中旬。
近隣の市やらで市議選があっていて、非常に騒々しい。てか、ミッションの真っ最中でもおかまいなしである。お昼寝タイムとかお食事タイムの邪魔をされるたびに思うのだが、「なんとかして
マイナス票を投じることはできんのか?」特にうとうとしているときに名前を連呼されたり、
くそ暑い中、アイスクリームを家族分買って帰る途中、のろのろ運転の選挙カーに道をふさがれたりすると殺意を覚えるのだが(溶けまくってましたが)。あとミッション中に選挙カーで「
ただ今信号が青に変わりました」と実況かましたのがあって、そりゃ関係ないやんとみんなして総ツッコミ。でもまあ考えてみると、
「青になった」というのは自分サイドの話だけであって、他方じゃ赤になってるんだから、そっちの人たちにとっては選挙カーがいってることって逆なわけですわな。一方のみを取り上げるその方法を議会でもやりかねないよねー、想像力ないよねー、と思うんだが深読みしすぎか。あと連中がよく「
ご迷惑をおかけしております」とか「
お邪魔しております」とか「
お騒がせしております」とかいってるけど、「
だったらまず謝れや」と思うのは私だけか? 「お騒がせしておりますが、○○でございます、○○、○○、○○をよろしくお願いします」ってパターンで来られると、
名乗れば迷惑はチャラか何様だ貴様と相当かちんときたりするわけでして。中にはちゃんと謝ってる人もいるんですけど、大半はそんな気持ちは感じられませんな。やかましいだけ。ぶっちゃけた話、選挙カーの宣伝なんて五十歩百歩で政策いってるわけでもないし、どーでもよろしい。が、私の邪魔をしたやつには投票するつもりなんてさらさらないのである。いやはや。
4月頭から新たなミッション場所に異動になったので、修羅場脱出。いやあ、三日前までどこに配属になるか分からないという状態は身体に悪いでございますよ。私は
ミッション遂行能力的にはわりとオールマイティーなので、争奪戦があったそうで。他の人でも人数突っ込めばどうにかなるという部署から陥落していったそうな。まあともあれ同時に配属になった人たちが見習いのように練習したり研修したりしている中、ひとりだけ延々とボスのサポートに徹することに。まだ遂行時間的に余裕があるのでどんとこいなんですが、ともあれ去年はほとんど顔出せなかった熊大文芸部にひょこひょこ顔を出すことに。いやあ、
下々に混じって刺激を受けるのらー(おい)。とかなんとかいってたら懸念の問題であった部員も新しい人たちが4、5人入ったようで、どうにか続きそうですなあ、よかった。
そんで、前部長殿と話をしていて、「戦国BASARA英雄外伝」に至る(「英雄が遺伝」と変換するのはどーしたものか)。「浅井長政には笑ったよねー」と私。どうも前部長殿はぴんと来なかったようで。「『BASARA1』じゃあ本多平八郎のコンセプトは『モビルスーツ』でしたやん。『2』で竹中半兵衛が『怪傑ゾロ』、豊臣秀吉が『ラオウ』風で、んで今度は浅井長政じゃないですか」まだ通じてない模様。初めてデザインを見て感じたこととそのままぶちかました。白っぽい銀色に赤のラインやパーツが入ったあれは「
ツブラーヤの超人」すげーデザインだなや。とりあえずウケたのでよしとする。
ラオウといえば、こないだネットのニュースで見たのだが、
葬儀があったらしいですな。ラオウ昇魂式、というらしいですが。
高野山東京別院でご焼香とかセレモニーとかあったそうで。遺影やラオウ像(黒王号付き)とか写真を見たがすごいなあ。最近この手のニュースとかまずネットで引っかかってくるのは時代ですかね。
ネットで引っかかってきたといえば、大阪市職員の不祥事で、
1000人以上学歴詐称してたってやつ。学歴詐称っていったらホントのよりもよく見せるのかなと思ったら、逆。大卒とか短大卒なのに高卒で試験受けて公務員になっとるんですわな。つまるところ、
このアホウどもが受かったせいで、落ちて職にありつけなかった高卒の人たちが1000人以上いるわけですよね?
