中旬。
我が父は、会社の車を使っていたのだけれど、最近諸々の事情でそれができなくなった、という話から今回は始めてみたりする(
理由:なんとなく)。休日などは、それを使って温泉に行ったりパチンコ行ったりしてたようなのだが、それもできなくなったのである。んで、高速および遠距離移動の手段に欠けるため、休日ぼけーっとしていたりする。そのうちボケそうなので私なぞ非常に心配していたのだ。とある日曜日のこと、私は隣町図書館に出かけようとしていたところ、父親がゾーリ履こうとしていた。「どこに行こうとしておるのか」と問うと、「自転車を買ってくる」との答え。家から30分ほど歩いたところで買ってくるそうな。何時間かして私が帰宅してみると、まだ帰ってきていない。遭難でもしたかと思ったら、
自転車買ってそのままパチンコ屋へ直行してたらしい。ともあれこれでASIMO、じゃないや足も確保できたことだし、ボケないですむかと胸を撫で下ろしたり。
雨の中原付を走らせていたところ、いきなり視界が悪くなった。さっと手を動かして視界を確保したものの、土砂降りであったせいもあって、すぐに前が見えなくなる。諦めて私は原付を歩道に寄せ、鍵を抜いた。そのまま
手探りで耳の辺りにあるネジを確認し、鍵を突っ込んだ。うむ、やはり
ちと緩んでおる。くりっ、くりっとネジを回して調節して視界を固定する。よしばっちりである。やはり
ときどきはネジの調整をしなくてはならないのである。結構長いことコキ使ってるからなあ。ということで、ヘルメットの傷だらけになってるフロントカバーの固定が完了したので颯爽と走っていったのでありました。もちろん顔は濡れましたけど。
月・火・水と修羅場ってたらしく、その間の記憶がない。というのはここんとこよくある話なのだが、今回はプラスα。修羅場明けでメインの人たちが倒れて姿を見せなかったので、何だか私が他のメンツに指示出したりする羽目になった、ようだ。というのもやっぱり木曜日の記憶が薄いのである。いやはや。へろへろになった状態で気が付いたら家に帰っていた。そんな私に、父がのたまった。「
ビデオ借りてこい」どうも週末は雨になるとの予報が出ていて、雨→チャリ乗って出かける気力も湧かない→暇→暇つぶしのタネがいる、という思考を経たものらしい。私返して曰く、「金がない」実際にないのは気力と暇である。「よし」と父は頷いてサイフを取り出した。「軍資金をやろう。一本100円だな」硬貨を渡して一言。「
5本でよろしい」あのー、
300円しかないんですけど、いきなり赤字なんですけど。鬼かあんた。たまたま日曜は父の日であったから、「
ぴちぴちのカッパでもくれてさしあげようか」と提案したら「カッパ着てまで休みに出かけようとは思わん」と一蹴される。くわーっ。……結局翌金曜日にいろいろ借りてくる羽目になったり。やたら注文の多い父用に借りてきたDVD8枚だったが、二日で観了される。ちっ、暇人め。
前回借りた榊涼介のリクエスト本を読んだので返却しにいく。うむうむ、連載当時のこととか思い出したりして面白かったざます。これはリクエストに甚大な後押しをいただいたであろう
旧支配者様に山吹色の菓子でも持っていかねばなるまい。
今後のためにも。しかし、図書館にお姿はなく、やむなく袖の下作戦中止。残念。
ちょっとだけ時間が空いたので、前から観ようと思っていた「MSイグルー」のDVDをセットしてみる。ガンダムの外伝みたいなやつで、フルCG。今回は「一年戦争秘録」の三本。実験機などを使う部隊の話で、ファーストガンダムには出てこないものばかりです。第一話「大蛇はルウムに消えた」では長距離砲ヨルムンガンドが登場。ルウム戦役に用いられるんですがね、見ててしばらく前に書いた「ジャッカルの日」とか山田風太郎の話みたいな感じがしましてねえ。つまり結果を知っていて、それに達するまでの過程を楽しむような感じ。
以下ネタバレ。ルウム戦役は、一年戦争(ジオン独立戦争)の初っぱなで、シャア・アズナブルが赤いザクで落としまくってエースになったり、黒い三連星がお偉いさんを捕虜にしたりというエピソードが有名。つまり、モビルスーツの有用性が認められた戦闘なんでありまして。にもかかわらず、艦隊戦が始まってもモビルスーツが出てこない。ヨルムンガンドを展開する実験部隊は総帥に期待されているといいながら、敵の測定情報が届かない。ああこりゃあカヤの外だねと思っていたら、いきなりモビルスーツ部隊が登場してルウム戦役後半に突入する、という構成。第二話ではモビル戦車「ヒルドルブ」が登場。