下旬。
さて、前回はやたらと忙しい中、どーにかこーにか「旬な話」を書き上げたのでした。そんなに量はなかったような気もしますが(当年比)、えれーきつかったっす。ちなみにそのときのBGMは「嘉門達夫ベスト」……ではなく
気分的に「必殺仕事人The Best」だったり。
ミッション場の汚れた空気のせいか、ちっとこないだまで風邪気味でして。換気あんまししてないし、人いっぱいいるし。空調は、えーと、ふと疑問に思うのですが、
暖房の24度と冷房の29度はどちらがどうなのか? 暖房が嫌いだというベテランさんの意見でもって29度の冷房なんですが、風が冷たいっちゅーねん。直撃だってちゅーねん私の席。様々な要因が重なったのでしょうが。んで、たまたま買い物に行ったお店のレジ付近でマスクを発見。「
風邪ひき用超立体型マスク ふつう」とか書いてあって。「超立体」って何!? きっと四次元なマスクなんしょ。とか「超」なのに「ふつう」かよ!? とか内心ツッコミ。そういやミッション場で安田大サーカストリオがこの手のマスクを装着していたような記憶もあります。なんとゆーか、人間じゃないシルエットになりかけてましたが。かろうじて
人間に例えれば卍丸? いや私は結局買いませんでしたがね。
早朝から原付で走っていると、何やら車高が低いバイクが走っている。なんつーかプラ板で装甲くっつけました、という感じなんすけど。んでかぽーが二人乗り。それはそれでかまいませんがね、わりとでっかいバイクで、ほら、よくあるじゃないですか音楽掛けたりしてるやつ。このときのバイクがまさにそれだったんですが、うむむ、聞き覚えのあるリズムと歌詞。すぐに分かりましたともさ。それにしても
クリスマス直前の朝っぱらから何故にカップルが「サンバおてもやん」流しながら走っているのかという疑問は残りましたが。
図書館で予約していた北森鴻の本が来たので、読む。シリーズ完結編ということだったんだけど、読んでみて、どーもいまひとつ。好きなシリーズだっただけに大変残念。探偵役であったバーテンの工藤の様子がちょっとずつ変になっていくのと、これまで工藤のやっている店の常連として出てきた人たちが次々にいなくなっていく流れになっているのだが、細かいところとかがばっさり切れててよく分からない気がした。雰囲気もちょい暗い感じなんですよねえ。終わりもいまひとつだったし。それに対して、ほぼ同時期に読んでいた五代ゆう『〈骨牌使い〉の鏡』は良かった。この作品、かつて富士見書房がハードカバーで出し、年月を経て、ファンタジア文庫3冊で復活したもの。展開が途中までやたら遅く、雰囲気はあるんだけどなあという流れなんですが、途中から引きずりこまれるように面白くなった。というか私ハードカバーも持ってる人だし、知ってるんですがね。改めて読んでみると、これってかなり「書かれてないこと」が多い。クライマックスシーンとかミステリでいったら謎解きとかに当たる部分が分かりにくい。けれど北森鴻のと違って、「ああ、きっとこういうことだろうな」とか「こういうことがあったのかなあ」と読みながら味わえる強さがあった。もっとも、こういう書き方だと、今風の読者は着いて来れないのかもしれないなあ。
「物語は完結されなければならない」という話で爆走しているのですが、近く再読予定の古川日出男『アラビアの夜の種族』と比べながら読むのが楽しみでござんす。古川のは
「物語と物語の書き手のどちらが強いか」という話ですな。また同時に読み進めている(途中から「溜め」に入ってた)豪屋大介の『A君(17)の戦争』はファンタジー世界に転移したいじめられっ子が戦争に巻き込まれて、魔王軍総帥となり、仕掛けられた戦争を戦うハメになる話。かなりメタな作品で、しかも「
