2008年11月。


上旬。


  うわ、いつのまにか11月ですよ!? 気分的にはそろそろ8月が終わるか9月に入ったかくらいなんですがどうよ? と例によって季節感無視で始まる今日この頃いかがお過ごしでしょうや。


 そんなとある11月のある日。帰宅してきた父にいう。「おうおう、明日は南の島に電話するんじゃろ?」「……なんで?」真顔で問い返される。「あんたの息子の誕生日じゃろうがよ」「……そうだったっけ?」おいおいおい。母に同じことを問う。「……何かあったっけ?」と真顔で問い返される。「あんたの息子の誕生日じゃろうがよ」「……ああ!」微妙に反応に差があるような気もしますが、それはそれとして。翌朝6時に南の島に電話を掛ける母。時差はほとんどなし。叩き起こされる弟。後で聞いたら「ありがた迷惑であったわ」ということで。


 熊本市立図書館に行く。予約の本が溜まっていたためである。今度のはちゃんと読めるといいなあと思いつつ、予約の本を受け取る。隣のカウンターで別のにーちゃんが声を荒げている。予約した本が他の客のと3冊ばかりシャッフルされていたらしい。ま、前にも私同じ仕打ちを受けたっけなあ。りぬーあるしてもあんまし変わってないよなあ。ちなみに、私の前にいたお客さんは本の案内をカウンターで頼み、調べてもらい、「あそこのLの棚にございます」といわれて振り返り、「……L?」「あ、いや、すいません、Fでした」「……F?」「あ、いや、すいません、Kでした」書架に貼ってある紙をとんちんかんに間違えられていました。ちなみにLは知らず、Fはカウンターから見て奥なので書架は見えないかと。ついでにいえば、前回健康診断に行った帰り、予約入れた本がいまだにリストに入ってない(本はある)のでその旨述べたら、「まだ準備ができてないようですねえ」「いやいや、準備ができたとかできないとかじゃなくて、予約したのに入ってないんじゃないですか?」「こちらの本は人気なので、まだ予約票をすべて入力したわけじゃないようです」「前にそのままスルーされたことがあるんですが」「分かりました。追跡調査しておきます」で名前と書名とカード番号をメモされ、そのまま話を打ち切られる。数日経過して、ようやく登録される。それも待ち人数4。2週間近く経っていきなりその人数ということは、おそらく忘れてやがった、と見た。多分予約日を見て、すでに入力されたものの中に思い切り割り込ませたんでしょうな。相変わらず相変わらず。対応してくれるだけありがたい、とでも思うことにしますか。前は「もう一度書いてください」だったし


 これまた前回の続きですが、夜、メールが来た話を書いた気がします。「テスト」という件名で来たメールアドレスをどっかで見たような気がするものの、その場で特定できず、パソアドレス帳から割り出したのでした。件名は新アドに対する通信テストの意だったのでしょう。そこへ「名前の書き忘れにつき0点」から始まる返信を送りつけ、「まあ今度飲みにでも行きましょう」という結びで終わる。よくその人とはそんなやり取りをしているんですが、なかなかに予定が噛み合わず、たいてい話が流れてたんですよ。今回は、まあ大丈夫だろうってんで、土曜の夜に飲みに行くことに。ちなみに、日曜はミッションお休みするはずだったんですが、どうあってもある程度進めておかねばならぬことがあって、昼くらいから出るスケジュール。もちろん土曜日もフツーに。


 さて、前に通っていた居酒屋で待ち合わせとなり、私は時間よりも多少早めにそこに赴いた。何やら団体さんが入っていて、奥の座敷が埋まっている。その端にいた坊主頭のお店の大将が私に気づき、「やあ、どうもどうも! お久しぶり!」と手を挙げる。カウンターに座るとママさんがおしぼりを出してくれる。「何にしましょうか」と問われるが「いやあ待ち合わせなんで、もうちょっとしてからで」ママさんも団体さんに気を取られているようでして。聞いてみれば、48年ぶりの小学校の同窓会らしい。去年高校の同窓会のときでさえ、卒業して以降の枝分かれの自己紹介がてらの説明があったのですが、小学校ならなおさら。小学校卒業→中学校→高校→大学→就職→結婚→転職→離婚とか波乱万丈なドラマがあるわけです。自己紹介が一巡するまで長そうです。で、ふと気づいて、ママさんに問う。「あの同窓会、大将も?」その通りであった。なるほど端っこに座ったままのはずだ。「鳥とか焼くならいつでもいってくださいね」と大将はいっていたが、まだ待ち人来たらずだし、邪魔すんのもアレだし、ママさんと話をすることに。昔の知り合いで東京で弁護士で月50万のとこに住んでるのがいて、つい一ヶ月くらい前に店に顔を出したのだという。ははあ、会いたかったなあ。ところで、と私は切り出し、頭の辺りをさっと撫で「彼、こっちは?」「まったくない」とママさんきっぱりすっぱり。「昔から少し薄かったからねえ。身体は前よりだいぶ大きくなってたよ。ただのおっさんみたい」前から身長は高い知り合いであったから、大きくなったというのは上下ではなく前後とか左右なのだろう、と推測。そうこうするうちに知り合いが来たので、ちびちび飲み始める。


