2006年2月。


上旬。


 某監督のDVDが発売になったので買いに行く。あえてタイトルは挙げないでおくが、そのお店で予約特典をいくつかもらった上に割り引き中だった。予約なんてしてないんだが、ポストカードなどもらったわけで。さらに映画タイトルがこっそり包装紙に入ったチョコレートまでもらった。うむー、コレクターとしては包装紙開けないで取っておくべきかビミョーなところである。だって食い物ですよ? 後日別の店では売り切れ完売だったりしてましたが、私が買ったところではまだ大量に置いてありました。店の問題でしょうか? ってよくよく包装紙見てみたら、タイトルはたしかに小ちゃかったんですが、登場人物の名前がでかでかとついたチョコレートでした。くわー、どうしたもんか。


 家に帰ったら、太巻きと唐揚げが用意されていた。祖母が買ってきたらしい。いわゆる恵方巻きである。母が「恵方巻はどうすればいいか分かるか」と問うてきた。久米田康治の「さよなら絶望先生」で予習済みです、はっはっはっ。「ニューカレドニアの方角へ向いて黙々と食う」でしたか。ちなみに母は「南南東に向かって笑って食う」といってびしっと指さしました。しかも自信満々で方位磁針でたしかめたとかいってます。私はすかさず突っ込みました。「そっちは北北西、なおかつ笑って食うのは間違い」「だって磁石はこっちが北だっていってる」だ・か・ら、南南東は逆方向だってばさ。母上さま〜お元気ですか〜


 ある晩のこと、寝ようかと思って窓を開けた。暖房かけっぱなしだったので空気を入れ換えるのが習慣なんである。私の窓の下は父母の車が停めてあるのだけれど、父の車の屋根に黒いものが載っている。たまに猫がいるからそれかなと思ったが、どうも違う。何故父は車の屋根に空のコーヒーカップを載せているのか? 首をひねりつつ、寒い中外に出てほどよく冷え冷えとなったカップを回収。かつて私の友人は車の上にケータイを忘れ、フツーに走行。三日後無事そのままになってたのを回収したことがあったのを思い出したり。でもコーヒーカップで、なおかつ私の家から出るときにちょっとした段差があるのですよ。いやはや。翌朝問うてみたら、母の仕業だった。状況はこうである。母がコーヒーを飲んでいた→父帰宅→母迎えに出るwithコーヒーカップ→車のとこで父と話す→ぽんと置かれるカップ→そのまま家に入る→忘れ去られるコーヒーカップ。以上。翌朝は雨だったので、放っておいたら雨水をたっぷりたたえたコーヒーカップに変化するところでした。


 不思議に見えることでも理由や経過が分かれば何となくほっとするものである。が、逆にいえば、途中が見えないと何故そんなことになったのか理解に苦しむことにもなるわけで。先日朝っぱらから原付を走らせていたときのこと。前を走る原付が気になって気になって仕方なかった。というのも、原付の荷台部分にハンガーがかかっているのである。それもピンクの針金ハンガーである。ははあ、これは洗濯ものを干してるときにでもハンガーを落としてそれが引っかかったままになってるのに気づかず、家を出てきたおばさんなんだろう。と思ったが、信号停止のときにすぐ後ろから見ていて新たな事実判明。ハンガーがかかってるのは端っこではなく真ん中で、それも下から通さないとかからないような状況である。両翼は二つのウインカーを引っかけ、真ん中にはブレーキランプがある。まさかランプが落ちそうになっててそれをハンガーで吊してるんじゃ? なんてことも実際はないようで、がっちりしっかりブレーキランプもウインカーも固定されているのでした。てなわけで結論、あそこに何か干して、空気乾燥させてるのである、ということでひとつ。などと無理矢理納得させてみたが(してないという説もある)、やっぱり気になるなあ。おばさんと原付とハンガーはそのまま住宅街へと消えていきました。


