2008年12月。


上旬。


 何だか12月ですよ? 先月も似たような話を書いた気がしますが。ふと思い出したんですが、今年、台風来ましたっけ? 全然覚えてませんが。9月とかの記憶があんましないし。


 久々にオフだったので、部屋を少し片づける。いつまでも扇風機出したままってのはどうよ? いい加減部屋が寒いっちゅーねん。てことで、ファンヒーターを探す。はて、弟の部屋という名の物置に置いてたはずですが、見当たらない。祖納戸とかも探してみたりするがない。探し回った挙げ句、廊下の角で発見。よもやファンヒーターが貯金箱どもの台になっているとは思わなんだ。貯金箱どもを廊下に並べ直して、ファンヒーターのみ拉致。給油してから試しにつけてみる。うむ、作動します。これでいつの間にか近づいてきていた冬にも対応できますぞ。なんていいいつつ、夜とかあったか状態にしていたら、窓に水滴。その水滴が翌朝凍り付いて窓が開きにくくなっていたり。


 窓が凍ってた朝、やっぱりオフだったので、てちてちお散歩する。やあ霜柱がすごいことになってますよ。ざくざく。日陰とかになると、乗ってもざくざくしません。どころか、ある場所では、一面の霜柱の上に氷が張ってました。凍ったところを下から押し上げたんですかね。キン肉マンのリングとかで使えそうな状態です。ケータイを持ってたのでカメラで撮ってみんとす。家に帰って確認してみたら撮れてなかった。しくしく。


 オフだったので、図書館に行ったり本屋に行ったりした。ついでに量販店で財布を購入する。これまで使ってた財布は高校のときくらいからのもので、ちょっとばかしガタが来ていたのです。具体的にいうと、折りたたむタイプだったのですが、小銭入れのボタンがない。ボタンのあるべきところに穴が開いてる。小銭入れの背中の部分に穴が開いていて、札入れと直結している。全体的にヘタっている。つまり小銭入れると自動的にかなりの量が札入れに入ります。折りたたみで蓋がついてるわけじゃないので、開いた途端札入れから小銭が落ちることもしばしば。この状態になってなお一年以上使ってた私に乾杯。机の引き出しには、昔弟から誕生祝いにもらった財布もあるんですがね。虎の刺繍の財布とかどうすんじゃこらー。なので普通のお財布。おにゅー。お金が貯まるといいなあ。


 そんな久々のオフ。とりあえず寝る。ゲームをする。本を少し読む。ほくほく。たまにはこんな日があってもいいよねえ。


 夜のお散歩をする。久々な気がします。んで、さらに久々のコースを辿ってみる。夏頃に歩いたコース。いつも吠えかかっていた犬が、犬檻ごといなくなってました。大きなお店の明かりを目印に歩いてたんですが、その店が潰れてました。時間が経ったんだなあ。何してたんだろ、私。しんみりなりつつ、帰って、シャワー浴びて、御飯食べて、本を少し読んで寝る。


 で修羅場に戻る。ひー。バカの相手をしたりしつつ、日々を過ごす。ううむ。あんましネタがない。もうそろそろ今のミッションが終わるので、次回くらいは少しマシになってくると思います。日常ネタを期待してる人は、今回くらいまでご勘弁をば。


 んじゃ、こちらはいつものように書きためてたいつものゲーム話。




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 「モンスターハンターポータブル2ndG」な話。


 前回巨龍ラオシャンロンの撃退に失敗した後、次回予告を書くまでの間に、実は二頭ほど別の飛竜を倒しておりました。てか、次回予告にも書いてありますがね。火山で鎧竜グラビモスを、砂漠で双角竜ディアブロスを。前者はバサ公の成体で、後者はモノビーのごついやつ。それを踏まえて、今回の話です。






* * *


【小鳥戦慄編】

 まず鎧竜を、そして双角竜を倒して村に戻ってみると、村長オバァが何かいいたそうにしている。話してみるに、「おお、我が村のハンター殿。先日ティガレックスを倒したことで、名が売れてきたようじゃね。難儀な依頼がひとつ来ておるよ」とかなんとか。


 森と丘につがいの飛竜が出没するようになったそうな。それを退治てもらいたいと。ふうむ。てことは、相手は――リオレウスリオレイア


 「これに成功すれば、ヌシも一流ハンターを名乗ってもよかろうて」みたいな台詞が続き、ぎょっとする。いいいい一流ハンター!? この私が!? いまだに時々アイテムの持込を忘れる私が? ……落ち着け私。冷静に考えてみれば、この緊急クエストをクリアすれば、村長クエストは★×6に突入。てことは、「2nd」における村クエ最上級。噂に聞く「最後の招待状」(←めちゃくちゃ難しいクエスト)が出てくるレベルです。ぐむむ。