 今回のきっかけは私がケータイを替えたことだったので、その辺りの話から、いろいろ広げていく。パソの話とか、近況とか。私もその人もわりと昔からパソ使ってるので、最近の進歩はすげーなあということになる。だいたい、ケータイに数ギガのメモリーカード差したりするわけですよね。例えばちょいと昔のパソだと8ギガとかのハードディスクとかだったりしたような。てか、もちっといくと、ハードディスクなんて付いてなかったぞパソコン。ハードディスクがついてないパソコンをどうやって使うのか、今の人たちって想像もできないだろうというか、そんなものがあったことすら考えつかないのでしょうね。その辺りから、現代の若者の心理というか形態にまで話が及ぶ。


 例えば、ケータイですぐにつながる、メールでやり取りをする。それが当たり前の現在。「人とつながっている」という感覚、あるいは錯覚もまた当然となってるわけでして。彼らにしてみれば、逆に「つながっていない状態」というのは不安で仕方ないのだろうなと。メールの返信がない、とか、電話に出てくれない、とか。wかりあってると信じている相手(あるいは信じ込んでる相手像)と間に齟齬があったら、手ひどく裏切られたと感じたり。ケータイが当たり前でなかった頃を知っている人は、そうではないような気がします。彼らにとっては、「つながってない」が当たり前なわけで、そっから「つながろうとする」気持ちになるんじゃないかなあ。なので連絡がつかなくても、それが当たり前だし、メールで返信をもらえれば嬉しく思う。80年代は「冷戦の時代」で云々。


 言葉の持つ重みに関してしゃべったり、本の話をしたり、映画の話をしたり、ちびちび焼酎飲みながらやること4時間。二人で五合程度でしたが、うん、楽しかった。最近こうして、いうのもおこがましいがまっとうに話のできる相手とじっくり話をするということがなかったのですよ。バカ話でもいいし、真面目な話でもいいんですがね。まあ意識してこういう時間を作っていきたいなあ。また飲みましょうということで別れる。


 タクシーで帰宅して翌朝、いつもより1時間遅いだけの時刻(8時前くらい)に別々ミッション場に到着。日曜のこととて、誰もいない。誰もこない状況で夕方までひとり黙々とミッションをこなす。というかひとりだったら黙々ですわな。独り言とかあんましいわない人だと思うし。多少げんなりして夕方出る。途中熊本市立図書館に行って、何段か前の話題に進む。ますますげんなりする。そんな感じ。


 技術の進歩といえば、PSPとかに挿入するメモリースティック、現在8ギガなのは前に書きました。PSPって、パソとかからシステムをバージョンアップできるんすね。他にもダウンロード販売のソフトとかもあるし。買ってそのこと知ったときもすげーなーと思いました。こうしたことができると、体験版をネットで配布とか、プロモーションビデオを配布とかもやれるわけですよ、というか実際やってる。ちょっと前まではこうした体験版とかは店頭で配るとか、応募してもらうとかそんな感じだったんですが、発行形態も変わってきてるんだなあと実感。んで、こないだ「ソウルキャリバーW」のプロモーションビデオをダウンロードして見てたんですが。これたしかPS3の格闘ゲームですが、うん、画像がすげー。というだけでなく、なんつーか、ヨーダとダースベーダーがライトセーバー交えていると、こりゃいったい何のゲームだ、と思ったり。SCじゃなくてSWかよっ。


 そろそろ力尽きそうなんで、このくらいで。あとは、ちょっとずつ書きためておいたいつものやつを。いや、ホントにこの比率はどうなんだろう。




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 「モンスターハンターポータブル2nd」な話。


 なんちゅーか、本格狩人生活始めて、いつの間にか数ヶ月。だって8月中旬っしょ、この連載開始。いやはや。どっぷりハマってますなあ。まあ、生活サイクルがアレで、なかなかどかんと時間取れず、ちまちまやってるのがかえって飽きない秘訣なのかもしれません。ホントはもっとたっぷりクエストやりたいところですが。そんな中の一齣を今回も切り取ってみました。






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【獣人乱舞編】

 さて、前回ついにドドブランゴを退治して、ハンターランク2に上がったわけですが。次はどのクエストをやってみようか。リストをつらつら眺めていて、初登場のモンスターがいるのを発見。これだっ。てことでクエスト「奇面族を探し出せ!」を受注。奇面族チャチャブーというのは、前に聞いたことはあったんですが、見るのは初めてですよ。とりあえず青クックメイン装備に【ドド】で。ステージは森と丘で、イャンクック亜種が出るので、氷属性はそちらについては有効かなと。チャチャの人に効くかどうか分かりませんが、現状一番攻撃力が高いし。


 森と丘に降り立ち、エリア1へ移動。ここは草食動物のアプトノスしかいないのです。狩って肉を獲るもよし、隅っこにある採集場所からブツを採るもよし。なだらかな坂を駆け下りて、斬りかかったとき、背後で何やら奇声が聞こえたような。……? 気のせいか? 草食動物を倒して肉を剥ぎにかかる私。カメラを動かし、念のため確認。


