上旬。
なんか暖かくなってきましたですねえ。ってもう3月じゃん。ということに気づくのに一週間くらいかかった今日この頃いかがお過ごしでせうか。花粉症の人とか大変っぽいシーズンですが、私は元気です。花粉症じゃないし。おかげさまでまったりやってます。ええ、もちろん、
熊本市立図書館が蔵書整理休館中で心穏やかだったせいもありますが。
花粉症や気温の変化のせいか風邪も周囲で流行ってるっぽい。が、こないだ近くの図書館に行ったら「
○○中学の生徒さんは図書館の利用はできません」みたいな貼り紙がしてあって、学校指定で利用拒否とは何事よ、とよく眺めてみれば、「麻疹(はしか)の感染拡大防止のため」とか書いてある。麻疹も流行ってますかそうですか。
先日、ミッション場でのこと。ある人が外出から戻ってきて、いきなりのたまった。「
外、すごい火山灰ですよ?」……。
1)東で阿蘇で
中岳辺りがキレた。
2)西で
金峰山が目覚めた。
3)島原で
普賢岳がまたヤンチャした。
4)
いつの間にかここは鹿児島でした。
もちろん、総ツッコミで、「そりゃ黄砂だーっ」と。早朝はそんなにヒドくなかったんですが、夜帰るときとか目がしばしばする。結構大規模に降ったようで、しかも雨が混じったのでえらいことに(主に車の人たちは)。例えば北海道は北海道で雪とか何とか私らには想像もつかないような出来事があるんでしょうが、あちらの人には黄砂のこととか分かんないだろうなあと思ったり。
熊本県知事の選挙カーが走ってまして。たまたまお休みの日に原付ですれ違ったのです。遠くから迫ってくる声。はて、何か変な風に。花粉症なのか風邪でもひいてるのかおっさんのちょっとした鼻声で「
いざキャバクラ、いざキャバクラ」とマジに聞こえてきたりするわけでして。鎌倉とかいう人の選挙カーだとしばらくして判明。「キャバクラ、キャバクラ」といいながらすれ違い、去っていきました。本人なんでしょうか、あれ。
ミッションも修羅場を過ぎ、ちょっとした農閑期な感じですよ。てかペースを調整しないとやることがなくなりかねん。むう。これはこれでストレスフル。とかいってたら、金曜の朝っぱらからビッグボスから内線が入る。「
今からデータを紙で持っていかせますので、チェックをお願いしたいのです。チェックが終わりましたら、私の携帯電話へ連絡をお願いします」断れるはずもなく、それまでのミッションをこなしながら追加ミッションの資料が来るのを待つ。
5時間後、資料が届く(直線距離にして100メートルのところから)。1時間で済ませる。ビッグボスに電話するが通じない。待っていたらあちらからかかってきた。「終わりましたけど」「まだです。あれが最後の1枚じゃないのです」細切れに追加が次々に。何度か指示の電話がかかってきて「残業をお願いしたいのですが」「どのくらいまでかかりますか?」「さあ。最悪10時過ぎですかね。人数を増やして資料作成をさせていますので、なるだけ早く終わらせたいと思います」が、資料を持ってきてくれる知り合いがいうには「え、人数なんて増えてませんよ? 私一人ですけど?」段取り悪いなあ。まあどこのミッション場でもこういうことがあるのだろうけど。どうにかこうにか8時前に終わらせる。びば。
土曜日の夕方。
二連休だったのでまったりと光合成に努めたりしていると、ビッグボスから電話がかかってくる。初めてのことである。「昨日はお疲れさまでした。助かりました。で、ですね」何かいやーな予感がする。「同じような内容の仕事が佐賀であるんですよ。
明日。お願いできませんか」「さ、佐賀?」「急ぎの仕事なんで、申し訳ないんですけど、どうですか」「ま、まあ明日は予定とかないですからかまいませんけど」「ありがとうございます」「でどうやって行くんです」「明日8時に仕事場に来ていただければ。T(←ビッグボスの部下)に車を出させますので。で、申し訳ないですが、帰りはJRでお願いします」「えーと、経費で落ちるんですよね、それ」「はい」そういうことになった。まあしょうがないなあと思っていたら、10分後T氏から今度は電話が入る。これもまた初めてのことである。明日の打ち合わせであろうと思い、出た。「お疲れさまです」と挨拶を交わした後、「申し訳ないんですけど、明日、俺、車出せないんですよ。熊本で仕事があるんで」「……は?」「で、すいませんが、
ひとりで佐賀まで行ってもらえせんかね?」「ど、どうやって?」「JRで。ちょっと待ってくださいね(検索してるらしい)」「ああ、近くの駅から鳥栖まで行ってもらって、そこから佐賀駅方面に乗り換えで。領収書をもらえれば、後で精算できますんで。できますか?」「佐賀に着いたらどうすればいいんです?」「タクシーを使っていただいて」と行く先の住所を教えられ、「そこに着かれたら、あちらの担当者の○○さんのケータイに連絡をしてもらえれば」「えーと、詳しい作業内容とかは
