2007年11月。


下旬。


 さすがに最近ちょっぴり寒くなってきましたねえ、いかがお過ごしでしょうか皆の衆。ミッション場の周辺では銀杏の葉っぱが9割方黄色くなったり、他の樹の葉っぱが半分以上紅くなってきたりして、うちのオバァが年寄り仲間と紅葉を見に行ったりするそんな小さい秋見つけたな季節ですねえ。ミッション場では、風邪で病欠の人がいたりして残ってる納品関係の人たちは白くなったり青くなったり黒くなったりして厳冬って感じですけど。そろそろ冬用の掛け布団も干したりしておかねばならぬのう、などと思って干したけど、まだ使わなかったり。


 ようやくお休みになったので、ゆっくり寝ようと目覚ましも掛けずにいたら、明け方足が痛くて目が覚めた。右の踵がずきんずきん。な、何事? 原因はよく分からないが、さっき夢で誰かにネリチャギ食らわせた呪いかもしれぬ。目が覚めたので、着替えて、靴下履いて、お散歩シューズ装備して、てちてちと朝方の住宅街を歩く。一時間ほどして帰宅、部屋に戻って靴下を脱いで気付いた。右の踵が血まみれになってやがります。歩いてるときはまったく気にならなかったんですが、お散歩シューズを脱ぐときにまたずきずきしてたなあなどと他人事のように考える。実際はまあ血も止まっているようなので放置。刺激を与えるのもどうかと思ったし、日頃の習慣から、お昼前にゾーリ履きで原付お出かけ。図書館などを回ってから帰宅して、またお散歩。ずきんずきん。帰った来たらまた傷口が開いたようで。ううむ、お散歩シューズやフツーに履いてる靴とかわりにぴっちりなやつが多いので、脱着時に踵が当たるのですわな。はっ、くーっ、と気合いを入れて履く。ぬっ、ぎーっ、と悶絶しながら脱ぐ、ということを繰り返す。おかげでなかなか傷が塞がらないので、多少余裕のある靴を履いて一週間くらいでようやくまともになった。食らうのも食らわせるのもネリチャギには気を付けようと思った


 同日。朝の散歩時、交差点で信号待ちしていたら、二階建てバスの貸し切りが三台くらい走ってきて、どっかの会社の旅行らしい。豪勢じゃのう。お客様名のプレートを見ていたので、視線が上向き。バスの後で来た砂利トラの運転席をモロに見る。等身大のプーさんオン助手席。シートベルトまでしてますよ、プーさん。運転してるのは女性で、ほぼ同じ大きさに見え、プーさんでけーよ。「うちの3姉妹」でやたらデカいプーさんのぬいぐるみの話があったなあなどと思い出す。同日昼。古本屋に寄ったら店頭に鎖でぐるぐる巻きにされて放置プレイ中のプーさんを発見する。大きさは子どもサイズ。ち、小っちゃくなりましたよ? 同日夕方。お散歩中に向こうからやってきた車のナンバープレートの両側にプーさんがぺったりついているのを見る。うわあ、また小っちゃくなった上に分裂してやがる。同日夜、もっと小さくなったプーさんを見かけたら面白いなあと思ったが、発見できず。おそらくプーさんリングとかプーさんイヤリングとかプーさんストラップのサイズだったのでしょう。さすがにそこまでは見ることができず、私の前を通り過ぎていったと思われる、そんなプーさんデー。


 ところで。火坂雅志の『臥竜の天(上・下)』という伊達政宗の小説が出た。一時期読んでた作家なので、予約することにする(ハードカバーだし)。熊本市立図書館である。というか何故ここを大文字にする、私。ネットで調べると、さすがに次期大河ドラマの原作者だけあって、各分館にも入ってきている。予約人数1。すべてが貸し出し中になってるのは、出版時期を考えてみるに、まだ表に出てきてないだけと見た。などと思っていたら、公民館Aで下巻の空きが出たので、即予約、翌日利用可に。目論見としては、下巻を休みの日い借りる。おそらく次の週に他館で絶対に上巻が出る。即予約し、一週間の遅れで上下揃え、一気に読む、そんな感じ。んで、下巻を取りに行くつもりだったのが、踵を怪我した日だったんですが、その前夜に公民館Bで上巻が空いたので予約をしておりました。んで、開館直後にネットでチェックすると、申込中→返却待ち2に。申込中が開館で解けたものの、まだ公民館Bで確保までいってないので予約総人数の返却待ち2になってるわけで、10分ほどでこの表示が利用可能に切り替わる。うむ、予定より早く借りることができそうだ。公民館Aと公民館Bはだいぶ距離があるのだけれど、本読みにはそんなことは関係ないのです。 数日前から原付のクラクションが鳴らなくなり、事故りかけたりしてたので、図書館に行く前にバイク屋へ。行く途中にボタンを押してみたらクラクション、普通に鳴りやがります。ま、まあよくあることで! 接触が悪いのかのう、とバイク屋で見てもらう。結果、特に異常なし。ま、まあよくあることで! タダでボタン回りとか掃除してもらったし、安心をもらったってことでよしとする。そのまま、公民館Aへ突撃。