 最近いろいろとストレスのたまることがあったりしてぐったりである。その解消というわけでもないのだけれど、今回はばかすか本を買う。一度に6000円とか使っちゃう。うーん、すっきり。衝動買いじゃなくて、狙ってた新刊がまとめて出てただけなんですがね。いやはや降れば土砂降りって感じで、本ってまとめて出るよなあ。なんて思ったり。もっともいつ読めるか分かんないような本もあるんですけど。ともあれ好きなだけ本が読める時間がほしいなあと思う今日この頃であります。っていつも思ってるんですけどねえ。


 なんてことをぼやきつつ、「青森ガンパレ」はちまちまやっていたり。それにしてもツッコミどころのあるゲームですなあ。主人公は学兵として通常学校に行ってるわけですが、それにしても何故この学校、大晦日まで授業やってるのか。元旦は休みでしたが、二日から通常授業です。青森じゃこうなんですか? 九州の常識が通用しないとこもやはり日本にはあるわけで、最近北海道のこととか調べていて痛感。あちらは住所体系がそもそも違うようで、番地がない住所がたくさんあります。〜丁目山田太郎みたいな宛先とかフツーに存在してるみたいです。あるいは○○町、○○線奥で住所が終わってるとか。あと昔、北海道の行政単位で「国」があったとか。北海道○○国××郡みたいな感じで今でいう県みたいなもんですかね。江戸時代とかじゃないですよ、明治以降ですからねえ。東京都が昔「府」だったのは知ってます(「東京府東京市○○区」とか)が、北海道おそるべし。なんてことを考えつつ、「青森」をやってたり。そろそろ部隊が最前線に回され始め、「熊本ガンパレ」で手強い敵として出てきてた大型幻獣スキュラ(数キロ先からビーム攻撃)の大群に囲まれて十字砲火受けて死にかけたりしてます。それにしても至近距離からの射撃で命中率がめちゃめちゃ低いのはどーにかならんもんか。うーん、「広島ガンパレ」登場までに一周目終わるんだろうか。


 「戦国無双2」の最新情報を聞いて、これは買わねばと思うわけで。というのも石田三成がキャラに使えるとか、徳川家康や浅井長政が動かせるとかは非常にどうでもよろしい。直江兼続にはちょっぴり心惹かれたが、買う方向に走らせたのは、島津義弘と島左近がキャラになったことでしょう。どっちもパワー系武将の扱いですが、うーん、こいつは楽しみです。とっとと予約しましたが、販売店とかネットでも発売日がえらい違っていて、いつ出るのやら。ポスターで2月発売、ネットで3月発売、ゲーム店では2月下旬説と3月上旬説、ゲーム雑誌では3月第一週に早まったとかありました。はっきりしてくれー。などともだえつつ、最初に予約で到着するのは「ディスガイア2」なのか「戦国無双2」なのはビミョーな感じでどちらも待ち遠しかったり。






 購入した本:
  賀東招二原案/きぬたさとし著『ドラグネット・ミラージュ』、スティーヴン・ブルースト『勇猛なるジャレグ』、櫂末高彰『学校の階段』、六塚光『タマラセ ボンクラたちのララバイ』、東亮太『マキゾエホリック』、矢治哲典『ワンダフル・ワンダリング・サーガ』、マーセデス・ラッキー『失われし一族(上・下)』、田口仙年堂『コッペとBB団 その2』、小川一水『ファイナルシーカー』、SFマガジン編集部編『SFが読みたい! 2006年版』、三雲岳斗『アスラクライン3』、小河正岳『お留守バンシー』、来楽零『哀しみキメラ』、支倉凍砂『狼と香辛料』、杉井光『火目の巫女』、栗本薫『ボルボロスの追跡』、中井紀夫『いまだ生まれぬものの伝説』


 読了した本:
  ローラ・ヒレンブランド『シービスケット』、金原瑞人『翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった』、田口仙年堂『コッペとBB団 その1』『コッペとBB団 その2』、ブライアン・ラムレイ『タイタス・クロウの事件簿』、米澤穂信『春期限定いちごタルト事件』、六塚光『タマラセ ボンクラたちのララバイ



←少し過去へ    少し未来へ→

 戻る