大卒と高卒が同じ土俵で勝負したらどういうことになりやすいかってのは見えてるわけで、汚ねえなあと思う。勤めて何年になるのかとか細かいデータが出てないんですが、それだけダマシ取ってるわけで、停職1ヶ月は甘いよなあ。
ダン・シモンズの『オリュンポス』、リクエスト入れてたのになかなか図書館に入らないなーと思っていたら、予想より1週遅れくらいで隣町図書館から電話が入る。ケータイは昼間はなかなか出ない人なので留守電。休憩中に聞いてみるに、何やらみょーに間の長い挨拶の後、「
ご予約されていました本が2冊も(ぷつん)」なんだなんだ何が起こったんだ。前にも似たようなことがあったが、そんときは留守電2回に分けて入っていて用件をコンプリートすることができたんですが、今回はそれもなし。書名すら聞いてないぞ、私。うーん、たぶん留守電切れたのに気付かず一気に後半しゃべったのかなあ。しばし空を見上げて推測する。ポイントになるのは「も」だ。よもや「
予約の本が2冊も来ましたっ!」ってことはないだろう、上下組なんだし。おのおの2冊ずつ来られても困るわいな。ということであの「も」は「戻ってきました」の「も」の可能性大。ははあなるほどそうですか、私の前にリクエストしてた人がいて、私は2番目でしたか先越されましたか。でそれが戻ってきた、と。これでいつもえれー早い隣町図書館のアクションが遅かったのも納得。週末になって回収コンボを考える。金曜日に宮本昌孝の新刊が熊本市立図書館に到着した知らせがあったのである。そちらの『オリュンポス』は準備中でいつ稼動するか油断できない状況。計画としては確実に今回読んでおきたいわけで、隣町図書館の『オリュンポス』で突っ走った後に熊本市立図書館の『オリュンポス』に切り替える。間に宮本昌孝を突っ込む。部長様からお借りした「皇国の守護者」は申し訳ないが後回し。前作『イリアム』が相当時間かかったため、いろいろ予防線を張っていくわけですわな。より具体的に、土曜日の早朝、熊本市立図書館に行って宮本昌孝を押さえる。早朝だったのは、つまるところ土曜日にそちらのシモンズが稼動されたら困るから。その前に回収ざます。でその足で隣町図書館に向かってシモンズ回収。その後、土曜日のうちに熊本市立図書館がOKになっても、次の土曜までは取り置きが可能ざます。怖いのは、市立図書館に到着した開館後30分の間に稼動している場合だったんですが、そんなこともなくクリア。で隣町図書館へ。「リクエストの本で電話があったんですけど」とカウンターで伝えると、データを呼び出して書名を見てから「ちょっとお待ち下さい」とおねーちゃんが取り置き本のところへ。やがて
持ってきた本が何故かコバルトな感じの上下本。うみゅ? シモンズのはハードカバーで上下組のはずだが。「これですね?」「えーと違うと思いますけど。黒っぽいハードカバーで2冊では」あんた何見て取りに行ったんだ? おねーちゃんもういっぺんパソ画面を見て手元の本を見て、取り外した予約票と輪ゴムを本にくくりつけた。奥から今度こそシモンズを持ってきたので、ようやく貸出。何だか
旧支配者様が去られて戦力ダウンしてるのですかねえ。
先日、北海道に旅行した人がお土産を振る舞ってくれました。「
とうきびチョコ」だそうで。何でもチョコをつければいいってもんじゃないんですが、北海道。
ポテトチップにチョコ塗ったやつを前に食べたのですが、口に入れてもごもごやった後に塩味が浮かんでくるのが何とも。いわんやイチゴチョコをや。でこの「とうきびチョコ」、「元祖」とか書いてあるのは類似商品が他にもあるんでしょうなあ。二種類入っていて、袋が緑のと黄色のやつ、ひとつずつもらっちゃいました。や、こっちの緑は「ホワイト」って書いてありますよ。ならばこっちの黄色は……「スイート」? ええと、チョコでホワイトってのはホワイトチョコ仕立てだって分かるんですが、わざわざ
