2008年7月。


中旬。


 柔らか銀行からお手紙が来る。まあ、契約してるので、月一くらいでいつも料金の案内等は来てるんですがね。今回はいつもと違っておりまして。ぺりぺりと剥がして見てみると、「第2世代携帯電話サービス終了のお知らせ」……ええと、何故対象番号のところに私の電話番号が書いてありますか? てか、第二世代って、今現在他の方々が使ってるのは何世代なのか、ぜ、ぜねれーしょんぎゃっぷ? とはいえ、今のテレビも受信できなくなるご時世ですから、仕方ないのかもしれませんのう。終了日を見て、2010年3月末日とか書いてあるのをナチュラルに「もう終わってるじゃん」と思ってみたり。その割に電話代請求されてるよなあとしばらく考え、ようやく今年が2008年であることに思い至る。てことは、あと2年ないくらいですなあ。テレビは、電波が受信できなくなっても、例えばゲームつないでプレイしたり、DVDやらビデオやら見ることはできるわけですよ。ケータイで通話とメールが使用できなくなったら、そりゃただの時計(アラーム付き)のような気がします。いや、電話帳としても使えますな! ……1年半くらいでテレパシー使って電波の送受信ができるようにしないといけませんなあ(←買い換えろよ)。


 時計といえば。こないだえらく久しぶりに目覚し時計の音を聞きました。うーん、例えば去年とかは目覚ましセット時間の10分前とかそのくらいに起きてはいたんですが。こないだのは、こんな感じで。目が覚める→ネットしたりメールしたりする→朝食を採る→さあお出かけだと自室に戻る→目覚ましが鳴ってる。ひーっ、止めるの忘れてた。いつの間にやら目覚まし時刻の1時間前に起きるのがデフォルトモーニングになってやがります。


 最近朝起きると、寝癖がひどい。元々髪に多少のクセはあるんですが、何やら毎朝同じ場所が逆立っている。こりはネットでもかぶせて寝るか、と思わないでもないですが、そうするとネットの形とかネットの網目状に寝癖が発生する確定未来。多分、髪が伸びてきているからなのだろうと考え、ちょいと切ってみることに。で、はさみでがーっと、と思ったらバリカンだった。しかも思い切り入れたため、逆も悲観、じゃないや逆モヒカンみたいに。ふうむと鏡を見ながら首を傾け、まあええかと全体をベリベリショートにする。前に気分でやったことありますけど、楽なんすよねえこれって。洗髪するのも簡単だし、今ならヘルメットかぶるの楽そうだし、何より髪に気を遣わなくてよろしい(←最初から遣ってない説あり)。涼しいし。てことですっきりして別々ミッション場へ。ご存知の通り、私が一番朝が早い上、入口からよく見える席なので、来る人来る人、私見て硬直する。各個撃破で説明するのも次第にメンドーになってきたので「察せ」というに留める。……という夢を見た。いろんなものを捨てたいのかもしれんが、夢占は苦手なのでよう分からん。


