2008年8月。


下旬。


 今回はあんましネタがないっぽいですよ。理由としては、記憶が吹っ飛ぶ程度の忙しさとかのせいでしょうか。たまにはこんなときもあっていいか、というところで。まあ、ちょっとやったゲームの話でも書いてお茶を濁すことにしましょうかねえ。


 と、前回の冒頭のままの状況が続いております今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。いや、なんちゅーか。今までとは違う感じの忙しさになってますよ、私。てのも、別々ミッション場の管理島で働いてた半分以上の人は派遣会社から来てるんすわ。うち、半分が「来週一杯で撤退することになりました」という状態。どうも、別々ミッション場の大ボス→派遣会社の社長に連絡があったようで、人員削減の模様。これまでこのペヱジに登場した人でいえば、SEの人は去り、隣のプログラマーは残り、もうひとりのプログラマーは去る、といったところ。クソ忙しいときに、慣れた人たちがごそっと抜けるってどーゆーことやねん!? 派遣でやってたミッション内容を、パートの人とかが引き継ぐというプラン(多分お金の都合)のようだが誰が引き継ぐかもよく分からない状態で大混乱。シャレになんないよなあ。で、私はというと、きっちり自分の分限を守る人なのでありまして、「ここからここまでは私がやっていいが、こっから先は権限がないので、別の人に」という状態を自分で守っているのですが、そうもいってられなくなりつつある。SEがやってたミッションを引き継ぐのが、内容についてまったく知らない状態で一週間前に来たばかりの人(自力でパソコンの起動もできなかった人でもある)っすよ? どーしろと? そうした人たちを仕込む役がいないしねえ。いやはや。


 同時に、私は私でこれまでやってきたチェック内容をすべて見直せというお達しがあり、延々削る作業、の合間に、SEの人がやってたミッションについて私に問い合わせが来る。同時並行同時進行。早朝からやって、何か周囲がざわざわしてるなあと思ったらお昼休みで、何か周辺がざわざわしてるなあと思ったら定時でパートの人たちが帰宅しようとしてて、やがて力尽きたように帰るみたいな。おかげでネタもイベントも大半が気づくことなくスルーしていきましたよ(多分)。


 池上永一の新作が出た。きゃっほー。池上は私が大好きな作家さんなのですが、なかなか新作が出ないのです。そろそろ前に出た『シャングリ・ラ』が文庫化されるような時期なんですが、新作が先でした。角川書店出版『テンペスト(上・下)』でして。ふうん、やっぱり角川なのね。もしかしてご存じないかもしれない方もいらっしゃるでしょうからいいますけど、池上永一って、あっちこっちの出版社で揉めてるんすわ。まあフリダシがファンタジーノベル大賞受賞ってとこからなのでそっからケチがついてるって話もありますがね。各出版社で拾われては喧嘩して放り出されるみたいな。なので単行本版と文庫版で出版社が違ったりするし。その挙げ句、アニメ雑誌に小説を100枚単位で毎月連載というイカれたことやったのが『シャングリ・ラ』ですな。その雑誌が「ニュータイプ」で角川。で、今回は「野生時代」で今月特集で「池上永一が来た!」だと。立ち読みしましたともさ。同じファンタジーノベル大賞で激烈な新潮社とのバトルで知られる佐藤亜紀との対談とか。当然のように新潮社から放り出されたものみたいな言葉が出てきてるし。うむうむ。ちなみに新作の帯は上巻が筒井康隆、下巻が北上次郎でした。当然ベタ褒め。ううむ、1冊1600円。と、図書館待ちかな。


 早川書房の新刊で、ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアの『たったひとつの冴えたやり方』が出るとリストで見た。青い表紙がなかなかよろしい。最近、早川、古いやつを復刊させたりしてますからねえ。1000円くらいですか。文庫って今これくらいするよなあ。って、旧版もフツーに売ってますやんこれ。ともあれ新訳のようなので、買いたいところ。もちろんティプトリーファンなので、旧版も持ってますよ。これ大好きだし。「これがたったひとつの冴えたやり方、ハン・ルー・ハン」は、私の中のSF名言のひとつですしねえ。が、いくつかの本屋で早川新刊コーナーうろつくもなかなか見つかりません。野田大元帥の本買って(これも単行本持ってるなあ)、早川のチラシを見て、ティプトリーが載ってないことに気づく。あれ? と思い裏返してみた。何故か単行本新刊の中にあった。う、これ、もしかして「ちょっとお高い文庫本」ではなく「ちょっと安めの単行本」なのでは? 探すとこ根本的に間違ってたか私。ぐわー。時間割いていかねばー。


 いまひとり、私の好きな作家である川上稔が9月に新刊を出す。「都市」シリーズと「終わりのクロニクル」の間を埋める世界の話。また長くなりそうだが、第一巻の下も10月に出るというので、楽しみー。てか、都市シリーズと「終わクロ」読み直したいなあ。長いけど。


 他にはあんましネタがないっすねえ。休みの日に坂道で車に轢かれそうになったくらい? 結構渋滞してる狭い坂で、前にいた車の先が1メートルくらい空きました。その車、坂道発進を失敗して、1メートルくらい下がってきやがりまして。私の直前で停止し、2メートル前進。私おっかなびっくり1メートル前進。さらにそやつ、その後も何度か1メートル下がって2メートル進むというチョロQか貴様っ!? 危なくてしゃーないがな。マンホールの蓋ナンバープレートに突っ込んでウイリーさせっぞコルァ。安全運転を心がけましょう。