ライトノベルというジャンルに対するメタ」なのです。ゴールドマンの『プリンセス・ブライド』が「ファンタジーに対するメタ小説」だったのと通じるものがある気がします。
クリスマス直前、21日。作り置きのカレーを食らうこと2日目。晩御飯を終えて部屋に戻れば、沖縄に仕事で行ってる父からケータイに留守電。聞いてみると、「おー、元気かー、元気ですかー、元気かー」と
酔っぱらいのイタ電のようになってまして。留守電が入ってから15分くらい経過していたので、とりあえずこちらから掛けてみる。出やしねえ。するとあちらから掛かってきたのですかさず出る。母だった。やはり示し合わせてやがりましたな。「そっちはどうかね?」と問えば、「今日は○○(←弟)に会うはずだったけど、
雨がひどくてホテルから一歩も出られなかった」わはははは。そういや
天気予報では沖縄雷雨っていってたし。ご存知の方もいらっしゃるかと思うが、
旅行に行くたびにひどい目に遭ってないかマイペアレンツ。「まあ気を付けたまえよ、明日も雷雨とかいってたし」などとネタも提供してくれたことだし和やかに会話を終える。
さてクリスマス連休はシングル連休となり、23日は昼過ぎくらいまでミッションをこなす。帰りにゲーム屋に寄ったりして見物する。ニンテンドーDSを買うかどうか迷っていたんである。ゲームとか見てみると、うーん、何か私好みのソフトはPSPにあるような気がしてならない。でも「バッカーノ!」はDSだからなあ。クリスマスセールの折り込み広告で、「16500円!(お一人様一台限り)」とか書いてあったのを見て、とっさに「はて? 何が安いのか?」と首を捻る。えーと定価16800円っすよDS。いやまあ、年末商戦で品切れとか品薄とかいってたみたいだし人気商品ということだしなあ。なんて考えつつ行ったお店のガラス棚にDSカラーが勢揃い。値札を見る。
「クリスマス特価16799円!!」というのがすんげー漢ですな。というかDVDレンタルを兼ねたそのお店にしてみれば
クリスマスの価値はアルミ貨一枚ってことのようです。ところでふと思ったのだけれど、
「ニンテンドーDS」の「DS」って何の略? PSPは「プレイステーションポタブル」ですよね(CMでもそう呼んでるし)。でも「DS」は「DS」ってCMでいってたよなあ。そういう商品名なのかしら。任天堂は「ファミリーコンピュータ」のときに「ファミコン」という略称が出て、その後「スーパーファミコン」(「スーパーファミリーコンピュータ」ではなく)を正式名称にしたハードを出したとこだしなあ。とりあえず
「DS」は「デラックスでスーパー」の略ということにしておくことにする(未承認)。他にもお店を覗いてリサーチし、好みの色であるところのクリムゾンブラックを探す。中古で16000円とかだなあ。うーん。まあ通販予約した「バッカーノ!」が来るのは2月末って話なんで、それまでに考えればいいかと保留。それより気になったのは某TSUTAYAのレジ横に「
すいか36000円(中古)」とあったことですな。ごくり。「すいか」(←サザンのベストアルバム)ってたしか従兄が持ってたよなあ。かっぱらって転売すっか。あ、もひとつ別の店で気になったのは、BGMで「レイニーブルー」がかかってて、聞いててしばらく「どっかで聞いたような歌詞だなあ」と思っていたのである。うわ、女性が歌ってますよ「レイニーブルー」あ、でも元が徳永英明だからあんまし違和感ないかも。少なくとも鈴木あみが「BE TOGETHER」歌ったのを初めて聞いたときよりもしっくり来る。というか、クリスマスシーズンにこの選曲はどうなの?