 小さな人がジャンプして自己主張してました。


 こびとさん……? いやいやいやこいつかー、チャチャの人っ! チャチャはてちてち近づいてきて、いきなり斬りつけてきやがりました。うわ、何かこわっ。こいつ、どっかで見たような気がしてなりません。瞬間、閃いたのは、「バロック」のこいつ?? 小さくて仮面っぽくて、攻撃受けると爆発するやつ。似てる。どことはなしに。小さいのが鉈振り上げて迫ってくるイメージが重なる。フリー素材に画像がないのが残念です。前回、モンスターの個体差について書きました。大きいやつは攻撃力とか体力とか高そうだし、みたいな。逆に小さいのって、攻撃が当たりにくいんですよね。私の前で踊って躍ってくるチャチャの人もそんな感じでして。的が小さいので攻撃がやっかいです。縦斬りや突きが命中しにくいってんで、やや攻撃力に劣る横薙ぎをひたすらやってとにかく当てる。どうにか一匹倒すと、じゃかじゃかじゃかと地面を掘り出しました。猫の人たちも倒したり逃走したりするときには地面を掘る動作をするんですが、チャチャの人も同じようでして。てことは、こいつも獣人系なんすね。ただ、チャチャの人、頭だけ出したままになっちゃいました。攻撃しても当たらないところを見ると、これで死んだのかな。


 ふひー。それにしても、チャチャの人との戦闘で結構体力が減ってしまいました。まさかエリア1にして薬を使うことになろうとは。ごくごく。薬は青クック戦に備えて温存しておきたいところですが。と隣のエリアに行ったらいきなり青クック登場。クックと戦うのは結構久しぶりな気もしますが。ははは、リオレウスリオレイアを退治してきた私ですよ、苦戦するとでも? 実際ボコボコにしてやりました。高台に逃げたので、追跡しようと隣のエリアへ。すると、奥に変なキノコがある。キノコの生えてる採集場所なんですが、ひときわでかい傘のキノコ。……? 不審に思って近づくと、キノコが揺れ、ばひゅーんとチャチャの人登場。ぎ、擬態してやがりましたか。でもまあ、最初のエリアで攻撃のやり方は分かってますよ。といいつつ、垂直ジャンプしたチャチャの人がそのまま空中を回るようにして鉈を振り振り飛んでくるのを見て愕然とする。なんつーか、こう、某カプコンの竜巻旋風脚みたいな動きで。こっちの攻撃当たらないし、あっちの攻撃避けにくいし。かてて加えて、チャチャの人の攻撃、むちゃくちゃ痛い。エリア1で体力がかなり減ったので変だなと思ったのですが、下手な大型モンスターなみの攻撃力ですよこいつら。それでもどうにか二体目を沈める。ふう、じゃあ青クックを追いかけるか。


 んで、高台における戦闘の参加者。ランポスランゴスタイャンクック亜種、チャチャブー、狩人。大乱戦。最優先はクックとチャチャの人でしょうか。基本、クックを画面に補足して動きを警戒しつつ、チャチャに当てにいくと。どうにかその戦術が功を奏して、チャチャ撃沈。ランポスもいつのまにか誰かの攻撃に巻き込まれたのか倒れています。残ったのは飛び回るランゴスタと、怒りモード入った青クック。やがて青クックの耳が壊れ、足を引きずりだし、逃走。隣の巣へ。追いかけてって、巣エリア。ここで弱ったクックとランポス複数とチャチャの人が入り混じって大乱戦。その中で、まずチャチャがいなくなり(←誰かの攻撃に巻き込まれたらしい)、青クックがくたりと倒れ(←殺ったのは私)、生き延びてたランポスを仕留めて、ゆっくりとクックから剥ぎ取り。これでまあ、大型を気にせずにチャチャの人を狩れるってもんです。


 いくつかのエリアをうろついてて分かったんですが、チャチャの人、一度倒したらいなくなります。てことはあちこちのエリアに擬態していると思われる奇面の連中を探しださねばならないってことですな。うろうろ。で、水辺のエリアにて、怪しいキノコ発見。近づくとぐらぐら揺れ始め、って、隣にもうひとつ!? 出現したチャチャの人×2を相手に本気で死にかける。一発一発がデカい上に、背後から鉈で迫られると避けきれるもんじゃないです。しかもチャチャの人、時々爆弾を投げます。単に爆発でダメージというのもあるし、眠ってしまうときもあります。傍迷惑な連中です。どうにか隙を見て武器を納め、ダッシュで離れて回復。ふいー。それからとにかく回避しつつ攻撃。ようやく一匹が沈み、もう一匹も続けて。小さくても手ごわいわ、チャチャ。


 各エリアでチャチャを退治し、あとひとつキルマークつければクリアとなりました。が、残り一匹が見つからない。うろうろ。うろうろ。で、巣に行ってみたら、チャチャが復活してやがります。しかも複数。一番手前から出てきたのは、


 ところで、「モンハン」には肉を焼くアクションがあります。使用するアイテムは肉焼きセット(あるいは高級肉焼きセット)と生肉。肉焼き器は石臼の平べったいのみたいなやつがベースで、真中に穴。そっから火が出ます。でY字型の棒が二つ差してありまして、そこにマンガ肉(あるいは原始肉)を乗せ、ハンドルをつけて、音楽に合わせてくるくる回す。できるアイテムはこんがり肉、こんがり肉G、生焼け肉、コゲ肉とかそういうもの。


