中旬。
そろそろ卒業シーズンというか年度が変わるというのか。こーゆー時期に企業で研修受けたりバイトしたりしてる人たちもいるわけですよ。ってまたしても出だしが同じですかそうですか。てか、三度も続くと予想していた者があろうか(反語表現)。ともあれ、締め切り間際にいつもの本屋に行ったときのこと。
前回、前々回と素晴らしい対応をしてくれたのび太(仮名)のいる店でございます。本を手にしてふとレジを見たら、やつがいる。しかもひとり。腹をくくって、
あるいはネタを求めてのび太のレジへ。カードと本を出しつつ「カバーお願いします」おう、のび太め、今度はカバーを掛ける前にバーコード読み込みましたよ。
ちょっぴり進歩ですか。カバーの巻き方は相変わらずですが。カバー巻いて、お金をレジに放り込もうとして、私は思わず突っ込んだ。「
カード!」さよう、のび太はカードを読み取らせるのを忘れていたのである。どの時点でカードの情報が投入されるか分からないが、レジにお金放り込んでチンとやったらカードのポイントは加算されんじゃろうて。それにしても
同じ間違いはやってないが、毎回違う間違いをするのはどうなののび太? 次回に続く、かもしれん。
とあるコンビニに入ったときのこと。入り口付近に、まあこの店のオススメみたいなものがテーブル設置して置いてあったりするわけである。手書きのボードがついていて、ふと見たら、「
DVのお返しにどうぞ」と見えてしまう。DVって、
ど、どめすちっく・ばいおれんすですか? 置いてある商品は
金属バットとかハンマーとか爆弾仕掛けのオレンジとか、だったら面白いのであるが、お菓子とかが積んである。まあやだ勘違い勘違い。DVじゃなくてVDですな。それにしてもホワイトデーとか書いといてくれれば分かりやすいのになあ。ってアルファベットの略称って見間違えたりしませんか、私だけですかねえ。
見間違いなのかどうか、な話。前回エルリックの新訳を買った話は書いたような気がするが、早川書房の新刊を某キ/クニヤで検索していて気づいた。作者名って、通常、本に載せてある通り入力するもんじゃないかえ? 気になってさらに調べてみた。エルリックの作者名、ことごとく間違ってる。いやそーゆー読み方もできるのはたしかだけれどね。
マイクル・ムアコックの表記で今回新たに発売されてそうプリントされてる作者の本がすべてマイケル・ムアコックで入力してるってのはどうよ? マイクルの方で検索入力するとまったく該当しないのよ、それは
使えない度アップなんじゃあるまいか。あ、ちなみにマイケル・ムアコックと表記されてる本も創元あたりに存在してますけどね。だったら検索機能としてはどっちでもヒットするようにってのがいいと思うんだがいかがなもんか。他にもこーゆー扱いされてる作家いるだろうなあ。
別の本屋に行ったときのこと。その店のベストセラーランキングが新刊コーナーに設置されていて、1から10までコメント付きで並べられている。まあ売れ筋だろうから、本そのものが置いてなかったりすることもあるわけだが。んで、1位2位本の肩の上に、ちょうど三角形を作るように本が一冊あって、それは何かというと、小林泰三の新刊。すなわち、
1位と2位の上に燦然と『脳髄工場』が置いてあるわけで。どういうセンスなのかと思いつつ通り過ぎたり。だってもう買ってるんですもん。
ある日いきなり父母が「ちょっと旅行に行ってくる」とのたまった。聞けば、昨年クリスマス頃、
大雪のせいで中止となった金沢旅行のリベンジだとか。行き先はサド、じゃない佐渡になってましたが。旅立った両親とお友達(前回も一緒に中止になった人たち)だったが、
途端に日本を襲う寒波。何か雪とかいってるしー。祟られてるんじゃないかえ。ともあれ、無事に帰宅したのであるが、私が
おみやげにもらったもの、大阪のたこ焼き。ちょっと待てい、どこに行ったんでしたっけか、父上母上。他に父上が「これが俺たちが採って来たものである」といって取り出したものがある。何か小さなプラビンで、中に水みたいなんが入っていて、ふわりと浮かんで沈む
雲母のようなかけらがいくつか、うむ、金である。なるほど、と頷いて私は正直な感想を述べた。「
おみやげに買ってきた金箔入りのお酒を濾過した方がたくさん採れるのではあるまいか?」父上返して曰く、「
ロマンがここには入っておるのだ」な、なるほど。でそのロマンのかけらはテレビの上に鎮座しているのである。
昨今Winnyによる情報漏洩のニュースが後を絶たない。つーか、よくよく聞いてみると、セキュリティとかの概念がないのか君たちゃあ、といいたくなるような状態なんである。そこまで無防備なんだから、
情報は漏れてるんじゃなくて漏らしてるようなもんだよなあ。ウイルス対策をしてないとか、職務データを私物パソに入れたりとか、民間だったら一気にクビになりかねんよ。たとえば、私の身近では、LANは外部につながっておらず、外部とのメールとか社内メールとかはデータ格納したパソとかから完全に切り離したもので独立してやってるし、LANでも外部媒体を突っ込めるのは管理者が使う特定のパソのみになっている。USBメモリーやCDロムやフロッピーも使えないわけで、データの持ち出しなんてできないし、パソの起動にはパスワードは当然だし、3分でロックがかかるし、パソは鎖とかで固定されてるし、部屋に入るにはパスワードいちいち打ち込まねばならんし、みたいなことをやってるわけよ。機密の高い情報を扱うならこのくらいやって当たり前だと思うがなあ。それに政府がWinnyを使わないようにと呼びかけていたが、まあたしかにそりゃ緊急にやるべきことなんだろうが、そん中でいってたようには
「最善」ではないですわな。最善は、国民のセキュリティ意識を高めることであって、今のままじゃあ、
Winnyが入ってないからいいや、と安心して、別のウィルスにかかって情報漏洩ってのが出てくるに決まっておる。
ちまちま「戦国無双2」をやってたら、何となしに隆慶一郎を読みたくなる。
うっかり手を出して止まらなくなったり。うーん、池宮彰一郎の『島津奔る』とか司馬遼太郎の『尻啖え孫市』とかも読みたいなあ。もっと時間がほしいようおう。
購入した本:
小林泰三『脳髄工場』、雑賀礼史『リアルバウトハイスクール13』、五代ゆう『〈骨牌使い〉の鏡T』、清松みゆき監修/秋田みやび・グループSNE『明かせ! へっぽこ大冒険』
読了した本:
斉藤由多加『ハンバーガーを待つ3分間の値段』、室積光『都立水商!』『ドスコイ警備保障』、来楽零『哀しみキメラ』、支倉凍砂『狼と香辛料』、荻原規子『薄紅天女』、隆慶一郎『影武者徳川家康(上・中)』