上旬。
あけましたね、おめでとうございます。今年もよろしくってことでひとつ。
新年になってお店の広告なぞ眺めていたときのこと。ゲーム屋のチラシだったんですが、「ここで任天堂携帯ゲームの歴史をどーんと紹介!! 君はいくつ持ってる?」ってヘッドラインがあって、一番最新が2006年のとこにニンテンドーDSライト、その左が2004年DS、じゃあってんで遡っていくと、ゲームボーイミクロ、ゲームボーイアドバンス、ゲームボーイアドバンス、ゲームボーイカラー、ゲームボーイポケット、ゲームボーイが1989……あれ? ゲームボーイが一番左?
ゲームウォッチは? ゲームウォッチマルチスクリーンとワイドスクリーンは? いやさ
花札とトランプは携帯ゲームではないと? などと新年早々ツッコんでみたり。
年始のわりと暇な時間、
PS2で「三国志」のやり比べをしてみたり。御題は「三国志]」と「三国志\」あんまし興味ない人にはアレですが、結構風味が違うのですよ。私は「[」からマジメにやり始めた人なんで、基本的にそことの比較から、どこら辺が狙いのゲームなのかなんてことをメモ程度に。
「]」はいわゆる全武将プレイで、プレイする武将が最初に選べる。私が前やってわりと楽しんでた「[」もそのタイプ。この手のものはキャラの人間関係がわりと描かれるので、感情移入しやすい。ライバルみたいなのができたり、仲良しのキャラができたりとか。「]」で
ポイントになるのは、ターン制の排除と文官・知将系のサポート。まずターンの方から。シミュレーションゲームであるから、どっかで区切って、交替交替というのが通常のパターン。「[」だと1ヶ月が1ターンで、3ヶ月ごとに評定、各ターン武将には行動力が与えられ、それを消費しながら移動したり行動したりする(ある程度蓄積も可能)。「]」の場合は、365日の進行になる。一枚マップにしたことで各都市間の距離が明確になり、移動に日数が消費される。行動では例えば「商業」の活性化をするのなら10日を基本として日数を消費する。軍隊の行動も同じで、すべて日数による同時進行。で、各都市の酒場では君主の命令以外の仕事の依頼受注ができる。これによっていろんな経験値を蓄え、技能を得る資格がもらえる。でもひとつのポイントである文官のサポート。「[」では文官系武将は、計略等では用いるが、いざ戦場では役に立たないことが多い。かろうじて罠の回避、味方混乱の鎮静化などが有利なくらい。ぶっちゃけ、武将が増えてきたら戦場に連れていくことはない。「]」の場合、文官系武将も戦場で意味を持つ。計略経験値がそこそこたまったキャラは自動的に「軍師」の技能を得る。「軍師」技能を持つキャラは、戦場で「指揮」コマンドを選ぶことができる。この「指揮」、使いようによっては大層便利で、自分より格下の部隊を自分のターンに自分の行動力を使って動かすことができるんである。自分より立場が上の部隊はダメだが、うまく使えば、強力な武将が最前線で1日に何度も動けるのである。他に、武力パラメーターの高い武将は常々一騎打ちに強いというのがあったが、今回「
舌戦」が登場。知力や政治力や魅力の高い武将は舌戦に勝ちやすい。戦場では発動しないのが残念であるが、私がプレイしたときは同盟国に援軍を出させる交渉で舌戦が出てきたりとかしてて面白かった。
「]」の問題点はというと。これやっててずーっと思ってたんだけど、「
