2009年2月。


中旬。


 現在、私のパソ(12月に買った4代目)には、外付けハードディスクが3台くっついている。ひとつは一年くらい前に購入したもので、もうひとつが昨年夏のもの。最後のひとつは3代目の転生したものである。3代目転生号(……号?)は、中身がそこそこ詰まっているのでたまにスイッチを入れて中身を探るくらい。てのも、スイッチ入れると音がかなりスゴいのです。あと熱も。残り2台は300ギガと700ギガだったかな。これまで集めた諸々のものや録画したものとかをちょこちょこバックアップしたりしてました。3代目が容量的にあっぷあっぷになったときにはデータを移動させたりとか。なのでバックアップ用のハードディスクにはバックアップデータと、バックアップじゃなくて退避させてたデータとかが溜まっていたのです。分類は大変大雑把に。ある日あるとき、フツーにパソを立ち上げ、用事があってハードディスクのひとつを覗いてみた、と思いねえ。すると、何だか違和感を覚える。……フォルダがひとつ、足りないような。主に画像や録画した動画やテキストデータやらを雑多に突っ込んでいたフォルダが丸ごと、ない。けけけ消しちゃった? 思い返してみるがそんな記憶はまったくなく。容量的にかなりの重さなので、ゴミ箱に突っ込むとしてもメッセージが出そうです。ハードディスクのプロパティを見ると、約700ギガ中、600ギガかそこら埋まってます。……あれ? 残ってる分のフォルダをプロパティから足し合わせてみると、100ギガくらい? 最初はどっかのフォルダに移動させたのだと思ったのですが。ひとつひとつを見ていっても、該当するものがない。でもプロパティを見る限り、該当フォルダ分の重さがどこかにある。隠しフォルダ隠しファイル扱いになっているわけでもない。ううん。風呂に入ってるときに思いついた。ゴミ箱が各ディスクごとに設定されていて、HDのは限界いっぱいまで容量設定されてるんなら、メッセージ出ずにゴミ箱の中に入ってるんじゃないかな? 風呂上りにゴミ箱を確かめてみるも、そんなことはなかった。うう。3代目のときにメーラーのフォルダが見えなくなっていたけど、そこにあったことを思い出す。で記憶に残ってるファイル名や下位フォルダ名をいくつか検索してみるも引っかからず。メーラーのときはちゃんとそれで引っ張ってこれたのだけどなあ。見えないけど、そこにあるんだよう、絶対。新しいHD買ってきて丸ごとコピーしたら見えるようになるかしら、などと手段を考えてみる。削除ファイル復元のソフトのお試し版をダウンロードして試してみるも見つからず。んで、結局、HDのプロパティから不良セクタのチェックを行う。自動修復もかけておく。チェック終了後見ると、そこにフォルダが復活してました。下位フォルダも引っかからなくなってたってことは、上位フォルダのパスが壊れてたってことかなあ。つまり、入口が開かなくなってたので、中がまったく見えなくなっていたと。そんなことがあるんだすなあ。


 今年も「SFが読みたい!」が出たので購入。去年はあんまし本を後半読んでなかった気がするのですよ。で、ぱらぱらとリストを眺めたり、講評を読んだりする。で、興味を引かれたとこには付箋を貼っていく。去年後半ずっと気になってた『時間封鎖』が海外のベスト1になってる。おお。一冊900円台の文庫上下だったので図書館に入るまではーと思っていたのですが、なかなか入らないのです。古本屋を探したり、オークションで探したりしてましたが、そちらでもずーっと見つからず。いっそ買うか。他にはジョー・ヒルって人の短編集が面白そう。異色作家短編集!? 興味を引かれる単語で評価されていたのでこれも購入しよう。あ、ちなみにジョー・ヒルは、キングの実子で七光りではない実力でのしあがった作家だそうで(デビューして十年経つまで血縁関係隠してたらしい)。他には、単行本などは図書館のサイトで検索し、ひとつひとつつぶしていく。んで、てちてち散歩がてら、近くの本屋に行き、文庫本を探してどかどか購入。読めるのはいつになることやら。


 お休みの日。ここんとこ、日曜日が連続でお休みですよ。やはり週に一日くらいは休みがあるっていいですよねえ。ってフツーのことですかそうですか。お休みだったので、朝いつもより一時間くらい遅く起き、お散歩へ。何だか一週間前よりも暖かいですわいな。同じ時間帯に歩いてるのに、こないだみたいに霜下りてないし。ちっ、やはりあのとき「フロスト日和」な写真を撮っておくべきだったか。で、代わりに撮影したもの。



 ↑タイトル「涙」ってとこで。あ、そうそう最近恒例になってきました、この木なんの木気になる木な写真も例によって。



 ↑タイトル「新種発見!」って、相変わらず写り悪いですが、奥にオレンジ色、手前に赤いのが見えますでしょうか。みかんとりんごがとうとう同時になりはじめました。そのうちいちごとか登場するかもよ。串刺しするの難しそうですが。


