2007年7月。


中旬。


 こないだ例によって松本ぷりっつの『うちの3姉妹』読んでて、三女チーちゃんが大きくなったらなりたいものが「シナモン」→「きのこ」に変わったという話が載ってて、うひゃあ面白いなあと思ったのでした。その翌日でしたか、隣町図書館に行ったときのこと。いまだに七夕飾りが館内にありまして、横通ったときに短冊をちらりと見たのです。「うずになりたい」こ、こんな身近にチーちゃんより上が。しかも、多分小学生くらい。めえるしゅとろーむでしっぷうどとうな小学生もいたものです。いやいや待て待て。こりはもしかしたら(もしかしなくても)、「うず」→「ウッズ」なのでは? なるほど、親の人とかが「虎だ、お前は虎になるのだ」といわれてたのですな(違う)。「うず」でも「ウッズ」でも「虎」でも大変そうですが。健闘を祈る。


 珍しくミッションが早く終わった上、昨今珍しく晴れてたので、何軒かゲーム屋とか覗いて帰りますか、うひょひょ、などと考えつつ原付で走る。そういえば小林めぐみの『食卓にビールを6』が出るはずだったなあということで本屋をコースに何軒か入れる。走っている途中、後方で何やらどかんと爆発音のようなものがした。はて、テポドンが熊本城にでも撃ち込まれたのかしら、と首を傾げるがよく分からなかったのでとりあえず原付ごー。一箇所目のゲーム屋に入って出て、二箇所目に向かっている途中で気付いた。雨が降りそうだ。二軒目の奥でソフト漁っているときに、どかんとまた爆発音。しかも連続。やや、ただごとではなさそうですよ? 怪しがりて寄りて見るに雲の中光りたり。てか、あれ雲ですかと愕然とするような黒い壁。いやマジで。あそこに山があったっけかと思うくらい低い位置まで真っ黒な雲があって、それがこちらにずんずん迫ってくる。こえー、とばかりに原付に跨って逃げるように突っ走る私。幸い、進行方向は晴れてます。いや、逆にいったら雲が追いかけてきやがりますよ? 右に伸び、二方向から迫ってくる黒い壁に追いつかれまして、ぱらぱらと雨が降ってきたとたん、近くの店の駐車場に飛び込み、カッパ装着。間一髪でございました。すぐさま怒濤の雨になりました。原付を走らせながら、こりはヤバいかもと考える。しかもすんげー雷ですよ。視界の右側で雷が落ちまくってるのが見えるわけで、雷鳴はすぐ上。加えて、困ったことに<まっすぐ帰ろうとすると風通しがよくて近くに高い建物がなくて見晴らしがよくて大変無防備なところを通るのです(交通量がどういうわけが激減中)。ううむ、よし分かりました。ここはひとつ道を違えて本屋に寄りましょう。雨宿りです。こばめぐを買いに行くのです。いつもの本屋です。ネタ的には散々な目に遭いつつこばめぐがまだ出てない、のび太(仮名)がいてネタを提供してくれる、というのがベストです。どうにかこうにか集中豪雨の中をいつもの本屋に辿り着き、原付降りてふっと振り返った瞬間、目の前が真っ白に。すぐ近くに雷が落ちたようです(マジ)。目と耳がぐでぐでになってる状態でカッパ脱いでると、遠くからサイレンの音が近付いてきたり。くわー災難。タオルでざっとずぶ濡れ状態の服を拭って本屋の中へ。すると『食卓にビールを6』が一冊だけ置いてある! ……ちっ。い、いや置いてあるのはいいことですよ。ネタにならなかったことを惜しんでるわけではありません。とりあえずまだ湿り気のある手で触れるのは仁義にもとるのでハンカチの濡れてないとこで本を持ち上げ、別の本の下に隠す(おい)。ぶらつきつつ時間をつぶしていたが、店の中まで雷どころか雨の音が聞こえてくるわけで、なんとも落ち着かない。多少雨の勢いが衰えた(集中豪雨→大雨)ところで、手も乾いたことだしこばめぐ本を購入することに。カウンターにのび太はおらず(ちっ)、精算をしていると『うちの3姉妹』のしおりを発見。「これもらっていいですか」「いいですよ。袋に入れますよ」と気さくにいわれ、人情が身に染みる。3枚ずつもらってきたが、長女のしおりだけ置いてなかったのはどういうわけか。土砂降りの中を帰りました。ちなみに本屋では避難してきた高校生たちが携帯電話で助けを呼び、チャリンコとか駐輪場に放置して親の車で帰っておりました。その後台風がーとかいう話になるんですが、私的には山場はこのときだったかと。翌朝ニュース見てたら「i-pod装備してると落雷時のダメージアップ」みたいな話が出てて、おう、私装備してなくてよかったーと安堵する。ってそもそも持ってねえー。


 別の日。原付でうろうろしてると目の前をタンクな車(戦車ではない)が走っている。ナンバープレートの辺りに「エコドライブ車」とかなんとか書いてあるんですが、そのすぐ横にデカい文字で「毒」と書いてあったり。プレート並んでるんで、関係ないとは分かっていてもインパクトありますな「毒エコ車」って。