 半分死んでるような状態でしたが、何だか「モンスターハンター」はやっておったようです。一日一狩りが限度っちゅーか、一狩りすらできないときもあったようですが、いくつかは狩りの記録というかメモが残っていたので、それを元に再現してみんとす。長くなるかもしれないので線で区切ってみる。








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 「モンスターハンターポータブル2nd」な話。


 の前に忘れないうちに書いておきます。前回クックのことをイェンクックと書いてましたが、イャンクックです。ついでに防護のピアスは護りのピアスね。んじゃ、ま、今回の狩り、メインどころのみ。


【大名死闘編】

 ファンタジーな世界におけるキャラクタークラスとして、「サムライ」という連中がいる。そんな話から始めてみましょうか。かれらは東方の戦士階級で首狩り族である。下級のものはローニン、ノブシ、サムライなどと呼ばれる。さらに階級が上がると、ダイミョウとなる。ダイミョウにはメジャーダイミョウ、マイナーダイミョウがあり、それより上にハタモト、最高位はミフネと呼称されることになる。


 前回からふらふらとクエストを続ける「モンスターハンターポータブル2nd」ですが、前回は【狩人再生編】&【怪鳥報復編】をお贈りしました。平日は一日一狩が限度なのであんまし進んでいません。どのクエストをやるか、結構考えますよ。素材集めをメインに考えるか、まだ未クリアのクエストを攻略するかとか、雪山に行くか密林に行くか砂漠に行くかとか。今回ふらりと定めたクエストの相手はダイミョウザザミ。ヤドカリ系モンスターです。クエスト情報に堅いことが載っていたので、防御力のある相手だろうと推測。密林などで胸くらいまであるヤドカリのヤオザミを何匹も倒していたが、あれも結構堅い感じでした。今回のクエストは集会所の1レベル、すなわち下級・簡単という分類。てことはあれですな、ダイミョウはダイミョウでも明らかにマイナーダイミョウということで。そして、舞台は砂漠です。てなわけで、【大名死闘編】です。


 砂漠はまだ慣れてないので、どこでどんなものが採集できるかもよく分からない。ゲネポスとガレオスがいるのは分かってます。ゲネポスは前回出てきたランポスやギアノスと同じ系統の二足歩行トカゲで、砂漠・沼地種。雪山のギアノスは雪玉を吐きましたが、ゲネポスは攻撃に麻痺を乗せてきます。ランポス系は仲間を呼んだり集団でかかってきたりするので、近くに集まってきているときに麻痺食らうと生命にかかわります。結構やっかい。もっと面倒なのはガレオス。砂の中にもぐって、回遊している砂竜です。背びれだけ出して高速で泳いでいて、その背びれには当たり判定があります。武器を当てればダメージだし、キャラに当たればダメージです。たまに地上に出てきてうろうろして砂ブレスを吐いたりしやがります。この手の潜ってるやつを引っ張りだすのは、音響兵器。音爆弾とかタル爆弾とか近くでぶちかませば、驚いて飛び出してきます。でも、音爆弾とか素材なかなかないし、あんまし使いたくないのです。だもんで、こないだ素材集めツアーで行ったときは背びれ当てのみの力押しで倒しましたが。


 でダイミョウクエスト。砂地に行ってみたら、ガレオスがやたら好戦的でして。いきなり突っ込んできて、上がってきて、砂ブレスどばーっ、どばーっ。とりあえず、殺っちゃいましょう。ってことでざくざく斬る。潜って逃げられる前に大したダメージもなく倒せたのでいい気になる。ここで私の装備を説明しておこう。

 武器:鉄刀【神楽】
 頭部:護りのピアス(オートガード発動)
 胴部:ハイメタメイル
 腕部:クックアーム
 腰部:ハイドベルト(高速採集&剥ぎ取りスキル発動)
 脚部:ハイメタグリーヴ

 元々ハイメタ装備+護りのピアスだったところに、採集用にハイドベルトを入れ、いずれ攻撃スキル発動させようとクックアームを入れた形。ちなみにアーム作ったクック素材は、前回のアレで入手したもの。ハイメタメイルに装飾品の玉埋め込んで防御+1をよけいにつけたので合計+10で「体力+10」を乗せています……って、何で砂漠で戦うのにフツーに【神楽】よ、わし。雪山素材の猿の毛から作ったひんやりする太刀があるじゃん! と気づいたが後の祭で、クエストは始まってます。つ、次からはちゃんと持ってこよう。


 さてガレオス倒してぐるりと砂漠を見渡せば、遠くに変な岩のようなものが動いています。んん? もしかして? ダッシュで駆け寄ってみると、なるほどこれがダイミョウです。ヤオザミは胸くらいまでの大きさでしたが、ダイミョウです。キャラよりもずっと大きい。で、ヤドにしてるのは……飛竜の頭蓋骨? しかも砂漠にいる一角竜モノブロス(←実見なし)です。上に背負っているというより背中とか尻にくっつけてる感じで、ちょうどモノブロスのデコにある角がダイミョウの後ろを向いている形。背後に回ると、まともにモノブロスの顔がある。とりあえずペイント玉投げてマーキングする。ダイミョウがこちらを認識していますが、その側面へ抜刀して踏み込み斬り。戦闘開始。クック戦のときと違って、ダイミョウ初見参なので、どういう攻撃をするかとか知りません(資料本持ってますが、モンスターデータはろくろく見ないことにしてるので)。ヤオザミから推測するに、ハサミがメインと思われ、ならば正面はまずかろう。横とか後ろからざくざく。予想以上に攻撃が当たるなあ。デカいからかしら。動きもたいしたことないし。と思った途端、ダイミョウ、いきなりジャンプしやがりました。え? とわずかに遅れて緊急回避するも間に合わず。ダイミョウプレスをまともに食らってダメージ。クソ猿のボディプレスは斜めに飛んできます。クックの羽ばたきは真上に上昇しますが、下りてくるまでに時間がかかります。それをこのダイミョウ、落ちてくるタイミングが早い。マイナーとはいえさすがダイミョウというべきでしょうか。懲りずにざっくんざっくんやっていると、いきなり砂掘って潜っていきました。んん? 隠れた? とりあえず離れて後ろを振り返ると、また出てきてる。気を取り直してもう一度接近して斬りかかる。ううむ、意外にあっさりいけるかも。と、また砂に潜り始めた。よし、離れて位置を確認だ。距離取って振り返ってみるが、ダイミョウの姿がない。……あれ? いない。そのとき画面にみょーな違和感を覚える。マーキングされた大物はマップ上にピンクの点として表示されるのですが、ダイミョウにつけたマークが、別のエリア、今いるところからすると二つ先のエリアにある。に、逃げやがったのか。体力を回復し、砥石使って、肉食って追い掛ける。


