2008年10月。


中旬。


 私が使ってるブラウザはフリーのタブブラウザなのです。昔はネットスケープ使ってたんで、IEは使いにくいのですよ。もっともネスケも何度かクラッシュして使えなくなっちゃいましたが。今使ってるブラウザは、そもそもIEがタブブラウザじゃなかったんで、使い始めたもの。そりゃええんですが、たまに落ちたりします。こないだのこと。早朝5時にいつものようにパソを起動させると、エラーメッセージが出ました。ブラウザが「お気に入り」のファイルを読み込めなかったようです。どうやら「お気に入り」ファイルがクラッシュしたようで、読み込みなおしも不可。そういやこの手のブックマークのバックアップって取ってなかったよなあ。……思い返してみると、バックアップは先代のパソ時代にhtmlとして取得してたのが最後。っておい、何年前だ。多分、このサイトを始めた頃のもの、のような……あ、壁紙もらったとことかは載ってますよ。ほとんどまっさらでデフォルトのブラウザのホームページとかしかない「お気に入り」を眺めつつ、自分が痴呆症にかかったような、あるいは脳内マップをいじりまわされたような気分です。どうしたもんかのう。まあ、何年もかけてごちゃごちゃしてたリストなんで、これを機に整理してみますか。整理っつーか、復活ですが。思い出し思い出ししながらリンクを辿ったり検索かけたりしていくことにする。あ、そういや、このサイトのリンク集を停止したままでした。後で整理しようと思ってすっかり忘れてたのです。これも「お気に入り」の復活に合わせて貼りなおしてみますかねえ。


 とりあえず、自分のサイトを呼び出してみる。いつもは、アップする前のファイルをローカルに同じ環境で入れてるので、それを眺めているのです。久々に、ヤフーの広告が表示されるバージョンを見ました。他の人たちはこれで見てるんですなあ。お気に入りに登録。掲示板を呼び出し、登録。ヤフーを呼び出して、ログインし、編集画面まで進んで登録。うむ、この辺り、別にリンク集とは関係ないですな。熊本市立図書館を登録。キ/クニヤを一応登録。Amazonも登録。これらを「本」のフォルダに放り込む。「ゲヱム」フォルダにPlayStation.com、PSP用DS用PS2用などいくつかの評価サイトを登録。「SF・ファンタジー」に川上稔のサイトとブログ、冬樹蛉のブログ、田中天のブログ、成田良悟のサイト、五代ゆうのサイトなどを登録。ああ、そうそう忘れてはいけません、天気予報のページもお気に入りへ。思い出した順というか利用頻度の高い順というか、とりあえずさくさく登録してみる。記憶喪失を回復中でございます。思い出さないってことは、当面必要ないことだと割り切ってみる。こうでもしないと片付かないですしねえ。あ、そうそう。ある程度溜まったらバックアップもしておかないとなあ。htmlで保存しておきゃどうにかなるっしょ。


 同日、ミッションを遂行中に、はたと思いつく。履歴があるじゃん。夜帰宅して、早速ブラウザを起動し、念のため前のファイルが開かないか見てみる。やっぱり壊れてるっぽい。なので、履歴を見る。こちらは生きてます。一週間ほど遡って、馴染みのサイトとかにブックマークをつけまくる。まあ、一週間以上顔出してないような場所は、ブックマークつけなくてもどうにかなるっしょ。ある程度溜まったので、別ファイルとして保存しておく。ふう。ほっと一安心でございますよ。


 暗くなる頃、久々にてちてちお散歩していたのです。すると脇道から子ども連れの、親子と思しき三人が出現。私が道を譲る形で後ろにくっついて歩いていると、会話が聞こえてくるのです。どうやらお父さんが子ども二人に何やらいいきかせている様子。子どもはまだ幼く、おにーちゃんが弟の乗った手押し棒付き補助輪自転車を押してやっている。弟はくりくりペダルを踏んでは、おにーちゃんに軌道修正されている。親父の言葉が耳に飛び込んでくる。「いいか」と親父はいう。「この町のじーさんやばーさん、おとーさん、おかーさん、おにーちゃん、おねーちゃんたちは、みんなおまえたちのことを見守っとる。こりゃ幸せなことぞ。だけん、それに感謝して育て」みたいな。うんうんそうだよねえ。ただ、親父がひたすら酒臭く、子どもがどっかで飲んだくれてた親父を迎えに来たんで帰宅中っぽいという状況でなければ、もっと説得力があったと思います。ぷうんとお酒の臭いが漂う秋の夕暮れ。


 前回ちょっと叩いた熊本市立図書館。それでも負けずに新刊情報を眺めてみた。想像以上にやりにくい。小路幸也の新刊が入っていたので、それをクリックしてみた。別タブに開くわけでもなく、そのまま画面が変わる。予約のボタンをクリックしてみた。そのまま認証画面に切り替わる。認証情報を入力、受取館を選んでみた。小さい窓が開いて、受取館の確認を求められる。ようやく終了。そもそも別窓で開いてないので、新刊情報のページに戻る。うう、メンドくさい。何故新しく開けない? 右クリックからのメニューでも見れないし。新刊情報に限らず、フツーに検索かけても同じ状態になる。がーっとタブ開いて並べて見る方が楽なのにー。設定でどうにかならんもんか。あと、認証ですが、前は番号クッキーとして記憶してくれてたんですけど、それがなくなりました。んで、リニューアルにともない、番号が7ケタから13ケタに。ますます使いにくくっ。おかげでますます足が遠のくことに。


 ばたばたと忙しかったもので、なかなかメールの整理などができないでいました。ちょっとお休みのときに、削除フォルダに突っ込みまくっていた迷惑メールとかの削除をしてたのです。私の場合、宛先と件名見て、必要ないならいったん削除フォルダに入れ、後でもっぺん眺めてホントに削除するとうやり方をしているのです。ホントに抹殺するときには、まず宛先でソートして、私に関係ないものや宛先空白のものなどをどかどか削除。それから送信者でソートして、ごっそり削除、さらに件名でソートして削除、残ってる私宛のものをつらつら眺めて削除。といった流れになります。で、5000を越えたメールをうんざりしながら見ていると、


件名:あっ、消さないで!


 とか何とか。はて、何だか見覚えがあるメアドのような……。文芸部の卒業生で宮崎在住の人でした。開けてみると、前に送ったメールが消されたかもと思って送りなおした、とある。そういや9月の頭くらいに消しそうになった、という話を書いた(メールでそのことにも触れられてた)。ふと、メールの並びを見ると、すぐ上に同じ送信アドレスで招待状が入っていた。ややっ。前にお話したときに、ケータイ会社のブログをやってるということだったのです。見てくださいとあったので見に行こうとしたら、まず登録しないといけない。登録するためには、ケータイのアドレスがいる。私は、ケータイは持ってるがアドレスがないという時代に遅れた人なのです。てか、同じ会社のケータイ同士なら短いメールができる、電子メールのアドレスなら送信はできるが受信ができない。なので、パソから登録できるというページに行くために招待状をいただけないかと申し出たのでした。ちなみに、上の招待状と消さないでメールの送信日時:9月13日。1ヶ月気が付かなかった挙句、危うく削除するとこでした。すまぬ宮崎の人。で招待状から登録ページに入ったのだけれど、そこでもケータイの登録が必要とある。うううんと腕組みして考え、ケータイから私のパソにメールを送って自分のアドレスをゲット。それを貼り付けて登録してみたんですが、ダメでした。ちょっと入れそうにないっす、ケータイ替えるまで待ってくださいな、とメールしておく。