 最近選挙カーが騒々しい。「あなたの熱い想い、伝わりました! 必ず、伝えます!」などと休みの日にいってるのを聞くと、「今現在最新の私の熱い想いは『クソやかましいわ、ぼけっ。お休みのひとときを邪魔すんなっ』であるのだが」と思ったり。誰に伝えるのか知らないがちゃんと伝えていただきたい。また別の日。原付で帰ってたら、途中で選挙演説だかやってるのを見かける。状況設定:場所=周辺にビルがあるでっかい駐車場。天候=台風で強風、雨混じり。といった感じ。マイクはハウリングしてる上、建物でエコーかかりまくり、風で何いってるかさっぱり分からない状態でありまして、ただ非常にやかましいことだけが分かる。聞いてる人ってのが傘差してまばらでして。どこの誰がしゃべってるのか知りませんが、非常に熱心そうなんですがねえ。いいたいことをいってるだけってのと、いいたいことを伝えようとするってのはまったく違うことなんですわな。ホントに集まった人たちに主義主張を説くのであれば、それなりの状況設定をすべきでしょうに。たとえ台風だろうが何だろうが、会場を急遽変えるってのは難しいだろうけどその程度の臨機応変もできない人が政治の場で何ができると? あるいは「その場に来た、いた」という効果を求めるのなら、そりゃ人間じゃなくてもええかなという気もしたり。最近笑ったのは、公明党の幹部の「選挙率が上がるとマズい」て感じのぶっちゃけすぎ発言ですが。そーゆーバカがいるのがニッポンなんですなあ。


 バカがいる、といえば、こんなニュースも。「「大学合格73人」実は優秀な1人が受験 大阪の私立高」私立大学に受かったと称するのが「144人」でそのうち「73人」が同一人物。すげーと思うのは合格した方じゃなくて、そいつの受験料一切合切学校持ちにして、激励金5万に数万の時計まで付けてやっといて、「そのつもりはなかったが結果的に水増しと見られても仕方がない」といってのける校長でしょう。水増し以外の何であるというのか。しかもこの高校自分とこのサイトで合格率が低かったのでこんな改革をやってこんだけ伸びました、みたいなことを書いてあったりするわけでして。この秘密の奨学金制度は何年も前からやってるそうで、そうすると合格率なんて少しも伸びてないんじゃないかこの高校。でこのデータ見た中学生とか先生とか親御さんとかが「この高校なら」って受験させたりするんでしょう。人が集まればお金も集まるわけで、勘違いさせるようなデータ公表して、それ作るために投資もして、学校の名を売って、金と人を集めようとしてたわけでしょう。詐欺じゃん


 ゲームの話題をちょっぴり。こないだちょこっと「戦国無双2猛将伝」の公式サイトを覗いてみたら、また情報が増えてまして、読んでみるに、ますますイロモノ路線に走っている模様。新発表のキャラが二人。ひとりが今川義元。いや、よっしー復活はええんですが、ちょっと太った? よっしーのストーリーは、蹴鞠の仲間が欲しくて上洛を途中で止めて一人旅、という「戦国無双猛将伝」のストーリー全否定。前の話ってのは、「蹴鞠をする相手を見つけがてら上洛する」だったので。しかもよっしーの特殊技が「死んだふり」って何さーっ? 死んだふりしている間は無敵っぽいんですが、使いどころが難しいとか書いてある。んで、もうひとりの新キャラが長宗我部元親。「戦国BASARA」では隻眼の海賊アニキでしたが、こちらは何やらビジュアル系。「BASARA」的には病んだロッカーみたいだった明智光秀に似てるか。で武器が三味線。お市の剣玉よりイメージの落差がありますが。どうなのこの路線? もちっとそろそろ無双もマジな改革がいるんじゃないのかなあ。マンネリ打破のためイロモノ投入ってのも何度もやってるわけだし。


 ゲームの話を少々。前回「ルナティック・ドーン」の話を書いたが、そのせいでやたらと「ワールドネバーランド」がやりたくなる。で、「1」であるところの「オルルド王国物語」はプレイしたものの、そういや「2」は縁とか円とかがなくてできなかったのだったなあと思い出した。よしやりたいぞ。「ワーネバー、やらねばー」(←CMの文句)。ヤフオクで探してみた。お、あった、あった……1999年のプレステのゲエムですよ。ベスト版もあるんですよ。即決価格5000円前後ってのは何事でしょうか。他で調べてもそんなもんだし。で身近なゲーム屋探してみたけど、そもそもプレステのソフト自体置いてある数が減ってきているわけでさっぱり見つからず、途中大雨で遭難しかかったりする。困ったので、ネットでもちっと調べてみたら、パソ版がダウンロード専用販売されてました。こちらが2004年発売。即決で買いました。ちまちまプレイしてるんですが、何が楽しいんだこれと思いながらもちまちま働いたり訓練したり延々やってしまうところが「ワーネバ」なわけで。ところでルナドンとかこの手のゲームがネトゲにつながるんじゃないかと前回いってますが、「ワーネバ」はケータイ用も出てて、さらにネトゲ版もすでに3周年だったようで。恐るべし。マニュアルとか覗いてみると、異色のネトゲですなこりゃ。まず第一に、このゲームは戦闘によるレベルアップがない。どころか他のRPGだったら出てくるモンスターがなきに等しい。みんな自分の仕事したりしてるわけですな。異色な点は他にもありまして、通常のネトゲって、アクセスしてるときだけキャラが出現するわけですわ。ところがワーネバではアクセスしてないときはキャラの性格や基本方針に従って勝手に動いてます。他の人から見るとPCじゃなくてNPCみたいなもんなわけでして。元々ワーネバはちびキャラたちが勝手に動き回り、仕事したり、恋人作ったり学校行ったりサボったり人生してるゲームなんで、ああ、そのまんまなんだなーと思う。だいたい、出産や結婚に関する注意事項がしこたま載ってるネトゲがどれほどあると? 人口密度が高い地域では子どもが生まれにくいとか結婚するときは親御さんの許可を得ましょうみたいな。その親がPCだったりすることもあるし、親は自分の子どもの幼児期にキャラを世代交代させることができるし。他にも驚いたのは、「ガイド」の存在。マニュアルにも書いてあるんですが、ゲームで困ったときにはこーゆー格好をしている人に尋ねると教えてくれますよというガイドがいます。ガイドはPC限定で、他のベテランプレイヤーがチャットでリアルオンラインで質問に答えてくれるシステム。ガイドはもぐりでもやれるんですが、ガイドとしての経験を積むことによってガイド服とかガイド帽子とかもらえたりしてレベルが上がるというメリットがあります。新規参加者がいるとその地域のガイドには「新規参加者が現れました」というのが伝わって、「何かお困りなことはありませんか」と行けるわけです。初心者に示されてるガイドの目印ってのが経験の報償として与えられるガイド服とかなんで一目でそりゃ経験豊富なガイドと分かるわけで、ガイド服はログアウトするときには脱ぐことがマニュアルに掲載されてます(NPC化すると質問に答えられないので)。実際にプレイしたわけではないので内部はどうなのか分かりませんが、のほほーんとした感じなんでしょうね(と思いたい)。FFのオンラインが荒れまくってるとかいう話(ジョブ差別とかRTMとか)をあちこちで聞くんで、ひとつくらいはこーゆーゲームがあってもいいんじゃないかなあと思うのです。


