中旬。
熊本市立図書館の話、などと書くと、最近の「旬な話」をお読みになられている向きにおかれては「またかよ」と思われるかもしれませんが、
さよう、またです。ことの経過はいかの通り。有川浩のシリーズ完結作『図書館革命』が発売されたのを確認して、10日図書館に行きました。途中、立ち読みした本にあった批評で伊集院光の本が面白そうだったのです。新しげだったので、これもリクエストかなと思いつつ、図書館到着。リクエスト用紙2枚に記入して提出。帰りに隣町図書館に行ったら伊集院本があったので「失敗したのう」と思いつつ即借り。帰宅してみたら、伊集院本は熊本市立図書館にもあったようで、待ち人数4で入力されていた。有川本の方は表示されなかったが、「多分、『発注待ち』か『発注中』で数日後反映というパターンだろう」と判断して放っておいた。14日、ちっとも反映されないまま試みに調べてみれば
西部公民館に蔵書があり、予約者数5。……てことは用紙提出したときには、最低西部公民館が「発注中」だったはず。もしかすると
熊本市立図書館は分館との連携が取れていないのかもしれぬ。このまま待っていてもがすがす予約者が増えていたら
畠中本のときのような事態になりかねない。てことで傷を最小限に抑えるべく速攻ネット予約。ネット予約は翌日処理なので、15日晩に確認したら待ち人数10。どうやら年内に間に合いそうなのでホッとする。それにしても、
最近の熊本市立図書館はどうなの? 私は
高校一年生の頃から通っているが、去年までのトータルのミスとこの半年くらいのミスが同じくらいのような気がする。しかも人的なミスばかり。他の分館や他都市の図書館ではそのような目にあった記憶がないので、大江本館の仕事の流れとか人とかそういったのものがおかしいのか。返却のミスと貸出のミスは、どうにかなる。自衛策として毎回行くたびに何か一冊は借りて帰る。んで貸出時に、パソ画面を覗き込み、返却した本が消えてるかどうか、借りる本が入力されたか毎回確認している。
でないと昨今怖くて仕方ない。が、紙での予約は完全に処理が後なのでその場で確認ができない。意地の悪い表現をするなら、
私に関してはここ1ヶ月ちょいの予約紙の四捨五入して70パーセントが入力ミスですよ。意地悪じゃない表現だと3枚中2枚がまともに処理されてない現状です。予約だけならネットでどうにかすればいいのだけれど、今の市立図書館のシステムだと、リクエストがネットでできないのです。リクエストと予約は同じ用紙なんで、処理ミスされる可能性が高い。どのミスでもされるたびに電話するか直接行くかして説明なり別処理などをしてもらわねばならない。本来なら不必要なわけで、はなはだ迷惑である。いやはや。たしか図書館に市長への投書箱があったので、
年内にもう一度あったら目安箱にぶちまけちゃるわ。なんてことを考えつつ土曜日に直接乗り込む(別の予約本が来てたので)。で本を受け取りがてら、思いついたので伊集院本のキャンセルも込みで頼むことに。そりゃもう経過を説明し、画面指さし、本の名前をお互い復唱し、ハードコピーさせて書き込みをその場でしてもらうくらいの念を入れてやり、やらせました。もっともこのくらいやってなおかつ間違える可能性がゼロじゃないとこなんで。それにしてもカウンターのおねーちゃんの謝りっぷりとまたしても、という感じの表情からするに結構クレーム多そうだなあと思いつつ、帰宅後パソ起動して確認。
キャンセルと紙破棄が逆に処理されてて再予約した有川本が画面から消えてて、その日のうちに図書館に取って返して目安箱に投書しました、というコースがネタとしては一番面白いのでしょうが、そういうこともなく、まっとうに処理されてました。クレームつけるとちゃんとしてくれるんですよねえ。もっとも、年内にもう一度って今の市立図書館には厳しいハードルですが、マジ投書考えてる今日この頃。次回あたり載るかな。
ミッションから帰宅したところ、ちょうど父親が仕事から帰ってきたところだった。「おう、一緒に歩きに行くか」というので、