 閑話休題。復活したチャチャブーたち。一番手前に出現したのは、通常のチャチャの人ではありませんでした。チャチャはジャック・オ・ランタンみたいな仮面かぶっているんですが、そいつはさらに頭に肉焼き器。まるで王冠のように。キングチャチャブーだ! 配下を連れたキングチャチャ。手下だろうが王様だろうがあと一匹でクリアなのです。ぶんぶん鉈を振り回し襲ってくる小さい人たちに、こちらもぶんぶん太刀を振るって応戦。そしてファンファーレ。やあ結構疲れるクエストでしたな。てきとーに巣の中を採集して戻りますか。とうっかりその場で○ボタンを押してしまう私。そこで初めて、頭だけ出した状態のチャチャの死骸から剥ぎ取りができることを知りました。う、うわー、九匹。九匹無駄にしましたよ、私。


 家に帰って、キッチンでネコメシを食う。キッチンには今、猫人であるアイルーを三匹雇ってまして、彼らがご飯を有料で作ってくれるのです。ネコメシは、食材リストから二つを選んで作ります。で、果実×酒とか組み合わせによって、ネコメシ効果が顕現。この効果は雇ってるキッチンアイルーの数によって変化するのです。なので必ずしも同じ食材を使えば同じ効果ってわけでもなく。組み合わせによっては何も起こらないこともあるし、逆に腹痛になってスタミナが減ったりということもあります。今よく使ってるのは果実×魚介類でして、三匹の状態でこれだとスタミナ上限UPと火耐性上昇の効果がつきます。それぞれのキッチンアイルーは三つのキッチンスキルを持ってまして、低確率でこれがネコメシにくっつきます。それぞれに得意食材ってのがあって、得意食材を使った料理をすれば、その際にスキルが発動する確率はUP。果実×魚介を使ってるのもそのためでして。狙ってるのは「招きネコの激運」(クリア報酬が増えやすくなる)とか「ネコの解体術【大】」(剥ぎ取りの回数が増える)とか。


 前にも書いたと思いますが、アイルーは武器屋やってたり、キッチンで働いてたりとわりと交渉があるのです。もっとも敵に回ったアイルーは地面から爆弾を掘り出して投げつけたりしてくるのですがね。猫人のもう一種類は、メラルー。アイルーの標準が白(ただしキッチンアイルーは色が豊富)なのに対して、メラルーは黒。爆弾猫に対して、泥棒猫。わきゃわきゃ駆け寄ってきてアイテムをふんだくって逃走しやがります。


 次に私が選んだのは、かなり前にダウンロードしていたクエスト「白黒つけるぜ! 闘技場」です。闘技場ってのはベースキャンプとひとつのエリアから構成されてまして、この二つが一方通行のルートで結ばれております。決闘場自体は、円形で、中央にでかい岩。ここに、ひたすらメラルーとアイルーが出現するクエストでございます。クリア条件はアイルー二十匹の討伐。この手のクエストは「ポータブル」にもあったので、どんな具合になるかは予想できます。メラルーがひたすらたかってくるところへ、アイルーの爆弾投擲で一緒に吹っ飛ぶ、という。いやいや、対策はちゃんと練らないとね。とりあえず重要なアイテムとかを盗まれないように、マタタビ×10を持ち込む。マタタビがあれば、メラルーは最優先でこれを盗んでいくので。それから他のが盗まれるのを防ぐため、どうでもいいようなアイテム(燃えないゴミとか)や盗まれそうなもの(閃光玉とか)を仕込む。盗み防止の防具があればそれつけていけばいいんですが、持ってないしなあ。いくつかのステージで分かったんですが、【ドド】だと攻撃力の弱い薙ぎ払いでも、一撃で猫を倒せるのです。火山とかのステージでもそうだったんで、まあ大丈夫かな。なので、接近してくるメラルーを横薙ぎでぶっ飛ばしつつ、アイルーを狩る形ですか。


 実際始まってみると、予想以上に猫がたかってくる。にゃーにゃーにゃーにゃーたかってくる黒猫。向こうで踊ったり、爆弾掘り出したりして、投げつけてくる白猫。メラルーもアイルーも倒されたときによく「落し物」をします。各モンスターに落し物は設定されていて、一定条件を満たすとアイテム(多くは精算アイテム)を落とします。例えばイャンクックは音爆弾食らうと落としますし、ダイミョウザザミはこちらを発見してない状態で観察しているとブツを埋めたりします。メラルーとかアイルーだと普通に倒したら落とすのです。ただ、落し物を拾うのには時間がかかるので、猫がわらわらたかってるときに暢気に拾ってる暇はねえ。とにかくひたすら斬りまくり。おおよそ黒:白=3:1くらいの割合でなで斬りにする。てことは、あれですな。黒猫60匹、白猫20匹くらいは殺ったということで。クエスト達成と同時にクリア表示が出るまでに1分あり、その間ダメージ等は受けなくなるため、今度はせっせと落し物を拾いまくる。拾ったものは「秘密のポーチ」×7、「大食いマグロ」×1、「肉球のスタンプ」×1、こんなとこ。あ、ちなみに盗まれた途端に斬り伏せて奪還しまくったせいで、被害はマタタビ3つのみ。



