上旬。
ようやくちょびっと体力回復でございます。それにしても、前回は何やらずいぶんとしんどかったのですが、ここで学んだ教訓。
夏休みの宿題はコツコツやりましょう。って今更ですかそうですか。
毎年このシーズンになると、「このミス」とか「このSF」とかその手のランキング本を読みんでおります。前年にすでに押さえた本もあるんですが、ぽろぽろと取りこぼしがあったりするのです。中には存在すら気づいてなかった本もあったりして、そういうのをざくざく図書館で予約したり探したり。結構楽しみなのが、各出版社や作家が書く今年の出版予定みたいなコラム。や、こんな本が予定に上がっているのか、などと読んでいき、まだだいぶ先のことなのにむしょーにわくわくしたりします。こないだその手のコラムで米澤穂信が書いてました。たしか去年のやつでは小市民シリーズの
『春期限定いちごタルト事件』『夏期限定トロピカルパフェ事件』に続く三冊目『秋期限定マロングラッセ事件』を出すということでしたが結局出ず。まあ『遠回りする雛』とか結構楽しめたのでそれはそれでよかったのですが、楽しみにしてただけに残念。さてでは今年の予定は。「すいません、2007年中に出したかった
『秋期限定栗きんとん事件』ですが、何とか早めにお届けできるよう前向きに対応します」……って、去年と
タイトルがちーがーうー。栗きんとんになってやがります。うーあー。と、冬季限定はどうなるんじゃろう。とりあえずホントに出るといいなあ。
チャールズ・ストロスの『残虐行為記録保管所』を読む。仰々しいタイトルであるが、中身は、えーと、そうですなあ、分かりやすくピンポイントで説明するなら、
イギリス人によるクトゥルフ・ナチ・スパイスリラー・SF。 この説明で分かる人には分かるかと(そうか?)。まあナチの要素は薄いですが。魔法が現実に存在して理論もあるけれど、それが極秘として隠されている世界。そのオカルトに辿り着いた者のところにはメン・イン・ブラックな人たちが出現して、情報を隔離するわけですな。方程式やプログラムで魔物が召喚されたり、異世界への通路が開いたり。中編二つが入ってるんですが、特に続編に当たる「コンクリート・ジャングル」がよかった。
ゴルゴン症というものが存在していて、これに発症した場合、生物を瞬時に焼き尽くす視線が出ます。元々これを持っている生物がバジリスクと呼ばれてるし、この現象を人工的に発現させたバジリスク銃なる武器も出てきます。ともあれ、ゴルゴン症をめぐるストーリーが過去の資料やレポートを交えつつ語られると。ゴルゴン症は周囲に多大な被害をまき散らす(見たものを片っ端から燃殺していくので)ため、強烈な災害のように扱われます。「コンクリート・ジャングル」ではそうした情報が細切れに出されつつ、話が変な方向へ。コンクリートの牛(←実在するらしい)のそばで、焼き殺された牛が発見されるものの、近くにゴルゴン症がいない。主人公が調査を続けていくうちに、「ゴルゴンの視線」がカメラを通しても効果を現すことが判明していき、「残虐行為記録保管所」でも絶大な効果を発揮したバジリスク銃のシステムが応用されて、「
監視カメラから殺人視線」という話になっていき……というもの。いやあ、面白かったっす。ナチ+オカルトというのは料理しやすいもののようで、それをネタにした小説等は結構あるなあとか思ったり。そりゃあやっぱりアレでしょう。「
ドイツの科学力は世界一ぃいいいいいいいぃ」みたいな感じで。田中天の『赤き夕陽の快男児』ではナチスの超人兵士クレオパトラ・ダンディが大活躍するし、もう少しマトモ系では朝松健の『邪神帝国』が連作ナチクトゥルフですな。クトゥルフはネタになるのだなあ。でも日本では今あんまし書かれてないような気もします。栗本薫の「魔界水滸伝」はもうだいぶん前ですしねえ。ちょっと前には小林泰三の小説がクトゥルフのスパイスが入ってたりしてましたが。あ、今はアレですな西尾維新の「魔法少女りすか」のシリーズが「
クトゥルフ+魔女っ娘」ですか。登場する呪文の数々がそっち系だし、りすかの父親である大魔法使いなんて「ニャルラトテップ」ですよ(
にゃるらー!)。
有川浩の『阪急電車』を読む。小さな路線の各駅をタイトルにして、前半が連載されたもの、で折り返して駅を戻っていく後半が書き下ろしという体裁。長さとしてはだいぶ短い短編が連なってます。去年は『図書館革命』でシリーズが完結したりしてましたが、生きのいい作家です。ただし、今回『阪急電車』はちょっと風味が違ってて、ほのぼの日常系。どっちかってえと、
