2008年11月。


中旬。


 あんまし本を読む時間も取れないいっ。積ん読本は溜まっていく一方で、どうしたものか。そんなある日。古い知り合いがやってきて、貸してた本を返していった。大きなダンボール3箱。開いてみたら懐かしい本ばかりで、うう、これも読みたいそれも読みたいと物色しつつ、はたと気づけば、どこにこれ置くんだよう。と床の上に並べられたダンボールをテーブル代わりに使ってみたり。……という夢を見た。ありそうな話なんでコワいですが。それも昔住んでた家が舞台でして。昔の家とか思い出すのは、多分めちゃめちゃ疲れてるせいだよなあと思う今日この頃。


 某ツ○ヤにて。本を買いに行ったと思いねえ。
 店員:いらっしゃいませ。
 私:カバーお願いします
ト、本をカードを差し出す。
 店員:かしこまりました。ツ○ヤの会員証はお持ちじゃなかったですか。ポイントが溜まりますが。
 私:……
ト、黙って店員の手を指さす。


 某ツタ○にて。本を買いに行ったと思いねえ。

 店員:いらっしゃいませ。
 私:カバーお願いします。
 店員:かしこまりました。お客様こちらカバーはどうされますか?
 私:今、私、いいましたよね?


 某○タヤにて。本を買いに行ったと思いねえ。

 店員:いらっしゃいませ。
 私:カバーお願いします。
 店員:かしこまりました。
 私:あ、袋でお願いします。
 店員:かしこまりました。お客様、こちらこのままでよろしかったでしょうか?
 私:ふ・く・ろ・で。


 といった話を書こうと考えてまして。まあ実際にすべて起こったことで、しかも同一人物ではないところが救いがたいというか、マニュアル世代というか、まず人の話を聞け、と。そんな結論になるはずだったのですが。


 某○○○にて(←なんかかわいそうになってきた)。本を買いに行ったと思いねえ。

 私、本とカードを持ってレジに近づく。周囲に客の姿他になし。
 店員、にっこりと笑みを浮かべる。
 私、カードを取り落とす。レジまで1メートルちょい。
 私、カードを拾うためにしゃがむ。
 店員:いらっしゃいませ、お預かりします。


 何もまだ預けてねえっ。レジに辿り着いてもいない。多分、何事もなければレジに到着したようなタイミングで。顔をあげると、にっこりしているおねーさん。床にスイッチでもあんのかと思いましたよ、マジで。何だか、奇妙な世界に迷い込んだような気がしてきました。○○○恐るべし。


 最近、別々ミッション場でバカの話で盛り上がるというか盛り下がる。今私の隣の席にいるのがそれでして。なんつってもミッションの流れを理解しない想像できない、なのに出しゃばる。出しゃばっても分からないので、散々時間を掛けた挙げ句、他の人に丸ごと振る。実際にミッションを回転させてる私たちにとっては、はっきしいって邪魔以外の何物でもない。そいつが一時的に持ってく処理すべて時間の無駄、二度手間。なのに「自分は仕事ができる」とか「自分が一番働いてる」と思い込み、しかもそれを公言。ついでによくミッション中、仕事してるフリしたり、居眠りこいたりしてます。よくサボりもします。そんでもって、そいつがデータチェックやったといいはっていたもののうち、実際漏れてたのが3週間分あったことが発覚。しかも納品直前。その尻ぬぐいのためにまたも休みなし。一週間前にそいつがチェックを終わらせたとたわごとほざいたときに、ちゃんとこのバカが報告してやがったならこんな苦労はなかったんですが。「へー、連休も出てくるんすか、頑張りますねえ」誰のせいじゃゴラァ。ちなみに私がふと思いついて追跡調査して発覚したことで、そもそも私はそんなチェックをする義理があったわけでもなく。で、本人はミスを指摘されても「いいんじゃないすか別に」といっていた。説明しても理解しねえし。別隣のプログラマとマジ顔で「依頼したデスノートはまだ届かないのか」「いやいやとりあえずゴルゴかバカを修理できるブラックジャックではないのか。30円なら出すぞ」「いえいえ、やっぱりまず撲殺するためのハリセンが」といったことを話す。ぶっちゃけ、もう少しで視線でバカを殺せるようになれる気がします私。


 休みがないのでネタもなく、本読む暇もなく、せめて息抜きにとやってるモンハンは無しくらいで。ううむ、短いが今回このくらい?




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 「モンスターハンターポータブル2ndG」な話。


 というわけで、前回途中からタイトルがビミョーに変わったわけですが、まあよくある話で。日常ネタがあんまし最近ないんで、こっちだけでもちまちまやっていこうかなと思う今日この頃。っていつも通りですかそうですか。






* * *


【蝶々舞踊編】

 さて、集会所クエストでティガレックスに挑戦する依頼が前回出たところまででした。クエスト名は「絶対強者」でして、早速挑戦、するわけでもなく。つらつらまた対策を考えてみる。過去二度にわたってクエストで遭遇はしましたが、戦闘をしたわけでないので、一度挑んで様子を見るという手もあったんですが。


 考える要素としては、現在「2ndG」に移行しているというのが原因でして。どう考えても二度の遭遇からして、ティガレックスは突進してきます。突進してくるモンスターは幾種類かいまして、まだ狩ってない砂漠の一角竜モノブロスなんかもその類。突進は見た目以上に当たりがデカく、ホーミング機能までついてると避けにくい。「G」になれば、その敵の攻撃の当たりがさらにデカくなってる可能性があります。とすると、さらに避けにくい。ダメージはでかくなるでしょう。