 久々の二連休が取れまして。んで、一日目、朝5時起き。っていつもどおりじゃん。目が覚めてしまったので、「旬」7月上旬版をてちてちと整理する。何しろ一日遅れの更新日(12日)だったのです。8時くらいには9割方できたので、残りは夜にするべーとエディッタを閉じる。さて、いつもなら土曜日のこととて別々ミッション場でミッション中の時刻。お休みモードでもお出かけするのはだいたいお昼前なので、結構時間がありますな。そこで思い出したのが、前日届いた「ペルソナ4」でございました。ちょいと試してみようかと。でプレイする前に買ってケースに入れたままどっかに行っちゃってたしコントローラーを20分ばかり捜索する羽目になりました。無事コントローラーも見つかったので接続して、ごー。無事起動するかどうか心配だったのですが、メーカーロゴ、タイトルと順調に動きまして……ううむ、BGMは「3」ほどのインパクトがないなあ。んで、本筋が始まる前に恐れていたことがっ。読み込みに時間がかかるようになってきたのですな。アトラスのゲームですが、かつて「アバタール・チューナー」で似たような現象が起こりました。「AT」のときは音が先に出て、動きがなかなか起こらないという戦闘、つまり術を使ったりするときに悪魔とかペルソナが出てくるんですが、効果音だけして、なかなか登場しないって形。実際チュートリアルかねたファースト戦闘で、スサノオを呼び出したのはいいけれど、術を起こすまで30秒ほどかかる。さらに戦闘が終わるとややこしいことに、動き→音、という遅れが出てくる。例えば、女の子が道案内をしてくれて、「この道をまっすぐ行けばいいから」という台詞が出てくるシーンがあるんですが。女の子が前方を指差し、手を下ろし、見つめあい(←台詞が出てこない)、見つめあい、見つめあい、雨の中二人して見つめあって、ようやく「この道をまっすぐ行けばいいから」始終この調子になり、下手な劇で下手な役者がうまいこと覚えてない台詞待ってますみたいな生ぬるい感じに。うぎー。これ無理、もう無理。ということで、しばらく前に購入したままになってた「マナケミア2」を取り出す。前作「マナケミア」はちゃんとローディングとかもできてたんで、大丈夫でしょう。ディスク入れて、起動開始。……PS2のロゴが出てくるまでに結構時間がかかる。雲行きが怪しくなる。で、やっぱりプロローグ部分で、動き→音のギャップが生じて断念


 ゲームもできないので、寝転がって、借りてた本に手をつける。佐藤多佳子『一瞬の風になれ』の1巻を一気に読み、2巻の途中に入る。ちょっと描写が足りない部分(同級生と一緒に行動してるシーンだとまったく気づかずに、その同級生の行動がいきなり出てきてびっくりしたり)も多いですが、嫌いな話じゃないし、結構いけますなあ。


 よし、ここはひとつPS2を買い換えるべえ、と決心する。しばらく前にPS2の型番について調べたことがあった。さらりと思い出してみるに、SCPH−7000番台ってのが、薄型になったやつですな。機構的には以前のハードはトレイ型だったのが、オープン式になってますな。ぱかっとディスク入れるところが開く、開いてる間レンズ等は剥き出しです(プレステと同じ)。あと、それまでのPS2と違って、ACアダプターがいるってのと、消費電量が多くなったという違いも。なので、前の型まででは使えたはずの電源プラグ等の備品が使用不能。で、去年、PS3の仕様変更と同時期に出たSCPH−9000番台、多分PS2最終形態になると思いますが、これが最新型で色は三色(最近新色が出た)。7000番台との違いは、ACアダプターが内臓されたため、電源プラグを突っ込むだけになったこと、消費電量が抑え目になったことなど。どうせ買うなら9000の方ですな。でも、高い。だいたい中古でも1万数千円は軽くする。まあ予算1万円として、ちょいと見て回ることにしますか。ここんとこDS→グロスシルバー、PSP→アイスシルバーと銀色づいてるので、9000を中古で探すともしかしたらサテンシルバー(9000SS)になるかもしれんのう、と二度あることは三度ある式で予感してみる。昼になったのでお出かけ。一軒目のTSUTAYAで、何やらFでFの仕様のバージョンを発見。特典だかがないということですが、そんなん別に関係ない。私はゲームがやりたいだけである。お値段は12800円。うーん。ちょっと値段がなあ。で、ふ、と横を見ると、9000CBが10000円。説明は「本体キズ、起動チェック済」購入は三ヶ月くらい前で保証書が来年まで。ふうむ、色は予感とまったく違います(CB=チャコールブラック)が、今朝まで使ってた(というかあんまし使えなかった)PS2も同じ色だし。とりあえずカウンターに持っていって、キズがどの程度かを確認する。箱から取り出された途端、本体の様子に驚愕。ちっちぇーっ。奥行きはほとんど同じなんですが、横が二回り、薄さが1/3くらい? 本体のキズというのもボディ部に引っかいたようなものが見えるだけ。買う買う買うーっ。ということで一軒目で購入。でっかい袋に入れてもらって、そのまま隣町図書館に本を返しに行ったりする。