加納朋子が連作しましたって感じ。ハードな話でもないし、息抜きでリラックスするのにちょうどよかった。楽しめました。
五十嵐貴久『相棒』を読む。この人の本、あんまし読んでないんだよねえ。面白そうだとは思っているし、何冊か持ってさえいるわけですが。私の中で
ポジション的には高野和明、荻野浩あたりと同じ。で、気が向いたので今回読んでみたわけですな。『相棒』は徳川慶喜暗殺未遂事件を数日で解決せよと命じられた
坂本龍馬と土方利三が組んで探偵する話。幕末の人たちが次から次に登場(だって容疑者だし、尋問だし)し、賑やかでございます。まあ前半で「あ、なるほどこのキャラはこういう扱いをするに違いないですよ」と思った通りの展開(最後の手紙に関するエピソード)があったりするわけですが、全体として満足。『TVJ』も買ったことだし、ちょっと読んでみることにしますかねえ。
先だって2月の文庫新刊予定を眺めていたときのこと。グールドの『ジャンパー』というのが早川のとこに載ってまして、ついでに『ジャンパー グリフィンの物語』も出るとか。あれ、『ジャンパー』復刊ですか。多分後者が出るのに合わせたんでしょうなあ。最近昔の海外SFが復刊されてくる流れがまた起こってますが(だいたい今月はベスターの『虎よ、虎よ!』とか出るし)、『ジャンパー』ってそんなに昔でもないよなあ。たしか面白く読んだ記憶があるし。でもまあ私としては
『星海への跳躍』の方が好みだったかなあ。と考えて、数秒して気づく。
『星海への跳躍』はグールドじゃねっすよ。ケヴィン・アンダースンとダグ・ビースンじゃ。ああ、そうか。グールドは『ワイルド・サイト』だ。前の作品の方が好き、という記憶は『ジャンパー』>『ワイルド・サイト』の印象から来たんだった。よし、一応SF本棚から引っ張り出しておきましょう。『星海』も『ワイルド・サイト』もですよ。なんてことを思いつつ、しばらく時が経ち、別ルートから情報が入ってくる。にゃんと
『ジャンパー』映画化されるんですな。そのスジで文庫が復活したということで。ほうほう。昔読んだ印象からすると、ジュヴナイル的なものが強かったというのがあるので、映画化するにはよかったのかもしれん。とりあえず本棚本棚。
グールドはたしかハインラインの角を曲がってビジョルドの隣辺りだったような。や、あと数冊先に『星海への跳躍』も発見(もう少し行くとエイミー・トムスンとかジョン・バーンズとかが並んでる)。思い出したので、別棚にある朝松健『邪神帝国』も回収する。ほくほくー。いつ読むのかさっぱり分かりませんが。
土曜日夕方に文芸部が部会やるってんで顔を出すことに。まあいつものようにミッションが入ってたので、それを昼過ぎくらいにカタをつけて、街に本を買いに行く。ストレス解消のように十冊以上買い、袋に入れてもらったのだけれど、何やら
お弁当4、5人分袋詰めな状態になってしまう。文庫メインですが、さすがにちと重い。そのまま街をふらふら歩いて本屋を次々に回っていくのです。んで、図書館に行って予約本借りて、っと。部会の方も批評会で楽しく過ごさせてもらい、満足。ただ貸してた本が山のように戻ってきてて、お弁当袋のせいでほとんど回収できず残念無念。ちょびちょび回収するしかないか。それにしても
買った十冊以上の本はいつ読むというのか私。
レンタル屋に行きましたところ、中で
楚々とした和服美人とすれ違いました。ううむ、明るいTSUTAYAの店内では多少違和感があったりするわけですが、すれ違うときに思わず立ち止まっちゃったのは、和服美人が
首に巻いてるスカーフみたいなのの模様がドクロを散らしたものだったとか、振り返ったら
帯には月と死神みたいな図柄がくっきりだったとか、そんな理由。
か、かぶきもの? そのまま美人さんはすーっと店を出て行きましたが、面白いものを見た気分でほくほく。店内をうろついていると「
PS2ができるPS3残りわずか」という貼り紙が。ははあ、なるほどたしかに新品のとこには「生産終了」とか書いてあります。あるのは中古のみですか。そういや
KOEIが「無双OROCHI」の続編をPS2で出すそうで。追加キャラとして伏犠やら「戦国無双2猛将伝」のキャラやらが登場する模様。もっとも