 同日、お昼。ふらりとケータイのお店へ。お休みの日とあって、結構混んでます。並べられたケータイを眺めたりしているとようやく順番。おねーさんと話して、とりあえず機種交換の情報を得る。昔と違って、今は溜まったポイントを使って無料でゲットするとかそういうのはないらしい。私の乏しい知識では、昔は、ケータイ本体にまず値段がついているものの、一台売りさばくごとに本社からマージンが入る。例えば10000円のケータイがあって、それを裁いた場合、9000円のマージンが来ます、と。そのマージンを計算に入れれば、ケータイは店頭1000円の表示に下がる。もちろん、同じ状態で5000円で売れば、4000円分のマージンが儲けになる。じゃあ、ケータイの会社はどこで稼ぐかってえと、回線利用料だったわけです。回線についても登録をした小売店に利用すればした分だけ還元されるのでした。今はそういうことじゃなくて、50000円とかそれくらいでケータイを買い取る仕組み。でおおよそその分だけ、毎月の基本利用料とかから値引きします、ということ。トータルで見ると、前とあんまし変わってないともいえる(途中で解約とかしたら別)。私の方の要求としては、緊急時などの連絡用にしか使わないだろう、メアドが欲しい、テレビとかネットとかカメラはあればあったで使うかもしれないがなければないで問題ないっぽい、というもの。プランに関することや利用状態、ケータイの値段などで交渉・検討を行い、結局機種交換することになった。昔のケータイとかの話をわりと知っていたせいもあるんでしょうが、いろいろと突っ込んだ質問をさせてもらった。今のケータイ、昔のケータイより電池のヘタりが早い。テレビなどはスペック上は4時間くらい保つとあるけれども実際は2時間くらいだろう、とか。何が原因かってえと、今のケータイ、使用する電波領域が前と違うとこでかなり広くなっているそうで。電波を拾ったり、大きな情報を入れたりするために電池の消耗が激しくなっているのだという。過充電については前と同じだと聞いた。こちらはつまるところ、電池が減ってない状態で充電を行うとそれだけ電池の蓄電量の上限が磨り減っていく(ヘタりやすくなる)ということですね。じゃあこれまで同様、なるだけ使い切ってから充電した方がいいですねと問えば笑顔でそうですねと頷かれる。契約のプリントアウトをしてもらったり、アドレスを移動させてもらったりしているときに、ふと思い出したので問うてみる。「こないだハガキが来まして、もうすぐ私のケータイが使えなくなるということだったんですが、第二世代機種とかそういうのはどう違うんですか」それも結局上で書いたことにつながっていて、拾う電波の領域のことらしい。領域そのものが違っていて、アンテナから変えねばならないそうだ。なので以前のものはある時期を境に使えなくなると。「それって、地デジに切り替わるみたいなもんですよね」「そうですね」ちょっち納得。あ、そうそう、画面の保護フィルターってのを売ってたのでひとつ取って、「フィルターってこれでいいんですかね」と尋ねる。「えーと、この機種のものは取り扱ってないんですよ」と困ったように。ううむ、どっか別であつらえるか。お金払って、ケータイをもらい、おねーさんの笑顔に見送られてお店を出る。


 家に帰って、ランダムに初期設定されてるメアドを変更。くだんのブログのサイトに早速登録して、宮崎の人のを覗きに行ったりもする。んで夜、ちょっと落ち着いたのでケータイをあちこちいじりまわす。テレビも見てみる、というかてきとーにボタン押してたらNHKが映った。消し方が分からないのでさらにいじくりまわす。ようやく消す。マナーモードに設定する。またうっかりテレビを点ける。字幕放送になってますよ? 音声が出てない?? お笑いな番組が字幕放送です。テレビの設定を触ってみるがよく分からない。しばらくやってて気づいた。マナーモード解除。音声が戻る。なるほろー。このテレビ、電池の消費がかなり激しいようです。まあそもそもテレビ見る方じゃないし、うっかり使わなければいいか。だいたい、テレビ見るなら、PSPの方が画面大きいし(といってもチューナー別売りですが)。あ、で、思いついて、最近ご無沙汰のDSを取り出してみる。比べる。画面の大きさがほとんど変わらない。これって、DSの液晶保護シールがぴったりなんじゃないかのう。よし、今度ゲーム屋に買いに行ってみよう。


 DSといえば、DSiとかいう新しいのが出るそうな。違うとこは何かっていったら、カメラがついてる。メモリーカードが使える。ふうん。でもこれで、DSにあったソフトの容量上限がクリアできるかもしれませんね。システムデータとゲームデータに分けて、よく使うシステム情報をメモリーカードにコピーして、通常はゲームデータの入ったカートリッジだけを差しておくとか。何だかケータイに似てきましたなあ。もひとつ違うとこは、ゲームボーイのソフトが使えなくなるってことでしょうか。古いゲームをやるためには古い機体を持たねばならなくなるのですかのう(←いくつかゲームボーイアドバンスのソフトを持ってる)。いずれにせよ、最近すっかりPSP派になってるので、様子見っちゃあ様子見ですが。第一PSPの新型も見送りな状況だし。


 ゲームの話つながりで思い出したが、「スペランカー」がリメイクされるとか。うひょう。あの伝説の、ゲーム史上最弱の主人公が帰ってくるのです。何しろオーバーオールイタリアンオヤジが高いとこから飛び降りたりしてる時代に、膝の高さから落ちて死ぬ探検家だったわけで。それが、昔のグラフィックとリメイクグラフィックが選べて、なおかつ、四人まで同時プレイ! でもスペランカーが何人集まってもやっぱり弱いと思います。ひとりのマリOにはかなわないような……。


 最近はすっかり朝晩涼しくというか寒い感じになり……いきなりまたクソ暑くなり、といつもの年の秋ですねえ。体調崩してる人とかも多いし、私も何だかぐったりしてるし。気を付けませう。んじゃ、まー、いつものやつをば。。




************************************************************************************

 「モンスターハンターポータブル2nd」な話。


  前回、集会所★×4のドドブランゴにボコボコに殴られて落ち込んだりもしたけど、私は元気です。多分。めいびー。




* * *


【森丘再会編】

 ふらりと集会所★×2のクエストを受注して「森と丘」へ。このマップは、「ポータブル」で最初に出てくるのと同じものなのです。最初にやった「モンハン」がこれで、その中で最初に訪れたマップがこれでした。ベースキャンプから続く細い道を抜け、わっと広がる草地。草を食む草食動物。「2nd」でもこれまで何度か訪れてクック狩ったりしてるわけですが、何度来てもエリア1に出たときの感覚は同じです。「ジュラシックパーク」の序盤で恐竜たちが登場するシーンを観たときの感動。「2nd」のファーストステージである雪山よりこちらの方が感動という面では上ですよ。


 受注したクエストは「リオレウス討伐指令」です。前肢が翼になっているワイバーン型のそれこそ飛竜という感じの飛竜オブ飛竜ず。装備は迷った挙句に白猿薙改とザザミシリーズ。迷った要素は何かってえと、相手は火竜なので、氷属性の武器が効くだろうと推測できるのですが、白猿薙改は氷属性ではありますが、今メインに使ってる武器の中で一番攻撃力が低い。これを使うのと例えば斬破刀を使うのとどちらが効果的か迷うところなのです。


 白猿薙改:攻撃力480 氷属性200
 斬破刀:攻撃力624 雷属性250


 雷属性がどれほどの効果を挙げるのかは不明ですが、属性攻撃力とは別枠の基本的な攻撃力に150近い差があるわけでして。でも、まあ、とりあえずは白猿薙改で行ってみとくかと。ザザミシリーズは手持ちの防具の中では一番防御力が高いのですが、何しろこのカニアーマー、火とか雷に弱いのです。相手は「火」竜だっつーの。でも、せっかくなので(何が?)とりあえずはザザミシリーズで行ってみとくかと。


 懐かしいBGM、懐かしいフィールドの中を走り回ってリオレウスを探す。かつて、「ポータブル」でリオレウスと一度遭遇したことがあります。「2nd」では轟竜ティガレックスがそういうポジションなのですが、シンボルになるモンスターが序盤で顔出して圧倒的な強さを見せつけるクエストがあるのです。あのときは、初めて見る大物に驚き観察し、他にほとんど何もできないまま訳も分からずに殺されたのでした。ほとんど一撃浴びせることもできず、逃げ出したところを殺されたのです。


 あの頃と、どれだけ違うんだろう?


 「ポータブル」で乗り越えるべき壁となって立ちふさがっていたイャンクックは、「2nd」で倒しました。壁にすらなってくれなかった火竜はどうなんでしょう。どきどきしながら走り回るのですが、いっかな姿が見えません。んん? 以前戦った記憶にあるエリアは巣の隣にある高台なんですが、ここを中心に巡ってみるもいねえ。こういうパターンはこのゲームにはよくあることで。エリア移動してくるのを待ち伏せてもいいわけですが、私はというと積極的に駆けずり回る。


 よもやここにはいるめえ、と思って最後に踏み込んだ二番目に細長いエリア(一番細いとこはその先にいるかもと思って通った)。奥の方で、大きな何かがばさりと飛び上がるのが見えた。大きな何かって、いたーっ! と思ったら、いなくなったー! 慌てて自分もエリア移動。エリア移動。エリア移動。どこにもいねえ。もしかして、と戻ってみたら、さっきのエリアにいやがりました。


 目アイコン点灯。遠くで咆哮するリオレウス。羽ばたき、舞い上がり、飛びかかってきました。横に転がってかわし、用意したペイント玉をぶつける。オラ、ワクワクしてきたぞ


 振り返るかと思いきや、いきなり飛ぶリオレウス。またずっと向こうに着地し、こちらを睨みます。羽ばたき、首を振るような動作。がっ、と口を開き、や、ば、い。とっさに転がって逃げる。リオレウスの吐き出したでっかい火球が着弾。は、は、は。突進してきたリオレウスをかわし、近づいたところを尻尾で吹っ飛ばされる。噛み付かれる。


 かつて、神々は、リオレウスを元にイャンクックを創造した。なるほど。なるほど。なるほど。周囲を移動しながら、攻撃の機会をうかがいながら、クックの「親」をそこに見る。こちらの斬撃を後方に羽ばたいてかわす火竜。上空を旋回しながら、こちらが止まると降下して襲ってくる飛竜。戦いながら、ひどく嬉しくなる。前は、こんなに戦えなかったし。耐えられなかったし。見えなかったし。


