上旬。
いやー、まいったまいった。前回分をUPした翌日、じつにとーとつに思い出しましたよ。発見ですよ。解決ですよ。有名RPGシリーズに顔のない(目+口、あるいは目のみというのがない)モンスターがいるかどうかって問いですわ。
いるじゃん。
泥の手(直訳気味)。血の手(直訳気味)。やつらぁ、顔ねえわな。液状で手だけが生えてるデザインだし。でもやっぱ、目とか顔とかってのがモンスターにあると、こちらへの攻撃の意志とかそうしたものが伝わってくるような気がしますねえ。「手」なモンスターはそーゆーのがなくて、結構気色悪いと思ったり。気が付いたら、なんか有名RPGV(リメイク版)、嫁取り合戦その1イベントに入っていたり。そこまでに人形系のモンスターがかくかく動いているのはちょっとよかったですよ。「手」はそのうち出てくるのかしら。うにうにしてたら気持ち悪いだろうなあ。
ぱらりと新聞を眺めてたら、酒見賢一の『
泣き虫弱虫諸葛孔明 第二部』発売の文字が。くわーっ、ふ・い・う・ち、ざます。待ったよ待ってたよ
すごい好きなんですよ、この本。
前作でいい味出しまくりだった諸葛均ちゃんとか徐庶がまた出るかなー。って出るわきゃねー、孔明が出廬するとこで終わってんだから。今回は長坂までだそうで。亮がイカれたキャラで、均ちゃんが情緒不安定でコワれてるキャラ立てで、じゃあアニキはどうなるかヒソカに楽しみにしてる諸葛謹登場までだいぶかかるなあ。とこれはとっとと図書館でリクエストしなくては。と思ったがはたと止まる。熊本市立図書館はよくリクエストでは利用しているが、エラーされたりスルーされたりすることが結構ある。特に今回タイトルが前作と同じなので、
リクエストしたつもりが、貸出できますってんで行ってみたら新作じゃなかったりする可能性が高い。ここはひとつ隣町図書館へごー。旧支配者様のひとりもいらっしゃれば(←複数はいないと思うが)説明がしやすいのであるがお姿もなかったので、リクエスト用紙に書き込み、「第二部」のところを○で囲んで強調してみたりする。うむ。今月はもうひとつ目玉があって、ダン・シモンズの『オリュンポス(上・下)』が下旬に刊行。前作『イリアム』の続編なんで、そっちも読まずに我慢してたのです。出たらすぐにリクエストしてまとめて読むのらー。
今旬のモジオたち。といってもよっぽどのことがない限り召喚されない状態になってます。
自然の浄化機能なのです。んで、数少ない召喚時。私が見たのはモジオとイワオなんですが、イワオは荷運びをコマンド入力されましてね。まあ単純で継続的な動きならやるので問題なし。別の人が次々に所定の位置に並べる荷物をイワオがのたのた別場所に運んでいくルーチン。んで、モジオが仰せつかったミッションはというと、このようなものになります。
1)ビニール紐でくくって積み上げてある山から
ダンボール箱の素を取り出す。
2)ダンボール箱の素を箱の形にする。
3)底をガムテープで補強。
4)荷物詰めてる人に渡す。
で荷物が詰められてイワオに流れていく手はずです。が、前回とか前々回とか読まれた方には想像つくかもしれませんが、
モジオですよ、ただですむわけないじゃないですか。第一、無事すんだんなら、ここでネタにしません(おい)。この
ダンボール・ミッションの工作員となったモジオが実際にやったこと。
1)ビニール紐がほどけず、ハサミを探し回って、ようやく切断。
山が崩れる。山はそのままほったらかし。
2)
すべてのダンボールの天地を完全に間違えて、底の部分を解体。
3)
蓋の部分をガムテープで補強。
4)
できた箱をイワオスペースに放置。
んで、
荷物が詰められないままイワオが運んでいく。途中でようやく事態が発覚し、蓋部分のガムテープをはがす試みが別人によってなされたものの、やたら頑丈に、しかも斜めに歪んで貼られたテープははがれず、無理すると箱が壊れる結果に。崩れた山の整理にも人員は割かれるし、どの箱が空なのか再チェックが必要になったり。もう二度と来ないことを祈りたい心境になったりするわけで。
文芸部の部長さんからちょっと前にメールを頂く。ああそういえば先月、卒業予定の院生様との連絡仲立ちをしたりしたので、追いコンに呼んでくれるのかしらん。と思ったが、件名は「