 ダイミョウ戦第2ラウンド開始。さっきよりちょっと狭いとこですが、問題なし。ごー。い、いやちょっと問題あり。ガレオスがいます。前のエリアでは広かったのでガレオスなんて関係なかったんですが、狭いとこだと高速回遊するガレオスがやたらと突っ込んできます。邪魔です。それでも気にせずダイミョウざくざく。ボディプレスも避け、側面に回りこみ斬りつけ、潜ったら離れて出てきたところを叩……と思ったら、いきなり下から飛び出してきて吹っ飛ばされる私。なんじゃーっ。どうやら潜るのはただ潜るわけじゃなくて、地下からの急襲ってのもあるらしい。しかも尻から出てくるっぽく、それってモノブロスの角食らいますよね私。二連発でそれ食らって死にかける。慌てて隣のエリアで回復。戻ってみれば、ダイミョウの姿がない。慌てて表示されてるマップで確認すると、いねえ。また別のエリアに出現。逃がさねえぞ、下克上じゃーっ、と追っかける。


 洞窟で第3ラウンド開始。おおよそ時計回りにエリア移動してやがりますかダイミョウ。ここで終わりにしてやりますよ。勢いよく斬りつける。防御力があるせいか、なかなか弱らないのう。てゆーか、こいつ怒ってないですか? 怒りパワーでやけに動きが速い。回り込むのがやや難しく。後方に転がって抜け、振り返ってそのままカラを殴ろうとしたら、いきなりダイミョウ、バックダッシュ。ええと、私の目の前にはモノブロスの顔があるわけで、デコの角がこちらを向いてるわけで、そんなわけで、まともにバックダッシュで角の一撃をもらう。なんてこった、そういう使い方があるとわっ。下手に背後に回るわけもにいかず、回避でチャンスをうかがいつつ、側面から削る。うぐう、やりおる。そうこうするうちにまた地面に潜ったので、離れて振り返る。急襲なし。てことは……やっぱりエリア移動。回復し、武器の刃こぼれを戻して、また追跡。どこまで逃げれば済むんだか。


 ボディプレス、急襲、バックダッシュ。前二つは、その気配が見えたら離れる。バックダッシュは背後に回らないことを心がけるということで。今度こそ止めを刺すべく、ダイミョウのいるエリアへ。あまり広くないエリア。一部に高くなっている場所があり、そこに上がるには這い上がるアクションが必要です。ダイミョウが上がれるかどうかは分かりませんが、ゲネポスなら確実に跳んできます(ランポスやギアノスならやれる高さなので)。そんで、そこには当然のようにゲネポス数頭。もうすでに支給品だった手持ちの応急薬は底を尽き、持ち込んだ回復薬もだいぶ使ってる状態です。ここをホントに終焉の地にしてやらないとジリ貧です。うらーっ。まだ怒り状態のダイミョウ相手に立ち回る。クック戦のときのランポスのようにゲネポスをあまり無視するとヤバいので面倒(ダメージだけのランポスと違って麻痺攻撃があるから)。ちょっと離れて、ゲネポスを相手にしていると、いきなり吹っ飛ばされた。え? ダイミョウはまだ遠いのに何が? ちゃんと確認してもやっぱり距離があります。とりあえず隣のエリアに逃げ込む。途中、高くなってる場所で痙攣しているゲネポスが見えましたが、ありゃ一体? 回復薬使ってからまた戻る。雑魚モンスターはこちらがエリア移動すると復活するので、ゲネポスがまたちらほら。面倒だのう、と思いながらも移動しつつポジションを探していると、こっちを見るダイミョウ。口に何かぶくぶくと泡が立ち、う、何かいやーな予感。ぶしゅーっと水鉄砲のような勢いで噴き出されたアクアブレスが直撃。吹っ飛ばされてごろごろと壁にぶつかる。ふらふら立ち上がったところにもう一発アクアブレスを食らって、また立ち上がったところにダイミョウが突撃してくる。さ、さっきの不意打ちはこの水鉄砲か。高いとこで痙攣してたのはアクアブレスに巻き込まれて吹っ飛んだゲネポスかーっ。てか、狩られるーっ。


 ところで。「モンハン」伝統の悪い点と申しますか、宿命と申しますか、そうしたもののひとつがカメラの人の動きです。カメラの視点は高さによって四つくらいあって自分で切り替えることができるのですが、動き自体はカメラの人任せ。そのカメラの人、キャラが壁際に来ると、居場所がなくなって上に行きます。でキャラの移動に合わせておたおたと動こうとするのです。つまり、


