2008年11月。


下旬。


 ふひー。バテバテです。ネタあんましないなあ。12月中旬くらいからはゆっくりできそうなんですが。


 とあるお店の前の自動販売機のところに原付を停めたときのこと。ぎゃーぎゃーと子供たちが5、6人ほど走ってきた。ひとりが自動販売機のとこでほっぺたを地面に押しつけるように下を覗き込み、「あ、ポケモンのカプセルがあるっ! 開いてないぞ!」と叫んだ。ポケモンだったかどうか定かではないが、そんな感じのことだ。てか、ポケモンってカプセルで売ってあったりするんじゃろうか? ゲームとかではカプセルで登場してたような記憶はあるのだが、やったことはないので分からない。わっ、と何人かが寝そべって覗き込む。そこで最初の少年が立ち上がり、「バカが見ーるっ!」といった笑いながら走っていった。何だか子どものメンタリティは私が子どもの頃とあんまし変わらないよなあ、とほのぼのしてみたり。


 夜のこと、TSUTAYAに行き、お店を出た。原付のすぐ隣に車があって、助手席後にいたおっさんが、腕を助手席の背もたれに回して、運転席に話しかけていた。運転席には、犬。白くて大きい犬が、ちょこんと座っていた。しかもおっさんのトーク完全無視。すまして前を見ている。うー、写真撮りてーっ。でも手元にデジカメもカメラ付きケータイもなかったので残念。結構いい感じの写真になったと思いはべりそうろう。


 本屋に行ったのは、クロウリーの『エンジン・サマー』を買うため。読みたかったんですよこれ。クロウリーは『リトル・ビッグ』とか『ナイチンゲールは夜に歌う』とかでハマった幻想作家であります。というかそれくらいしか紹介されてなかったような……。『エヂプト』が出るという話はどうなったんだろう。ともあれ、これもがつんと読みたいところです。他にもひかわ玲子の「龍の七部族」を次に出る第三部がほぼ書き下ろしっぽいので買っちゃったり。ノベルズでお高いシリーズなんですがねえ。


 ともあれ、こうして読みたかったものとかが入手できるようになるというのはいい世の中だと思います。こちらはゲームの話になるんですが、PSPにダウンロードできるゲームアーカイブでいよいよ登場「刻命館」です。くわー。やりたかった。まあ、PS版もちゃんと持ってるし、空いてるメモリーカードも動作するPS2もあるわけですがね。何しろめちゃくちゃメモリーカード食うゲームなんすわ。一枚ほとんど丸々使ってたんじゃなかったかな。それだけの面白さはあると思いますがね。先日、PSP用のダウンローダーとかがかなり整備されて、前はパソを経由してダウンロードというのが基本だったんですが、ゲームデータ、セーブデータをパソに保存もできるようになったので、ゲームを整理して、メインで使ってる8ギガのスティックにPSP専用ゲームのデータと「俺の屍を越えてゆけ」や「リンダキューブアゲイン」や「マリーのアトリエプラス」「エリーのアトリエ」など、ちょっとやりたくなるゲームを入れる。サブの4ギガスティックには他のRPG系アーカイブをどかどか入れる。「刻命館」はメインスティックに。もっと面白いゲームがアーカイブ入りしないかなあと毎回思うわけですが、今回の更新は満足でござんすよ。


 最近思ったこと。珍しくテレビを見て、すき家のCMにキン肉マンが出るのは吉野家に対する裏切りではないのだろうか?。


 というくらいしかネタがない。てか、ヘバりすぎ、私。申し訳ないですけど、12月後半くらいまでこんな調子だと思うんで、ゲーム以外のネタを期待される向きには正直すまん。


 んじゃ、ちょびちょび書きためてたいつものゲーム話をば。




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 「モンスターハンターポータブル2ndG」な話。


 相変わらずちまちまやってます。前回は轟竜ティガレックスを狩った話がメインでしたっけ。今回はまた別のモンスターですよ。






* * *


【砂漠尾斬編】

 前回、なんだかあっけなく砂漠の一角竜モノブロスを倒したことが記憶にあったので、まだ残ってた白モノビーことモノブロス亜種と対決をしにいくことに。モノビーには音爆弾と閃光玉が効いたので、しこたま持っていく。モノビーがあのあっけなさだったら、白モノビーも倒せるような気がします。捕獲用に落とし穴とかも行くかー。ことにモノビーの弱点が尻尾の裏と分かってるからには、音爆弾でのたうち回るところに集中攻撃デスヨ。