新年会?の件について」って新年会? どうやら追いコンのようなんですが。ともあれ、小遣い稼ぎの場で有給が溜まっているので、それの消化も兼ねて出ることにする。当日の午後と翌日に無理矢理休みを取る。
一度帰宅してからバスで出直す。待ち合わせの時間前に部室に行ったが誰もまだ来てなかったので本をぱらぱら読んでたら、新入りの人が来て挨拶される。とりあえず「
部外者です」と返してみたり。わりに礼儀正しい好青年っぽい新入りさんだったが、そこはそれ、
文芸部に入る人であるから多分に変な人に違いない(←失礼)、私以外。ぼちぼち人数も集まりだし、テキトーに歓談していたら、何やら「眠いと妖精さんが仕事をしてくれる」というような話になる。すかさず院生様が「
たまに計算を間違えるが」とフォローしたので皆笑う。が、多分、それがネタであることに気づいた上で笑ってたのは少なかった模様。そこから私と院生様で万能アイテム「金属バット」とか自転車で京都まで修学旅行についていく話とかで盛り上がる。ううむ、「究極超人あーる」はもはや読まれぬ古典であるのか。隣町の旧支配者様の同期の人が置いていかれた「あーる」はいまだ文芸部の本棚にあるのだけれど。新部長の話などが出ても、多分、院生様とかなら「
三年で甲子園を狙える部にしてみせます」とかいってかもしれん。いや、マジ面白いので、一般常識として読むように。
飲み屋に移動して追いコン。飲みながら「ああお酒に弱くなったものだなあ」と思うことしきり。生ビール1.5杯、熱燗少々、焼酎3杯くらいでほろ酔い加減に。もっとも、多分こっから先が長いんだろうが。映画版「ゲド戦記」の話をしたりする。見てないし、見るつもりもないのであまり発言はしなかったが、ジブリとしてはどうなのだろうかねえ。主賓である院生様の一方は黒髪に残られるそうで、私が貸してた「ガンパレード・マーチ」とか「moon」はそれでもお返しいただけるようです。うむ、楽しみざます。もう
一方は東下りをされるそうで、うむ、
私的にはニッポンは西高東低の配置なのです。まあ、なかなか会って飲んだりすることもできなくなるでしょうが、元気でやってってほしいものです。などと思いつつ歓談は進みまして。隣に座ってた旧部長様と話してて、「秋田さんの『ひとつ火の粉の雪の中』を探してるんですけど、なかなか見つからないのです。持ってませんか?」といわれる。
こーゆー場合の常として、私はすかさず「持ってますよ。貸しましょうか?」といっちゃうわけで。ついでに「オーフェン」のミニ文庫も貸す手はずになる。院生様には「よつばと!」の最新刊を、新部長様には『ドスコイ警備保障』とかを貸す話になった。まあ
私の蔵書で喜んでもらえるならそれはそれでよいことである。と善人ぶったりしてみる。
バスの都合もあるので、一次会で帰ることに。途中まで新部長様と一緒だったのでテキトーにダベる。で新部長様と別れて、より遠くにある私のバス停へ。到着して時計を見る。や、調べてた時間と違いますよ、バス。10分待ちくらいのつもりが30分待ちです。うわ、もすこしダベってりゃよかったざます。しばらく考え、次のバス停までてくてくてくてく。到着。スルー。次のバス停へてくてくてくてく。時計見てバス停の時刻表確認。30分待ち。うわ、
バスの巡航速度で歩いてきましたか私? なんかメンドーになったのでバス停の椅子に座り、ぼけーっと空を見てる。結構風通しのよいとこだったので、酔い覚ましにはちょうど良い。数分後、ケータイ着信。はて? と見ると小遣い稼ぎの大ボスから。出ようとした途端、バスが来た。見たら、私の乗るべきバス。乗らないなら1時間待ち。慌てて乗る。電話が切れる。むうー。帰宅してから掛け直すが、通じず。
翌日。1時間掛けて、いくつかの上位本棚で『ひとつ火の粉の雪の中』を捜索。ミニ文庫や室積光、あずまきよひこはさくさく見つかったのだが? なあんかヤな予感。仕方がないので、
下位本棚の探索へ乗り出す。具体的には、
冬枯れヒョウタンの森を抜け、得体の知れぬ
怪生物がのたくる水場や
ワイヤーとラップ、じゃないワイヤートラップを回避、ようやく辿り着いた建造物。鍵を開いて、中の探索をしようと思ったら、
