上旬。
前回松本ぷりっつの
『うちの3姉妹』にハマっているというのを書いた。ようやくブログの現在にも追いついてゴキゲンなのである。ええハマってますとも……単行本も買っちゃったし(てへ)。
ブログの途中にあった抜き打ちテストもぱーへくとでしたよ。4巻の冒頭にあるクイズもばっちりです。もっとも
「ハッピーセットのプリズム体操」はしんどかったですが。ちなみに私は次女のスーちゃんがお気に入りかな。「べそかき親子体操」の話とか前回は「よつばと!」に例えましたが、私ってば考えてみれば「赤ちゃんと僕」とか「びんちょうタン」も好きだしなあ。ツボなのかもしれません。ただ例えば子どもメインといっても「ホーム・アローン」みたいにどこか「大人な子ども」の話じゃなくて、子どものままのキャラを見てて面白いという辺りがいいのでしょう。ともあれ、オススメでーす。あ、ブログ版と書籍版じゃ違う点もあるので注意。ブログ版にだけあるのは、サイン会などのイベントや他社コラボ等。書籍版には書き下ろしエピソードがいくつかずつ入ってます。要チェック。
先日、
オトモダチの人妻さんからクオカードをいただいた。もらったのはいいんですが、はて、と首を傾げる。これってどこで使えるのかしら。カードの裏をつらつら眺めて使用店舗を探る。本屋とかで使えるといいんだけど。コンビニ各種とか並んでる中に、おお、ありましたありました
ジュンク堂に三省堂……って熊本にねーっ。TUSTAYAでも紀伊國屋でも使えないんですよねえ。うみゅー。コンビニなんて使わないしなあ。家族に買い取ってもらおうかとおもったが、使う場所がないと断られる。しょうがないっす。新日本石油でガソリン入れましょう。と思っていつも給油しているところで「クオカード使えますか?」と確認してみたら、「ダメです」と断られた。なんでやねーん。どうも使えるところと使えないところがあるらしい。JAとか巡回ルートにないしなあ。数日考え、「おおう、コンビニで切手を買おう」と思い立つ。だいたい1000円くらい毎月諸々切手代使ってるのです。で、コンビニに行って「クオカード使えます?」「使えますよ」「切手くださいなー80円を10枚」「かしこまりました」レジをぴっぴっといじり、「あ、申し訳ございません。クオカードで切手は買えません」
はぁ? そ、そーゆーもんかえなの? すごすごと引き下がり、ミッション仲間六人ほどに当たって、ようやく引き取り手が見つかる。ほっ。それにしても、クオカードって贈答用とかオリジナル作ったりとかあるみたいですが、誰がどう使っているんですかねえ。
ミッション場からちょっと離れたところに駐輪場があって、そこにたいてい原付を停めてるのです。ある朝、雨がしょぼしょぼ降ってましたがたいしたことなかったので、フツーの靴で駐輪場までごー。で到着時もたいしたことなかったので、念のため持ってきてたゾウリは原付に積んだまま、カッパ脱いで傘差してミッション場へ。その夕方、猛烈な土砂降り。観念して荷物の大半をミッション場に残し、お弁当箱とか免許証とかだけ持って出陣。駐輪場まで歩いて10分前後なんですがね。傘がまったく役に立ちません。
前後左右から雨が十字砲火。ミッション場に置き傘はあるんですが、
今度から置きガッパも考えねばならんと真剣に思う。十数秒で下着までずぶ濡れになり、靴はがばがぱになり、もうヤケになって
雨ニモマケズ/風ニモマケズ突撃です。遭難しかかってる感じというか、
歩いてて溺れてる感じでしたが。どうにか辿り着いて、原付に置いてたタオルでテキトーに拭い、靴をゾウリにチェンジし、カッパを装備。って、これってカッパの内側の方が濡れるような気がするなあ。で
駐輪場から出たら、雨、小降りになってやがります。や、やられたーっ。あと十分待ってればよかったんだー。悔やんでも仕方ないのでずぶ濡れのまま帰宅。やっぱりカッパの外より中がぐっしょりでした。とほほーん。
その翌朝、カッパを着込んで原付で出発。雨は降ったり止んだりといった状態でございました。道のあちこちに大小の水たまり。ちょうど雨が止んでるとき、小学生の登校ルートで、数人の女の子たちが車道と歩道の境にある水たまりを見つめていました。で、走ってくるこちらに目を向ける。うむー、これは……
はっ、これはトラップですな。彼女たちは私を罠にかけようとしておる。罠となれば食い破らねばなりますまい。期待に満ちたまなざしを受けて、
私は速度をやや緩め、小学生のお嬢さんがたにざばざばざばーっと水を撥ねて差し上げましたよ。結果足とかに水をかけられた
小学生にきゃーきゃーいって喜ばれる。うむ。なんとなれば、彼女たち、カッパに長靴のフル装備だったのです。なるほどねー。ここ何年もカッパなんて二輪走行時に着てたからすっかり忘れてましたが、別に二足歩行時に着てもいいんざますよね、なんてことを考えてみたり。それにしても私、毎回こんなことばっかりしてないかえ?