 んで、実行してみた。結構うまく行く行く。狭いエリアから広いエリアに逃げるモノビー。追い掛ける狩人。閃光玉や音爆弾使用時には側面から尻尾狙い。通常は懐に飛び込んで腹から尻尾狙い。ざくざく。こりゃ尻尾切り行けるかもよ。尻尾は部位破壊じゃなくて切断になります。部位破壊だとクリア後に部位破壊報酬が追加されますが、切断の場合、その場で剥ぎ取りです。しかも大型の場合は大型の死骸と同じくクエストクリアするまで消滅しません。


 ところで。音爆弾から回復時にモノビーは羽ばたいて空中に飛び上がるというアクションを行います。話変わりますが、トカゲの類でジャンプした瞬間に空中で攻撃を当てて倒した場合、死骸が消滅します。


 モノブロスが回復して飛び上がった瞬間。ぶちん、という感じで白モノビーの尻尾が切断されました。おっしゃやった。剥ぎ取り行きますよ、剥ぎ取りぃ。……あれ? 振り返ると地面に落ちたはずの尻尾が、ない。白モノビーの尻尾は砂にまぎれてしまうのか? その場で○ボタン押しながら探してみたものの見つからず、白モノビーの突進をまともに食らう。も、もしかして……空中で斬ったから消滅した!?


 スーパーがっかりで、白モノビーを追いまわす。やがて足を引きずったモノビーは休眠エリアと思しきところに逃げ込む。アイテムリールに落とし穴を持ってきて、該当エリアへ。まだ眠ってなかったものの、距離があったので余裕を持って落とし穴をセッティング。気づいた白モノビーが突進。よし、落とし穴に……いきなりぶっ飛ばされる。なななな何!? 何が起こりやがりました!? 位置がおかしかったのだろうと思って、もっぺん落とし穴を挟むポジションで誘う。突進。念のため転がってみる。すぐ横を白モノビーが通り過ぎていく。


 こいつ、落とし穴落ちねえよ!


 しょうがないので、フツーに撲殺。切断した尻尾の部位破壊報酬が出るなんてこともなく。ごくごくフツーにクリア。何だか釈然としないなあ。


 釈然とせぬまま、次に選んだクエストは、同じく砂漠を舞台にした「轟竜ティガレックス」です。雪山で一度は倒しているティギーです。次は砂漠。砂漠だとどうなるのかなあ。ともっとも広いエリア1へ出陣。ガレオスどもが砂ん中を泳いで回る中、えらく遠くにそれっぽいのが。ティギー発見。といってもまだだいぶ距離がありますなあ。と、タップがいきなり駆け出していく。ティガレックスが突進を開始。地平線の向こうからかっ飛んでくる勢いで、タップを撥ね飛ばし、私の方へ一直線。私はというと、シビレ罠でも設置してファースト打撃を与えるかとそのセッティングの真っ最中でして。動けねえよ! こっちがファースト打撃をまともに食らうことに。


 ただ、同じレベルのティギーといっても、雪山よりは断然こちらの方が戦いやすい気がします。てのも、雪山だと狭いし、壁際に追い詰められてボコられるというのが多かったわけでして。こちらだとかなり有利に場所を設定できまする。砂を蹴散らしてドリフトし、再び突進したりするのをさくさくかわし、閃光玉を叩き込んで動きを止め、さあここはひとつ尻尾狙いで行きますか。ざくざく。計画としては、尻尾切断の後、落とし穴で捕獲。尻尾剥ぎ取り+捕獲ボーナスってことで。


 ところが、ティギーの得意技である回転尻尾のせいで、ヘタに近づくと弾き飛ばされます。でんぢゃー。それでも頑張っていると、怒りモードで赤い線浮き出したティギーが大暴れ。エリアの端でちまちま削り、そろそろ尻尾切れねえかなあと思いつつ。