 そもそも、対ティガレックス装備として考えていたものがあり。虫装備の一種でして。虫装備にはランゴスタ素材のランゴシリーズ、カンタロス素材のタロスシリーズがありますが、それとは別物。採集できるその他の虫を使ったもので。メイン素材がドスヘラクレスとかオオツノアゲハとか。前者はカブトムシなんでしょうが、ヘラクレスでドスですよ。倍率ドンさらに倍な感じ。火山とかで採れるのでちゃくちゃくと溜め込んでいたのです。装備の名はパピメルシリーズ。見た目……アゲハ蝶。火には強いが寒さに弱いという点は置いといて、シリーズ全部集めるとスキル「回避性能+1」が付きます。これは回転回避したときの無敵時間が多少長くなるというもののようでして。防御力という面ではさすがにザザミ装備には劣るものの、他の青クック装備よりも高いし、まあそこそこ。つまり、

 ブランゴ装備:氷、地震に強い。火に弱い。
 青クックメイン装備:火に強いが氷に弱い。「見切り」で会心の一撃が付く
 ザザミ装備:水に強い。火や雷に弱い。防御のスキルでさらに硬くなる。
 ゲリョス装備:雷に強い。毒無効。
 クックメイン装備:火に強いが氷に弱い。「攻撃」で攻撃力UP

 とまあこの辺が現在使ってる装備。ブランゴはドドブランゴ用に仕立てたもので、ゲリョスは対フルフル戦に投入したものですが毒無効のスキルがあるので夜の沼地とかでは有効ですか。単に防御力を重視するならザザミで、攻撃重視なら青クックメインというところでしょうか。これに回避を重視したパピメルが加わるということで。


 どうにかこうにか素材が揃い、まだ足りてなかった腰と頭部品を製作(以前電気袋が必要だったのはこのパピメルの腕か何かだった)。パピメルシリーズ完成。見かけはアレで腰と背中と頭に羽が生えた感じですが、まあ、よしとしましょう。スキルの詳細を調べてみると、採集がスキルポイント8になってます。採集・採掘したときに「これ以上はないべよ」となる確率が減るスキルがもうちょっとで発動するのですな。採集・採掘用にも使えるなあ。+2のポイントになる装飾品の採取珠をくっつけて無事発動。で、問題の回避のスキルポイントが12。……12!? 攻略本をめくってみると、15あれば回避性能+2が発動します。無敵時間がもっと長くなる。装飾珠入れるスロットは空きまくってるので、こう、何か、回避がプラスになるような装飾品は、とお店で探してみる。回避珠発見。これが回避に+1なので3つあればよろしい。材料は、


 陽翔源珠×1
 ドスヘラクレス×1
 エビの小殻×1


 またドスヘラかよ! てか、エビの小殻って……。ドスヘラが足りないのは、火山で採集すればよろしい。パピメルなら「採集」のスキルもあるし多少楽になる。が、エビは所持数1。たしかどっかでガノトトスを狩ったときに見つけたんじゃなかったかのう。ガノトトスかあ、メンドっちい相手なんですよねえ、近接武器だと。他にエビ持ってるやつぁいねがー。と、思いついて調べてみる。アメザリクエストの報酬でエビが出るようです。前回オトモアイルーのタップを連れて闘技場でヤオザミを狩りまくったやつです。あれをやるのが手っ取り早いか。まあ、その前にドスヘラが足りないので、火山に集めに行かねばなりませんが。


 とりあえずアメザリ。押し寄せるカニを千切っては剥ぎ、千切っては剥ぎ、で20匹討伐。5分を切る速度でクエストクリア。結果、エビは出ず。物欲センサーにまた引っかかったか? もっぺんやる、5分を切る。エビは出ず。


 うぐう。ドスヘラ集めを先にするか。どのクエストにしようか。単純に集めるだけなら素材ツアーがあるんですが、報酬がほとんどゼロで、オトモポイントも入らないのですよねえ。どうしたもんか。



* * *



【硬殻打撃編】

 集会所クエストでドドブランゴを倒してハンターランクを上げた後、火山地帯でバサルモスに挑んだことがありました。岩竜バサルモス自体は、村長クエストで一度戦い、爆弾岩への突進を誘導して爆殺したのでした。ドスヘラ集めがてら、集会所クエストのバサ公も倒しときますか。


 バサ公の岩竜たるゆえんは、岩に擬態をするというのもありますが、岩みたいに硬いボディでしょう。太刀での通常攻撃はことごとく弾かれたので、結局爆弾岩を利用した戦術に切り替えたのでした。二度目のチャレンジの際は、その辺踏まえて、最初っから斬りかからずに、攻撃を避けまくって、バサ公がエリア移動するのを待つ作戦で行きました。その結果、屈辱のタイムアップ。倒しきれませんでした。エリア移動をなかなかしなかったこと。そもそもの発見が遅れたこと。などが原因なんですが。


 仮説を立ててみた。
(井上雄彦「スラムダンク」26巻)


 武器がひたすら弾かれまくられたわけですが、あれ、ホントにダメージが入ってなかったんか? 100%はないかもしれませんが、多少ダメージを与えてたんじゃないかえ? 根拠として、二度目のバサ公がなかなかくたばらなかったこと。これはまあ、最初のやつよりもレベルが高いバサ公(集会所だし★が多いし)だったってのもあるでしょうが。もしかして。


