2006年2月。


下旬。


 そろそろ卒業シーズンというか年度が変わるというのか。こーゆー時期に企業で研修受けたりバイトしたりしてる人たちもいるわけですよ。先日、本屋に行ったときのこと。まあ会員証なんてもんがあって、それを使うとポイントが溜まっていったりする本屋なのです。ちなみにビデオとかのレンタルもしてますが、店名はあえて伏せます。んでそこでいかにも慣れてない感じのにーちゃんがレジをしていたのです。私は2500円分くらいの本を持ってレジに。会員証を差し出しながら「カバーお願いします」といつもの台詞でございます。会員カードを機械に通したにーちゃん、私にそれを差し出しおもむろに曰く「会員の方(ほう)、お返しします」って違うだろーが。会員を返してどうしようというのか? 多分本来は「カードの方、お返しします」なんだろうが、まあ「方」の使い方もどうかという話もあるでしょうがそれはそれとして。さらににーちゃんはぎこちない動きでカバーをもたもた巻き始める。時間はかかるわカバーは曲がるはだぶだぶだわ、どうしたもんか。前に研修してたにーちゃんはみるみるスキルアップしていったが、この挙動不審者的動きを見せるにーちゃんは大丈夫だろうか。たまたま千円札等の持ち合わせがなかったので、一万円出したところ、カバー巻きが終わったにーちゃんはこうのたまった。「1000円お預かりします」ってケタが違うーっ! んで、レジに表示されたお釣りの金額はちゃんと合ってたり。だ、大丈夫なのかおい、いろいろと。会計が終わったら、にーちゃん、さらに大きめ10冊は行けます的手提げ式ビニール袋に三冊くらいを放り込む。って何故本の背を上にして入れる?袋ぶら下げたら、明らかにスペースに余裕があるんだから自重で曲がる可能性があるっしょーに。などと思いつつ、店外に出てすぐ本の向きを変える私。うーん。


 先月くらいから長らく使っていた目覚まし時計の調子が悪い。ふと気が付くと15分遅れてるのである。電池はこないだ替えたよーな記憶がある。とりあえず時刻を合わせてしばらく観察。しかし見ていると水はなかなか沸騰しないもので、時計は遅れないのである。が、ちょっと見てないと、律儀に15分遅れておる。こりゃあどうしたものか。まあ、私は元々体内目覚ましがあるので、目覚まし時計に負けた記憶がほとんどない。だいたいセットした5分前に自動的に目覚めすシステムなんである。が起きた後で時計がいつの間にか15分遅れているとなれば話は違ってくる。15分怠慢が何度か重なったので(電池組み込み直したが効果なし)、近くの量販店で時計コーナーなどに寄ってみる。んで1000円くらいのを購入。で調子の悪かった方は、定位置から少しズラしたところに置いてみたり。ところがこれが失敗。ステレオで秒針の音が聞こえます。しかも毎晩慣れてくると、音のビミョーなズレが変わってくるのが分かるんですわ。うーん。メンドーなのでそのまま放置することに。で、こりはどうしたことか。その後、怠慢時計は一度も15分遅れることもなく、いまだステレオで秒針の音を刻んでいるのです。ううむ不思議不思議。


 時間見つけてちまちま「青森ガンパレ」やっておったところ、「ディスガイア2」が届いた。その翌日、「戦国無双2」が到着。くわー、いったいどーすりゃええねん!? と思いつつ、いろいろプレイしてみる。とりあえず両方ともアタリのようでございます。


 「ディスガイア2」の方は、基本的なところは前作と変わらず、それでいていろいろと細かいところに追加要素があったりして、渾然一体よくバランスが取れています。去年出た「ファントム・キングダム」が詰め込みすぎてバランスが悪くなっていたのでどーなるかと思いましたが、まず安心。オープニングのBGMも変わってなくて、どこかしんみりした懐かしさがあったり。やりこみゲームなので、もうちょっとプレイしてから突っ込んだ感想を書きましょうかね。