 いきなり「目標を達成しました」の表示。


 ……は? ティギー逝っちゃった? 私の尻尾剥ぎ取りは? 捕獲ボーナスは? やむなく直接本体の剥ぎ取りにかかる。ティギー、ずいぶん楽に狩れちゃったよ? やっぱり何だか釈然としないまま、砂漠を後にする。



* * *



【絶対強者編】

 二頭目のティギーがあっさり狩れたことで、またしても多少調子に乗る私。アイテムを補充して、次に挑むは、集会所のティギー。クエスト名はもちろん「絶対強者」です。こいつを倒して、ハンターランクを上げるのです。


 ……すいません、調子に乗りすぎました。怒涛の攻撃の前に3落ち。怒りまくってらしたんですが、結構3人目くらいで追い詰めはしたと思うのですがねえ。って、ドドブランゴのときにもこんなことがあったような気が……


 精進します。修行します。出直します。



* * *



【鋼龍風纏編】

 いよいよです。何となくそんな気分になったので、古龍に挑むことにしました。ティギーに殺されてヘコでたせいもありますが、それはともかくとして。最初の相手に選んだのは――クシャルダオラ。クエスト名は「氷点下の支配者」です。前に「風龍」と書いてましたが、「鋼龍」が正しいようです。雪山山頂付近ににその抜け殻を残す龍。


 古龍戦には、他のクエストと違うところがありまして。ひとつは、一度やると以降ランダムに出現するということ。もうひとつは、一度の戦いで倒せるとは限らないというか、そりゃ無理だってこと。なので古龍戦では、倒してもクリアですし、一定時間経過後にある程度ダメージを与えていれば撃退ということでクリアになります。傷ついた個体が以後体力そのままでランダム出現するようになるわけです。


 なので、一度目で捕獲できるとは思えません。麻酔玉を候補から外し、落とし穴、シビレ罠、閃光玉、音爆弾を調合素材込みで持っていく。長期戦や2落ちに備えてホットドリンクにホットミートも持っていく。防御重視のザザミ装備にビビビ刀でいざ出陣。


 クエストが始まって、支給品ボックスを覗いて気づきました。解氷剤が入ってる。てことは、雪だるさん攻撃が来る! ももももしかして白猿装備の方がよかったかも。今更どうしようもないので解氷剤×2を携帯する。あ、あと支給品用閃光玉があったので、閃光玉がダオラには効くのかも。ダッシュでエリア1に行く。あれ……? エリア2へ。おや……? 洞窟内に入ってエリア3。はて……? 洞窟のエリア4。むう……? そして外に出てエリア6。他にモンスターがまったく出てきません。こりゃクシャルダオラとのワンonワン。ってオトモのタップもいますかそうですか。エリア8に出ると、途端にムービー挿入。雪の上を歩く一頭の龍。


 一目で分かりました。こいつは、これまで私が戦った飛竜たちとは異なるナマモノです。大きな翼、四足で悠然と歩く姿……四足!? 飛竜たちが前足=翼のワイバーン型とすれば、こいつはつまるところ、ドラゴン型!


 ムービー終了と同時に襲い掛かってきたティギーと違い、向こうの方でダオラはこちらに背を向けています。ダッシュで近づき、とりあえずペイントマーキング。当然気づかれました。さあ、古龍戦ですよ。


 古龍には、かなわない強敵、てなイメージがあったわけです。謎の生命体というか、量産型ではない特注品というか。でも、分かったことがあります。太刀が通じる相手なんですわ。斬りつければ手応えがあるのです。浮かんでいるかのような軽やかな突進をかわし、風の塊をぶつけてくるブレスを避け、接近し、尻尾をやりすごして太刀を入れる。何だ、戦えるじゃないですか。


 他にもクシャルダオラについて分かったこと。1)シビレ罠無効。2)落とし穴無効。3)音爆弾無効。ちょっと待ってーっ。閃光玉しかないですよ効くの。しかもティギーやレウスたちほど長くピヨらないし。10秒ちょいくらい?(ティギーたちは30秒くらい) でもしょうがないので閃光メインに戦う。げしげし。接近して、翼が硬いというのが分かりました。だいぶ弾かれます。でも、これまでの飛竜戦で、弾かれてもダメージが入ると今の私は知っています。削り、削り、削り倒すのみ。