 去年までオレは、何も知らねえガキだった…
 でも、今は少しはよ……
 少しはマシになってるじゃねえか!
(藤田和日郎「うしおととら」33巻)



 突撃を避けそこない、吹っ飛ぶ。吹っ飛んだ先に、食い散らかされた鹿の死骸。飛竜の餌場。さあ、来いよ。急襲を避け、白猿薙改を叩き込む。尻尾を転がってかわし、白猿薙改を突き込む。横からの噛み付きを避けそこない、倒れる。1死。


 その後、高台で二人目と三人目で交戦するも、引っ掻き回し、何度も攻撃を叩き込んだ挙句死亡。クエスト失敗となった。が、みょーに清々しい。自分が少しは強くなったのだ、というちょっぴり誇りめいたものがあった。クエスト失敗なのに。悔しくもなく。


 もうちょっと頑張ってみようと思う。



* * *



【怪鳥比翼編】

 村長クエスト★×4「挟撃のイャンクック!」を受注。クック+クック亜種が同時出現するクエストです。クエスト説明を見ると、つがいのクックということになっているようです。ほうほう。場所は沼地。夜。てことは毒の沼ですな。解毒剤持ってー。一頭くらいは捕獲してみようかしら。落とし穴ー、麻酔玉ー。ザザミ装備の斬破刀ー。この際クックが火を吐くとかそういうのは無視です。とにかく倒すのです。


 まずはうろちょろして洞窟に入って採掘。灰水晶の原石が出たので、よちよち運搬する。精算アイテムでお高いものなのです。ポッケポイントが少なくなってるので助かるのです。ただし、「肉食竜の卵」とかと同じ扱いで、納品箱まで運ばねばならないのです。運搬時には、高いとこから飛び降りれない、武器が抜けない、アイテムが使用できない上、歩行速度が遅くなる。前三つのどれかをやったり、モンスターに軽く小突かれたりすると落として割れます。とてとて歩きながら、時々ダッシュでよちよちよちよちしながら行くのです。何故か雑魚モンスターが経路にいなかったので、どうにかベースキャンプへ戻って納品。


 もっぺん運ぶかーと思いながら再び洞窟へ向かう、途中、休眠エリアにて青クックと遭遇。即座にバトる方向に切り替える。とりあえずペイント玉を投げてみたりする。ビリビリ刀で斬るのです。がしがし殴っていると、青クックは羽ばたいてエリア移動。追い掛けるかとも思ったが、そのエリアの出入口には毒の沼があるので追跡は延期(解毒剤がもったいなかったので)。洞窟で採掘をして、外に出ると、クックがいました。赤クック、つまり通常種。さっきと別。慌ててペイント玉ぶつけてマーキング。


 以前「怪鳥の嵐!」で複数のクックを同時に相手にして、シャッフルがあったりしてえらいことになりました。あのときの私ではないのです。出るクックは二頭と知れているので、どっちが来ようと撃墜するのみ。あ、そうそう。忘れないうちにっ、と。アイテムリールを回して音爆弾をセットし、投げつける。音響兵器でフラついたクックが落し物。一定条件を満たすと大型モンスターは落し物をします。精算アイテムで結構高かったりすることもあるのです。クックがよく落とすのは「竜のナミダ」です。ばたばたしてるクックの足元で落し物を拾いにかかる。「怪鳥の鱗」……蜂の巣とかによく落ちてます。フツーに拾えるっちゅーねん。がっかりして、怒りモードに移行したクックを殴って八つ当たり(でもないか)。耳を壊すのじゃー。


 クックが羽ばたいてエリア移動にかかる、と思いきや、上空を旋回。あ、このパターン、前にも見たことあるなあ。ぐるぐるぐるぐる。で突如急降下して襲ってくる。かわす。ぐるぐるぐるぐる。マップを見てるとこのクックのマークがエリアを旋回してるのがよく分かります。そこへ、別エリアでうろうろしていた青クックのマークが移動を開始。移動先は、もしかして今私がいるエリア? 急降下する赤クックをかわし、着地したやつを斬りかかる。耳破壊に成功した辺りで、青クックが合流。二頭に襲いかかられ、洞窟に退避。砥石使ったり、肉食ったりしながら、二つのマーキングの動きを見つめる。洞窟入口から離れたので、いっぺん出てみる。仲睦まじい感じに寄り添ってるクック。……つがいという設定でしたな。二頭が同時に私に気づき、目アイコン点灯。ほとんど二頭並んで走ってくるのをごろごろ避ける。と、同時に二頭が羽ばたき、上空へ舞い上がる。二頭寄り添うようにして旋回を開始。つがい。急降下してくるタイミングはズレていたので、次第に夫婦の輪が乱れ始める人生の縮図(人じゃねえ)。


 そのうちぷいと一頭が別のエリアへ。おお、これで残ってる方を退治すればいいですな。残ったのは、青クック。あ、こいつはまだ音爆弾を使ってませんでした。どーん。落し物を拾うとこちらは「竜のナミダ」をでした。んで、殴っていると、赤クックが戻ってきて夫婦揃いました。と思ったら青クックは上空旋回を開始。しかもなかなか下りてきません。今のうちにと赤クックを洞窟前でひたすらに殴る。その間に着地した青クックのマークがじわじわと近づいてきます。殴っている赤クックが横転。さらに追加でざくざくやっているうちに、ふと気づく。こいつ、もう死んでる。もう一頭がこちらを認識しているので目アイコン、BGMも変化なしだったのです。大型は死体にも当たり判定があるし。いったん離れて、青クックを誘導して、さくっと戻って赤の剥ぎ取りにかかる。「怪鳥の翼膜」「怪鳥の甲殻」「怪鳥の翼膜」そこを青クックの突進食らって吹っ飛び、ごろごろと洞窟へ。ううむ、相方を倒された怒ったのかもしれません。肝心なときにそばにいなかったふがいない亭主ですが。応急薬、砥石使って、肉食って、洞窟を飛び出し、青クックに斬りつける。耳よこせー。集中的に顔をどつきまくり、耳破壊に成功。エリア移動して逃げにかかったところを追跡。間に毒の沼がありましたが、この際無視。解毒剤を使ってすぐに回復。うろついてる青クックに踏み込んで斬りつける。それをかわすように舞い上がる青クック。ここまで殴れば行き先は決まってます。さっきまでいた休眠エリアです。落ち着いて、アイテムリールを解毒剤にセットしながら毒の沼地を渡り、出口へ。解毒剤を飲んで、アイテムリールを回して落とし穴。クックが休眠エリアに着地したのをマップで確認してから移動。


 足を引きずりながら休眠ポイントに移動するクックを眺めつつ、落とし穴をセッティング。アイテムリールを捕獲用麻酔玉にして、鼻ちょーちんのクックをどつく。さっさか離れて、寝起きで機嫌の悪いクックの追撃をかわす。走っているうちに、多少方向がズレてることに気づいた。落とし穴がない。水平飛行しながら飛んできた一撃をかわし、カメラを回して落とし穴の場所を確認。そこを駆け抜けて、クックとの間に落とし穴が来るようにする。興奮して火を撒き散らすクック。徐々に近づいてきて、こちらにダッシュ、しようとした瞬間落とし穴。近づいて、外しようもない距離から麻酔玉を投げつけ、捕獲。目的を達成しました。


 二頭の部位破壊までこなしたものの、「怪鳥の耳」は入手できず。ちょほほ。


 日を改めて今度は再び「怪鳥の嵐!」に挑む。ビリビリ刀にザザミん装備といういつものやつで。クック相手ですが、回復薬グレートや落とし穴なども持っていく。二頭倒すまでは支給品が来ないと知っているのです。準備万端です。なのにクエスト開始時に、思わず支給品箱を除いている自分がいたり(もちろん空)。ポッケポイント獲得のため、採集も採掘もやるのです。で、クック見つけたらバトるのです。舞台は密林なので、結構採集ポイントがあったりするのです。と、特産キノコをひとつ獲得した時点でいきなりクックと遭遇。うひー。出てくるの早すぎっちゅーねん。慌ててアイテムリールを回してペイント玉。音爆弾でビビらせるも、落し物をせず。うーん、ダウンロードクエストだからかしら。