 PS2を買ってきたので早速やってみた、かというと、さにあらず。とりあえず『一瞬の風になれ』の続きをさくさくと読む。夕方までに全巻読了。陸上部の話なんですが、なんちゅーか、展開が早いというかあっけないというか。例えば曽田某のコミック「シャカリキ」のような密度の濃い話じゃなくて、当初1年だったのにあっという間に3年生みたいな。全体的な感想をいえば、面白かったんだけどもう少しボリュームがほしいというところか。多少具体的にいうとあと1冊を山分けして、三冊に突っ込むという程度でいいので。キャラクターのエピソードとか。前に『しゃべれどもしゃべれども』を読んだときも似たようなことを思ったなあ。キャラの印象深さに関しては、例えば竹内真の『風に桜の舞う道で』とかキャラは多い、一冊で終わり、時間軸は二つあって過去・現在が交互に描かれる、という状況にあって非常に分かりやすく、記憶に残りやすい描き方をされてるわけで。『しゃべれどもしゃべれども』は竹内真なら『粗忽拳銃』でしょうが、好みからいうと、佐藤多佳子より竹内真だなあ。


 読書が一段落したので、PS2を取り出して、改めて眺めてみる。薄いのう。おもちゃみたいだ。てか、元々おもちゃですかそうですか。電源プラグ、AV端子接続コードを確認してみる。電源の方は新しいのを使った方がよかろうなあ。AV接続の方は前のやつが使えたらそっち使うか。と思いきや、本体に突っ込む側の大きさが違ってたので、どっちも新しいのを使用。コントローラーは、朝開いたのと二つになっちゃったが、まあひとつは保存。で、コードつないで、「ペルソナ4」入れて、スタート。うわ、起動がえれー早い。動作にも異常なし。放熱に関しても、旧型より熱くないなあ。ひとつ違和感があったのは、スイッチで電源が切れないのですなこれ。電源スイッチ軽く押すとリセット、長押しだとスタンバイになるんすわ。その仕様がなかなか飲み込めず、長押しをいろいろやったり、ひっくり返して見たりとかしてましたが、ようやくマニュアルを読むことに。や、長く使わないときはプラグを抜け、と書いてあります。基本的に電源は完全に切れないっぽいなあ。こまめに切りまっしょい。


 てことで、「ペルソナ4」です。なんちゅーか、全体のテイストがJOJOの第四部な感じになってます。ペルソナってスタンドみたいなもんだし。田舎町で怪しい殺人事件、死体はテレビアンテナに吊り下げられた形で見つかるというのが起こって、その犯人を捜索するシナリオ。主人公は都会からの転校生で、彼が転校してきたその日に最初の死体が見つかって、しばらくしてその第一発見者が同じような死体で見つかって、さらに同級生が行方不明になって、という流れ。「3」とシステムは同じですが、全然設定が違いますので、前作未プレイでも問題なっしん。やたら雨が多いんですが、数日雨が降った翌日には濃い霧が発生し、死体が見つかるというパターンが続いております。ダンジョンはテレビの中にあり、そこにはシャドウがいるのです。テレビの中は常に霧に包まれていますが、ごく稀に霧が晴れる。被害者たちはテレビの中の世界に放り込まれていて(←放り込んだ犯人がどっかにいる)、テレビ内の霧が晴れた日に暴走したシャドウによって殺害されてます。現実世界とテレビ内では天気が逆になっていて、現実に濃霧が発生するときにテレビ内では霧が晴れます。なので、天気予報に注意して、ダンジョン内に閉じ込められた人を救出しなくてはならないのです(霧が発生するまでに救出できなければゲームオーバー)。舞台となる田舎町は、商店街にしても全体の風景にしても「ああ、こんな町あるよねえ」という感じにデザインされていて、なおかつBGMがノスタルジック調でますますそうした雰囲気を強調。OPに出てくるテレビの山も、古いがちゃがちゃチャンネル回すタイプだし。もっとも、そうしたデザインのせいか、どっか野暮ったく、「3」のようなクールかつスタイリッシュなかっこよさにはほど遠いですなあ。全体のカラーが「3」は青だったのに対して、「4」は黄色だし。いや黄色が悪いわけでもないし、それはそれでぴったりしてるんですがね。