23日夜。両親が帰宅。「まあ腹が減ってるじゃろう、カレーでも食え」と勧めると、父親が首を振る。「腹は減ってるが、
4日間ずっとカレーだった」……は? あんた沖縄でずっとカレーだったですか? 「ええとラフテーカレーとかミミガーカレーとか?」「いんや、フツーカレー」だから何故? あとで証拠写真(←弟がデジカメで撮った)を見たが、フツーのカレーだった。隣にラフテーの皿があったが。ともあれ、「沖縄はどうじゃった?」と問うと、母が第一声「
年賀状92枚書いた」……は? 「年賀状を、92枚、書いた」と繰り返す母。話を聞くに、ホテルに缶詰になってる間、年賀状をせっせと書いていたらしい。てか
沖縄旅行に何故墨・硯・筆・年賀ハガキ持ってってるんですか母上。こんなこともあろうかとってことですかねえ。「向こうで出したら沖縄の消印が付くと思ったんだけど」「いや、年賀状だし。年内にあっちで出したら消印付かないっしょ」「そういわれたんで」「だったら、ああ弟に預けてきたとか。2日くらいに出せば消印が押してもらえるでしょう」「いや、それもあれだったんで、
持って帰ってきた」92枚。結構な重量だと思うがどうか。「あ、そうそうお土産がある」と母が年賀状セットの下から取り出したのはTシャツ。「○○が選んでくれた」という。以前たしか弟が選んだTシャツは黒地に白字で「風人」だったが、今度はどうか。同じ
黒地に白字ででかでかと「偽善者」いやあ、そりゃ今年を表す漢字が入ってますけどね。聞けば弟は結構気に入ったらしく、自分用に「偽善者」の黄色いタイプを買ったとか。「だから着なさい」と母にいわれるが、いかんせん冬である。「でも○○は早速着てたよ」いかんせんあちらは南国である。てか着たんか「偽善者」め。「そうそう、やつは入籍したんか」と問えば「もうしたってよ」ちょうど父が弟に帰宅の報告をしていたので、手を差し出す。ケータイを受け取り、弟との会話開始。「や、おめでとう」ケータイを返し、会話終了。会話になってないですかそうですか。そのまま自室に戻ろうとすると母が追いかけてきて、父のケータイを渡す。「むう?」「話したいことがあるって」弟である。どうやら会話を成立させたいらしい。「はいはい?」「あ、このたび入籍しました。今後ともよろしくお願いします」とミョーに改まっていいやがります。「いやそっわよかばってんがにゃー、わしゃわっどんのよめごん会ったこっもにゃーばい」とどこの言葉だかよく分からない言葉で応じる。「ははは。じゃあ甥っ子か姪っ子連れて来ますんで」とあくまで丁寧に返す弟。いやちょっと待て。「甥っ子か姪っ子って先じゃん」「そうそう、梅雨以降ですね」「……計算合わんぞ入籍者」「ははは。というわけでよろしく」これでホントに会話終了。当初はゴールデンウィークに披露宴案もあったわけだが、梅雨頃生まれるってんならちょいとキツいかもしれんのう。ともあれ、甥っ子か姪っ子ですか。両親にとっては初孫、祖母には曾孫誕生。私も楽しみざんすー(←結構子ども好き)。
さてミッション休みになったのはクリスマスイブ。その朝っぱらからじんぐるじんぐる散歩していると、近所の
コンビニの前にチキンの出店が出来ている。商売熱心じゃのう。つーか、もしかしたらコンビニの店内で売ってるやつを目立つ外で販売するつもりなのかもしれません。ううむ、昼は昼で原付で走っていたら、外人のおっちゃんが立ってるチキンのお店の前で車がアホみたいに列作ってて、通りにくいったらありゃしない。予約者に関する貼り紙とかもしてあったが、もう少し客のあしらい方を考えないと、印象悪いんじゃないかのう。家に帰って夕方からまたじんぐる歩いていると、さすがにイルミネーションが凄い。散々目を楽しませて、帰宅し、父が買ってきたチキンと、母の知り合いが持ってきたケーキ+シャンパンでほうむぱあてい。どうにか骨休めになった、かな。
例によってミッション場に一番先に到着する。ぱちぱちとミッションをひとりなんぼかこなし、それから他の人のパソを起動させる。以前たしか変なパソの壁紙(「スナ掛け婆」とか)の話を書いたような気がするが、同じ人のパソコン前。卓上カレンダーがあって、それぞれ納品の日とかスケジュールとか書き込まれておるわけです。何気なしにその日のとこを見る。ぱっと見る。