 殴ってる最中に、視界の奥でもう一頭が出現するのが見える。同時に襲われるとなんぼクックでもやっかいです。とっとと隣のエリアに逃げ出す。いったん逃げ出して、マーキングした方が少し離れたのを確認して舞い戻り、もう一頭にペイント玉をぶつけて退避。採集などを続けながら、マーキングがばらけるのを待つ。仲良しこよしだったらしく、ずいぶん離れるのに時間がかかる。ようやく離れたところを追い掛けて片方を叩く。するともう一頭がやってきて、メンドくさいことになる。何故こうもくっつきたがるのか。どっちがどっちか分からなくなってきたので、離れた一頭をとりあえず追いかける。合流する。避難。離れる。殴る。合流。でどっちかよく分からないが、耳を破壊する。びば。これでグラフィック上区別できますぞ。と思ったが、もう一頭もすぐに壊れちゃったので、また分からなくなる。そうこうするうちに、一頭がよれよれと巣に逃げる。追い掛けて、落とし穴で仕留める。さあて、もう一頭。マーキングが残ってるうちにとエリア移動してみたら、何故かそこに二頭。も、もう次のに乗り換えたのか、この耳壊れ。耳のある方を選んでペイント玉をぶつける。相方と死別した(←捕獲だから死んでねえ)方は、新しい相方の方が具合がよかったものか。寄り添って飛ぶ。ひたすらエリア移動する。完全にマーキングが重なった状態でエリア移動、エリア移動。何なんだ、こいつら。半ば強引に割って入って、無理矢理仕留める。ちょっと目を離した隙に相方を倒された三頭目。ビリビリ刀でひたすら顔面を強打されて、ばりんと耳が砕ける。びばびば。そこへ狙いすましたように、四頭目登場。ペイントして。新しい相方は性に合わなかったのか、弱ってる方が逃げ出したので追い掛けて仕留める。剥ぎ取りやって、すぐに戻って四頭と戦う。


 合計、イャンクック四頭。すべて耳の部位破壊して仕留めました(一頭目は捕獲)。結果、クエストクリア報酬で「怪鳥の耳」を二つほどゲット。加えて、部位破壊で「怪鳥の耳」は……ひとつもありゃしねえ。どうなんですか、そりゃ。


 懸案だった「怪鳥の耳」がちょっと手に入ったので、お店に行ってみる。クックDグリーヴを作る。これで青クック装備が揃いました。赤クック頭を作るには、耳が一個足りない……。ま、いいか。どうしてもほしかったら、クリア報酬で「耳」が出る「怪鳥の嵐!」を受注すればいいんだし。とりあえず青クック装備を着てみて、スキルを確かめる。達人スキルポイントが+10になったので、見切り+1が発動。クリティカル率が高くなるのです。青クックの甲殻とかから作れる達人珠をはめ込めば、見切りがもう少しよくなりますか。あ、でも青クックで体力−10が発動しているので、体力珠を入れて、これを打ち消さないと。結果、青クックヘルムではなくレッドピアスを採用。多少青クック全揃いより防御力は落ちるが、見栄えとスキル状態で採用(ピアスだと体力がそもそも−10にならない)。この装備だと見切り+2、攻撃力UP【小】が付きます。多分、クックメイン装備よりトータルの攻撃力は上がってるんじゃないかなあ。火にも多少強いので、火属性の敵を相手にしたときとか堅い敵にはこれがいいかも。



* * *



【水竜釣果編】

 まだまだポッケポイントが少ないのです。なので、釣りに。黄金魚。クエストはどうするかなーと思ったんですが、村長クエスト★×3から「砂漠の水竜」を選ぶ。魚釣りだけだったら他のところでもよかったんですけどね。一度殺されて、泳がせたまんまの水竜ガノっちをそろそろ狩ってみようかと。ビリビリ刀も入手できたことだし。音爆弾や洞窟の寒さ対策でホットドリンク、ガノっちの好物である釣りカエルなどを持ち込む。装備は雷属性の斬破刀に、水属性に強いザザミシリーズ。っていつもと変わらないですかそうですか


 暑くないエリアを通って洞窟直前のエリア。洞窟入口へ走っていると、突然BGMが変わった。目アイコン点灯。え……? と思って振り返ると、水辺にぬうっと顔を出したガノトトス。いきなり水ブレスをぶちかましてきやがりまして、吹っ飛ぶ草食動物。私は範囲外だったので、そのまま遁走にかかる。洞窟に走りこんで、ホットドリンクをあおる。隣のエリアにガノっちがいるってことは、ここにはいないわけです。エサを黄金ダンゴにセットして、釣場へ。釣りポイントでは常時4匹程度の魚影があるのです。どの魚が出ているかは確率で決まっていて、エリア移動すると入れ替えになります。黄金魚は出てくる確率は低いのですが、一回目からいたのでそのまま。黄金ダンゴは黄金魚以外は食いつかないのでじっくり待てばいいだけです。首尾よく一匹目を釣り、エリア移動。目アイコンがついたので、まだここにガノっちはいるようです。身を翻して洞窟の釣りポイントへ。や、また黄金魚が出ていますよ。らっきー。前に釣りクエストでやったときには、5匹釣るのに40分近くかかったのですがね。釣り上げ、エリア移動し、戻る。釣りポイントに行ってみると、さすがに三連続はなかったようで。エサを引き上げて、走ろうとした途端。BGMが変わりました。水路を通ってガノっち登場。目アイコンが点いてるってことは、こっちを認識してるわけです。岸辺付近で左右に激しく泳いでます。認識しただけじゃ、なかなか上がってきやがりませんなあ。黄金魚は二匹しか釣ってませんよ。いったん、退避しますか


 だだだーっとダッシュして、壁を登って高いところへ。そこで振り返る。双眼鏡持ってきてれば、より観察できたんでしょうが。右に左に泳ぐガノっちの動きを眺める。時折岸に急接近して沈み、どかんと顔を出して水ブレスを出す。ふうむ、このタイミングに合わせて斬りつければ、当たるかも、と行動パターンを記憶する。さらに。ガノっちが出す水ブレスには二種類あるのです。一直線に飛ばすのと、横に薙ぐパターン。この二種を比べてみると、明らかに射程距離が違う。横の方が短く、まっすぐな方はかなりの距離まで届きます。ふむほーむ。まあクエストはこやつの狩猟なんで、戦わねばならないわけですが、一度撤退して、黄金魚を釣ってからにすべきか。水ブレスでばしゃーっとやってる姿を見て、しばし迷い、


 やるか。


 と結論。高台から飛び降りる。ダッシュで近づき、飛んできた水ブレスを横っ飛びでかわす。泳いでるガノっちが岸辺あたりでいったん沈み、顔を出すのに合わせて音爆弾。どーんと水上に跳ね上がるガノっち。すぐさま怒りモードに突入し、陸にジャンプして来ました。私の頭上を飛び越え、えらく離れたところに落ち、そのままぴちぴちと前進。待てこらー、と追いかける。で、尻尾ではたかれて吹っ飛ぶ。いたた。


 改めて、戦っていると、こいつ、やっぱ砂ん中泳ぐドスガレオスとかに似てますわ。魚竜のキモとか魚竜の牙が共通してるのはダテじゃないのです。二足歩行する魚です。ただ、ドスガレのときは股下にいてもよかったんですが、ガノっち、足に当たってダメージが入ります。あと、やたらとぴちぴちしてるので、懐に入りにくい。あと、ガレオスの類のごとく水平にロケット弾のように飛んでくることがないので、その点はありがたい、かも。


 こいつの尻尾アタックは時計回りに来ると見切りました。てことで、基本は、私もガノっちの周辺を時計回りに動く作戦。逃げ切れなさそうだったが、下をごろごろくぐって反対側に行くのです。それにしても、頭の位置が高くて、当てにくい。どうにかならんもんか。翼があるわけじゃないので、遠くからということもできません。やむなく足を攻撃。他の飛竜などと戦っていてもそうなんですが、このポジションで、ズレて尻尾よりの場所になると、尻尾の攻撃を食らいかねません。一度、吹っ飛ばされる。くじけず、時計回り、時計回り。陸上でうかがえるガノっちの隙は、水ブレスでしょうか。動作を読みきって、側面に回り、水ブレスを吐いている間は無防備なんでそこをざくざく。特にガノっちの向かって左側面からやれば、尻尾もきません。しかもガノの噛み付きは向かって右に行くので、安全です。と、ガノが首を振り、


 どん、と吹っ飛ばされて昇天


 なななな何が起こりやがりました!? ネコタクに乗せられて、ベースキャンプに捨て戻されるまでの間、考える。結論づける。すぐさま洞窟の地底湖に駆ける。水の中にいるガノトトス。こちらを認識して、いきなり跳ね飛んできました。まだ怒りモードじゃないのにー。かわして、ビリビリ刀を抜き、斬りつける。ガノが首を振る。来る。来ると分かっていても吹っ飛ばされる。ガノトトス、首を振った後、右肩からショルダータックルのように体当たりしてきやがりました。後ろに回れば尻尾、前は水ブレス、向かって右は尻尾と噛み付き、左に行けばタックル。安全な場所はどこよ? 外からなら11時の方向くらい? そっから攻撃をすると、今度は前方にジャンプして逃げられる。がーのーっーちー。