晩御飯の用意をして、さあ食うぞーというときのこと。ついでのようにテレビを点けたら動物もののクイズ番組みたいなのをやってまして。
イツスジトビトカゲとやらがどうやって飛ぶのかとかいう問題。の解説辺りから。まああれだ前脚後脚の間にムササビのように膜があってそれでグライダーのようにひょーんと行くわけっすよ。んで、その皮膜を支えてるのが肋骨なんだと。というところで解答がばーんと出ました。
正解は、「肋骨で飛ぶ」でした。ちょ、ちょっと待てーっ、御飯吹き出しそうになったよ、私。今の説明の流れでその解答なのかや?
人はどうやって走るのか→人の脚は骨が支えてます→人は脚の骨で走る、みたいなのはどうなの? こないだも何かこの番組変なこといってたような気がするなあ。こんなんでみんな納得するんじゃろうか(解答者だかは頷いてたが)。あるいはこれはそうしたとこに突っ込むのを楽しむ番組なんじゃろうか。
「戦国無双2猛将伝」の記事を公式サイトで眺めていたのだが、前回ちょこっと書いたササキさんとガラシャが掲載されておりまして。ストーリーに関しては、
ガラシャが雑賀孫市と親友になる、とか。ど、どっから湧いて出た話ですかそりゃ?
与一郎(細川忠興)の立場はどうなるのだ。いやいやいや私が知らないだけでそういう話があるのかもしれん。などという疑問よりも。新キャラ紹介の情報には攻撃法とか武器とか書いてありますのです。ガラシャの場合、武器:腕輪、特殊技:攻撃の術、防御の術。すまんいまいちイメージが湧かぬ。さらにササキさんの場合、特殊技が「秘剣燕返し」なのはいいとして、「
敵の攻撃を無効化にする透明化」とか武器「長くて細い刀、
異空間から召喚する巨大刀」とかあって、
こりゃあどこの「魔界転生」だって感じでございます。イロモノ? 引き続き様子見。
休日に、父親が何やら文庫本を読んでいて、私を呼んだ。「おう、これの前のやつを持ってないか」見れば荒巻義雄の文庫版『新旭日の艦隊2』のようです。持ってません。「そうか。
ならば図書館で借りてこい」何を偉そうにいっておるのだ。外は雨ですよ。てか、
だいたいなんでそんな中途半端なところから読んでおるのか。初回点検でバイク屋に行ったついでに図書館に向かうことに。
日頃の行いがいいので(え?)、天気は小雨に。たらたらと坂を上っていると、側溝の金網の周辺に油膜発見。んー? さらにちょっと行くとやっぱり金網のとこに油膜。んん? 金網のたびに油のぎとぎとしたのが広くなっていくような。はっ、分かりました!
