中旬。
さーむーいー。もう年末ですねえ。早いもんです。ああ、いつものように今年も大晦日更新しなければならないなら、バタバタですのう。なんてことを考えつつ、いつものように。
ふらりと訪れた量販店をうろついていて、
衝動買いしたものがある。
ハンドグリップである。何やら180円くらいだったので。そういやこないだ引越しの手伝いなどしたことがあって、握力がだいぶヘタってることを発見したのだった。握りこんでみて、何だこれくらいならやれるじゃーん、と思って購入。説明書きを読めば、握力の6割程度のものがいいらしい。自分の握力がどのくらいか知らないのですがねえ。んで、握りこんで
10秒くらい保持。それを5〜6回。週に2、3回やるとか。週2!? そんなもん!? が、やってみて分かった。瞬間握るだけならたやすいが、保持するのって結構しんどい。調子に乗ってかしゃっ(10秒)、かしゃ(10秒)とかやってると、
効果覿面、翌日握力がなくなった。何しろ缶のプルトップが開かない。ボトルキャップも開けないので、掌全体で包むようにして、手首をひねって開封したり。ううむ、た、たしかにこれ週2か3だ。まあ、暇みてかしゃかしゃやってる次第。ちなみに30kg。
たまに通るおもちゃ屋というかプラモ屋のディスプレイにのぼりがあって、
国産プラモデル誕生50周年だとか。ほうほう。50年前といったら、あの頃、
私まだこの世界に来てなかったのう。その隣に私にはよく分からない
ガンダムのポスターが貼ってあります。ううむ、ポスター自体は変われども雰囲気は昔のままですか。そのポスターの隅に重ねて別のチラシが。「
受講生募集」NHK文化センターである。詳細が下に書かれてるっぽいんですが、いかんせん通りすがりですれ違いざまに眺めてるだけなのでよく分からない。ただ、ぱっと見れば、
プラモデルかガンダムの講座でもやってんのかNHKと思ったりもする冬の朝。
年末に昔の知り合いと集まろうかという話がしばらく前から盛り上がっていて、
発起人でも幹事でもないのに何故か連絡役になってる私。いつものことですかそうですか。まあ、いつもは知らないうちに幹事になってるパターンなので、多少は楽か。他県にいる人たちにも連絡回したりしてるとわくわくしてきます。さぷらいずがほしいので、出席予定者が思いもしないような人に声をかけてみたりする。アドとか知らなかったので、昔の連絡先の自宅に直電。本人が出てくれたので事情を話すと、快く出席即断。らっきー。幹事の人には「ひとり増えましたー」とだけ連絡する。
直後。パソがフリーズした。しばらく紙資料とか見てたので、気づかなかったんですが。止まったと思われる辺りで、変な音がしたような……。マウスもキーボードもまったく反応しないので、電源を切る。起動しなおす。電源ランプが点き、ファンが回る。ファンが回る。ファンが回る。……起動しない。電源を落とす。入れ直す。ファンが回る、回る、回る。うぐう。とりあえず横倒しにして、カバーを取って中を覗いてみる。
ぽろり、と小さな部品が落ちてきた。抵抗? これって、マザーボードか何かの部品では? はたと気づく。くっつきがヘタってきたこの部品が作動中にぽろりと取れる→ボードが動かなくなる→電源やファンは動く→ボードが動かないので本体は動いてない→HDへのアクセスがない→再起動できない→起動できないからファンは頑張って中の熱を下げようとしてる。修理するとしたら、これ、ボードごと交換とかになる可能性が高い。値段も高い。もうこのパソで4年は経つ。
替え時かもしれません。てか値段次第では、マジでパソごと買い換えた方がいいような気も。
てことで、翌日ミッションを早々に離脱し、何軒かパソ屋など回ることにしようと目論む。その目的としては、
1:ボードの交換になるのかどうか。いくらかかるのか。
2:今のパソってどのくらいの値段なのか。
3:HDのデータの吸い出しは可能なのかどうか。
この辺がポイントしょうか。特に3。このところクソ忙しかったもんだから、ろくろくバックアップとか取ってない、てか、メールがらみだとそもそも取った記憶がなかった。先代がお亡くなりになったときには、クラッシュ続きでHD内のデータががんがん壊れていってたわけですが、今回はそうじゃありません。HDにアクセスすらしてない状態ですから、中身は無事な可能性大。できるならデータの移行をしたい。別室にある父親のパソに外付けHD内をつなげて
バックアップを調べてみたら、このペエジなんて、8月下旬までしかありません。モンハンの記事なんて、
ダイミョウザザミと戦ってますよ?
まあ、サイトの情報は、すでにアップロードしたものに関してはダウンロードすりゃいいわけですが、そうじゃない
ネタ帳とかは4ヶ月くらい前のものです。うぎゃー。ま、まあこれは何とかなるでしょう。ヘビーなのはやっぱりメール関係でしょうか。
メール自体は諦めるとしても、メアド。特に、緊急を要するのは、
私、年末の集まりの連絡中継地点だっつーの。アクセスできないと判明した時点で即座に何人かにメールを送る。パソが壊れたので、携帯のメアドを緊急連絡用にさせてもらう。ついさっきパソから送ったメールの返事とかも来るかもしれんので。何人かの関係者については、そうやってしばらく前にメアドを転送していたので助かったけれど、他の多数の人たちのメアド、HDに眠ってますよ? どどどどうしよう。
あまりにヘコんだので、モンハンをやろうとして気分が悪くなる。相手はフルフル×2。うぎぎ。
翌日。
店を回って、けんもほろろな扱いを受ける。HDの吸い出しは、パソ自体が起動しないと難しいといわれる。が、三軒目で相談すると、HDのタイプ次第(何かいくつかあるらしい)では、外付けHDとして組み替えることができるかもしれないそうで。ただし、現物を見てみないと組み込めるものかどうか分からないし、現物を見てみるとなると作業が発生し手間賃と外付け用のHDボディ等のパーツ代をいただかねばならない、とのこと。1時間近く相談して、結局それを試みてもらうこと、新しいパソを購入することを決める。メーラーの情報は、テキストとして外に出してなかったものに関しては読み取れないのでほぼ復活は無理だといわれる。ただし、
送受信のデータのみは取り出せるかもしれないそうな。うぐぐ。ネオパソは現品限りの展示品を選択したので、持ち合わせのなかった関係上、手付に数千円を払って取り置いてもらう。翌日、パソを運ぶことにする。が、帰って
箱詰めしてみれば、どっからどう見ても原付に載せられる大きさではない。母親に交渉して車を出してもらうことに。2日目の出来事である。
3日目。またも早めにミッションを切り上げる。パソ屋で輸送屋と化した母親と合流。えっちらおっちら中にパソを持ち込み、調べてもらう。外付けにできるタイプだったらしい。ほっとする。前日夜思いついたことを相談する。今のセットだと2ギガのメモリが入っているが、
3ギガまで増設してもらう。出荷は翌日、納品は翌々日になるそうで。
4日目。
パソのない生活になんとなく慣れてくる。最初は脳みそ半分くらいもぎ取られてたようですが。てちてちとお散歩をして、近くの電気屋さんへ。ソフトなどを眺める。私は初代パソから「一太郎」使いなんで、今のバージョンがどんななのか知りたかったのです。てか、別パソで調べてみたら、今使ってるというか使ってたバージョンはVistaでは問題ありそうだし。一太郎のみだと8000円かそこらですか。他の店の値段も調べてみんといかんですな。
5日目。多少早めに切り上げて帰宅コース。着時間の枠を指定していたので、荷物は6時〜9時くらいには来るはずである。7時前に帰宅。机の片づけなどしながら待つ。8時になる。まだ来ない。こちらはセットアップしてからにしようと晩御飯も食べず、シャワーも浴びずに待っている。
待ってる間に川端裕人『銀河のワールドカップ』読了しちゃう。待ちくたびれたので晩御飯だけ食べる。8時にケータイに知らない番号から着信。出てみれば配送屋のにーちゃんで、彼がいうことには、「自分はこの地区の担当ではない」「本来の担当は休みである」「自分はこちら方面に配送の用事があったので近くに来ている」
つまるところ、私の家の場所が分からぬらしい。二度三度と電話を交わして位置確認してようやく到着。一体型だったので、腰が砕けそうになる重さの箱抱えて狭い階段を上る。
ハンドグリップのダメージからの回復が間に合ってよかったと安堵する。電源をつなぎ、わ、キーボードとマウスがワイヤレスですよこれ、乾電池がついてます。LANケーブルを差し込んで起動、セットアップ開始。
先に書いたように四代目はVistaである。えらい色がきれい。
きれいなのはいいけど、ちょっと光りすぎる。今度明度を少し落としてみよう。文字が綺麗、ウインドウの枠が半透過だったりする。
二代目の95から三代目のXPに変わったときより、はるかに違和感がある。ウインドウがエクスプローラーのように開くのですが、設定をいじったりするのが分かりにくい。クラシック表示を探した方がいいかもしれません。
ネット接続の設定をしまくるがつながらない。うむ? パスワードが間違ってるわけじゃない。ユーザーIDが違うわけでもない。いくつか試してみてもつながらない。頭を抱える。抱えた頭でふと思いついてLANケーブルを引っこ抜いて、即座に差し込む。つながった。
初心者か私は! メーラーはOutlookがスタートメニューで指定されていたのでそちらで設定。
ヤフーのメアドを組み込んだ途端、膨大な量のメールがダウンロードされてくる。えーと、
2ヶ月以上前のメールって何だ? どうやら、ヤフー上に残ってたメールが、ダウンロードされてないという認識をされ、一気に来ているらしい。多分4桁を越えるであろうからキャンセルする。ソフトを探っていて、別のメーラーが入っていることに気づく。ウインドウズメール。そちらの方が使いやすそうなので設定しておく。んで、転生した三代目をUSBで接続、中身を確認。中は二つに分かれている(元のシステムドライブCと普通のDドライブ)。Dの方に格納していたこのペエジの12月上旬までのファイルが生きていることを確認、本体の方にコピーしておく。
使っていたHTMLエディッタは、Vistaでは使えないことを確認。がっくりする。最初このサイトを始めたときにはまだ二代目で、ネスコ(←ネットスケープコンポーザー)使ってて、三代目になって使おうとして途中でネスコがクラッシュして、フリーソフトのHTMLエディッタになったのでした。ネスコ→エディッタに変わったときもだいぶ苦労して、苦労した分それにもう慣れちゃってたんですが、また別のエディッタを探さねばならんですのう。タグ手打ちするの面倒だし。もうひとつの懸念であったメーラーの方ですが、Cドライブに潜っていっても、
あるべき場所にあるべきものが見当たらない。おりょ? 後日考えることにする。