 ペルソナのデザインは、今回楽しいものになってます。前作はモチーフをギリシア神話に取ってました(ただし主人公の使ういろんなペルソナは別)が、今回はじゃぱにーず。てか神話じゃないのもいますが。主人公の初期ペルソナはイザナギで、デザインは長ランに長ハチマキの応援団。最初に仲間になる花村の初期ペルソナはジライヤで、デザインは長マフラーのロカビリーカエル。二番目の仲間である里村のペルソナはトモエで、デザインは薙刀でキルビル。三番目の天城はコノハナサクヤで、デザインは桜の羽を両手にまとったチアガール。コノハナサクヤって、ペルソナ発動時にしゃがんで、ボンボン振り上げてジャンプみたいな動きするんすわ。後で仲間として加わるはずのクマのペルソナはキントキドウジで、丸い人形みたいな形で頭上にミサイルを掲げています。最後のは、まさかり→トマホーク→トマホークミサイルの洒落ですな。仲間としては里村のキャラ立ちが好みですね。カンフー映画好きの女子高生で特訓好き。攻撃スタイルは蹴り。戦闘中にリズム取ってるし、親指で口を撫でる、片足立ちで防御する姿を見たら笑いましたが。


 ゲームのシステムとしては、前作に比べるとまあ多少洗練されたかと。キャラクターのステータスに「体調」がないのですね。「3」だと長いことダンジョンにもぐってると、キャラステータスが変化、体調を崩すと風邪になり、HPなどに影響が出たり、ダンジョンに入れなくなったりしてたのです。今回はそれがないので、延々ダンジョンに入ってることも可能なのです。んじゃどこで「入りっぱ」を防いでるかっていうと、シャッフルタイム。「3」では戦闘終了後カードを使ったシャッフルタイムがあって、そこで新しいペルソナを入手したり、体力を回復したり、アイテムを追加入手したり、経験点でボーナス入ったりが可能で、かなりそれで無茶やってもステータスがおかしくならない限りダンジョンに入っていられた(ただし長いこと潜ってると永久パターン防止キャラである強力なシャドウ「死神」が登場して追い掛けてきましたが)。今回はシャッフルタイムで回復というのがほとんどできなくなってます。なので考えなしにやってると、SPが尽きる。SP回復手段はアイテム使うか、シナリオが進むととあるキャラにアホみたいに金払って回復してもらうかなので、この辺りでバランス取ってるのかな。キャラの戦闘AIについては、だいぶ良くなってる。ただし、とち狂ったような魔法の使い方をするときがあるのでコワいときもありますが(特に初見の敵だと)。前作と同じく主人公死亡で即ゲームオーバーなんで、油断してるとする終わっちゃうときがありますが、救済措置として、仲間になるキャラのコミュレベル(前作も幾人かにはありましたが、戦闘時の効果はなかった)をあげておくと、時折ですが、即死ダメージをかばう(で自分大ダメージ)、敵ダウン時に追加攻撃してくれる、味方ダウン時に起こしてくれる、味方状態異常を回復、とコマンド順に関係なくやらかしてくれるのです。しかもAIの判断が結構的確になってきていて、

 敵A(弱点火)、敵B(弱点火)、敵C(弱点雷)