一番の懸念は果たしてPS2で無事起動するかどうかってことでしょうが。「猛将伝」の起動しなさっぷりはネットでえらい叩かれてましたし。とりあえず追加情報見ですかね。起動しないようだったら、ううむ、PS3を買う、という選択肢が出てくるかなあ。買わないような気もするしなあ。
そもそも今年になっていまだにPS2の電源も入れてません。相変わらずちょっとした時間でDSやってるし。こないだ新しく始めたのは
漢字クロスワードのゲームでして。三種類のパズルが入ってて、それぞれが「やさしい」「ふつう」「むずかしい」に分かれてます。ノーマルなクロスワードをやってます。他のパズルを含めて、統一ルールとしては、白いマスにすべて番号が振られていて、同じ番号には同じ漢字が入るということ。漢字リストを選ぶと、そのステージで使用する漢字+αの漢字が出るので入れるトコ選んで漢字を選択すると入ります。これとは別に手書きモードもあり。手書きで認識させると8文字以内の候補が出るので選んで入れる。手書きとリストは同時に表示はできません。またチェックボタンがあり、いつでも何のペナルティもなしに正しい漢字が入っているかどうかをチェックできます。ぶっちゃけ「やさしい」だとお話になりません。どのくらいお話にならないかってえと、だいたい
クロスワードが一面50秒台でクリアってのはどうなの? 「もじぴったん」(←別のゲーム)の方がよほどクるものがあります。その調子で行ってると、「ふつう」が一面5分くらい。「むずかしい」でようやく10分越える程度になります。「むずかしい」だと漢字リストが結構多いのに、漢字が小さくて見にくいため、これでもかというくらい手書きで叩き込んでおおよそ9割程度を埋めた後、スカスカになったリストで分からなかった言葉を詰めていく方式が一番早い。
□□□斗
飯
↑みたいな部分があったら、そりゃあ
冷汗三斗
飯
と入れるざんしょ。いちいちリストで探してたら時間かかりすぎだわい。てゆーか、この手のパズルだと、長い言葉の方が簡単に入るので自慢にもなりません。
□想□□□説 → 空想科学小説
とか。まあ、ただこのゲームしばらくやってると同じ言葉がちょくちょく出てくるのでしばらく間を置いた方が暇つぶしになるかもよ。あと感心したのは、手書き認識の良さですな。やってて分かってきたんですが、
書き順で認識してなくて、形で認識してるんすわ。そのため多少手書きが乱れてるとか手書きスペースの隅っこに書こうが
一本や二本線が足りなかろうがちゃんと認識してくれるのです。すげー。ただやっぱり認識しにくい字もあるようでして。私がやった中では「事」は他の文字と比べて認識速度が遅い(しばらく間がある)。あと何だか分からないが
「生」と「主」がなかなかまともに認識されない。いやもうホントに。8つの候補に出てこないので書き直し書き直し。書いていくうちに経験として、「生」の左肩の線はなるだけ短くするといいと判明。どうも長いと「圧」あたりにましーんには見えるらしい(ガンダレがやたら出る)。てか
たまに「生」書いて「虎」が出てきたりするのはどうなの? 「主」の方は上の点を短く縦に書く。斜めになってたり離れてたりするとヤバい。ま、この辺りはどうにかこうにか回避できるようになりました。「むずかしい」でも9割は手書きで埋まるし。などと調子に乗ってたら、三種のうちのひとつ
「ホワイトパズル」がオニのように手強いです。何が難しいって、全面空白なんすわ(ホワイトだっちゅーに)。で本来埋めるべきでないところは黒で塗りつぶさないといけないんですが、つまるところ単語の切れ目が分からない。とっかかりがなかなか掴めないってもんで。ぐう。や、やさしいからちょっとずる慣れていくしかないかのう。
こうしたパズル系はまだ納得できます。やっててハマりますしね。またDSでは「地球の歩き方」とか「指さし英会話」とかも出てますな。これも分かります。辞書系のソフトも分かります。書き込み入力ができるというのは便利なものです。TOEIC用のソフトとか漢字検定のとか出てるのもよろしい。勉強になります。ただソフトのリスト見てて思うのは、
「書き込み式般若心経練習帳」てのは何を需要に見込んで発売されたのでしょうか。何か写経できるらしい。音も出るらしい。だ、誰が必要としてるんじゃろう。坊さん?