 公民館Aの図書室で本を返却すると、処理をした司書のおばちゃんが突如声をあげる。「あーっ、あなたが○○さんですね!」何やら嬉しそうである。「こちらに予約が一点と、公民館Bに予約の本が来てますよ」と続ける。やけににこにこした対応に驚きつつ、「じゃあここで予約の分を出しておいてください」と返事して、書架をうろうろ。一冊本を選んで持っていくと、すでに準備万端。「公民館Bの方に、二点ありますね」とまたいわれる。一点余分なのは、別の本も同時予約していたせいなのだが、「今から取りにいくんすわー」と頷くと、「そうですかー」とまたにこにこしながら処理してくれる。ううむ、何なんだこのフレンドリーな応対は。そこを出て、古本屋や本屋を経由しつつ、公民館Bへ。新刊とか既刊とか話題の本とかをぷらぷら見て特に借りるようなものも見当たらなかったのでカウンターに。「予約の本をお願いします」とカードを渡す。それを処理したおねーさんが、「ああ、あなたが○○さんですね! よかった」とまたしても嬉しそうに対応される私。てか、よかったって何? 私、とうとう市立図書館で指名手配でもされてますか。おねーさんが「公民館Aにもう一冊予約が入ってますよ」と続け、さらに「入力間違いじゃないかと思って、もしそうならどちらかに予約を入れ直して取り置きをした方がいいかと思いまして、ご自宅に確認の電話を差し上げたのですが」それでようやく事態が分かった。つまるところこうである。このおねーさんが、朝っぱら9時40分くらいにリストアップされた予約申込に従って、ブツを確保して処理をした。その際に、私の予約リストを確認したのである。この公民館Bの本は前日に予約を入力したわけで、すでに公民館Aで利用可能になっている。これはもしかしたら、公民館Aを受け取り場所にするところを私が入力間違いをしたのではないか。それならば、上巻も公民館Aで受け取るのが正しいのではないか。そっから、予約を取り直し、公民館Aに本が戻るのを待つか、B→Aと搬送するのが一番早いか。で、連絡先であるところの自宅に連絡したのだが、誰も出る者がいなかった。そんで、多分、公民館Aの方にも連絡をしたのだろう。結果、あのみょーに嬉しそうなカウンターの人の対応になった。もちろん、このおねーさんの考えが完全に実行すれば、一日でも早くという私の目論見をすべて吹っ飛ばすことになりかねなかったのだが、ちゃんと電話で確認をしようとしたところがまっとうだと思う。意地の悪い見方をすれば余計なお世話ではあるわけだが、ほっこりしたいい気分になる。多分、大江本館に足りないのはこのユーザーフレンドリーな気遣いだと思います。ただ、惜しむらくは、この日にあちこちで借りた『オチケン!』とか『カレンダーボーイ』とか『臥竜の天』とかがいまひとつでオチが着かず、落ち着かなかったことであろうか。