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【終幕唐突編】

 クエストをひとつ、ひとつクリアしていきまして。ふと、思いついたことがあります。斬破刀の強化、です。まあ、ビリビリ刀である斬破刀自体は、ついこないだ作ったばかりのような気もしますが。これを強化するために必要なものは、


 マカライト鉱石×20
 ドラグライト鉱石×5
 雷光エキス×2


 上二つは、火山や拡張した農場で採掘したりして数は揃っていましたが、雷光エキスなんてまったくありません。てか、どこで手に入るんだ、これ。攻略本を取り出してきて、アイテムを検索してみんとす。えーと、雷光エキスは、大雷光虫が落とすのですな。……大雷光虫? 雷光虫ってのは、虫あみとかで採集できるんですが、「大」? さらに調べてみると、大雷光虫はモンスター扱いで、洞窟とかに出るっぽい。上位の。いやーっ。ハンターランクが2になったばかりの私にどうしろと? 上位っていったら、ハンターランク4以上ですよ。ランク率二倍


 ただ、アイテム検索したときに「山菜ジジイと交換」というのがあったのです。山菜ジジイというのは野山に混じりてアイテム採りつつよろずのことに使いたる変なジジイです。各ステージに出現し、アイテムをくれたり、アイテムを交換したり、怒鳴ったり、逆ギレしたりしてます。交換のときはこちらが持ってるアイテムを「おお、○○を持ってるじゃないか。わしのとっておきの一品と交換せんか?」と交換するアイテム自体をいわずに要求し、挙句モンスターのフンとかを「とっておきの一品じゃぞ、大切にせよ」とかくれるジジイなのです。いや、モンスターのフンはモンスターのフンで農場で肥料として使えるんですがね。まあ、あんまり期待せず、交換リストを今度は眺める。雷光エキス雷光エキス。雪山のジジイのリストで発見。こちらが提供するアイテムは……龍木か龍苔。けっこう貴重なアイテムですな。私のレベルだと猫冒険家のトレニャーさんがたまーに持ってきてくれるくらいで。そうそう、集めて龍木ノ太刀(←卒塔婆刀)を作ったんでした。持ってるかな、私。アイテムボックスをごそごそやる。

 龍木×6
 龍苔×14

 ……めちゃめちゃ持ってますやん。そうか、龍木ノ太刀作ってからまったく使ってないしねえ。物欲センサーにも引っかからなくなったため、トレニャーさんがたっぷり持って帰ってこれるようになったんですな。山菜ジジイは必ずしも狙ったアイテムと交換してくれるわけでもないようで。リストによれば龍木or龍苔だと、80%の確率で雷光エキスになる。よし、とばかりに龍苔を10個持って雪山へ。


 他の交換対象アイテムを持っていくとそちらに交換を持ちかけられる可能性がある。1クエストで最大5回前後しか交換に応じてくれない(それ以上は逆ギレされる)。なのでアイテムをできるだけ持っていかず、かつ、クリアできるクエストを選択。とりあえずドスギアノスを殴るクエスト。洞窟の中で山菜ジジイに遭遇。早速交換開始。狙いどおり、龍苔に引っかかってきたので、「はい」を選択。や、雷光エキスをゲット。もっぺん話しかける。「はい」、ややっ、またも雷光エキスをゲット。必要数があっさり集まったので、とっとと退散。トカゲを見つけてタコ殴りにして倒す。


 わくわくしながら武器屋に駆け込み、斬破刀強化を選択、おっちゃんこれくださいなー。

 鬼斬破:攻撃力720 雷属性450

 ついに攻撃力700突破ですよ。もはやこれはビリビリ刀ではありません。ビビビ刀です。てか、なんつー異名だこれ。ネズミ男かよ、と分かる人にしか分からないツッコミ(鬼太郎が「ゲゲゲ」なのに対してネズミ男は「ビビビ」なので)が発生しそうですがそれはそれとして。いやこれビビビ刀、強いすわ。ドドブランゴにまた挑戦したんですが、かなり早い時期に足引きずるようになったし。これで【ドド】との二本立てでまだまだいけそうです。


 というところでアレですが。実にとーとつな話ですが、何ヶ月かやってきたこの「モンスターハンター2ndな日々」は今回で終了です。諸々の事情によるものです。深くは問わないように。狩人生活を止めるわけじゃないですし、名残惜しいですが、世の中にはいろいろな事情があるのです。でわっ、これにて幕。















新連載「モンスターハンター2ndGな日々」

 諸々の事情により新連載です。過去に似た企画があったかもしれませんが、まあ気にしないように。






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【狩人転生編】

 そもそも「G」を購入したのは、ベスト版が出て、中古価格が下がったためです。これまでの中古価格を下回るベスト版が出た以上、絶対下がると思ってたんですがね。ポイント値引き込みで2000円切ってるのを見つけたので。それだけだったらもうしばらく待ったかもしれませんが。もうひとつ、「鬼斬破」をすでに作ったことが要因。「G」の武器表を見ると、このビビビ刀、「2nd」と「G」で素材が違うんすわ。私はまだ実物を見たこともないキリン素材が必要なんですね「G」だと。手持ち+ジジイの交換でどうにかなる「2nd」のうちに、ビビビ刀まではやっておきたかったのですわ。で、作っちゃった後、いくつかクエストをこなしているうちに、「G」を見つけちゃった。もうこれで周回遅れとはいわせませんよ。