 風のブレスを読んで転がり回避しまくるわけですが、かなり遠くからでも飛んでくるこのブレスは当たると雪だるさんになります。雪だるさんになると、回転回避とダッシュ、解氷剤の使用しかできなくなるのです。よちよち逃げ回り、突進に巻き込まれて死にかけたり。結構、ブレスやばいなあ。それでもここんとこやってきた飛竜戦よりは、回復系アイテムの消費が緩やか。あんまりまともに攻撃を食らってないからでしょうか。


 持ち込んだ閃光玉が5発。支給品の閃光玉が2発。現地調合した閃光玉が6発。って、調合失敗多すぎるわっ。ともあれ、10発前後の閃光を使って、ダオラを削った頃。展開が変わりました。クシャルダオラの周辺に風が巻き始めたのです。


 風の鎧。


 近づいたところで吹っ飛ばされる。ダメージはないに等しいのですが、尻餅をつく。攻撃ができない。やっかいきわまりない防御です。しかも尻餅だと、起き上がるのに若干時間がかかるので、そこに風ブレス食らったり、突進に巻き込まれたり。ひーっ。ちなみに。タップも風の鎧に吹っ飛ばされてころころ転がっていました。


 風の防御は、閃光玉でピヨってるときには解除されるようです。しかし、もうすでに閃光玉の残りはほとんどなく。後のアイテムのこととか考えず、やれるだけのことはやるべし。と、いい攻撃がダオラに入り、ダオラが突っ伏す。あれ……? 一瞬、倒したのかと思いましたが、そうじゃなく。飛竜たちの横転にあたる状態のようです。慌てて追加打撃を叩き込み、風の鎧をまといつつ復活したダオラに吹っ飛ばされる。むきーっ。どんだけもう削った? 撃退できるだけのダメージは与えたのか? そして、閃光玉が尽き。ダオラの攻撃から逃げ回る私。


 逃げながら、気づきました。ダオラの風は、移動時には消える。攻撃に入ったときにも消える。てことは、突進中や飛行中、攻撃中を狙えばよい。ブレスのモーションに入ったのを狙って叩けばよい。ブレスを誘い、ダッシュで距離を詰め、一撃一撃当てていく。分かりにくいものの、多分、怒りモードに入ったようで。動きが素早くなってます。空中に浮かんだまま、低空をかっ飛び、ホバリングし、ブレスを吐き。うおう、攻撃が当たりにくいぞ。動きを止めれば風の鎧。動いていれば低空飛行。ガンガン突っ込んでくるのをかわしまくり、ようやくダオラ、怒りモードから回復してくれました。あとはまた、距離を取ってブレスを待つ。近づくと尻尾を反時計回りに振るので、同じ円を描きながら距離を詰めることになります。私が距離を置き、タップが近距離というポジション。と、タップの攻撃がぽこりと当たり、クシャルダオラがぐったりと倒れました。ちょちょちょっと待てーっ。猛ダッシュで接近し殴ろうとしたときにはすでに起き上がってるダオラ。タップともどもぶっ飛ばされる。


 25分


 風ブレスを食らい、雪だるさんになり、慌てて山頂エリアに逃げ込み、しかも解氷剤が尽きたので自然解氷するまでうろちょろしていると。私の前にメッセージ。鋼龍は傷付き逃げ去ったようだ、と。ゆっくり動いていくマーキング。私は雪だるさんのまま、空を見上げた。壁が邪魔で飛び去るクシャルダオラの姿は見えなかった。それからクエストが閉じるまでの1分の間、このエリアにいるフルフルベビーでも掘るべと雪だるさんのまま抜け穴を通る。そこではたと気づいた。ピッケル持ってきてねえ。抜け道を過ぎると解氷されたので、しょうがなく雪見草をひとつ採集。そのまま山頂へ行き、カメラを動かす。やっぱりクシャルダオラは見えず。ただ、クエストクリアでガッツポーズをする私。隣で手を叩いて喜ぶタップの姿があった。