 「G」に転生した私は、かくして仮説を確かめるべくバサルモスに挑むことに。あ、ドスヘラクレスの採集も忘れてませんよ。ただし、装備はパピメルじゃなくゲリョスで。今回は、バサルモスに接近戦を挑むってテーマがあるんですが、この岩竜めは至近距離にいると殻の隙間から一気に毒ガスを噴出するのです。解毒するのメンドくさいんで、いっそ毒無効のゲリョスシリーズで。武器はビビビ刀こと鬼斬破のまま。ドスヘラ一匹採集できた後、火山の奥地で擬態したバサ公発見。猛烈に斬りかかる。弾かれる。斬りつける弾かれる。向こう側ではタップがぽこぽこやってます。アレもダメージ入ってるんかのう。で、動きを止めたバサ公、ぷしゅーっと紫色の煙を噴出。ふはははは、毒無効毒無効。が、たいした勢いとも見えなかったが吹っ飛んでダメージを受ける。ななな、なんじゃそりゃ。打撃力のある毒ガスって何ーっ!? 反対側でもちろんタップも転がった上に毒にかかってる。


 毒ガスにもめげず、ひたすらがいん、がいんと殴っていると、バサルモス、エリア移動開始。動いた先は、爆弾岩のエリア。とっとと追い掛けて、爆弾岩にぶつける作戦開始。三回かそこらぶつけて、エリア移動して岩を復活させて、二回ほど追加。位置的な問題等で爆弾岩が使えなくなったので、そのまま殴る、殴る、殴る。だいぶ、バサルモスの行動も読めてきました。てか、一度も突進に当たってませんよ。んで、バサ公、再びエリア移動。またも爆弾岩のあるエリア。二度ほど誘い、爆発。その後は、ひたすらに斬りつける。と、攻撃が弾かれた直後、バサルモスの様子が変わりました。バサ公、怒りモードに突入。回転して離脱しながらも、心の中でやたーっと歓声。爆弾岩に当たって、ではなく、弾かれた攻撃で、怒り状態になったのです。つまり、弾かれた攻撃は、ダメージがいくらかは入ってるってわけで、仮説は正しかったのです。いったん離れ、タップがぽこぽこ殴っては、尻尾でどつき倒されるのを眺めつつ、持って来てた落とし穴を設置。突進を誘い、引っ掛ける。念のため、捕獲用麻酔玉を二発投げた後、効果も見ずに斬りかかる。眠ればそれでよし。眠らなければそのまま殴るだけのこと。リオレウス戦で学んだのですよ。眠らなかったので、じたばたしている頭を三回くらい殴る。罠が破壊され、バサ公解放。毒ガス噴出を避け、尻尾をかわし、懐に飛び込んで斬撃。もちろん弾かれてて、手応えなんてありゃしませんが、効いている、はず。バサルモスがまたエリア移動。最初に出くわした奥の方で動かなくなります。岩に擬態しましたな。砥石使って武器の斬れ味を戻し、ネット+トラップツールで落とし穴を調合、追跡。岩になりすましているところに一発入れて距離を置く。タップが突進して、飛び出したバサルモスに吹っ飛ばされてます。ヤツの相手はオトモがやってくれるはず。その間に、私は落とし穴を再び設置。これでまた失敗しても、フリーで殴るチャンスが増えるだけですし、もうひとつ落とし穴を作るだけの素材も捕獲用麻酔玉も残る。向こう側で毒ガスを出し、タップを倒したバサ公が、こちらをゆっくりと振り返る。のそり、のそりと突進を開始し、私の手前で突進解除、そのままずしゃーっと滑ってきて、落下。とりあえず投げる麻酔玉。一発、二発。そのまま殴りかかろうとして、くたり、とバサルモスが眠った。


 これでまたひとつ、クエストクリアが増えましたが、バサルモスを狩ったことにより、分かったことがあります。それは、弾かれてもダメージが通るということで。ならば、もう一頭、狩っておかねばならない相手がいます。


 クエスト名「決戦! 一角竜モノブロス」


 二度ほど3落ちくらった相手です。レックスとトリケラトプスの顔(ただし角一本)を合わせたような感じの飛竜。突進を使い、攻撃範囲が広く、なおかつ太刀が弾かれまくった強敵。英雄の条件。予備動作を読むことによって早めの回避、さらに回避性能の上がるパピメル装備、弾かれても諦めずに殴り、ついでにオトリアイルー、もといオトモアイルーもいるわけです。一狩り行ってみましょうか。


 流星がよく見える夜の砂漠。ガレオスが泳ぎ回る砂の中に、モノブロスがいました。というか、エリアに入ると、どしゃーっと砂から上がってくるのが見えました。こっちに背中向けてるんで、まだ気づかれてません。周囲のガレオスは先にこちらを認識して、動きが変わりました。ペイント玉を準備している私の横を、たったかたーとタップが走っていって、モノブロスに殴りかかる。追いかけるように私も接近して、マーキング。こちらを認識したモノブロスは一声吠え、直後、砂に潜り込みました。はっはっはー。それについても対策は準備してますよ。ほりゃっ。すでにアイテムリールを合わせていた音爆弾を投擲。ガレオスだろうがドスガレだろうがガノトトスだろうがこの砂漠ステージで潜ってる敵にはこれが効くのが相場。あやまたず飛び出してきてのたうちまわる一角竜に主従で殴りかかる。んで弾かれまくる。硬いのう。音爆弾から回復したモノブロスが、そのまままた潜る。すぐさま武器を納めて距離を置き、再び音爆弾。今回は持ち込みの音爆弾が10、鳴き袋に爆薬も調合用にたっぷり持ち込んでいます。閃光玉とその調合素材もひたすら持ち込んで万全の体勢。罠関係もぎりぎりまで。