 夜、ちょいと大きい道を帰っていたときのこと。右折レーンに入るために、左から二本目の車線を走っていたのです。すると3ナンバーに思い切りクラクションを鳴らされ、追い抜かれる。かちーん。ええい、こっちは後ろ確認して、追い抜きやすいように移動したりしてるのになんだい。とぷりぷりしながらも左の車線に車が来たのでちょっくら右に寄る。後部座席の窓から二人のおじょーちゃんがにこにこ手を振っていたので、わきわき手を振って返す。さっきのとプラマイゼロになる、というかむしろプラス? そのまま走っていたら、ワンボックスの車に抜かれる。で、ちらりとその車を見てぎょっとした。横長テレビみたいなスクリーンが後部座席にセッティングしてありますよ。すげーなあ。昔、研究室の先輩に聞いた話で、カーステレオにCDチェンジャーがついたときのことを思い出す。「考えてみたらすげーと思わん? こん中でディスクがすんげー回転しとんのや。しかも車は走ってるのに音飛びとかせんやろ?」ぶんめーのしんぽはすごいなあとおもいました。その翌日同じ道を夜帰っていると、ゴツい車に追い抜かれる。でちらりと見てやっぱりぎょっとする。運転席の斜め前、助手席の斜め前のそれぞれパタンと下ろすやつの裏側のポジション、前部シートの間にそれぞれカーテレビ。しかも私が後のいい位置にいたので三画面がちょうどつながって、えらい横長のテレビに見える、というか三面鏡みたいというか、ダライアス? あ、ダライアスってのは三画面がくっついたお魚のゲームです。いったいそんなにテレビがくっついている必要性があるのだろうかと首を傾げつつ、信号待ちでその車に追いつく。私が間違っていた。通常ラジオとかライターとかある位置にもう一台ありました、テレビ。


 原付でやっぱり同じ道を帰っていたときのこと。大きいお店の駐車場にガーディアン(←警備員)がいるのです。入る車を誘導したり、出て行く車のために、車の流れを止めたりする人たち。出てすぐのところに信号があるため、車の流れが多いときには、信号が赤になって車の速度が落ちたところでせき止め、駐車場から車を出すアルゴリズムになっています。その際、出た車が信号で斜めに止まってバイクが通れなくなって私がいらついたりすることもあるんですが、まあガーディアンのうち、ダンディなヒゲのじーちゃんとか礼儀正しい禿頭の人とかなどはそうしたいらつきを感じさせない仕事っぷりを見せてくれるので楽しい。多分、そういうのも芸なんだろうなと思うわけです。でその店に近付いたときのことでして。駐車場の出口に車が来ていて信号が赤になったのでアルゴリズムに従ってガーディアンが赤い棒を振って車のせき止めにかかりました。予想してたので私は速度を緩めていたのですが、私の前にいたバイクはまっすぐにガーディアンのおっさんに突っ込む。ややブレーキを掛けていたのは、どうやらおっさんの横をすり抜けるためであったらしい。で、結果として横に突き出してあった警備棒が顔をかすめる。ちょっと行ったところでブレーキ。おっさんもおっさんで、轢かれかけたわけで「ちょっと待てこら!」とキレている。バイクのにーちゃんはバイクを飛び降り、つかつかと戻ってくる。「こうやって合図しているのに何で停まらんのかっ! 突っ込んでくるやつがあるか!」「何で停まらにゃいかんとやっ! ぬしゃ、そぎゃん権利んあっとか!」と双方掴みかからんばかりに怒鳴り合っている。すでに停止してた私は、前方をおっさんとにーちゃんに塞がれてるし、先の信号は赤だしで、突如として始まったイベント戦闘の観戦モード。ううむ、もう少し余裕持って行きようぜべいべー。などと思いながら生暖かい目で見守っていたのだが、観戦してた人が同じようなことを考えたわけではなかったらしい。びっ、びっ、びーっ、というクラクションの斉射三連の後、そもそもの発端であった車が動き出したのである。車のすぐ前で口論になってたおっさんとにーちゃんはぱっと左右に分かれた。間を割るようにして車が突っ込み、信号が青になり、走っていった。いつの間にかにーちゃんもバイクに乗って発進していて、おっさんは停止したままの私にひくついた顔のままお辞儀をした。ううむ、もっと平和に生きようぜえぶりばでー(説得力なし)。


 先日、新聞を眺めていたときのこと。読売新聞の編集手帳というコーナーで天気予報の隣にあるのでつい読んでしまうのである。また、このコーナー、結構馬鹿なことを書いているのでいろいろと笑える。11月23日の朝刊で、バリの話が出ていたので、「お?」と思って読んでしまった。バリといっても作家の方ですな。『ピーター・パンとウェンディ』とかの。で、妖精ティンカー・ベルの話になって。