すっぱりきっぱり断る家族団欒にほど遠い私。てか、散歩は個人的な体験であり、群れるのはどうも好みではないのでございます。てことでメールチェックしたりして、父親より10分ほど遅らせて出発。父も私もお互いに自分のルートを教えてるわけじゃないので、どこをどう回っているか知らないはずである。てか私自身いろいろ気分でコース変えてるし、同じコースでも逆回りしたりするしねえ。夜でも結構歩いている人がいるので、たまに挨拶したりしながらぽてぽて歩く。30分ほど行くと、
前方にちょいと肩を落とした感じのおっさんがしょぼくれた感じで歩いている。ぐいぐい接近して抜くと、声を掛けられた。父だった。「お前、俺の前だからって見栄張ってるな。そんなスピードじゃもたんぞ」などとほざくが、問答無用で抜き去る。だいぶ差がついたところで、ふと道の反対側を見ると、父親がのうのうと歩いている。や、何としたことだ。こちらを見てにやりとしてやがります。これはいかんと
多少競争心を煽られ、リミッター解除。散歩用にリミッターかけてゆっくり歩いていたんですが、私のデフォルトは結構早歩きなのです。ざくざく歩いていると、反対側の歩道にいる父も小走りになっている。やがてこちら側に合流してきた父はすでに息が上がってきている。最終コーナーを曲がった辺りで、私はラストスパートに入った。というのも、このまま同じペースで歩いていると、家に同時に着く。
シャワーの権利を巡って醜い争いになりかねぬからである。てことで、マジダッシュ。父親よりも10分遅く出た私は父親より10分速く家に到着。ゆっくりシャワーを浴びる。シャワータイム終了後、ようやく晩御飯になる。メシ食らっていると父がシャワーから上がってきて「お前はやはり若いのう。途中だいぶ走ったがついていけなかった」などという。わ、やはり走っておったか。でないといきなり並べないだろうし。せっかくなので決めぜりふを履く。「
ふはははは、私についてこようなど10年遅いわ」親子の会話終了。
親子の会話その2。ある日、我が母がのたまった。「今度の21、22、23はいないから。カレー作ってくんでしのぐように」こりゃまた実に唐突な話だ。「いずこへ参るのか」と問えば、「北海道」とのこと。「何故」と重ねると、事情を説明された。知人が今度引退するだか何だかで北海道へ引っ込むらしい。んで、その
送別会で北海道旅行。いや、それ送別会なんか? 北海道に一緒についてってるだけやん。「お土産を頼みます」「
白い恋人でいいか?」「いやそんな
限りなくクロに近い白い恋人はなあ」
てことで、またしてもカレー攻防開始だが、それはまた別の話。
日曜の朝っぱらからてくてくやっぱり歩いていると、どこぞの公園にテントがいくつか張ってあって、
何やら人やら犬やら蠢いている。変な機材が並んでたりするし、受付がどうのと放送があっている。むう、これは犬のコンテストでもあってますか。あるいは予防接種とかかもしれぬ。柵に入った犬がぱたぱた走り回ってたり、トリマーな感じの人がいたり。私は犬などのペットは飼っていないが、結構近所とかには犬がいるんだよねえ。犬の散歩してる人も見かけるし。などといいつつ帰り道、原っぱを犬連れた人が動いていた。紐つけたまま猛烈な勢いで犬がその青年の周囲を回っていて、くるくると青年も回っている。
その様子、コンパス。爽やかというかドラマみたいじゃのうと眺めていると、勢いがついてきたのか、
時折紐ついた犬が飛んでいる。ジャンプとかじゃなくて、浮遊。
コンパスじゃなくてハンマー投げ。えんしんりょくですなあ。すごいなあ。首締まらないのかしら。まあ日曜だし、いろんな人がいるよねえ。と同日夕方、二度目のお散歩をてくてくやっておりますと、前方からしょぼくれたおっさんが歩いてくる。杖持って散歩したりする人をたまに見かけますが、そのおっさんも棒状のものを右手に握っている。近付いて分かりました。
剥き出しのドライバー、6本くらい。ヘッドの下あたりをひっつかんでるんですな。いったいおっさんに何があったのか。多分、ドラコン(←ドライバーのコンテスト)の帰り道なんでしょう。私はやんないから分かりませんが、ゴルフバッグとかに入れるもんじゃないのか、というか、そんなにたくさんドライバー持つものなのか。そんな日曜日。