あっちで教えてもらえるんですよね」「
さあ? 俺、何をされるのかも聞いてないですし」この段取りは何なの? 何故私は初めてのおつかいをしようとしているのか。「あちらとしては10時頃までに来てもらえればいいらしいです」「……分かりました」「列車の時刻とかはそちらで調べられますよね」「……やってみます」調べました。乗り換えとかも調べました。最寄りの駅はあんまし大きくない上、朝早いし日曜なので、窓口開いてないかもってんで、とっとと切符を買いに行く。原付でたったかたーと駅に到着。ネットで調べた時刻表を現地で確認しつつ、窓口で切符を購入。領収書ももらう。うむ。すったかたーと原付で帰る途中、ケータイが鳴る。取り出したときにはもう切れていた。ミッション場からだったので、掛け直す。何か追加事項とか打ち合わせであろうか。別のフロアの人が出たので、たらい回しにされた挙げ句、
何故か総務の金庫番が出てきた。「先程電話で仕事頼まれたと思うんですけど、
ごめんなさーい、キャンセルになりました」「……はい?」「Tさんが今日今から佐賀に行ってそれすることになりました……もしかしてもう切符買われました?」「ええ、5分ほど前に」「えーと切符の期限はどうなってます?」調べた。鳥栖−佐賀の往復が2日間有効、鳥栖までの往復が1ヶ月有効になってた。報告した。払い戻しがどうこうということになったが、「分かりました。ちょっとこっち相談してみます。すぐまた掛け直しますんで待っててくださいね」2分後、電話が掛かってきました。「
切符、ビッグボスが買い取るそうです。月曜日に切符と領収書をそのまま持ってきてください」そういうことになった。それにしても、もう少しいろいろ確定してからミッションを依頼してもらいたいですよねえ。流れからするとビッグボスからT氏への輸送依頼も確定してない状態で私の方に話が来たわけだし。とりあえず
佐賀国のビザは必要なかったのでほっとする。
ミッション場の近くにあるいつもの公園。こないだ見たら、前に書いたポールオブジェをリングに見立てて、またもや小学生がバスケをしていた。前回は約4チームが入り乱れてやってましたが、今回はすっきりシンプルに2ON2で、男女対抗のようです(withサッカーボール)。やあ、女の子さんがドリブル結構うまい。ドリブル→立ち止まってボールを保持→男の子の攻撃をパスすると見せかけてかわす→ドリブル、ってダブルドリブルじゃん。あと、男の子は男の子で両手でドリブルしたり、ボール持って走ったりと、すでにバスケじゃない。でも、
前回は入らなかったゴールを女の子さんが決めたのでほっこり楽しくなる。ほどほどの人数でやった方がやはりいいようだ。あとルールは必要だと思います。
お休みの日に光合成がてらぽてぽて歩いていると、自宅近くのちっちゃな公園で、子どもたちとお父さんがボール遊び。おそろいの小さなゴムボールで、上二人が小学校低学年かどうかの男の子、下がもっと小さな女の子。それにしてもオレンジが入ったボールが、こないだテレビで見たポケモンのアレに似てるのはどうしたものか。どうもしないが。一番上のにーちゃんは金網に向かってボールを投げ、ぽてんぽてんと転がってきたのをキャッチ、という作業をやってました。真ん中のがやけに新しい感じのグローブでお父さんとキャッチボール。これも楽しそう。一番楽しそうだったのは女の子さんで、何をやってたかってえと、ご想像の通り。
転がる自分のボールを取ろうとして思わず蹴ってしまい、それを追いかけて、蹴って、追いかけて、とにこにこしながらエンドレス。「うちの3姉妹」でチーちゃんがやってて不機嫌になってましたが(ボールに怒ってたような)、こちらはすごく楽しそうで、見ていてはっぴーになる。こっちにボールが転がってきて止まったので、思わず目が合ってにっこりされるのでにっこり返し。照れたように女の子さんはこちらに背を向けてボールを取ろうとして(以下略)。ほのぼの。
そういえば前回ミッション場近くの公園で縄跳びをしている子どもの話を書いたような気がする。シーズンなんでしょうか。こないだ隣町図書館に行ったとき、外で縄跳びをやってる子どもたちがいましたよ。私の原付のすぐそばで。荷物を放り込みながら何気なしに聞いていたら、「はやぶさ」がどうのという話題になっちょります。うー、何か聞いたことあるタームですよ。何でしたっけか、「はやぶさ」。と、ひとりの女の子さんが縄跳び開始。ひゅひゅん、ひゅひゅん、と二段飛びに移行し、そのまま綾飛びをえらいスピードで。ああ!