 音爆弾を中心にした攻めで、モノビーをがしがし削る。調合込みで最大20発分の音爆弾があったわけですが、10発近くを使用。うち2発が外れる。外れるときには潜った近くにいないとかそういうときですか。間合いが近すぎて、えらい先まで飛んでいって効果外とか。あと、タイミング次第でモノビーの地中突撃になるのです。砂に潜ったまま、砂煙を上げながらものすごいスピードで突っ込んで来やがるっていうか、こいつ、地上走るより地中泳ぐ方が速いんじゃないかえ? 確率無視の調合失敗もいくつかあったので、残り音爆弾が5発くらいになったところで、モノビーが別エリアに逃げる。ふう。前に考えてた突進を誘って壁にぶつけ、角が抜けなくなったところを滅多打ち作戦、よりもこちらの方が楽みたいですな。何より、突進避けそこなった大ダメージというのもないし、接近して体当たりでぶっ飛ばされるということも少ないし。


 なんてことをいいつつも、音爆弾を予備に回して、閃光玉戦術に切り替える。音爆弾が効くのは分かりました。閃光玉はどうなんでしょう。モノビーに追いつき、振り返るタイミングに合わせて閃光を弾けさせる。うむ、ピヨりました。尻尾を振ったりといった近接攻撃動作をしています。でも、近づくしかないんだよなあ。音爆弾作戦だと、のたうち回って攻撃してこないんで、反撃を気にしないでいられるのですが。閃光玉の最大所持数は5、調合素材の持ち込み数を考えると、最大で15発の閃光玉があります。でも、効果の面を考えると音爆弾だなあ、モノビー。げいん、げいんと攻撃を弾かれてる最中、みょーにいい一撃が入る。んん? 音爆弾のときは倒れてるわ激しく動いてるわでよく分からなかったのですが、これは……。弱点見つけたり! 場所、尻尾の、根元の、裏。ここはどうやら硬い殻に覆われていないので素で太刀が通るようです。横や後ろからだと動かれて狙いにくいんですが、股下に潜って抜けるように縦斬りにすると、当たる当たる。閃光玉戦術で怖いのは近づいたところに尻尾とかなので、尻尾を切り落とすことができれば格段に戦いやすくなります。それで弱らせて、最後は落とし穴で捕獲かなあ。ざくざく。一度転倒させたので、尻尾を狙って太刀を振るう。立ち上がったところに練気ゲージマックスのコンボ+αが入って、再び転倒。よし、尻尾尻尾−っ。で尻尾に二発縦斬りを入れたら、突然メッセージ。「目標を達成しました」……は? 終わり? モノビー逝っちゃった? ぱたぱたと走り回るタップ。呆然としている私。我に返って猛然と剥ぎ取りしましたがね。


 村に戻ってみれば、村長オバァが何かいいたそうにしています。話を聞くと、ティガレックスが再び雪山に現れてでんぢゃらすなので退治してくれという緊急クエスト発生。


 ダブルだ! ダブルだ!
 ダブルだな
 なんかの日かな
(あずまきよひこ「よつばと!」4巻)



 オバァはいう。今のハンター殿なら互角に戦えるじゃろう、頼んだぞ、みたいな。



* * *



【轟咆雷落編】

 村で唯一のハンター(育ち盛り)を成功率5割の戦場に送るつもりかババァ、というツッコミはさておき。5割は5割でも2落ちまで許される3人がかりだし。


 オバァの緊急(村長クエスト)もオジィの緊急(集会所クエスト)もとりあえずスルー。モノビー退治成功のため新たに出現した白モノビーことモノブロス亜種も無視、まだ残ってるクエスト「孤高の黒狼鳥」のイャンガルルガも相手にせず、ひたすらカニ殺しに精を出す。60匹ほど闘技場で斬り殺して、どうにかエビの小殻が必要数集まった。回避珠を作っててふてふなパピメル装備にはめこみ、回避性能+2発動。これで試してみますか。ってよくよく見たら寒さ倍化のスキルまで発動していたので、慌てて温風珠をはめこんで打ち消す。雪山に寒さ倍化のスキルはないべ。


 てことで、準備を整え、村と集会所のどちらの「絶対強者」を受けるか選択のときが来ました。つっても、とりあえず初挑戦なんでヘタレに村クエから。「2nd」であれば「クエストの準備をしています」→「クエスト名」→「クエストを開始します」というメッセージがそれぞれ結構長く出てたはず。んで、真中に小さく表示される「絶対強者」の文字にどきどきしたんでしょうが。メディアインストールのおかげで恐ろしく早く本番開始。うひー。こ、心の準備が−