前回
オカピ呼ばわれりされ森三中に例えられてたミッション室の女の子さんたち。前回の表現は不適切であったことをお断りしようと思う。
森三中より安田大サーカスでした。その彼女たちが仕事をサボったり休憩したりおしゃべりしてたりしたせいでそちらのミッションは遅れ気味、間違いを指摘されると逆ギレ、スケジュールが遅れ気味で逆ギレとうるさいですなあ。
ハリセンか鉄パイプか釘バットが欲しい今日この頃。しわ寄せは私のところにも結構来ております。
私が1日半から2日かけてやるような分量のミッション材料が、毎朝新たに机に増えてるのはどうにかならないものか。私と私のお手伝いやってる人はスケジュールを一週間以上相当前倒しにして、緊急の仕事が入っても対応できるようにしてるんですが、その予備日も底を尽きようとしております。それでも安田大サーカスの人たちはおしゃべりとか止めないんですよう。しくしく。まあ管理するのは私の仕事じゃないし、私は私でやってるんで間に合わなくてももう知らんわ、というところでしょうか。もっとも
今度の三連休はすでにシングル連休になるのがほぼ決定でございます。ってそれはすでに連休じゃないですかそうですか。とほほ。
くらくらしながら毎日帰宅してるせいで、あんましゲームする気力もなし。ようやく土曜日にちょっと時間と気力ができたので、「ゴッド・オブ・ウォー2」をやるべと久々にプレステ2のすいっちおーん。ディスクを入れると、何と一発で起動。やりい。しかも音飛びもなし。んじゃロードっと。メモリーカードからのデータロード終了、で、
ゲームデータのロード中にやられる。ういーんういーん、ういーんういーん、とピックアップレンズが動く音がやたらでかく、や、読み込みできてないですよ。せっかく一発でタイトルまで行ったのに、と泣く泣くリセット。んで次も一発起動→メモカロード→ゲームデータロードと来てういーんういーん。さすがに
この現象が4連続となると諦めるしかない。クリーナーかけて数時間後やってみたが、やっぱり読み込みできず。ううむ。どうしたものか。とりあえずまた日を改めて頑張ってみんとす。てことでいまだに
前回からワンプレイもなっしんぐ。くそー。まあじっくり遊ぶつもりだったからそれはそれでいいんですがねえ。やりたいのう。
ミッション量増加のせいで、先月より
ミッション追加料金が増した。下世話な話で申し訳ないが、
60ギガのプレステ3が買えそうなくらい。いや年末年始にちとお金が必要っぽいのでがんがん使うわけにも行かないが、前回「バッカーノ!」のDS版を予約したせいもあって、久々にゲーム屋などに行ってみる。とりあえずニンテンドーなDSなど眺めてみる。いろいろ色があるのう。個人的な好みからするとジェットブラックですが、あらかじめリサーチしたところによるとこの
黒は指紋が相当に目立つとか。サンプルがあったのでぺたぺた触って確認してみる。
ケータイ機でこの指紋はいかんだろうという感想を抱く。かといってパールホワイトとかだと汚れや傷が目立つはず。難しいもんじゃのう、と眺めていたところ新色を発見。クリムゾンブラックってのが10月に出たらしい。色的にはいいなあ。でもこの色、中古に流れてないのよね、まだ。中古だと14000くらいで新品だと16800円くらいですか。ううむ、ソフトは中古屋とかで眺めてみたがさほど興味を引くようなのがないし、チューナーつけたらワンセグ見れるといってもテレビそのものを見ない人だし。どうしたものか。と横を見たら
Wiiの中古が19000円くらいで売ってあったりする。Wiiはゲームとか面白そうであるし、ヌンチャクコントローラーとか触ってみたくもある。が、問題がひとつ。
私の部屋ではヌンチャク無理です。じゃあ劣化新型を出したプレステ3はどうかというと、そりゃあもう今回話題にするしかないでしょう、「真三國無双5」です。
いやあ、「無双5」が面白いなら、クレイトス先生の冒険がいまひとつ進めない現状、プレステ3という選択肢もありかなあと思ってたんですがねえ。ネットとかで感想とか見て回ったり情報を集めたりすると、スゴイよ?