 ゲームの感想をいくらか。前回やっぱりちょこっと触れてますヤフオクで狙ってたゲーム。結局買いました。お楽しみは、マニュアルの謎……なんですが、ううむ、未解決です。てか、フツーのマニュアルですよ? 違うところといえば……はっ、もしやしてこの6ページに及ぶ英語クレジットの中に暗号が仕込まれてるのでは? って感じです。ちなみにそのタイトルは、「爆走マウンテンバイカーズ」でした。レースゲームですよ、チャリですが。チャリで山を駆け下りるゲームでございます。何せ、マニュアルもチュートリアルも見んとレース開始2秒で鹿に激突して転倒しました、そんなゲームです。チャリでちゃかちゃかやって走るんですが、メーターがだいたい通常で40くらい、んでスピードに乗ってると60くらい出ます。えーと、40MPHってありますな。ん? M? PHはPER HOURで時速でしょう。M……メートル。時速40メートル? と換算しかかり笑っちゃいました。どんな速度やねん。もちろん、正解はマイル、ですな。40マイルってことは……(計算中)時速64キロ、60マイルで……(計算中)96キロくらい? って速いわっ。そんな速度でチャリ爆走です。テイストは明らかに洋ゲーでして、とりあえずライバルチャリが目についたら殴る、蹴る、棒で叩く、ヒップアタック、ボトルで撃墜、などの攻撃パターンがあります(順番にレベルアップしていく)。てかスタート直後の混乱の最中に何人叩き落とせるかがポイントのひとつかと。扱えるキャラは最初5人くらいですか。それにしても何故チャリのレースで「ウエポン入手」とかのメッセージが出るのか。しかも攻撃をヒットさせるとポイント評価されます。実在のライダーとかシークレットで出てくるっぽいんですが。ノーマルキャラはイギリス人とかアメリカ人とか日本人とかトンガ人とか。キャラ選択画面では、イギリス人青年はサッカーボール持ってて、アメリカ人のメガネ君はバスケボールで、トンガ人のおっさんは腕組みしてて挙動不審に周囲を見回し、日本人の少女は縄跳びを振り回しててって、何で縄跳び!? ニッポンのイメージ、縄跳び? んで、迷うことなくトンガのおっさんを選ぶ私。やっぱこれでしょう。おお、腰振って山から飛び降りたぞおっさん。ゲーム自体は「SSX」(スノボのゲーム)系ですか。コースが大雑把で抜け道あり自分で走りながら選んでいく形です。「SSX」は「浮遊感」のゲームでしたが、こいつは「疾走感」ですな。どのくらい感じてるかというと、路上に落ちてるアイテムの形がそれぞれ違うということに気付いたのがマニュアル見てからという。色で区別してましたんで形までは見えなかった。コース全体は面クリ式(後になったらエディットとかありますが)なので、「SSX3」のように滑りながら「さあて何をするかなー」と選んでいくシステムではありません。猛烈なチャリ漕ぎをする加速があるんですが、これにはスタミナが関わっていて、一定時間加速するとスタミナ切れます。スタミナはゆっくりと自然回復しますが、アイテムを取ると全快、またジャンプ中にトリックを決めると回復します。レースゲームでトリックに意味を持たせるといううまい仕組みではないかと。パッケージ等の煽り文句は「ムチャをしろ!!」でして、結構無茶なゲームになってるなあ。いきなり上からチャリが落ちてきたりするし、速度さえ合えば壁を走れるし。その一方で結構おバカな方向に走ってるところがあり、お金貯めてボーナスBGMとか特殊ルールのゲームとか買えるんですが、その中にボーナスバイクってのがあって、ボーナスバイクはヒツジとかシカとかラマですよ? ヒツジ乗りてえー。ヒツジに乗って山下りっていいなあ。シカだと「もののけ姫」のヤッックルみたいなのかしら。まだ最初の方のコースなんですが、あるコースでは後半落雷しまくってる部分がありまして、ジャンプした途端雷の直撃受けてるライバルチャリがあったり。ユタのコースだと後半トンネル状になったシーンで落石があります。レースゲームっぽいので落石倒木っていったら横から来たりするわけですな。ところがこの場合一味違います。山降りてるゲームなんでトンネルも下り坂。必然的に岩が進行方向に向かって転がりまくってます。思い切り加速すれば前転がってる岩にぶつかり、横にズレれば横合いから追突され、速度を緩めれば後ろから岩が追突することになり、前方からチャリが吹っ飛んできたり楽しいシーンです。ハワイのコースでは中盤溶岩の川が併走したりコースを遮ったりしてるんですが、はてこれは落ちたらコースアウトかしら、と思ったら溶岩の川をトンガ人パワーでチャリ爆走。なるほど、川と同じ扱いですか。川とかに入ると速度が鈍るんでアレなんですが、落ちたものは仕方ない。とりあえず、上がれるところまで走ろう。しかし、トンガ人パワーが尽き走ってるうちに燃えだし転倒コースアウト。あとハワイでやっかいなのは岩ですか。全体的に「木はぶつかるが葉っぱはOK」というのがあるんですが、ハワイの岩、緑色で走ってると当たり判定があるのやらないのやら。しかも岩ってのはスピードで乗り越えられたり飛べたりするのもあるんでやっかいだったり。さらに全体的にいえることですが、登山客が轢けます。山なんでなんかやたらと人が歩いてるんですわ。アイテムかと思ったら他のチャリに轢かれた登山客だったりします。人は弱い生き物だなあ、と思うのは、シカは当たるとこちらが転倒するからですな。いやマジで走ってると登ってきやがるランクルより併走して突如ブレーキかけたり方向転換したりするカモシカの方が怖い。といった感じで息抜きとしては楽しめるゲームかと。マイナス点は、これは仕方ないかと思いますがコース前のロードが長い。あと洋ゲー系だとよくあるんですが、「○ボタンで決定」はいいとして、「△ボタンでキャンセル」に馴染みにくい人もいるかと。さらにゲーム中の文字が小さくて読みにくい、お金が貯まりにくい、なんてのもあるかも。まあ最大のウィークポイントは、数が少なくて広告も多分なかったためほとんど売ってないどころか存在すら知らない人がたくさん、ってとこですか。