 だが、その前にやっておくべきことがありました。ひとつは、レイアシリーズ防具を集めること。来たるべき霞龍戦に備えて、自動マーキングのスキルが欲しかったのです。集会所下位簡単のレイアをひたすら狩りまくることに。3頭ほど密林で狩ったのですが、スゴかったのは、レイアを探して駆け回り、エリア3に入った途端、すぐ目の前で火球ぶっ放しモーションに入ってる雌火竜がいたことでしょうか。しかも3頭いずれもまったく同じことをしてきたので、もしかしたらレイアたちには私の存在が知れ渡っていて待ち伏せかけられてたような気分になる。1度目は驚いて危うく火だるまになるところでした。2度目は前のことが頭にあったので、何とかかわせました。3度目はもしかしたら、と思っていたのでどうにかこうにか。それにしてもここまで続くか? まあ尻尾ぶった斬って、罠にかけて捕獲。無事シリーズコンプ。ただし、自動マーキングはまだついておらず、体力+30と毒半減、探知まで。探知は5分に一度くらい大型の居場所を示してくれるのとマーキングした大型の向きや状態を教えてくれる機能。自動マーキングだと常時表示になります。霞龍は姿を消すので、マップ拡大でマーキングがないとろくに戦えないかと。


 自動マーキングまで足りないスキルポイントは装飾品で埋めるとして、千里珠作成。だけど、1つ足りず。もう1つ作るために足りない素材は……怪鳥の耳! 今更それかよ!


 ひたすらイャンクックが登場する「怪鳥の嵐!」は「2nd」用のダウンロードクエストだったので、もはや「G」では使えず。「挟撃のイャンクック!」を選択。クックと青クックを倒しまくる。が、ひとつ分かったことがある。今持ってる武器、うまく使いこなさないと、クックの部位破壊が難しい。ヘタにボディや翼に当ててると、耳を壊す前にクックが壊れる。結局6頭ほど倒したものの、耳は入手できず。しょぼーん。


 そういえば、ダウンロードクエストに「その名は大怪鳥?」というのがあったのです。ダウンロードしてきてたのです。内容は森丘でイャンクック?を2頭倒すこと。「?」は実際についてる表示です。


 森丘に行ってうろちょろしていると、クックと遭遇。……小っちゃっ! 以前「電撃祭2nd!」というクエストで小さいフルフルを狩りましたが、あれのクック版。人間と同じくらいの背丈というか、もしかしたらもっと小さいかも。ペイントして、殴りに行って、尻尾を食らう。


 ところで、ダウンロードクエストは、たいてい受注資格にハンターランク何レベル以上とうのが設定してあるのです。なので、以前にダウンロードしに行ったときほとんどのDLクエストは私は受注できなかったので、これ一本のみ入ったまま。「その名は大怪鳥?」の受注資格はハンターランク不問、ただし防具未装備


 防具未装備。インナーのまま太刀背負って森と丘をうろちょろしていたのですが。このでんぢゃらすさは、クックの尻尾を食らって実感しました。クックの一撃で体力の半分近くが消し飛びました。なんぢゃこりゃ!? わし、怒りモードのダオラとかティギーとか相手にしてるんじゃないんですよ。ミニクックに、こんなダメージ受けるなんて!


 フルフルパピーのときと同じで、動き自体は通常のものと変わらないようです。当たり判定とか命中判定が違うだけで。ただ、こちらが防具なしってのがえらく響きます。連続して攻撃を浴びると死にかねません。というか死ぬ。


 閃光玉とか音爆弾とか罠類の持ち込みもしてなかったので、完全にどつきあい。それでもどうにか怒れるミニクックを一頭沈め、剥ぎ取る。もちろん耳は慎重に破壊。それにしてもあれですな。防具の大事さがしみじみ分かります。単純に防御力によるダメージ減少ってのもあるんですが、スキルも結局のとこ防具についてるわけですから、防具なしってことは、そうしたスキルの利用もできない。ただひたすら武器の攻撃力を頼みにするのみ。あ、アイルーキッチンのネコメシで得たキッチンスキルはあるんですが、私のは戦闘そのものには関係ないし(招きネコの激運とか解体術とかだし)。


 二頭目のクックもどうにかこうにか倒し、結局のところダメージがデカいので回復薬グレートを使いまくることになった。クック相手にずいぶんな消費です。だが、まあ、二頭目も耳壊したし、いいか。


 ……部位破壊報酬に耳は出ませんでした。がっくり。おにょれ物欲センサー



* * *



【火竜連理編】

 レイアシリーズに千里珠を追加するのは保留にし、霞龍のとこに行くのも先送り。んじゃ、緊急クエストを受注することにしますか。クエスト名は「一対の巨影」で、例のリオレウスリオレイア登場のものです。考えてみれば、村クエで火竜が出るのは初めてですな。これまでは集会所の下位簡単(★×2)だったのです。どちらの竜が強いかといわれると、うーん、村クエの方が強いのかなあ。ただし、集会所は単品だったので、クエスト全体を見るとセット商品の村クエの方が難しくはあるのでしょう。これまでにあったクック+青クック、ドドブランゴ×2、ゲリョスゲリョス亜種などと同じような同時出現クエストだし。防具はレイアシリーズフル装備で、武器は黒鎌。アイテムは回復一式に閃光玉をメインにしたもの。いざとなれば捕獲をするつもりだったのでそちらも忘れないようにして、と。いざ、森丘。