 今回の目的はヤツの狩猟一本なので、採集道具も持ってこず、罠系、玉系、回復系、調合素材で固めましたし、緊急避難用のモドリ玉もひとつ。なので草食動物も虫の草むらもピッケル使える割れ目もスルー。おそらく巣はここだろうという、いつものところにまずは突っ込み、そこにいたトカゲをぼこぼこにする。よもやここにはいきなり現れないだろうと思いながらも、たいていこのタイミングで出てくるドドブランゴの例もあるしなあ。どうにか大物の出現もなく巣の清掃が終了。さあて、ヤツはどこかのう。洞窟から吹雪くエリアに出る。いない。山頂のエリアに行く。エリア移動の短いロードが済んだ直後、ムービーが始まった。草食動物のポポろんの肉を食らっているヤツ、ゆっくりと首をもたげ、何かに気づいたように周囲を見回し、こちらを見る。咆哮する。怒涛の勢いで突進してくる。


 あのなんとなくトラっぽい顔!
 短めの足と太い尻尾!
 体のまだらもよう!!
 そして先の丸い耳!!
(あずまきよひこ「あずまんが大王」4巻)


 ヤマ、じゃないや、ティガレックスだーっ! 


 

(画像はイメエジです)

 ムービー終了直後、まさにこちらを向き、ティガレックスが咆哮して、突進してきました。大型モンスターの突進は岩竜バサルモス、一角竜モノブロスなどのを見たことがあります。バサ公とモノビーは、どーん、どーん、どーん、と走ってきます。ティギーは違います。がっがっがっがっがっ、です。前者が後足で地面を蹴るようにして走るイメージなのに対して、ティギーは前足で高速匍匐突撃をかましてきます。一度過去に見たこの突撃、あのときは訳も分からなかったんですが、今回はというと。訳も分からずにはねられました。吹っ飛んだところを轢かれ、立ち上がったところに尻尾でげいんと殴られて吹っ飛ばされ、瀕死に。


 考えてみれば、バサ公もモノビーもティギーも飛竜種に分類されているんですが、ティギーはゲーム内でも「飛竜種の起源というか古い形というか原始的なやつ」てな推測がされてるモンスターなんすわ。レウスやレイアがひとつの完成した飛竜種だとすれば、その中間にバサ公やモノビーがいるのかなと。違いはどこかというと、前足。ティガレックスは四足歩行をするのです。つまり、身体を支えるだけのものが前足にあるってか、非常時には前足をメインに突き進む。これに対してバサ公たちは前足が翼に変化してってるんすな。でもほとんど飛べない。バサ公にいたっては垂直にしばらく浮遊するくらい。レウスたちになると、翼がごつくなって自在に飛ぶ。レウスのバックジャンプは翼で羽ばたいて後方に飛ぶものですが、ティギーのバックジャンプは前足を叩きつけるようにして一気に後方に跳びます。ティギーの前足にはひらひらした翼膜はついてるので、これが発達して、前足が翼に変わるのかなと。


 それはさておき、ティギーに吹っ飛ばされた先に、小さな抜け穴がありました。山頂に出る裏道です。ららららっきー。とどめが来るまえにそこに飛び込みました。腰を落とした姿勢で穴を抜け、裏側へ。ティギーのものとおぼしき咆哮が聞こえてきます。が、リオレウス戦のように壁を抜けてこられるということはない、と思いたいですが、分からないので裏道をさらに進む。ここなら安全だろうというところで応急薬を飲んで回復。それにしてもシャレにならんのう、あれ。咆哮がまだ聞こえます。轟竜とはよくいったもので。


 覚悟決めて、崖を登り、山頂付近へ。そこから表に飛び降りることができます。以前フルフルベビーを発掘してる最中に、親フルフルが目の前を飛んでいった場所です。カメラ視点を変えて下を見れば、足下の壁にティガレックスが狂ったように攻撃を仕掛けています。う、方向は合ってる。高さが違うだけで。やだなあ、下りたくないなあ。と思いつつ、アイテムリールを回して閃光玉をセット。やっぱりやだなあ。と、追いついたタップが、にゃーと鳴いて。私の横を抜け、まっすぐ落ちていきました。え……? 下で猫と竜の戦いが開始され、というか一方的にタップが攻撃を受けてますよ。にゃーにゃー。待っちょれー、今行くでー。慌てて私も飛び降りる。着地までの短い時間に、タップ強制退場。着地して転がったときには、目の前にティガレックス。ちょっと待てーっ。雪の上で滑るように数回回転するティギー。尻尾回し。吹っ飛ばされる。てふてふ装備、役に立ってねーっ。起き上がるやダッシュで逃げにかかる私。隣のエリアに退避して、回復。よし、今度こそ閃光玉ですよ。エリア戻って、ちょっと離れた場所にいるティギーを確認。こちらを見ています。その眼前に閃光玉を投じる。ティギー突進。間に合いました。ピヨるティギー。ダッシュで駆け寄って斬りかかる私。ビビビ刀の斬撃は、バサ公やモノビーのときと違って弾かれることなく、ティギーの血しぶき。暴れ回るティギーの尻尾を食らい大ダメージ。でも、相討ち覚悟でないと、ヤツの体力は奪えない気がします。素面の状態だと、なかなか攻撃もまともにできないし。と、回復したティガレックスが咆哮。吹っ飛ばされる。しかもダメージ。何じゃこりゃあ! 咆吼が物理的なダメージ持ってますよ。いやまさに轟竜。ってそんなこといってる場合じゃねえ。そこへ突進を食らい、今度はこっちがピヨる。駆け抜けていったティガレックスがゆっくりと振り向こうとしています。や・ば・い。一生懸命ボタンを押してみたりするもなかなか回復しない。突進のモーションに入ろうとするティギー。いつのまにか復活していたタップが、私の方へ駆け寄ってきました。ぽこん、と一撃。攻撃を受けるとピヨりは回復するのです。よくやったタップ! そのまま回転回避を二連発。ティギーの突進を避けましたが、タップは吹っ飛ばされました。ティギーの振り向きに合わせて閃光玉再び。突進に入るティギー。今度は見誤りました。ティギーの後方で閃光炸裂。光の中を駆けてくるティギーに吹っ飛ばされ、吹っ飛ばされたところにさらに尻尾を食らい昇天。なんかこう、まともにバトってない気がします。文章にすると長いですが、遭遇からここまで5分とかかっていません