 ゲームの話をたっぷり。今一番ハマってるゲームのこと。実はハズかしながら18歳以上対象のゲームにハマってまして。しかも洋モノ。何年か前のゲームなんですがね。主人公がみょーに男らしいというかケダモノというか。例えば嫌がる相手を押し倒し、必死に抵抗するがそいつの穴に何度もブチ込み、多分そんなことされるのは初めてだったんでしょうな血がしぶいたりするのです。また別のシーンでは、嫌がる女を押し倒し、マワして抜いて体液がしぶいたり。といったシーンてんこもりで、ゲーム内での表示は「18歳以上対象」なんですが、パッケージでは「17歳以上対象」になってまして、この差はどっから来てるのか、パッケージだけなら17歳はOKなのか。いやいやこの内容だったらおこちゃまには刺激が強すぎます、下手するとトラウマになりかねないし、成人でも引く人いるでしょう。でも、私の感想をいわせてもらえば、多分今年やった中でのベスト級。あんまし慣れない類の表現を駆使するのもメンドーになってきたんで、マジメにやりましょう。ハマってんのはカプコンのアクションゲーム「ゴッド・オブ・ウォー」です。海外向け販売されたソフトの日本版でございまして、性的描写は多分全面カットされてるっぽい。んじゃあ上で書いたのは何のシーンかってえと、ミノタウロスを押し倒してマウントし、口の中に短剣をぶち込んでトドメを刺すところと、ゴルゴンを押し倒して髪の毛つかんで首を回し、首を引っこ抜くとこでございます。さて、海外向けだったこのゲーム、その由来のためか、主人公は一般日本人向けとはやや言い難く、「萌え」というより「燃え」、「男」というより「漢」、「魁!」とか「暁!」とか「天下無双」な言葉がよく似合う漢エッセンス全開なゲームになっております。システム状ぱっと見似ているのは「デビル・メイ・クライ」でありまして、敵や箱からオーブを得て、回復したりパワーアップしたりする点など似ているといわれる由来かと。ただ「DMC」はちょい悪系美形がスタイリッシュに剣や銃を使って悪魔を倒していくのですが「GOW」は一味違いますよ。第一主人公からして、ハゲでヒゲでキズで入れ墨でマッチョな残虐超人(スパルタ人、妻子あり)です。神話怪物と殴り合うわ、魔法は使えるようになるわ、敵は神だわ、人類の夢二段ジャンプを標準搭載している仕様です。スパルタ人の標準がこれならペルシア軍100万相手にしても10人で十分。もちろんそのときタイトルは「300(スリーハンドレッド)」じゃなくて「スパルタンX」ですよ。もっとも、クレイトスが10人もいたら8人は同士討ち、1人はラスボスになり、1人がそいつを倒してエンディングになりそうですがね。