 ダイミョウザザミに壁際に追い込まれ、ハサミで攻撃されてるっぽいんですが、カメラが真上から、見えてるのはダイミョウのカラだけという状態。ひたすらその場で緊急回避してるんですが、どっち向いてるのか分からないので抜けられぬ。スタミナが切れるーっ。か、狩られるっ。と、ひょい、といきなり修羅場から転がり出たので、そのまま走る。途中でついさっきのアクアブレス食らったらしいゲネポスが倒れてましたが、かまってる暇はねえっつーの。びくびくしながら納刀し(←武器抜いてるときにはダッシュできない、納刀モーション中は動けない)、隣のエリアに転がり込む。んで、回復薬を最後のひとつまで使い切る。半分ちょいくらいにはゲージが回復しましたか、とほほ。でも盛り上がってきましたよーっ、と思うことにする。


 まだエリア移動していないことを確認して、みたび戻る。こちらを認識したダイミョウのアクアブレスを転がってかわし、懐に飛び込み一撃、また転がって側面へ。方向を変えて突き→斬り上げ→斬り下がりでこちらをにらまれ、側面へ逃げる。振り向くと地面に潜ろうとするダイミョウ。方向を変えて離脱する。背後でどごーっと土が舞い上がる。急襲を外されたダイミョウが突撃してくる。避けそこなってハサミを食らい、ゲージがびーっと減る。し、死ぬ。まだ1度も死んでないので、あと2回は死ねるわけです。体力は復活したら全快です。ただし支給品は変わってないので、あと3つ応急薬は入手できますが、それで勝てるような気がしない。というか、今、大変集中しているので、ここで集中が途切れると倒せない気がしますよ? マイナーダイミョウに連続して攻撃を叩き込み、練気ゲージ満タンで最大ダメージの気刃斬り三連発。離れて突撃を避け、突き、斬り上げ。ファンファーレとともに崩れ落ちるダイミョウ。さ、さすがにしんどかった。下克上達成しましたが、死ぬかと思いました。すでにゲネポスは攻撃に巻き込まれて全滅したのか(←確認する余裕もなかった)いなかったので、安心してダイミョウの持ち物を剥ぎ取る。盾蟹の甲殻、盾蟹の甲殻、ザザミソ。三度剥ぎ取りなのでここで完了。他に何か採集できるものはねえかと周囲を見渡したが分からなかったのでぷらぷらしているうちにクエスト終了。いやー、堅かったよ、ダイミョウ。これでマイナーなんですからねえ。メジャーダイミョウになったらどうなることか。あと、沼地とかには攻撃に特化した感じのショウグンがいるんですが、ミフネじゃないのか、ちっ。まだまだ楽しめそうです。ちなみに、一般的にダイミョウザザミの略称は「ザザミ」でこの素材を使った防具はザザミの名がついていますので、「ダイミョウ」という呼称はどうかと思う人もあるかと思いますが、こいつの素材を使った武器は「ダイミョウカッター」なので好きに呼べばいいのかなあと。



【白猿咆哮編】

 合間にクックを狩ったり、砂漠でガレオス退治したりしつつ、今後の展開を考えてみる。私は今のとこ太刀一筋でやっているので、現在の方針を続けるのであれば、当然太刀の強化を目指すことになる。今所持している太刀はというと、

 大骨:攻撃力432
 骨刀【狼牙】:攻撃力528
 鉄刀【禊】:攻撃力528
 鉄刀【神楽】:攻撃力576
 白猿薙改:攻撃力480 氷属性200

 の五本。大骨は骨刀【狼牙】と黒刀【零ノ型】の二系統へ派生するので、黒刀へ行くために再び骨から鍛えたもの。【禊】も同様で、これは【神楽】とダークサイス(大鎌型)へ派生するので、ダークサイス進化用の二本目(一本目は【神楽】になった)。【狼牙】は、【鮫牙】へ強化できるのですが、素材が足りない状態。【神楽】は軍刀と斬破刀になるが、こちらも素材がない。【狼牙】より【神楽】の方が強いので、結局のところメインになるのは【神楽】か白猿薙改。このゲーム、属性攻撃があるので、氷に弱い敵に対しては、白猿薙改が強い、ような気がします。ただ、【神楽】の方が基本的な攻撃力が高いしなあ。


 クックは、その素材の防具が火に強いが水や氷には弱いので、本体もそのような特性を持っているであろうことは推測できます。ならばクック狩りには白猿薙改かというと、どうもねえ、【神楽】の方が強いような。白猿薙改は白猿薙【ドド】に進化するのですが、そのためには、まだ雪獅子の素材が足りません。このゲーム、猿が二種類いまして、ひとつは前回登場しているピンクの猿コンガ(とそのボスであるババコンガ)。密林にいるこいつらはタルんだデブみたいな印象があるんですが、もうひとつは違います。雪山にいる白い猿ブランゴ。こいつらは締まったマッチョな猿で、動きがシャープ。体力はコンガに劣るような気がしますが、攻撃力はこいつらの方がデカい。こやつらのボスが雪獅子と呼ばれるドドブランゴです。ブランゴが火に弱いのは分かっているので、火属性の武器が欲しいところですが、今んとこ手持ちにはなく、手持ちのものから強化できるものとなると【神楽】→軍刀で、ただし素材が火竜とかです。どうしたもんかなあと集会所とかで他のクエストやっていましたら、ギルドマネージャーがクエストが追加された旨教えてくれました。追加されたのはリオレウス討伐とリオレイア討伐。リオレウスは火竜、リオレイアは雌火竜。うむ、こいつらを殺していけば火属性の武器は入手できそう……ですが、勝てる気がまだしない。火竜には当然氷属性が効くのでしょうが、そのためには雪獅子を倒さねばならない。というループに陥る。ぎゃーす。どどどうするべ。