 攻撃の機会があまり得られないまでも、内側に転がり込んでざくり、ざくり。斬りつけるたびに稲妻が走ります。早くこんがり焼き魚になれー。ガノっちがジャンプして水中に逃げる。そのまま水路を泳いでいきます。し、しまった。戦闘に夢中になりすぎて、ペイントしてねえ。ガノっちの目アイコンが消えたのを確認して、隣のエリアへ。まあ、地底湖にいないなら、隣のエリアくらいしかないわけで。当然のようにそこにいたガノっちにマーキング。離れたところを泳いでいるので手が出せず。洞窟内に戻ってのんびり釣りしながら待つとしますか。


 黄金ダンゴを落とした途端、変な水音がする。竿を上げてみるに、ガノっちの背びれが遠くに見える。もうちょっと、空気を読め。流れを読め。しかも黄金魚出てないし。エリア移動して戻ってきても、ガノいるしなあ。アイテムリールを回して、黄金ダンゴから釣りカエルに変更。ぽちゃん、と赤い死体のようなカエルを水に落とし、ガノを待つ。なかなかガノが最接近しない。すぐそばまで来てるんですが。つ、釣りは忍耐。何度か竿を上げて、ガノの位置を確認して、エサを下ろす。釣りの場所は決まっているので、そこにガノが来なければ釣れるわけはないのです。エサを落とすたびに、画面の端でガノの背びれが翻るのが見える。目アイコンはまだついてない。気づかれてない。ううむ。釣りは忍耐ですよ。忍耐……忍耐…忍耐。それにしても釣りカエル、血まみれの死体に見える。忍耐……忍耐……忍耐……


 もうええわーっ。


 力任せに水に「石ころ」を投げつける。びくりと反応したガノっち、こっち認識。顔を上げたところに音爆弾。ふぬーっ。どうにかこっから刀を入れられないものか岸辺を右に左に走りながらタイミングをうかがい、顔を出したところに斬りつけるも届かず。どころか、横ブレスを食らったり。直線で来る縦ブレスは横座標がズレてれば問題ないんですが、横ブレスは近距離だと避けようがありません。うひー、転がって距離を取ろうとしたところにガノっちがジャンプして躍りかかる。逆方向に緊急回避。ガノっちの巨体が上を過ぎていく。ビリビリ刀でざくりざくりやっていると、さしものガノっちにも効いてきたようです。ずり、と足を引きずるようにして水のある方に歩き、そのままじゃーんぷ。どぷん、と落ちて泳ぎだす。


 それにしても、ガノっちって、どこで休眠するのか。というかそもそも休眠するのか。水ん中で眠るわけじゃあるめえ。ペイントのマーキングがまっすぐにエリアを離脱していくのを眺めながら、体力の回復をする私。隣のエリアにガノっちは移動。まさかあっちで休眠ってことか。慌てて走り、隣へ。水辺に駆け寄ると、泳いでるガノ。泳ぎながら休眠もあるまいて。安心して下がる。その間、マーキングが再び洞窟へ。目アイコンが点灯してない状態だったので、腰を落としてゆっくり近づく。泳いでいるガノっちがエリア入口からこちらへ接近。息を殺して見つめていると、釣場の奥の方で、動きが止まる。泳いでない。……寝てやがる! 手にした音爆弾で強制目覚まし


 寝起きで機嫌が悪いガノっちが陸上に跳ね上がってきて、またもや接近戦。尻尾ではたかれ、油断したところにショルダータックルを食らって吹っ飛ぶ。ジャンプでさらに突っ込まれ、しかもピヨる。私を乗り越えていき、離れたところで、ぐりん、とガノっちがこちらを向く。首を動かす。ブレスの前触れ。えーと、横ブレスなら当たらない距離なんですが。縦に首を振るガノ。みっともなくボタンを押して回復をはかる私に、静かに、まっすぐ、美しく、レーザービームのような水ブレスが直撃した。


 数秒後、ベースキャンプに転がってる私。起き上がって、砥石を使う。ふう。倒せるんかのう、あれ。ダメージは結構与えてるはずだし、足をひきずってる動作も見た。あと少し、のはず。斬れ味が戻った斬破刀を眺め、洞窟へ向かって走り出す。あと少し。地底湖でゆっくり泳いでいるガノトトスの背びれを見て、ほんとにこいつ弱ってるのか、と疑う。点灯する目アイコン。怒りモードではないにも関わらず、ガノトトスが跳ね飛んでくる。斬りつける。水ブレスをかわす。水中に飛び込むガノ。二度、顔を上げてブレス。それも避ける。集中力が戻ってきましたよ。またジャンプするガノ。ぴちぴち前に進んでいるところに駆け寄って斬りかかる。立ち上がったガノの尻尾をタイミングよく潜り抜け(姿勢が低い状態だと当たらない)、突き、斬り上げ。練気ゲージ最大からの怒涛の気刃斬り。水に向かって動こうとしたガノっち。ファンファーレが鳴り、ゆっくりと崩れ落ちる。


 勝った。狩った。


 剥ぎ取った素材、報酬素材に水竜の鱗と魚竜の牙たくさん(もう当面必要ない)。物欲センサー万歳、である。


 ガノっちの一本釣りは、また次の機会ですかね。クリアして村に戻ったら、密林でガノトトス亜種を狩るクエストが追加されてました。どうしたもんかなあ。



* * *



【物欲無心編】

 今後の展開を考えるに、大きな山として集会所★×4のドドブランゴがあるわけです。戦ってみた感じ、★×2のリオレウスよりこちらの方がやっかいな気がしてなりません。てことは、リオレウスなどを狩って火属性の高い武器を得て、ドドブランゴに挑む形になりますな。リオレウスを狩るには、結局のところ。


1)村クエのドドブランゴから牙を取る。
2)ドドブランゴの牙を取れば白猿薙改→白猿薙【ドド】への強化が可能になる。
3)強くなった氷属性武器でリオレウスに勝つ。
4)リオレウス素材で武器を作る。
5)強くなった武器でドドブランゴを討つ。


 こんな流れですか。新たな中期計画に従って、再び雪山に立つ私。前回、集会所ドドブランゴに圧倒的な差で敗北して以来です。装備は雪山定番となった【紅葉】にザザミ。アイテムとしては回復系を持って、ペイント玉持って、ホットドリンク持って、シビレ罠ですかね。目的は牙の部位破壊かつ叩き殺しての剥ぎ取りなので、落とし穴は持っていかない。モドリ玉と素材玉とドキドキノコを持ち込み。モドリ玉はベースキャンプに一瞬で帰還できるアイテムですが、狩猟目的であれば今んとこ必要ないです。何のために持ってるかってえと、精算アイテムを獲得して、ベースキャンプに戻るため。せっかく雪山に来たので、雪山の精算アイテムをゲットしてポッケポイントと懐を潤わせるのです。モドリ玉の所持数は1なので、調合してまた使うため素材玉とドキドキノコも持ち込んだ次第。


 しかし、こういうときに限って、巣の清掃時にドドブランゴと遭遇するのです。ドドブランゴ……やはり集会所クエストとは違います。貧弱貧弱貧弱ゥ! ペイント玉を投げつけて、攻撃開始。牙狩り族と化した私は、ひたすら顔面狙い。殴っていると、ドドブランゴがエリア移動。洞窟を駆け抜けて追跡し、追いついてまた殴る。極力ボディへの斬撃は入れないようにする。あまり攻撃を浴びせすぎると、牙を破壊する前に猿が死にかねないのです。生かさず、殺さず、ですよ。避け、斬り、転がり、殴る、殴る、殴る。もう牙しか見えません。無心になるのです。ええと「無心」って何も考えないことですよね、でも「物をねだる」とかいう意味もあったような……、いやそうじゃなくて! ひたすらに顔を殴る。のけぞったドドブランゴの顔面で何かが弾けたような気がしました。……あれ? 立ち上がる白猿。咆哮。しかし、バインドボイスの金縛りも、援護の小猿もなく。やたっ。牙折った! そのまま滅多打ちを食らってドドブランゴ転倒。練気ゲージ満タンからの気刃斬りでそのまま立ち上がることなく、死亡。剥ぎ取り1回目「雪獅子の毛」2回目「雪獅子の髭」3回目「雪獅子の毛」でした。クリア報酬にも牙はありませんでしたが、部位破壊報酬で「雪獅子の牙」の文字が。ちゃんと牙の破壊に成功していたようです。


 続けてもう一度。必要数にあとひとつ「牙」が足りないので、白猿シバキに。殴られに殴られ、巣に逃げたドドブランゴ。足をひきずっています。先回りして、巣にシビレ罠を仕掛ける私。侵入者に気づき、飛び掛る白猿。もうちょっとで激突、というところで罠にハマって動きが止まる。シビシビにもがく猿の顔面を殴りまくり、牙が弾け折れる。再び、剥ぎ取り報酬ではなく、部位破壊報酬で「牙」をゲット。