 ひとつひとつ分析していきましょう。ストーリー展開は、まだ途中なんでアレですが、主人公は過去におそらく虐殺系の事件を起こしていて、それがかなり知られている。夜ごと悪夢に悩まされ、それから逃れようとセックスに走ったりもするんですが、贖罪のため10年放浪し、神々の課すミッションを次から次にこなしていた、と。さすがにうんざりしてきたところで乗ってる船が襲われる第一ステージに。第一ステージクリア後、彼の贖罪は冥界の怪物引き連れてトチ狂ったようにアテネの破壊をしている軍神アレスを倒すことでなされるだろうと予言される。そのミッションを神々に依頼され、アテネに到着するものの、暗黒皇帝ベルド似の巨大軍神アレスがスキップしながらアテネの街を踏み踏みし、火の玉をぶつけて破壊してる最中。過去の罪を臭わせる会話が挿入されつつ、夜のアテネ市内を走るクレイトス、みたいな流れ。過去の罪がいったい何だったのかが今のところ明かされてないので、異様に恐れ忌まれている状況に釈然としないものの、先が気になる展開ですな。

 BGMや音声関連。通常はほとんど気にならないんですが、戦闘シーンに入るといつの間にか一世風靡的ソイヤソイヤチックなBGMに変わっていて燃えます。サントラが出てないのが残念でたまりません。ボイスはムービーで入るんですが、これが演技がうまいんすわ。カプコンのムービーつったら個人的には「カオスレギオン」の異様な棒読みボイスがトラウマになってるんですが、これはまるでなんたら洋画劇場の吹き替えのようで、特に主人公クレイトスにいたってはそのイメージと相まってシュワルツェネッガーの吹き替え聞いてるような気分ですよ。イメージ的には「コナン・ザ・グレート」とか「キング・オブ・デストロイヤー」といったところですか。彼に限らず、主人公に怯えて「あなたを知ってるわ。来ないで。近寄らないで」と悲鳴を上げる女性とか、声とイメージ、声の演技がしっくりきてる感じでして、うむ、盛り上がります。や、マニュアルのラストにキャスティング発見。えーと、クレイトス……玄田哲章。ん、んん? って本物やん! ちなみに玄田哲章氏はシュワルツェネッガー、スタローン、セガールの吹き替えコンボ達成者である(ガンダム的にはスレッガー、ロンメル、サンダース、ケリィ・レズナー、劇場版ドズルの中の人。あるいはファルコンこと伊集院隼人の中の人)。カプコン的にはアニメ「ストU」系でガイルとかザンギエフだった流れか。もう自分的にはこの当たりの配役で勝ったも同然ですよ。

 通常アクション及び謎解きについて。通常攻撃は剣を振るうが基本。武器は鎖でつながれた二本の短剣で投げつけるとかからめる引っかけるなどの動作も可能。ややタメが入る重攻撃も可能。別ボタンで相手を掴んで殴る。アナログレバー入れで四方向への緊急回避。この反応がかなりよく、敵の攻撃が当たる寸前で緊急回避、とか、敵の隙を見て懐に飛び込んで攻撃といったアクションがたやすくできる。同時に、連打等で入るコンボや先行入力が緊急回避等のアクションでキャンセルされるといった臨機応変度も高い。また状況に応じて攻撃方法がかなり細かく変化する。例えば第一ステージにおいてロープの網を這い登る場面において、クレイトスの攻撃方法は剣を飛ばす(で鎖で戻ってくる)、に加えて、掴むボタンで相手の足や手をつかんでマストに頭をがつがつ叩きつけた後、下に落とすといったことをやらかす。後のステージでロープを掴んで綱渡りするシーン(敵は前後からロープを掴んで接近してくる)では両手が塞がっているため剣を使わず、攻撃が両足揃えてのキックに変わる。掴む、だと両足で蹴りを入れてダメージを入れた上で首を挟んで捻り、叩き落とすアクションに変わる。ステージによって結構ちょこちょこ謎解きめいたことをしなくてはならないんですが、そのバランスも絶妙。一発では分からずともちょっと考えたり、画面を見ながら動いて見たりすると解けます。易しすぎず、かといって流れを止めてしまうほど難しくも理不尽でもない感じ。基本的な動作の組立でどうにかなるのが今のところほとんどですね。シーンによっては一発死もあるんですが、それが理不尽に見えないところはスゴイと思います。感覚的にはどんなにでっかいイタリア人ヒゲオヤジでも崖から落ちたら死ぬのです、といったものに似ている。しかもそれらについては直前にセーブポイントや回復ポイントがあったりやり直しがてきたりといった親切設計。、例えば海の上で板渡りをするとき落ちたら一発死なんですが、落ちた瞬間にボタンを押せば縁を掴んで回避できます。かといってそれによってドキドキ感がなくなるかっていったらそんなことはさらさらなく、今でも私は板渡りがコワいです。また一発死やゲームオーバーを食らっても、やり直しポイントがかなり細かく設定されているのでほぼ直前からコンティニュー(回数制限無し)で可能です。