6日目。夜帰宅して、続きをする。まず無料体験用のアンチウイルスソフトである。私がこれまで使ってたのと同じソフトであり、会員登録しているのでそちらに切り替えればいいはず、なのだが。プリインストールされた
ソフト(90日無料版)にはすでにシリアルナンバーが打ち込んであるので、この変更がぱぱっとできない。ので、ネットからバージョンアップした最新のソフトをダウンロード。今入ってる分を削除して入れ直す。シリアルナンバーとパスワードを要求される。シリアルはメモしたのがありましたが、パスのメモがない。しょうがないので、メアドとシリアルナンバーでパスの変更を請求、仮パスもらって新しくパスを設定しなおして、ようやく登録更新。ふひー。さらに、エクスプローラーではなく、フリーのタブブラウザをダウンロード。前使ってたやつと同じソフトなので、三代目のCドライブからDにバックアップしてあったお気に入りをそのまま突っ込む。しばらく前にお気に入りファイルがクラッシュした後、構成しなおして取っておいたバックアップです
。これでブラウジングは一週間前と変わらない環境に。ヤフーにアクセスして、ログイン。
フリーアドレスのメールボックスに残ってたのをまとめて消し飛ばす。これで、アホみたいなダウンロードもない、はず。それから前夜寝るときに思いついたことを実行。三代目のCドライブに個人名を入れて検索かます。ヒット。そのアドレスを確認して、直接入力してダイブ。どうやら、
メーラーの受信トレイやら何やらは今の設定では見えないらしい。設定を変える方法がよく分からないので、直接ダイブしたわけで。ようやく辿り付いたそこにあったメール情報を本体にコピーしておく。
どうやらこれでどうにか形にはなった感じで。外に対してつながった状態に回復。初代はスタンドでアローンだったので、二代目になったときには「
おお、つながった! ワールドワイドである!」と思った。二代目から三代目になったときにはクラッシュしまくってたせいもあって「
回復したようおう」という気分だった。三代目から四代目になったときには、何か「
それはそれで」という気持ちである。今回四代目の選択に対する条件のひとつに赤白黄の三色端子があることという項目があった。PS2やビデオデッキつないで外部入力するためのもんなんですが、今のパソって、これついてないんすわ、大半が。AV端子からの入力形態が変わってるせいで。おかげですんなり機種が決まったのですがね。そのセッティングもまだやってない。横にちょろちょろ出てる時計とか情報バーもどうにかしたい。
横長の画面でデカいせいで、視線をあちこちに動かさねばならないので多少疲れるが、これはまあ慣れるでしょう。でも明度はどうにかしないとキツいかも。
マウスは初日に世界標準速度(最高最強)に設定しなおしたので動きはいいんですが、右半分左半分がボタンになってるようなマウスなんで、クリックしてるのかしてないのかよく分からないため、反応が鈍い。ううむ。まったく動かないと思ったら電源切ってたりするし。あと、
キーボードの配列が馴染んだものと微妙に違う。Ctrlキー+Cでコピー、+Vで貼り付けとかやるわけですけど、何故かCtrlのとこにFnがある。ふぁんくしょんです。範囲指定して、コピーして、貼り付け、という作業の中で、範囲してしたらその部分もう見ずに貼り付け先を見てるのですよ。で、ぽん、と貼り付けると何故な「v」と出る。で、元のテキストを見ると、範囲指定した部分がcとなってる。つまるところ、範囲指定してCtrlじゃなくてFn押してるんで、ただのcになって上書き、クリップボードにコピーできてるわけないので、同じボタン押してvが出てる。そんなことが何度も何度も起こる。な、慣れるんじゃろうかこれ。他にもいろいろいじらないといけないなあ。
テレビの設定をする。といっても
アンテナ線も入れず、カードも差し込まず、淡々と流していく。で、現在の都道府県とか入れただけの事実上何もしてないような状態で、外部入力をセレクト。三色端子にPS2をつないで接続実験。スイッチを入れると、ういーんと動き出す。やあ、PS2のデフォルト画面が出ましたよ。って、読み込み開始してるのは何故ですか?
8月から「ペルソナ4」のディスク入れっぱなしだったことにようやく気づく。そのOPを眺めつつ、どうやらプレイできそうなのでほっとする。
そんな感じでヴィス公相手に格闘しているのです。にしても、アレですな。このビス公、
生真面目というか、ウザったいというか。色艶とかはいいんですが、ことあるごとに口うるさく警告してきやがります。あのー、
ファイル移動したりコピーしたりしようとするたびに許可を求めてくるってどうなんよ? まあ、パソをあまりいじらない人にとっては、こういうのは親切なのかもしれないけれどねえ。かといって、セキュリティなことを考えれば、まったく出ないというのもいけない気がするわけで。うぎゅう。
三代目のメールボックスのこじ開けにかかる。といっても、つまるところエディッタとかで無理矢理読み込んでるだけですがね。がーっと表示される情報。なるほど店の人がいってた意味が分かります。
本文はすべて文字化けというかコード化されてます。
DNAの塩基配列みたいになってます。こりゃ分かりませんわ。その中で、
送受信情報だけが読み取れる。つまり、送受信の時間、送付元、送付先などなど。助かったのは、件名がコード化されずにそのまま残ってるってことですか。元々グループ別にわりとメールを分けてフォルダを作っていたので、時間、メアド、件名があればかなり絞り込めます。緊急を要するものだけ抽出しておく。他の人たちについては、お詫びでもサイトの冒頭に出してゆっくり時間のあるときにやることにしましょうか(→おわびこと
14へ)。
土曜日、ミッションを夕方に切り上げて、原付を途中に止め、てくてく歩いて街の方へ。
かの集まりの下見です。場所がいまひとつ分からなかったし、遠方からいらっしゃる方々もあるので、店の場所の目印とかを探しに。サイトで見た案内に「○○の隣」とあったので、それを手がかりにする。が、見つからぬ。さまよう。見つからぬ。で、ようやく判明。
「○○の隣」というより「○○の裏」だと。明るいうちにいってこれなので、当日夜は絶対に分からないだろうと、
日曜日の朝6時前にメールで詳細を送りつけておく。
どうも予定が狂ってまして。そろそろ時間に余裕が出てくるだろうと思っていて、このペエジにも以前そう書いてたんですがね。ミッションがえらくしんどいことに。こないだ上の人に尋ねました。「
年末っていつまで出てきていいんですか」付け加えました。「
年始っていつから出てきていいんですか」問い合わせておく、という返事。ぶっちゃけ、
年末年始フル稼働しても、手持ちのミッション消化するのしんどいんですけど。居残り時間を増やすかなー、というところ。
そんな中、多少は読書欲が甦ってきたような、きてないような。例年、この時期になると冬つごもり用に図書館で本を借りまくるんですが、それが今年はない。珍しい。いや、読みたいと思う本はたとえば池上永一の『テンペスト』とかだったりするんですが、予約いっぱい。
借りたときにちゃんと読んでおけばよかったよう。いくつか図書館回りをする余裕もなく。部屋に溜まった積ん読本の消化をするかなあ。とりあえず、リーダビリティの高いものを攻めて、読書を楽しむんだい。と読んだのがパソの話の中にちょこっと出てくる川端裕人『銀河のワールドカップ』だったり。面白かったー。川端のは、恩田陸と同じく合う話と合わない話があるっぽいんですが、これは私好み。少年サッカーの話。もうちょっとボリュームがあってもよかった気がしますがね。
本屋に行って最近気になるもの。ポプラ文庫。あの表紙を本屋の文庫平積みで見たときはへたり込みそうになりました。キーワードは少年探偵団、江戸川乱歩、です。知ってる人は知ってるっちゅーか、まだ図書館とかあるんじゃないかと思うあのシリーズ、表紙絵がそのままです。何故この時期に? と思いますが、「K−20」だかの影響でしょうか。まあ、北村想『怪人二十面相・伝』を買い直した私あたりがターゲットなのかもしれません。あと、隆慶一郎『風の呪殺陣』が新装版にて登場。眺めていると、隆慶一郎を読みたくなる。た、たしかに
リーダビリティが高いが、隆慶一郎とか山田風太郎とか、読み出したらこちら側に当分戻って来れないような気がする。そう考えたら、ますます読みたくなってくる。ぐう。
TSUTAYAに行ったら、PSPの新作デモをやっていた。FFの「ディシディア」である。
歴代FFの主人公級とラスボス級のキャラを使った格闘ゲーム? デモを眺めていると、
高笑いする感じでケフカ(FFYの敵)が出てきたり、エクスデス(FFXの敵)が出てきたり、ゴルベーザ(Wの敵)がセシル(Wの主人公)と激突したりしている。眺めながら、
ケフカいいよなあ、と思う。力の狂気にだんだん侵されてく感じが「Y」で好きだったなあ。私が好きな「W」から出てるのは前述のゴルベーザなんですが、変にキャラが立ってるゴルベーザ四天王、特に
「火」のルビカンテとかには出てきてほしかったのう。って、はたとあることに気づき、隣にあったポップのイラストを眺める。どうやら秩序の神コスモスと混沌の神カオスの争いってのがあって、ライトサイドとカオスサイドで異次元に召喚されたっぽいキャラたちが戦う筋書きらしい。
……ギルガメシュは? 「X」で散々引っ掻き回し、「]」では召喚獣として登場したヤツはどこへ? 異次元に行ったまま「X」の主人公バッツを探してたあのすっとこどっこいはどうしたのだ? バッツ出てるぞ、このゲーム。
隠しキャラで登場しないのかなあ。必殺技「エクスカリパー」とかで。眺めるだけ眺めて店を出る。まあ、今FFに食指は動かないのです。「モンハン」ひたってるしねえ。だいたい、
FFどころかスクウェアのソフトそのものに今あんまし面白みとかワクワク感とかを覚えないのですよ。期待を裏切られすぎたからかのう。
期待裏切られ度の高いゲームソフトメーカーっていろいろあったりするわけですが。バンナムはそんなに気になりません。ナムコ好きだし。たとえばコーエーとかだと外しっぷりとか猛将伝商法とかが好きではない。なんてことを考えていて、テクモとコーエイがくっついたことを思い出した(コーエーテクモホールディングス)。略称はコーテクかしら。お互いの持ってるものをコラボしたりするのかしら。前にコーエーはバンナムとコラボで「ガンダム無双」とかやったしなあ。などとつらつらと。「
つっぱり大相撲Empires」とか「
戦国スターフォース」とか「
ボンジャック無双」とか「
刻命館オンライン」とか「
モンスターファームの野望全国版」とか「
アンジェリーク デッドオアアライブ」とか。とか書いてたら結構「刻命館オンライン」とか面白そうだよ、マジで。
ミッション場で沖縄に出張していた人が戻ってきた。おねーちゃんずは、その人におみやげをねだっていたのだけれど、手渡されたおみやげを見て落胆してました。「