 始まるといつもならすぐに支給品箱に飛びついて中を物色するのですが、数秒待つ。というのも、レイア装備由来の探知スキルが発動するからです。大型の居場所が地図に数秒示されます。支給品アイテム選択だと地図の上に一覧が表示されちゃうので見えなくなっちゃいますんで。二頭の位置を確認して、支給品を確保し、駆け出す。もちろん、オトモアイルーもとてとて続きます。……あれ? 色が違う、ような……。って、あー!! オトモアイルーがタップじゃない!? 私、クック相手にナメてかかって、別のオトモアイルーを連れて行ったままでした。レベルの低い、しかも「平和主義者」のパイちゃん(オトモスキルなし)。


 どどどど動揺なんてしてませんよ? 大丈夫に決まってます。エリア3まで突っ走り、そこでレウスと遭遇。すかさずペイントマーキングして戦闘開始。そういやレウスと戦うのも久々である、というか、私、レウスを退治したことあんましないよなあ。レイアはここんとこしばらく狩ってましたが。動き自体は、レイアよりも癖がないので、読みやすい。レイアに合流されるとやっかいなので、とっとと倒しませう。惜しみなく閃光玉を決め、殴りまくる。予想以上に早く尻尾が切れる。が、油断したところに怒りモードの突撃を食らい、1死。ベースキャンプで復活して、すぐさま合流。上空に舞い上がってブレスを吐こうとするところに閃光玉を使って撃墜して殴りまくるも、高台のエリアに逃げられる。追い掛けて高台。するとすぐに上空の旋回を始める。なかなか降りてこない。急降下攻撃をかわしそこねて大ダメージ+毒+ピヨりで瀕死になったところに突進を食らって2死。ベースキャンプから以下省略。レウスはエリア3に戻っている。エリア3は、ひょうたんのような形をしている。そろそろ潮時と見た私は、ひょうたんのくぼんだ辺りに落とし穴を仕掛ける。これだと方向が限定されるのでばっちりです。飛んでくる火球を避けつつ突進を待つ。突進じゃなく、滑空して襲ってきたレウス。着地地点に落とし穴。ハマったところを捕獲玉で仕留める。


 トンネル状のエリア9にてレイアを発見。ペイントして襲撃。結構繁みがあって、緑色をしたリオレイアは見えにくい。ふわり、と舞い上がるレイア。はっ、と避ける私。サマーソルト。回避できなかったのは、パイちゃん。まともに食らって吹っ飛び毒状態。が、物事に動じないないのか状況がわかってないのか、毒食らったまま寝そべってゆったりしてます(←なつき度が低いと起こすサボリ動作)。ざんざんと毒で体力の減る音がしてますが。で、にゃーと鳴いて地面に潜る。強制退場。おそらく、レウスの体力は、戦った感じだと集会所★×2で狩ったレイアと同じくらいと思われる。とすると、このレイアも同様であろう。すでに2死で後がないけれど、まあ、油断しなければ。


 エリア3にレイア移動。追いかける。ひょうたんの上半分にレイア、下半分に私、という位置関係で。吐かれる火球が、ことごとく眠ったままのレウスに激突。ははは、何をしてるんだか。突進。今度はレウスが邪魔でタイミングが計れ――げふっ、と吹っ飛ばされ、最接近状態でサマソを食らい、即死

 ようし、次こそは、と閃光玉等を補充し、オトモアイルーにタップを選択。再び森と丘へ立つ。レウスに2死を食らってなければ、十分に勝てる手応えがあったクエストです。集会所の「絶対強者」と違って、今の私でも通用します。てかあの油断をしまくってる時点で一流ハンターはどうかという気もしますが。


 しかし、実際に始まってみると、えらい激戦。発端は、高台エリアで快適にレウスを殴っていたときのこと。接近して尻尾狙い、離れてブレスを誘い、ダッシュで詰めて斬りつける。上空に舞い上がったらこちらを向くタイミングを見計らって閃光玉。なんてことをやっていると、背後からいきなり緑色の塊に押しつぶされる。りりりりおれいあ!? 合流しやがったーっ! そっからが修羅場。レウスに再マーキング、レイアにペイントするのが精一杯。右から左から火球がぶっ放され、前から後ろから突進が来る。火球の十字砲火にさらされ、命からがら別エリアに転がり込む。シャレにならんぞ、これ。


 回復しつつ、砥石を使い、閃光玉を調合で補充し、地図上でのマーキングをうかがう。探知スキルが発動しているため、大型の向きまで分かります。何だか二頭が高台をうろちょろしている。どちらもオレンジ表示なので、まだ戦闘モード。あ、片方が青になった。戦闘解除ですな。二頭がほぼ同時に飛行に入り、移動開始。お、一頭が私の退避しているエリア3に来ました。どっちが来たのかな? カメラを上に向けると赤い火竜が飛んでくるのが見えました。よし、レウスです、ダメージ入れてる方です。着地地点にシビレ罠を仕掛け、着地と同時に麻痺ったところを猛烈に連打。頭部の部位破壊に成功。罠が破壊されたときにはすでに離脱している私。怒りモードで吐息に炎が混じってるレウスの突進を誘い、尻尾切りに成功。足を引きずる火竜。高台に逃げたところを捕捉され、ついに沈む。