本日のスケジュール「いきなり困る」 朝っぱらからひとりツボ直撃。いや
カレンダーに書いてあってそれいきなりじゃないし。困るって何だよ。よくよく見たら癖字で「いきなり団子」と書いてあったのでした。それもいきなりな話だが。たしかしばらく前にミッション場の人が懇意にしている饅頭屋からまとめて買うということで注文を取ってたのでした。それが配送される日というわけ、のはず。にしても「いきなり困る」はいいなあ。
さてようやくミッションも年内仕事納めってことになり、掃除をしたり、ミッションしたりミッションしたりミッションしたりしてました。いや、だって、年明けの納品が15日、発送がその二日くらい前、私がやってボスがチェックするデッドラインが10日。てことは、ぶっちゃけ年内にかなりの部分をこなしておかないといけないわけです。てことで他の余裕ある人たちは7日からスタートですが、私4日からでございます。まあ、文芸部の新年会も仕事納めまでに確定の連絡(「4〜7日のどれか」というところまでは聞いた)がなかったんで流れたんだろうなあと思いつつ、予定がびしばし埋まっていくー。仕事納めを越えたら、ミッションが4日朝まで凍結するので、スケジュールの動かしようがないしなあ。
ほとほとと疲れて帰宅して、ああ、今日は東京にいるっぽい愚妹が帰ってくるという話であったなあと思いながら、ケータイを見る。留守電が入っている。出る。妹だった。「――スの予備があるんだけど、いる? いるなら持って帰ってくるんで、3時までに電話ちょーだい」時計を見る。現在時刻7時過ぎ。ちなみに電話がかかってきたのは昼で、ケータイ見るような状態になかった私。それに何の話なのかさっぱり見えなかった(というかよく聞こえなかった)が、毎回PS2のゲームとか持って帰ってくるのでその話であろうと推測。にしても、予備って何なんだ? ソフトの予備を買うか? しばらくして母が「あ、じゃあ、そろそろ空港に迎えに行ってくるから」「何時なん?」「9時半くらいに到着するって。何かあったらあんたのケータイに連絡するんで」そのときの時刻8時半ちょい前。母が出てすぐ自宅の電話が鳴った。出てみると妹で「えらい飛行機が早く着いた」ちなみにその頃、母親は渋滞に巻き込まれていたそうで、そもそもケータイを持ってない人なんでこちらから連絡の取りようもないのでした(何かあったときは公衆電話から掛けるつもりだったらしい)。さて、どーにか帰宅した妹に「あの電話は何のことであったのか。何のゲーム?」と問うたら、バッグからごそごそと取り出したものがある。「ゲームじゃなくてハードなんだけど。持ってる?」取り出されたのはプチプチに包まれたニンテンドーDSの箱。「○○(←弟)にやろうと思っていろいろカバーとか買ったんだけど、もう持ってるって。××ちゃん(←弟の嫁さん)も持ってるらしいから、いる?」「いやあ、私もちょうど買おうかと思ってたんだよ。くれ」そっから様々な駆け引きの結果、カバー、フィルター、メタルタッチペン等のオプション付きで新品のDSを1万円で購入。ホントはもっと買いたたこうと思わないでもなかったんである。だいたい「
どうせ忘年会でビンゴでもやって当たったんだろう」と私がいったら、妙な手つきで空間をくるくる回して「いや、こっち」どうやら
本体は福引きで当てたらしい。色はクリムゾンブラックじゃなくて、グロスシルバーでしたが、問題ないざます。とりあえず妹のピンクなDSをいじらせてもらう。お店に行っても、本体の電源って入ってないのよね。サンプルで本体触れても画面は見ることができない。だから、実際のとこどんなもんなのかいまひとつ実感が湧かなかったんですが、ドラクエとか見てみると、えれーきれー。いじってみると、画面がさほど大きくないというのも問題ではない。だいたい左右を手でつかんでその間に没入してるからなあ。もらったオプションの中にスキンシールがあったので眺めてみる。本体にぺったり貼り付けるもので、DSだけじゃなくてPSPなどにもあるそうな。だいたい1000円前後で、画面フィルターと同じく、ある程度は使い捨ての商品のようだ。手でべたべた触るものであるから、本体の傷や汚れを防ぐ効果もあるらしい。手元にあるのは青っぽいシールでドルフィンである。元々弟にやろうと思って買ってきたのである。にしてもこのスキン、グロスシルバーには合わないような気もする。妹のピンクは、ド派手なハイビスカスのシールである。スキンシールはお店に売っているのもあるので、前に見たこともあるのだけれど、あんまし好みのは売ってない。妹もいろいろ見たらしいのだけれど、通常市販されているものよりも通販モノでいいのがあるらしい。ハイビスカスやドルフィンも絵はキレイなのよね。同じ店のものをネットで眺めてみる。「