 で、このゲームで最も尋常じゃなかった演出とそれにからむCS攻撃について。CS攻撃ってのはある程度ダメージを与えた敵に入れることが可能になる、その敵独特の攻撃方法で、大ダメージを与える上、吐き出させるオーブ(回復・パワーアイテム)の数を増やすもの。敵によってまったく方法が異なり、一部のボス敵では使わないと勝てないこともあります。最初に書いたミノタウロスに対するCS攻撃は、「足を掴んで引き倒し、馬乗りになって口に短剣を突き刺そうとする」→抵抗するミノタウロスと力比べ→力比べに勝ったら短剣を突き刺しまくり撃砕、という流れ。兵士型だとマウントして顔を殴りまくる、とか、石化光線を放出するゴルゴン系だと前述のように首を引っこ抜く、という形になります。もちろん雑魚敵のほとんどはCSしなくても勝てますが、オーブとかこちらが受けるダメージなどを考えるとついついやっちゃいます。ボスクラスになると、映画でいったら、クライマックスで主人公が攻撃を工夫して戦ってるという感じの演出になってきます。ことに第一ステージのボス戦はCSなどによる演出はこれまで見たゲームの中でもトップクラスです。他の細かい演出になると、実際私はこちらの表現に感心していたのですが、他のゲーム、ことにスクエニとかに見習ってほしいくらいの尋常ならざる細かさです。しかも細かい演出をひたすら重ねることでプレイヤーに対してリアリティを仕掛けてきてます。アテネを襲ってる軍神アレスは怪獣サイズになっているんですが、これに対してアテネ軍は火矢で応戦(夜なので)。自衛隊がゴジラに砲撃しているような勢いで延々と攻撃かましてるんですが、アレスがスキップするたびにその震動が来ます。ちなみにその戦闘は私が今やってる時点ではクレイトスに直接関係ありません、ただの演出です。それでも走っていたら近くの建物が火の玉食らって吹っ飛んだりしているわけです。走っていると主人公が行けない場所のあちこち(画面の上の方にある建物の廊下とか)で兵士が怪物と戦っていたり、一般人が食われてたり、屋内で長い階段を上がっていたら建物の梁に引っかかっている兵士の死体に蝿がたかっているのが見えたり、「援軍はどうなってる!」とか叫びながら画面奥から手前に走ってくる兵士の一団が、いきなり爆発したように崩れてきた屋根につぶされて全滅したり、「アレスはこっちだー、行くぞー」とか行って走ってる兵士たちが火の玉の直撃を食らって道路ごと吹っ飛んだり。アテネ神殿の大階段に差し掛かったら、「た、助けてくれー」と悲鳴上げながら市民の群れがハーピーとかに追い立てられて駆け抜けていったり。技術的なところでいったら神殿内の磨き上げた床にクレイトスの姿が映って、動きをきちんとマネするってのは他のゲームでもありますが、転がっている死体とかの上で炎をまとわりつかせた剣を振ると、死体の上で火が描く影の位置がアクションに合わせて微妙に変化したりします。敵は主人公の事情や襲っている対象である市民に遠慮なんてしないので、ひたすら血しぶき立てます。当たり前っちゃあ当たり前ですが、そういうのを何度も見せられていると、大変リアルに「都市が怪物の群れに襲われている」というのが感じられるわけです。アテネ神殿の階段を登ったところに噴水広場があるんですが、そこでも市民が逃げまどっておりまして、クレイトスが到着した途端ボス戦発生。広場の出入口に結界が張られます。敵は、多分サイクロプス。しかも三匹。市民を巻き込んで結界が張られた結果、一般民間人が右往左往噴水周りをうろうろしている状態でのボス戦。ムチャをするのがサイクロプス隊とはいえ、みんなして大混乱です。だって市民に当たり判定があるんですよ、これ。しかもダメージは入りません。結果として何が起こったかっていったらサイクロプス相手にCS攻撃しようとしたら間に市民が駆け込んできて邪魔しやがります。通常攻撃だと連撃なんで市民に食らわせてそのままサイクロプス殴れるんですが。どうにかこうにかサイクロプス隊を壊滅させると結界が消え、多数の市民が同時に広場から逃げていきました。混乱が続いていて近くのドアにぶつかりまくってるのもいましたが。同じように、最初のボス戦でありながら、映画のクライマックスのような異様な盛り上がりを見せる第一ステージラストでは、それこそファンタジー映画とか冒険映画のラスト戦のような戦闘が繰り広げられ、ぶっちゃけた話、この第一ステージだけで値段分の元は取れたと思っています。実際こうした演出やアクションが積み重なっているせいでしょうか、ハマっていると延々とやってしまうし、10分やってセーブして休憩とかしても他のゲームでは感じられない満腹感と満足感があります。ちょっとやっただけなのに面白い映画とか一本見終わった感じですよ、マジで。

 マイナス点もいっておかねば不公平でしょうな。血に弱いとか暴力表現に弱い人には説明受けるだけでしんどいと思います。また主人公の仕様が仕様なので感情移入できない人もいると思います。また第一ステージの出来が素晴らしすぎて、そっから先のボス戦が今んとこボス戦らしく見えない。アテネに上陸してからはステージの区切れ目がはっきりしなくなるし。まあマニュアル見たらストーリーはアテネで終わらないようなのでこの先どうなるか分かりませんが。あと、ネットとかで見てみたら、フリーズする場合があるようです。

 海外では「2」も出るようで、映画化がどうのという話もあるようです。プレステ3辺りで出たら、値段次第では本体ごと買いかねませんよ私。そのくらいすんげーゲームでございます(現在形)。「1」に関してはまだアテネ市内にいる状態ですが、すでに第一ステージで元を取ったし、まだまだ残りを楽しんで得できそうですよ。