 返す刀で、ちょうどやってきたレイアを滅多斬り。離れて閃光玉。ピヨったところに縦斬り二発。回り込んで横から尻尾狙い。回復するのを読んで離れ、再び閃光→連打。回復と同時に飛ばしてくる連続サマソを横に見ながら、着地と同時にピヨらせる。連続攻撃の前にトンネルエリアに逃げるレイア。追跡して、尻尾切り→翼爪破壊→頭部破壊と続け、そのまま勢いでレイア撃沈。


 村に帰還。村クエ★×6が開放。キッチンアイルーが5匹まで雇えるようになった。オバァは、依頼を受ける前に「これが成功すれば一流ハンターの仲間入り」といったが、あんましそんな気がしてないし、実感がない。ううむ。



* * *



【蒼竜連戦編】

 どうやら一流ハンターになったらしい(推測)私が、次に挑んだのは、蒼火竜。リオレウス亜種です。横並びでリオレイア亜種の出てくるクエストもあったんですが、まずはこちら。最近ちょくちょく行ってる気がする森と丘で蒼竜と戦うことに。


 1死することもなくクリアしたんですが、なんつーか、ひどく感慨深かった。多分、この段階で私のハンター力は、リオレウス亜種がちょうどいいくらいだったと思うのです。油断すると殺されるような緊張感。閃光玉などのアイテムを駆使し、動きを読み、的確に一撃を叩き込んでいく。突進をかわし、火球を回避し、急降下攻撃から逃げる。読み損ねると当然ダメージ。相手の動きを睨みつつ回復。このときに動きを読み損ねて攻撃を食らうと、死にかねない。翼爪が飛び散る。尻尾が弾け切れる。横合いからの一撃で頭部のトゲトゲが砕ける。やがて足を引きずる蒼レウス。それを見ながら、


 なんだか、ひどく遠くまでやってきた気がしました。


 蒼レウスとバトるのは初めてです。適度な緊張感の下、順調に狩りは進んでいるわけです。かつて、


 リオレウスに瞬殺され、
 イャンクックに挫折し、
 フルフルに押しつぶされ、
 ドドブランゴに殴り殺され、


 弱さを痛感してきたこの私が、こうして蒼レウスを狩ろうとしています。村クエ下位最上級で。しかし、まだまだ今の私では勝てない相手がいます。戦ってない相手もいます。やるべきことは多く、道は遠いのです。


 巣に逃げ込んだ蒼レウス。巣を守ろうとする青トカゲたちと壮絶な戦いになってます。カッ飛ぶ火球、吹っ飛ぶトカゲ。その隙を縫うようにして、殴りかかるタップ。落とし穴を仕掛ける私。かくて、1死することもなく蒼レウス捕獲に成功。


 村に帰って、武器屋を覗いてみる。蒼レウス素材で何ができるかなーっと。や、リオソウルって防具ができますな。スキルポイントは、聴覚保護とか達人とか攻撃とか。ううむ、これって……今まで結構最前線で使ってた青クックメイン装備のアッパーバージョンとして使用できるのでは? 外見もクック装備よりは私好みだし。よし、ちょっくら集めてみっか。


 そんなこんなで蒼レウス退治の9連戦。いや、一日でやったとかじゃないんですがね。ひたすら蒼レウスの受注のみで。それもことごとく尻尾切り+翼爪切り+頭部破壊+捕獲。五頭目くらいにはだいぶ余裕が出てきて、閃光玉は持ち込める5発のみで調合素材なし、とか。その分採集に回したりとか。


 いったい全体何やってたかってえと。「蒼火竜の翼」が出なかったのですよ。他の甲殻とか鱗とか翼膜とかはやたら出てました。翼が必要なのは、頭部防具のみ。他の防具は四頭目くらいに揃っちゃいましてね。新しいの作るたびに青クック装備と入れ替えていったんで、最後はリオソウル+レッドピアスで、見切り+1、耳栓、攻撃力UP【中】発動。青クックメインだと耳栓はなくて、見切り+2で会心率が高かったのですが。耳栓が発動したおかげで、ちょっとした咆哮なら関係なしで動けるので蒼レウスへの攻撃回数及び攻撃チャンスが増えました。がしがし。ともあれ物欲センサーに引っかかったのか、翼が出ねえ。ひたすらに蒼レウスを相手に狩りまくる。捕獲ボーナスで出るのです、出るはずです、出るといいなあ


 ……と書くと、おそらくプレイしたことのない向きには、「作業ゲーになってんじゃねえの?」とか「飽きねえの?」とか思われるかもしれません。その辺り、まったく問題なし。どころか、ちょっとずつ個性があるような気さえするわけですよ、蒼レウス。二頭目は狩人には目もくれずトカゲばかり攻撃してたな、とか、三頭目はやたら上空で旋回ばかりしていたなあ、とか、四頭目はチャチャブーが乱入してきて訳分からなくなったな、とか、五頭目はネコばかり追い掛け回して隙だらけだった、とか。わりと覚えてますな。


 そんなこんなで第九戦。ついに「蒼火竜の翼」が出る。リオソウルシリーズ完成。これに鎧玉等を突っ込んで防御力アップ。どうにか防御力300を突破、攻撃力は800を越えました。しばらくこれ、レギュラー装備になりそうです。