はやぶさ、はやぶさ! 二段の綾飛びだ。たしかに両手を開いたり閉じたりしてるのは羽ばたきに似てるなあ。それにしても私はこの辺の小学校とかじゃなかったですが、「はやぶさ」って共通用語なんでしょうか。指導要領だかに書いてるのかのう。二段交差とかもあったっけか。……ぐぐってみたら「はやぶさ跳び」ってありましたよ。綾二重跳びとか書いてありますけど。
お休みの日に光合成しながら、DSの手入れをする。具体的にいうと、妹が貼ってくれれた画面の保護フィルムにちと気泡が入っているのでまずその貼り替え。んでネット通販で買ったスキンシールも貼っちゃいますよ。いやあ
風神雷神とかウルトラマンでもよかったんですが、無難に惑星。って無難? スキンシールの方はきっちり貼れたんですが、やっかいだったのは保護フィルムの方。ほこりがほんのちょっぴり入っただけで気泡ができるんすわ。うぎー。
何度か貼り直して、諦める。ということで
貼り替えたわりに気泡が少し増えた、不器用な私。しかも、スキンシールに付属していた保護フィルムがどうも前より傷つきやすい。うがー。タッチペンで遊んでいると結構表面に傷が見える。してみると前のはほとんどそういうのがなかったので、違うがあるのだなあと思う。丈夫な保護フィルムを別に買って試してみっかなー。
近くの図書館に行ったら、桜庭一樹効果か、特集棚に「ライトノベル出身の作家」こーなーが発生してましたよ。桜庭一樹はもちろん、小川一水やら乙一やら……「一」つながり? 岩井志麻子や図子慧あたりを押さえてるのはやるなあというところですが、
角田光代は個人的に意外な角度だったり恩田陸はちょっと違うんでないかい? あと中村うさぎや宮本昌孝や林譲治、樋口明雄とかがなかった気がする。ううむ。どうでもいいが、通常書架の恩田陸の辺りががばがばになってるのが違和感ありまくり。
恩田陸といえば。前回のうぉんてっどリストにあった『猫と針』を読了する。前回リストにあった中で図書館をいくつか回って小林泰三以外は揃えたのです。んで、恩田陸。
戯曲。さらに『猫と針』に関する日記もついててえらく薄い。これを読んで思ったこと。
恩田陸、エッセイとか面白くないなあ。前に『小説以外』を読んだときも思ったし、あとがきとかもそうなんですがね。自分の日常書くといまひとつ。もっとも「私が」面白いと思わないだけで、他の人には好まれる可能性もあるとこが恩田陸なんですが。戯曲は元々私のテリトリー外なんですよねえ。読んだ数もほとんどないし、だいたい読んだのもシェイクスピアをいくつかとかロード・ダンセイニの戯曲とかそんなんだし。いやダンセイニのは好きですけどね。ただ、『猫と針』に関しては、いつもの恩田陸風味だけ残して、
余分なものどころか必要なものもすべて抜いたような感じでした。『Q&A』の骨格標本みたいな。読んでて、これからどうなるんだろう、どう盛り上がるんだろうと思ってたら場面が変わって、変わって、変わって、終わり。うーん、やっぱ彼女の作品って作品ごとに「合う」「合わない」がある気がするなあ。戯曲だから舞台で観たら違うのかも知れないけれど。
そんな不満の残る読書の一方で、佐藤賢一『二人のガスコン』を読了。前に単行本を読んで、面白かった印象があったのですが、今回文庫で再読してみて驚いた。
シャルル・ダルタニャンって実在の人物だったんだ! いや驚くとこそこじゃない? でも大デュマの創作上の人物だと何の疑いもなく思ってた私。テーマとしてはリシュリュー亡き後、宰相となったマザランに密偵としてこきつかわれてるダルタニャン(銃士隊はすでに解散している)。その彼にマザランはある男と組んで任務に当たるように命じる。