 黒狼鳥イャンガルルガを倒すというクエストを終え、戻ってみると、村クエに再びクシャルダオラがいた。「氷点下の支配者」って、また雪山に戻ってきやがりましたか。雪山で再会する私たち。それにしても、吹雪がひどい。雪山エリア6では、元々他エリアへの出入口が見づらいんですがね。それがよけいにエラいことに。結果、出入口を間違えて、というか出入口が見当たらなくて、背後から突進食らって1落ち。


 ただ、ダオラの動き自体は、見えてきているわけで。しかも風の防御を引っぺがす閃光玉も補充されております。飛竜系とは効果時間が圧倒的に違いますが、それでもちょっとずつ体力を削るに十分。実際、接敵して15分ほどで、ばちん、とダオラの尻尾が切れ飛びました。切れた、切れたよ、尻尾が切れた。小躍りしながら剥ぎにかかって、ダオラに襲われて吹っ飛ぶ。落ちはしなかったので、タップが殴られてる隙に剥ぎ取り。「鋼龍の尻尾」ゲット。25分経過で、「鋼龍は傷付き逃げ去ったようだ」の表示。


 さらに村に戻ると、また「氷点下の支配者」が出ていたので、アイテムを補充し、今度こそ倒しにいく。途中省略で、尻尾なしを斬り伏せました。ぐらり、と倒れる龍の姿が、やけにカッコよかったり。ふう、と満足の息をもらし、最初の古龍を三度目にして沈めることに成功。まだ一頭なんですがね、うん、同じシステムを使った違うゲームやってるような、そんな楽しさがある。



* * *



【鋼龍密林編】


 村に戻ってみると、村長クエストの★×4にCLEARの赤表示が。……赤? オールクリアだと紫なんですが、赤ってのは隠しクエストがあるってことで。ううむ、と首を捻りつつ、イャンガルルガの首を捻りにいく。


 かわいそうなくらいガルルガをボコボコにする。どのくらいボコボコかってえと、尻尾が切断、翼の爪が折れ、嘴が割れ、耳が砕ける、そんな姿。★×4のこのガルルガだったら、どうにかなるなあ。戻ってみると、CLEARの表示が消えている。んん? や、これか! 「風をまとう古龍」が出現。密林。もちろん、鋼龍クシャルダオラです。二頭目なのです。

>  ところで。村クエの「絶対強者」をクリアしたときに、ひとつイベントがありまして。ポッケ農場の奥にある洞窟に立ちふさがる氷の壁。これをティギーの鳴き袋だかを使って砕き、中に眠っていた巨大な剣が利用できるようになったのです。モビルスーツでも使うんか、というくらいデカい剣で、再生能力付き。これに「古龍骨」×2を用いてピッケルを作り、がちんとやるとかけらが取れます。ただし再生能力で元に戻るまではかけらを取る許可はでません。まあ、一度クエストに出れば可能なのですがね。「古龍骨」は古龍と戦うと入手できることがあり、つまるところ私はクシャルダオラを撃退するたびにもらってたわけでして。その「黒いかけら」や「黒い塊」からできるのがブラックシリーズ。すべての種類の武器系統があり、防具もあります。防具の特徴としては龍属性以外の耐性がついていること、スキルポイントがまったくないこと、装飾品を突っ込むスロットがあること。てことは、ブラック防具は自分好みのスキルをつけることができるってすんぽー。一方のブラック武器は、なかなか強力な上、龍属性がつきます。防具はともかく、龍属性の武器は持ってなかったので、ちまちま「黒いかけら」とかを集めて、作成しましたブラック太刀。通称「黒鎌」、正式名称ブラックサイス。何だかでかい竜の鉤爪みたいな見かけです。ヘタりやすいのが難点ですが、基本攻撃力もあるし、何より龍属性。


 龍属性の武器は、古龍や飛龍によく効く、と聞いていました。なので、黒鎌背負って、二頭目のダオラを撃墜に行ってみることに。雪山ダオラは、防御力重視でザザミ装備に攻撃力重視でビビビ刀だったのですが、密林ダオラに挑むにあたっては攻撃力重視の青クックメインに黒鎌で。


