下旬。
前回、榊涼介の本を
隣町図書館にリクエストするべえという引きで終わってましたが、翌日行ってきました、隣町へ。やっぱ1冊3000円以上する本だしねえ。榊涼介といえば
「榊ガンパレ」で一部には有名なんであるが、ずいぶん昔こんぷちーくとやらいう雑誌でリプレイやってた人だったような気がするのです。四人くらいのキャラクターで「信長の野望」とかプレイしてそれを連載するやつ。くだんの本は、メディアワークス初期の頃「電撃」の名を冠した雑誌で連載してたもので、一度単行本化されておりまする。てか、私連載読んだことあるし、単行本も読んだような記憶もあるんですけどね。
復刊ドットコムってことで、また読みたくなったりしたわけで。ふらふらと隣町図書館に行って、念のため検索ましーんで探してみますが、ありませぬ。リクエスト用紙にせっせと書き込み、
ふとカウンターを見ると旧支配者様のお姿がっ! いつもはいないのに、
こーゆーときはちゃんといやがり、もといいてくださいます。さすがです。本を何冊か借りた後、おそるおそる「リクエストなんですけど」と紙を出す。受け取った旧支配者様は書名等を一瞥し、にやり。「また微妙なものを」「熊本市立図書館でリクエストしたら拒否られたんですよう、何とかひとつ」しばらく事情を話すと、「復刊ドットコムのやつか。前に個人的に利用したことがあるんだが、冊数が少ないよな。何千部とか限定で復刊させるやつ」
ここぞとばかりにぷっしゅぷっしゅ。「いや、でもキ/クニヤの検索だと在庫少ですけどあるみたいですよ。あとamazonでも新刊で入手可能です」「おう、じゃあ可能性あるな」パソコンをぽちぽち。「これか」リストに出てきてる書名を確認して私は頷いた。「一応、諮ってみることにする」
ははぁ、とひれ伏しそうになる私。ついでに前回飲みに行ったときの話などして、サイトの宣伝もしてみたり。てことで
旧支配者様、本の件よろしくお願いいたしまする。
入荷していただけたら大文字でそのこと書きますですよはい。
フォーサイスの『ジャッカルの日』再読。ううむ面白い。これってやっぱり山田風太郎の(あるいはせがわまさきの)『甲賀忍法帖』に通じる面白さがありますなあ。冒頭で示されているように、暗殺者ジャッカルの仕事は失敗するのが読者には分かっているわけです。標的のドゴールは生き抜いたことが知られているわけですから。山風の方は、将軍位を巡る争いに巻き込まれて伊賀甲賀が代理戦争をするわけですが、二人の候補のうちどちらが将軍になったかはすでに知れているんですよね。いずれも、いかにしてそうなっていくかを楽しむところにポイントのひとつ(あとは純粋にバトルを楽しむというのもある))。そのための伏線としては、ジャッカルを追う側は非常に不利な状況に常に置かれていて、ジャッカルは一歩先を行っている展開が続く。それがひっくり返るところにカタルシスがある。山風の方は、視点の重点を負ける側に置いて展開するところに仕掛けがあったりする。他にもスパイスとして、前者は守備側が国際的に協力をして捜査を進めていく面白さ、後者にはばたばた敵味方が死んでいく中でのロミオとジュリエット的なロマンスのからみでしょうか。とかいってたら、ジャック・ヒギンズ『鷲は舞い降りた』読みたくなっちったよ。……(5分後)……ふぃー、
第七本棚の底から掘り起こしてきました。文庫の「完全版」ふむふむ、ヒトラーの密命を受けてチャーチル誘拐のためにイギリス潜入をする部隊の話ですな。
よし、再読決定。
最近驚いたこと。
「よつばと!」の世界が9月に入った。しかも
新キャラ登場ですよ、結構味のある「ひげもじゃ」でございます。
来月からもう出てないと思いますが。ううむ、8月31日で終了だと思っていたのだけれどなあ。でもまあ、面白いのでよしとする。面白いといわれればよいのである、という意味のことを筒井康隆がいっていた(前回参照)。ってあれば「面白いといわれなければ意味がない」ですかそうですか。ともあれ今後も注目であります。
最近意表を突かれたこと。
「げんしけん」最終回。ってその最後に作品内アニメ「くじびきアンバランス」再アニメ化ですかそうですか。何か「げんしけん」の方は「よつばと!」とは逆で、ずっと続いていくような感じがしていたのであるがなあ。大学のサークルを舞台にしたマンガで、もらとりあむな感じだったからであろうか。「よつばと!」の方は最初から「いつかは終わる時代」を描いているわけだからねえ。
最近呆れたこと。
うぃにーの使用数が過去最高だそうで。去年の2倍、流出騒ぎが起こってからがんがん増えているらしい。
正直、アホか、と思う。呆れていたら、
熊本市の情報処理系の某社で流出騒ぎだそうで。周囲で話題沸騰です。つくづくアホだと思う。結局それで迷惑するのは顧客とか、フツーに仕事してた人たちなんですわな。自分ひとりで責任も取れないようなことしてどーするよ、って気がします。
最近残念に思ったこと。本屋に行ったら久々にのび太(仮称)がレジにいるのを発見。
ここはひとつネタを提供してもらわねば、と本棚を物色するが、めぼしいものなし。何故こーゆーときに限ってぇ。ちらりと見れば、
絵本を手にしてぱらぱらめくっていたりするのび太。ううむ、つくづく惜しい。
最近目を疑ったこと。新刊コーナーに宮部みゆきの『ブレイブ・ストーリー』が文庫化されて並んでおりました。
2バージョン。え?