 とこんな感じでゲームやってて、うーん、何か忘れてるなあ、ってペガ話っ!ということで第4回目です。こないだ五代ゆうと榊一郎の本を買って読んでたら、結構似たようなこと考えてて頷いたり。設定の詰め方とか展開させることの楽しさとかね。以前聞いたというアニメ業界志望だかの青年が「ガンダムってアニメ化されてたんですねえ」といった話(格闘ゲームだと信じ込んでいたらしい)とか、すべてにおいて各論詳細を求める人たちの話とか。常々私が思っているようなことと重なっていたりしてて、わりとオススメ。誤字とか間違ったルビとかがホビージャパンって感じで笑えるところも。ともあれ、こっちの妄想も再開しましょうか。


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 というわけで、前回の続きです。前回はたしか帝国軍を辺境伯率いる騎馬隊が散々打ち破って圧政打倒に一歩前進といったところまででしたか。いや、そんな事実はねえー。私も初耳だ。……いや、合ってる合ってる。基本的なとこは。


 いくつかまたちょいと考えていくことに。何故だか分かりませんが、今回はあんましこちらのまっとうな流れに妄想エンジン使ってる暇がなかったので。

 前回ミノタウロスが出てきたので、そっから派生させていきましょう。とか考えてたら、ミノタウロスを種族と仮定してその文化程度に関して話が進みましてね。ミノ吉どもはどの程度の文明度を持っているのか。ゲームとか見ると、ミノタウロスってでっかい斧持ってたりしますやん。あれってどうやって手に入れたのか。神話的に見れば、ミノタウロスを討伐しにきた(「討伐死に来た」と変換したが似たようなものだ)人間がドロップしていったものという可能性が高い。ミノタウロスが製鉄技術等を持っていれば、自力で金属製武器入手も可能でしょうが、それがないなら石斧とか石槍レベル? はたまた交易によって入手しているのか。異種族創造するにあたっては、この辺りのことを設定しておかないと大変なことになります。言語はあるのか、あるとしたらそれはどの程度広まっているのか。狩猟系種族なのか農耕やってるのか。

 前回の設定から、ミノタウロスがペガサス狩りをしていたという話があり、そっからミノ粒子を利用するテクニックがあったと推測。てことは、こいつら狩猟系という線が出てきましたなあ。「山の民」みたいな感じにしときますか。時々山から下りてきて、人間と交易してるとか。

 設定4−1:ミノタウロスは人間と交易をしている「山の種族」である。
 設定4−2:ミノタウロスは人間とある程度言葉が通じる。

 場所にもよりますが、「帝国」が大陸制覇とか乗り出してるんだったら、圧迫されてきてるかもしれませんね。案としては、すでに制圧されていてミノタウロスは傭兵立場で帝国に使われているというパターンと、抵抗を続けていて小規模な戦闘が起こっているパターンでしょうか。まだどっちか分からないのでとりあえず、

 設定4−3:ミノタウロスは大勢力ではない。

 とだけしておきましょうか。一大勢力になっていたら、帝国とはかなり激しく戦闘してるかひとつの勢力として同盟結んでたりする可能性があります。まあ野心ある皇帝がいて大陸制覇途中だったら、あんましミノ吉どもを対等な相手として認めないかもしれません。ミノ吉の数が多いなら、辺境伯とかそっちのけでミノ吉制圧にかかっている展開になりそうです。その線で行くなら、前述のシーンはミノ吉がかなりボコボコになってからのことになりますか。

 などと考えていくにつれ、ひとつ疑問が。ミノ吉が兜をかぶるとどうなるのか、あるいはミノ吉用の兜はどういう設計になっているのか。顔が人間型じゃない種族が兜をかぶるとどいうデザインになるんでしょうか。例えば、「空談師」というコミックでは仮想世界が舞台ですが、白の族の総帥ワイトは全身鎧のリザードマンタイプでした。兜は顔の部分がやたら前に出てる形。そりゃあトカゲの顔ですから。ただし、その手の前に長い兜の場合、人のようにフェイスガードを下ろす仕組みにすると、下が開くんですわ、多分。なので顎の下あたりをカバーする蓋を付けねばならないか。あるいはキャップのように前からはめ込んで頭部部分と接続するような形になるのかな。ミノタウロスの場合は加えて角があるので、それも考えねばなりますまい。人間型のようにかぽっとはめる形にすると角が邪魔で引っかかる。んじゃ角が通るようなスリットを兜横につけておくか。でもそれだと横に穴が開いたままなのでそれについては角を通した後で蓋をかぶせるか。とそこまで考えて閃いた。ああ、前後から閉じればいいんだ。つまりプラモデルの頭部パーツのように前部品と後部品に別れていて、角が入る部分が半月型に欠けている。前後から閉じて掛け金を等で固定すればよい。いや待て。どっちにしろオーダーメイドになるっぽいので、いっそ角の部分も覆うような形で前後パーツにしちゃえばよろしい。んで、息苦しいとか大声出すためとか諸々の事情もあったりするだろうから、鼻から口までを覆う先端部、前面を守る前パーツ、後頭部を守る後パーツと分ければいいか。

 などとペガに関係ないこと考えてたせいで時間がなかったということにしときましょう。げ、げえむのせいじゃないですよ?