しーさーは?」「行った店にはいなかった」そんな会話。おみやげのちんすこう詰め合わせを皆で分配。ひとりひとつ。黒糖とかパパイヤとかシークァサーとかチョコとかいろいろ味があるのです。前に塩ちんすこうを食べてそこそこいけましたが、今度のには入ってない。てか、
泡盛ちんすこうって何!? あと、沖縄といえばゴーヤーですが、
ゴーヤーちんすこうってないんじゃろうか。シーサーちんすこうも。バナナちんすこうを食す。結構うまいぞこれ。ちなみに、検索したら
ゴーヤーちんすこうは存在しました。
ここんとこ、夢見が悪い。たいてい、
ミッションでエラーが出る夢が多いのだが、こないだちと変わったのを見た。「押絵と旅する男」は乱歩で、「匣と旅する男」なら京極である。私の場合、
椅子と旅する話だった。椅子に乗ってがーっと突っ走る。椅子で移動といったら、コミック「あずまんが大王」の春日歩(通称大坂)が椅子に乗って飛行する絵がありましたがそんなんじゃなくて。下にタイヤがついてるようなタイプじゃなくて、
フツーの椅子でホバリングするように。が、途中で椅子の足が曲がって折れて、事故ったF1みたいな転び方をする。しょんぼりと椅子を引きずりながら、歩いていると、
竹やぶを抜けたところに骨董屋を見つける。その店頭に椅子があった。
小学校とかにある、あの椅子だ。おお、これだこれだ、探してたんだよ、これ。といった気分になり、店主のオジィと交渉する。
試乗もさせてもらう。使い古しの風ですが、かなりいい感じにちゃっちゃかちゃっちゃか走る椅子。ホバリングタイプじゃなくて、駆けるタイプのようです。お高いものでしたが、気に入ったので購入。そのまま再び竹やぶを抜け、狭い道を走って、小学校のときとかに歩いた道に入ったところで目が覚めた。そんな夢。夢判断はどうでもよろしい。
ミッション場で話をしていて、
テーマがあだ名に関するものにいつの間にやらスリップ。一緒に話していたおねーちゃんが、私のいう「
モジモジ君」や「
イワオ」に爆笑してました。まあ、この辺りは外見とかから来ているわけですよ。あだ名って、外見に関するものとか行動に関するものとか本名に関するものとかが基本ですよなあ。そこで出てきたのが「
アントニオ」でして(アントニオに関する話は
8月中旬の下の方参照)。派遣されてきてたアントニオは先月で辞めたので、本人がいない状態。最初きょとんとしていたおねーちゃんですが、「ほら、あの、彼だよ」といった途端、大爆笑。ひーひーいってます。どうやら相当にツボったようでして。私は南米系をイメージしてたんですが、彼女は
ナポリ辺りとかなり特定してイメージした模様。
スーツでノーネクタイ、ちょっと癖のある肩までかかる髪、少しタレ目、濃い顔立ち。いやあ、なんつーか、イメージを共有できる言葉ってあるのだな、と。「いや、ヤバかったですよ。
感謝です。
よくぞそのあだ名をこれまで黙っていてくれました」といわれる。本人がまだいるときにこれ聞いてたら、笑わないでいられる自信が皆無だったらしい。とりあえず
「トマトが似合う男」という呪いの言葉を追加しておく。これでおねーちゃんは、
トマトを見るたびに、にかっと笑うアントニオが脳裏に浮かぶはずです(おい)。
先にフリーのエディッタが使えないという話を書きました。なので、
ヴィス公対応の別のフリーソフトをダウンロードして試してみる。プレビューが隣に並んでいて、見やすいことは見やすいんですが、
初期登録されているタグが少なすぎる。ユーザーがタグを登録しなければならない上、プルダウンメニューからいちいち呼び出さないといけません。複数のファイルが開けません。
めんどくさっ。過去試したものも含めて、一番使いやすかったのはネスコです。ブラウザに表示されてるのと同じ状態(背景とかまで含めて)のまま、編集ができたのです。でも、すでにクラッシュしたし、怖いし。
せめてこないだまで使ってたエディッタが何とかならんものか。プレビューはブラウザで直接見ないといけなかったんですが、なんといってもデフォルトで登録されているタグが豊富、しかもプルダウンだけじゃなくアイコンで機能表示されてるので、範囲指定してボタン一発でタグが出ます。ファイルはタブで切り替え表示可能で、左にはファイルとフォルダのリストが並びます。表示されるボタンも機能ごとに一発で切り替えでき、よく使うボタンだけをカスタムしてバーにもできます。う、う、う。寝るときに、ふと思いつく。エディッタが止まったときに「〜に書き込みができませんでした」系のエラーメッセージが出まくってたんですよね。閉じることもできずにそのままになり、パソ再起動して消したんですが。たしか、あのソフト、ヴィス公対応のがないか調べたときに、
インストーラー版と単独起動版があったような。んで、私が三代目に仕込んだのはインストーラー版だったような。てことは、エラーメッセージはすでに骸と化している三代目Cドライブに依存してたために起こったものという可能性がありますな。翌日、早速単独起動版をダウンロードして仕込んでみる。や、
フツーに起動しました。びば、びば。ファイルをいくつか開いてみて、タグを試してみたりする。うん、フツーに使えます。で、一度ソフト終了して、しばらくしてからもっぺん起動してみる。
……起動しません。マウスのクリックが認識されなかったのかと思い、何度かクリックしてみる。……起動しません。何事!? いろいろ調べて分かりました。タスクマネージャーを見てみると、
アプリケーションとしてのエディッタは終了しているが、プロセス上モロに残ってます。起動している状態のままだったので、再起動しなかったようで。
プロセスを強制終了、もっぺん起動かますとちゃんと立ち上がる。ただ、直前まで開いていたタブの情報は保存されなかったようで。ボタン配置とかファイルのフォルダとかは記憶されていました。ふむー。ファイル自体の上書き保存などは問題ないので、ソフトを閉じるときと立ち上げるときに注意すれば問題ないかのう。新しくダウンロードしたエディッタよりははるかに使い勝手がいいし。当分この状態にしましょうかねえ。
そんな感じの日々。もうちょっとヴィス公を仕込むのに時間がかかりそう。年末年始である程度やっておきたいなあ。
んじゃ、こちらはいつものゲーム話。USBメモリ上でテキストファイル使って書いてたので、まったくもって無事どころか、パソが死んでたときにも別パソでやれたしろものでございます。
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「モンスターハンターポータブル2ndG」な話。
前回、古龍であるところの幻獣キリンを狩ってキリン・スレイヤーになった私。その後、キリンをもう一頭狩ったりなんかしちゃったわけですが、その後どうなったのかってえと。
* * *
【太刀十本編】
自分の
ギルドカードの近況のとこを眺める。表示される内容には行数制限があり、ちょくちょくプレイしていれば、極端な話その日のクエストがすべて表示されないこともあります。情報としては、何のクエストを受注してその結果どうだったか。死んだかどうか。オトモの活躍。モンスターの狩猟数が一定数を越えたこと。などの他にレアアイテムの入手や武器を強化したことも表示。んで、見てみたら新しいメッセージが表示されている。なになに、内容は
太刀の強化を10本やったよ! というようなもので。……10本? 何をもって10本といっているのか。とりあえず所持している武器を眺めてみる。10本っていったら……、
黒刀【弐ノ型】:攻撃力624、防御力+6、
カンタロス素材
ティガノタチ:攻撃力816、会心率−25%、
ティガレックス素材
白猿薙【ドド】:攻撃力672、氷属性250、
ドドブランゴ素材
龍木ノ太刀:攻撃力576、麻痺属性(蓄積値)190、龍木・龍苔素材
鬼斬破:攻撃力720、雷属性450
ブラックサイス:攻撃力720、龍属性100、黒い塊素材
ホワイトマンティス:攻撃力672、水属性210、モノブロス亜種素材
ミラージュショテル:攻撃力816、防御力+8、オオナズチ素材
ダークトーメント:攻撃力960、ディアブロス亜種素材
飛竜刀【紅葉】:攻撃力528、火属性220
飛竜刀【青葉】:攻撃力528、毒属性(蓄積値)250
こんなとこか? ううむ、
一定の攻撃力を持った太刀が10本になったということかいのう。なんてことを考えて、考えて、勘違いに気づいた。や、分かりましたゾ。「G」に切り替えて強化した太刀が合計10本になったということだ。「2nd」から持ち越した武器もあるし、別太刀を作るためにまた鉄刀を購入して鍛えなおしたのもあります。持ち越した武器をカウントしなければ、だいたい10本くらいは強化したことになるのでしょう。謎が解けた解けた。
それにしても、
いろいろ太刀が溜まってきたなあ。様々ありまして、例えば黒刀【弐ノ型】とミラージュショテルを比べるとショテルの方が攻撃力も付加防御力も高いのですが、斬味は黒刀の方が実際はいいのです。斬味によって与えるダメージが高かったりするので、一概にどうとはいえません。
ティガノタチなんて、攻撃力は高いのに会心率がマイナスのため、何発かに一回はへろへろない地激になるのですね。でも、例えば青クックメイン装備や蒼レウス装備と合わせると、これらには会心率上昇の「見切り」スキルを持たせているので、相殺されていい武器になります。
今、だいたい
メインに使ってるのは、黒鎌とビビビ刀と【ドド】くらいですかねえ。キリン戦では白カマでしたが。逆に使わなくなったのが、【紅葉】でして。
ドドブランゴ戦辺りではかなり重宝してましたが、いかんせん今になってみれば攻撃力が低い。なので火に弱い敵に対しては我慢してビビビ刀で強引に押し切る感じで。相変わらずほとんど使わないのが卒塔婆刀と【青葉】で
、麻痺や毒の特殊攻撃をあんまし重視してないスタイルなのがバレバレですな。
せめて
攻撃力600越える火属性がほしいなあ。強化への道を考えると、【紅葉】を鍛えるのが手っ取り早そう。鉄刀【神楽】から火属性の軍刀という手もあるんですが、いかんせん素材がまだ戦ってないモンスターのものだし。てことで、【紅葉】をどうにかしようそうしよう。
【紅葉】は飛竜刀【朱】に強化可能なのですが、手持ちで足りない素材はたったひとつ。「火竜の翼」――
また翼かよ! ちらり、と蒼火竜の翼を得るために延々倒しまくった蒼レウスのことが頭をよぎる。蒼レウスは、まだいいんすよ。シングルで出てきますんで。ほしい素材を持ってるレウスと戦えるクエストは、たった二つ。集会所★×2「
リオレウス討伐指令」と村クエ★×6「一対の巨影」のみ。うち、調べてみたら下位簡単のレウスは翼を出さないので、結局「一対の巨影」しかなく。てことは、