上流でタンカーが座礁したんですね! しばらく行くと金網周辺どころか道の方にも広がっていて、その源流にはガソリンスタンドがっ。
あぶなーい、逃げてーっ。って違うか。多分給油の際にこぼれたか何かしたのが流れたんですかな。そこを過ぎれば流れに油が浮いてることもなく隣町図書館に到着。去年だったか台風のときには臨時休館ぶちかまされましたが、今回は大丈夫でした。頼まれた本を探していろいろ調べてみたら、新書版はいろいろと姉妹編とか込みで何十冊かあるんですなあ。そことさらにもうひとつの図書館を経由して、
20冊ばかりを借りてきてさしあげる。もちろん、父親のカードでだ。ビール飲んで寝こけていた父親の腹に積み上げ、「あ、あとよろしくー。
自分で返しといてねー」とさわやかに宣告して自分の部屋に戻ったことよ。
最近ちょっと気になってるゲームがありまして。もう何年も前のプレステ2のソフトなんですが、ヤフオクで5000円台即決とかアマゾンの中古で4900円とかそのくらいの値。理由は多分本数が少ないせい。近くの中古屋数軒回ってダミーが置いてあったのは一箇所のみ(売り切れ中)。レース系のゲームなんですが、やってみたいなあ。と思ってたらヤフオクに1500円くらいのスタートで出品。やや。情報集めってことで出品者の評価や他の出品物を覗いたりしてみる。ん、出品者への質問が入ってますよ。見てみたら、まあありきたりの入金方法や発送がらみの質問がほとんど。その中に、何故か「
説明書の状態はどうか」というような質問が混ざっている。出品者は「開けて確認している段階で新品ではありえないが、汚れ等目立つものもない」というような返事をしていたと思う。その返事に対して、「
それは新品同様だということか」いや、何故説明書の状態にこだわってるあんた? さらに「説明書が新品同様というのであれば入札を考えてる」という発言が続くに及んで、
このゲームの説明書には何か秘密があるんだろうかと首を傾げる私。結局お気に召さなかったのか、その人入札はしなかったようです。私は入札したが3000円オーバーで脱落。ちょほほ。がっくりした翌日くらいに今度は1500円、1600円、2000円くらいのスタートで次々に出品者が。いろいろ確認してみると、
三つとも、例の人が説明書に関するしつこいくらいの質問をしている。コピペかってくらい同じような文章で。ついでにいえば、4900円とか5000円オーバーの即決商品には質問なし。どうやらその辺りは予算オーバーらしい。うむむ。しかも1600円スタートの出品者は、前日落札しそこねた商品の人と同一人物。多分ショップの人と思われる。その人、
質問攻撃に懲りたのか今回はご丁寧に説明書の写真を複数掲載してらっしゃる。あ、ちなみにその3つはいずれも4000円近くまで跳ね上がったせいで、結局落札できず。
くだんの説明書マニアは入札すらしない。ううむ、単なる荒らし? いや、説明書には何らかの秘密があるのかもしれん。ちょっとあちこち回って探してみようかとも思っているので、謎が解けたらまた書くことにしましょうかね。
小林めぐみの新刊『魔女を忘れてる』を読了。そうですねえ、
作品の雰囲気は「井上雅彦が帯を書いている」といった説明で通じる人は通じるかも。『食卓にビールを6』に備えて5冊ほど読んだ後だったので、多少ギャップはありましたが。私なりに感じた雰囲気は、「
キングを西澤保彦脚本にしたもののノベライズ」? 宮部みゆきが『ファイヤースターター』で『クロスファイア』、小野不由美が『呪われた町』で『屍鬼』だったように、
こばめぐは『IT』で『魔女を忘れてる』かなあという感じ(んで最後は西澤保彦テイスト)。さくさく読めるんだけどねえ、どうしても『IT』と比べちゃうんだす。昔「魔女」を倒した少年少女がいて、そのことをひとりを覗いてすっかり忘れてて、「魔女」が帰ってきた、というそいつの一言で物語が動き始める、過去と現在を交互に語りつつ展開していくわけですわ。骨子だけ取るとほぼ『IT』ですわ。盛り上がりとしては『IT』の方が勝ちかな。心理的かつ現代的な問題としてはこばめぐですが。てか、ストーリーがシンプルになりすぎてて、「魔女」の正体がいまいち見えないとか、キャラの描き込みが足りないという気がする。おそらく数冊かけて書くネタなんじゃないかなあ。もっともそんなことしたら相当鬱になりそうですが。個人的には『食卓にビールを』のような力の抜けたバカ話とかの方が好きかな。
ネットのニュースで「EUのタバコをすべて“自動消火モノ”に」というようなのがあった。ふむ? 読んでみると、タバコによる火災を防ぐのがメインの目的のようで、
何秒か息を吸い込まないと中で酸素の循環が止まって火が消えちゃう仕組みだとか。へえ、そんなんができるんですなあ。あ、でも
こういうのが普及するとハードボイルドしにくくなりますねえ。タバコくわえたまま、というのができないのだろうから。でも面白いなあ。こっからいろいろ想像していくのも楽しそうだ。そんなもんができるなんて思いもよらなかった。
結構80年代とか90年代のゲームやパソ関係のエッセイとか読むのが好きなんですよ。