武士しかプレイできない太閤立志伝X」なんすわ。一枚マップ、カレンダーで進行。酒場での依頼等々。ただし、「太閤立志伝」はミニゲームたっぷりで仕事が楽しかったのに、「]」はお使いイベントや一騎打ち、舌戦ばかり。どっかの勢力に属して、天下統一が勝利条件なんで、浪人のまま終わるとかのエンディングもなし。最初の1回、2回は楽しめますが、飽きるのが早い。これが例えば在野の士のままでプレイできるとか、商人がやれるとか道があれば多少は違っていたのではなかろうか。戦がシミュレーションというよりもシミュレーションRPGみたいだし、武将に兵士を与えて動かすのではなく、部隊に武将をくっつけるシステムってのも考えもの。部隊は「弓兵は騎馬に強く、騎馬は歩兵に強く、歩兵は弓兵に強い」というジャンケン。各部隊経験を積み、施設があれば上級職になりますが、ジャンケンのポジションは同じ。つまり、「[」において「呂布隊」は弓兵だろうが歩兵だろうが騎馬隊だろうが敵を蹴散らせたのが、「]」では
「呂布率いる騎馬隊」は「凡将率いる弓隊」にあっさり全滅、というが当たり前、てか勝てません。技能も覚えていっても結局あんまし役に立つのもないし。
でもう片方の「\」です。スタイルとしては「君主制」で、このタイプの特徴としては
「武将の成長をあたたかく見守る」ではなく「国盗り合戦」に傾きやすい。キャラに感情移入しにくく、数値だけの存在になりやすい。「太閤立志伝」ではなく「信長の野望」系列になる。「\」の特徴は一枚マップの導入による各都市の距離がはっきりしたこと。「]」と同じだが、こちらの方が一層ゲームの内容に関わってくる。ターン制は残っていて、1ターンは10日。上旬−中旬−下旬で1月、3ヶ月ごとに税金が入り、毎年7月に食糧が納品。武将は各都市に所属する形になり、プレイヤーキャラは君主なので命令を下すことになる(太守がいれば委任も可能)。命令をまとめて入力すると他の君主たちの戦略モードになる。
各勢力の戦略が出揃ったところで、一斉に武将が動き出す。1日1日と同時進行で10日経ったところでまた戦略モードで入力、という形。入力が先かどうかとかの有利不利がなくなり、相手の戦略を読んだり、他の勢力の様子をうかがったりするのが結構楽しい。一枚マップとこの同時進行のおかげで、複数勢力が激突とか漁夫の利とかが可能。距離があるおかげで、たとえば片道10日かかる仕事を命令すると、そのキャラ、途中で戻ってこない限り、二旬使い物になりません(二旬目が終わったところで帰還なので)。在野武将の登用でも遠くから誘いに行ってる間に、近くの武将にさらわれたりとかするし。戦の指示は10日ごとにしか出せない、それも進撃か攻撃目標の変更とかそんな程度。部隊は最大5人の武将で構成され、10を越える陣形、各武将の兵法と配置を選ぶことになる。敵とぶつかり合ってると、前列に近いほど一騎打ちや兵法が発動しやすくなる。兵法が発動すると、敵部隊に結構なダメージを与えます。んで、
仲のいい武将同士が近くにいると兵法が連鎖し、大ダメージ。
あんまし能力の高くない武将同士でも組ませればかなりの部隊になったりすることも。
個人的な感想はというと、圧倒的に軍配は「]」より「\」ですな。弱点というか難点は、敵の強さがシャレにならないことですかな。
いきなりプレイすると、確実に全滅します。初級だろうがゲームオーバー一直線です。読み違いが致命傷になります。異民族強すぎです。異民族は都市をひとつずつ持ってて、近くの都市を落としたりすると突如として襲ってきます。こっちが数万とかの兵力のとき
、異民族はデフォルトで兵力30万です。名前も「南蛮大王」「南蛮勇者」「南蛮戦士」みたいな感じで忠誠100、引き抜き離間関係なし、捕虜にもなりません。
てことで、実際何度か序盤をプレイした挙げ句、「[」で作ってた
新武将の群れをコンバートして一カ所に集め、孫堅でプレイ開始。
