「サムライ7」というアニメをDVDで観とります。黒澤の「七人の侍」を原作にしてるんですが、
オープニングからロボットです。三船が扮していた
菊千代もポンコツマシーンな感じで興奮すると蒸気噴いたり。まあ「七人の侍」を西部劇にしてもいいんなら、こういうのもアリかな、と。個人的にはこーゆーの楽しくてちょこちょこレンタルしてきては観てるところ。そのうち見終わったらまとめて感想とか書くかも。
最近
下界は寒くなってきたようです。祖母などコタツを出す算段をしておりましたが、
私の部屋では何故か扇風機が回っていたり。このギャップのおかげで外出すると凍えそうになるんですが。ううむ、どうしたものか。
購入した本:
矢野俊策/F.E.A.R.『残酷な人形』、ロバート・J・ソウヤー『ハイブリッド』、チャールズ・シェフィールド『太陽レンズの彼方へ』、大森望『現代SF1500冊回天編1996〜2005』、F・ポール・ウィルスン『始末屋ジャック 幽霊屋敷の秘密(上・下)』、三浦勇雄『クリスマス上等。』、水野良『新ロードス島戦記5』、宮崎柊羽『神様ゲーム2』
読了した本:
斉藤惇夫『冒険者たち』、竹内真『カレーライフ』、矢野俊策/F.E.A.R.『偽りの仮面』『残酷な人形』、荻原規子『空色勾玉』、渡辺誠『刀と真剣勝負』