雪崩れ落ちてくる棍棒(直訳気味)、さらには
毒噴射機や
チェーンソーを解除しつつ、ようやく下位本棚の捜索へ。下位本棚は何がどこにあるのかマッピングしてあったりするのだが、どうやら中身が入れ替わってるのがあるようで。何でこう一大冒険になりますか。数時間の捜索の挙げ句分かったこと。
弟が沖縄に持っていったっぽい。
ひじょーにどーでもいいことであるが、
私は私の言葉にひどく束縛される。てか自分でいったことの責任を取ろうとする人なんである。のであんましはっきり約束はしない人である。「多分」とか「気が向いたら」とか「時間があれば」なんて言葉がよくつくのであるが。前日の会話を脳内巻き戻し再生……(チェック中)……よし。私は他の本を詰め込んでお出かけすることに。持ってきた本を部室に置き、さらにお出かけ。5軒目の古本屋で『ひとつ火の粉の雪の中』を105円で購入。「持っている」と「貸す」の条件を満たしたので、それを部室に置く。まあ沖縄から取り寄せてもよかったんですが、時間かかるし。それにしても
「初版を持ってる」とかいわなかった自分に感謝である。だって見つけた本の最後にはオーフェンのリストがどかーっと載ってる第8版だったので。もし旧部長様がこれ見てるんなら、ご一報くだされば105円でお譲りいたしますぜ(揉み手)。
休んだんだか休んでないんだかよく分からない状態で、小遣い稼ぎに復帰。朝、パートのおばちゃんに会うなり、「
ハワイ行ってたって話だけど。休み、どうだった?」と話をいきなり振られる。初耳であったが、はっはっはっ、と軽やかに笑い、「いやー、
休みはのんびりできましたよ」と返す私。「それにしても熊本は寒いですねえ」と付け加え、その上で「あ、これ皆さんでどうぞ」と茶菓子代わりに持ってきてた
すかさずマカダミアナッツのチョコレートの箱を差し出す。明治製菓だけど。うむ、アドリブの能力はさほど落ちてはおらぬな。
休んだおかげで土日もミッションがあったりで結局へろへろだったりする状況。レンタルビデオ屋に寄ったら、「じゃりン子チエ」のDVDを見つける。小さい頃、再放送とかで見たなあ、と思う。全12巻で、別に劇場版もある。人気があるようで1巻しか残ってない。多分、当時見てた人とかが借りてるんでしょうかねえ。テレビ版は再放送で見て、コミックは友達が持っていたので読んだことがあるが、劇場版は知らなかった。パッケージを見てみる。固まる。不良親父のテツを西川のりおがやったのは知ってた。幼馴染みの警官ミツルが上方よしお。
社長(多分お好み焼きだろう)芦屋雁之助、
オジイとオバアが鳳啓助と京唄子、
花井先生親子が桂三枝と笑福亭仁鶴、
マサルとタカシの悪ガキコンビが紳助・竜助、
テツの友達が阪神巨人で、
カルメラ兄弟がザ・ぼんち、とどめに
猫の小鉄とアントン親子がやす・きよって何ーっ!? ちなみに
監督は高畑勲で、ジブリに分類だったり。こりゃ、桂三枝がピッコロのオヤジやったり、美輪明宏が山犬の神様だったりしてもおかしくはないわいなこりゃ。と、とりあえず見てみようとしたが、TV版1巻しかねーっての。借りてきましたが。
注文していた「ウィザードリィ」のサントラ復刻ボックス(6枚組)が到着。うひーっ、楽しみーっ。と開いてみたら、
ボックスが宝箱。や、ウィザードリィですよ、相手は、宝箱といえばトラップです。ですが、私はシーフじゃないしニンジャでもないので、トラップ解除はどきどきです。そーっと開けてみる。中には内箱があってそこに書かれた文字は「
OOPS! TELEPORTER」やられたっ。さすがウィズのサントラです。てか、
このネタ分かるような人じゃないと買わないような復刻版ですな。中はまだもったいなくて聞いてません。そのうちそのうち。まあそんなこんなで
ウィズ熱復活してまして、こないだベニー松山の本ヤフオクで落としたり、「エクス2」買ったり「BUSHIN0」買ったり。やる暇ありませんが(泣)。ストーリーものもいいですが、
ストーリーを自分で組み立ててくRPGの方が私は好みだなあと思ったり。
小遣い稼ぎの人と話をしていたときのこと。以前私が夜中の市立図書館でダンサーを見た話をしたところ、その人曰く、「