シナリオ的には反董卓連合ができた辺り。まず近くにいる異民族「山越」を刺激しないように(刺激して何度かエラい目に遭ったので)、長沙周辺の都市を陥落させていく。文官系を回して各都市の商業農業を促進。武将は苦錬や徴兵して力を蓄えていきます。本拠地長沙の南に桂陽があるんですが、そこに兵力をがしがし溜めていく。てのも、そっから東に行くと山越があって、これまでの経験則から桂陽や長沙の東にある柴桑辺りを陥落させると「山越」の人たちの機嫌が悪くなるのです。初プレイのときはどっちも陥落させてとんでもないことになりました。で今回はとにかく桂陽で食い止める戦略。東は交趾までゲットしてたんですが
そっから先に行くと南蛮の人たちが怖いのでストップ。じゃあどうするかっていったら北に向かうしかないですな。で江陵ゲット。劉表と対峙です。そうこうしているうちに、山越の人たちが攻めてきました。武将のかなりの数を桂陽に駐留させ、二部隊を形成して迎え撃つ。複数部隊攻めてくるときは「計略−偽報」で数日部隊を引き戻させて各個撃破。といっても殴っても殴っても山越30万なかなか減りません
。ノーモアベトナム戦争ですよまったく。他の都市で徴兵した分をピストン輸送して全面抗争ですよ。てか、他のとこに割く余力ありません。劉表を警戒して孫策ら数人を江陵に貼り付けて、他の文官以外のほとんどを対山越に投入。何人かは周辺都市で兵を集めて輸送する担当です。ほとんど他の勢力のことなんて構ってられなかったんですが、はっと気が付いて見るに。反董卓連合が崩壊し、董卓は長安−洛陽から許昌−寿春を通って呉−会稽あたりまで勢力ラインを引いてます。てか、
かなり最初の方で曹操が戦死しちゃったみたいで、何度か代代わりして
気が付けば曹仁が君主。袁紹は元反董卓連合を食い荒らして勢力拡大中、劉焉が蜀から出てきて劉表と激突中といったところ。で劉焉がこちらに貢物を持ってきたので受け取り、劉表が貢物を持ってきたので受け取り、友好度がなんだか上がっていきますよ? とりあえず劉さんたちの争いは様子見で隙があったら介入って方向で方針決定。てことは、やっぱり対山越戦だなあ。
山越の徴兵能力は3ヶ月で5000くらい。長引くと結構回復してたりするので面倒。ともあれ勝ちまくって山越勢力が20万を切ったところで前進。桂陽の東に城塞を築いて駐屯。都市の攻城戦に入るとその都市では戦争関連のコマンド以外使えなくなるので不便なのです。計略で追い払うのもできなくなります。攻撃されてると都市が荒れるし。でさらに東にもうひとつ城塞を築いて前進。一歩で孫堅ら後方支援部隊を本隊に昇格させて柴桑に進出。最前線の砦は山越の北西にある。桂陽狙いで西に来ればそっから迎撃、柴桑狙いで北上してくれば柴桑から迎撃部隊を出して江南で食い止め、砦から挟み撃ち。着実に山越を削り、とうとう15万切りましたよ。終わりも近いです。で社会情勢に変化が。劉焉と劉表の争いはまだ続いてるんですが、劉焉が北上して漢中を落とし、長安(董卓勢力)に迫ります。袁紹が小勢力を食らいまくり、しかも董卓の領地ラインをあちこちで寸断しだしてます。という状態で突如イベント
今更「連環の計(前編)」発動。呂布(董卓勢力・呉太守)が董卓と不仲に。さらに次のターン「連環の計(後編)」発動で董卓暗殺、呂布がそのまま君主になりました。ちょっとは武将が離れるかなと思ったが
そのまんまみんな呂布についてくつもりらしい。呂布は「廬江」を本拠地としたみたいです。まあ柴桑の向こう岸ですが、裏で袁紹と激突してるんで、しばらくは問題ないでしょう。今後の戦略としては他の連中が揉めてる間に山越を撃破、東進し、手薄になってる呂布勢力の呉や会稽やその辺りの長江以南を陥落させて勢力拡大。その頃にはおそらく江北でも決着がついてるだろうから、統一勢力がいれば、長江沿いに防御を展開して南下を食い止めつつ、奪った呂布領の都市を育てながら、しばらく三国鼎立。機が来たら劉焉を滅ぼして天下二分の計。逆に北の小勢力が踏ん張って統一されていない状態だったなら、劉焉との友好を保ちつつ、北征。じわじわと領地を広げて、最終的に蜀を倒す形にしますかな。