風神雷神」とか「北斎」(←波のやつ)とか「サファリ」(←チーターとか)、「
侍・剣士」とか「キティ」とか。眺めていくと、「お、これなんかいいんじゃない」と目に留めたのが「宇宙」というやつ。結局これを2セット購入して、年末年始なんで発送がちょい時間がかかるのだが、満足。もっとも
本体がグロスシルバーであるから、「ウルトラマン」(数種類)とか「ウルトラセブン」(数種類)にも大層心惹かれるものがあったのだけど。あと、スキンシールで「ファミコンカラー」とかないかなあ。「ゲームボーイミクロ」とかではあったよなあ。まあ
ともあれ、DS入手は日頃の行いのボウナスってとこでしょうか。やっぱりそういうことです。真っ先に弟→弟の嫁さん→私という優先順位が妹の中にあったとかそういうのはスルーですよもちろん。けっかおーらいざます。
弟とケータイでDSの話などする。「や、そういや、前に貸したPS2のソフトどうなった」「全然やってないんよ。
チャンネル権が俺にないのよ」「いきなり尻に敷かれてやがりますか貴様」などと和やかな会話をする。後々聞いたところによれば、
嫁さんにもチャンネル権はないらしい。というか、テレビがそもそもないとか。まあ、あんましテレビ観ない私がいうのも何だがねえ。てことは夫婦揃ってDSやってたりするんか。
借りたソフトでぽちぽち楽しんだりしてるんですが、「デラックスでスーパー」なハードをいじってばかりもいられず、大掃除に取りかかる。部屋を掃除するためにゴミ袋とか
袋袋とかを用意する。え? 袋袋知りません? 袋を入れるための袋ですよ。つーか、何でこんなに袋があるんじゃ私の部屋。ちなみに大きな買い物袋3つに今年は満杯になりました。朝から晩までやってて、ちっとも進んだ気にならないのは、本の整理とかやってるせいですな。へとったので、パソ録画しておいたTV番組を観賞。「M−1グランプリ2007」を観た後で「すべらない話ゴールデン」とお笑い系連続だったんですが(「すべらない〜」はまだ途中)んですが、「M−1」より「すべらない話」の方が面白いなあ。前者は「おもしれーなー」と思いながら観てたんですが、後者は
涙流しながら笑ってましたよ私。前回の「ゴールデン」でも泣いてたよ私。芸人さんたちがそれぞれ日常であった話をするんですが、「漫才」や「コント」という形式じゃなく、テーブルに着いてしゃべるだけ。長さも関係なし。変な日常話やバカ話が、多分私の好みなんでしょう。考えてみりゃ「旬な話」もそういうネタ使うしなあ。もっとも「すべらない話」の方が話芸として達者なことが多いですが。ともあれ、あと半分残っているので、大掃除終わってから……は「旬」を書かねばならないから、年明けかなあ。
30日。大掃除の合間を縫って、夕方散歩に出かける。数百メートル歩いた時点でみぞれっぽい感じで猛烈に降り出す。うぎゃー。ダッシュで帰宅する。その時間帯妹と一緒にパチンコに行ってた父は、「何だそのくらいで」などとほざく。31日夕方ふと気づくと父がいない。母と妹と私がそれぞれに用事があって探したがいない。玄関に散歩シューズがなかったので、庭に出て確認をした私が「多分歩きに行ったんじゃないかなあ」と報告し、「外雨降り出したけど」結構な降りで風は冷たい。しばらくしてずぶ濡れになって父が帰宅。がくがくしております。「はっはっはっ。昨日私に偉そうにいってたんでしばらく戻ってこないんだろうと思っておりましたよ」「いや、そこまで何百メートルか歩いたんだがな」どうもほとんど同じポイントだったようで。「でもお前、アレだぞ、こんな