翼にチャレンジするために、レウスだけじゃなくレイアまで倒さねばならないのです。うわ、メンドくさ。さらに調べてみると、「一対の巨影」ではクリア報酬で稀に翼が、下位レウスだと捕獲報酬で稀に翼が出る模様。てことは、レウスを捕獲した上で、レイアをどうにかしてクリアすれば効果にばーいにばーい。
4回やりました。うち、2回、
うっかりレウスを殴り殺してしまいました。だって、この
レウス、根性見せて、弱っても巣に逃げ込まないんだもん。結局翼の入手はいまだかなわず、というか
レイアの方から雌火竜の逆鱗とかレアアイテムが出る始末。逆鱗使ったら、強化の想定外だった【青葉】が、
飛竜刀【翠】:攻撃力768、毒属性(蓄積値)300、
リオレイア素材
に化けました。毒属性使わねっちゅーねん。い、いやそこそこ強いから場合によっちゃ使うかも。
それにしても物欲センサーというのはあるのだなあ、とつくづく感じる。
* * *
【炎妃爆臨編】
火竜の翼は手に入らないし、どうすっぺかなあ。なんて考えてみたりもするが、方策としては(1)レウス&レイアを頑張って倒しつづける、(2)別の方法を考える、ですか。
そんなわけで、
見物がてら新たな古龍に挑むことにする。ってどんなわけだと思うかもしれませんが。まず確認事項として、今クエストに出現してて挑戦したことのない古龍は二種。ひとつは、前回戦った霞龍オオナズチや幻獣キリンと同じ村クエ★×5に出てるやつ。もうひとつは、「一対の巨影」クリアで開放された村クエ下位最後の★×6に出てきたやつ。レベル的に見ても、後者の方が強そうだし、あと武器的なことを考えても、前者の素材が入手できた方がありがたい。
挑むクエストは「
皇妃座すは炎の宮殿」、相手はもちろん古龍、異名は
炎妃龍、舞台は火山。ちなみに、もうひとつのクエストに出てくる古龍の異名は炎王龍で、対になる感じでひとつ。まあ、この異名ひとつ取っても火竜、雌火竜だったレウス&レイアとは格が違うですよなあ。いくつか事前情報として日記系本なので得た知識を元に推測を重ね、
こんがり魚を数匹持っていく。理由は後述。罠系や閃光玉などはフツーに。長期戦になる可能性があるのならば、火山地帯なので
お弁当はクーラーミート、といったところでしょうが、標的は古龍なのでさほど時間はかからないと判断。クーラードリンクで代用。武器は、古龍なので龍属性の黒鎌で。防具は、そこそこ耐火性があって攻撃力も高い蒼レウス。
クーラードリンク飲んで、ひたすらに走る。火山地帯の奥。灼熱の洞窟。おそらく、そのどこかにヤツがいるはずです。洞窟の奥に進む。いない、いない。洞窟の奥を抜け、噴火口の周辺エリア。入った途端、ムービーが始まる。
噴煙の中を飛来する青い影。翼でホバリングする四足獣。着地して、咆哮する猫科を思わせる動き。その名は、
ナナ・テスカトリ。
てか、あなたどっかで見たことありますよ。そう、
エチオピアあたりにいませんでした? 鋼龍クシャルダオラはドラゴンで、霞龍オオナズチはカメレオンで、幻獣キリンはユニコーンでした。ナナ・テスカトリはというと、
猫のような人のような顔、ライオンのようなぼでー、大きな翼。もちろん尻尾もあります。この姿は――マンティコア。老人の顔、獅子の体にコウモリの羽、サソリの尻尾を持つエチオピアにいるとされたモンスター。
ムービー終了後、咆哮する
ナナ・テスカトリ。それから突進が続く。私はそれを転がってかわし、
ナナ・テスカトリの目がタップに向いた隙に側面からペイント玉を投げつけてマーキングする。
それにしても、真っ青な猫である。ただ青猫といっても某ライトノベルに出てくる
青猫男とは違うのです。そこまででんぢゃらすじゃない、はず。
翼を殴っては弾かれる。頭や足は柔らかいようですが、正面から行くと、ドツかれたり、突進食らったりします。横からかなあ。無理矢理隙を見つけ出して斬りかかっていると、
ナナ・テスカトリの体から赤いものが吹き出す。吹き出して青い身体を覆っていく。
風を操る古龍は、風をまといました。ならば、
炎を操る古龍は。当然のように。炎をまとい。うわ、熱っ。そばにいるだけでじわじわとダメージが入ります。確定ダメージじゃなく一時ダメージとして。
以前、一時ダメージについては書いた記憶があります。一時ダメージは赤で表示されるのですが、しばらくすると自然に回復していきます。けれど、途中でダメージを追加されると赤が黒に反転して、確定ダメージになるのです。
ナナ・テスカトリの炎まといによってじわじわと一時ダメージが進行。そこに一発食らって、ダメージ確定。ぼろぼろです。他のエリアに飛び込んで回復薬グレート。シャレにならんなあ、あの炎のカーテンは。受けるダメージは少しずつなんですが、ちまちまちまちま絶えることはなくて。クシャルダオラの風と同じように攻撃時などには消えるようなんですが。……はっ。そういえば支給品に毒投げナイフがありました。これって、もしかして、あの炎は状態異常で消えるんじゃ? 早速戻って実験。タップを追い掛け回す
ナナ・テスカトリにナイフを投げつける。毒、毒、毒。と炎が消えた。やっほう。喜んで飛び掛ると、逆にじゃれかかられ、爪で引っかかれるというか殴り倒される。うひー。
ナナ・テスカトリ――と、
延々フルネームで書いてるのには訳がありまして。これまでどおりなら、単純にナナと書きそうですが、
リアル友人に同じ響きの名を持つ人がいるんで、どうにもハバかられるというか、い、いや別に似てるわけではないですよ、
ナナ・テスカトリに。
ともあれ、
ナナ・テスカトリについてである。その動きは、
やっぱり見かけどおり猫科を連想させる。たわめるようにして駆け出すそのしぐさ。走り方。突然ジャンプして飛び掛ってくるその静動。何よりびっくりしたのは、尻尾を左右にぱしーん、ぱしーんと振るのですが、彼女、
首を曲げて後ろをじっと見てるのです。いや、隙だらけっちゃあ隙だらけなので尻尾を避けて殴らせてもらいましたが。
炎の古龍であるからには、炎まといだけじゃなくて、フツーにブレスを吐きます。ぶっとい炎を吐きながら首を動かす。その間合いには近いのと遠いのがあるようで、浴びるともちろん火ダルマ大ダメージです。ただし、首を動かしてかなり長く吐き続けるので、範囲外にいれば、それは大きな隙にもなります。
そうやって、がしがし殴りつける。火にあぶられ、一時ダメージがかさむ。機会をうかがって、
ナナ・テスカトリから離れて、私はこんがり魚にかぶりつく。焼いた肉は、スタミナを回復します。焼いた魚は、一時ダメージを回復させるのです。しかも自然回復力(一時ダメージの回復)がしばらくの間上昇します。
「2nd」「G」通じて初めて魚食いましたよ私。この炎のダメージって、地形ダメージ扱いのようなのです。つまり火山で溶岩そばにいってじんわり焦げるのと同じ扱い。火のブレス食らうのとは違うのです。なので、本来防ぐなら「地形ダメージ減」などのスキルか「回復力増加」などをつければいいんでしょうが、そんなもの持ってないというか、後者は
フルフルシリーズについてるので、いずれ来るであろう炎龍戦に備えてしばらく集めてた時期が実はあったのですが、メンドーになって止めちゃったのです。
最初のバトルフィールドになったのは、先に書いたように一番奥のエリア。屋外です。そこには溶岩はありませんが、噴煙が近くで上がってまして、周縁では火の粉がちらちらと舞い降りるようなエリアです。
ナナ・テスカトリに接近して殴っていると、普段とは違う感じの
火の粉がちらちら。火の粉? なんか、これって――
や・ば・い!
とっさの判断で太刀を納めてダッシュで離れる。カメラに写ったのは、口から火を出す
ナナ・テスカトリ。
勘任せでダッシュ+回避操作して前方に身を投げ出す。これは、
粉・塵・爆・発!
背後で連鎖的に爆発が起こり、まるで、そう、
ハリウッド映画のアクションシーンばりにダイビングかましてかわしてる私。しかも初体験で無傷。
さ…「触られて」ねえ…
お…おれは触られてねえ……
『空気』が……
『空気』がッ!
『火』を吹いたッ!
(荒木飛呂彦「ジョジョの奇妙な冒険」45巻)
まさにそういう感じで。あ、ちなみにご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんが、空気中に一定濃度で可燃物が充満している場合、そこに点火すると、一気にそれが燃焼し、爆発するのが粉塵爆発。つまるところ、室内に小麦粉が充満してたりするところでタバコでも吸おうとライターを使うと大変危険なのです。
何だかお怒りモードのナナ・テスカトリは、時々周囲を爆発させながら、突進を繰り返す。こちらはもう惜しみなく回復薬グレートを用い、ヘタりやすい黒鎌を研ぎなおし、挑むのです。罠系はやっぱり役に立たないようですが、閃光玉はクシャルダオラやオオナズチのように効果があります。ただ、これが、どうしたものか。
通常の行動パターン:突進。バックジャンプ。飛び掛り。尻尾振り。噛み付き。前足で殴る。ブレス。咆哮。粉塵爆発。
閃光玉炸裂時の行動パターン:バックジャンプ。飛び掛り。尻尾振り。噛み付き。前足で殴る。咆哮。
あんまり変わんねえ。特に狂ったようにあっち行ったりこっち行ったりするので、攻撃の的にはしにくい。他の大型モンスターより派手に動き回る感じで、その点は猿どもに似てるかも。まあ、位置取りを間違わねば回復とかはしやすいのですがね。
ともあれ、戦っているうちにナナ・テスカトリがエリア移動。追いかける。洞窟内、溶岩のあるエリア。溶岩には私は入ることができませんが、彼女は自在に動けます。こちらが殴れる場所に誘導しつつ、殴る。殴られる。殴る。殴られる。殴る。殴られる前に逃げて回復。
ナナ・テスカトリの翼爪が噴火口エリアですでに破壊されたのは知っていました。彼女の角は、王冠のようにその頭上に伸びているのですが、それが、ある瞬間、砕けました。同時に、彼女を守っていた炎が消滅。おお、部位破壊。びば、部位破壊。そこで、ほぼ25分。古龍は逃げ出しました。
村に帰って、戦闘を振り返る。さほど、悪くない戦いぶりだったと思います。気をつけるべきは粉塵爆発と突進。特にぐいーんと曲がって追いかけてくるタイプの突進が要注意。村長オバァに話し掛けると、★×5クエストにCLEAR!の赤文字。てことは、隠しクエストが表に出てないということか。「皇妃座すは炎の宮殿」があったので、アイテムを補充してから迷わず選択。
再び火山地帯へ。クーラードリンクを飲んで一番奥のエリアに駆け込む、直前のエリアで、角の破壊されたナナ・テスカトリを捕捉。ペイントして戦闘開始。アイテムも補充してあることだし、出し惜しみなしで行きますよ。と思った途端、突進に引っ掛けられてダメージ。起き上がったところを殴り飛ばされ、そのままごろごろと隣のエリアへ。出し惜しみなしで回復薬グレートを使う羽目になる。
危ないときには閃光玉を投げ、突進をかわし、黒鎌を叩き込む。超接近戦で腹の下あたりで黒鎌を振るいまくっていると、カメラの人が何を思ったか、ナナ・テスカトリの腹の中を写したりしてたりもしましたが。それくらい接近戦だったということでひとつ。