* * *



【霞忍法帖編】

 蒼レウスとの連戦が終わり、今度はやりかけていたレイアシリーズの強化を再開。まずは怪鳥の耳です。攻撃力が強いのがネックになってきているので、多少落ちるものの麻痺属性がついた卒塔婆刀(←龍木ノ太刀)に蒼レウス装備にて「挟撃のイャンクック!」受注。とにかく閃光玉でピヨらせて木の板でクックの頭を滅多打ち。他の太刀と違って卒塔婆刀って、斬ってる気がまったくしません。一度麻痺を挟んで、無事クック通常種を退治。返す板で亜種を殴り殺す。どちらも耳の部位破壊成功。クリアしてみれば、怪鳥の耳を2つゲット


 怪鳥の耳があれば、千里珠ができます。千里珠をレイアにはめこめば、探知のスキルが自動マーキングになるのです。ってひとつあれば十分だっちゅーに。と帰って、早速作って無事スキル発動。その足でポッケ農場に行けば、トレニャーさんがあっさり千里珠を手に入れてくる。このタイミングでか!? ちょっと考えて、対毒珠をいくつかつけて毒半減→毒無効にスキルアップしておく。


 てことで、古龍第三戦。鋼龍クシャルダオラ、老山龍ラオシャンロン(←重複?)と来て、次なる相手は、霞龍オオナズチであります。


 ズッチーは消えるという話だったので、自動マーキングをつけたのです。森と丘にて始まる「古の霞龍、オオナズチ」のクエスト。さあて、地図を見れば、大型がいることを示す黄色い明かりが出てるエリアがあります……あれ? 大型の位置そのものが表示されてないですよ? あ、でも、モノブロスやダイミョウザザミとかが地面に潜ったりすると同じような表示なるので、隠れてるのかもしれません。……隠れてるとこうなる? ズッチーって、大半隠れてる状態なんじゃ?


 もやもやしたまま、そのエリアに飛び込む。ムービー開始。トンネル状の場所をカメラが動く。時折光るもの。オオナズチ。通常は透明で、時々そのフレームが光って見えます。ええとあれだ、映画「プレデター」のやつ、なんちゅーか、光学迷彩? そんで出現したオオナズチ。うわ、先端丸まった尻尾といいぎょろぎょろした目といい、これまでの公式画像が正面下からあおったようなものばかりだったので気づきませんでした。私、写真からオオサンショウウオみたいなやつかと思ってましたが、こいつ、カメレオンじゃん(翼付き)。その顔見た途端、「モンハン」で気色悪い大型モンスターベスト3に食い込む大健闘(残りは各種フルフル)。


 そんなズッチーとの戦闘開始。マップを拡大しても、ズッチーそのものの位置は表示されないまま。くー、まあええ。エリアだけでも分かるだけマシです(移動されたら見つけるだけでも一苦労だろうし)。


 時々光って見えるのを頼りに太刀を振るう。手応えがあるときもあれば、空振りのときもあります。って、何故こいつのBGMは和風なんすかー。一度、トンネル状の場所で斬りかかって空振り。トンネルのかなり奥に直前の姿勢のまま光って見え、次の瞬間、トンネルの一番向こうにそのまんまの姿勢で光って見える。って、忍者かキサマーっ。和風なのは忍法帖かこらーっ。んでたまたま連れてきてたのはパイちゃんでして、彼女が時折吹いてくれる回復笛のメロディがみょーに和風。何だか別世界に迷い込んだ気がしてくる。山田風太郎世界で洋風ファンタジーな感じですか?


 ズッチーは動きが極端で、バックジャンプだけじゃなく横にも跳躍する。先に書いたトンネルのは、たまたまバックジャンプを二連続やって、合間に姿が見えたということのようだ。かと思えば動きを止めてぼーっとしてたりする。主な攻撃は、突進や噛み付きなどオーソドックスなものがあるんですが、他に、弱々ブレス、へろへろブレスなどのブレス攻撃、真上に飛び上がる際に毒の霧を撒き散らすなどの手段を用います。弱々ブレスは中距離で飛ばす塊状の怪しい液体で、着弾と同時に煙のように広がり、被弾すると一気に防御力が下がります。防御力が下がるとどうなるかは、ミニクックと対決した私には実感できるわけでございますよ。へろへろブレスはやっぱり中距離から飛ばす塊状の怪しい液体で、やっぱり着弾と同時に広がり、被弾すると一気にスタミナがレッドゲージになります。この状態だとダッシュ不可、回転回避不可となり、やったらしばらく動けなくなっちゃいます。飲食もできないので、まともに戦闘できません。両ブレスともに時間経過で回復するのですが、25分内に決着をつけようとするとタイムロスがやっかい。他にも、下をぴゅっと伸ばして、飲食物をかっさらう攻撃とか。


 毒については、そもそも毒無効なので、あとは風圧で吹っ飛ばされるのみ、たいした問題ではありません。接近戦をしてればブレスは関係ないし。ただし、その接近するのが、相手が見えないためやっかいなわけです。