 とりあえず雪山へドドブランゴを見物に行こうという気になる。装備はもちろん【神楽】、防具は雪山に強いが防御力紙のマフモフではなくハイメタで。回復薬、回復薬グレート、ホットドリンク、長期戦に備えて肉も持ち込み、雪山登山。えっちらおっちら登り、寒いとこでブランゴの群、ひときわデカい白いのを発見。ドドブランゴです。ペイント玉を用意して、こちらに気づいたドドブランゴに投げつける。マーキング成功。ブランゴの動きはいくつか知っています。近くにいれば殴る、遠くにいれば飛びかかる、あと後方や横への跳躍。またドドブランゴに関しては、「ポータブル」に収録されていた「2(ドス)」のムービーに登場しています。雪山でハンターが血まみれになって倒れている草食動物の死骸をいくつか発見。武器を抜き、油断なく周囲をうかがうと、突如積もった雪の中から大きな猿が飛びかかってくる。ハンターたちの弓を左右の素早い動きでかわしながら突進してくる場面もありました。なので巨体のわりには結構俊敏なイメージがあります。


 さて、ドドブランゴ戦。まずもってやっかいなのは、その俊敏だと悟る。何しろ、動きが止まったってんで太刀を振るったときにはそこにすでにいないということがしょっちゅう。前方か横に跳んでるんですな、きゃつ。直接攻撃が届かない間合いだと飛び掛ってきます。近いところだと立ち上がって巨体を利用して前のめりに倒れてくる。このプレス、地響きが来るので避けても近くにいれば硬直。他にも雪だるさん状態になる氷ブレスやシンプルな殴り攻撃が近くだと来ます。側面や背後に回り込めば跳躍。中距離だと雪をすくって放り投げる雪玉。ギアノスやドスギアノスが雪玉吐いてきてましたが、そんなレベルじゃなく雪の塊が落ちてくる。避けたと安心すれば、その塊が地面で砕け、破片でダメージ。もうひたすら回避して隙をうかがうしかない。雪玉やボディプレス、飛びかかりは立ち上がったり雪すくったたりするモーションがあるので見えてれば回避できるようにはなりましたが、油断してると命中し、えらいダメージを食らいます。ダメージがでかいぞこいつ。さらに面倒なのが、立ち上がってやる咆哮。近くにいるとキャラは自動的に納刀して耳ふさぎます。しかもこの咆哮、手下を召喚します。ブランゴ倒しててもいきなり出現します。ブランゴ三頭にドドブランゴとか密集状態になると洒落になりません。んで、時折雪すくいかと思いきや、ドドブランゴが雪の中へ潜ります。やっ、これは危険。マイナーダイミョウザザミ戦での戦闘シーンと「2(ドス)」のムービーが浮かび、とっさに回避。背後でどごーっとドドブランゴ出現。あぶねーっ。


 ピンクな猿どもは大半の攻撃後に隙が生じたりしていたのですが、ドドブランゴはあまりそうしたことがない。飛びかかり時には頭からダイビングしてくるのでその後立ち上がりに時間がかかるのですが、飛びかかりによって距離がかなり離れる(近くでかわしても滑っていくので)ため、距離を詰める間に立ち上がりやがります。狙う隙は、雪すくい時(雪が落ちてきて砕けるまで動かない)とボディプレスを誘って回避、震動が収まったときに斬り付けるくらい。ただし後者はドドブランゴの立ち上がりとほとんど同時なのでタイミングが狂うとあっさり避けられたりします。ガードできる武器なら震動とかも耐えられるのでしょうが、いかんせん太刀。転がり回り、受けたダメージは隣のエリアへ逃げ込んで回復させ、あっちもちょこちょこエリア移動してくるのを追い掛け、ちまちまドドブランゴにはダメージを蓄積させていくうちに。とうとうやつめは足を引きずりました(←大型モンスターが見せる弱りのモーション)。そこまで辿り着く間にこちらも一度死んでます。結構苦労しました。ドドブランゴ逃げにかかります。追いかけるーっ。狩っちゃるーっ。


 エリア移動されたので、念のため地図で確認……って、マーキング切れてるっ。時間経過のせいか。結構長いことやってたしなあ。飛行系大型モンスターの場合、エリア移動は隣接エリアとは限らないので、マーキングが切れると面倒ですが、これまでの移動を見るに、ドドブランゴは隣です。追い掛けてくといたので、ペイント玉を投げつける。命中。地図でマーキングが復活したのを見て、バトル再開。わりにフィールドの狭い、ステージ内にひとつはある「巣」であったため、次々にブランゴを召喚されて追い詰められる。うがー。と、向こうでドドブランゴが立ち上がり、咆哮してまた呼ぶのかと思いきや、顔をぐしぐし撫でる変な動作。「?」と首を傾げつつ、ダメージの蓄積があったのでとっとと逃げ出す私。隣のエリアで回復しながら、やつの位置を確認……あれ? マーキングがない? ついさっきペイント玉打ち込んだのに? と、先刻の変な動作を思い出す。もしかして……マーキング消しやがった!? 回復して戻るも、そのエリアにやつの姿はなく、すでにエリア移動した後。ちーん。おにょれドンブラコ! 今までやつが動いたエリアは5つ。雪山上部の三つ、雪が積もってるとこと積もってないところがある崖と「巣」である。「巣」にいなかったので、たったかたーと他のエリアを回る。いねえ。延々探し回って、おそるおそる最初の「巣」に戻ると、鼻ちょーちんで寝てやがります。大型モンスターの一部は弱ると「巣」で休眠して体力回復をする習性があるのです。こ、このドンブラコめ。と殴りかかる。一発で起きて戦闘。狭い場所でカメラ視点が悪くて、遠くから跳んで来た攻撃をまともに食らい、昇天。ベースキャンプに戻る。