シャルル・ダルタニャンとシラノ・ド・ベルジュラックのコンビ。任務はある女を見張ることだったのだが、そこに様々な思惑が絡んできたりして、というもので、最初のうちは展開は遅いわ、二人は衝突しまくってるわで、どうなることかと思ったが、中盤から加速して、面白くなった。クライマックスの二人で300人相手に殴り込みをかけるシーンは良かった。ラストの「ア・デュー」と言葉を交わすシーンとかも。読んでて、連想して仕方なかったのだが、
これってこないだ読んだ五十嵐貴久の『相棒』のベースじゃないか? 五十嵐貴久は映画とか元ネタにすることがあるので、もっと大元のネタがあるのかもしれないけど。『相棒』は坂本龍馬と土方利三が将軍暗殺未遂の調査を高官から頼まれ、反発しあいながら調査を進めていく話だし。『相棒』もよかったが、『二人のガスコン』も満足。フランスは詳しくないし、デュマを読んだこともないが(テレビと映画は観た)、『三銃士』とか読んでみようかなと興味を持った今日この頃。
とりあえずエスプリの赴くままに。
田口仙年堂の『コッペとBB団』最新刊が出たので早速買って、既刊と合わせて読む。『吉永さん家のガーゴイル』は5冊目くらいで読まなくなったが、『コッペ』は好みの作品で楽しい。話自体は悪の組織もので、隕石のカケラである不思議石「デイストーン」をすべて集めるべく暗躍するブラックブリッツ団。一方デイストーンのカケラを用いて返信したり超絶パワーを得たヒーロー達。変わってるのは、ヒーローたちがたくさんいて、それぞれの正義をまっとうするため、ヒーロー協定を結んで他のヒーローの担当地区には入らないようにしているとかそういう設定ですかね。主人公はBB団の生活課長Q三郎。部下には他の部署で役立たずの改造人間が揃っていて、戦闘が始まると興奮して敵味方分からなくなるやつとか、青森訛りがひどくて前口上が述べられないとか、やたら運が悪いやつとか。ヒロインのコッペは、デイストーンそのものを改造して造られた人造人間で、推定年齢5歳程度。無邪気だが怒ると兵器級のパワーを発揮する。ちなみのその名前はプリントされていた
謎のバーコードが「コッペパン800円」(主原料ボーキサイトとか出る)だったことによる。同じ理屈で「その1」で出てくる攻撃兵器は「うまい棒」と呼ばれるのだが。ともあれBB団が悪の組織らしくなく、コッペを戦闘に関わらせず、普通の少女として育てようと奮闘する話。「その1」でコッペの居場所ができ、「その2」で幼稚園に通うようになったコッペに友達ができ、「その3」で弟妹をはじめとする家族ができます。ほのぼのです。3巻で完結したということですが、ストーリー的には終わってるわけじゃないので、もっと続けてほしいなあ。
なんだか読み返してみると、すんごくまったりしてる日常ですが、それも前半だけのことで。余裕ぶっこいてちょこっとずつしか書いてなかったこの原稿、ちょこっとずつでも書いててよかったざますよ。いや
ボスたちみんなもういいオトナなんだから、計画的に段取り組んでミッションの手配をしていただきたいと思います。そんなわけで、光合成しているとき以外はDS開くことすらできない状態ざますよ。だもんで、延ばし延ばしになってるゲーム紹介またも延期。読書は昼ご食べながら読みやすい本ばかり読んでたような。
次回予告。急激に増えた通常ミッション。キャンセルされた追加ミッション。そして11日、驚きの展開がっ。といいつついつものやつはいつものやつで(書いててよかった)。
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前回の次回予告では、ペガさんずの空中戦闘に関する話をするべーということでした。そんな第27回。とーとつですが、ぼへぼへと朝っぱらから原付を走らせていたところ、神様が降りてきました。
具体的にいうと花火職人の顔してました。前に観た古いアニメ映画(1978年、未完)の一節の中で、そのじっちゃんがいいました。「