水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水水
水 水水水
長沙 水
柴桑
港1
港2
城塞2
城塞1
桂陽
山越
おおよその位置関係を
描いてみようとして挫折。えーとゲームのマップは時計回りに45度傾いた菱形なので長沙の北東に柴桑があることになります。で途中まで描いた長沙の右にある水が長沙と桂陽の間くらいまで来てる川。長沙と柴桑の上を流れてるのが長江で、長江に合流する孟一本の川が柴桑の下、港と港の間にあって、城塞2の上あたりまで来ています。長江を挟んで柴桑の向かい側に呂布領がある形。長江は柴桑を囲むようにして向きを変えて港1の辺りで再び流れを変えてマップ右方向に流れていきます。その下流は両岸ともに呂布領といったところ。
で、実況再開。山越から懲りずに攻めてくる。今回は2万、1万、1万の計4万が北上。こいつらを壊滅させれば山越の残存兵力が8万ちょいくらいになります。柴桑が兵力6万くらい、城塞2が5万くらい。江陵から甘寧が1万5000の兵を率いて進軍中だが到着はだいぶ先。輸送じゃないのは柴桑の人材面がやや足りないと感じたため。この時点で、柴桑には孫さん一家に周ユ、周泰、許チョあたりを中心に文官たち。城塞2にいるのは新武将一族および黄蓋、韓当、祖茂等。城塞では仲の良い新武将が一軍を組み、もう一部隊をやっぱりコンボしやすい黄蓋らが組む形になる。さて向かってくる山越に対して城塞2と柴桑から文官たちが「計略−偽報」で足並みを乱しつつ、柴桑から孫さん一家三人+彼らと連鎖しやすい周ユと周泰でひとつ、新武将がひとりいたのでそいつもついでに出陣。港2の下で山越を挟撃して激戦開始。と同時にターンが変わり、気になる知らせが。「
呂布軍接近、狙いは柴桑」にゃにい!? 慌ててマップを見ると、長江下流から部隊が二つほど攻めてきてる。ひとつは張遼でもひとつが曹性。メインの連中がみんな山越方面でバトってるんで、こちらとしては呂布軍の到着を引き延ばして各個撃破が理想ですな。レッツ計略。と思ったら、「偽報」は勢力圏に敵が入らないと使えないのです。呂布領と孫堅領は隣接してる上、河向こうも敵だし、かなり近くなるまで計略の対象になりそうにない。くそー。さすがに許チョくらいしかいない状態では迎撃もままならん。孫堅たちか新武将を戻すにも、誰かの部隊を抜いたら山越にボコられかねない。しばし考え、長沙でちまちま徴兵して訓練して前線に兵を輸送という地味な仕事をしてた朱治を「移動」で呼びつける。兵を率いてくる「出陣」「進軍」よりも武将だけなら早く到着する。で柴桑で徴兵しまくって兵力を補充する方向で。そんで、山越の戦闘部隊を壊滅させて孫堅らが戻ってくるまで耐える、と。で、ターンが動く。港の直前まで張遼らが迫っていたため、「偽報」がすでに使えない。というのも、使うとすれば柴桑が一番近いのでそこの武将が使う、するとその武将が張遼隊に接触するよりも早く、港が陥落してるはず。朱治がすでに到着してるのでとりあえず城壁の補強と徴兵で籠城の準備をする。次のターン、港陥落して曹性隊が入る。張遼隊は上陸してそのまま柴桑に接近して攻城戦開始。ばしばし籠城軍の射撃が決まる。次のターン、許チョ隊出陣、同時に「計略−攪乱」が張遼隊に炸裂。攪乱を食らうと陣形が崩れ、大ダメージを受けやすくなる。コンボを決め、兵力を激減させて、張遼隊壊滅。張遼をできれば捕虜にしたかったが逃げられた。んでそのまま許チョ隊が港を攻める。港や都市に武将がいる状態で陥落させるとそこにいる武将は高確率で捕虜となる。しかも港は一度陥落したばかりなのでさほど防御が回復してない。速攻で落とし、曹性が数人を捕虜とする。おう、