手抜きとかクソゲーとか散々呼ばれてますなあ。いろいろ見てると主なマイナス点は、
1)大幅なボリュームダウン
2)壮絶きわまりない処理落ち
の2点になるようです。プレステ3とも思えない処理落ちは二人プレイだと人がたくさん出てなくてもかなり頻繁に起きて爽快感台無しなようです。私にとっての問題はボリュームの方かな。たしかに「4」辺りまででプレイ可能な武将が相当増えてました。それをデザインし直して整理した、というのはいいかもしれません。
リストラされた武将が私が聞いてるだけでも6人くらいはいます。消えたのはキョウイとかダイキョーとかホートクとかモーカクとかシュクユーとかサジーなどなど。てことは蜀の南征シナリオはないってことですね。残り40人ちょいの武将のうち、メインである無双モード(シナリオのあるやつ)のある武将が17人。てことは
過半数の無双武将がフリーモード専用機。しかもフリー専用武将のうち最大5人のモーション被り。最大五人ってことはちょいちょい考えて
フリー武将のかなりの数がモーション手抜きなわけですね、しかも武器グラフィック一種類とか。
総マップ数19で、雑誌とかで見る限り立体感は増してるもののシリーズのマップ使い回しですな。泳ぐとかのアクションが加わったのはいいが、陸に上がれる場所が少ないとか、ボタン連打で爽快感といいつつただひたすら押すだけでつまらんとか、練り込み度がいまひとつのようです。
絶対「猛将伝」が出るというか、これが「猛将伝」じゃないかというか。これはどうなのかコーエー。やってないから断言できるわけじゃないですが、こりゃ「
7500円のボリュームたっぷり体験版」じゃないのか、本編はどこへ行った? 元々新型PS3の発売に合わせて、キャンペーン張って、
キラーソフトとして出したはずが実際はプレステ3殺しじゃないのかなあ。少なくともこれ聞く限りじゃPS3買ってまでやろうとは思わないし。
てな感じで、うーん、買うとしたらDSかなあ。でももちっと何ができるかちょいと調べてからの方がよさそうだ。「バッカーノ!」専用機というのもありかもませんがね。
原付ではたはたと夜帰っていると、
狭い裏道の先に赤いライト警棒を振ってる人がいた。前にトラックが停車していたので、夜間緊急工事でもやっておるのだろうと思ってトラックの後に停止。すると警棒の人が近付いてきて、「すいません、今、
飲酒運転の取り締まりをやっておりまして、お手数ですが」ときた。ときに月曜の夜。たしかに急に寒くなってきたので、一杯引っかけて、などという人もいるでしょう。そういや、私は
飲酒検問は初体験だ。袋みたいなんにぷーっと息を吹き込むのであろうと思ったらさにあらず。棒マイクのようなものを突き出された。「ここに息を吹きかけてください」という。わお、文明のりっきーですな、ぷーっ。すると即座にマイクならスイッチのある辺りにランプが灯り、
ぽりーすの表情が激変、「ちょっと来てもらえますか」などということもなく、緑のランプ。「ご協力ありがとうございました。気を付けて」などといわれ、とっさに「お疲れさまです」などと返してはたはたと帰宅。ううむ、検問に関しても情報をアップデートしないといけませんな。時代についていけなくなります。捕まろうとは思いませんけどね。