 クエストが始まって、エリアを駆け、鋼龍の白っぽい姿を探す。雨がしょぼしょぼ降っている。エリア1を抜け、エリア2を走る。リオレイアなどは水辺と密林が混じったエリア3あたりでよく見かけるので、もしかしたら、ダオラのそこらにいるのでは? と、エリア2の真中くらいで、雨が急に強くなった。私は立ち止まって、とっさにカメラを振った。エリア上空に出現し、ゆっくりと舞い降りてくるクシャルダオラ


 クシャルダオラは、ときに気候さえ支配するという。


 なるほど、雪山でも吹雪が尋常じゃなかった。なるほど。なるほど。んじゃ、まあ、行きますか! ダッシュで急接近し、着地したダオラに斬りかかろうとして、風に阻まれる。野郎、もう風の鎧をまといました。突進時や攻撃モーション時には消えますが、それ以外の隙は狙えないなあ。突進をかわして、距離を置く。接近していると使えないのです。そりゃ、閃・光・玉ーっ。ぴかぴかー。風が消えたのでそっから近づいて殴る。というか黒鎌の見かけ上、ピッケルでも振るってるような気分。げいんげいん。閃光玉のピヨりから解放されたダオラが咆哮。再び風の鎧が戻ってくる。距離を取る。今度は、風ブレス。大砲のように打ち出された風の塊が、水しぶきを上げて飛んでくる。転がって回避。そこへもう一発。


 雪山ダオラの風ブレスは、命中するとダメージに加えて雪だるさんになって行動制限がかかりました。密林ダオラの風ブレスによもは雪だるさん効果はないだろう、とタカをくくっておりました。ダメージだけならどうにでもなる、と。


 二発目の風ブレスがかすめ、ふわり、と吹っ飛ぶ。その吹っ飛び方が、そう、いうなれば車田正美的吹っ飛ばされ、な感じ。なんじゃこりゃあ!? 高々と舞い上がり、やけにゆっくりと落ちてくる。さすがに顔から落ちるってのはありませんでしたが。


 先にいった通り、ダオラの風ブレスは風の塊です。火竜がぶっ放す火球に近い。水竜がぶっ放す水ブレスには遠い。水竜の水ブレスって、長々と放射するんですね。違いは、一発吐いたら、行動ができるってことで。それに加えて、風ブレス、食らったらゆっくり落ちる。ブレスの類は近くにいるより遠くの方が避けやすいんですが。これって、至近距離から受けるより、遠くで受ける方が、


 向こうですでに三発目の風ブレスモーションに入っているクシャルダオラ。着地し、起き上がると同時に回転回避。間一髪でかわす。危なーっ。


 エリアを何度か移動し、ブレス、突進とかわしまくり、閃光玉で動きを封じて、殴っていると、いきなり、様子が変わった。絶叫するクシャルダオラ。何? 離れてみる。うむ? 回復するダオラ。違和感。風の鎧が――ない。その頭に、角が、ない


 クシャルダオラは角で風を操作するという説がある。


 角折れた! 部位破壊成功っ!? もう少なくとも風の防御に悩まされずにすみます。こっから怒涛の攻めを、と思ったら、そろそろダオラお怒りモードで。低空飛行、ホバリングしながらの猛烈なブレス攻撃で死にかける。慌てて回避したところに放射型風ブレスを食らって吹っ飛び。ごろごろとエリア移動。何とか生き延びる。回復する。再び挑んで吹っ飛ばされる。惜しみなく閃光玉を使ったせいで、もう素材まで含めてストックがありません。隙を見てはちょびちょび殴っていましたが、再びエリア離脱。


 クエスト内容確認。残り時間から経過時間を割り出す。23分経過。今回はここまででしょう。そのままアイテムを使わず、24分50秒くらいの時点でダオラのエリアへ戻る。すぐそばにいたので一発殴る。と、突如カメラが切り替わり、飛び上がるダオラを下から見上げる構図に。同時に「鋼龍は傷付き逃げ去ったようだ」のメッセージ。


 実感として、黒鎌がかなり効果的っぽい。結構ダメージ与えてたし、角折ったんで、もしかしたら次には倒せるかもしれません。飛び去るダオラのマーキングを見ながら、ハチミツを採集しつつ、そう思う。