Mr......Underhill」いや、なんつーか、
フラッシュメモリイ? 時折昔の記憶とかが音声付きで再現されるのですが、そんな感じで。
そういや、ペガさんには
メリグリン2(ペガさんに空中走行を可能にさせた謎物質)、ユニ公には
レンバス効果(くんふー)があるわけでして。まあネタ的にもミノ吉に持ってこなければなりますまい。
そんなわけで予定変更。予定は変更されるためにあるのです。せっかくなので、前に作った設定と結びつけつつ。またお話仕立てで行ってもいいんですが、今回は箇条書きで。
A27−1:ミノタウロス族と交易をする人間の一族がいる。
A27−2:ミノタウロス族と交易をする人間の一族は「山の下の族」と呼ばれる。
イメージ的には前にミノ吉に助けられた狩人とかあの辺から、やがて交易の道ができたというところでしょうか。
A27−3:山の下の族はミノタウロスのことを「山の上の族」と呼ぶ。
としてバランスを取りつつ、
A27−4:山の下の族と交易をすることによって、ミノタウロス族は人間の言葉を学んだ。
たしかどっかにそんな話が出たかと(←うろ覚え)。人間が牛語を覚えるよりミノ吉が人語を覚える方が早いとか何とか。……あ、あったあった。
A16−1:ミノタウロスは独自の言語を持つ。
A16−2:ミノタウロスは人間と言葉を通じ合わせることが可能。
A16−3:ミノタウロス語を人間はおおよその理解できるがしゃべることはできない。
A16−4:交易の際には人間の言葉が用いられる。
ミノ吉が山から下りてくるパターンと、山の下の族が山に入るパターンが考えられるので、独占的に交易を行っていたとして、
A27−5:山の下の族は自分たちの「歌」を持っている。
A27−6:山の下の「歌」はミノタウロスの言葉で歌われる。
というのはどないだ? ミノ吉は自分たちの歴史を歌として持っているわけでして、そのミノ吉と交易をする、あるいは交流があったということまで含めた「歌」があって、それをもってミノ吉は山の下を認識、安心することができる、というすんぽー。同時に、この「歌」がないと交流なんてあったもんじゃないわけでして、
A27−7:山の下の族で山の上を相手にする者は皆、まず自分たちの「歌」を覚えさせられる。
これはミノ吉たちとの長い時間をかけた交流と挫折によりどうにかこうにか「歌」になったもので。歌う側はまったく知らない洋楽を歌ってるような感じにだんだんなっていくのですが、同時にミノ語ということで、余所者が割って入る余地がなくなっていって独占状態ということですか。
そして今回の重要要素。
A27−8:山の下の族の一部が帝国を山の上へ導くことになった。
ミノタウロスの苦難の始まりです。
そんな感じで、次回こそ空中戦といきたいですが、山の下を広げてもみたいなあ。
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今旬のすまっしゅ。ハヤカワJコレクションの新刊予告。笹公人『
抒情の奇妙な冒険』笑った。
挿絵は荒木飛呂彦希望であるが、さすがに無理か。現物はまだ出てないのでどうなるか楽しみである。買うわけじゃないけど。
購入した本:
田口仙年堂『コッペとBB団その3』、長谷敏司『円環少女7』、カール・ハイアセン『幸運は誰に?(上・下)』、成田良悟『デュラララ!!×4』、恩田陸『夏の名残りの薔薇』、ジョー・ウォルトン『ドラゴンがいっぱい!』、榊涼介『ガンパレード・マーチ 九州奪還1』
読了した本:
佐藤賢一『二人のガスコン(上・中・下)』、田口仙年堂『コッペとBB団その1』『コッペとBB団その2』『コッペとBB団その3』、菊池たけし/F.E.A.R.『紅き月の巫女』『黒き星の皇子』『白き陽の御子』『合わせ鏡の神子』、恩田陸『猫と針』