 相手が忍法を使うのなら、こちらも道具で対抗するまでです。攻撃時は光学迷彩が切れるので、そのときに音爆弾をぶつけると、しばらく迷彩できなくなるようです。けむり玉を用いれば、その効果範囲内では姿が見えやすくなります。そして、閃光玉。あっちはこちらの姿が見えてるわけで、消えてようが迷彩解けてようが、視界内に閃光かませばピヨります。ピヨれば、狩人だろうとオトモだろうとモンスターだろうと頭のところに星がくるくる回るのです。てことは……姿は見えなくても、星の下にヤツはいるのです。ヤツの頭があるのです。硬くない、太刀が通じる場所が。あるいは、気配を感じるというか、突進かましたときに見えるわずかな土ぼこりから居場所を推測して斬りかかってみたり。


 気が付けば、ズッチーのカメカメな角がへし折れていました。顔を殴りすぎたようです。やがて25分が経過し、古龍は逃げ去りました。鋼龍クシャルダオラは力と力のぶつかり合いみたいな印象があったんですが、霞龍オオナズチとは技と技の試し合いみたいな感じが強くしました。に、忍法合戦?


 村に戻れば再び同じクエストが出ていたのでアイテム補充して迷わず受注。忍法帖再び。ズッチーの尻尾ってのは、先端部がくるくる丸まっています。中ほどは本来ウチワのように広いのですが、通常は左右からゆるく丸まっているためぶっとく見えます。時々ヤツがぼんやりしてるときには、この尻尾を広げて、ばふん、ばふん、と打ち付けています。これによって風圧がかなりの規模で発生。神風の術。何度か風を起こした後に、倒れた相手に舌を飛ばして飲食物を盗んでいくようです。角は壊したので、次はこの尻尾狙い。接敵後10分ほどで切断。するとほとんどズッチーは光学迷彩をしなくなりました。クシャルダオラの風鎧は角でしたが、ズッチーは尻尾で消えるのかしら


 忍法のネタがタネ切れになったズッチー。あと気をつけるのはブレスくらいです。盗み舌に対しては、ダミーの食物(コゲ魚とかコゲ肉とかどうでもいいもの)を持ち込んでたので、盗まれるとやっかいな回復薬グレートなどはほとんど盗られず。


 ひたすら斬る。目標は頭。柔らかな頭。あらぬ方向を見てるぎょろりとした眼。いきなり、ズッチーの動きが止まる。「目標を達成しました」の文字。舌がだらり、と垂れ下がり、もっさり倒れるズッチー。死ぬときまで気色悪い敵でしたが。残り時間26:15。すなわち、あと1分15秒で、ズッチーは逃亡するとこだったのです。ダオラは三度で倒しました。ズッチーは二度で。ふひー。何だか充実した狩り。



* * *



【高足足切編】
 「桜の舞う密林」で桜レイア(←リオレイア亜種)を倒し、「4本の角」でディア坊とクローディア(双角竜ディアブロスとディアブロス亜種)を倒す。って、私いきなりクローディアこと黒ディアブロスをダブルで出るクエストで退治しましたが、シングルで出てくる「黒き角竜の猛攻」をやり残したままだったなあ。


 ともあれ、今出てる村クエ★×6で出現してて残るクエストは考えたくもない「双魚竜」です。ガノトトスとガノトトス亜種。ガノっちは移動するエリアが二つしかないので、どう考えても合流しますな。太刀の人としては、苦手なんで、戦いたくないなあ。


 という思惑とは別に、緊急クエスト発動。その名も「緊急事態発生!」うわ、分かりやすいっつーか、内容がさっぱり分からないクエスト名ですな。街に大型モンスターが迫ってるのでピンチだそうで。敵はシェンガオレン。漢字にすると仙高人、か?


 古龍は、通常の生態系に当てはまらぬモンスターという設定になってます。四本足で翼まで持った鋼龍や霞龍、やたらデカい老山龍などなど。けれど、ガオは違います。ゲーム内のモンスターリストで見てもこいつ古龍種じゃなく甲殻種に分類されています。すなわち、カニ。


 ラオは風圧だったが、今度こそ耐震だろうと白猿装備で出陣。砦前のエリア3に出る。BGMが少し違う。が、ガオは見えない。他のエリアかな。うろちょろする。いない。エリア3に戻る。目アイコンが点灯? ここにいる? どこに? うろちょろする。エリア出入口にゆっくり動く柱が四本。すーっとカメラを上げる。


 足長っ! 甲殻種ってのは例えばダイミョウザザミ、例えばショウグンギザミなんてのが大型モンスターにはいます。前者はモノビーの頭蓋骨を、後者はグラビんの頭蓋骨をヤドにしています(ギザミは普通の巻貝だったりすることも多い)。ガオはというと、このドでかい頭蓋骨は、


 ラオシャンロンの頭蓋骨


 ぐわっ。どうすんだこりゃ。このタカアシガニは。こいつの侵攻は。



 タカアシガニとはいいネーミングだ。
 そこから先ににいかせちゃならんぞ。
(ゆうきまさみ「パトレイバー」1巻)