 村に戻ると、再び「風をまとう古龍」が出ていたのでアイテム補充して迷わず受注。またしてもダオラと密林で対峙する。それにしても、木々に紛れると大型モンスターって見にくい(小型もそうですが)。


 角折れダオラはしょっぱなから全開モードで。風ブレスでまたもや車田正美飛びを強制させられ、死にかける。だがすでにダオラとは通算5回目のバトル。動きは読めてきています。しかもアイテムはたっぷり。次の狙いは、尻尾なので、動きを止め、ひたすらに黒鎌で斬りかかる。接敵して15分とかからず、尻尾が弾け切れた。剥ぎ取りにかかり、風ブレス直撃。そういうとこ成長してない私。回復して、今度はタップが引き付けてくれてる間に剥ぎ取りに成功。


 さあ、そろそろ倒れろクシャルダオラ。怒りモードに入って狂ったように飛び回るダオラ。わずかな隙を突いて黒鎌で斬りかかる私。だが、25分。いつものメッセージとともに古龍は逃げ出した。


 村に帰ったらまた密林に戻ってきていたのでダオラに挑む。もうすでに角もなく、尻尾もなく、ボロボロの状態です。10分ほどで倒れる古龍。次は、二回目で何とか倒したいなあ。


 そうやって集めた鋼龍素材、あんまし私好みじゃない……。古龍骨でブラックシリーズでも集めるか。



* * *



【大山鳴動編】


 二番目に相手にする古龍をどれにするか。候補としてはいくつかあったわけですが、ラオを選ぶ。ラオシャンロン。漢字で書くと老山龍。前々から話には聞いていたので、一度見てみたいと思っていた相手です。クエスト名「巨大龍の侵攻」が示すとおりひたすらデカい相手なので、まず罠系アイテムは効きますまい。装備は、デカいとなると震動が入る可能性が高いので耐震スキルが発動しているブランゴシリーズで。武器は古龍が相手なので黒鎌で。


 クエストが始まるといきなりムービー。ずん、ずん、と出てくるラオ。何だ、思ったより、小さ……でかっ。砦の防壁がおもちゃみたいですよ? こいつ、倒せるんか本当に。


 今回の舞台になるのは砦ステージ。中心にベースキャンプというかベッドのある部屋があり、そこから各エリアに出る通路が放射状に。そこを軸として、各エリアは3時から時計回りに11時くらいにまで曲がりながらつながってる。初めてでもあったので、エリア間のつながりが分からず、無駄に駈けずり回る。そしてようやく、ラオに接敵。


 今回の舞台になるのは砦ステージ。中心にベースキャンプというかベッドのある部屋があり、そこから各エリアに出る通路が放射状に。そこを軸として、各エリアは3時から時計回りに11時くらいにまで曲がりながらつながってる。初めてでもあったので、エリア間のつながりが分からず、無駄に駈けずり回る。そしてようやく、ラオに接敵。


 ところで、このゲーム、自分キャラのデータを仕込んだギルドカードというのがありまして。一緒にプレイした人たちと交換したりできるんですね。情報としてはキャラの名前、そのときの装備、どのレベルのクエストを何回したのかとか、大型の狩猟数と最大最小全長、クエストで使用した武器の頻度、オトモアイルーの状態、勲章等があるんですが、自己紹介の文章や自分のあだ名をつけたりすることもできます。あだ名に使えるのは三つのスペースで、○○+△+○○となって、△部分には「の」とか「ザ」とかそんなのが入ります。○には条件を満たすことで選択できる言葉が増えていきます。ちなみに今の私は「ジャンボ・ザ・バーサーカー」であります(てけとーな異名)


 閑話休題。ラオに出くわしたのでした。改めて、でかっ。


 でっけぇ!!
 でけぇ!! でけぇ――!!