 「ティンカー」とは英語で鋳掛け屋、鍋などを修繕する商売をいう

 とつながり、こっからティンクの性格にちょっと触れた後で、

 妖精の鋳掛け屋がいるならば、「のれん」にあいた穴をふさいでほしい企業は多かろう。

 となって偽装とかの話になるのだけれど、なんつーか、この文章がおかしくておかしくて仕方なかった。妖精に「トンマのマヌケ」とののしられるというのが出てくるのだが、ののしられるのはお・ま・え・じゃー。何故こんなけったいな文章になったかをしばらく考えてようやく分かった。これ書いた人は「看板」と「暖簾」の区別ができてません。でないと、自分で鍋の修繕するのが鋳掛け屋とか書いておきながら暖簾の話はしないだろう。鋳掛け屋がするなら、「看板の傷」とかじゃないのかなあ。「暖簾」は「布」だろうに(「看板」は「板」)。最後は嘘偽りとかの誘惑に負けることなく働けることを喜び、常に自問しようみたいな感じになるわけだが、なんちゅーか、誰か止めてやれよ、自分とこの看板に傷をつける文章、しかも第1面、とか、もちっと嘘偽りなく書けとか思うが、まあそれこそ暖簾に腕押しという気もする


 てとてとと夜とか歩いていると、住宅街などでもクリスマスイルミネーションがぴかぴかしております。わりに近所で道を挟んで競い合うようにゴージャスにやってる家があったりしていとおかし。最近あんまし話題にしてなかったいつもの花屋も「クリスマス雑貨入荷!」とかやってます。そうかーもうクリスマス近いんですなあ。まあ、いつもの花屋はハロウィン明けからやってましたけどね。んで、また違うコースを気分で歩いていて通りかかった小児科がスゴかったのです。ツリーを模したのはもちろん、窓に列車が走る電飾やら屋根からいろいろ垂れ下がっているわ、庭のでっかい樹がカラフルに光っているわ、で、その色がミョーにキレイで、どことなく「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」のクリスマスタウンっぽい。見た途端思わずジャック調に「わっじーす!?」と叫んでみたり(←「What's this!」とやる映画のシーン)。でもあれっすわ、小児科に行くようなお子様は夜そんなとこは通らないと思う。


 そんなクリスマスイルミネーションの町を歩いていたときのこと。信号のない小さな交差点で、全方位一時停止の場所。右から車が来たので、こちらが先に辿り着いていたのだが、立ち止まって、譲る。その日の朝、原付で走っているときに前方の歩道の端で犬の散歩中と思しきおばはんが車道をうかがっていたのである。渡りたいのだろうと判断し、心と時間と車の流れに余裕があったので私は停止した。見合って十数秒、三度手でどうぞと合図をしたものの、おばはんは無表情にこっちを見つめるだけで渡らない。ううむ、さては親切の押しつけであったか、と少々落ち込みつつも原付発進。バックミラーに道路を渡るおばはんが見えた。というエピソードがあったのである。ともあれ、夜の交差点に話を戻す。合図をしたものの一時停止をした車がちょっとためらったようだったので、「またやっちまったかわし」と思った次第。でも3ナンバーのゴツい車はするするーっと発進し、何故か交差点の真ん中、私の前で停止した。ういーん、と窓が開く。な、何事? 「すいません、ちょっとうかがってもよろしいですか?」とやけに腰の低いヤンキーだった。「ここらに○○○とか○×○とかそんな感じの居酒屋があると聞いてきたんですが、どこにあるかご存知ないですか」居酒屋は交差点の角にひとつ煌々と光ってるのであるがそことは違っている。何やらラオウとかカイオウとかそんな響きだった。数秒考えて、「すいません、ちょっと分からないです」「あ、そうですか、どうもすいませんでした」と頭を下げ、ういーん、するするーっとヤンキーは住宅街の方へ消えていった。発進した後で、「や、そっちの住宅街には居酒屋はないと思うぞ」とか「道数本ハズしたところにお店とかが並んでるのでそちらへ行ったら」などとセリフが届かなかったことを後悔する。てとてととお散歩を再開し、「うーん、でもこれで途中で見つけたらアレだよなあ」などと思う。お店が並んでいる辺りでイタ飯屋、焼肉屋とかファミレスとか焼鳥屋とかあるが、居酒屋居酒屋した居酒屋はあんまし見ないなあ。私が飲みに行かないからかもしれないけれど。看板を見ながら歩いていると、それっぽい看板を見つける。見つけてしまう。しかもぐるーっと回って帰ってくる途上であり、さらにいうなら、その看板から一本外れた道をまっすぐに行くと、ヤンキーとの遭遇地点にぶち当たるというポジションだった。あのヤンキー、看板を見落として曲がったのか。敗因としては、多分あのヤンキーも、店の名を音として聞いていたのであろうことが挙げられる。予想もつかない当て字っぽい漢字だったのである。しかも看板にあるのは「しゃぶしゃぶ ステーキ」の文字。漢字見てると薬局みたいで、メインであるところの商品を見れば肉屋であり、居酒屋だとは思えねー。すまんのう、ヤンキー。せめて漢字でいってくれれば分かったかもしれないのだが(←薬屋みたいな飯屋だと思ってたので)。無事に辿り着けるとよいのだけれど。