 すでに二度倒れているので後がない。その上、ペイント玉が尽きてるし、回復薬などもほとんどない。と、とりあえず「巣」へ行ってみよう。思い切り寝こけてやがったので、殴りかかる。一発で起きて戦闘。さっきと同じ流れじゃん。回避したり殴ったりしているとドンブラコがエリア離脱。追いかける、いない、次のエリア、いない、次のエリア、いない、次のエリア、いない。元の「巣」に戻る。寝こけてやがる。うぎー。といったことを3回くらい繰り返す。マーキングされてないことがこんなにやっかいだとは。繰り返しているうちにメッセージ「残り時間10分です」ぐーわー、わし40分も戦ってたんかい、てか追いかけてる時間の方が長い気もしますが。鼻ちょうちんで寝てるドンブラコのそばにシビレ罠を仕掛け、一発殴って叩き起こし、罠へ誘導。うまいこといってシビシビになったドンブラコに捕獲用麻酔玉を投げつける、つもりで、肉を食べる。アイテム指定間違い。慌てて麻酔玉にセットして投げる。方向がズレてて外れる。あと二つ。ひとつ投げる、命中。もひとつ投げる。直前でドンブラコがシビレ罠をぶっ壊してこちらを向く。咆哮。ブランゴ出現。横合いから小物に飛び掛られ、体勢を崩したところへ、手下ごと巻き込むドンブラコの飛び込みアタックで死亡。3落ち、クエスト失敗。ぎゃーっす。倒れた私の周囲でブランゴががしがし動き、ドンブラコが氷ブレス吐いたりしてました。


 敗因1:マーキング解除とペイント玉不足による標的の捜索に時間を取られたこと。
 敗因2:回復薬をケチって、MAXまで回復しなかったこと。
 敗因3:アイテムは的確に使いましょう。


 1については、支給品の2個だけだったのがいけないので、たくさん自分で持ち込むことで解決か。2は、7割程度の回復でよしとしていたのだが、一発一発のダメージがでかいため、回復する余裕なくぶっ倒されることがあるせいですな、こまめに回復しよう。敗因3、落ち着け自分。てか、ドンブラコ倒すより、隙の多いババコンガ退治する方が早そうですが。ともあれ、40分以上戦って、収穫はというと、小物であるブランゴの毛が二つ、採掘物が少々、のみ。マイナスは、大量の回復薬、回復薬グレート、肉、ホットドリンクなどなど。入手素材があんまし関係ないものなので装備が変わるわけでもなし、つまるところ、始める前よりマイナスになってる? まあプレイヤーの経験と知識の蓄積にはなりましたがね。そういうゲームですなあ。



【怪鳥嵐戦編】

 猿蟹合戦のうち、蟹は勝った(狩った?)が猿二頭には負けてる状態であります。さて、どうしたものかと考えつつ、雪山で猪退治したり、森丘や密林でイャンクック退治したり。「2nd」では大型モンスターは最大全長と最小全長が記録されます。だけでなく、すべてのモンスター狩った数も表示されます。クックは三頭、負けなし。

 クック素材の防具って、攻撃スキルと耐火スキルのプラスポイント、防御スキルのマイナスポイントがつきます。マイナスは、まあ10とかたまらないと発動しないのでよしとして。攻撃力が高まるのが魅力でしょうか。ただし、まだ素材が足りずに、クック装備は腕のみというダイミョウザザミ戦と変わらない。攻撃力重視するなら、とりあえずクック素材欲しいなあ。しかし、密林だろうと森丘だろうと、今私が行けるクック登場クエストは、クックを倒すか捕獲を目的としているので、常に一頭です。どかんと素材が手に入るわけでもない。ううむ。


 と、思い出したことがある。しばらく前にダウンロードしたクエストがいくつかあって、その中に「怪鳥の嵐!」というのがあった。調べてみると、クックがザクザク出てくるクエストらしい。

 勝利条件:タイムアップ、またはネコタクチケットの納品
 敗北条件:イャンクックを二頭以上討伐せずにタイムアップまたは報酬金ゼロ

 ネコタクチケットってのは、ある種のクエストに出てくる支給品で支給品箱に入ってます。それを納品箱に入れれば即座にクエスト終了。ネコタクはネコのタクシーの略だと思います。うむ、このクエストだと心置きなくクックを退治ることができます。多分クックを一頭倒したら、次のやつがどっかに出てくる方式なのでしょう。やってみませう。開始して、支給品箱を見て、条件が分かりました。支給品箱には何も入ってません。おそらく、クックを二頭以上倒した時点で、支給品が出てくると思われます。んじゃ、れっつらごーごー。