 もう一方の「戦国無双2」ですが、前作とはまるで違ったものになった感触です。墨絵というか薄暗い印象があった「1」に比べると画面が明るく、敵がわらわらと出てきて、殴り倒していく爽快感はむしろ「三國無双」に近くなってますな。野戦と切り離されてウザいだけだった城内戦は今回シームレスとなり、自由に出たり入ったりもできるし、いい感じです。「1」では延々続くミッションによる戦況の枝分かれを楽しむところがありましたが、今回そーゆー要素が薄れ、ミッションは出るんですが条件を満たすとお金が手に入る形になりました。全体的にバランスはよくなったのですが、敵武将のガードが異様にカタいのと、こちらが出す奥義をあっさり緊急回避しまくるのはどうかと。キャラクターに関しては、事前情報を大して持っていなかったので(島津義弘と島左近とか風魔小太郎などが出るのは知っていた)、説明書に宮本武蔵が出ててびっくり。当然のように佐々木小次郎がいるんですが、自キャラとしては使えないし、ナルシーないかれにーちゃんキャラ(「殺しちゃうよ〜」とかいってる)はどうしたものか。何か足りないなーとか思っていたら、「やっぱりマロいないじゃん!」何かそれっぽい話を聞いたような気もするんですが、前作「猛将伝」で結構お気に入りだった今川義元がいません。時代が関ヶ原よりだから仕方ないことなのかもしれませんが。あとひとつ、直江兼続が使用できるんですが、どうも直江っちの兜に愛が足りません。ご存じの方もいらっしゃるでしょうが、直江の鍬形はどでかい愛の文字なんですな。それが烏帽子みたいになってます。ううむ、と唸ったら、背中に「愛」一文字背負ってますぞ。直江と一緒にいる上杉謙信の背中に「毘」があるんで、並んで走ってるとなかなかかっちょええ。他にはマイナー系キャラとして立花のギンちゃんがいたり。立花道雪の娘ですな。それにしても、ギンちゃん出すくらいなら、立花道雪やダンナの立花宗茂の方がいいような気がするのは私だけか。また前作にいた「くのいち」は消え、どうやら「ねね」に変化した模様。「うちの人はやらせない」とかいって、なんか分身しますよねね、二段ジャンプしますよ北の政所とやや首を傾げる向きも。浅井長政とかパツキンにーちゃんだし、風魔小太郎とか手が伸びるし。


 キャラ見てて楽しいのはいいんですが、味方武将が弱すぎます。あっさり救援要請を出してきます。総大将クラスでもそうなのに、やたらと本陣奇襲がかかるので、油断してると敗北しちゃいます。風魔小太郎シナリオでのこと。赤毛ドレッド顔面入れ墨巨体忍者(しかも腕伸びーる)風魔のシナリオの流れはこの世を混沌状態にしてしまうテロリスト的なもので、1三方ヶ原で徳川家康を破って下僕にし、それを囮にして信玄を倒す、2信長を見物に行き本願寺の援軍に来た毛利を余興として壊滅、一揆勢を壊滅、信長勢までやっちゃう、3天下統一寸前の秀吉に、北条・徳川下僕連合とともに大阪決戦(服部半蔵とどちらが先に秀吉を殺すか、半蔵が勝てば徳川を解放するという賭を行う)、んで秀吉暗殺、4本州に敵なし状態の北条を秩序はいらぬと下僕徳川とともに攻めて北条壊滅。とここまででかなり無茶なんですが、ラストが島津・立花・大友・毛利・豊臣連合を相手にした九州征伐。各地に散った敵どもを退治していった最終局面、撤退させたはずの島津義弘、ギンちゃん、島左近、宮本武蔵、石田三成による本陣奇襲。もう何が起こってるのか分からないような戦闘になっちゃいまして。巻き込まれて家康ボコボコになってるし。ちなみにこのステージでの敗北条件は風魔小太郎の敗走か徳川各武将の敗走なんで、誰が倒れてもゲームオーバーという。こんなステージばかりですわ。まあ楽しいですけどね。こちらもやりこみ系なんで、もう少しプレイしないとちゃんとした判断はできないでしょう。まだほとんどのキャラが出てないし。私が好きな前田慶次とか雑賀孫市もまだ使えないですしね。それにしても、弓等による狙撃がなくなったけれど、孫市はどうなることやら。


 ということで今回はこのくらいで。二月じゃなかったらもうちょっと書けたんでしょうけどねえ。









 購入した本:
  五代ゆう『パラケルススの娘3』、ジョン・ザコーアー&ローレンス・ゲイネム『プルトニウム・ブロンド』、坂木司『青空の卵』、高瀬彼方+黒鉄アクセル『ランブリング・カレイド』


 読了した本:
  矢野俊策・稲葉義明/F.E.A.R.『消え去りし楽園』、梶尾真治『ヤミナベ・ポリスのミイラ男』、森博嗣『100人の森博嗣』、池上永一『ぼくのキャノン』、SFマガジン編集部編『SFが読みたい! 2006年版』、安田均編『ぺらぺらーず漫遊記』、東亮太『マキゾエホリック』



←少し過去へ    少し未来へ→

 戻る