「今」しか知らない人たちからすると想像もできないようなことがあったわけで。もちろん当時の人たちが想像もしなかったようなものが今にはあるんですがね。矢野徹が60越えたくらいからゲームにはまってパソしたりする『ウィザードリィ日記』や『矢野徹の狂乱酒場’88』とか古本で買ったりしたものが面白い。今のネットがパソコン通信とどう違うのかとかね。ただ、前に読んだ本の中で、会議室という部外者お断りの空間→インターネットで誰でも参加→ミクシィのような閉鎖世界、みたいに移っていくのは面白いなあ(前にも書いたか)。同時に、最近USBを媒体にしたウイルスが流行しているらしくて、それって昔あったフロッピーディスク感染と似ているわけで、
先祖返りっぽい。こないだたまたま図書館で見つけた谷山浩子の本も楽しく読んだ。ちょうどウィンドウズが95に変わっていく時期の話なんで、ははあこの頃こういうことが起こっていたのか的に知識も満足ですよ。ナンバーディスプレイの試験運用とか出てくるし。その中で、「ルナティック・ドーン」にハマっているという話がありました。ああ、
ルナドン。って何か怪しい丼モノみたいですが。私も前中古で買って散々やりましたっけか。大陸があって、そこを冒険していくゲームでして。キャラ作ってパーティー組んで、酒場で仕事の依頼を受けて。仕事の種類は護衛、誘拐された人の奪回、お使い、モンスター退治、敵討ちとかそんなん。大陸の街や村は距離が決まっててどこのルートを何日で通ると次の街に着くって感じ。でたらたらたらたらやれるのです。
依頼の期限はありますが、ゲームの期限がありません。日数がカウントされるのでキャラは年食っていきますが、結婚して、家建てて、子どもができて、その子どもに世代交代させることもできる。家建てて留守にしている間に泥棒に入られたりすることもある。自分たちとはあんまし関係ないところで世界情勢があって善悪法混沌の四つの国が勢力争いをしているのですが、ホントに何の関係もない。そんなゲーム。
自分のキャラを育ててもいいし、アイテム集めに奔走しても、あちこちテキトーに旅してもいい。一番手っ取り早いアイテムや金集めの方法は、指名手配犯を見つけて倒す賞金稼ぎですが、これやってると今度は自分たちが指名手配食らって騒ぎを起こした街に出入りできなくなったり。自由度が高いので、延々ハマるときはハマるが、ふと醒めて、またしばらくするとぽちぽちやってるような感じだったなあ。近いところでいうなら、プレステであった「ワールドネバーランド」にRPG性を強めたような、あるいは「ジルオール」からシナリオを抜いたような感じですかね。依頼をこなしていく感覚はどっか「アトリエ」シリーズにも似てるなあ。私、こーゆーゲームすんごい好きなんですが、最近の市販ゲームではどうなんだろう。とここまで考えて、はっ、と思いついた。
これって、今のネットゲームじゃん! 多分、かなり近い存在なのだと思う。ははあ、何となく納得しました。今ネトゲやってないけど、やりだしたらハマるだろうということが目に見えてますしねえ。ルナドンとかの絡みからすると、なるほど昔からこの手のは好きなんですなあ。
ということでそろそろ
ペガサス話の第三回。あー、バカ話の三回目です、三回目。これまでの分を読んでない人は、先に進む前に前々回と前回のネタを読んでからの方がいいかと思われます。興味のない人は読まなくてもよろしい。というか訳分かんないかもしれんし。よし、分かりやすく、枠線を引きましょう。引きました。
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というわけで、前回の続きです。
前回はたしか帝国軍を辺境伯率いる騎馬隊が散々打ち破って圧政打倒に一歩前進といったところまででしたか。いや、そんな事実はねえー。私も初耳だ。
などという冗談はさておき(冗談だったのか?)、凍結してた妄想をいくらか解除してぐるんぐるん(←妄想エンジン作動中)。
よし盛り上がってきましたー(主に気分が)。
といいつつ、病気の話。いや空気を固めるところのメリグリン2の分泌とかいろいろ考えたら、そんな方向に話が行っちゃったのです。メリグリンの分泌に関して。老いたペガサスは次第に分泌が衰えるという設定は前回出ましたが、じゃあ若くてそんなんはいないのか。例えば病気で、とか。
設定3−1:メリグリン2の分泌過少に陥る病を蹄割病という。罹患した場合、飛行困難になるか離陸困難になる。
まあ空気が固まらないとか固まりが不十分になるわけですし。ぶっちゃけ危ない。分泌が少なくなって乾いた蹄が割れる、そんなイメージ。んじゃあその逆はどうだろうか。
設定3−2:メリグリン2の分泌過多に陥る病を蹄腐病という。罹患した場合、飛行困難になるか着陸困難になる。
通常走行の場合、脚を下ろす際に空気を固めて、それを足場にして前に進むのです。が、メリグリン垂れ流しだと、脚を下ろそうとしたところが固まってしまうので、バランスが悪くなるか上に上に行くしかないという感じですか。あるいは筍のように空気の固まりが上に伸びていく感じ。じゃあ、もうひとつ。
設定3−3:四肢のメリグリン2の分泌バランスがおかしくなる病を狂蹄病という。罹患した場合、まっすぐ走るなどの基本的な動作が困難になる。
これは例えば、右前脚と左前脚でメリグリンの分泌量が違うとか、そういった感じ。とりあえずこんなところですかねえ。んで、ペガサス飼育したりしている人間がいるならば、病気だったらどうにかしようというのが現れても不思議じゃありません。
うーん、上のような病気だったら、
ここで一発蹄鉄の出番です。
設定3−4:メリグリン関連の病は蹄鉄でどうよ?