 さて、早速ディスクを突っ込み、起動してみる。まず第一にメディアインストールから。これは、システムの一部を580メガ分くらいメモリースティックにあらかじめ落とし込んでおくことで、ロードの読みを早く少なくするというからくり。10分くらいかかりましたが、その間アイルーの絵がリズムに合わせて動いているのを見てたのでほとんど飽きず。


 インストールが終わったので、「2nd」のキャラクターデータを移植にかかる。名前は変更できないものの、性別・顔・肌の色は変更可能、髪型やインナーはゲーム内でも変更できます。まあほとんど変えずにごー。所持金やアイテムや装備品及びクリアしたクエスト等はそのままだということだったので、気分的にはほとんど前と変わってませんな。キャラができあがったらタイトル画面から、BGロードを選択。「2nd」から導入されたからくりで、つまるところ先読みロード。「モンハン」はエリア制で、各エリアは1から最大5くらいのエリアに通じてます。それぞれの出入口は決まっているので、次に動くエリアが予想しやすい。なので出入口にキャラが接近した段階で、先読みによるロードが裏で始まるのです。BGは多分バックグラウンド。エリア間移動には毎度ロードが入るのでその短縮を目的としたものですな。これと「2ndG」のメディアインストールを併用すると、早いこと早いこと。ただし、BGロードは読み込みの回数が多くなる(無駄に読み込みするときも多い)ので、バッテリーの消耗が早くなります。なのでアダプターによる電源確保が推奨。


 いざプレイ。かなり便利になってますよこれ。特にアイテム関連。まずアイテムボックスの変化。これまではクエストに持ってけるアイテムの個数=アイテムボックスで1マス使うアイテムの最大数だったのです。つまり、回復薬はクエストに10個までしか持ち込めないので、アイテムボックスでも10個で1マスになる。10個を越えるとその分が次のマスに入って、ということになりまする。アイテムボックスの収納アイテム枠が無限にあるわけでもないので、後になるほど苦しくなってくるんすわ。モンスターの剥ぎ取り素材なんかも大量に出てくるし。ネックになるのは、99個まで1マスに入る鉄鉱石とかじゃなくて、1個で満タンになる落とし穴とかモドリ玉とか。このシステムが改まり、今回全アイテム1マスに99個まで入るようになりました。おかげでアイテムボックスがらがら。また自宅だろうと携帯できるアイテム数には限りがあるので、調合をする際には、取り出して、調合して、戻して、取り出して、調合して、戻して、という大変メンドくさい手順を踏まねばならなかった。例えば、落とし穴を調合する場合、必要なのはトラップツールとネット。ネットは99までもてるけど、トラップツールは2個まで。で、落とし穴は1個。ネットはどかんと携帯するとしても、1個作るごとに落とし穴をボックスに戻し、またひとつ作って戻して、なくなったトラップツールを補充して、という形に。これがアイテムボックス内で調合できるようになりました。すんげー、便利これ。さらにお買い物。携帯アイテム数に限度があるのがやっぱりネックで、モドリ玉を買いたいと思ったとしても、1個しか持てないので、買って、家に戻って、ボックス開いて入れて、家を出て、店行って、買って、戻って、と繰り返さないといけない。いつも売ってるわけじゃないアイテムもあるので買いだめしようとするとこれまたメンドくさい。今回、店のコマンドに「買って送る」が登場。99個まで一気に買って、アイテムボックスに送りつけることが可能になりました。この「送る」系は他にも波及して、クエスト終了時に報酬アイテムで出たけど持てないから売っ払うということしかできなかったのが、いきなり「アイテムボックスに送る」ができるようになったのです。農場でもアイテムを使用するときにはそれをボックスから出して携帯してなくちゃいかんかったのが、その場でボックスから必要なアイテムを選べるようになったり。これらのアイテム関連の改善を体験すると、「2nd」には戻れない気がします。そうそう、武器屋とかでこれまではセレクトボタンをいちいち押さないと画像表示されなかったのがデフォルトで商品名選んだだけで出てくるというのもいい感じだったり。


 マイナスポイントもいくつか。カメラワークが相変わらずとか、モンスターの攻撃範囲が見た目よりもかなりデカくなってるとかそういうのはとりあえず置いといて。まずとまどったのは、防具に詰め込んだ装飾品。これが移植時に全部解除されます。どの防具にどれをハメてスキルを発動させて、とやってたわけで。それを思い出しつつ、また詰め込んでいく。まあメモしておけとか書いてあるんですがね。メモしてたからって、詰め込む手間がなくなるわけじゃないし。


 元々、この「G」は、「2nd」の拡張版みたいな位置付けではあるのです。引継ぎがほぼそのままできるとか、クエストも同じだとかあるし。でも、こっから始める人もいるわけですよ、めいびー。一番愕然としたのは、ダウンロードクエストでした。「2nd」で「怪鳥の嵐!」とか「白黒つけるぜ! 闘技場」とかやってたんですが、イロモノから厳しいのまでいろいろあったのです。そのダウンロード内容が一新されました。「2nd」のダウンロードクエストはまったく受注できません。にもかかわらず、「G」のダウンロードクエストって、ハンターランク7とか9とかばかりです。参加資格が低いあるいは制限なしになってるのって、30くらいのクエストのうちひとつかふたつしかありません。初心者はするな、といってますか、これ。ダウンロードクエストでしか入手できない素材なんかもあるわけですよ。「ファミ通チケット」とかのチケット系などがそれで。そうしたものの入手条件が、ランク7以上とかってえらく厳しい。私はすでに何枚かファミ通チケット持ってるんですが、それが当分増えそうにないのですな。この辺り、システムってあんまし変わってないんだから、「2nd」のクエストもできるようにしたらいいのに、とマジに思う今日この頃。