ワレカテリ。港に兵とザコ武将を残して修復開始、同時に柴桑の方でも強化を始める。この頃、山越方面では、1万の部隊を二つ壊滅させ、残り1万5000くらいになった山越大王の部隊を袋にしているところ。まあ呂布軍追い払ったし、山越も8万くらいになりそうだしで危機は乗り切ったか。
……と思った次のターン。「
呂布軍接近中。狙いは柴桑」の知らせ。な、なんと! しかも張遼。張来来な感じですよ。先に壊滅させた後、とっとと戻って部隊をまた作ったらしい。さらにもう一部隊、今度は華雄が来てる。どちらも2万5000の部隊。山越大王隊を敗走させたため、孫堅隊と新武将隊の柴桑組を戻すことにする。城塞から出てきた新武将隊は大王隊を追撃。でターンが進み、計略は外れ、孫堅たちが港2に到着。このとき、張遼と華雄の部隊は港1に再接近。港2で軍を立て直して、孫堅隊1万5000、新武将隊5000くらいで、港で一呼吸置かなかった新武将隊は川の上。ターンが動き、その頭、柴桑対岸の廬江から出陣する部隊、
呂布率いる4万。しかも距離が近いので張遼隊が港1落としたときには上陸寸前。目標が港1だった華雄は方向転換して港2を目指し、新武将隊と激突。士気が低かった新武将隊が一瞬で壊滅したところでターン終了、戦略モードに。で「
山越軍接近中! 狙いは城塞2の模様」今度はそっちかよっ。もしかして
呂布と山越、結んでますか? 黄蓋、新武将の二部隊を城塞に帰還させる一方、港2から華雄隊に「計略−攪乱」、孫堅らは出陣。柴桑の連中は次に来る籠城戦に備える。そんで一斉に時は動き出す。まず華雄隊に攪乱が決まったところで孫堅らが遅いかかり、船上から「矢嵐」の怒濤コンボで一蹴。孫堅らは港1の攻略へ。その頃、三部隊に兵を編成しなおした呂布隊、張遼隊、高順隊が港1から柴桑へ全軍出陣し、攻城戦開始。がしがし削られていく城壁に、今度は長江を下ってきた味方の甘寧隊1万5000が接近。山越軍はというと偽報を弾きまくって城塞に接近、帰還中の部隊と遭遇して野戦開始。といったところでターン終了、戦略モード。柴桑の兵力は削りまくられて1万前後、下手に出陣すると瞬殺、てか兵力が0になった途端柴桑が落ちてしまう。のでひたすら守り。接近してる甘寧隊は方針を「敵接近時−無視」に変更して、柴桑入城を最優先にする。孫堅隊は港1の陥落を目指す。で、山越軍と戦ってる部隊は、連戦で兵が激減してるので、こちらも方針を「無視」にしてたっぷり兵士が残ってる城塞帰還を最優先。時が動き出す。山越方面は城塞に帰還成功。攻城戦が始まる。孫堅らは兵が残っていない港1をあっさり陥落させて駐屯。柴桑はほとんど士気が崩壊してた守備軍のところへ甘寧隊合流、ちょっと回復。が猛攻を食らってやっぱり陥落寸前。具体的には、民心、商業、農業が限りなく0に近づき、防御は20くらいになったところでストップ。戦略モードでしばし黙考。出した作戦。対山越は出陣してボコる。港に入った孫堅隊は「訓練」で連戦による士気低下の回復。そんで肝腎の、どっからどう見ても次のターンに陥落する柴桑。残ってる2万前後の部隊に武将を貼り付けるだけ貼り付けて脱出させる。前述のとおり陥落したときに残ってたら捕虜になりそうなんで。2万に許チョ、朱治、甘寧ら戦闘系をつけて孫堅隊との合流を、3000くらいに逃げそびれてた文官系をつけて殴られそうにない方向の長沙を、1000ほどには籠城してもらうことに。兵を残したのは、ターン頭兵力0になってたら即座に陥落、周辺を囲まれてる脱出部隊は袋叩き間違いないため。で動かしたら何が起こったか。ボロボロになった許チョらは囲みを切り抜けて港1に入る。文官系は見つかって一瞬で壊滅、半分くらい捕虜に。で旬半ばで籠城組が全滅、柴桑陥落。ちーん。呂布軍入城。
