上旬。
もーすっかり夏ぅな感じで、クソ暑いですねえ。皆さん生きてますか? まあどかどか雨降ったりしてお湿りはあるといえばありますがね、蒸し暑い。いやはや日本の夏、熊本の夏。
夏といったら、あちこちで文庫のフェアやってるのです。夏休みとかボゥナスとかそういうのに絡めた商戦なんですかね。名作とかヒット作とかラインナップ揃えて棚に平積みだったりするのです。でも、
夏だから、とか夏休みだから本を読む、という感覚も私はよく分からない。だって、
いつも読んでるもん、夏とか関係なしに。もっとも、時間がなかなか取れなくて読めないってのもありますけどねえ。そんな平積みを眺めていて、集英社の「ナツイチ」フェアの帯がなかなか気持ちよさそう。
白と水色のシマシマな帯なのです。でもそれにしても、2.26事件扱った雪のシーンが印象深い恩田陸『ねじの回転』や乙一の『暗黒童話』とかにその帯がかかってると、
無茶苦茶違和感があるのは気のせいか(『夏と花火と私の死体』もか)。
原付でとろとろ走っていると、ツブれたお店のシャッターに落書きがしてあるのを発見。てかいつも見てたんですがね、ようやく認識したと。ことに伊坂幸太郎の『重力ピエロ』再読した後だったんで、グラフィティアートのことが頭にあったせいもあるでしょうな。まあ私が見たのはどこぞのチームが縄張り示すマーキングみたいなもんですが。それにしても、
ひらがなで丸っこく縁取り系で書かれた文字が「ですとろん」とは一体何事? てか、上に小さくアルファベット表記もされてたりするんですが、
どこぞの仮面の人にぼこぼこにされちゃいそうなチーム名ですよなあ。というようなことをつらつら考えていて、頭をよぎるのは「地獄のスナフキン」金谷ヒデユキの替え歌だったり。つーか、そんなマイナーな替え歌知ってる上にCDまで持ってる私も私ですが。金谷ヒデユキって最近見ないけど生きてるでしょうか。
ゲーム雑誌をぱらぱら立ち読みなどしていて、「戦国BASARA2」の追加情報を眺める。たしか前にゴリみたいな秀吉とか仮面の人みたいな竹中半兵衛とかの話をここでも書いたような気がする。今回の新たなる情報は、やっぱり改良されていた本多忠勝から。
本多忠勝といえば目が光る、ホバリング走行、空を飛ぶ、ドリル、ロボット音、と合体と自爆装置以外の少年の夢が詰まった徳川家決戦兵器(だから操作する家康はガキ)だったのですが、今回の記事ではドリル回しての突撃と並んで
攻撃支援兵器の存在が明らかに。てか、周辺に舞い上がったそれって、
ふぁ、ふぁんねるでは? もはや何でもありだよ平八郎。で今回はさらに新キャラ紹介。「金は純金、体脂肪は零」を標榜し、
金と筋肉を愛するマッスルモンク本願寺顕如って何か
仏敵認定されそうな設定だと感じたのは私だけか?
さらに別の日。レンタル屋の店内にて「戦国BASARA2」のデモムービーを眺める。むう、
毛利元就がフラフープ使いに見えて仕方ないです。
「伏せていなさい。あなたにはそれがお似合いです」とかいってる竹中半兵衛。ううむ。圧巻は、豊臣ゴリ秀吉でしょう。敵の頭ひっつかんで振り回すってのは雑誌で見てたんですが、そーゆーレベルじゃありません。
敵の頭ひっつかんで、じたばたしてる敵兵を棍棒のようにそのまま使って敵を薙ぎ倒し、走り回り殴り倒し、挙げ句飛び道具のように飛ばして遠くで敵が吹っ飛んでます。技とかそーゆーもんじゃなくて、「武器:敵兵」みたいな感じです。見た目「ロードス島」シリーズの
ベルドみたいですが、やってることはラオウです。それにしてもインパクトあるなあ。もっとも
過去に一番インパクトのあった武器は「真サムライスピリッツ」の王虎が使ってた「石柱」ですが。ともあれ「BASARA2」ムービー見る限りは戦闘の動きはスムーズですが、こればっかりは実際にプレイしてみないと分かんないですな。前作はもっさりした感じで爽快感に欠けてた上、キャラ数が増えると処理落ちして、敵が見えないどころか当たり判定まで消えてえらい目に遭ったりしたんで。まあ見てる分には楽しくてネタになるけど、買うまではいかないってとこですかね。
某K市立図書館でのこと。本を3冊ほどリクエストしようとしたわけである。これらは半年から一年ほど前に出た本で、まだ蔵書がないことは確認済み。問題はそのうち一冊で、ある本の続編なのだけれども、タイトルが非常に似通っている。最後だけちょこっと違うくらいのタイトル。かつてこの図書館で別の本をリクエストしたとき、同じ作者のよく似た別の本に予約をかけられ、しかも他に借りる人がいなかったせいですぐさま利用可能になり、取り消しも再処理もできず、「もう一度リクエストしてください」と宣告された過去を持つ私である。