角川文庫版(3分冊)と角川スニーカー文庫版(4分冊)。つまり平台に七つ並んでおるのですよ。昨年の『妖怪大戦争』のときにも目を疑いましたが、今度もインパクトありまくりです。スニーカーの方を一冊手に取り、最後のページを見る。単行本(上・下)を元本としていて、
違いは分冊数とひらがなの多寡の模様。同時発売にする意図がよく分からないなあ。ファンだったり、映画だか観て面白いと思ったら文庫買うでしょう。でも、二種類あったらどっちかだと思うんですよね。講談社が小野不由美でやったようにフツーのレーベルで先行発売して、ラノベレーベルでしばらく経ってからした方が数字が出ると思うのはシローと考えでしょうか。だって
あなたが『ブレイブ・ストーリー』買うとして、七冊並んでるの買います? ラノベ読者だって、面白ければ角川文庫のやつで買うと思うんだけどなあ。よく分からん。
最近嬉しかったこと。本屋に行ったらまたしてものび太(仮称)をレジで発見。買う本があったので座り込んで読んでるアホウを蹴散らしてゲット。そのままレジへ直行。さあのび太、どうよ。小銭がなかったので、1000円札と本とカードを同時に差し出す。受け取ったのび太曰く「
レンタルのカードはお持ちじゃなかったでしょうか?」くわー、やられました、
のび太、新ネタで来ましたか。さすがです。
私のカード今持ってるのは貴様です、のび太。一発ネタの後は、ちょっぴり進歩したカバー巻きを見せ(それでもややゆる)、次回の観察ではどうなってることやら。
最近まったりしたこと。珍しく夜早く(表現が変)帰宅できたので、久々にプレステ2を立ち上げてみる。具体的にいうと、前に飲みに行った日の午前中以来。「大神」を楽しんだ後、刺激が欲しくなって、「真・三國無双4Empires」をプレイ。シナリオ「英雄集結」(ランダム配置)を選び、
プレイヤー君主「呂布」、主将級に「張遼」「高順」、副将に「陳宮」を選択し、開始領土「徐州」というそこはかとなく濃い状況でプレイ開始。1ターン目、攻め込んだ先で
司馬さんとこの仲達どんを捕獲、その後、曹操をゲットしたり、曹丕と同盟したりと混迷しつつ大陸制覇への道を目指してみたり。
最近悲しかったこと。米原万里女史が亡くなった。小説とかエッセイとかタイトリングがうまくて、結構面白かったんだけどなあ。
『魔女の1ダース』『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』『パンツの面目、ふんどしの沽券』とか。
もひとつ。
ファンファン大佐がお亡くなりになられた。だんでーな感じが好きだったんですがねえ。ご冥福を祈ります。
最近慣れてきたこと。ネタの少なさ。
購入した本:
機本伸司『神様のパズル』、ジョージ・R・R・マーティン『七王国の玉座I』、新城カズマ『ライトノベル「超」入門』、早見祐司『メイド刑事』、宮崎柊羽『神様ゲーム4』
読了した本:
一刀『ご当地バカ百景』、高須光聖・松本人志『放送室 その三』、川端裕人『夏のロケット』、フレデリック・フォーサイス『ジャッカルの日』、有川浩『図書館戦争』、小路幸也『東京バンドワゴン』、風野真知雄『奇策』