実用化を見送られた機体で、アリゾナで稼動実験をするといいつつ、実際は地上拠点を失いつつあるジオン軍の戦力増強のため回収不要の含みあり。連邦軍の鹵獲ザク部隊と孤立無援で戦闘を行い、敵を全滅させるもパイロット戦死。でも、ヒルドルブのデザインは、ザクタンクやザメルに部分的に流用されたような感じがする。んで、第三話は宇宙用高速モビルスーツ「ズダ」の稼動実験。ズダはかつてザクTとの競争に破れ実用化されなかったが、改良されて新たにナンバーを与えられ実験に回されている。が、実験最中にズダは暴走、空中分解する。かつて同じことをやらかしてお蔵入りになった事情があったのだが、それを改良したという触れ込みだったが、実験部隊の主人公が改良がまったくされてなかったことに気づく。実際は地上に足場を失いつつある(連邦のオデッサ作戦が展開中)ジオンのプロパガンダに用いられていたのである。そしてオデッサが陥落し、ジオンの将兵が多数宇宙に逃げてくる。その回収任務の最中、ジムが登場し、ズダと戦闘になる、という展開。テストパイロット戦死。表立ったシリーズの裏方といった連中の話ばかりであり、やはり
結果が分かってはいるものの、ズダの最期、ヒルドルブの踏ん張りは観ていて面白いなあと思うわけで。
そーゆー話ってのはつまるところ二度、三度と楽しめるわけだし、いいよねえ。四本目はタイトルが変わって「一年戦争黙示録」とか何とかで、宇宙から突入し単独で強襲するゼーゴックの話らしい。ちなみにジャブローのあたり。うん、これも楽しみである。レンタル料安くなったら借りてみるべい。
原付でとろとろ走っていたら、信号停車。んで、電柱に貼り紙してるのに気づく。「
モデルハウス募集中 ○○(←町の名前) 建物・土地付き 1980万円」私はこーゆーのにはうといんであるけれども、
モデルハウスってのは募集するもんなん? しかもこれって、場所と値段とか指定してあるわけで、買い取ってモデルハウスにするってこと? 世の中と私の感覚がズレてるんじゃろうかのう。
感覚がズレてるといえば最近話題の日銀総裁。
「たいした儲けは出てない」といった金額が1500万円くらいってんだから、やっぱり日銀総裁ともなれば庶民とは感覚が違うんだよなあと溜息をつく。しかも「国民の信頼を得て職責を全うすべき」といったおっさんも自民党あたりにいたが、この話聞いても、「
ああ、私日本人じゃないのかも」と思ってしまったり。だって、そんな人信頼できないもーん。追及する民主にも問題があったりして、矛先鈍るかもって話で、もうどっちもアレなんだから膿全部出ししまえよと思うんだがねえ。あんたんとこも悪いんだから許せ、じゃなくて、どっちも悪いんだから全部良くしていこうって方が国民とやらは喜ぶと思うんだけど。
休み明け、休み疲れでふらふらになったり。
ちゅ、中途半端はダメですか。月曜だったので部会でもと文芸部の部室に行ってみて、ようやくドアの部員募集の貼紙で部会の曜日が「月曜」から「木曜」に小さく書き直してあるのに気づく。くわーっ。ともあれ誰も来ない部室に入って、自分の本を何冊か回収。本屋に寄って帰る。帰宅後にどっと疲労が押し寄せてきて、文芸部の院生に
「絶望した!」という件名のメール送ったりしてみたり。いや、「さよなら絶望先生」(主人公高校教師糸色望の口癖が「絶望した!」)の新刊が出たので買いたまえ貸したまえというメールだったんですがね。
ちょっとぐったりな話題が続いたので、
最後は明るめでひとつ。いつもの本屋に行くと、
レジにのび太(仮称)がいた。久々である。てっきり辞めたか別の店に移ったかジャイアンに追いかけられてるかと思っていたのだけど。これは接触しなければ、と本を買う(本末転倒)。本と一緒にカードを出す。お金も出す。カバーもお願いする。相変わらずもたもただが、カバーはすんなり掛けられるようになったらしい。ぐう。でも大きめのカバーだったり。ふみゅう。カード、お金の受け渡しもスムーズで、これじゃあ
ネタにならねえ、と歯がみする、って私は本屋に何を求めておるのか。輪ゴム止めした本を袋に入れて差し出すのび太。そこでようやく私は気づいた。こやつ、
ズボンのチャック全開で営業中。さ、さすがのび太でございます。
こーゆー小ネタで来るとは思いませなんだ。なんとなくほっこりした気分で今回終了でごじゃります。
購入した本:
川端裕人『竜とわれらの時代』、高井信とグループSNE『地獄の狂宴』、ウィル・マッカーシイ『コラプシウム』、坂木司『仔羊の巣』、五十嵐貴久『1985年の奇跡』
読了した本:
桜庭一樹『桜庭一樹日記』、榊涼介・林正之『榊涼介&林正之のマルチプレイ三昧』、榊涼介『ガンパレード・オーケストラ 白の章』