 そんなお散歩デイズであるが、どうもなかなか世間的には寒くなってきているらしい。風が強い夜などは私でもちょっとどうかと思うので、装備を変更することにした。今までの「夏でも問題ない長袖」から「春秋にちょうどいい長袖」になって防御力アップですよ……下はハーフパンツのままですが。んで、いつものように歩いたり突如ダッシュしたりくるくる回ったり不思議な踊りで周囲のMPを吸い取ったりしてると、エラい汗だくになりやがります。こ、この装備はしんどいかも。で途中風通しのよいところを通ったりすると急激に汗が冷えて寒い。防御力が上がったのに受けるダメージがデカくなってるぞう。汗の始末はきちんとしよう。


 例によってあんまり時間が取れないのでゲームなどもやれないでいる。がちょっと時間ができたので「ゴッド・オブ・ウォー2」を試してみる。やっぱり前回と同じような症状で起動できない。セーブポイント「エウリュアレの敗北」で敗北。んで、ちょっと思いついた。もしかして、セーブデータがおかしいということはないか? 思いついたので試してみる。タイトル画面は出るので「最初から」を選択する。フツーにムービーが始まる。停まることも飛ぶこともなくムービー終了。フツーにゲームが始まる。……蛇オバァであるエウリュアレの呪いだか? 首もいだのがいかんかったかのう。その後何度か試してみたが、ちゃんと動く。まだ再びエウリュアレを退治するところまでは行ってないけど。まあゆっくりやることにしますか。


 ゲームする時間はないのだが、本を読みたい欲求は強いので、そちらを優先させていたりする。ちょっとしたきっかけがあって、ラッキー本の再読、通読を開始。こないだ復活した『女王の矢』もあるわけだし、三部作がこないだ終わったし。よーし、読むぞーという感じです。同じような欲求に従って、前回榊ガンパレ読んだりしてるわけでございます。積ん読本の消化っていう意味もありますがね。ラッキーは未読分が文庫で8冊あるし。1000冊くらいある積ん読本の山の前には焼け石に水ですが。読んでると、ああファンタジー面白いのう、もっといろいろ読みたいのう、などと思う。今これタイプしてて「読み滞納」と変換してどうしたものかとも思ったが。12月なんでそろそろ冬ごもり用の本を選んどきたいしなあ。


 ということで、そろそろ今回も時間が迫ってきたので、いつもの話をば。お散歩ネタも切れてきましたしねえ。変なモノに会ったってのもヤンキーとか一人千本ノック少年とか両手スリッパの制服女子中学生とかプーさんとかプーさんとかプーさん(×2)とかくらいですしねえ。もっといろいろ出くわしたいのう。てか、多分いろんなものを見落としているとも思うので、もっとアンテナを敏感に、張り巡らしたいなあ。




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 第17回となりました。いかにミノタウロスの世界を作るかというこの企画ですが……あれ? ペガは? という気もします。気がするだけで別に気にしませんが


 ともあれ、ミノタウロスの設定が楽しくなってきたので、さらに続けてみんとす。前回、角にまつわる文化を設定したんで、今度はもう少し枠を広げてみましょうかね。人間との絡みです。大陸制覇を狙う帝国がいて、というのはずいぶん前にでっち上げました。で帝国が辺境伯とやらと戦争になっているということも。そっから導き出されたのが、ミノタウロスが有力な種族であったら、まず帝国が戦っているだろうみたいなことだったのかな。そこらからふっ、と湧いて出たのが、


 A17−1:ミノタウロスにはいくつかの部族がある。
 A17−2:いくつかのミノタウロスの部族は父祖伝来の土地を失っている。
 A17−3:土地は帝国側に詐欺同然に、あるいは武力によって奪われた。


 なんちゅーか、ビー玉だかビーズだかでマンハッタン売りました、みたいな感じ? んで、


 A17−4:土地を失ったミノタウロスのうち、一部は傭兵として活動している。


 ミノタウロスの傭兵団がいるんですな。何となくそういうもののイメージが浮かんだので。多分、戦闘に向かないものは他の部族を頼ったりとかしてるのでしょう。さらに妄想は進み、前回の角にまつわる話と絡んで、