 ベースキャンプでゆっくりする暇もなく、駆け出す私。とにかく粘ってモーションを盗むのです。動きが読めるようになれば、2人目の私はダメでも、3人目かそれ以降の私がどうにかしてくれるでしょう。メイン戦場になるのはエリア6と7と8。位置関係はというと、エリア8が山頂。8は横に長いエリアで山頂への崖と下エリアへの崖に挟まれたような場所。景色はよい。やや右よりのところに山頂に抜ける穴。右端でエリア6と、左端で7とくっつき、6と7はそれぞれ結ばれてるので、ちょうどトライアングル。洞窟を抜けるとエリア6なので、6→8へ進んで初遭遇という形になったわけですが。すでにティギーは8から6に移動しています。6はちょっとした段差があるエリアで、その上に乗ればティギーの攻撃は届かない、はず。動きを見ようと、よっこらせと登り、観察。向こうでタップとティギーが一方的な戦いをしています。あ、タップ退場。ティギーがこちらを向き、咆哮。で、右足を地面に思い切り叩きつけました。地面が爆発したようになり、三つの大きな塊が三方向に飛んで来やがります。聞いたことありますよ。岩・飛ば・しー。しかも軌道はまっすぐに段差の上にいる私に向かって。転がってみるものの、てふてふ装備にしても限界がありました。逃げるのが早すぎて立ち上がったところに直撃。次々に飛ばしてくる岩を、引き寄せてかわし、このままでは埒があかぬわーと飛び降りて洞窟に退避。回復して接近する。ティギーが食いついてきたので転がってかわす。向きが変わったので、カメラを回して振り返る。


 ティガレックスがいない。


 ……あれ? バックジャンプしたようでもなし。突進でもない。はっ、と気づくと地面に影。見上げると、ティギーが宙にいた。だだだ誰だ、ティガレックスが飛ばないといったのは(私だ)。そのままティギーはエリア8に移動。慌てて私も追いかける。ヤツのエリア移動の終わりに間に合った。通常、エリア移動するときに飛ぶ飛竜種(バサ公やモノビーは地面潜って移動する)は、羽ばたきながらゆっくりと舞い降りてくるのです。レウスであろうとフルフルであろうとその辺りは変わらないのですが。ティギーは、どすん、と落っこちてきました。こいつ、飛んでるんじゃなくて、グライダーのように風に乗ってるんじゃないか? 疑問に思いつつも、エリア8にて戦闘再開。まだこちらに気づいてなかったので、せっかくだから支給品の携帯用シビレ罠を設置してみる。タップを向こうで殴り飛ばしたティギーが、こちらを向き、猛烈に突進、罠にかかって悶える。そこを連続して斬る。でもティギーはシビレ罠に対しては効果が薄いようで、4発くらいで罠破壊。まあ、フリーで殴れただけよしとしますか。メインは閃光玉で。そりゃもう頑張りましたともさ。ちょっと広いスペースは左側にあるのでそこでバトる。時々ペイント玉でマーキングしなおしつつ。エリアの右側は比較的狭いので、突進とか尻尾回しされると壁際に追い詰められたり、逃げるスペースがなかったりするのです。近い位置からだと、閃光の範囲に顔を向けてない可能性があるので、やや離れた距離から、突進ですり抜けられるのだけ注意してやる。突進してきたら、早めに逃げる、というか早めに逃げないと匍匐突撃に巻き込まれます。で、壁を背にしてタイミングをうかがい、ティギーが怒涛の勢いで突っ走ってくるのを大きく右にダッシュ+転がりでかわす。途中でタップがはねられるのがちらりと見える。私は転がりながらカメラ操作で振り返る。ずざざざざざーっと雪の上を滑りながら、ティギーがこちらに方向を変え――そのまま二発目の突撃を開始。ドリフトしやがったーっ。そんなに距離があるわけじゃなく、まともに食らって吹っ飛ぶ。ごろごろ。やばいやばいやばい。起き上がったところにさらに一発食らって吹っ飛び大ダメージ。武器を納めていないのでアイテムのモドリ玉を使うまで時間がかかる(武器を納める→アイテムリールを回して選択→アイテム使用)。このままエリア7に逃げた方が早いっ。武器を出したまま転がりを入れて、転がりを入れて、転がりながらエリアの出入口を目指す。よしこの辺りに、


 岩。


 これは何!? 岩でエリア出入口がふさがってるーっ!? たしかにクエストによっては移動ルートが限られてることがあるんですが、今になるまでまったく気づいてなかった。はっ、と振り返ると、そこにティガレックスの顔。間近で咆哮を食らい、吹っ飛び、岩にぶつかる。そこにティガレックスの食いつき炸裂。2人目死亡。なんとなく「ジュラシックパーク」で公衆便所に逃げ込んでレックスに頭から喰われたおっさんを思い出す