戦略モードで様子をうかがい、熟考。占領した都市の防御は即座に70程度まで回復してる。ちなみに兵力は8万。他は荒れ果てたまま。次のターンいきなり、呂布軍の出陣はないと見た。まず態勢の立て直しと都市の回復だろう。港1との距離は1日くらい。とすれば今、孫堅らで攻城戦にかかれば、野戦なしで9日間殴り放題。応じて次の次のターン、呂布隊が4万出てきたとしても、耐えまくれば陥落可能だろう。陥落させれば即座に柴桑に入れるので、呂布が残した兵力をそっくりいただき、ついでに捕虜も得て、状況を好転させる。よし、
乾坤一擲作戦。そんな判断を後押ししてたのが、ターン頭の情報、「
呂布軍接近中、狙いは柴桑!」の第三波接近情報。見たら、2万5000が三つほど遡ってきている。それにしても、あんたら袁紹と殴り合ってたんじゃなかったんか? マップの勢力図見てたら、袁紹がかなり広がってて、呂布領が押されてきてる。これは……
ゲルマン民族の大移動では? 第三波が到着したら完全にアウトだし、作戦実行するっきゃない。時が動き、孫さん一家+周ユ+周泰で2万5000の軍を編成して攻城戦。予想通り敵の出陣はなかったので守備隊の矢などを食らいつつも、城壁防御30にまで削る。そして運命のターン。孫堅隊残り1万9000。張遼、高順を入れた呂布隊4万が予想どおり出陣。いきなり一騎打ち発動。しかも
一騎打ち呂布VS孫堅。「\」の一騎打ちは下克上がほとんどありません。「]」や「[」はまだ入力コマンドを選ぶ形でしたが、「\」はフルオートなので。孫堅の武力が80ちょい、呂布の武力110。その差はどれほどのものか。がしがし殴り合う二人。孫堅のマジ一撃が入り、呂布の体力1割ほど削る。呂布の一撃、孫堅の体力3割が飛ぶ。孫堅のチマチマした攻撃で呂布の体力が80%ほどになった時点で、「
少しだけ本気を見せてやろう!」呂布の一撃で孫堅の体力7割近くが瞬時になくなり、次の軽い一撃で落馬。「
威勢がいいのは最初だけだったな」いやまったく。そこへ今度は親兄弟が負けると発動することがある
一騎打ちの連鎖。「おのれっ、仇を討つ!」孫策登場。一騎打ちが始まると同時に呂布の体力が少し回復。といってもダメージほとんどなかったので全快に近い。そのままの状態であっさり孫策敗北。一騎打ちに負けると、士気が激減するんですわ。士気が0になるとどんなに数がいても壊走全滅となります。画面が戻った途端、次に起こったのは「高順−張遼」の兵法コンボ(兵力−3000くらい)、直後「張遼−高順」の兵法コンボ(やっぱり兵力−3000くらい)発動。これで兵力が1万2000くらいにまで減り、もっと減ったのが士気でオレンジゾーン。「一度退いて立て直すぞ」「殿は俺にまかせろ」と孫堅発言が続いて部隊が動いた途端、
呂布の兵法炸裂、しかもこれに張遼、高順が乗っかる三連鎖。しめて7000近くの兵が吹っ飛び、同時に士気崩壊。くわーっ、負けたーっ。でウインドウが開き、孫堅が「
この孫堅の散りざまを見よーっ」散るなーっ。うわーっ、死によった。画面には孫堅死亡情報の冷たい文字。いやあんた殿なんかやってるからでしょうが。で「次の君主を選んでください」という画面になり、リストが出るのだが、むー? 孫さん一家がいませんよ? まだ生還してないから? でも軍師殿と周泰はいますよ? 生還するタイミングがズレたのかしら。選ぶにしても周ユが君主というのもアレですなあ。と結局新武将を君主にする。
いつの間にか曹仁が君主になった曹操勢の流れがちょっと分かった気分。それにしても展開が