 白猿薙【ドド】:攻撃力672 氷属性250


 ようやく手に入れました。ちなみにもう一段階強化すると【ドド】が【ドドド】になります。まだ遠い世界ですが。白猿薙改とはちょっとグラフィックが変わりまして。先端が二つに分かれた太刀。変な楕円の鞘。鞘は白猿の顔を模してまして(髭までついてる)、太刀を納めると、端から二つに分かれた先端が飛び出し、ドドブランゴの牙になる仕組み。ほほう。攻撃力も斬破刀以上だし、使えそうな太刀です。こうなると【紅葉】や【竜牙】なんかもランクアップさせたいところですが、こちらも当分素材が揃いそうにない。


 武器はとりあえずこんなとこで、防具生産のため、電気袋がいくつか欲しかったので、装備そのままでまた雪山へフルフル狩りに。電気袋は捕獲したときにも出るので、そちら狙いで落とし穴を忘れずに。麻酔玉もーっと。んで、モドリ玉×1に、素材玉×3、ドキドキノコ×3で精算アイテム狙い。


 雪山の山頂直前、崖を登っていった先には、風龍クシャルダオラの抜け殻があります。ここにはモンスターも来ません。鳴き声とかは聞こえますが。クシャルダオラの抜け殻から採掘ができるのですが、そこで掘れる「朽ちた鱗」なども精算アイテム。何より、精算アイテムであるところのフルフルベビーが取れます。取れたときのメッセージは「フルフルベビーが噛みついた」です。じわじわと体力が減ります。このままの状態で納品箱に放り込めばめでたく精算です。他の「卵」とかの運搬精算品と異なるのは、フルフルベビー持っててもアイテムが使えるということ。というか、フツーにやってたら回復とかしないと危ないし。なので、モドリ玉で一気に帰還して納品、てのが手っ取り早い。早速一匹納品。また雪山へ。頂上付近でクシャルダオラの抜け殻相手にピッケル使っていると、目の前にフルフルが舞い上がってきた。下にある通常戦闘エリアに飛び降りることができる見晴らしのよい場所なんですが、フルフルのエリア移動ルートの鼻先だったようで。お子さんを誘拐すべくピッケル振り回してた私は思わずしゃがんでみたり。気づかずどっかに飛んでいきましたが。フルフルベビーを指先にぶらぶらさせながら(噛み付いてるし、体力減ってるし)、素材玉+ドキドキノコでモドリ玉調合、帰還。


 ばっちり遭遇したら戦闘に切り替えるつもりだったのに、フルフルベイビー二匹捕獲するまでニアミスしかなかったわけで。でも、ようやく出くわして、ペイント→斬撃。このフルフルを相手にするのもなかなか手馴れてきました。攻撃を避け、斬り、帯電を逃れ、突く。フルフルが足をひきずり、逃げにかかる。巣を見下ろす場所から、フルフルが洞窟に舞い降りるのを眺め、気配を殺して、様子をうかがう。その間、アイテムリールを回して、落とし穴を探す。フルフルは足をひきずりながら、休眠ポイントへ。なのにそこを通り過ぎ、くんかくんかと臭いを嗅ぐ。空を見上げる。ずりずりずりずり。翼を広げ、うわ、エリア移動しやがる。慌てて追跡にかかろうとして、直前に覚えた違和感に心突かれる。アイテムリールをかりかり回す。メニューからアイテムリストを呼び出す。上から下まで眺める。……捕獲用麻酔玉がありません。……捕獲用麻酔薬が3つあります。うわー、間違えたーっ! 捕獲目的で来てるのに何してやがりますか私。麻酔薬の方は加工して麻酔玉とかボウガン用の弾丸とかにするやつですよ。こ、こりゃフルフル殴り殺さねばクエストから出られないか。ため息ひとつ、フルフルを追い掛ける。走っている最中に、もひとつ気づいて、足を止めた。


 今、手元に、捕獲用麻酔薬が3つあります。モドリ玉用に持ってきた素材玉が2つ、残ってます。調合リストを確かめる。捕獲用麻酔薬+素材玉=捕獲用麻酔玉。あったーっ。ぎりぎり2つ作れる材料が(2つぶつけないと眠らない)。フルフルベビーの三匹目を掘りに行かずによかったーっ。とりあえずヘバってる親フルフルは置いといて、調合にかかる。成功率75%。一度でも失敗したら、フルフル撲殺に走らねばなりません。そして、モンハンの世界において、確率など役に立ちません。ひとつめ……成功。ふたつめ…………成功。ふう、と息を吐き。フルフルが再びエリア移動しにかかるのを見る。


 洞窟を駆け戻って、フルフルが巣に戻ってくると確信してから、落とし穴を設置する。舞い降りるフルフル。常にフルフルと自分の間に落とし穴がくるような位置に動く。何度か帯電ダイブをぶちかまされ、落とし穴を越えられる。なかなかうまくいかないもんです。それでも、よちよちと歩くフルフルが、何度目かのダイブにかかろうとした途端、ずぶりとその巨体が沈んだ。わっふうー。近づいて、外しようもない距離から麻酔玉を叩き込んで、眠らせる。捕獲報酬、電気袋。確率を乗り越えて、新しい防具をひとつ、作る。5つ中の3つ目なので、シリーズが揃うまではもうちょいかかりそうですが。



* * *



【新竜突撃編】




 村長クエスト★×4で初顔合わせとなるモンスターがいて。黒狼鳥イャンガルルガ、岩竜バサルモス、一角竜モノブロス、風龍クシャルダオラ。まあフルフル亜種は、亜種だし、ショウグンギザミは集会所で何度か倒してますしね。


 「見えざる飛竜! バサルモス」を受注。火山へ赴く。採掘にいそしみながら、バサルモスとやらを探す。なかなかいない。というか、初対面なので出くわしたらムービーが入るような気がします。わくわく。岩取ったりしながら、奥へ奥へ。と、やっぱりムービーが入る。岩が動いて、出てきましたよ、こいつですか。背中に岩を背負ったような飛竜。地面に潜って岩に擬態するらしい。そんな情報をムービーから得る。でゲームに戻って、ふと見れば、ぽつんとひとつ岩。あからさまに怪しい。おそるおそる近づいて、いきなり殴りかかる。刃はがちんと弾かれ、ごわごわとバサルモスが這い出てきやがりました。


 さあ来い、やれ来い。と太刀をかまえてバトってみたものの。こいつ、ガノっち以上に戦いにくい。何しろ硬い。刃が弾かれまくります。というか、まともに攻撃が入ってるように見えません。距離を置けばのたのたと突進してくる。後ろに回れば尻尾を振り回す、前だと噛み付いてくる。横に回れば全身から毒ガスを噴霧。どうしろってんだー。とにかく攻撃という攻撃が効いてないっぽい上に、弾かれたら刃の鈍りが激しくなるので砥石必須。


 気づいた。爆破だ。大タル爆弾を持ってきていたのです。一度エリア離脱し、戻る。するとバサルモスは岩に擬態しているので、こわごわ近づき、大タル爆弾を設置する。設置している最中に擬態解除して襲われる。うぎゃー。どうにか設置したので、転がって逃げる。あとはタイミングよく起爆するだけです。起爆用にペイント玉を用意し、バサルモスの突進を誘う。どたどた。どうもタイミングが合いません。やつの突進、こちらの目測より速いようです。ペイント玉が爆弾じゃなくてバサルモスにばかり命中してます。多分、前面がべたべたになってると思います。五回目くらいでようやく起爆に成功。爆発を抜けてきたバサルモスの突進にはねられる。


 うう、でも太刀の攻撃より効いてるような気がします。遠くで尻尾振ってるのを見つつ、今度は大タル爆弾を2つ設置する。さあ来い。とバサルモスが地面をがりがりやって潜っていきます。なるほど、地面からの奇襲ですな。潜るモンスターがよくやる攻撃パターンです。奇襲を警戒しながら走り回る。なかなか出てきません。マーキング移動。エリア移動じゃん。ぽつんと取り残される私と大タル爆弾×2


 しょんぼりしながら、バサルモスを追い掛ける。大タル爆弾無駄になっちゃった。どうしよう……。移動したエリアで、ふと気づく。火山フィールドには、時々白い大きな岩があって、これ、衝撃受けると爆発するのです。これだ! バサルモスが移動したところには五つくらいありまして。爆弾岩を使うのら。武器を納めたまま、突進を誘い、爆弾岩にぶつける。爆発。爆発を抜けてきたバサルモスにまたはねられる。アホか私。だが、まあやり方は分かりました。再び爆弾岩を挟んだ位置に走り、バサルモスの突進を確認して、横に転がる。転がった方にバサルモスが角度を変える。はねられる。やり方分かってなかったよ、すんません。吹っ飛ばされながら、やっと分かる。今度こそ分かる。爆弾岩の後ろ右か後ろ左に立ち、突進を誘い、接近してきたら、反対側に転がる。追尾式突進が向きを変えて爆弾岩に激突、爆発。それを何度かやり、爆弾岩がなくなる。一度エリア移動して戻る。いくつか復活してたので、バサルモスに地雷踏みをさせる。爆弾岩が出なくなった頃、バサルモスが別の場所に移動してくれました。助かります。そちらにも当然のように爆弾岩があるわけで。突進を誘った挙句、バサルモスを追い越して突進してきた猪が起爆、爆発を無傷で抜けてきたバサルモスにはねられる。ムカついたので吹っ飛んだ猪を殴る。邪魔な猪もいなくなったことだし、思う存分バサルモスを爆弾岩にぶつける。果たして、爆弾岩がなくなるのが先か、バサルモスの殻が破れるのが先か、というような状況で、いきなりバサルモス、死ぬ。「目的を達成しました」のメッセージを見ながら、呆気に取られる。我慢してたのか、あいつ。それから我に返り、剥ぎ取りにかかる。剥ぎ取り素材「岩竜の甲殻」とかはともかく「マカライト鉱石」とかその辺で採掘できるものがぽろぽろ出てくるのは何だかなあ。