出過ぎるのを抑制するキャップとしての蹄鉄、外に出る分を調整する弁としての蹄鉄、割れやすくなった蹄を保護するための蹄鉄、の3タイプくらい(最初と二番目は同じかも)。
で、ここまで来て、蹄鉄を使うあたりからようやく新展開です。何ができるようになってかってえと。
設定3−5:蹄をかぶせることによって、空中を走れないペガサスが出てくる。
健康なペガサスだろうと、です。当初は病のために
飛べなくなったペガサスは肉に、というルートもあったんですが(多分今もある)、もうひとつのルート、すなわち
地上種への道発現。つまり馬としてのパワーを荷馬車や馬車馬等に用いる方向へ。地上を走るためには、翼が邪魔なんで、切り取ったり、縛り付けたりして矯正へ。もっとも成馬で後天的に飛べなくなった場合、翼でバランス取ってるのは直らないような気もしますが。さらにそれら同士で掛け合わせて世代交代をするうちに、翼の小さい種、あるいは翼の退化してなくなった種が出てきます。よし、
地上種誕生。ただし、
設定3−6:ペガサスの地上種は一段劣った生物として長い間見られていた。
てのを付与。なんでかっていったらですね、
設定3−7:戦闘におけるペガサスナイトは戦の華である。
ってのがありまして。戦場における
ペガサスの強みはその機動性にあるわけです。迂回して攻撃とか後方攻撃とか急襲とか。さらにはペガサスナイト同士の戦いであれば一騎打ちですかな。しかも
空だから結構周囲からよく見える。そんなペガサスを見慣れてる人々からすれば、
地上種なんてのは所詮羽のないペガサスですから。つまり我々からすれば馬がいて、それに羽のついた状態でペガサスなんてのが幻想の生物として存在しているのですがね。その逆なんですな。ペガサスがいて、そっから地上種が出てくる流れ。
実はもうひとつ蹄鉄の発達によって新たにできることがあるんですが、それはまた次回以降に回すことにしましょうかね。
で、別のネタ。考えていくときに馬などからペガサスの生態を類推していったりするわけですが、そこではたと気付いたことがある。
ペガサスって何色? 映画やら何やらの影響で、
なんとなく白馬のイメージがないですか? 「ロミ×ジュリ」ではティボルトが黒いペガサスに乗ってましたが、そこら辺がせいぜいですかね。でも、馬から類推していけば栗毛や赤っぽいのや毛足の長いのとかいてもおかしくないし、
ぶっちゃけシマウマなペガサスなんてどうよ?