雨降ってる中、走ってる人もいたぞ」と自分のことでもないのに胸を張る父に「そりゃあんた、
雨降ってきたんで急いで帰宅してたんだろう」と反撃。父が帰宅すると同時に日が差してきたり、父がまた出ようとしたら冷たい天気雨が降ったりとイベントが続く大晦日。ばたばたと大掃除をする。
さてさてその夜になって大掃除も区切りをつけ、年越し蕎麦を食らい、「旬な話」書いてるわけですが、ああ、どうにかこのペースだと更新まで行けそうだなあと思っていると妹がやってきた。「沖縄から電話」や、年越しの挨拶でもするのか。出てみたら、「あ、すまんけど、
ジャニーズのさあ、年越しライブ? みたいなやつ、沖縄でやるらしいから、熊本でもやるんじゃないかと思うんだけど」な、何の話ですか弟。「今ウチテレビ観れないからさあ」「いや、お前、そんな趣味ないだろ」「嫁さんがね、どうしても観たいと」「あ、でも私のパソ、
今まさに『ガキの使い』大絶賛録画中」「うわ、役に立たねえ。じゃあ、ビデオでもいいからさあ」とことこと階下に降りて新聞を観る。ははあこれですな「雑学王2008」あ、違う? 「CATVライブ」、でもない? もういいやん「ぐるナイ」で。などと思ったら、あ、ありやがる。妹にビデオ録画を頼む。
すでに寝ていた両親の部屋に乱入し、テレビを点ける。が最近DVDばっかりだし(←再生専用のプレイヤー)、ビデオデッキなんて使った記憶があんましない。しかもビデオの説明書なし、かんたん録画するためのビデオリモコン(時刻の設定とか簡単にできるやつ)なし、
第一スイッチ押しても電源が入りません。「って、それ、お前、コンセントをまずハメるべきだと思うぞ」と横から私がツッコミを入れる。録画の設定の仕方が分からず、さてどうしたものかと妹が弟と電話で相談している。元旦早い両親は叩き起こされてちと期限が悪い。「そりゃああれだ。始まったときに録画ボタンを押して、終わったときに録画終了をすればいいんではないか」と私。両親は猛反対してます。「んじゃ、そうですなあ、もう録画しっぱなしでいいんじゃ」という私に妹が「1時間くらいの番組だし、3倍速で今からつけておけば録画時間6時間あるし入るでしょ」これには弟が何やら反対してます。メンドーじゃのう。どうやら始まったら録画、という方向になりそうですが、どうなることやら。
部屋に戻ってみたら、パソにメールが届いていて、「もう2時間くらいで新年ですね」と送ってきたのは研究室の卒業生の人だ。
電波の人でもある。読んでったら、「ところで、年末に結婚しました。順調にいけば、4月には赤子も生誕する予定。無事生まれるよう祈ってて頂戴」ぐおっいきなりな話っていうか、それって時期的には年賀状とかで報告とか来るんじゃないのかな。とにかく驚いたので
「おめー」というメールを送る。送信ボタンを押した後に気づく。この件名、2時間くらい早いよなあ。
そんなこんなでどうやら一年終わりそうですが。どんな年だったでしょうか皆の衆。私は、まあそれなりに楽しんで、満足したような気がします。いろいろブチ切れたりとかしてましたけど。それはそれで。
来年もまた、楽しい年でありますように。
あ、ミノ話もしないと。
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第20回ミノタウロス話まだまだ続きます。
A17−3:土地は帝国側に詐欺同然に、あるいは武力によって奪われた。
A17−4:土地を失ったミノタウロスのうち、一部は傭兵として活動している。 A17−7:有名なミノタウロス傭兵団の頭領には「赤兜」や「角折れ」などがいる。
という設定を前に作ってたんで、その辺りとからめつついきますか。
まずこれまでの話から、ミノタウロスが角を大事にするという設定ができてます。そこへ付け加えると、
A20−1:ミノタウロスの角は日常生活を送っていればさほど問題ないが、戦闘では折れることがある。
ミノ吉は人間よりもデカいことが多いので、直撃を食らう回数はそんなにないんでしょうが、ともあれミノたちにしてみれば「角が折れる」というのは大問題です。
A20−2:ミノタウロスの頭部の防御は角を中心にして考えられ、「角兜」といったものになる。