熊本市役所にもおるばい」ふへっ? 夜勤モードのときその人、帰りに街でラーメン食べたりしてるらしくて、見かけるそうで。話を突き合わせて、「どうやら
ガラス張りを鏡に利用しているらしい」「
ダンサーにはテリトリーがあるようだ」「
踊りは夜中過ぎから」といったことが見えてくる。ううむ、私の知らない奥深い世界があるのだなあ。
脳が疲れているので、どうにも読書傾向が守りに入ってる。てか楽に読める本に走ってるわけでして。こないだ古橋秀之の『超妹大戦シスマゲドン』の2冊目が出て完結したので読んでみることに。……
結論、すんげーバカ小説。いやー、笑った笑わせてもらいました。これだけおかしかったのは、酒見賢一の『泣き虫弱虫諸葛孔明』以来かもしれません。ストーリーの骨子はというと、ひょんなことから妹コントローラーを手に入れた主人公たち、謎の敵に襲われたりするが、格闘系妹ソラの活躍により撃退していく前半から、いつの間にか能力者である妹たちの競技大会になる後半。
展開自体が少年ジャンプとかのパロディですし。出てくるのもネコ耳妹、頭に鳥居乗せた巫女妹、戦闘機に変形する機動型妹やドリル妹、ドジっ子妹や魔女型妹や戦車型機甲妹とか手足が伸びるメイド妹とか。なんだか昔、三国無双ネタで、「量産型呂布」とか「水陸両用呂布」とか「呂布飛行試験型」とか「呂布強行偵察型」とかいってたそーゆーノリですな。圧巻は、
超梁山率いる百八人の武将妹(平均身長2メートル弱)。わはは。後になったら武将妹が999人の親族妹連れて10万8千の武将妹軍を形成したりしますし、
彼女らが「兄者ーっ」と応じる声だけで数ページ使用。百八人並べると名乗りだけで行数が稼げるといった作家がいましたが、まさにそのネタ。ネタだけに、一度しか使ってませんが。他にもあちこちにネタが仕込まれてるのもポイントで、主人公兄妹が使用する能力は妹オーラを塊にして飛ばす技「ハッスル玉」で、これが音声入力によりコマンド短縮で発動しだすと、「
そーれ、ハッスル、ハッスル」で二度弾出したりとか。個人的にツボったのは、武将妹と、もひとつ主人公たちが大会で闘う巫女妹のシーン。巫女妹の兄百太郎はすでに死んでいて幽霊として出てきますが、その直後。
「それってオバケでしょ!? もーダメ、絶対ダメ!」
ロープをくぐって逃げようとするソラを、サトルはコントローラーを操作して止める。
「こら、逃げるなソラ! オバケなんてないぞ! オバケなんてウソだ! 寝ぼけた人が見間違えたのだッ!」
読んでしばらく
あまりのツボにひくひくしてましたよ私。いやあ、多分サトルくん、「
だけどちょっと僕だって怖いな」と思ってるのを押し殺してたんでしょうなあ。まあ、このネタが分からなくても、私みたいに萌えとか分からなくてもバカ話が好きな人には楽しめるかと。
読み終わってはたと気づくのですが、古橋秀之って、完結した話書いたの、珍しくないかえ? 「ブラック・ロッド」のシリーズって終わってないっぽいし、「タツモリ家の食卓」は続くって書いてあるし、「ソリッド・ファイター」も「\」も間違いなく続き物なのに1冊しか出てないし、しかもこないだ電撃で秋山瑞人とのコラボ企画始めたしなあ。好きな作家なんでざくざく書いてほしいところ。なんて書いてたら、「タツモリ家の食卓」読みたくなってきちゃったよ。えーと、あれはたしか……
下位本棚付近で第3巻を目撃した気がするぞ。……………
またあのダンジョンみたいなとこに行かねばならないようです。ちょほほ。
購入した本:
米村圭伍『おんみつ蜜姫』、北森鴻『桜宵』、恩田陸『禁じられた楽園』、古橋秀之『超妹大戦シスマゲドン2』、五代ゆう『アレクシオン・サーガ』、明石散人『鳥玄坊 根元の謎』『鳥玄坊 ゼロから零へ』『日本語千里眼』、秋田禎信『ひとつ火の粉の雪の中』、榊涼介『ガンパレード・マーチ 山口防衛戦』、三木遊泳『カレイドスコープのむこうがわ』、マイクル・ムアコック『白き狼の息子』
読了した本:
米村圭伍『風流冷飯伝』『退屈姫君伝』、北森鴻『花の下にて春死なむ』『桜宵』『螢坂』、古橋秀之『超妹大戦シスマゲドン1〜2』、菊池たけし/F.E.A.R.『アルセイルの氷砦』『リーンの闇砦』『フォーラの森砦(上・下)』『フレイスの炎砦(上・下)』