 ベースキャンプの隣のエリアに行ってみる。クックどころか何のモンスターもいない。ううむ。こりゃ邪魔者なしでクックを狩れるからくりでしょうか。クック素材集めには絶好ですよのう。その隣のエリアにもいない。彼方の空を観測用気球が飛んでいるのが見えた。このゲーム、複数人数でプレイすることができるため、オンラインRPGのように、定型アクションが存在する。おじぎをするとか頷くとか。そのうちのひとつ、「手を振る」を行う。すると観測用気球がちかちかと反応を返す。この気球、大型モンスターを観測しているようで、近接エリアに大型がいれば、教えてくれるのである。具体的にいうと、地域限定短時間のマーキング。マップを見れば、や、マークが二つ。クックが同時に二頭出てやがりますよ? 違うエリアなので、とりあえず近い方へ。


 ともあれクックはクック。美味しく料理するのです、と殴りかかる。こやつ、これまでのクック戦で私があんまし見なかった動きをしやがります。その場で羽ばたいて、後方へ飛びすさる。その場で羽ばたき上昇なら、いったん離脱して、再度突進をかけるという方法を取るのですが、後方にかっ飛ばれると、追いにくい。というのも、クックと私の間に羽ばたきの風圧効果があるから。きえーっ、めんどくせー。とはいえクックはクック。殴っているうちに、足を引きずりました。そのままエリア移動。「巣」に行くのかと思いきや、密林のエリアに逃げ込まれたので、追いかける。踏み込み斬り→突き→斬り上げ→斬り下ろし→斬り払いからの気刃斬り三連のコンボで沈める。ううむ、太刀の使い方は、ガード不能な状態でいかに回避するか、と同時にいかに連続で攻撃を決めるかにあるですな。攻撃を決め続けないと練気ゲージがたまらないし、練気ゲージがたまらないと気刃斬りのニ発目以降が出ないし、他の技も威力が上がらない。太刀使いはその辺りの兼ね合いですよなあ、とクックを引っぺがしながら思う


 さて、二頭目に行きますか。近くに観測用気球は飛んでなかったので、駆け回って探す。や、発見。ペイント玉を叩き込んでマーキング後、戦闘。途中省略で、クックがエリア移動開始。海岸エリアへ逃げ込まれたので、追いかける。このニ頭目がやっかいで、やたらとエリア移動しやがります。追い掛け追い掛け、海岸エリアへ。そこでざくざく斬っていると、突然背後から殴られた。何じゃーっ!? てか殴られたときに変なものが見えた。クックのくちばしである。立ち上がったところに正面にいたクックの突撃を受ける。体力ゲージが減ってもあんまし回復してなかったのがアダとなった。倒れて瀕死になった。起き上がって視界に入ったのは、二頭のクック。ご、合流しやがったのか。足引きずり気味のクックを狙って攻撃することになる。もちろんもう一頭を警戒しつつ。が、なかなか難しく、いきなりまた背後から突き飛ばされて跳ね起きたところに背後で羽ばたかれ硬直したところへ、怒り狂ったもう一頭の猛攻を受けて沈む。1死


 マップのマーキングが移動しだしたので、それを追跡する。やっぱりやたらエリア移動しやがるやつでして、追いかけまわしているうちに、さっきのマーキングが切れる。が、まあ移動したエリアは分かってるし、すぐには移動しないだろうと高をくくってごー。クック発見。何故か二頭、近くと遠くに見える。どっちも足を引きずってるようには見えません。うぐう。どっちよ? 近かった方のクックを殴ってみる。ごろごろ転がってみる。いきなり背後からクックの突撃を食らう。またしても二頭VS一人の戦いになってますよ? 訳も分からず視界に入った方のクックを殴った後、転がって離脱、起き上がって目についた方を殴って離脱、ということを繰り返す。どっちかのクックの尻尾回しを食らった後、吹っ飛んだところにクックの連続ついばみを食らい、起き上がったところへ羽ばたきで硬直、別の尻尾アタックを背後から食らって瀕死。し、死ぬ……と思いながらも、見たで……!

 おんどれ今足引きずっておったろ?
 わいのボディがきいとんのやろ?
 ヤセ我慢しとんのやろ?

(森川ジョージ「はじめの一歩」第23巻)


 と千堂武の台詞が浮かぶ。片方のクックが足を引きずってやがります。テメェか! 慌ててペイント玉をアイテムにセットし、ぶん投げてマーキング。したところへ、背後から突撃をされ、クックに押しつぶされて2死


 ベースキャンプで最後の3人目が復活し、駆ける。すでにマーキングクックはエリア移動しています。まっすぐにそこを目指す。途中、またエリア移動されたので方向を変えて追跡続行。や、いましたいました。足を引きずってないようですが、多少回復したのでしょう。とりあえず二頭目、いただきまする。が、殴っても殴っても、いっこうに死なない。どころか、足を引きずりさえもしませんよ。……これ、ひょっとして。うわー、マーキングするやつ間違えた!? トランプマンのにやりとする顔が脳裏をよぎる。シャッフルされましたか。今からもう一頭を探そうにも場所が判明しないし。開き直ってこいつを倒せばよかったんでしょうが、動揺で集中力を欠いた私は、クックに散々ボコられ、3死、クエスト失敗。しょぼぼーん。



【装備一新編】

 クック退治に失敗したものの、武器屋に行ってみれば、クック素材の防具が作れるようになってました。そういや、一頭目のクックは倒して素材剥ぎ取ってるんで、クエスト失敗でも持ち帰ってるのでした。