 とりあえず足を斬りつける。というかそれくらいしかできない。攻撃個所が限られているってのはさして問題ではなく。最大の問題はこのカニがエリア3にいきなり出現したということである。ラオさん龍の場合は、ぐるりと各エリアを巡って最後に砦の門を訪れて攻撃していました。途中経過でダメージを与えることが可能だったのです。タカアシガニは、最初から門のエリアです。途中なんてありません。敗北条件のひとつに砦の陥落が挙げられている以上、とにかくどうにかしなければなりません。防御兵器はやっぱりあるようですが、使い方がよく分からないままなので、結局太刀で足を斬るのみ。


 接触するとダメージを受けるので、後ろから近づいて動きに合わせて斬る。斬りまくっていると、ぐらり、と足が揺れ、カニがダウンします。足の内側に入っているとこのとき上から落ちてくる本体に潰されたりします。ダメージでかいです。しかも今となってはあんまし硬くない白猿装備だし。ともあれ本体が落ちてくれば、そこには太刀がよく通るようなので刻む、刻む、刻む。立ち上がろうと方向を変える足の付け根に吹っ飛ばされる。


 そのうち足がいい感じで赤く染まる。おいしそう。それでも斬る。ダウンを奪う。ダウンしている間、こいつは門を攻撃できません。門が突破されれば、街が被害に遭うのです。街を守るのです。ふと、クエスト内容を確認する。んー、残り時間はーっと。ぎょっとする。残り防御率10%の表示。これが0になったら突破されるということか!


 焦りながらも攻撃する。そして、


 砦を守ることができませんでした、といった類の表示。


 ラオさん龍に続いて、超大型に敗北。がっくり。でも、まあ反省点はいくつもあります。ソロプレイの村クエで出てきたからには、どうにかなる相手ではあるはず。パーティープレイができる集会所のラオとは違うのです。改善点としては、爆弾を移動中のカニの足に使ったので、これ、ダウン時に本体に使う。また爆発物の持ち込みをしてなかったので、各種爆弾に調合素材込みで大量に使う。爆弾は固定ダメージだし、殻があっても通じます。ダウンしてるときはかなり長い間本体が下にあるので例えば大タル爆弾Gを複数置いた上に時限式の小タル爆弾Gで起爆、というのが可能でしょう。あと、防御兵器も使ってみよう。撃龍槍ってのは強いらしい。どらごんらんすー。てか、これって対ラオ戦でやってようとしてことなんですけど。


 とりあえずアイテムを蓄積しながら、次の機会を待つ。



* * *



【麒麟跳駆編】

 タカアシガニには敗北したわけですが、次の相手はどうしたものか。とりあえず武器加工のため白モノビーを狩ったりしてみる。最近は、部位破壊を狙ってやれるようになったため、モノビー相手でも角折りにチャレンジ。成功。その素材を使ってようやく念願の太刀を一本入手。


 ホワイトマンティス:攻撃力672、水属性210


 水属性ですよ、ようやく。火、雷、水、氷、龍、麻痺、毒とおおよそ揃ってきました。データ本を眺める限り睡眠属性の太刀はなさげなので、系統は一通りでしょうかね。このホワイトマンティス、通称白カマは、白モノビーの角を使った鎌状の武器でして、最近黒鎌といい、鎌状太刀に抵抗がなくなってきたなあ。最初はその形状にどうにも馴染めなかったのですがねえ。


 ともあれ、次の相手を決めました。白カマの初陣の相手は――幻獣キリン。いや、水に弱いかどうかは知りませんよ。でも、なんとなーく、他の古龍と違って龍属性効きそうにない気がするし。あと、事前情報としてキリンは罠には引っかからないっぽい、というのもあったのでそうしたものは持ち込まず、蒼レウス装備にて雪山登山。もうひとつの事前情報として雷を使う、というのは知っていたのです。単純にそれを考えるなら、耐雷性に優れたゲリョス装備で行ってもよかったのです。でも、何となく、失礼な気がして。今一番使ってて、一番気に入っている防具で挑んでみたかった。


 支給品に爆弾があったところを見ると、爆発物は通用するらしいですが、使えるかなあ。念のため支給品用のを入手。ホットドリンク飲んで出陣。雪山の上の方でムービーが始まる。白く輝く馬。長い一本角。キリンというよりはむしろ、ユニコーン


 いななくキリン相手にペイント玉をぶつけて戦闘開始。開始早々分かったこと。動きが捉え難い。これまでに例えばティギーであれば攻撃範囲がデカかったりして近づきにくいというのはありましたわな。例えばドドブランゴ相手なら突然のバックジャンプとかで空振りすることも多かったです。キリンは、ひたすら速い。突進は角を向けてまっすぐに来ますが、通常の移動は右に左に弾むように行います。シカの動きというかそんなとこ。動きを止めるのは、その跳躍が終わったときと攻撃のときがメイン。


 動きよりやっかいなのは、雷。キリンは雷を呼びます。いななくと上に雷球が発生し、そこから真下に落雷。最初は分からなかったんですが、離れてるとその雷球がよく見えてきれいです。いやきれいとかいってる場合じゃねえ。落雷には、周辺に複数ランダム、ちょっと離れたところに複数ランダム、狩人のいる場所に一発、などの種類があり。まともに食らうとダメージはもちろんのこと、時々麻痺ることも。


