中旬。
ある日、帰宅してみたら、某損害保険の会社からやけに分厚い封筒が届いていた。はて? と思いつつ、開いてみる。何か紙が入ってるっすよ? えーとなになに「拝啓 貴殿におかれましては、○○殿(発生日付)との交通事故につきまして、何かとご心労のこととお見舞い申しあげます」……? いや、たしかにその人と事故った記憶はありますがね、あれはたしか(遠い目をして)、一年半くらい前だったような。
一年半前の事故で今更何のご心労があろうか。損害賠償がどうのと書いてあり、どうやらそれを払うから、事故に対する訴えとかそーゆーのの権利を放棄する提案らしい。ってか、
私の中ではとっくに過去のものなんですけど。ぱらりとめくると、賠償金の内訳。や、でも、何か5、6万くらいもらったような気がするんだけどなあ、とつらつら眺めてみれば、総額13万円くらいのうち、記憶にあるくらいの金額が支払済になっている。てことは、差額はまだ来るってことですか?
ビミョーなボウナスですかよ。いそいそとサインし、ハンコ押して投函してみたり。それにしても、何で今頃。そんなに損保の処理って時間がかかるのかねえ。あるいはすっかり忘れてた書類が出てきたとか。
東の方に行ってた知人がおみやげを持ってきた。食い物なので何人かで食らうことにする。「東京ばな奈」である。開けてみる。ひとりが中のものを見て一言。「腐ったバナナ……?」てか、箱には雰囲気すっかり「
東京ばな奈ブラック」(仮称)って感じで。食してみる。むー。これはアレですな。
「白い恋人ブラック」みたいなもんで。私の好みとしましてはノーマルタイプの方がいいかなー。黒い原因はココアパウダーのようで。
何故、チョコバナナじゃないのかがツッコみどころでしょうか。あと、正式名称「東京ばな奈黒ベエ」というネーミング。
新聞にも載ってたが、某有名RPG9はニンテンドーDSで出るらしい。合併してそーゆーことになりましたか。プレステのときにも同じようなことがありましたなあ。それにしても、ケータイ機で有名RPG最新作かー。ま、プレステ3とかで出たとしても買いませんがね。さすがに7、8と不振で不信が続いたらねえ。
突如としてヤキンシフトに移行。何じゃそりゃという感じですが。ヤキンといったらとーぜん「
ボアズ=ヤキン」とか「ヤキン=ボアズ」とか「ライオン」とかいうタンゴ、じゃないや単語が頭をよぎったりするわけですが。しないですかそうですか。ちなみにファンタジー小説ですな、『ボアズ=ヤキンのライオン』、
天野喜孝が赤鉛筆でラフスケッチしたようなリアルライオンの表紙がかっちょえー。というようなことはどうでもよく。ともあれ、朝→夜の行動が、昼→真夜中過ぎに変更。まあ、午前中動けるというのは結構便利かも。
とヤキンシフトに身体を順応させつつ、午前中遅めの朝食兼早めの昼食を摂り、銀行に行ったり図書館に行ったりといった日々。んで、そろそろ「よつばと!」の新刊と絵本「よつばとしろとくろのどうぶつ」が出るというので、ネット上amazonやキ/クニヤでチェックしていたのです。んで、リストに掲載されて、熊本入りしたかどうかはまあキ/クニヤのどの店舗に入荷したかで判断したりするわけです。が、他の店舗にぎっしり入ってるのに、熊本だけ入荷してない。くー、何してやがりますかキ/クニヤ。数日遅くリストに載った「よつばと!」の方は来てるのに。
そんなことだから天神が閉店するんです。というのはさておき、午前中放浪の旅へ。途中、郵便局に寄って用事をすませ、明林DO某店に。「よつばと!」を発見。それから絵本やら児童書やらフツーに新刊コーナー、コミック売場を徘徊するが目当てのものは発見できず。しょーがないので、「よつばと!」持って店員さんを捕まえ、帯の後ろに書いてある広告を見せる。「これ入ってませんか?」ノーパソでぱちぱち検索してくれるのを横から覗き込む。「よつばとしろ」ぽちっとな。検索結果→店舗情報みたいなのが表示される。「うーん、あ、○○店に入荷一冊になってますね」0が並んでますねえ、
他は入荷すらしてませんかそうですか。「○○店に確認いたしましょうか」「取り置きしてもらえますかねえ」「ちょっと聞いてみます」しばし待機。返事。「もうないそうです」くわーっ。「じゃあいいです」しょんぼりと私は「よつばと!」すら買わずに退出。ちなみに
「よつばと!」の代わりに「バッカーノ! 1934」のポストカードを一握りもらっていきましたが。むう、でもこれで
明林DOも全滅というのが判明しました。
別の書店に行き、やっぱりいろいろ探してみたが見つからない。「よつばと!」の新刊を手にして、レジに行き、「すいません」と切り出す。対応してくれたのはやたらスローテンポなおねーちゃんで、
会話がどうにも1/2倍速? 動きものろいし。
彼女を基準にするなら、世の中みんなカンフー映画の戦闘シーンのジャッキー・チェンみたいですよ? ともあれノーパソで検索してもらう。もちろん雨だれ式タイプ。「Y……O……T……U……B……A……T……O……S……I……R……O……」検索。「んー、と、あ、ちょっと、待ってくださいねえー」レジから主観的には飛び出し、売場へ走っていくおねーちゃん。客観的にはぽてぽてと音をさせて移動していき、平台の隅にぶつかったり。でレジから姿が消えたのですが、しばらくするとコミック平台に出現。一冊本を取ってまた消えていきました。どうやら「よつばと!」の新刊を持って(私が持ってきたのはレジに置きっぱなし)売場担当のところへ行った模様。ふと視線を動かすと、レジから別方向に絵本コーナーがあるんですが、そこにおねーちゃんと彼女の倍速で動いている担当の人出現。二人してしばらく絵本を調査しています。お、おねーちゃんが手を伸ばした。その手を追い越して(