面白すぎたのでせっかくだからセーブもする。で次のターン頭、呂布軍から捕虜返還(曹性とか捕虜にしてたから)交渉。返還代償の項目(金とか食糧とかアイテムとかある)に見慣れない「捕虜」の文字が。ぽちっと押してみたら、孫さん一家の生き残り、みんな捕虜になってました。とりあえず「曹性−孫策」の捕虜交換をしたところで、一端ストップ。うーん、これからどうしたもんだろうか。いったん、柴桑周辺から撤退して、城塞と長沙で捲土重来すべきかなあ。
……といった感じでちまちまやってますな。少しやって別のことしながら戦略練って、試したりといった風が気持ちいいです。
正月テレビを観てたら、ほら、妹を殺害切断した話とかあってるじゃないですか。どっかの教育研究施設か何かのおっさんがコメントしてて、「そうしたゲームの影響を受けたり、ビデオなどの影響を受けた可能性が高い」などと真っ向から決めつけた後に、「
といったことがもしかしたらあったのかもしれません」などと根拠レス発言してて、弟と大爆笑する。なんかゲームとかビデオとかそうしたものを生け贄にして心の安全を保ちたいんでしょうなあ。その論、極端に展開したら「今日本で生きてたこと自体が悪い」といったことになるんだろうけどね。
キ/クニヤへ行く。川上稔のハードカバー『連射王(上・下)』が入荷したっぽいとネットで見たため。が探してみてもない。検索マシーンでも場所がでないのでプリントアウトして、レジへ。レジにいたのがちょっといい感じにお年をめしたおっちゃん、生粋の書店員とかではない感じ。どっちかといったら転職系かな。
動作イメージ的には執事? 「少々お待ち下さい」とするりとレジを出て、どっかへ消える。しばらくして本を二冊持って戻ってくる。「こちらで間違いございませんでしょうか。本日入荷いたしまして、まだ棚に出していなかったものです」と渡して、一呼吸。私が頷くと、するりと離れ、レジへ。慣れてない店員さんだと、ここで店員が本持ったままレジに移動したりするのだが、おっちゃんの買いたい本が他にもある可能性を考慮しての行動でしょう。で実際はすでに別の本も持っていたので、レジ方向へ移動。するとそれを見てたおっさん、空いてるレジに入って私の方に頷きかける。それからスムーズに会計が進み、近年マレに見るスマートな動きと素早さでカバーがしゃっしゃっしゃっ折り目ぴったり掛けられ、丁寧に頭を下げて見送られる。うーん、
新年早々ぷろふぇっしょなるな仕事を見た気分。ほくほく。
年末、あまりのインパクトに書こう書こうと思ってて忘れていたネタ。コーエイとバンダイナムコのコラボで、PS3で発売されるらしいゲームタイトル。「
ガンダム無双」タイトルロゴしか出てなかったんで、何の冗談かと思いましたよ。「三國無双」のロゴ風でガンダムの文字が入ってる。で年明けてから見た雑誌に、ゲーム画面が。うわっ、
ほんとにモビルスーツが一騎当千の無双やってますよ!? ザクやジムがわらわらいて薙ぎ倒されてる場面はちょっと笑えるんですが、正直なところ
ズゴックの群れが迫ってくるのは気持ち悪いぞ。大丈夫か、バンダイナムコ、コーエイ?
というところでそろそろ時間が尽きそうなんで今回このくらいで。「三国志\」話でひとり盛り上がってたせいもありますがね。まあ今年もこんな感じでぼちぼちやってくので、奇特な方はよろしくお付き合いくださいませ。
購入した本:
川上稔『連射王(上・下)』、沖田雅『れでぃ×ばと!2』、三雲岳斗『アスラクライン6』、茅田砂胡『デルフィニア戦記 第I部放浪の戦士3』『デルフィニア戦記 第V部動乱の序章4、5』『デルフィニア戦記 第W部伝説の終焉1』
読了した本:
西尾維新『零崎軋識の人間ノック』、宮崎柊羽『神様ゲーム5』、池上永一『やどかりとペットボトル』、伊坂幸太郎『ラッシュライフ』、半村良『講談碑夜十郎(上・下)』、茅田砂胡『スカーレット・ウィザード1〜5』、多崎礼『煌夜祭』