早々に、ナナ・テスカトリが別のエリアへ。屋外、溶岩のあるエリア。広々としたエリアは、こちらも動きやすいが、同時にそれは敵も動きやすいということ。溶岩で分断されてるだけ、あちらの方が有利である。粉塵爆発をかわし、接近し、斬りつける。が、突進に引っ掛けられ、倒れたところに火の粉がちらほら。慌てて逃げようとしてダイビング、が、間に合わず、爆発に巻き込まれて力尽きる。ナナ・テスカトリ戦で初めての犠牲。
そうやって食らったり食らわなかったりしているうちに、粉塵爆発には種類があるのに気づきました。赤い火の粉が舞うときにはわりと近距離で、オレンジの火の粉が舞うときには離れた場所で、空気が爆発するのです。あと、着火する前にダメージを結構与えると、ナナ・テスカトリがのけぞってキャンセルされるということも。
すぐさま再接敵。彼女はそのエリアで待っていてくれました。攻撃をかわし、攻撃を入れ、攻撃を食らい、攻撃を外し。回復薬グレートは底を尽き、回復薬も数を減らし。ナナ・テスカトリの尻尾が切れました。残りはほとんどない閃光玉を使って動きを止め、尻尾の剥ぎ取り。
半ば溶岩に踏み込んでるようなナナ・テスカトリを相手に斬る。時間はいつの間にかかなり経っていて、時計は15分から20分針に移り(5分経過ごとに針が動く)。ナナ・テスカトリは開始後25分(このクエストはトータルで50分)で一定ダメージを受けていれば逃亡します。そんな状況。そもそもナナ・テスカトリの正面に立つのは危険なのです。突進があります、噛み付きがあります、爪があります。それでもなお、私は正面から突撃します。
奇妙なことで。そこまでして、正面から行く必要は皆無です。たとえまだ1死で余裕があったとしても。実際、爪を食らってダメージを負いました。本当に奇妙なことで。全身全霊をもって、一撃を浴びせればよいのだという確信に近いものがあったのです。爪で吹っ飛ばされた私の体力は1/3を切っていました。回復のために離れてもよかったのです。でも、この一撃が必要な気がしていました。時間のことは頭にもうありません。ただ、ひたすら、この一撃を。正面に戻ったとき、赤い火の粉が舞い始めました。粉塵爆発。赤い火の粉なので、至近距離で爆発が起こります。次にナナ・テスカトリが口を開き、着火したその瞬間、爆発に巻き込まれて死亡するでしょう。それでも、この一撃を。そして、
おそらくその日、最高の一撃が、ナナ・テスカトリの眉間に吸い込まれるように振り下ろされました。
瞬間、表示された「目的を達成しました」を、むしろ当然のように感じつつ、ゆっくりと傾くナナ・テスカトリの姿を私は見つめていました。クエスト残り時間25:07。ぎりぎりの、お互いにあと一撃というところまで力を振り絞った戦い。研ぎ澄まされた、戦い。ここまで来てよかった。ここまで来れてよかった。そう、素直に思いました。
* * *
【炎妃古塔編】
村に戻ってきてみれば、行商オバァが何かいいたそうにしている。津軽弁をしゃべるこのオバァは、翻訳すれば「ナナ・テスカトリを倒したらしいじゃーん。すごいじゃん。前行ったところにそんな武勇伝持ってる人がいたわいな。あんたにこれをやるっす」ともらったものは「ジャンボ村武勇伝」ええとジャンボ村って、過去のモンハンで拠点になった場所だったような記憶が。おう、これで私もちょっとまた認められたということか。
村長オバァに話しみると、★×5の赤いCLEAR!が消えている。てことは……クエストのリストをめくると、そこにありました。クエスト名「旧き時代の守護者」で舞台は塔で、登場モンスターはナナ・テスカトリ。鋼龍クシャルダオラが「氷点下の支配者」(雪山)「風をまとう古龍」(密林)であったように、霞龍オオナズチが「古の霞龍、オオナズチ」(森丘)「しじまの向こうに」(沼地)であったように。ナナ・テスカトリは火山と塔に出るらしい。
武器屋を巡り、農場に赴き、キッチンでネコメシを食らい、アイテムを整え、迷うことなく古塔クエストへの受注をする(実際はアイテムを整え、と迷うことなく、の間に一日あったが)。ナナ・テスカトリとまたバトりたいというのもあった。塔での大型とのバトルに興味があったというのもある。しかし、最大の理由は、あと一回くらいやったら軍刀が作れそうだったのである。鉄刀【神楽】を軍刀に鍛えるのに必要なのは、炎妃龍素材だった。また武器屋を覗いてみたら、軍刀は加工じゃなくて生産でも入手できるようになってた。ただしこちらは加工よりも多くの素材が必要になる。もちろん炎妃龍素材。いずれももう一回くらいで何とかなりそうだったのです。
塔は、一本道です。外部にあたるエリア1、塔の基部への入口であるエリア2を抜け、エリア3から塔内へ。途中ギアノスがいたりチャチャブーがいたりガブラスが飛んでたりしましたが、無視無視。エリア9を抜け、頂上へ。そう、日記系本の知識からすると、古龍戦だとエリア9からエリア10へは一方通行、戻りなし。しかも死んだらベースキャンプではなくエリア9から再開。まあこれはベースキャンプまで戻されるよりはいいような気もしますが、支給品の回収ができないのは痛いかも。
頂上に到着するとムービー。眠っているナナ・テスカトリが目覚め、咆哮する。頂上はだだっ広い、シンプルに戦闘をするためだけに用意されたようなフロアです。以前古塔に来たときには蛇竜ガブラスを10匹仕留めるクエストで、高い場所から毒を吐いてくるヤツらが低い位置に来たときに縦斬りを当てて叩き落していたものでした。
今度の相手は、ナナ・テスカトリ。よく動き、よくダメージを与えてくる強敵です。しかもこのナナ・テスカトリ。最初の方からすでに炎をまとってやがります。ちっ。角を砕かないといけないか。炎にあぶられた体力が減ったので、こんがり魚を隙見て食らったりしつつ、戦闘。
どうにも不思議なことで。以前に戦ったモンスターであろうと、初めてのモンスターであろうと、戦闘開始直後は動きがよく見えない気がします。狩人魂に火が点いてないというか、うまいこと回らないというか。なので、どうにもボス級の戦いになると、2落ちしたりする頃にようやくこちらの動きがよくなってくるようです。何故だか自分でもよく分かりませんが。
ふんっ
しかたのないヤツじゃ
少々打たれないと自分がボクサーというコトを思い出せんらしい
ようやくなってきたわい
ボクサーらしゅう顔に
(森川ジョージ「はじめの一歩」24巻)
塔の中に戻れないというのが結構なプレッシャーというか、予想以上にキツい縛りになってます。というのも、回復だろうが武器砥ぎだろうが調合だろうが立ち止まってわずかに時間をかけなければならないのですから。立ち止まった途端、ナナ・テスカトリに襲撃されるのなら、回復した以上のダメージを受けかねません。さらに回復より武器砥ぎの方が時間がかかる上、私が持っている黒鎌はヘタりやすいのです。思うように攻撃ができぬまま、粉塵爆発を浴びて大ダメージ。離れて隙を見て回復しようとダッシュかましたところに、背後から粉塵爆発がもう一発。逃げ損ねて1死。
エリア9に戻されて、少しホッとする。体力はデフォルトに戻りましたが、肉食ってスタミナを上昇させ、砥石も使っちゃいます。安全圏安全圏。調合で使用したアイテムの補充もし、いざ2人目。かなり遠くから突進されると、誘導弾のようにひん曲がって襲ってくることがあるので、それに悩まされるとうのと、アイテムを使うタイミングが難しい。難しいが、面白い。だって、この状態に慣れれば、他の戦闘にも応用できますよね。わざわざ他のエリアに逃げ込まなくても、同じ場所で回復したりすることができるなら。しかも相手は隙の少ない古龍です。練習するにはいい相手。なんてことを考えているうちに、恐ろしく遠くまで伸びてきた炎ブレスを浴びて火ダルマ。起き上がったところに突進を食らって2死。エリア9でスタミナ上昇のため肉を食らったりしてたら、ナナ・テスカトリが逃げ去ったメッセージ。うお、なんつーか、前回の戦闘とはうってかわった心境ですよ。まったりー。
緊張感のないままではいかんので、とっとと次のクエスト受注。「旧き時代の守護者」です。決着です。塔のテッペン目掛けてダッシュしていると、ギアノスのいるエリアで、ギアノスらしからぬ咆哮が聞こえた。……え? 振り返るとそこにナナ・テスカトリ。ちょっと待てー、何でこんな低い階層にいやがりますか。なし崩しに戦闘開始。冠角そのままなので、炎のガードに悩まされる。さかなさかなさかなー。が、殴っているうちに蓄積されたダメージのためか、角が砕け散り、ガード解除。そのまま斬りかかる。尻尾ぱしーん、ぱしーんに吹っ飛ばされる。こちらに尻向けたままのナナ・テスカトリに突撃。と、尻尾が動き、いきなり粉塵爆発。ななな何が起こりましたか!? もっぺん駆け寄って同じ目に遭う。どうやら尻尾による着火で粉塵爆発の小さいのが起こるらしい。うかうか背後から襲いかかれやしません。ぱしーんぱしーん。割り込んできて邪魔なギアノスが火ダルマになって転がったりしてます。閃光玉で黙らせて、尻尾を攻撃。何度かやってると爆裂尻尾が切れた。これでかなり楽になりますよ。
と、ナナ・テスカトリが羽ばたく。羽ばたいてホバリングしたりエリア内を移動したりするアクションは見たことがありました。これはそれとは異なるもので。つまるところ、エリア移動。塔のエリア4からエリア5へマーキングが移動するのを追跡する。どんどん上昇していくナナ・テスカトリマーキング。エリア6、エリア7、8、9、そして10。エリア9でこちらは立ち止まり、スタミナの補給と武器磨き。頂上に行くと、虚空を見つめるナナ・テスカトリの姿。その角は砕け、翼爪は欠け、尻尾は千切れています。ダッシュで駆けより、一発入れ、さあ決戦です。
途中省略で、だいぶ弱っていたと思しきナナ・テスカトリ。こちらも死にかけたりしましたが、どうにかこうにか討伐に成功。村に戻って、仕入れたナナ・テスカトリ素材を使って、軍刀を入手。びば。
飛竜刀【紅葉】:攻撃力528、火属性220
↓
軍刀:攻撃力720 火属性350
と大幅な増強です。
* * *
【強者之道編】
ナナ・テスカトリ退治の後、通算三度目の集会所「絶対強者」に挑み、あっさり瞬殺される。やはり雪山の狭い場所でティガレックスと戦うのは無理があるのかも。そのときの持ち込んだ装備及びアイテムは、、
蒼レウス装備+鬼斬破
攻撃力:820 / 防御力:307
火耐性:10
水耐性:−5
雷耐性:10
氷耐性:0
龍耐性:−20
発動スキル:攻撃力UP【中】、耳栓、見切り+1
アイテム
力の護符
守りの護符
調合書1
調合書2
調合書3
回復薬×10
回復薬グレート×10
ペイントボール×たくさん
砥石×15
捕獲用麻酔玉×8
閃光玉×5
素材玉×10
光蟲×10
モドリ玉×1
トラップツール×2
ネット×2
シビレ罠×1