 と出てきて、弱点を突いたり、クリティカルヒット叩けば敵がダウン(でもう一回行動できる、もちろん敵が弱点を突いてきた場合も同様)。全敵ダウンで袋叩き発動で全敵に大ダメージ、といった形になるんですがね。まず、味方キャラが全敵に火の魔法を使う。

 敵A大ダメージダウン、敵B大ダメージダウン、敵Cダメージ

 となりますな。袋叩き発動には敵Cが立ってるので邪魔。ここで敵ダウンによる追加攻撃が発動した場合(最初に火の魔法を使ったキャラとは限らない)。前作だと、ダウンしてる敵に攻撃しに行ったりしてたんですが(ダウンしてるとダメージが通常より増える)、今回は迷わず敵Cを撃破しにいくんですな。しかも追加攻撃は即死させてくれるので、その時点で袋叩き発動で敵全滅になったり。


 前作では、ダンジョンに潜るのは夜。でガッコでの行動や放課後の行動をした後、ダンジョンに潜る形になってました。ダンジョンに潜ると夜行動ができない(勉強するとか)ありません。昼行動ではキャラクター同士の関係であるコミュレベルをあげるための行動(一緒に御飯食べたり、部活やったりとか)になるんですがね。ただしコミュレベルを上げて得られるのは最終レベルになったときにしか作れない各コミュ最強ペルソナの解放くらい? んで今作はどうかというと。何より、ダンジョンに潜るのが放課後になったというのがでっかい違い。ダンジョンから出ると夜時間になっちゃうので、ダンジョンに潜ってると部活できません。コミュは曜日によって活動日が異なってるので、ダンジョンに行くべきか、コミュ活動すべきか、バイトしたり御飯食べたりしてパラメーター上げに努めるかの選択を考えねばなりませんね。同じく高校を舞台にしながらも、前作は先輩と同級生(+お子様とかロボっ娘とか犬)という仲間だったため、どうしても「先輩が先導」という形にならざるをえなかったわけですが、今作では基本が同級生+後輩のようなので、自分たちで事件の捜査をしてる感じが強くなってます。しかも各キャラにコミュがあるので、連帯感が強くなるし、コミュ上げると戦闘時楽だしで、いい感じでございますよ。だからよけいに放課後活動に迷うところですが。ダンジョンでの行動には期限があるわけですが、逆にその制限に引っかからないなら問題ないわけで。新しいダンジョンが出現したら、初日に全制覇してしまって、残りはすべて放課後活動に突っ込むことも可能だし、次に供えてひたすら潜ってレベルアップしてもよい。自分なりの行動計画が練れるので○。


 他にこれは、眼鏡ふぇちな人にはたまらんのかもしれません(私はよく分からんが)。テレビの中にあるダンジョンは通常霧に覆われていて、人間が入り込むと精神疲労がひどくなるし、第一よく見えない。そこに住んでるクマから眼鏡をもらうのです。すると、視界がクリアになり、精神疲労もしなくなる、という設定の流れがありまして。結果、普段は眼鏡じゃないキャラたちが、戦闘時には全員眼鏡着用。キャラデザの人が、「全員眼鏡で」といったら「それはないだろう!」と意見されて決めたとかいってましたが、たしかにこの眼鏡RPGというのは初ジャンルかと。しかも、全員眼鏡の色や形が異なっているし、デザインの面でいったら、眼鏡かけてないときも、眼鏡かけてるときも映えるような顔にしなくてはならないわけでして。デザインは大変だったろうと思ったり。