「スイート」が別にあるってことは、そのホワイトは甘くない、と? いやいやいやお待ちなされい。多分これはあれですな、「スイートコーン」のスイートなんですよ、きっと。
スイートコーンにチョコレート……うぅ。どきどきしながら開けて見る。粒をチョコでブロック状に固めてるんですなあ。問題の「スイート」はというと……なんだ、ただのチョコじゃん。ちょっぴりがっかり。いやまあおいしかったですけどねえ。と思いながら家に帰ったら、昼見たばっかりの「とうきびチョコ」が置いてあってびっくり。「こないだもらった北海道土産だ」と親からいわれる。ああ、そういや「ドラキュラの葡萄」も北海道土産でしたな。てことで、「とうきびチョコ」をまた食すハメに。
「とうきびチョコ」食べながら、爽健美茶を飲す。昔はよく飲んだが、最近ご無沙汰だったのである。「はとむぎげんまいつきみそお、そーけんびちゃ」などと口ずさんでみたりする。「どくだみっ、はぶちゃ、ぷーあーるぅ……?」ペットボトル見てて気付いたが、
「月見草」って入ってませんぞ。ごそごそとネットで調べてみると結構昔と成分が変わってるようで。味自体は前とそんなに違いはないんですがねえ。少しずつ飲料のブレンドとかも変わってるんですなあと面白くなったり。
いつもと違う本屋に行く。成田良悟の特集が組まれた「電撃hp」があったので別の文庫と一緒に購入することに。「カバーお願いします」というと「かしこまりました」とレジのおばちゃん。文庫に素早くカバーを装着させ、もうひとつ大きめのを出す。「あ、そっちはいいですよ」と私。「電撃hp」は雑誌じゃなくてムック扱いなのだが、まあそれはそれとして。「でも
こちらにぴったりのカバーがございますので」とにっこり。「あ、じゃあお願いします」とこの手の書籍に珍しくカバーをつけてもらう。うーん、昔よく寄ってた店だがサービスいいなあ、と感心する。ちなみに受け渡しの前に「袋にお入れしましょうか?」というのも他の店とちょいと違うなあと感じる。「こちらこのままでよろしかったでしょうか」「ゴムでよろしかったでしょうか」というのはよくいわれるのだが。結局「あ、いやそのままで結構です」と応じたら、「ありがとうございます」と頭を下げられた。うーん、いい感じ。
いつもと違うさらに別の本屋に行く。ちょこちょこ細かいものを買ったりして会計中。レジ横の防犯カメラの映像を見ていたのです。ちょこちょこ切り替わるのはよしとして、
一台だけ猛烈な勢いで回転してるカメラがありまして。切り替わることなくくるくるくるくる延々と。回転がそこそこ速いので、どこなんだかちっとも分かりませんでしたが、ありゃあ故障してるのかそういう仕様なのか。
文芸部の部会に顔を出す。部長様が自分の部室合鍵をコピーされて新入部員さん用に持ってきておられたのだけれど、どうやらそれが合わなかったっぽい。ちなみにその部長さんの鍵は、私が所持してるやつのコピーでして。「コピーのコピーだからですかねえ」という話になる。翻ってみるに、現役の方々と比べると私のが一番オリジナルに近い。「ああ、じゃあ私が作ってもらってきますよ」と
例によってフットワークの軽さといい人さを発揮する私。翌日、帰りに鍵屋に寄ってコピーぷりーずと要請。強烈な鍵削りの金属音を聞きつつ、「コピーを繰り返すと合わなくなったりするんですかね」と尋ねる私。「そういうことはあるみたいですねえ。でもこのタイプのは結構大丈夫だと思いますけど」「でもこの鍵のコピーをコピーしたら使えなかったらしいんですわ」「これは大丈夫だと思いますよ」「じゃあもし使えなかったりしたらまた作ってもらえますか」「いいですよ」という追い込みトークで、ダメダメだったときの保険をかけておく。ちゃんとレシートも切ってもらったのでばっちりざます。さらに翌朝、まだ誰もいないような時間帯に部室に出かけていって試してみることに。お店では袋とかに入れてもらえなかったので、出がけに「おうキーホルダーでもつけていくか」と鍵持ったまま自室をごそごそやってたら