溜め込んでいた榊ガンパレの山口編と花田一三六の復刊版などをがしがし読む。ガンパレには満足。公式設定とはすでに離れているオリジナル展開であるが、これまでの熊本をメインにしたシリーズとは異なり、4冊かけて熊本編で登場させてきたオリジナルキャラをだいぶ表に出してきている。主人公級である5121小隊の面々と各パートで動いているオリキャラのストーリーがだいたい均等になってきており、つまるところ5121が活躍する場面が減った感じは否めない。が、描かれる岩国防衛戦では化け物じみた5121とは異なるより一般人なキャラたちの戦いが中心であり、まともに幻獣と学兵がぶつかりあってた熊本での攻防とは違った側面を見せてくれる。ゲームなどではこの後に「ガンパレード・オーケストラ」が入ってくるはずであり、幻獣が青森に出現し、北海道からの兵站を断とうとする「白の章」、広島で山岳騎兵たちが幻獣とぶつかる「緑の章」、小笠原で巨大望遠鏡を駆使して幻獣たちの故郷である黒の月を観測しようとする「青の章」となるはずだが、榊ガンパレはどこへ向かうのか、今後が楽しみである。一方の花田一三六であるが、昔も思ったのだけれど、どうしても時代小説、特に隆慶一郎を連想してしまう。隆に司馬辺りが基本にあるのだろうと思うのだ。が、解説を復刊版では同一人物がくどくどとしているのだが、そうしたことには一切触れていない。そこがたいそう物足りない感じがする。解説者が時代小説などを知らないわけではない。だってその人、戦国物の本とか書いてるし。かといって作者や作品について掘り下げるでもなく、単にあらすじの紹介だけだったりするのはどうだろう。4冊目が出て、これで既刊分がすべて出揃い、こっから2冊新しいのが出るはずなのだが、解説にも新しさを求めたいところ。というわけで、隆慶一郎『一夢庵風流記』をまた読み出してみたりする。
最近寒くなってきた、ようだ。というのも、私が散歩する格好を見て、親たちが頭を抱えるのである。さほどおかしな格好をしているわけではない。
単にハーフパンツと夏用の服なだけである。てくてく歩いていると暖まるので問題ないのだが、親にいわせると「
見ている方が寒い」ということらしい。いや、別に私には関係ないし。どっちかってえと朝晩に歩くときより原付で出かけるときの方が寒いので厚着になっちゃう今日この頃。といってもそろそろ掛け布団を出したりといったことを考えないといけないかのう。
んー、何だかばたばたしてたせいか、
いつもに増して、今回ばらけた話になったような気もしますが、最後は今回もいつものやつで。
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第16回です。さくさく行きましょう、今回のミノ話。
前回ミノのペガ狩りに関する設定をおおよそ固めてきたのでした。結構楽しくなってきたので、もう少しミノタウロス族に関する設定を詰めていきましょうか。
人間との交易を行っている、という話を書きました。少なくとも言葉が通じるような環境にはあるわけです。んー、言葉言葉、
A16−1:ミノタウロスは独自の言語を持つ。
A16−2:ミノタウロスは人間と言葉を通じ合わせることが可能。
A16−3:ミノタウロス語を人間はおおよその理解できるがしゃべることはできない。
とまあこんな感じでどうよ。ミノ語の抑揚などでだいたいのニュアンスは分かるけれども、というところか。
A16−4:交易の際には人間の言葉が用いられる。
では、文字に関してはどうだろうか。独自の文化を持つっぽいことは分かったわけですが、ミノタウロスは文字を使うか。途中で混ぜたイメージがネイティブアメリカンとかそういうのだったので、何となく、
A16−5:ミノタウロスは文字を持たない。
ということで。その代わり、
A16−6:ミノタウロスは自分たちの歴史や物語や考えを歌にする。
てのは結構いい感じではないか。とまあここら辺まで考えたところで一気にイメージが加速。
A16−7:ミノタウロスは自分たちの魂が角に宿ると考えている。
A16−8:ミノタウロスは自分が自分であることを示すため、様々に角を飾り立てる。