 いまひとつな点はなかったかというと、そうでもなく。前述のように、まずBGMが大人しめ。好みもあるんでしょうが、私は前作の方がよかった。それからダンジョン内で視点がかなり3D1人称になってきたため(前作はやや鳥瞰)、敵との間合いが計りにくい。敵のシンボルとの距離が詰まったところで武器を振る→武器が当たる→戦闘開始、あるいは敵のシンボルとの接触で戦闘開始。武器を当ててるとニュートラル、敵の背に武器を当てると先制攻撃、味方の背後に接触されると敵先制という仕組みは変わってないので、距離が分からないと痛い。前作では敵は左右前の軸が合ったらこちらを発見、急接近するというパターンだったので、遮蔽を利用して動きを確認しながら背後に接近し殴るというスニーキーなことやってましたが、今作は違います。一番デカいのは、今回敵の視界が360度になったこと。すなわち、背後に回り込んでも一定距離に入ったら発見されます。背後に回るのは極端に難しくなっちょりますよ。ここまで来ると、別にシンボルに向かって武器を振るとかしなくてもいいんじゃないかなという気もしたり。それから細かいところでは、コマンド周りが多少不便に。例えば武器屋でブツを購入する際、まず「武器を買う」とか「防具を買う」という選択の後、キャラを選び、商品を選ぶという流れになります。何が問題かってえと、同じキャラに対して武器と防具を買いたい場合、花村というキャラを例にすると、

 武器を買う→花村選択→武器リストから「毒苦無」選択購入→防具も買いてえなあ→キャラ選択に戻る→商品種類選択に戻る→防具を買う→花村選択→防具リストから「耐刃ジャケット」選択購入→あ、天城の武器も見てみたい→キャラ選択に戻る→商品種類選択に戻る→武器を買う(以下略)

 種類ごとにまとめて買えばいいんですが、結構面倒くさい。それからダンジョンにおいて、前作は後にくっついてくる仲間のとこでボタン押せばそのキャラに対する「戦闘指示変更」とかそのキャラが持ってる回復魔法を使って回復とかできたんですが、いちいちメニュー画面呼んで→「スキル」選択→キャラ選択→スキルリスト選択→対象者選択といったことをしなくてはなりません。


 まあいろいろ不満な点もないわけじゃないですが、そこそこ楽しめる感じですかねえ。もうしばらくやってみることにしましょう。なんてこといいつつ、次回は「マナケミア2」とか「ゴッド・オブ・ウォー2」やってるかもしれませんが。


 別々ミッション場にて主任袋、気がつくと三袋くらいに増殖してたり。中身はぱりぱりしたものとかが多いんですがねえ。朝来ると飴しか残ってなかったりするのは、まあかまわんのですが、いい大人なんだから、ゴミやジュースの空き缶を私の机に放置するのは止めてほしいところです。あと、賞味期限をはるかにすぎたお菓子を入れておいたりするのも。こないだ、そもそもの発端であった主任がふらりとやって来まして、私のとこまで来てしゃがみこみ、バッグから飴を二袋取り出し、私の足元に置いたまま立ち去っていきました。何故、足元に? ともあれ補充品としてざらざらと主任袋に投入する。ひとつは「太陽を浴びたパイナップル」でこのシリーズは結構おいしいのです(「マンゴー」もありますね)。もうひとつは「スイカキャンディ」で三種類入っています。「すいか味」は一粒の半分は赤くて黒い粒が入ってて、もう半分が緑色。すいかをイメージしたデザインなんでしょうが、半分が「皮」ってのはどうか。二種類目が「すいかソーダ味」で、外殻が分厚いので、しゅわしゅわした感じが後半にならないとなかなか出てこないのは、どうか。まあこの二つは「すいかアイス」みたいな感じでまだ許せますが、最後のひとつは皆首を傾げた次第で。「すいかキャンディ レモン味」食べた人口を揃えて「ただのレモンキャンディ」といってます。パイナップルと違って、かなり色物な評価が周囲でなされる中、後からそれを聞いた主任が「いろいろ食べた中で、強力にオススメの二つを買ってきたんですが」と嘆いてましたが、あなたおかしいと思います。