 それでもまあ、今んとこ、トータルで見て、楽しいゲームではあるのですが。やっぱり万人にオススメできるものではないなあ。ソロプレイだと非常にストイックなゲームだし。



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【御供登場編】

 メディアインストールに並ぶもうひとつの目玉。それは、オトモアイルー(普段はこんな感じ)。「2nd」でネコメシを作ってくれていたキッチンアイルーはいたものの、彼らはクエストに出る前のパラメーターを上昇させてくれたりスキルを付与してくれたりというサポートでしかないわけです。それはそれでいいことなんですがね。今度のオトモアイルーは、一緒にクエストに出てくれます(一部のクエストや他の狩人が出てくるパーティープレイなどを除く)。キッチンアイルーと同じく雇い入れる形で、育成もできます。


 ……卒業して大学受かったら 一人暮らしを初めて…
 ネコを飼おうと思うんだ
(あずまきよひこ「あずまんが大王」4)


 では早速。斡旋してくれるネコバァに話を聞く。五匹くらい紹介してくれるので、性格などから一匹雇う。名はタップ。毛並みは黒。オトモは、パラメーター的には攻撃力・防御力・なつき度を持っていて、なつき度が低いとあんまし役に立たないとか。他に性格・使用武器・武器傾向があります。彼らの攻撃手段は、爆弾と武器。武器には切断と打撃があって、これは最初に固定。武器は相手の部位によってダメージが変わりますが、爆弾は固定ダメージ。なので硬い敵には爆弾が有効なのですが。それから、武器傾向は、「武器のみ」「おもに武器」「バランス」「おもに爆弾」「爆弾のみ」といった感じ。性格は「大物狙い」「小物狙い」「慎重」「無謀」「相討覚悟」などがあり、中でも「平和主義者」になると攻撃をまったくしません。オトモアイルークエストに連れてったりすることによってオトモポイントを溜め、オトモスキルを習得させることができます。オトモスキルは例えば「回復笛」で狩人と自分の体力を回復させたり、「攻撃力強化」で自分の攻撃力をUPさせたり、「毒無効」で毒にかからなくなったりするのですね。平和主義者のアイルーは攻撃面では役に立ちませんが、サポート用のスキルを持たせることで「攻撃をしない=後方にいる=回復等のサポートに適任」となるわけです。


 雇ったタップは、「武器一筋」「切断」「武器のみ」でして。これは、私の戦闘スタイルに合わせてのこと。太刀使いなので、爆弾をメインにしたアイルーだとエラいことになるのです。ネットとかだと大型斬ってる最中にアイルーの爆弾に巻き込まれて死んだとかいう話もちらほらありますしね。近接武器と爆弾アイルーはあんまり相性がよくない。逆に弓などだと武器アイルーは標的の回りをうろちょろして邪魔なわけですよ。育成についても、性格などを考えてやらないといけませんよね。平和主義者のアイルーにいくら攻撃力を育てたり、攻撃力UPや属性攻撃のスキルを加えたりしても役に立たないわけですし。


 とりあえず追加されたクエストをひとつ受注。オトモを連れてごー。選んだのはヤオザミを二十匹、闘技場で倒すというもの。クエスト名はアメリカザリガニの「アメザリ20匹討伐…?」です。前にやった猫二十匹と同じ系統ですな。アイルーメラルーを相手にしたときには、落し物を拾う余裕がほとんどなかったんですが、今度は違いますよ。何しろオトモがいます。ひとりじゃないんです。てことで、オトモが蟹に殴られてる間に悠然と蟹から剥ぎ取る私。なるほど。常にソロプレイをしていた私には新鮮な感覚でしたね。敵が、自分を攻撃してこないというのは。大型モンスター戦でもかなり役に立ちますよこれ。オトモが標的になる可能性があるってことは、その分、モンスターの隙が大きくなるし多くなるし、てことは攻撃や回復のチャンスが増えるということであります。


 で蟹に殴られまくったタップ、地面に潜る。オトモは体力が減ると自主的に地面に潜って、回復を目論見ます。また大ダメージを受けた場合強制的に地面に潜らされ、体力の回復をすることになります。前者だと回復までの時間が短く、後者だと長い。また性格によって、回復をなかなか試みないなどの違いも出てきます。相討狙い、だとほとんど回復に行かない。なのでこいつらだといったん潜るとずいぶん再登場しないってことで。んで、タップがいなくなったせいで、蟹がこちらに押し寄せてくる。しょうがねえ子分です。ご主人さまの力を見せましょう。ということで蟹を殺しまくってクエスト終了。いつのまにか出てきてたタップが手を叩いて喜んでくれる。ほのぼの。