 岩竜バサルモスにキルマークをつけたので、今度は砂漠に行ってみる。相手は、一角竜モノブロスです。モノブロスといえば、「ポータブル」のスタート地点だったココット村の村長が、かつてモノブロスをひとりで狩り、英雄と呼ばれたとか何とか。なるほど、英雄の条件ですな。砂漠だから、と深い考えもなく【ドド】を背負っていく。


 遭遇してムービーが始まる。デコの長い一本角が特徴ですな。って、こいつ、砂に潜りやがりますよ。メンドーな。初対面ですが、見たことがある飛竜を相手にバトル開始。見たことがあるってのは、こいつ、ダイミョウザザミの宿主だし(頭蓋骨がヤド)。生きて動いてるのは初めてっす。いきなり砂の中に隠れられて、どうしたものか分からなくなる。しかもこの遭遇エリア、ガレオスがやたらうろうろ泳いでます。


 モノブロスは、動作自体は緩慢な感じなんですが、バサルモスに似ています。硬い。【ドド】が弾かれまくります。ただ、胸とか腹には多少攻撃が入るようです。そこに潜り込むまでが大変ですが。ともあれ隙をうかがい、突進を誘い、がしがしやってると、やたらガレオスが邪魔しに入ってきやがります。背びれ攻撃は当然として、砂ブレス、ロケットダイブ、うがー、集中させろや! モノブロスそっちのけで殴ろうとすると、すでに砂に潜って逃げてるし、モノブロスにはねられるし。結局、モノブロスは硬いっていう情報入手と、ペイントをしたくらいで1人目倒れる。大半のダメージはガレオスだったような……


 2人目、ちょっと善戦。モノブロスの突進をうまく誘うと、岩壁にその角が突き刺さると発見する。そういや前にモンハン日記系の本でんな記述がありましたっけか。突き刺さるとしばらくもがいているので安心して腹に斬りつける。誘導を間違えてはねられることもありました。角度が悪くて刺さらないときもありました。でも、まあ2回くらいうまくいったところで、モノブロス、エリア移動。再ペイントをするべく、追い掛ける。行った先で、ペイントが消えてる。エリア自体は黄色く光っているので、いることは間違いない。てことは隠れてますな。うろちょろしていると、いきなり下から吹っ飛ばされる。落ちたところにトカゲのゲネポスが集まってきて、麻痺攻撃を受ける。さらにそこへどうしようもなく、モノブロスのダンプカーのごとき突進を食らって2人目死亡


 3人目。またも地下から突き上げられて吹っ飛び、叩きつけられる。壁に角刺しを誘導しようとして吹っ飛ばされる。ううぐ。集中力が欠けてきていますな。こまめにエリア離脱して回復してはいるんですがねえ。後方から近づいたときに尻尾攻撃を浴び、ダメージ。体当たり、ダメージ。転がるように逃げ出したところを、背後から一本角ががつーんと突き刺さる。イメージ的には串刺しで3人目死亡。


 どどどどうなんだこりゃ。倒せるのかモノブロス。セーブして村へのローディングを見ながら、考える。思いつかず、寝る



* * *



【火竜再々編】

 モノブロスに串刺しにされた翌晩。どうすっかなあと起動してみれば、アイテムがどうも偏った準備状態。閃光玉とか落とし穴とか捕獲用麻酔玉とか黄金ダンゴとか。装備が青クック+【ドド】で、昨日の私は何をしたがっていたのかと首を傾げる。火属性の【紅葉】じゃないということは、雪山とかババコンガ退治じゃないよなあ。黄金ダンゴ? 黄金魚を釣る? いやそれメインだったら閃光とかいらんでしょう。アオキノコと薬草にハチミツまで持ってますよ? ホットドリンクやクーラードリンクがないということは、砂漠や雪山という可能性はやっぱりない。はて?


 ……リオレウス! まさにやつと戦うための装備じゃないですか。昨日の私は火竜と戦いたかったらしい


 しょーがねえなあ。ギルドに赴いてクエストのリストを開く。「たまには釣りでもいかが?」を受注する。い、いや別に逃げたわけじゃないですよ。★×3の集会所クエストでやってないのこれだけだったんで。釣りの邪魔をする麻痺トカゲのゲネポスを殴って殴って殴る。間にちょっと顔が違うやつが混じってるなと思ったら、ドスゲネポスだった。殴ってから気が付いた。ボコボコにし、黄金魚を釣り、帰還。


 さらに翌晩。魚釣りで得たものをすべてアイテム箱にしまった状態でスタート。アイテムの基本部分が前日とほとんど変わらない(ダンゴがないだけ)。どうしてもレウスに遭いたいのか私。まあ、集会所クエストは★×1と★×3はすべてクリアしたためCLEAR!の表示がついています。★×2が揃ってないのはアレなのです。★×2の残りは、リオレウス、リオレイア、ドドブランゴ、フルフルです。


 再び森と丘に立つ私。エリアを駆け、青トカゲのランポスを叩く。観測用気球が浮いていたので、手を振ってみる。返事あり。リオレウスは、「餌場」にいます。例の細長いエリアの、鹿の死骸が転がってるピンポイントな場所からまったく動きません。食ってやがる。ダッシュでそのエリアへ。入った途端、咀嚼音というか変な音が聞こえる。餌場は細長い通路の真中くらい、脇に袋状にくっついた場所です。


 ところで、このエリアにはメラルーがいます。猫人ですが、この世界には猫人は二種類いて、メラルーとアイルー。アイルーはまだ人と交流しますが、メラルーはいけません。例えばアイルーは家でコックとして雇ってますし、ポッケポイントと引き換えにアイテムを持ってきてくれるトレニャーさんもアイルーです。死亡時にベースキャンプまでネコタクで送ってくれるのもアイルーです。ただしクエストのフィールドに出てくるアイルーは殴ると爆弾を投げつけてきます。一方メラルーは、人を見るとにゃーにゃー鳴きながら駆け寄ってきて、アイテムを盗んで逃亡します。泥棒猫なのです。盗んだ後、地面を掘ってエリアから消えます。


 細長い通路に三匹のアイルーがいて、リオレウスより先に私に気づくと、にゃーにゃー走ってきます。携帯食料を盗まれたので、即座に撲殺。取り戻す。鬱陶しいので、残りが来る前に一度、エリア離脱する。戻ってくる。餌場からのっそりとリオレウスが出てきました。こちらをすぐに認識しました。咆哮。リオレウスと私の間に三匹、メラルー。基本的に草食動物は、飛竜が来るとエリアから逃げ出しにかかるのです。メラルーが三匹、こっちに走ってきました。その後ろからリオレウスが突進してきます。あ、一匹はねられた。最接近してきたメラルーに回復薬を盗まれる。え、逃げてきたんじゃないんかい。しばこうとするが、リオレウスが近いので、転がって突撃を回避する。吹っ飛ばされるメラルー。大きくリオレウスが羽ばたき、斜め後方に舞い上がる。嫌な予感がして横に転がる。火球が着弾。メラルー最後の一匹が焼き猫になる


 猫と竜と人で始まったバトルは、ようやく一対一になりました。ペイントして、【ドド】を叩き込む。腹下に潜って、足でダメージ受けたりしながらもざくりざくり。咆哮。武器の強制解除。動けるようになると同時に転がって、振り回された尻尾をかわす。思い立って、アイテムリールを回し、支援用閃光玉をセット。リオレウスの動きに合わせて投げる。わざわざ支給品にあったのです。効く、はず。光が弾け、ふらつく火竜。駆け寄って、滅多打ちにする。と、ここで思いもよらぬ展開がっ


 ところで、こういう、リプレイ文章書いてると、何だかひどくドラマチックだなあと自分でも思ったりするわけですよ。ハプニングありーの感動ありーの。まあそうしたことって、テーブルトークRPGなどやっていれば当たり前のことではあるのですがね。脳内補完で盛り上がっているというのもあるでしょう。プレイした後で、それを文章にしているせいもあるんでしょうけどねえ。それにしても、このモンハン、そうした脳内補完が活発に働くゲームなのです。


 閑話休題。ええと、ああ閃光玉にふらつくリオレウス、そこへダッシュで潜って滅多打ちにする狩人、というシーン。そこで起こった思いも寄らぬこととわっ。


 木と葉っぱがフレームイン。


 かかかかかめらのひとーっ!? 何も見えなくなり、練気ゲージが溜まってる状態で、縦斬りから気刃斬りコンボに入っている私。止めようがない。多分、当たってる、はず。てか、そんな音がしてます。気刃斬りの終わりくらいに、突然大ダメージを受ける。何が起こったのかさっぱり分からないが、体力の7割以上を一気に持っていかれる。見えない状態では、リオレウスが閃光から回復したのかも分からない。転がって逃げる。移動したせいで、画面が半分見えるようになる。転がって、立ち上がる私。背中をリオレウスの翼がずびしっと打ち、「力尽きました」のメッセージ。何でそんなとこだけ映すかなー、カメラの人!