速度差があった模様)、担当の人が一冊引っこ抜く。でそれをおねーちゃんが確認し、すんげーうれしそうにこちらに持ってきてくれた。カバーをかけてくれて、袋詰め。むう、スケスケの袋は何だか
スーパーのレジ袋みたいですが、面白いもんも見たし、よしとしませう。
その後市立図書館で予約の本を入手し、昼飯、じゃなかった晩飯を買いにコンビニに寄る。世間様はお昼時のようで、弁当を買いに来てるお客さんが増えてきている時間帯。店内ですれ違った女性に、はっと振り返る。何かねー、テレビに出るような綺麗な茶髪のおねーちゃんだったのですよ。顔だけ見ると綺麗なんですがね、
服装が土方ルック(ダボズボンが塗料で汚れてたり、首タオルだったり)。でトータルで見ると、すんげーかっこええんですわ。
むう、これは新ジャンル。私がパンとか買ってコンビニを出たところ、そのおねーちゃんがタバコ吸いながら土方のおっちゃんらと談笑しつつ去っていくところでした。に、似合いすぎ。いや、いいもんみた感じでございました。そういう人がいてもおかしくないんですが、実際想像もしてなかったものに遭遇した気分でした。ああいう人、いるんですねえ。
で、小銭稼ぎの場に到着。時間になったので行動しようとした途端、別の場所に拉致される私。「あ、明日からしばらく朝から入ってくださいね」……え? せっかく生活リズム変えて慣れてきたのにいきなりそれですか。てか、今日真夜中過ぎまでするつもりだったんですが。と思いながらも、身体をフツーの生活に戻すために夜に帰宅。
ご利用は計画的にって感じですよ、ちょほほ。
新聞読んでたら、『
ズッコケ中年三人組age41』の広告が。ってこれシリーズ化!? 前作はもちろん「ズッコケ三人組」の主人公たちが40歳になった、という話だったのだけど。早速本屋でチェックしてみる。どうやら、好評だったのでシリーズ化らしい。一冊ごとに一歳ずつ年齢が増えていく趣向って、どこまで保つのか作者。
クラフト・エヴィング商會の本が突如としてほしくなり、ネットで中古をまとめ買いしてみたりする。うーん、『じつは、わたくしこういうものです』とか図書館で昔借りて読んだりして好きだったんですが、改めて読んでみて、面白いなあ。基本的には架空の職業や物事が写真とか小物入りで紹介されているという内容なんですね。前掲の本では便の中に落ちたのを引き出す「コルクレスキュー隊」とかその年になる果物の数を前もって勘定する「果物勘定士」とか「ひらめきランプ交換人」「秒針音楽師」「月光密売人」などなど。ぱらぱら眺めてるだけでも楽しいのです。まあ、自分へのクリスマスプレゼント?
本屋でうわっと思ったもの。『ガチャピン日記』、じゃなくてむしろムック系『
現代視覚文化研究』(表紙に「このアニメがヤバい!」という字が躍ってる)ですかね。最初雑誌コーナーで見たときには「
げ、げんしけん……?」講談社から出てるコミック「げんしけん」の主人公たちが所属するオタク系大学サークルの正式名称が「現代視覚文化研究会」(略して「げんしけん」)だったりするわけで。わざとかわざとじゃないのかビミョーですが、中身を確認してないのでなんとも。
もひとつ、インパクトのあったもの。本屋のレジで会計してもらってたら、背後にいた中学生かぽーの少年がこんなセリフを。「
俺、北高くらいしか行けるとこないけんなあ」その辺で「北高」っていったら、
私が卒業したらしいとこなんでしょうけど、受験関係の話題が続き、いくつか高校の名前が挙がったものの、「近い」という点も踏まえてしぶしぶ北高というコースらしい。そこら辺で会計が終わっちゃったのでその後の話を聞けずじまい。北高って……。ぶっちゃけ私は愛校心なぞかけらもないのだし、かぽーの話は結構面白かったのわけで、北高の現在がどうなっているのかもうちょっと聞いてみたかったなあ。
購入した本:
成田良悟『バッカーノ! 1934娑婆編』、三枝零一『ウィザーズ・ブレインY(上)』、沖田雅『オオカミさんとおつう先輩の恩返し』、榊涼介『ガンパレード・オーケストラ 青の章』、白石昌則『生協の白石さん 「木漏れ日」』、クラフト・エヴィング商會『じつは、わたくしこういうものです』『どこかにいってしまったものたち』『ないもの、あります』『すぐそこの遠い場所』『クラウド・コレクター〈手帖版〉』、林譲治『大赤斑追撃』
読了した本:
西澤保彦『ソフトタッチ・オペレーション』、成田良悟『バッカーノ! 1934獄中編』『バッカーノ! 1934娑婆編』、田中芳樹『暗黒神殿』、内山靖二郎『白無垢の仮面』、沖田雅『オオカミさんとおつう先輩の恩返し』、大沢在昌・京極夏彦・宮部みゆき『大極宮3』、榊涼介『ガンパレード・オーケストラ 青の章』、クラフト・エヴィング商會『アナ・トレントの鞄』、栗本薫『快楽の都』