さてさて最後のひとりになりました。砥石使って武器を磨き、ティギーに合流エリア8。が、エリア到着と同時に、向こうで羽ばたくティギーの姿。今通ったばかりのエリア6に移動される。すぐに戻って、持ってきていた携帯用じゃないシビレ罠を設置。なんつーか、2人目の後半辺りでティギーが怒りモードに入るようになっていましたが、いい感じのグラフィック変化を起こしますよこいつ。たいていの敵って、目に見えるのは息が荒くなったりとか動きが速くなったりとかなんですけどね。モノビーもなかなかいい感じで、トリケラトプスみたいな首回りのエリマキに赤い線が左右二本ずつ入ります。ティギーの場合はというと。元々青と黄色のストライプな体表ですが、ここに真っ赤な線がびしびしと入って、血走った感じ。うおおお、怒ってらっしゃる! 3人目ともなると、攻撃入れるとすぐに血走りやがりますよ。血走ったティギーの突進を罠の手前で待ち構えてると、なかなかクるものがあります。シビシビしてるティギーにフリーで5発ほど叩き込んで回避。罠がハジけ、解放された轟竜がゴツい前足で殴りにかかる。それをかわしたところで尻尾に太刀を入れ、回避。


 バトルは続き、どっちが狩人でどっちが獲物なんだかという状況が延々。もはやアオキノコと薬草は尽き、回復薬も少なく、回復薬グレートもわずかとなりました。閃光玉も調合素材がなくなり、手持ち分がいくつか。怒り狂うティギー相手にちまちまと回避しながら攻撃するのみ。あるのは、そう。


 モドリ玉。


 いや素材玉はたっぷりあるし、前半使ってないし。ダメージが危険領域に入り、エリア移動ができそうにない状況に陥り、タップは強制退場し、追い詰められたとき、わずかに武器をしまう余裕があり、迷わずモドリ玉。緑色の煙が上がり、一瞬でベースキャンプへ帰還。ベースキャンプにはベッドがあって、数秒でダメージが全快。ティギーがいるのは山の上なので、だいぶ登らねばなりませんが。駆ける、駆ける、駆ける。エリア6でティギーを捕捉。タップが引き付けてる間に閃光玉のタイミングを測って投じる。だいぶ遠かったのでダッシュで接近し、太刀連撃。振り回す尻尾を食らい、バックジャンプで逃げられる。即座に太刀を納めて回復薬グレート。回復薬をグレードアップするためのハチミツも尽きてるので、これも手持ち分のみ。と、閃光から復活したティギーが羽ばたく。羽ばたいて、行った先は、


 巣。


 え……? もしかして、と思い、エリア6から洞窟に入って、巣であるところのエリア3へ。ティガレックスが、寝てる。がくがくとアイテムリールを回し、最後の最後まで残していた落とし穴を設置し、走り寄って太刀を二発入れて、落とし穴のところへ戻る。眠りを邪魔されたティギー咆哮。ぽこぽこやってたタップを殴り飛ばし、こちらを睨む。匍匐突撃。タップを蹴散らしてくるティガレックスを待ち構える。落ちる。そこへ、捕獲用麻酔玉。集会所緊急クエストのドドブランゴを倒したときには、アナログスティックの左指が震えていました。今度は麻酔玉を打つ右手が震えています。投げる。投げる。


 目標を達成しました。



* * *



【電撃御祭編】

 村に戻ってみると、またも人々の対応が違う。「あのティガレックスを倒すなんて!」という扱いを受ける。クエストを依頼するオバァも「我らが村のハンター殿」という呼び方をするようになった。村クエの新たなレベルが開放されたので、眺めてみる。


 「G」に移行した前回、ダウンロードクエストに対する不満をぶちまけました。初心者向けのクエストがないとか、電撃やファミ通のチケットが入手しにくいとか。すいません、間違ってました。「2nd」でダウンロードクエストだったものがいくつか、フツーに入ってました。村クエで出てきましたよ。いやはや。


 新しいレベルのクエストでは、新型モンスターとして出てくるのは、モノビーのゴツいやつで双角竜ディアブロスとかバサ公の成体である鎧竜グラビモスなど、強力なのがわさわさ。中でも、幻獣キリン、炎妃龍ナナ・テスカトリ、霞龍オオナズチなどといった古龍たちがクエストに名前記載されています。他には、ドドブランゴゲリョスババコンガなどが複数出てくるといったグレードアップ状況。


 ファミ通のクエストでババコンガを2頭狩る。このクエスト、他にモンスターが出てこないっぽいので、タイマン。一頭目をざくざく弱らせ、洞窟に追い詰め、倒す。「残り1頭です」というメッセージが出て、ババコンガが倒れる。死んだババコンガ倒れながら振り回したような腕を食らい、吹っ飛びダメージ。いや、ちょっと待てコラ。というようなこともあったが危なげなく終了。10分程度ですか。速攻です。ファミ通チケットをもらう。

 電撃のクエスト。こちらはフルフルが一頭。「?」がついてるのは、アレです。変なフルフルなのです。とにかくちっちゃい。フルフルパピーです。通常のフルフルだと股下に立って潜れるのですが、パピーは人間と変わらない大きさ。でも、動きはフルフル。ちゃんと帯電防御も怒り時の帯電ダイブも天井からヨダレもやります。このクエストでも他に敵は出てこなかったので、ひたすらにフルフルを相手にするだけでよかったのです。