 太刀をどうにか当てる。尻尾だろうとボディだろうと弾かれます。うわ、硬っ。そんな中、まともに攻撃が入る個所を発見。それは――角。頭部はやわらか素材のようです。でも、同時にそこはもっとも狙いにくい個所でもありますわな。何しろ動く。何しろ的が小さい。そもそも他の大型よりもはるかに小さいわけです。馬の形状を考えてもらえば分かると思いますが、全体に比すると頭って小さいよねえ。突進してくるところをタイミング合わせて太刀ですれ違いざまに斬る。止まったときを見計らって斬る。


 そして気づきました。落雷を恐れていては何もなりません。キリンがエリア移動する前にぼんやりしている隙があったりするんですが、それを待っていては時間切れになりそうです。ならば、雷をかいくぐって最接近し、白カマを直接叩き込むしかありますまい。雷がランダムに来る以上、横から行こうと前から行こうと変わりません。後ろから行くと角までの距離が遠いのでダメですが。なので動きが止まって落雷のモーションに入ったときにはダッシュで目前。そのまま斬りかかる。周辺に次々に落ちる雷。当たってダメージになることもあります。それでも、相討ち覚悟でないとこいつは止められません


 落雷で痺れたところに突進食らって死にかけたりもしました。古龍なら25分で逃げかねません(←これが思い違いだということに後で気づきましたが)。一太刀でも多く浴びせるのです。


 周辺には当初猿が跳び回っていました。他の大型なら気になるこの手の雑魚ですが、キリン討伐に関してはノープロブレム。キリンが動きを止めない。それを追いかける狩人も動きを止めない。雑魚が追いつけない。なおかつ、狩人もキリンも動きを止めて雑魚が割って入るような状況では、キリンが落雷攻撃をしていることが多い。落雷でシビれたり死んだり、突進で撥ねられたりして数が少なくなる猿。ノープロブレム。私の相手はキリンだけです。キリンを倒すのです。いつの間にか猿もいなくなり。雪の戦場でキリンと狩人たち(オトモ含む)。他の大型モンスターと戦うときには、畳みかけるような怒濤の連続攻撃をしていました。とにかくダメージを与えようと、隙を見ればとにかく打ち込む。しかし、キリン戦は違いました。一発一発が、重い。的確な場所に的確な打撃。むしろそれは、部位破壊のみを狙っているときのような感じで。ひたすらに。一発。一発。一撃。一撃。


 戦場がひどく静かになりました。聞こえるのは、キリンのいななき、落雷の音、太刀を振るう音。時間も、吹雪も、BGMも、オトモアイルーさえも、頭から消えました。もしかしたら、アイルーは雷食らって退場していたのかもしれません。


 遠距離に落ちる雷を食らって、麻痺りました。ボタンを押すでもなく、静かに私は私の分身を見つめています。痙攣していた私が立ち上がり、同時に向こうで角を振りかざして突進するキリンが見えました。激突。吹っ飛ぶ私。それでも、戦場はひどく静かで。立ち上がるなり、動きを止めたキリンに駆ける。落雷のモーション。右に雷。左に雷。かいくぐって、


 何よりも『困難』で…………
 『幸運』なくしては近づけない道のりだった…………
 おまえに近づくという道のりがな…………

 近づけた!
 ダガ『幸運』ナンカジャアナイ!
 ブチャラティの覚悟ノ勝利ダ!
(荒木飛呂彦「ジョジョの奇妙な冒険」53巻)


 一撃。横合いから強い風を受けたように、キリンの体が傾く。くらりと傾ぐ姿がスローモーションのように見え。「目標を達成しました」の表示の下、キリンが倒れる。ひどく静かだった。


 雪の中に横たわる白い馬。それを見つめる白い太刀の狩人。はっと我に返り剥ぎ取り。クエストクリア時のスナップショットは、キリンの角に思い切り縦斬りを叩き込む狩人の姿でした。


 キリン、討伐成功。一頭のキリンを倒したことにより、勲章「たてがみの首飾り」を得ました。








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 鋼龍クシャルダオラ、老山龍ラオシャンロン、霞龍オオナズチ、幻獣キリン。そしてまた新たな古龍の前に狩人は立つ。噴煙を上げる火山、舞い降りる火の粉。炎の女王の咆哮に狩人はどう立ち向かうのか。次回「炎妃爆臨編」で青の古龍と対峙するっ。


 
なお、番組の内容は予告なしに変更することがあります。ご了承ください。



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 電撃文庫の折り込みを見てたら、古橋秀之の『ソリッドファイター』が500ページ増加の単行本で完全版として復活、しかも通販のみ。うおー、これ、めっちゃ好きだったんですよ、続き読みたかったんですよ。買うぞ絶対。って官製ハガキで申し込み? 申し込みが多いと抽選? って何じゃそりゃー。当たりますように。てか当たれ




 購入した本:
  六塚光『レンズと悪魔9』、長谷敏司『円環少女9』、田口仙年堂『魔王城一限目』、橋本和也『世界平和は一家団欒のあとに6』

 読了した本:
  北方謙三『楊令伝 七 驍騰の章』、成田良悟『5656!』、井上堅二『バカとテストと召喚獣5』



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