 スキル発動などを考えつつ、どうしたものか。今現在の装備で発動しているのは、体力+10と高速採集とオートガードですが、オートガードは太刀を装備している以上、意味をなしてません。今回新たに作れるのは、クックメイル(胴)とクックフォールド(腰)。てか、どっちも前からリストには出てたんですが、アームを先に作って素材がなくなってたのでした。身に付けてる腰用防具ハイドベルトは高速採集がついてるんですが、素材剥ぎ取りではなく、昆虫採集、植物採集、採掘などの動作が速くなるスキル。でも、モンスター狩りがメインになってきているので、なくてもどうにかなるんじゃ? てことで、クックフォールドと入れ替え。胴のハイメタもクックと入れ替え。てみると、攻撃力UP【小】がもう少しでつきそう。クック防具の頭と脚はまだ作れないので、別のものを考えねば。脚で何かないか? いろいろ探してみると、ゲネポスグリーヴ。これ特定のスキルポイントはついてないんですが、胴系統倍化の特典があり、つまりクックメイルのポイント2倍。実質攻撃スキル+3。ただしゲネポスには装飾品でスキルを底上げするためのスロットがない。ついでに護りのピアスにもスロットがありません。空いてる防具スロットに攻撃スキルの珠を入れてってもどうにか攻撃スキル+12になる。攻撃力UP【小】発動。ううむ、+15まであと少しなのだが。といくつか探してみて、バトルヘルムを選択。護りのピアスは外しました。もう外見なんてこだわってちゃいかんのです。バトルヘルムには攻撃+2がついてるので+14、スロットに攻撃珠入れてちょうど+15になり、攻撃力UP【中】発動。ついでにゲネポスのおかげでクック胴の体力スキルが2倍となり体力+10も保持したままです。いやー、見かけは多少悪くなりました。クック防具は赤っぽくてトゲトゲしていて、ゲネポス脚は黒くてつやつや。バトルヘルムは鉢がねでお団子ヘアーに固定。ううむ、スキルのためしばしの辛抱ですよ。


 防具を変更し終え、武器のチェックもする。まあ素材があんまし増えてないので変わらないのですがねー。お、骨刀【狼牙】を【鮫牙】にするのをすっかり忘れてました。必要素材を見れば、しばらく前に揃ってたようです。ふんふーん、と強化。次はどう強化できるんだ【鮫牙】は。と見れば三種類への分岐……あれ? 飛竜刀【紅葉】ってのが白くなってますよ? 白いってことはすぐにそっちに強化できるってことで。選択して内容を確認すると、

 飛竜刀【紅葉】:攻撃力528 火属性220

 ……火属性? あれだけ苦労してループから脱しようとしてたのは、何事? こんなあっさり。実際はダウンロードでトレニャー船(猫の探検家が拾ってきてくれる)開放して、密林から火竜の体液とか拾ってきてもらってたおかげですが。早速作ってみる。装備してみると、鞘が赤くてトゲトゲしてまして、どうもクック素材と見かけの相性がとってもよろしい。しかも火属性。こないだまでのループに迷っていたのは一体何だったんじゃろうか……?


 ともあれ、お試しとして、雪山方面に繰り出す。といってもドドブランゴ退治ではなく、集会所クエストでやり残していたドスギアノス退治。途中で小型のマンモスみたいな草食動物がいたので、【紅葉】にて試し斬り。踏み込みながら縦斬り。すると、命中した途端、どごーんと爆発。続いて突き、どごーん。斬り上げ、どごーん。どうやら一発ごとに爆発エフェクトが入るようです。これが火属性か。そういやひんやりする太刀だとRPGの魔法みたいな氷エフェクトが出てきてました。次に出現した猪を殴ってみる。どごーん、ずどーんとやっていると、【神楽】のときより一発くらい少ない攻撃で猪死亡。皮を剥ぎながら、火に強くないやつなら【神楽】より【紅葉】の方が強いっぽいと思う。次に二足歩行トカゲであるところのギアノスが寄ってきたので斬りつける。うわ、すんげー効いてますよ? どころか、つかみかかってくるギアノスが爆発エフェクトとともに後方にのけぞりました。か、【神楽】だと血しぶきまき散らしながらつかみかかってくるのに、こちらは無傷。これ、いいわ。遭遇した標的ドスギアノスもさほど苦労することなく叩きのめし、凱旋。よし、これで何とかドドブランゴを倒しにいける、か?


 次回予告。

 ついに訪れた報復雪辱の機会。密林の桃色猿ババコンガ、雪山の雪獅子ドドブランゴ。三度土を舐めてクエスト失敗の屈辱、はたしてリベンジなるか。唸る【紅葉】、飛び散る爆発。次回、【双猿打倒編】で、二頭の猿を、狩るっ!


 
なお、番組の内容は予告なしに変更することがあります。ご了承ください。



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 最近の突発的豪雨、シャレにならんですなあ。油断も隙もありゃしない。晴れてても突然雷やら来ますしねえ。全国では死傷者も出ているようです。そんな中、ネットのヘッドラインで見た言葉、「ゲリラ豪雨、事前予測法を強化」……一瞬、マジでテロ対策法みたいな法律ができたのかと。いや、どんな法律だよそれ。ともあれ、毎日原付にカッパ積んで頑張っております。皆様も生き延びませう。



 購入した本:
  菊池たけし/F.E.A.R.『戦乱のプリンセス』、力造/グループSNE『剣神5』、雑賀礼史『雛は舞い降りた!』、水野良『嵐の海の魔法戦士』、恩田陸『ユージニア』、川端裕人『ニコチアナ』、野田昌宏『スペース・オペラの読み方』

 読了した本:
  力造/グループSNE『剣神5』、雑賀礼史『ボーイ・ミーツ・サムライガール』『ナデシコガールの挑戦』『ですぱれーと☆サマー』、菊池たけし/F.E.A.R.『戦乱のプリンセス』



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