設定3−8:ペガサスにはいろんな毛色のものがいる。
って話をしだすと、じゃあ脚の長さとか体型とかそういうのもいろいろありそうですね。
設定3−9:ペガサスには体型等で血統の流れなどがある。
耐久力のあるやつとか速度に勝るものとか高々度に慣れてるやつとか。あるいはいろんな血統を掛け合わせてみるとか。あとは、ここまでやったら、念のためこれも忘れないように、
設定3−10:ペガサスの知能は馬並である。
下手に人間並とか考え出すと、品種改良とかどうだということになりそうなんで、ここらで制限をつけておきましょう。もちろん、知能を高くすれば別の流れになる(人間との交流とか)わけですね。
さらに今回のもうひとつデカいネタであるところの
妨害物質について。発想の原点はシンプルで、メリグリン2が空気を固めるというところから。空気中の成分と結合したりするんだろうと展開、だったら、
メリグリン結合物質が少ない状態なら固まりにくいんじゃないか? という流れになったのです。こっから、
設定3−11:空気の薄い場所(高い場所等)ではペガサスは飛行困難になる。
だからさっきの血統話で「高々度に慣れてる」というのが話題にもなるってことで、つまりそういう種だと荒れた馬場でもばっちりなわけです。そう、
メリグリンが作用しにくい状態ってのはつまるところ荒れてるとか足場の悪い地面なわけです。
じゃあそういう状態を作るものはないかってことから、
設定3−12:メリグリン結合物質にメリグリンより結合しやすい物質がある。
すなわち、それが混じっていればメリグリンが作用しにくくなる。これは発見に関わる事情から、
設定3−13:メリグリン妨害物質はミノ粒子と後に呼称される。
あ、流れとしてはミノフスキー粒子とかゼッフル粒子とかが念頭にあったので。前者は「ガンダム」シリーズに出てくるビームとかを妨害するような粒子ですか。艦隊戦のときに「ミノフスキー粒子散布!」とかやってるんです。これがあったため、それをかいくぐって敵を倒すためモビルスーツが発達する、だったかな(うろおぼえ)。後者は田中芳樹「銀河英雄伝説」に出てくる爆発性の物質。ビームやミサイルで宇宙戦争やってるときに、強襲揚陸艦で敵艦に乗り込みゼッフル粒子散布。ビームとかだと爆発しちゃうんで、斧使った白兵戦になるシーンがありました。
で、前述のようにペガサスは戦場の主役であり、その機動性のため、対ペガサス用に「着陸できないような」「上空から狙撃急襲しにくい」斜めに傾いた階段状の砦とかができるんですが、ミノ粒子の発見により、状況が変わります。
設定3−14:ミノ粒子はミノタウロスによるペガサス狩りに使われていたものである。
設定3−15:戦場において敵ペガの行動を阻害するためにミノ粒子散布が行われるようになる。
3−14のため呼称は「ミノ粒子」です(きっぱり)。
ミノ吉粒子とか内心呼んでましたが(みのきちーと伸ばすとさらによい)。さらにメリグリンと違って一瞬で作用しなくなると妨害もあったもんじゃないんで、
設定3−16:ミノ粒子はわりと滞留して残る。
ってとこですか。
もちろん、どこら辺に散布したのかをちゃんと把握してないと味方のペガサスも飛べなくなっちゃうんで大変です。これの進軍妨害を破るために、
設定3−17:ミノ粒子は燃える。
なんてのはどうでしょう。攻撃側は進軍ルート確保のため、防御側はミノ粒子濃度の高い場所で泥沼に入ったようになっているペガサスを脅かすため、火矢を使ったりするのです。脅かすだけで、ペガが落馬して墜死なんてのが考えられますんで、爆発、とかまでいかなくてもいいかな。
ミノ粒子の登場により、ペガサスは一気に戦場の主役から脱落します。隙を見て使うとか、後方輸送とかそんな使い方になっていきます。その流れで、
設定3−18:ペガサスナイト衰退後、戦場のメインになるのは歩兵である。
ことに地上種が見下され、ほとんど繁殖もされてない状況だとこんなとこでしょうか。基本は軽装歩兵による戦闘だったのですが、帝国(あ?)が重装甲兵を鍛えて投入。ことに重装甲弓兵辺りの活躍によって、帝国領が拡大、大陸統一に邁進します。
よし、つながった! なんだかいまいちよく見えませんが、冒頭とつながりました。よしとしましょう。
てことで今回の妄想劇はこのくらいで。次回の方向性としては、地上種の発達、蹄鉄の話その2、ミノタウロスのペガサス狩りについて、とかですかね。
まだたいして考えてないんでどう転ぶか分かりませんが。
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とまあ、じめじめしてやーな季節ですが、てきとーに妄想したり空想したりしながらどうにか生きております。みなさんも頑張っていきましょー。
購入した本:
小林めぐみ『魔女を忘れてる』、林トモアキ『戦闘城塞マスラヲ2』、榊涼介『ガンパレード・マーチ 山口防衛戦2』、栗本薫『鏡の国の戦士』、鴨志田一『神無き世界の英雄伝』、成田良悟『バッカーノ! 1705』、マイクル・ムアコック『剣のなかの竜』、牧野修『楽園の智恵』、パトリシア・ブリッグズ『ドラゴンと愚者』
読了した本:
小林めぐみ『食卓にビールを1〜5』『魔女を忘れてる』、清水義範『金鯱の夢』、谷山浩子『浩子の半熟コンピュータ』、畠中恵『ちんぷんかん』、成田良悟『バッカーノ! 1705』