お坊さんたちがずらりと座ってDSとタッチペンで写経するのはトレンドなのかしら。需要があれば般若心経以外にも出るんじゃろうか。謎です。
街に近い大甲橋をとてとて歩いているときのこと。ふと橋下を見ると、変なものが。俵状のもので一部の水をせき止めてるっぽい。せき止められたとこは当然干上がってまして。さらに排水ポンプで汲み出しまでやってるようです。白川の
水は減ってないのにすっかりマイムマイム予定地になってます。何をしているのだろうと多少気になっていたのです。数日して、橋の反対側を歩いてようやく事情が判明。
岸
岸地地←ここを見た。
橋橋橋橋橋橋
橋橋橋橋橋橋
岸地地
岸地地
岸地地
こんな風に続いていて、どうやら
護岸工事。重機を入れるための足場を作るために白川の一部を埋め立て、それを維持するために橋の先で水をせき止める、
という口実の下、その辺にあったダンボールハウスとかビニルシートハウスとかを強制撤去したのだと思われ。いや、一応工事もやってますよ、めいびー。でもまあ、ダンボールの家とかがすべてなくなってたのも事実でして。何となく、
フルドドに追い出された光景が目に浮かぶのです。あ、知らない人はリチャード・アダムス『ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち』参照。フルドドはエンジン駆動のもの一般を指します(多分その音から)。フルドドによる開発で行き場を失ったうさぎたちが新天地を求めて旅をする動物話でござんす。それにしても、川の水が少ないわけでもない今頃やんなくてもいいのに。やはり年度末に予算を使い切るためなのか。
ミッション場からミッション場へ移動していると、近くの公園が見えるポイントがあります。方角の関係からして、こっちから太陽を拝むことはできないので、やっぱり太陽を見ない生活を続けてるんですが。それはそれとして。こないだ夕方頃
その公園で子どもたちがドッジボールをやってるのが見えました。と、中にちょっと大きい人と書いて大人と読む風な人がおりました。先生か父兄かというところでしょうか。こちらに背を向けているその人(外野にいる)にボールが渡りました。ボール持って、構えて、投げる。次の瞬間、
どごっという感じで近くにいた少年がのけぞる顔面直撃シーン。また近くに仲間がいなかったせいでボールは落ち、少年アウト。というか、大人の人としてもアウトだと思います。私のところからでも少年が半泣きになってるのが分かります。いや顔狙うなよ、おい。少年に駆け寄る犯人。何か話しかけ、二人して外野の外に抜けて、慰めだかいたわりだか。ううむ。そういや、昔小学校の頃、昼休みとかに男女混合でドッジやったりしてたなあと思い出す。あの頃、
先生がたまに力を入れて投げる球って怖かったような気がします。何となく懐かしくなりつつ、ミッション場へ。少年よたくましく育て(ワンパクでもよろしい)。
年明けてから
掲示板の方にエロい感じの書き込みがたまにされるようになった。ううむ、どっから嗅ぎつけてくるのやら。書き込みが入るとその内容がメールで転送されてくる手はずになっているので、確認したら即削除してます。が、よい点もありまして。現在事務連絡とかで使ってるわけですが、このフリー掲示板、
2ヶ月書き込みがないと解約されます。なので以前は期限ギリギリになると維持用の書き込みをしたりしてましたが、
エロいやつでもカウントされるのはされるのです。そのくらいしか役に立ちませんが。それにまあ、忙しい時期だと遅れる事務連絡多いし、関係ないちゃー関係ないか。
そんな感じで、今旬はちとまったりやってましたが、次回辺り(18日以降、月末くらいまで追加ミッションが入る可能性大)は多分また忙しくなってると思うのです。もしかしたら遅れるかもしれませんが、勘弁ぷりーず。
では、いつものやつを。
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第24回ですが、ユニ公をからめつつ続きを。といっても、今回あんまし妄想エンジンが動かなかったので、ネタ少なめで。
まず前回までにユニ公の設定が膨らんできたので、これをミノ吉たちとからめてみましょうか。
A17−11:ミノタウロスの騎乗用生物は、少数の部族で育成されていて、ほとんど外に出ることはない。
A17−12:ミノタウロスの騎乗用生物は、大層力強く頑健である。
A17−13:ミノタウロスの騎乗用生物は一角馬である。
というのがあったのでとりあえず思い出してみた。ううむ、こないだのユニ公の設定はそのまま矛盾なしで使えそうなのでよし。でもまあ、