 あと、オトモは採集も一緒にしてくれるので、クエスト終了時に思わぬアイテムが提供されたりすることもあるのです。うんうん。「G」で追加されたおまけなんですが、ソロプレイヤーにとっては、嬉しいことですよ。



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【御供迷撃編】

 タップを連れてフルフル退治に行く。ステージは沼地。休眠エリアになるところで、ゲネポスをまずは退治。いつもなら私にたかってくる麻痺トカゲどもは、何故か猫を襲いに行く。余裕を持って背後からトカゲを斬り殺す。タップが麻痺ってひくひくしてましたが、まあ、そういうもので。


 洞窟に入って、草食動物がいるエリア。ピッケル振るって採掘採掘。隣でタップも何か拾ってます。背中につけた小タルに収集物をしまってます。と、どすん、という音。これはまた、いつものパターンですな。振り返るとやっぱりフルフル。赤も気持ち悪かったですが、白もやっぱり不気味な怪物でして。よっしゃ、ま、行ったるか!


 わー、とドングリな武器を振りかざして突進するタップ。フルフルの尻尾アタックに吹っ飛ばされる。白いのが猫に気を取られた隙に、すかさず接近して【ドド】連撃。こちらに食いつこうとするフルフル。攻撃をかわし、もう一撃。向こう側ではタップがちまちま攻撃してくれてます。てか、どのくらい効いてんだあの攻撃。フルフルが身体をねじるようなモーションを見せる。ぱっと離れる私。白いのは、天井にジャンプ。逆さになったまま、首をだらりと下へ。そっからぽたり、ぽたり、とヨダレを落とす。じゅっ、じゅっ、と煙が上がる。うわ、ダメージ受ける攻撃ですよ、あれは。初めて見ましたヨダレ攻撃。ますます、存在を許せなくなってきました。ヨダレを垂らし終えたフルフルが天井を移動開始。下に映る影を見て、逃げ回る私。逃げ損ねるタップ。押しつぶされて多分自主退場。いつものソロプレイに戻った私は、いつものようにフルフルの様子をうかがいながら、攻撃、攻撃。案外に早くタップが戻ってきたので、主従でやるかと思う。が、なつき度が低いせいか、ごろりと横になって寝始める猫。戦闘中だっちゅーねん。そのままフルフルのダイビングをまともに食らって強制退場。何しとんじゃこいつはーっ。


 そんな感じでいくつかのエリアを転々としながら、フルフルを殴りまくり、ついに足を引きらせる。休眠エリアに向かうやつを追跡。舞い降りるフルフルを見ながら、息を潜める。具体的にはしゃがんで気配を殺す。隣でタップも伏せの体勢。やっぱり足をひきずってやがります。じゃあ、落とし穴を、と。くりくりアイテムリールを回し、ここにきて初めて気づきました。落とし穴、忘れた。ついでに捕獲用麻酔玉も。どっちがうっかり八兵衛だか分からない主従と成り果てた私ら、立ち上がってそのままフルフルに突撃を敢行。というか、私より先にタップが突撃していた。んで、怒り狂ったフルフルに3落ちクエスト失敗という屈辱。ごめんよ、ふがいない主人で。後日。捕獲セット持って、フルフル、さらに赤フルフルのクエストもクリア。


 いや、でも、オトモアイルーいいわー。少なくともオトリとしては十分すぎるほどだし。見てて飽きないし。今三匹くらい雇いましたが、連れてけるのは一匹だけなんで、他の猫は家で訓練中。性格とかも違う猫を雇ってるので、そのうちクエストによって選んでいけるかなあ。


 そんなこんなで、緊張感があるんだかないんだか、クエストをちまちまクリア(主に集会所クエスト)していると、ギルドマスターから緊急の依頼が


 ヤツです。


 ついにヤツと戦える機会が来ました。これまでヤツが出てきたクエストは二つ。初歩的なクエストで「忍び寄る気配」と「油断は禁物…!?」というどちらも時間が20分程度で採集クエスト。つまり、まともにフルタイム戦うことができなかったし、装備もなかったし、経験もなかった。今度は、多少はマシになってます。オトモもいますし。クエストでは珍しい漢字四文字のシンプルな、それでいて、存在感のあるクエスト名。敵は――ティガレックス。倒せば、ハンターランクが3に上がります。







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 ギルドマスターの依頼、雪山に轟く咆哮。飛竜にして飛ばず、火を吐かず、雷をまとわず、毒を持たず、そこにあるのはただひたすらな、暴力。荒ぶる原始の力に狩人と御供はどう立ち向かうのか。次回「絶対強者編」で轟竜に挑むっ!



 
なお、番組の内容は予告なしに変更することがあります。ご了承ください。



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 別々ミッション場の壁に、お弁当屋さんのチラシがいくつか貼ってあり、パートの人とかがたまに頼んでいるようなのです。こないだちらりと見たところ、メニューの中にこんなものが。「手作り特性カレー」……「手作り」が「特性」になる世の中なのだなあと思う。




 購入した本:
  三雲岳斗『ダンタリアンの書架1』、村田喜代子『龍秘御天歌』、藤本圭『黒猫の愛読書T』、冴木忍『ドラモンド家の花嫁2』、成田良悟『5656!』

 読了した本:
  篠谷志乃/グループSNE『白き女王の夜』『白き災いが天に舞う』、川上稔『閉鎖都市巴里(上)』



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