2005年11月。


下旬。


 いつもの花屋を観察。立て看板が変化。ほう。「CHRISMASイルミネーション入荷しました」とある。その上でワイヤーに吊された「CHRITMAS」の文字が揺れているわけで。どちらもスペルミスなのがにんともかんとも


 ゲーム雑誌を立ち読みしていて、ある程度予想していた記事を発見。「戦国無双2」発売決定ですよ。今回は立花家のヨメとか風魔小太郎とかが新キャラになるそうな。で安土から関ヶ原の流れが中心みたいなことが書いてあったので、こりゃ「猛将伝」でお気に入りだったマロ(今川義元)は出ないかも。代わりに家康や石田三成が使用キャラになるっぽい。キャラCG見て、お市の方はやっぱり剣玉の人であるが、お市と伊達政宗が頭身アップして多少成長したようですな。どうなることやら。


 というような記事を通り過ぎてぱらぱら読んでいると、今度こそホントに驚いた。「ファミ通」で夢枕獏が連載始めましたよ、お客さん! しかも「大帝の剣」の続き。でも見開き二ページしかなくて、しかも夢枕文体なので、新聞小説みたいな状態です。終わるんでしょうか。


 「ソウルキャリバーV」と「SSX ON TOURS」を購入。どっちもあんましやるヒマがないです。「キャリバー」は久々に買った格闘ゲームなのでちょっとやってみました。ヴォルドの変態っぷりは相変わらずです。だいたい格ゲーで通常技がすべて相手に背中向けてるって時点でおかしいです。移動しなければその場ムーンウォーク。投げ技は相手の足にうなぎのようにからみつく、他キャラだったら飛び蹴りになるのにこいつがやると頭から飛び込んで腹這い、上体反らしながら跳ね回るブリッジしたまま相手に突撃するとか。で外見が目と口を革バンドで拘束、ぴっちりボディースーツで腰をくねらせてます。あからさまな変態です。他のキャラではリザードマンが左利きだったり、とナムコファンの常識を踏襲してます。いい感じです。ただ、メモリーカード破壊バグはどうにかしてほしいなあ。怖いですよう。一方「SSX」の方もちょっとしかプレイできず。「3」とは雰囲気ががらっと変わって「クールボーダーズ2」みたいになってますが、これはこれで。滑ったり飛んだりする感覚は変わらず、ものすごく楽しいです。


 本屋に行くと、新書コーナーで西尾維新フェアをやっていた。先日シリーズが完結したところであるから、それに合わせたものだろう。と思いつつ眺めたら、シリーズ完結ブックレットとしおりが無料配布されている。これはもらわねば! と拳を握りしめる私。ブックレットを5冊ほど、さらにしおりを一掴み奪取。それだけ持ち帰るなぞ、シャイで恥ずかしがり屋の私には不可能な所行である。買いそびれていた本を購入し、「これも一緒に入れてもらえますか」とレジで差し出す。後日文芸部で西尾ファンたちにブックレットやしおりを分けて喜ばれる。うむ。がここでしおりに別バージョンがあるかもという指摘がなされる。もしかしたらと帰りに別の本屋に立ち寄ったら、ホントにあったよ別バージョンしおり。そこでブックレット2冊としおり一掴みをゲット。さらに翌日別の本屋に行ったものの、ここにはブックレットの箱とかがなくてがっかり。だがどうにも不審なことに西尾本の帯がキャンペーン用に変わっている。さては、とレジを見れば、ブックレットはなかったが、レジ横にしおりが置いてある。さすがにレジ横のしおりだけ持ってくるという鬼のようなことはできず、別に本を購入。おねーちゃんがレジ売ってる間にこっそり一掴み。お釣りをサイフにいれながら、本のゴムにはさみこむ分厚い束。これで3種類揃いました。しおりはすべてシリーズの表紙絵だったので、全部で9種類くらいあるのか、と推測。ネットで調べてみたら、9種類でございました。しかも一店舗に一種類しか配布されないという陰謀も発覚。つまり自力で全種コンプリートするためには、最低9カ所回らねばならないわけで。とりあえず西尾ファンの後輩と集めた分をトレカのように交換する同盟を結んで保険をかけ、翌日も一種類新たに入手です。ここは新書のとこにはブックレットだけあって、しおりはレジ横のしおり束からさらに奥にありました。最初本を買いながらしおり束を延々探っていたのですが、精算をすませた後も探索を続け、ようやく発見。ひとつかみ手に入れたでございます。これで4種類。確率的には4/6です。だんだんキャンペーンやってる本屋とやってない本屋の区別ができてきまして、さらにコツも分かってきました。がんがん回りたいところですが、時間がない。果たしてしおりクエストはうまいことエンディングまで辿り着けるのでありましょうや。


 なんだかやっぱり忙しくて、本読むヒマもあんましないですな、相変わらず。時間も飛びまくり。なのに何やら購入本がたくさんあるのは世界の不思議現象なのでしょうか。まあ半分くらいはネットの古書店でセールやってたんで、それで買ったような記憶がかすかにあるようなないような。


 来月はもうちっと忙しくないといいなあ。







 購入した本:
  安田均原案・秋田みやび著『緋の剣は誰がために』、十月ユウ『その本、持ち出しを禁ず』、ろくごまるに『刃を砕く復讐者(下)』、神林長平『宇宙探査機迷惑一番』、五代ゆう『パラケルススの娘2』、綱島理友『全日本お瑣末探偵団』、森瀬繚『図説クトゥルフ神話』、池宮彰一郎『天下騒乱(上・下)』、松野秋鳴『青葉くんとウチュウ・ジン』、畠中恵『ぬしさまへ』、川端裕人『夏のロケット』『The S.O.U.P.』、北野勇作『人面町四丁目』、殊能将之『黒い仏』、山田風太郎『妖説太閤記(上・下)』『柳生十兵衛死す(上・下)』、フォーサイス『ジャッカルの日』、アイザック・アシモフ編『世界SF大賞傑作選5』、R.ギャレット&V.A.ハイドロン『レイツカールの鋼鉄』


 読了した本:
  山田風太郎『魔界転生(上・下)』、久住四季『トリックスターズL』、米村圭伍『紅無威おとめ組』



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