 小さいフルフルパピーを相手にしてみて、分かったこと。たしかにこちらの攻撃の当たる範囲が狭いため、命中はしにくいのですが。もうひとつ。フルフルの帯電防御。これはフルフルの体表に放電されるため、大きいフルフルだともちろん電撃が走ってる空間そのものがフルフルを中心に大きくなるのです。これが小さいフルフルだとどうなるか。ちょっと離れただけで、電撃が当たりません。一発殴ってすぐに脱出しないとダメージを受ける帯電防御ですが、パピーを相手にしたところ、青白い光が大きくなってから回転回避しても十分すぎるくらいでした。よっぽどぎりぎりまで近寄って手遅れになるまで殴るようなマネをしなければ、食らわないのです。


 だいぶ余裕をもって斬っていたのですが、首をもたげるようにパピーのモーション。これは、アレですな。絶叫。金切り声。バインドボイス。でっかいフルフルは「キョ――ッ」と長くなくのした。小さいパピーはというと。「ギヨヨヨ――ッ」ななんか濁ってるよおい。ボディが小さかろうが声が濁ってようが効果は同じで、耳を押さえて硬直したところに、えらい高い放物線を描いて帯電ダイブするパピー。硬直解除とともに転がる私。どうやら、フルフルのダイビングは、中心になる点があって、そこが通る高さが同じになるようです。分かりにくいですかそうですか。先程の帯電防御と同じのような。でかいフルフルだと、中心点からの当たり判定がデカいので、低い軌道でダイブするように見える。小さいフルフルだとボディが小さいため、高い軌道を描いてるように見える。結果としてどうなってかってえと、楽々ダイビング回避。ひゃっはーっ。


 なんてことを書いてますけど、これがやっかいな状況を生み出したのは後半。一発殴るたびに怒りモードに入るフルフルパピー。足をひきずりずり、休眠エリアへ。前にタップを連れてきたフルフル征伐では、うっかり麻酔玉を忘れてきたような気もしますが、今回はばっちりです。では早速、落とし穴をば。展開するネットと落とし穴。さあて、あとはフルフルを待つだけです。って、距離がある。距離がありすぎるとダイビングより、電撃ブレス使いやがります。なので、中間地点で誘って、ダイブさせて、距離を調節。いい感じになったので落とし穴を挟む位置に。すでにアイテムリールは麻酔玉に合わせてあります。パピーがダイブ。よっしゃっ、落とし穴に落っこちてもがくところに麻酔玉を叩き込むべくかまえていた私は、まともにそれを食らい吹っ飛ぶ。何じゃ、こりゃあっ! 転がって逃げて回復し、再び同じ位置関係に。ダイブするパピー。放物線は高く、落とし穴に引っかかることなく、飛び越えてくる。しまった、こういう落とし穴がありましたかっ。どうにかうまいこと着地点を落とし穴に合わせようと苦戦しまくる。そうこうするうちに、落とし穴消滅。以前落とし穴の消える条件はエリア移動だと思っていたのですが、どうやら時間だったようで。予備もなかったので、タップと主従でフルフルを殴り殺す。


 かくして、フルフル最小全長は、これまでの半分になり、金冠がつきました。クリア報酬で電撃チケットをもらったのですが……調べてみたら、このチケット、ハンマーくらいしか使えない。で、私はハンマー使いではない。苦労したわりにはあんまし報われなかった気が。うくく。


 なんてことをやりつつ、半ば寝落ちしかかりながら、ひとつひとつクエストを突破。集会所の「絶対強者」に挑む機会をうかがいつつ、ガノトトス亜種を狩ったりして、ふと見てみれば、ひとつクエストが増えている。「巨大龍の侵攻」そうです。いつか自分の目で見てみたかった古龍。ラオがとうとう私のPSPにも出現したのです。ラオシャンロン、漢字で書くなら老山龍。古龍戦をそろそろ体験してもいい時期なのかもしれません。先程書いたようにキリン、ナナ・テスカトリ、オオナズチ、ラオシャンロンに、以前から出てるクシャルダオラ。多分、これまでやってきたクエストとはまた別の世界なんでしょう。うう、オラ、ワクワクしてきたぞ







* * *



 砦に迫る巨大な影。歩く災害、進行する古龍。ちっぽけな狩人は果たしてそれを食い止めることができるのか。次回「大山鳴動編」で、巨龍を見物するっ。



 
なお、番組の内容は予告なしに変更することがあります。ご了承ください。



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 本屋でちらりと見かけた宮部みゆき『日暮らし』ううむ、そっから『日暮らし』→『ぼんくら』→『どぶどろ』→『碑夜十郎』と連想が飛ぶ。うう、読みたいよう。ネットで探して、送料合わせて1000円くらいだったのでとりあえず『ぼんくら(上・下)』と『あかんべえ(上・下)』を落とす。読む時間がほしいようおう




 購入した本:
  小林めぐみ『回帰祭』、五十嵐貴久『2005年のロケットボーイズ』、大塚角満『本日も サヨナラ! 逆鱗日和』、宮部みゆき『ぼんくら(上・下)』『あかんべえ(上・下)』

 読了した本:
  川上稔『閉鎖都市巴里(下)』『電詞都市DT(上)』



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