ひとつ落としてしまって10分くらい探し回ったアホウは私。キーホルダーも見つからなかったので、とうとう出かける。部室に到着し、ちぇっくー。お、開いた。閉じた。大丈夫ざますね。部長様が置きっぱにされた失敗作と区別するため、部室にあった「あずまんが大王」の榊さんのキーチェーンを装着ざます。そこでふと思いついて、ダメダメキーの方を取り上げてみる。「
これで使えたら笑えるざますねー」とドア半開きにしたまま鍵穴に突っ込み、ひねる。
かちゃり。……え? 閉まっちゃいましたよ。逆にひねると引っかかる。どうしても開かなかったのでもうひとつの鍵を試す。こちらもダメ。自分のを突っ込んで開き、もっぺん二つ試してみるが今度はどちらも閉まらない。結論。
ダメダメキーのどっちかあるいは両方は、運がよければ閉まる鍵のようです。でも一方通行運試しキーって使えませんよなあ。
部会の後、数人でお食事に行く(このため当日鍵屋への駆け込みはできなかったわけで)。こないだ卒業された方とかもいらっしゃったのでいろいろと話を聞きつつ、定食。原付の私以外はビールが入り、バカ話とか本の話とかで盛り上がったり。それぞれ得意分野の本のネタとか。新しい人に西澤保彦とか山口雅也とか貸す話になり、食事後部室に一部は戻る。たしかこないだ貸して西澤の一冊が戻ってきてたような、と思ったがもう回収したものか見当たらない。んで三雲岳斗を貸してみる。家に帰って
リュック開いてみたら、奥の方にまさに回収完了した西澤保彦があって頭を抱える。おかしいなあ探したんだけどなあ。これに中位本棚から発掘してきた山口雅也を付けて翌朝早々に持っていく対応の早さ。スバラシイ。まあ人に本貸すときはいつも思うのですが、気に入ってもらえるといいなあ。まあ気に入らなければ別の本を貸すだけなんですがね。他にもいろいろと話が進んだり。
前回でしたか「びんちょうタン」の話を書きました。DVDをレンタル屋で見つけたので借りてきて観賞。
うわっ、なんぢゃこりゃあ。すんげえ綺麗。第1話で鴨が池を泳いでるシーンがあるんですが、水が透けてやがります。足の動きまできっちり描き込まれてるし、細かい細かい。全体が「うわあ」というような出来具合でクオリティ高いですなあ。ストーリーも全12話、タンノーさせてもらいました。何回かしか聞いてないのにエンディングの「びんちょう音頭」が頭から離れないざーまーす。最初はひとりぼっちだったびんちょうタンが次第に友達を得て、クライマックスでは友達勢揃いするし。一人暮らしで日雇いの仕事をしてて、文字も書けないびんちょうタン。所々切なくて、悲しくて、それでも「私は生きてるのが好き」というびんちょうタンがいいですわ。あとところどころ変な遺跡があったり、鳥のバスがあったり(バス停にしゃがんでいると鳥がひっつかんで町まで連れてってくれる)、ダイヤル回す式のテレビがあったりファンタジーとノスタルジーが混じった世界が楽しいなあ。
アクションがすごいわけじゃないし、キャラクターが複雑に絡み合うわけでも、ストーリーが盛り上がるわけでもないですが、オススメ、といっておこう。
新作書くつもりになりまして。頭の中いろんなものが駆けずり回ってて楽しいですなあ。資料集めたりとかもしたいし。布団に入っても
アドルとかエンディが頭ん中で大活躍(←あどれなりん、えんどるふぃんの愛称らしい)ですよ。しなぷすが発火しまくりです。ゴールデンウィークはちまちま書いていきたいなあ。
購入した本:
恩田陸『Q&A』、七飯宏隆『タロットの御主人様。』、マイケル・ムアコック『ブラス伯爵』
読了した本:
六塚光『タマラセ
サイボーグは果実を愛する』『タマラセ
鉄仮面はメロンパンを夢見る』『タマラセ
幼馴染みはドラゴンを喚ぶ』、恩田陸『朝日のようにさわやかに』、沖田雅『オオカミさんと“傘”地蔵さんの恋』、ダン・シモンズ『オリュンポス(上)』