A24−1:ユニコーンは通常は乗用馬としてではなく農耕馬や荷馬として使用されている。
ということにしておきましょうか。理由としては、部族単位で生活し、あまり外部に出て行かないミノ吉たちは騎乗用生物がいらないような気がするということ。ミノ吉自体が頑丈にできてるわけだし、速度を必要とすることがないなら、いらないでしょう。もっともあくまで「通常」ということであって、非常の際はその限りではありますまい。
A24−2:ユニコーンはミノタウロスの「家畜」ではなく友として扱われている。
つまり、ミノ吉がユニ公を「使ってる」というのではなく、「力を合わせている」という意識が強いと。なので「育成」というのも友達の子どもを育ててるような感じ。これが地上馬になると、ユニ公とは扱いがまったく異なり「調教」という方向になります。何となれば、
A24−3:ミノタウロスたちはユニコーンを枝分かれした兄弟だと考えている。
このため。以前いきなり出てきたミノ吉たちの神話が根拠。一方で、この
神話はミノ吉たちによるものであるため、ユニ公がホントにそうなのか、というのはまた別問題。神話ってそーゆーもんですよね。
A24−4:ユニコーンの知能は動物並みか、賢い動物並。
つまり、ミノ吉のいうこと、意思の疎通はある程度可能。またユニ公にしてみれば、畑耕したり荷物運んだりすることで、適度な運動を行い、角に力を蓄えたり角を育てたり、食べ物をもらったりするわけです。一方のミノ吉たちにすれば、頑丈で力のある男衆たちよりもユニ公の方が持続力があったりするので、お互いに補い合うことができると。また、
A24−5:ユニコーンはペガサス狩りにも投入されることがある。
瞬発力のないミノ吉と違ってユニ公の方が動きが早いので、一気に距離を詰めたりするのに利用されます。このときにはミノ吉が上に乗ったりするわけです。もっとも、ミノ吉の部族すべてがユニ公を使うわけではないので、部族によってはミノ吉だけで畑仕事やらやってると。あるいは、
A24−6:部族間の状況によってはユニコーンを融通したりすることがある。
ということもありうると。なおユニコーンが死亡した場合、
A24−7:ユニコーンの死骸は所属するミノタウロスの部族のやり方で葬られる。
A24−8:葬られる際、ユニコーンの角のみは切り取られ、すり潰して部族のものたちすべてに腹に収められる。
などというとっぴょーしもないことを思いついたので書いてみたり。
A24−9:ミノタウロスたちは死んだユニコーンの魂を一度自分の中に宿され、自分の角と一体化させることによって、自分の死後に魂がともに《シ=キ》の御許に行くようにと考える。
という感じでどうか。
まあミノ吉とユニ公の関係はこんなとこかなあ。次はどうしようかなあと迷いつつも、今回このくらいで。
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「ダ・ヴィンチ」で「よつばと!」の特集があったので立ち読み。ふむほーむ。あずまきよひこのいんたぶーが面白かった。子どもたちの面白い行動などを見ても、それをそのまま描くことはせず、一度自分で「何で面白いのか、何が面白いのか」という方程式を解いて、そっからネタに持っていくというのはいいですなあ。あと実際に自分でやってみたくなるというのも。牧場ネタをするために7箇所回ったとか、ケーキネタをやるために自分でケーキをいくつも作ってみたとか、
ダンボールでリアルダンボーを作ってみたとか。わはは。早く次の「よつばと!」出ないかなあ。
購入した本:
井上堅二『バカとテストと召喚獣3.5』、林トモアキ『ミスマルカ興国物語T』、柳田真坂樹『若獅子の戦賦−監獄島編』、キース・ベイカー『シャーンの群塔(上・下)』、ジャック・ヨーヴィル『シルバーネイル』、カール・ハイアセン『復讐はお好き?』、沖田雅『オオカミさんと毒りんごが効かない白雪姫』、高遠豹介『藤堂家はカミガカリ』、スティーヴン・グールド『ジャンパー グリフィンの物語』、栗本薫『ランドックの刻印』、五十嵐貴久『TVJ』、葵せきな『生徒会の一存』、伊坂幸太郎『死神の精度』、柴村仁『ぜふぁがるど』、峰守ひろかず『ほうかご百物語』、加納朋子『てるてるあした』、SFマガジン編集部『SFが読みたい! 2008年度版』
読了した本:
チャールズ・ストロス『残虐行為記録保管所』、愛川晶『道具屋殺人事件』、石持浅海『Rのつく月は気をつけよう』、柳田真坂樹『若獅子の戦賦編』『若獅子の戦賦−監獄島編』、井上堅二『バカとテストと召喚獣3.5』、デイヴィッド・ウェーバー『反逆者の月2』、有川浩『阪急電車』、五十嵐貴久『相棒』