今回は念には念を入れた。カウンターに用紙を出す際、係のおねーちゃんに1)似たタイトルの本があること、2)似たタイトルの本の続編であること、3)前作は蔵書にあるが続編はないこと、4)タイトルのどこが違うかということ、5)前に似たようなリクエストで間違えられた経験があるので念を押すのだということを説明し、圧倒されたっぽいおねーちゃんはネットか何かで検索をかけ、
続編が存在することとたしかに蔵書にないことをその場で確認してくれた。しかも私は用紙の
タイトルの違う部分にアンダーラインまで引いて渡したのである。……とここまで来れば察しのよい方々は推測つこう。その夜、別の本の予約状況を確認するためにネットにアクセスしたら、3冊とも入力されていた。1冊が発注中、1冊が発注待ち、そして1冊が返却待ち。
やられた。あれほどいったのに前作に予約がかかってます。私のあの説明努力は何だったのか。翌朝まで待ってクレームの電話をかけ、再処理してもらうことになりました。当然です。「そうなりますと、発注するかどうか諮ることになりますので」「かまいません。とにかくもう一度処理してください」きっぱり。
その昼、「発注待ち」(検討中あるいは次に発注するのを待ってる状態)となり、
夜には「発注中」に変わりました。やればできるじゃん。ということで現在3冊発注中。
わずかな暇を縫って、「
MSイグルー」の続きをDVDで観る。前々回くらいに書いた「ガンダム」の外伝である。
例によってネタバレする。やな人は飛ばすように。すでにジオンが地球から追い出されてきてる状態になっている。でモノは何かというと、モビルダイバーシステム「ゼーゴック」でございます。大気圏外から落とし、宇宙へ出ようとしている連邦の戦艦をすれ違いざまに撃墜しようとするミッション。素人考えでも分かるし、作中でも似たようなセリフが出てくるが、そりゃ無茶よ。ゼーゴック本体は、
ズゴックの上半身に高機動型ザクのようなバーニアを装着したもの。何でズゴックかということが説明されるが、「水陸両用の方が出力が大きい」ぐわっ、たしかにそうなのかも。ゾックだと落とすだけならともかく飛ぶには重いだろうし、ゴッグだとアッシマーみたいに変形した方がよさそうだし、
アッガイは空中分解しそうだ。てことで、流線型な空飛ぶズゴックにオプション部分、
年配の方に分かりやすくいえばマブチモーターをつけたような形がモビルダイバーシステムとなる。ミッション終了後、オプション部分は切り離し、本体のみ飛行してガウと合流。再び宇宙に上げられて、落とされる仕組み。んで肝腎の戦闘可能時間が秒単位の世界での戦いとなる。ジオン、いったい……。その次のエピソードになると、すでにソロモンが陥落、ア・バオア・クーにジオン軍が集結しつつある情勢。てことは、
マ大佐もすでに壺を心配しながらお亡くなりになり、
ドズル閣下もハイパー化(川上稔的には「ドズって」)してお亡くなりなわけですな。通算第五話では、決戦兵器モビルポッドの「オッゴ」が投入される話。名前もダメダメですが、見かけもダメダメ。コンテナに手とバーニアとマシンガンつけたようなやつで、「
ボールよりは優秀」って、連邦はモビルスーツ量産してる時期にボールと比較するモノ出してどーする、ジオン。しかも乗るのは志願してきた少年兵。見所は、
オッゴ対ボールのバトル。「ガンダム」のシリーズって、たいていモビルスーツやモビルアーマーの派手な戦闘やってるんですが、このシリーズは地味めで、かっこいいのを目指している模様。第二話のヒルドルブの相手は鹵獲ザクだったし、ヅダはジム、ゼーゴックはコアブースター、オッゴはボールでした。ううむ、展開とか見せ方で結構盛り上がるもんですな。それにしても、珍しく引きのある終わり方だったので、時系列的にも次あたりで終わりだし、続きが楽しみである。
予定通りというか予想通りというか、怒濤の出版攻勢の第一波をどうにか乗り切る。といっても読んでないですけど。読みたい本がたくさんあって、時間はいくらあっても足りないですなあ。くすん。まあ今月のキモは、下旬のラッシュなんでそこも踏ん張らねば。暑さに負けてらんないですよう。
購入した本:
林トモアキ『お・り・が・み
澱の神』、沢上水也『シャムロック「灼熱のメイドポリスですぅ〜」』、伊坂幸太郎『ラッシュライフ』、五代ゆう『ゴールドベルク変奏曲』、木村航『串刺しヘルパーさされさん』、川端裕人『川の名前』、マイクル・ムアコック『暁の女王マイシェラ』、スティーヴン・ブルースト『虐げられしテクラ』、相原あきら『世界は悪魔で満ちている?』、深山森『ラジオガール・ウィズ・ジャミング』
読了した本:
安住紳一郎『局アナ安住紳一郎』、林トモアキ『お・り・が・み
光の徒』『お・り・が・み
澱の神』、白石拓『トンデモない生き物たち』、伊坂幸太郎『重力ピエロ』