 お休みの日にごろごろしてたら、宅配便が来まして。やっぱりお休みだった父親が受け取ったのです。何となしに宅配屋さんとの会話を聞いていたところ、「アイスなので冷凍庫にすぐ入れられた方がいいです」という声。宅配屋さんが出てったのを見計らって、階下へ赴き、「アイスなら冷凍庫に入れるまでもない。たった今食うべし」と提案。暑い日だったのです。暑中見舞いなのです。お中元とおぼしきその箱を開いてみる。「長崎ちゃんぽん・皿うどん」……あいす? 「我永遠に氷を愛す」(カクゴール著)のアイス? 長崎の人はこれアイスっていいますか? アイスっていうことは「じゃあ長崎ちゃんぽんホットで」とか「アイス皿うどんはじめました」とかやってるんすかね。あるいは「長崎ちゃんぽんホット、ブレンドで」とか。異国情緒を噛み締めつつ、冷蔵庫に放り込み、夜アイスをホットにして食べました。あつあつ。


 海の日に関する三連休。ここは予定あるので、絶対ミッションは入れないぞということで前もっていってたので、お休みに。そんで、初日は飲み会。まあ危うく結構老舗で有名でお高い料亭にTシャツ短パンサンダル履きかつ首タオルで乗り込もうとした(前夜に調べるまで居酒屋みたいなもんだと思ってた)とか、前日まで開始時間を知らなかったとか、前日まで料亭の場所を確認してなかったとか、諸々ありましたが、何より引っかかるのは隣の科の同窓会だったってことでしょうか。てか、同い年どころか隣の科の上は+1、下は−3の学年まで来てるというアウェー感にもめげず、楽しく過ごしましたですよ。そういえば、昔、ガッコから帰る途中、中華料理屋の前を通りかかったときでしたか。その科の顔見知りの先生がそっから出てきて私に気づき、「おい、今、クラスコンパやってんだよ、来いよ」っていやいやいや私違うクラスですやん。「いいから来いよ」と繰り返されましたが、固辞したことを思い出しました。あのとき中華料理屋にいたメンツが今回も来てたかもしれませんのう。それにしても、今回同窓会に来てて初めてしゃべった人幾人かから私を知ってる、といわれて困惑する。ううむ、去年高校でクラスも違って話したこともない人から高校卒業して以来の遭遇で名字をいい当てられたことといい、今年の1月に赴いた博多でやっぱり似たような状況だったし、私ヒソカに有名なのかもしれん(ないない)。いやだから目立たず騒がずがもっとーだってばよ。ともかく3次会まで付き合ってしゃべってましたが、楽しかったっすね。


 で、3次会終了で夜2時。タクシー拾って帰宅。タクシーに乗りつつ、運転手のパソコン相談に乗る私。何でもインターネットをせねばという気になったらしくて、専門店で一式購入したが、ウイルス対策ソフトなどのオプション(組み込み料込み15000円くらいだったらしい)は付けなかったそうです。いや、それダメじゃん。そこで「ああいうソフトってのは自分でやれないもんですかね」やれないっちゅーねん。ソフト入れるんだっちゅーねん。しかもウイルス情報を常々バージョンアップするっちゅーねん。結局初年10000円くらいかかるっちゅーねん。などと懇々と説明する羽目に。夜中に何してんだ私。値段の切りのいいところで下ろしてもらって、てくてく夜の住宅街を歩き、3時頃帰宅。寝る。