 んーと、マジメに考えていきませう(今までもマジメでしたが)。


 設定4−4:帝国が強かったのは金属鎧のおかげである。

 もしくは金属精錬の技術とそれによる製品の数ですね。さらに、

 設定4−5:帝国が版図を広げる時期には、まだ「馬」が普及していない。
 設定4−6:帝国が版図を広げる時期には、もう「ミノ粒子」が発見・利用されている。
 設定4−7:地上の生物で「馬」のように軍事利用できる生物がいない、または発見されていない。

 などとしておけば冒頭のシーンが盛り上がるでしょう。というか4−5は必須。4−7については、我々が「馬」として認識するような生物が未登場ってことですね。牛とかいたかもしれませんが使われていなかったと。すると必然的に、

 設定4−8:帝国軍主力は歩兵。

 当初は圧倒的に数で押す感じでごー。もっとも敵対勢力も似たような感じでしょうから、帝国がまだ圧倒的じゃないときには単純に数と数のぶつかり合いメインになったことでしょう。もしかしたら「弓」を効果的に使う部隊が敵か味方にいたかもしれません。というわけで、「弓戦」と「白兵戦」がメイン戦闘。ところがここで「鎧」の配給が万全になってくる。敵の矢などの攻撃は弾く上、こちらの弓は遠慮なくぶっ放す「装甲弓兵」登場。

 設定4−9:帝国軍主力は歩兵→装甲兵→装甲弓兵・装甲槍兵に変化。

 戦術的には槍兵が弓兵を囲んでファランクスを組む。これで歩兵の接近は阻まれる。もっともそこまで近付かせる前に弓兵がいるわけですが。馬のような機動力をもたらす生物がいないわけですから、速攻攪乱が不可。数でも坂道転がるように兵力が増えていく帝国。しかも武器防具の配給もできます。辺境伯に何ができると? というような状況。

 設定4−10:辺境伯の領土では「地上馬」の開発・育成・訓練が行われていた。
 設定4−11:帝国軍の矢を防ぐために、馬用の鎧も開発されていた。ただしこれについては金属製ではない可能性がある。

 馬用防具が金蔵じゃないかもってのは、そんな材料あったら兵士に回すだろうって考えと、騎馬部隊が貴重品だったからそちらを優先させたっていう場合も想定できるので。それを帝国の侵攻軍に辺境泊がぶつけたと。結果、何が起こったか。こないだ読んだ本にあったんですが、武田騎馬軍団って、我々が思っているような数じゃないらしいですね。しかも実際に戦線に投入された回数が少ない。ということはズバ抜けた攻撃力だったわけじゃない。だってそんな圧倒的破壊力があるんだったら、戦線投入回数が多いでしょうし、数も増やしたでしょう。どうも信玄は騎馬軍団を効果的に見せる使い方をしてたようです。馬がですね、何頭も並んで疾駆してくると、怖いですよ。おそらく、我々に車が正面から突っ込んでくるよりも怖い。まず第一に、そのような状態に置かれることが少ない。車だったら想像つくんですよ。真っ正面ってことはないにせよ、対向車が走ったりしてるの見てるわけですから。加えて、地響きがします。馬みたいなわりに大きい生物が兵士乗せて突っ込んでくる。視覚的には近付いてくるのが分かるし、聴覚的にも音が近付いてくるわけです。その上足下の地響きが大きくなってくる。そうしたことを考えると、帝国人は地上馬を見下していて、そんなもんが揃って突っ込んでくるなんて想像したこともないでしょうから効果抜群です。矢弾くような鎧装備してて密集隊形の状態で、パニックが起こります。総崩れです。そこへ騎馬じゃなくて、歩兵が突っ込む。最初の一当てが成功すれば一気に全面壊走に追い込めるでしょう。ほぼ負け知らずだったことにすれば万全。で、逃げ切るためには金属鎧が邪魔。脱いだら攻撃に脆くなるが脱がないと逃げられない。結果として辺境泊軍はたくさんの武器と鎧と、どのくらいか分かりませんが捕虜を得た、という展開ですかね。

 設定4−12:騎馬隊を用いた戦いの後、帝国と辺境の争いが新たな展開を見せる。

 という感じですかねえ。うう、あんまし進まなかったなあ。次はどうなるんでしょう。つーか次あるんでしょうか


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 そんな感じでテキトーにゲームしたり遊んだりプレイしたりしてるんですが、ミッションが多少忙しくなってきてるので、どーしたもんかなーといった感じです。蒸し暑さで不快度増してるし、んー、息抜き小刻みにしないと死ぬかもー。てことで、そろそろギリシャの世界かチャリのレースに戻ります。んでわー。




 購入した本:
  小林めぐみ『食卓にビールを6』、北方謙三『水滸伝 九 嵐翠の章』、古川日出男『13』、菊池たけし/F.E.A.R.『アリアンロッド・リプレイ 1〜3、EX』、ロバート・F・ヤング『ピーナツバター作戦』、五代ゆう・榊一郎『五代ゆう榊一郎の小説指南』

 読了した本:
  吉田親司『8ガールズオデッセイ』、林トモアキ『戦闘城塞マスラヲ2』、谷山浩子『それゆけ! マル廃ゲーマーズ』、小林めぐみ『食卓にビールを6』、菊池たけし/F.E.A.R.『アリアンロッド・リプレイ 1〜3、EX』、デイヴィッド・ウェーバー『反逆者の月』、五代ゆう・榊一郎『五代ゆう榊一郎の小説指南』、七飯宏隆『タロットの御主人様。』



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