A16−9:ミノタウロスの角に触れることができるのはその親しいものに限られる。
A16−10:不用意にミノタウロスの角に触れることはかれらを侮辱することになりかねない。
角文化発生ですよ、ミノ吉たち。そっからフィードバックさせて、
A16−11:ミノタウロスは男性、女性を問わず子どもの頃から角を生やす。
A16−12:子どもの頃には何度か角は生え替わるものの、大人になってからは生え替わりはなく、成長するのみ。
A16−13:大人になってからの角の成長はあまり著しくはない。
A16−14:野放図に伸ばした角は美しくない、とされるため、角の手入れは欠かせない。
ということで、さらに、当然のように出てくるのが、角を失ったミノタウロスはどう扱われるかということですが。どうしましょうかねえ。社会的弱者になるってのもひとつの考えですが、
A16−15:角を失ったミノタウロスは「角守」と呼ばれる職に就く。
最初は「特殊な職業に従事する」だったんですが、ちょいと別のとこから思いついたのがあったので、「角守」については後述。
次はちょいと方向を変えて、ミノタウロスの死について。ミノタウロスも生き物ですから当然死ぬわけです。死んだときにどうするのか。土葬、火葬、水葬、鳥葬、風葬、いろいあって、それぞれの文化の死生観に結びついているわけですな。ミノたちはどうするかってえとまず、
A16−16:死んだミノタウロスの角のうち、立派な方を切り落とす。
だってそこに魂があるから。残りは、
A16−17:ミノタウロスの遺体は専用の穴に入れ、上から土を掛けて埋葬。
A16−18:埋葬して一定期間過ぎたミノタウロスの遺体は掘り起こされる。
A16−19:ミノタウロスの骨のみが土から選別され、砕かれ、撒かれる。
A16−20:骨以外のものが混じった土は、畑に混ぜられる。
んで、野菜となり、ミノタウロスに食われるリサイクル。残された角の方はといいますと、
A16−21:死んだミノタウロスの角は、角笛に加工され、一族専用のスペースに飾られる。
A16−22:ミノタウロスの角笛は破棄されることはない。
身内だったりご先祖だったりするわけで歴史を伝承歌にしてる彼らは、角笛を大事に扱います。
A16−23:角笛から出る音は、死んだミノタウロスの記憶であり囁きであり叫びであり諭しであり猛りであり物語である、とミノタウロスは考えている。
大事なものですから、
A16−24:一族の角笛を守るのが「角守」の主な仕事である。
そこから派生して、
A16−25:「角守」と一族の長クラスは角笛を吹く=語り部となることができる。
結構重要な職ですよね。てことは、
A16−26:「角守」にするためにあえて角を折る、折られるミノタウロスもいる。
あと歌を大事にする彼らは、
A16−27:ミノタウロスは自分たちの歌に誇りを持つ。
A16−28:ミノタウロスは人間の歌を歌わない。
という感じでミノタウロスがだんだん見えてきたなあと思う今日この頃。てか
ミノタウロスよどこへ行くって感じですが。次回はもう少し人間とからませてみるか、あるいはペガはどうなったという話。
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風邪ひいてる人も周囲にいるっぽいので、皆の衆もお気を付けあそばせ。
購入した本:
花田一三六『豪兵伝』
読了した本:
成田良悟『バッカーノ! 2002【B side】』、伊集院光『のはなし』、花田一三六『八の弓、死鳥の矢』『野を馳せる風のごとく』『大陸の嵐』『豪兵伝』、榊涼介『ガンパレード・マーチ 山口防衛戦2〜4』、栗本薫『鏡の国の戦士』