実際には兜に角が生えてるという形式じゃなくて、角に兜がついている感じですかね。角を守るために角カバーをつける。そっから角カバーに顔面を保護するパーツをくっつけていったものです。また、対人間ということになるなら、体格差を考えて、顎カバーも必要となります(突き上げるように狙われることがあるので)。さて肝心の傭兵団ですが、
A20−3:有名なミノタウロス傭兵団には「武勲の角笛」と「赤角」の二つがある。
A20−4:帝国対辺境の戦いが起こったときの「武勲の角笛」団長は「角折れ」シン=ズウ、「赤角」団長は「赤兜」ジ=ライである。
ということで名前をテキトーに決めてみる。また、せっかく名前をつけてあげたので、他にもいろいろと付属品を。
A20−5:「角折れ」シン=ズウは、帝国との戦いで両の角を折られている。
A20−6:「角折れ」シン=ズウは、自分の角を「物語を失った角笛」として所持している。
A20−7:「赤兜」ジ=ライの異名の由来は、角で敵を串刺しにしておのれの兜を赤く染め上げたことから。
A20−8:「赤兜」ジ=ライは、戦場で敵をおのれの角で串刺しにすることを好む。
とそれぞれに性格が見えるようなことをくっつけてあげる。さらに二つの傭兵団を彩ってみんとす。
A20−9:「赤角」団は、みな赤い角兜をかぶっている。
A20−10:「赤角」団で、唯一赤い角兜をしていないのは団長である。
A20−11:「赤角」団は帝国によって土地を奪われていて、帝国憎しの念で固まっている。
A20−12:「赤角」団はおもに辺境で活動する。
A20−13:「赤角」団は傭兵契約が行われていないときには、訓練を行っている。
ってまずひとつ。この辺の設定とからめて、
A20−14:「赤角」団が主に地上馬の訓練を行った。
さらに団長の設定で、
A20−15:「赤兜」ジ=ライは自分の角に絶対の自信を持っており、角を防護しない。
なんて感じでいかがでしょう。もう一方の傭兵団はってえと。
A20−16:「武勲の角笛」団は、帝国によって土地を奪われたミノタウロス一団であるが、帝国打倒よりも父祖の角笛奪還に執念を燃やしている。
A20−17:「角折れ」シン=ズウが角守にならないのは、父祖の角笛がことごとく奪われたせいである。
A20−18:いくつかの角笛は奪還された。
A20−19:傭兵契約のないときには「武勲の角笛団」は小隊規模で帝国内に散開し、角笛の探索に努めている。
なんてことでどうよ。あと、
A20−20:最終的に「武勲の角笛」団は帝国打倒の方向に行く。
とりあえず実際の傭兵の動き等については、またいずれ。
とまあ、半年くらい続けて来ましたが、どんなもんなんでしょうねえ。そのうち、作品のひとつふたつ書いてみるかなあというところですか。
てなわけで、どう動くか現時点では分かりませんが、来年も続きます、このコーナー。よろしく。
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ふう、やっと終わったあ。とタイプしながら、ふと半年くらい前の新作を年内にアップしたいなあといってたことを思い出した。
すまん、無理。バタバタしてた。せ、せめて来年早いうちにはー。
というなんともはやーな終わりですが、
来年もひとつ、いきあたりばったりでやってきますんで、気が向いたらよろしく。
購入した本:
ジェイムズ・グレイディ『狂犬は眠らない』、川人忠明『ダークエルフの口づけW』、清松みゆき/グループSNE『猫の手お気楽娘、幻惑?』、近衛龍春『前田慶次郎』、久保田悠羅/F.E.A.R.『星霜のロンド』、ロ−レンス・ノ−フォ−ク『ジョン・ランプリエールの辞書(上・下)』、J.M.スコット『人魚とビスケット』、赤松中学『アストロノオト!』、北方謙三『三国志 10〜12』『水滸伝 15折戟の章』、高野和明『13階段』、半村良『どぶどろ』、J.ラヒリ『停電の夜に』
読了した本:
花田一三六『鋼の風』、北森鴻『香菜里屋を知っていますか』、五代ゆう『〈骨牌使い〉の鏡T〜V』、久保田悠羅/F.E.A.R.『星霜のロンド』、清松みゆき/グループSNE『猫の手お気楽娘、幻惑?』、豪屋大介『A君(17)の戦争1〜3』