落とし穴×1
ホットミート×10
ハチミツ×10
薬草×10
アオキノコ×10
これで、ほぼアイテム満タン(24種までなので)。閃光玉を作る素材(素材玉と光蟲)、落とし穴を作る素材(トラップツールとネット)、回復薬の素材(薬草とアオキノコ)、回復薬をグレートにするハチミツ。それらの調合成功率を5%ずつ上げるのに調合書は必要です。一度目の挑戦の反省から、生焼け肉とホットドリンクを削除し、両者の効果を持つホットミートに変更してはいるんですが、支給品から最低限地図とか入れたらあとひとつだけです。なので狩猟50分のスパンの中でちょびちょびアイテムの入れ替えをしたりする必要が生じます。やりくり上手でないといけないのです。
こんな状態で敗れてるわけですが、原因をいくつか分析してみんとす。もちろん、ティギーの攻撃を避けきれないというのは根本的な理由ですが、それはそれとして、だったらカバーできるような方策を考えねばなりません。
ところで、「一対の巨影」をクリアしてから、キッチンのアイルーが五匹になってます。五匹で作れるネコメシは、四匹のときと効果や内容が違っています。料理人たちの得意素材を使うとネコスキルが発動するので、それも合わせて考えねばならないのです。んで、私が使っているのは「黄金芋酒」と「幻獣チーズ」を使った料理で、雇ってる大半の料理人が乳製品か酒を得意としているので、スキルが発動しやすいのです。このネコメシの効果は体力+50、スタミナ+50。デフォルトだとどちらも100で表示され、具体的にいうと、画面左端からメーターが始まると2/3辺りまで。150で右端までいっぱいになります。
最近ずっとこのネコメシばかり食っているので、慣れてきちゃいましてね。ネコメシ効果は、死亡時に失効するんですが、効果を失えば当然上限が100のデフォルトに戻るわけで。150に慣れているとこれがすんごい怖い。ティギーの一撃食らえばほぼ死にかける状態です。連続なら確実死。スタミナの上限は肉など食らえば最高まで上昇させることができますが、体力は回復薬ではダメ。「いにしえの秘薬」を使わねばなりません。が秘薬は持ち込み制限1です。問題があるのはそれでアイテムが一枠使っちゃうということ。ううむ。
体力はダメージを受けたときに減るわけです(当たり前だ)。使ってる蒼レウス装備は攻撃に特化したものですが、ザザミシリーズで防御重視で行った方がダメージ少なくなって死ににくくなるかもしれんのう。とザザミん装備と比較してみる。
ザザミシリーズ+鬼斬破
攻撃力:748 / 防御力:307
火耐性:−15
水耐性:15
雷耐性:−25
氷耐性:0
龍耐性:5
発動スキル:防御+30、投擲技術UP、雷耐性−5
待て待て待てーいっ。ザザミん装備と蒼レウス防御力同じですやん! だいぶ鎧玉使って防御力は上げたけれど、ザザミも現段階でこれ以上強化できないので、これを鑑みるに、ザザミ使う必要なっしん。じゃあ、防御力は今と変わらないわけか。だったら、ちまちまこまめに回復していく、長期戦も覚悟しなくてはなりませんか。
そこではたと気づく。あ、これ行けるかもよ? 登録してあるセット装備の中から選択。
レイア装備+鬼斬破
攻撃力:748 / 防御力:307
火耐性:10
水耐性:0
雷耐性:−10
氷耐性:0
龍耐性:−20
発動スキル:体力+30、自動マーキング、毒無効
武器屋に駆け込み、装飾品について調べる。現在、装飾品のスロットはすべて埋まっています。使っているのは探知→自動マーキングにするための千里珠が3つ、毒半減→毒無効にするための抗毒珠が2つ。抗毒珠は2スロット使ってスキルポイント+3です。試してみるかと思った方策は、この抗毒珠をほじくり出して体力珠を代わりにぶち込んでみるというもの。雪山に毒を使う敵は今んとこ出ません。毒無効は関係ないし、よしんばそういう敵がいたとしても毒半減でも何とかなる。体力珠は1スロットで+2なので、空いた4スロット中3スロットに詰めた時点で、体力+50が発動。ネコメシ効果と異なり、防具のスキルは装備している限り発動しているので、死んでも安心。なおかつ、自動マーキングがついているので、ペイント玉を持ち込まなくてもいいのです。蒼レウスについている耳栓は、ティギーのダメージすら伴う咆哮にはまったく関係ないので、結局そちらの装備での利点は攻撃力だけです。逆にいえばレイアに変えるデメリットは、蒼レウスよりも攻撃力が落ち、会心の一撃もなくなることですが……長期戦、死なないことを前提とするなら、問題ないような気もします。その覚悟ができました。
さらに、アイテムの見直しを考える私。トラップツールにネットを合わせるのは、落とし穴を作るためで、捕獲用麻酔玉を持ち込んでることからも分かるように、ティギーの捕獲でケリをつけようと考えていたのです。失敗しても落とし穴が補充できるように。ですが、主戦場となる吹雪のエリアでは、落とし穴は使えません。それより、シビレ罠。シビレ罠は効果時間が10秒もありませんが、罠解除直後までを視野に入れれば、だいたい4発からうまくいけば6発くらい攻撃が入ります。攻撃力の低さを補うためには、使えるエリアが限られてる落とし穴よりこちらの方がいいのでは。持ち込みで1つ、携帯用シビレ罠が支給品にあるのでこれを使えば1つ、トラップツールに合わせるのをネットじゃなくてゲネポスの牙にすればさらに2つ。使いどころさえ間違えなければ、シビレ罠×4。20発程度フリーで殴れるのです。これって大きいかもよ。もちろん落とし穴は最後の決め手になるかもしれないので持ち込みですが、捕獲に失敗したら殴り殺す覚悟で。さらにひとつしか持てないモドリ玉を止める。代わりにドキドキノコを10個。キノコと素材玉を合わせるとモドリ玉になります。モドリ玉はベースキャンプに戻れるので、緊急避難用ということもありますが、長期戦になった場合のことを考えると必要になるかもしれません。つまり、回復系アイテムが底を尽いたとき、ダメージを回復するためにモドリ玉でキャンプに戻るってことが考えられるのです。素材玉自体は30くらい持ち込めるので、これを10→20にする。で、前半は惜しみなくアイテムを使って、スロットを空ける。死んだりしたら、そのたびに支給品からアイテム補充。ちなみに、最初に地図を取る前にホットドリンクをひとつ取って飲み干し、地図を取ると収納上手な感じ。また死んだ場合は小分けにされた携帯食料をベースキャンプでまず食して、スタミナ回復。戦闘に携帯食料自体は持っていかないってのも作戦。てか、他のクエストだとホットドリンクとかかなりまとまって支給されるのですが、「絶対強者」は支給品が小分けにされてて、まるでカプコンがそうしろといってるように見えますがどんなもんでしょう。
などと、久々に戦闘プラン、所持品から装備から考えなおして挑む「絶対強者」4度目。とにかく泥臭く、生き延びよう、と。そのためにも邪魔な要素は確実に排除。まずは巣とかの清掃ですな。
始まったクエスト。いきなり前提が崩れ去りました。何だかティギーのいる位置が妙です。これって。ホットドリンクを飲み、携帯用シビレ罠と地図を得て、ティギーがエリア3にいることを確認。エリア3――最初の清掃目標にして、最終決戦場となるであろう巣。
混乱したまま、巣を見下ろす高い道まで来て、ティギーを眺める。と、連れてきてたオトモアイルーのタップがいきなり特攻。目アイコン点灯。ひいいいっ。飛び下りたら着地の硬直などが発生するので、道を進んで別エリアを経由して下へ。とりあえずダメージを与えておこうと判断。殴りかかるが、逆に壁際に追い詰められ、カメラワークの悪化と連続攻撃の前に逃げることすらできず瞬殺。開始後数分での惨劇。
ホットドリンクを入手しなおす枠がなかったので、ホットミート食らって温熱効果+スタミナ上昇。さて、やることは決まってます。巣には行きません。行きませんと書こうとしたら「逝きません」と変換されましたが、意味はこの場合同じです。まだ巣にいて戦闘状態を維持しているティギーに遭いたくありませんよ。それに巣だと狭いためこちらが圧倒的に不利。さらに清掃目標であったトカゲたちがまだたっぷりいます。邪魔されたところを再び瞬殺というのが目に見えています。清掃については後で考えましょう。
主戦場になるはずの吹雪のエリアで猿の清掃を開始。まあティギーの動きは速いし、それ追っかけてるとたいていは問題ないはずですが、「たいてい」じゃない目が出たら死に関わるので念には念を入れるのです。猿を殴っているとティギーのマークが移動する。今いるエリアではなく、隣のエリアに来ると分かったので、早速移動して携帯用シビレ罠を仕掛ける。所持品枠がひとつ空く。が、エリアの端っこに設置したのが災いして、ティギーを引っ掛けるも突進が当たり、そのまま吹っ飛ばされて強制エリア移動。回復して戻ってみたら、罠が消えていた。うわ、罠ひとつ無駄になった。しょうがなく、ティギーをこまめに殴り、エリア移動してこまめに回復。エリア端からティギーが離れたら、閃光玉で動きを止め、殴る。尻尾を斬りに行こうとして逆に回転されて死にかける。その時点で、尻尾狙いは完全停止。今の私にそんな余裕はありません。それでも、回復薬グレートがざくざく消費される。ティギーの皮膚が赤く染まり、怒りモードになる。怒りモードだと攻撃力上昇、速度も上昇。一層慎重にやらないと、一発が命取りになります。が、頂上付近、崖のエリアで、用心したつもりが壁際に尻尾の一撃で追い詰められ、咆哮を浴びて転倒、ピヨったところに怒りの突進を食らって、2人目が倒れる。クエスト開始後10分針くらいでの出来事。
クエスト開始後まだたいした時間は経ってないのに、崖っぷちです。ここでクエストリタイアを選択すれば消費した数々のアイテムは戻ってきて、クエスト受注直前の状態になります。でも、私は、できるだけリタイアはしたくなかった。今まで何度かリタイアをしたことがありますが、それを選んだときには何ともいえない空しさと無力感が残りました。たとえまた瞬殺されるのだとしても、この戦いがプレイヤーの経験値になると思いました。否、信じたかったのです。それに、徐々に狩人のスイッチが入ってきていました。が、同時にそれは冷静になることでもあり。熱くなるだけじゃいけません。いまだ猛り狂っているであろうティギーを無視して3人目は巣に赴き、徹底的にトカゲを清掃する。清掃が終わって、トカゲが再出現しないことを確認した上で、武器を磨き直し、調合で回復薬グレート、回復薬、閃光玉を補充。もちろんすでに肉は食ってスタミナは上げてあります。