 何故かいつも通り5時くらいに目が覚める。2時間くらいしか寝てないんすけど、メガ覚めたというか目が覚めちゃってどーしたものか。昨日の電池の残りで動いてるような感じのまま、ネットしたりメールしたり、「旬」ぽちぽち書いたり。と突然ウイルス警告のポップ発動。ぐ、しかも何度も立て続けに出やがりますな。アンチウイルスソフトで処理できないようなので、メーカーのサイトにアクセスしてウイルスを調べて、削除してよさげだったので、自力で滅殺にかかる。なのに、どっからどう探してもファイルがありません。木馬捜索隊を組織するも捕捉できず。とりあえず回線はロックして内容把握に努めることに。やってて分かったんですが、ファイルを起動するとか、ソフトを使うとかするとものすごい勢いでウイルス発見ポップが上がります。そりゃもう延々と。例えば、音楽を聴こうとしてメディアプレイヤーを起動すると、実際にソフトが立ち上がるまで5分以上かかり、なおかつ音の再生がブツ切れ。該当ウイルスについては過去一日くらいの間についていえば日本で1000件以上目撃報告があったようで、ううむ、タイミング悪いなあ。で二日前のパターンファイルで対応しているはずなのですが、処理できてませんな。ううむ。ポップアップの嵐の中、アンチウイルスソフトの設定をいじりまわす。とにかくこのポップを止めないとメモリが食われて他がまともに動きませんよ。スパイウェアとかは例外処理(実際はスパイウェアじゃないものもあるので)ができるし、迷惑メールフィルタとかもカットできるし、日本で急速に流行してるウイルスに関して速報として出てくるポップも解除できるんですが、ウイルスの、しかも処理できなかった警告ポップが止められない。その間もポップが止まらない。うぎー。しばらく考え、破る策を思いついた。くっくっくっ、ポップごときに私が倒されると思うなよ。てことで、回線のロックを解除し、アンチウイルスソフトを2008年版にバージョンアップ。めんどくさかったのもあるし、昨年版でパターンファイルやシステムファイルも更新かかってたんですが、もしかしたらメーカーで表示されてたウイルス対応済というのは今年度版かもしれんと思いついた次第。怒濤のポップの中をダウンロードし、ソフト自体をバージョンアップする。そして再起動。インストールした新バージョンが最新データをダウンロードし、その途中でポップ。新型があっさり木馬捕捉、「処理するっぺか、再起動がいるべよ?」というので再起動でさっくり木馬撃破。最新版に更新してさらにシステムファイルに検索をかけ、もう一頭の木馬を発見して落とす。気が付くとお昼になってたので、御飯食べて、図書館回って、父親に頼まれたかき氷を購入して帰宅。かき氷(レモン味)をしゃくしゃくやった後、ようやく電池が切れて眠る


 体内電池の充電が1時間ほどで終わったので、夕方お散歩する。てちてち歩いていると、小さなお子様を抱いたおばーちゃん発見。近づいてくと、おばーちゃんが前方を指さし、「ほらー、ママ来たよ、ママだよ」といってる。向こうの方からチャリンコが接近中。「ほらママだよ」「ままー」とお子様が小っちゃな手を振ってる。その前を、けげんそうな顔をしたチャリンコの女性が曲がっていった。「あら、ママじゃなかったねー」「ままー」っておい。そこへタイミング良く御ケータイの音。おばーちゃんが出て、「あら、今あなたどこにおると? 外で待っとるとよ?」とくだんのママさんらしい。何か話してましたが、どうやらまだしばらくは到着しないらしい。「ままー」といってるお子様を後にして散歩続行。特にオチはなく、まったりと。


 戻ってきて、シャワー浴びて、御飯食べて、「旬」の続きをやる、前に、いくつかのファイルを更新する。indexファイルの更新日と更新予定日を書き換えようとして、しばらく凝視。何故私更新予定日をナチュラルに22日とか書いてますか? 遅れるの前提になってないかえ? 連休スケジュール組んだ今旬後半の私と前回書いた後の私とで意識が乖離しておるのか。いっそ未来予定に合わせて遅らせるかとも思ったが、とりあえず21日予定で更新することに。



 購入した本:
  ゆうきりん『司書とハサミと短い鉛筆』、北野勇作『レイコちゃんと蒲鉾工場』、玖野暮弥『黒乙女』、田中ロミオ『AURA〜魔竜院光牙最後の闘い〜』

 読了した本:
  花田一三六『巡歴者』、佐藤多佳子『一瞬の風になれ1〜3』、アサウラ『ベン・トー2』、沖田雅『オオカミさんと長ブーツを履いたアニキな猫』、橋本和也『世界平和は一家団欒のあとに5』、小路幸也『21』、三雲岳斗『アスラクライン10』



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