 アイルーのネコタク(台車)に乗せられ、ベースキャンプに捨てられ、復活。ふう。まだあのエリアにレウスがいるのを確認して、走る、走る、走る。到着と同時に、リオレウスがエリア移動。追い掛ける。追いついた先で、またリオレウスがエリア移動して、餌場に戻る。やっかいな。リオレウスはクックとかよりも遥かにエリア移動の頻度が高いようです。さすがに飛竜というべきか。すでにメラルーも出なくなった餌場にて第二ラウンド開始。リオレウスが後方に舞い、火球。頻繁に空に逃げる。攻撃が当てにくい。下りたところに閃光玉、を使おうとして回復薬だったり。ようやく投げたら、リオレウスがそっぽ向いてて効果なし。今使ってる武器は太刀で、太刀の基本は、攻撃を当て続けること、なのです。攻撃を当て続けることによって練気ゲージが上がり、ゲージマックスで攻撃力が上がります。攻撃を当て続ければ、ゲージはしばらくその状態を維持するのです。最大の攻撃である気刃斬りもここから出せます(というかゲージが最大になってないと弱いのしか出ない)。リオレウスという強敵を相手にし、練気ゲージマックスを長い時間保ち、斬りまくる


 別エリアに舞い降りる火竜。携帯用シビレ罠を設置し、突進を誘い、シビシビになったところを強打。罠がぶっ壊れると同時に怒りモードになるリオレウス。体当たり一発で、いきなり体力の半分以上が削られ、転がるようにしてエリア離脱する私。なんじゃこりゃあ。応急薬を注ぎ込んで回復回復。砥石も使っておく。閃光玉をアイテムリールに設置。戻る。怒りモードで突進してくるレウス。とりあえずまた逃げる。マーキングが入口から多少遠ざかったのを確認して、戻る。怒りが静まっているようだったので、駆け寄って一撃。あ、閃光玉投げればよかったと、思ったが止まらない。足下に入って、尻尾方面に縦斬り。尻尾を避けて転がり、突き。羽ばたいてバックジャンプ。来る。太刀を納める。火球を吐くリオレウス。ダッシュ。着弾の気配を後方に感じつつ、閃光玉。くらくらしてるリオレウスに気刃斬りコンボを入れる。回復した火竜は再び羽ばたき、エリア移動した。


 持ち込みがあったおかげで、まだ閃光玉は4発あります。巣の隣接エリア、高台に舞い降りる。「ポータブル」で私が殺された場所だ。さあ、狩ろうか。風圧に注意して接近し、いきなり斬りつける。一発入ったところで、リオレウスが再び羽ばたき空へ。これに続く行動は、おおよそ四つ。上空から火球。旋回して急襲。何もせずに元の場所に下りてくる。エリア移動。で、レウスは高速でエリアの周辺を回る。太刀を納め、走る私。動かなかったら、隙と見て飛竜の爪が来るのです。で、走り回っていたら、同じ速度でリオレウスのマーキングがエリアを離脱。え……? エリア移動しやがった!? 行った先は。隣のエリア。


 巣。


 ダッシュを止めて、段差を登り、洞窟の入口へ。巣の中央にマーキングが位置する。砥石を使う。斬れ味が最大になる。落とし穴を選んでおく。おそるおそる洞窟に入る。狭い通路を抜け、巣へ。ランポスの鳴き声がする。奥に小山のような影。リオレウス。ね、寝てる。こそーっと近づき、こっちに飛びかかってくるランポスを無視して、落とし穴を設置。寝てるってことは、体力が底を尽きかけてるってことで。


 落とし穴が展開。威嚇してくるランポスの群をすり抜けて、火竜の頭部に一発入れる。それから、振り返って、カメラをリオレウスの方に向けたままダッシュ。リオレウスが目を覚ます。Lボタンを押して視点を切り替える。落とし穴を越える。一度落とし穴の方向を間違えたことがあったので、それ対策ですよ。そっから振り返って、さあ、リオレウスよう


 ……何だかリオレウスが元の場所で尻尾振ったり、噛み付いたり、火吐いたりしてます。あれ? よく見れば、ランポスがリオレウスに飛びかかっている。ああ、そうか。巣にはランポスの卵があります。巣にいるランポスは、大型モンスターだろうと襲いかかるのです。吹っ飛ばされ、火ダルマになってるランポス。


 ところで、「モンハン」において、モンスターの攻撃はモンスターにも当たります。大塚角満『狩られ道』において、氏が「最後の招待状」に挑戦した話があります。このクエストの舞台は決闘場(ベースキャンプと円形のエリアがひとつあるだけ)。敵はラージャンが二頭。二頭目は開始後10分で決闘場に出現します。ラージャンってのは、猿の最上級でして。まあ、怒りモードになると髪が金色に逆立つ、サイヤ人みたいなもんで、異名は金獅子。一撃でハンターを昇天させかねない強敵。大塚氏の挑戦の中で、氏のキャラが一頭目を弱らせたところに二頭目が出現。二頭目にKOされるのですが、その瞬間、「残り一頭です」の表示が出る。氏は結論づける。二頭目の攻撃に巻き込まれて、一頭目が死んだ、と。


 今、私の目の前で、弱ってるリオレウスに次々とランポスが飛びついてるわけです。「ジュラシックパーク」のクライマックスで、レックスとラプトルが戦うがごとく。わー。結果は同じですが、ランポスに殺されてたまりますか。慌てて落とし穴を越えて、太刀を抜き、威嚇してみる。リオレウスがこちらに向かって進んできました。やたっ。と、いきなりバックジャンプして火球。下がっとるがなー。吹っ飛ぶランポス。それからこちらに突進。蹴散らされるランポス。追いかけてくるランポス。私は位置を変えて、その突進を見つめる。


 ゆっくりと。リオレウスの足が沈んでいく。足、腿、胴体。


 もがくリオレウスに太刀を納めて近づく。アイテムリールはすでに捕獲用麻酔玉にセット済。ランポスに当たらないようにゼロ距離から二発。「目的を達成しました」寝こけるリオレウスを眺めていたら、後から生き残りのランポスに小突かれる。とりあえず殴り返そうとすると逃げられる。追いかけ回してどたばたしているうちにクエスト終了。猫と竜と人で始まったバトルは、トカゲと人と睡眠中の竜で終わる。


 その後、集会所★×2のフルフルを捕獲する。同ドドブランゴ(かつての強敵)を倒す。次はリオレイアか。



* * *



 復活を遂げた狩人の前に、猛る雌火竜突撃する一角竜爆走する黒狼鳥が立ちふさがる。果たして、狩人の太刀は白猿に届くのか。はたまた完全に忘れさられていた集会所2レベルのガノトトスに復活はあるのか。次回「家外七敵編」で何かを狩るっ!



 
なお、番組の内容は予告なしに変更することがあります。ご了承ください。



************************************************************************************


 最近驚いたこと。アイスランドがネット競売にかけられたというニュース。ただし、何とかいう歌手の人は競売に含まれていないとかなんとか。世も末というか何というか。続報を見てませんが、どういう結果になったんでしょうか。



 購入した本:
  川上稔『境界線上のホライゾン1(下)』、栗本薫『風雲への序章』、三枝零一『ウィザーズ・ブレインZ天空の回廊(上)』、電撃文庫記念企画『最後の鐘が鳴るとき』、榊涼介『ガンパレード・マーチ 九州奪還4』、三雲岳斗『アスラクライン11』、村田喜代子『八つの小鍋』、織田兄弟『フラグの王子様』、西尾維新『サイコロジカル(上・下』、藤沢さなえ/グループSNE『ぬぎぬぎ悪魔とぱくぱくデーモン』、久保田悠羅/F.E.A.R.『アリアンロッド・サガ・リプレイ・アクロス1』、手島史詞『影執事マルクの手違い』

 読了した本:
  桜庭一樹『桜庭一樹読書日記』『書店はタイムマシーン 桜庭一樹読書日記』、成田良悟『ヴァんぷ!I〜W』



←少し過去へ    少し未来へ→

 戻る