怒りモードが解け、多少冷静になったティギーと冷静になった狩人の戦闘再開。まずはシビレ罠から。頭を狙うのは、尻尾から遠い位置のためと、罠にかけたときに一番近いところにあるからです。斬りまくっているうちに頭部の部位破壊を達成したらしく、ティギーの顔に大きな傷が入っていました。罠破壊と同時に立ち上がるティギー。さらに一発入れて、斬り下がりで後退、そのまま後ろに転がってエリア移動する。すかさず調合でシビレ罠を補充。エリア移動しては攻撃、エリア移動しては攻撃、を繰り返し、出入口付近からティギーが離れたところで、再びシビレ罠。かかったところに連撃、一発多く入れすぎて殴り返されるもどうにか死なずに後退。すでにかなりの割合で怒りモードにあるティギー。
その時の記憶‥‥
あまりにその衝撃が強すぎたせいか
いつまでも忘れられぬと同時にどこか夢の中の出来事の如く
霧の中にそれはある
その中で‥‥
はっきりと覚えておるのは
圧倒的な恐怖‥‥と
止まらぬ震えに
何故か‥‥顔だけが笑っていた自分‥‥
その時に知った事が二つある‥‥
恐怖というものがどんなものか‥という事と
自分が思っていたよりも
己が強い‥‥という事だ
(川原正敏「海皇紀」8巻)
気が付けば回復系も残り少なくなっていて、あれだけ満タンだった所持アイテムリストにも空白が目立つようになっていました。シビレ罠ももうなくなっていました。あっという間の時間にして、濃密な時間。ふっ、と気づけば、目の前にいるティギーが足を引きずっています。引きずって、移動しようとしています。大型モンスターはそれぞれ移動するポイントが決まっています。足を引きずった瀕死のモンスターはそのポイントまでまず移動し、それからエリアを移るのです。狩人には目もくれず。なので、後ろから追いかけて尻尾に斬撃、モーションの間に距離が開くのでまた追いかけて斬撃。ずりずりと歩くティギー。しかし、その前に立ちふさがったものがいました。タップ。オトモアイルー。すでに退場しまくって「七転び八起き術」で攻撃力が上昇しているネコは、とことこと正面からティギーに近づき、ぽこんと一発。狩人を無視していたティガレックスが何故かこの一撃に反応。突然バックジャンプ。当然後ろには私がいたわけで。思い切りバックジャンプに巻き込まれて吹っ飛ぶ。ちょちょちょちょっと待てーっ。飛び退ったティギーは戦闘モードかつ怒りモードに戻り、一声吠えると突撃を開始。進路上にいた私は立ち上がったばかりのところで、避けそこなって引っ掛けられる。はねられて死亡寸前になった瞬間、即断即決。吹っ飛んでる最中にRボタンを押し、○ボタン連打でアイテムリールを回す。カメラを動かす。遠くでタップを吹き飛ばしたティガレックスがドリフトし、こちらに向き直っている。突進二発目が来る。立ち上がると同時にセットしたアイテムを使う。モドリ玉。緑色の煙に飛び込む。かつて、モドリ玉を投げて、発動する前に殺される、ということがあった。間に合うか。間に合え。迫るティガレックスの突進音。覚悟した、瞬間、ローディングの画面に切り替わった。多分、回避では避けきれず、回復では止まったところにぶちかまされていただろう。モドリ玉を持ってきていてよかった、と思った。
ベースキャンプに戻っていた私は、回復アイテム節約のため、ベッドに横になる。数秒で体力が回復。すでに携帯食料は食らい尽くしていたので、ホットミートを食べてスタミナを回復。砥石を使って武器も回復。さらに閃光玉、モドリ玉を調合しておく。地図を見れば、すでにティガレックスはエリア3に移動している。巣。
かつて、11人の私が、やつに殺されました。そんな「私たち」の上に、今の12人目の私がいる。11人で到達できなかったティがレックスの追い込み。だがその11人がいなければ、辿り着けなかった。あるいはナナ・テスカトリやオオナズチやリオレウス亜種やリオレイア亜種、そうした敵との渡り合いがなかったなら。
巣に走る。走る。走る。冷静になれ。冷静になる。巣を見下ろす道に到着。急ぐ。ティギーは眠っている。飛び降りて、離れたところに落とし穴を設置。間に合った。タップが同一エリア内に追いついてくる。もう少し時間がある。ここで警戒していたのは、まず落とし穴設置前にタップが追いついてティギーを殴って起こしてしまうこと。このお茶目なネコは時々空気の読めない行動をしてかすのです。眠り状態にあるモンスターに対してはダメージが増加する。タップが一発殴るより、私が一発殴った方が与えるダメージははるかに大きい。タップが下りてくる前に、二発、駆け寄って斬撃。覚醒して、すぐさま怒りモードに入るティギー。そのときにはもう私は離れている。落とし穴を越えて、突進を待っている。誘っている。
この状況で警戒していることは二つ。ひとつは、ティギーが突進ではなく中距離からの岩飛ばしをぶちかます場合。岩を避けるにしろ、当たって吹っ飛ぶにしろ、ティガレックス−落とし穴−私の位置関係が変わってしまう。ダメージを受けた場合には特にその後突進でも来たらヤバすぎる。もうひとつは、ティギーがエリア移動に逃げる場合。これについては逃走ポイントまで多少距離があるので、すかさず閃光玉を投げてピヨらせ、追加ダメージを与えた上で、もう一度やり直す。すでに閃光玉をアイテムリールで選択しています。逃げられたときには、落とし穴は予備がないため、最後まで殴り殺す覚悟をしなくてはならない。
幸い。ティガレックスは突進してきた。落とし穴と私の距離は万全で、罠にかかった瞬間に突進に巻き込まれてるということもない。赤いティギーが沈む。吠える。もう使用アイテムには捕獲用麻酔玉がセットされています。もがくティギーに一発、二発。
「目的を達成しました」の表示。怒りで赤く染まった眼を見開いたまま昏倒しているティガレックス。尻尾が切れたわけでもなく、爪が砕けたわけでもなく、ということはひたすらに顔とボディを攻撃していたわけです。その傷ついた顔、無事な前足の赤い模様がどくん、どくんと脈打っています。今にも立ち上がりそうで。私は、キノコの採集をするでもなく、そのままの姿勢でティガレックスを見ていました。長い一分が過ぎ、「クエストクリア!」が出てガッツポーズを取る私、喜ぶタップ。画面にそれを見て、ようやく、大きく息を吐く。
ハンターランクが3になりました。
* * *
【高足爆破編】
ハンターランクが上がって、集会所クエスト★×5が開放。そこに出現したのは、村クエですでにやったやつのアッパーバージョンっぽい。「王の領域」でようよう単品で出現した多少歯ごたえのあるリオレウスを退治する。もう一度やって退治する。ついに「火竜の翼」をゲット。しかも二枚。一枚でええんじゃがのう。ともあれ、【紅葉】が
飛竜刀【朱】:攻撃力768 火属性250
に進化。
好事魔多しというか。この後、プライベートでいろいろあって、かなりヘコむ。ヘコんだ状態で新たなクエスト「電撃祭2nd!」に挑む。村クエでもあったフルフルパピー戦の集会所版ですが、違うのは、小っちゃなフルフルが二頭同時に出るということ。プレイヤーのテンションがかなり低かったため、気分が乗らないわ気持ち悪いわで大変なことに。一頭目をどうにか斬り殺した後、よっぽどクエストリタイアしようかと思いました。
が、まあさらに翌日、ちょっと回復したので、新たな太刀である【朱】を引っさげて、今度は再び「緊急事態発生!」に挑む。相手はかのタカアシガニ。大タル爆弾G×2、大タル爆弾×3、大タルに爆薬にカクサンデメキン(←大タル爆弾Gの調合素材)、小タル爆弾G、打ち上げタル爆弾Gなどの爆発物を大量に持ち込む。装備は【朱】に耐震がついた白猿シリーズ。今回の構想としては、まず爆発物を用いるというのが有効かどうかの確認。起爆剤として小タル爆弾Gが使えるかどうかの確認です。あと、前回よりは抵抗しようと。クエスト時間は30分。20分を越えるくらいはいきたいなあ。
ベースキャンプで支給品用大タル爆弾Gや地図などを入手。さらにキャンプ内をあさればいくつかの爆発物が見つかるものの、すでにアイテムがいっぱいいっぱい。うぐう。もう少しこの辺、アイテム内容を考えないといけないかも。バリスタや大砲や撃龍槍等防御兵器の使い方はやっぱりよく分からないままだったので、防壁から飛び降りて、エリア3の端でカニを待ち構える。カニが来る方角には出入口が右左にありまして。前回は右から来たのでそこで立っていたら、なかなか姿が見えない。もしかして、と思って左に行ってみたところ、かすみの中でゆらゆらと動くデカいものが。前戦ったときにも連想して、うっかり記事に書くの忘れてましたが、こいつ、火星人のロボットみたいじゃのう。ゆらゆら。
待ちかねて、支給品用大タル爆弾を進行ルートに二つまとめて設置。足が接触する直前に小タル爆弾Gを置いて転がり逃げる。時限式の小タルが起爆、大タルが誘爆してダメージが入ったようです。それから足の後ろに回りこみ、ひたすら太刀で斬る。武器を黒鎌から【朱】に変えたのは、ひとつには黒鎌がヘタりやすいという点にありました。武器の威力が落ちればダメージが減る、だけではなく、攻撃が弾かれ、行動が遅れます。威力を戻すためには砥石を使わねばなりません。いずれにせよ時間がかかります。時間制限がキツいクエストで、斬りまくらねばならない戦いであれば、このロスは痛い。高速砥石のスキルがあればいいんでしょうが、そんなん持ってないし。
とにかく足を斬る。突き、斬り上げ、縦斬り。敵はこちらを攻撃してくることはほとんどありません。どっちかってえと、相手の動きに巻き込まれてダメージというパターン。スタミナも気にする必要がありません。だって、太刀でスタミナ使うのって、回転回避やダッシュですから。ダッシュするまでもなく、すぐ近くに敵はいるし、転がって逃げるいわれもない。なのでカニから離れるのは、爆破か砥石か調合か回復。後になったら、爆破以外の砥石や回復はヤツの下で平然とやってましたが。
じわじわと減りつづける防御率。タカアシカニの足は真っ赤に染まり、一本は赤を通り越して黒く戻りました。足に一定ダメージを与えると足をゆっくり折り、ダウンします。ダウンすると本体が足の折り曲げに合わせてゆっくり降りてきます。しばらくは立ち上がらないし、防壁への攻撃もしないので、これをいかに回数重ねて防御率を減らさないかというのがポイントに。降りてきた本体の下に大タル爆弾Gを仕掛け、小タル爆弾Gで起爆。その後、いつ立ち上がってもいいように(立ち上がったら爆弾が当たらないので)太刀で本体を滅多斬り。離れて、調合で大タル爆弾が残っていればカクサンデメキンを合わせてGに。大タル爆弾がなければ、大タル+爆薬で大タル爆弾にしてからGに。立ち上がったカニの足を攻め立ててダウンを再び目指す、という流れ。
後半、すでにダウンの状態がかなりのものになってきまして。ゆっくりどころか一気に落ちてくる本体。巻き込まれてダメージ食らう私、という局面がしばしば。う、これって、結構弱ってきてるのかな? すでに爆弾は小タルしか残っておらず、太刀を主軸に攻撃するしかない状態。前回は出なかった気がする「残り10分です」の表示も来ました。防御率は10〜20%くらい。こうなってみれば、最初に足に対して使った大タル爆弾Gは取っといて本体に使えばよかったと思えてきます。そして、
街を守れませんでした。