 ほはー

 こんなにおおきいとジャンボいみねーなー

 ああ、意味ねーな
(あずまきよひこ「よつばと!」3巻)



 どうすりゃいいんだこれ? というレベルのデカさでして。それがずしん、ずしんと歩いている。ととととりあえず、支給品用大タル爆弾Gをセットして起爆。続いて大タル爆弾G→大タル爆弾→小タル爆弾G→小タル爆弾と来て、爆発物はタネ切れ。効いてる気がしませんな。


 基本的にラオは、ひたすら歩いているだけ。四足歩行していて、速度はさほどでもない。各エリアを時計回りに問答無用で進行かつ侵攻。途中に木で作った防御柵などがありますが、それも尻尾で蹴散らす、エリア間に石積みがあってキャラは通行できないっぽいんですが、あっさり乗り越えていくラオ。大自然の脅威。足などは太刀が弾かれるので、腹の下で斬るか顎の下を斬るかそんな感じ。足に近づくと吹っ飛ばされたり、尻餅をついたり。……尻餅? 震動対策で白猿装備だったわけですが、これって、震動じゃなくて風圧なんじゃ? しししまったーっ。防具が違うーっ。といっても風圧無効スキルなんてそもそも持ってないか。


 順調にエリアを巡るラオ。時々どっからか大きな石が飛んできたりしてますが、意に介さず。私の攻撃も効いてるのか効いてないのかさっぱりです。最後のエリアに砦の門があり、そこが最終防衛拠点。何だか大砲とかバリスタとかありますが、使い方がよく分かりません。ベースキャンプに大砲の弾があるんで運べばいいんでしょうが、最終エリアとの間に赤トカゲがひたすら出てきます。ダメージ受けて大砲の弾を落として爆発。ダメージを受ける。どうすりゃええんじゃ。訳が分からぬうちに最終エリアにラオがゆっくりと入ってくる。城壁から飛び降り、迎え撃つ私。


 いつの間にか、BGMは聞いたことのあるテーマに。ああ、これモンハンのメインテーマっす。「ワルキューレの騎行」を思わせるBGMを背景に、最終防衛が展開。ラオが後ろ足で立ち上がって攻撃したりしてるようですが、腹の辺りでひたすら太刀を振るってる私にはよく状況が見えない。斬りまくりのため、武器がすぐにヘタり、砥石の消耗が尋常じゃありません。次にやるときは砥石も大量に持ち込むべきだなあ。


 斬りながら時間経過を見る。残り時間1分。敗北条件は砦が突破されること、なんですが。砦の城壁が壊れる、という風にも見えない。今の私にできることは、やっぱりラオに太刀を打ち込むことのみ。


 そして、1分が経過し。砦を守りきれなかった、という表示。え!? てっきりグラフィックが変わっていくものだと思っていた私は、傷ひとつ見えない砦の城壁を見て愕然。砦の突破って、35分で自動なのかよう。結局どんだけ攻撃が有効だったのかよく分からないまま、


 老山龍撃退は失敗に終わった。








* * *



 巨龍から砦を守ることはできなかった。しかし落ち込む暇などなく、狩りの日々は続く。鎧竜、双角竜を倒した狩人に村長が告げる。「名が売れてきたようじゃね。難儀な依頼が来ておるよ」かくて、強敵を迎えて森丘に狩人は赴く。次回「森丘双影編」で二頭の竜が舞い降りる


 
なお、番組の内容は予告なしに変更することがあります。ご了承ください。



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 北方謙三『楊令伝 七』を図書館で入手したのでちょびちょび読む。これくらいは何とか読みたいなあ。




 購入した本:
  牧野修『黒娘』、秋田みやび/グループSNE『新米女神の勇者たち3』、藤澤さなえ/グループSNE『極道☆キラリ』、伊藤和幸/F.E.A.R.『ダブルクロス・リプレイ・エクソダス2』、ひかわ玲子『龍の七部族1〜2』、茅田砂胡『追憶のカレン』、鷹見一幸『会長の切り札』、井上堅二『バカとテストと召喚獣5』、木村航『ミラクルチロル44キロ Aパート・チロルアレンジ』、ジョン・クロウリー『エンジン・サマー』、ジャック・キャンベル『彷徨える艦隊』

 読了した本:
  川上稔『電詞都市DT(下)』、大塚角満『本日も ニャンと 逆鱗日和』『本日も サヨナラ! 逆鱗日和』、秋田みやび/グループSNE『新米女神の勇者たち3』、藤澤さなえ/グループSNE『極道☆キラリ』、伊藤和幸/F.E.A.R.『ダブルクロス・リプレイ・エクソダス2』



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