 A17−5:土地を失った際、その部族の角笛の大半が破壊されたか散逸してしまっている。


 角を飾り立てたりしてたでしょうから、装飾品としても価値があると思われたのかもしれません。ということは、


 A17−6:傭兵などをしているミノタウロスたちは、散逸した父祖の角を求めている。


 ってのはどないだす? ちなみに、


 A17−7:有名なミノタウロス傭兵団の頭領には「赤兜」や「角折れ」などがいる。


 などと後でキャラに使えそうな設定をテキトーに作って放り込んでおくと楽しそうだ。咆吼したり歌いながら突撃していくミノたちのシーンを考えていたら、「何か、騎獣がほしいのう」と思う。しかし、


 設定4−7:地上の生物で「馬」のように軍事利用できる生物がいない、または発見されていない。


 というのがあったので、抜け道を考える。この辺りですでに「帝国に土地を奪われたミノたちが帝国に協力的だとは思えないなあ」となっていたので、


 A17−8:ミノタウロス傭兵団は辺境伯に与して帝国打倒を計る。
 A17−9:辺境伯に協力する条件として、帝国打倒後の土地の回復及び角笛の奪還回収の約定があった。


 あと、ミノってどのくらいで成長するのだろう、という疑問も浮かぶ。傭兵やってると死なないわけじゃないだろうし、兵の補充なども考えねばならない。


 A17−10:ミノタウロスはおよそ10年で大人になる。大人になってからの成長は緩やかに長く続く。


 これで後方からの補充ができます。あとは騎乗用の生物ですが、先の設定を破らぬようにして、


 A17−11:ミノタウロスの騎乗用生物は、少数の部族で育成されていて、ほとんど外に出ることはない。
 A17−12:ミノタウロスの騎乗用生物は、大層力強く頑健である。


 だって重そうなミノタウロス乗せるわけだし。馬で例えたら黒王クラスか? どんな生物にするかとつらつら考えようとして、あっさり決める。


 A17−13:ミノタウロスの騎乗用生物は一角馬である。


 ペガやミノ吉出してユニ公を出さないのはどうかという気もするし。で翼のないペガサスであるところの地上馬は、


 設定4−10:辺境伯の領土では「地上馬」の開発・育成・訓練が行われていた。
 設定4−12:騎馬隊を用いた戦いの後、帝国と辺境の争いが新たな展開を見せる。


 辺境伯側の「秘密兵器」であったわけで、だったら、


 設定17−14:ミノタウロスたちが地上馬の訓練をやった。


 というのは面白いかもしれない。もちろん、騎馬隊で帝国軍を蹴散らすときにはユニ公に跨ったミノ傭兵団もいるわけです。


 まあこんな感じで所要時間5分くらいの妄想終了。せっかくユニ公が出てきたので、次はその辺りを詰めるか、帝国との関わりとかもう少し掘り下げてみるかなあ。




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 最近個人的にウケた商品。前に紹介したリボルテックダンボーの別バージョン。ダンボールが全てamazonになってるamazonダンボー。そういや原作の「よつばと!」でも父ちゃんがamazonでモノ買ったりしてたので、その関係であろうか。


 最近個人的にウケた変換ミス。↓にある購入本リストで「ネクロダイバー」を「寝黒鯛バー」とやっちゃったこと。「黒鯛バー」で「寝」ですよ。なんのバーやっちゅーねん。



 購入した本:
  桜庭一樹『桜庭一樹読書日記』、力造/グループSNE『剣神2』、諸星崇/グループSNE『魔法の会社で大もうけ!』、茅田砂胡『夜の展覧会』、牧野修『ネクロダイバー』、火坂雅志『虎の城(上・下)』、古川日出男『gift』、午前三時五分『りっぱな部員になる方法 1)紙ヒコーキと四次元黒板』、北方謙三『水滸伝 十四 爪牙の章』、畠中恵『おまけのこ』

 読了した本:
  力造/グループSNE『剣神2』、諸星崇/グループSNE『魔法の会社で大もうけ!』、茅田砂胡『夜の展覧会』、大倉崇裕『オチケン!』、小路幸也『カレンダーボーイ』、火坂雅志『臥竜の天(上)』、桜庭一樹『桜庭一樹読書日記』、マーセデス・ラッキー『女神の誓い』



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