といったメッセージが出て、がっくりと膝を落とす私。でも、まあ、前回よりは落ち込んでませんよ。だって、まだ行けそうだし。てことで、今回の反省点。(1)爆弾の使いどころ、(2)アイテムの整理、(3)アイテムの整理による支給品用爆弾系の確保、(4)防御兵器の使い方、あたり。太刀の立ち回りや本体に対する爆弾の使い方そのものには手応えがあったので、それ以外のところですかね。ことにバリスタや撃龍槍が使用できたら、撃退できた可能性があります。ドラゴンランスは、大タル爆弾10発近いダメージだと聞いてますし。一度、クエストを捨てるつもりで防御兵器の使い方研究してみた方がいいでしょうな。
* * *
【太刀剣舞編】
古龍戦を始めた辺りから、アイテムをがんがん使うようになりました。それはそれで工夫しながらやっていくのが楽しいのですが、問題が。備蓄アイテムがだいぶ少なくなりました。お金が少なくなりました。ポッケポイントが底を尽きました。根っこはすべて同じところにあります。アイテムをがんがん使うので備蓄アイテムが少なくなるのは当たり前です。それを補充するためにアイテムを買うとお金が減ります、これも当たり前。罠系や玉系どころか調合素材や調合書まで持ち込まないといけないような狩猟では、採集する余力(時間とかアイテム枠とか)がありません。ことに古龍戦だと、時間制限があるので、なるたけ速攻しなければならないということもあります(実際はやんなくてもいいわけですが)。
ポッケポイントは、ポッケ農場関係で使用するものです。施設の拡張が一番高くつくのですが、拡張できる施設はクエストの進行によって増えていくので、今のとここれ以上はない。他にはアイテムとの交換ができます。装飾品の元になる原珠や防御力を上げる鎧玉や肉焼きセットなどなど。でも肉焼きセットはいくつもいらないし、鎧玉は掘り出した方が早いし。他にもうひとつの使い道は、トレニャーさんへの依頼です。アイルーの冒険家で、トレじぃの一番弟子のネコ。現況では、雪山・密林・沼地・砂漠・森丘・火山へポッケポイント200・300・500のコースで派遣できます。珍しいアイテムを入手してくれることもありますし、失敗することもあります。集めるのが面倒なものを持ってきてくれたりもするので、トレニャーさんに供給を頼っているものもあります。ことに、モノビーやディア坊らを狩るときに重宝する音爆弾の材料となる鳴き袋。ドスギアノスやドスランポスら小型トカゲの大型が持ってたり、そいつら倒すクエストで入手できたりするんですが、いちいち行くのもメンドくさい。なので密林の500コースとかで持ってきてもらったりしてたのです。そのポッケポイントがついに残高200を切りました。
しばらくギリギリの狩猟はしない方がええのう。ポッケポイントを得るためには、訓練所で演習とかトレじぃのクエストをクリアするとかありますが、他の素材をゲットしたりお金を貯めたりすることまで含めると、フツーにクエストを受注してた方がいい。トレじぃのトレジャー!系クエストだとポイント20につきポッケポイントが1もらえます。訓練所だと1/10です、たしか。フツーのクエストだと精算アイテムのポイントがそのまま入ります。精算アイテムは納品やクリア時に売却されるので、お金になるのです。
で、ちょくちょくやってるのが村クエ★×6の「鎌将軍の包囲陣」でして、ショウグンギザミが同時に二匹出てくるというもの。ステージは火山。火山では燃石炭や熱帯イチゴ、ロイヤルカブトなどが精算アイテムで、順番に150、50、200のポイント。また奥では運搬品で持ってる間中体力を蝕み、落とすと大爆発の火山岩(3000ポイント!)があったりもします。採掘系でいい石も結構出ますし。レイア装備でカニの位置を確認しつつ、ごー。
ところで、ティギー戦やカニ交戦辺りで、分かってきたことがあります。分かってきた、というか分かっていたことを実感できた、といいますか。これまで、太刀を使ってきて、強くなるためには太刀を強化するという方法がありました。実際今回は飛竜刀を【紅葉】から【朱】にしたりしてるわけです。たしかにこれは効果的です、当たり前です。物理的な攻撃力が増してるわけですから。いうなれば、これは武器というソフト面の強化です。じゃあ、ハード面はどうなのか。
これまで、コンボを使ってきました。使ってきたといっても、ここんとこずっとメインは縦斬りでした。縦斬りは通常攻撃の中ではダメージが大きいのですが、打ち終わりにしばらく間があるのと出始めがやや遅いというマイナス面がありました。なので縦斬りをメインにすると、一撃か二撃浴びせて離脱、というヒット&アウェイになってきます。強力な敵であれば、例えばティギーのようにちょこちょこダメージを与えては逃げるということの繰り返しをするならこれはこれで有効なのです。で、練気ゲージが溜まるや、相手の隙を見てコンボで畳み掛けるというパターン。で、最大ダメージを与えて倒すという形が多かったのです。
新たに意識して使うようになったのは、突きと斬り上げのコンボ。もちろんこれまで使ってましたし、知っていました。が、メインに据える意識はなかった。突き(○ボタン)→斬り上げ(△ボタン)の連携から縦斬り(△ボタン)につなぐコンボは○△△○△△と延々続けることができます。これをどこまで入れるかを即断即決。入りそうになければ、あるいは危険なら、○+△で発動する斬り下がり(横薙ぎに振るって後退)や回避で転がって逃げる。隙が大きいなら縦斬りの織り交ぜを増やす。コンボがちまちま入ると当然ながら練気ゲージが上がります。練気ゲージが上がると攻撃力が増し、弾かれることがなくなります。つまり、ダメージが増える。通常は単なる最弱の横薙ぎが最強の気刃斬りになります。いつもは結構気軽に気刃斬りにつなげていたものを、我慢して、通常攻撃を連発、相手がダウンしたり大きな隙を見せたときに気刃斬りを混ぜたコンボで締める。そんな戦い方。
村クエとはいえ、下位最強。ショウグンギザミがこの見極めを重視したコンボによって、ほぼノーダメージで、エリア移動させることもなく数分で倒れました。次にやったときにはショウグンギザミを二匹同時に相手にして、このコンボの立ち回り。戦況がよく見えてます。タイミングが分かります。数秒の時間差で二匹が死にました(剥ぎ取り時間が1分だったので大慌てでしたが)。そのときのクエストで使った回復アイテムはグレートが1つのみ。さらに次にやったら、意識的に攻撃個所を定めてタイミング合わせて狙いまくり、通常は弾かれるハサミへの攻撃を加え続けて部位破壊したり。
初めて4ヶ月。少し、太刀の使い方がうまくなったような気がしました。いささかのんびりな成長ですが、これはこれでいいかと。少なくとも、まだ私には伸び白があることが分かりましたし。
ギザミ狩りを名目にポッケポイント集めをする合間、集会所★×5にもちょびちょび気が向いたら行っておりまして。砂漠でディア坊と戦いました。ところで、これは完全に思い違いをしていたんですが、ディアブロスって双角竜じゃなくて、角竜なんですね。一角竜モノブロスがいて、よりゴツい双角竜ディアブロスがいるもんとばかり。てことは、あれですな。モノビーの方が特殊なんだ。わざわざ「一角」と区別しているわけで、二本あるのが角竜としては当たり前なんですなあ。そういや前に記事で、ディアブロス亜種(黒ディアブロス=クローディア)はすべて雌なんだとか。子どもがいて、警戒色で真っ黒になり、子を守るためによりアグレッシブに、攻撃力まで高めたものらしい。んじゃ、モノビーこそディアブロス亜種なのかもしれませんねえ。設定本とか見てないんで分かりませんが。
ともあれディア坊である。音爆弾を駆使して、動きを見極め、早々に尻尾を切断。こりゃ行けますよ、と思ったが、そっからが長かった。ほとんど弾かれることもなく攻撃はあたっている。にもかかわらず、なかなか終わらない。尻尾を落とした後、今度は閃光玉戦術に切り替えて、角破壊を目指す。ディア坊の角は二本あり、一定ダメージで一本目が、さらにダメージを与えつづけるともう一本が折れる。二本折ってようやく部位破壊になる。なかなか折れなかった二本目がようやく砕ける。村クエだととっくに死んでるくらいの打撃が入っているが、ぴんぴんしているディア坊。
時折吹っ飛ばされたりしながらも太刀を振るう。ディア坊が咆哮する。ディア坊やクローディアの濁った咆哮はかなり強烈で、砂の中を泳いでいるガレオスなど近くにいたらどかんと飛び出してきて、びちびちと跳ね回る。音爆弾級。ディア坊自身も砂の中に潜ったときに音爆弾食らわせると同じような状態になるんですが、怒りモード時は別。まったく音に反応しなくなる。怒りで聞こえないらしい。ダメージ蓄積すると怒りモードになってることが多くなる。自然、閃光玉をメインに組み立てていく。太刀が振られる。躍る。踊る。制御するのは狩人の動き。見るべきは狩人の連携技であり、相手の隙、周りの状況。狩りのすべて。ロケット弾のように水平に飛んできたガレオスをかわし、ディア坊の腹部に一発。離脱して反転、突きを入れ、斬り上げ。砂に潜れば離れて軸をずらし、回復する。砥石を使う。そして舞う。
やがて、ディアブロスは倒れる。久々に40分針近い狩り。歯応えがあった。充実した狩り。まだ★×5にはクローディアもいます。いい狩りができそうだ。
ところで、またソフト面である太刀に戻りますが。現段階、集会所も村も下位クエストにいるわけですが、強化できる可能性があるのは数本。うち、一本は一本はラオさん龍素材なので、まだ心の準備ができてません。もう一本は、鋼龍クシャルダオラの尾があと二本と、炎王龍の尾が二本。
炎王龍。村クエ★×6にいます。「煉獄の主、怒れる炎帝」です。 ダオラをしばいた後は、こいつを倒しに行ってみますか。できる太刀はずばり「天下無双刀」です。
あ、あと、「G」における太刀の使用頻度が100になりました。他の武器は0ですが。100になった途端にその項目に次のページが表示されまして。100の次は500にラインがあったり。500回かー。
* * *
天下無双の太刀を目指す狩人の前に降臨する新たな古龍。砂漠の果てに龍は咆哮し、爆炎が狩人を襲う。果たして狩人の太刀は炎の龍に通じるのか。次回「炎王爆駆編」で赤き龍に挑むっ。
なお、番組の内容は予告なしに変更することがあります。ご了承ください。
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それにしても、前回財布を買い替えた話を書いたばかりだというのに、えらく出費がかさむー。うぎゃー。
購入した本:
栗本薫『ミロクの巡礼』、西尾維新『ヒトクイマジカル』
読了した本:
永田泰大『ファイナルファンタジーXIプレイ日記 ヴァナ・ディール滞在記』、橋本和也『世界平和は一家団欒のあとに6』、高遠豹介『藤堂家はカミガカリ3』、先崎学『フフフの歩』、川端裕人『銀河のワールドカップ』