 お昼には図書館などに赴こうと原付を引っ張り出す。庭の奥に駐輪スペースがあってそこから原付をバックさせて出すのですが、頭にごつんと当たるものが。ああ、洗濯したものとかが干してあるんですよ。途中。それにしてはカタいっぽい感触でしたが。振り返ると、



 ↑タイトル「ほしもの」ってとこで。知り合いにこの写真見せたら、「これはいったい何であるか?」と問われた。「干してあるんよ。天気よかったから」「だから何をっ!?」ふっふっふと笑って、「そんなことも知らないのかね。こうやって干すときもあるんだがねえ」



 ↑タイトル「ほしもの(小)」かな。「よくある風景じゃん」と主張したが受け入れてもらえず。何故っ。夕方、またお散歩してまして。こんな風景。



 ↑タイトル「ばるーんふぇすた」手前と奥に見えるカラフルなやつは、

 

 ↑タイトル「ふろーてぃんぐ、ふろーてぃんぐ」。ミッション場で知り合いにこれを見せたとこ「こ、これ何ですか、何かこわっ」「いや、風船というものだが」「そうじゃなくて! 何でこんな風にぽつんとあるんですか」「いやこれ隣町だし、フツーだし」前回後輪のないチャリが何台か捨てられてたりした町だし、というような心温まる会話をしてみたり。


 ところで突然ですが、頭の中に突如昔の音が再生されたりすることってありませんか? 音だけじゃなく映像とかでも可。で、それはたしかに昔の記憶にあるものだと分かるのですが、その正体が不明だったりすることも。私はよくありまして。先日、ミッションをちんたらやってたら、短いフレーズがやたらと頭に再生されてきます。これって何だったっけ……? 短い連続したフレーズがループしてるので、連続再生、ではなく元の音がループしてると思われ。てことは、ゲームミュージック、しかも音のチープさからすると結構昔の音源。何だっけ、何だっけ、とミッションをこなしながら、30分ほど脳内再生を続ける。そして、ふとした拍子にループ脱出、次のシーンの音が始まりまして。分かった分かった分かりましたよ、ループ脱出です。解脱りました。ループ脱出して、次ステージの始まりの音、BGMと緑色と灰色の画面が鮮やかに浮かんで判明しましたですよ。よもや21世紀もやがて10年になろうとしてる時代にファミコン版初代ボンバーマンのボーナスステージのテーマとは思いもよりませなんだ。


 でもそういうことってありますよねえ。あるいはフツーに音楽聞いてたり、たまにテレビ見たりしてるとあるフレーズで昔のシーンが浮かんだり。モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」を耳にしてスーパー化してないイタリアン髭兄弟の土管掃除物語が浮かんだり、シューベルトの「軍隊行進曲」でナイフ投げ探検家が走行中の列車の屋根に地面からジャンプして飛び乗るシーンが浮かんだり。っていつの時代やねん。他にはやっぱりふと耳に残ったフレーズが再生されたりすることも。たまーにFFUの戦闘テーマが脳内再生されたりするのですな。特にミッション場でパーティーアタックしたくなったときとか


 さて、そんなミッション場の話。隣のミッション場に社員の女性でTさんという人がいる。先月とかに話に出てきたバカをはるかに上回る人である。私はメインでやってるミッションの手が空いたときにチーフに頼まれた別チェックをするようにいわれている、と思いねえ。Tさんはパートさんに指示を出して同じチーフの下で現場指揮を取っていて、私のチェックが多少関連することもある。で、このTさんであるが、以前私のいたミッション場のお向かいのおねーさんは、彼女のことを毛嫌いしている。つまるところ「ガキ」「管理できない」「考えない」「泣き言ばかりいう」「責任転嫁する」「一緒に仕事をしたくない」辺りの評価を聞いたことがある。実際、関わってみて、それらがすべてホントだと分かったのである。


 先日、ふらりと私がミッションしているところにやってきて、「これなんですけど」とTさんがのたまった。私のチェックに関わることであれば答えるところである。が。問題が根本から異なっていた。例え話をする。A4版の紙に色が塗ってある、と想像してもらいたい。一色、すべてモノクロ。これが何万枚か存在する。すべていろいろな階調のモノクロのうち一色で塗られている。かつてこの紙を見て、「白か黒に分類する」というチェックがあった、と思ってくださいな。ところが白黒分類した中に、分類のミスがあった、と。で、再チェックをしてる、と。Tさんが持ってきたのは、「これって白なんですか黒なんですか。どうすればいいんですかね」という質問で、チェックが始まって3日目くらいのことだった。これまでもしょーもないことを私のところに持ち込んで、無駄な時間を過ごさせた彼女である。メインミッションがとてつもなく忙しいときに何を。たくさんのパートさんを使ってチェックさせてて、何故3日目にいたってこういう話が出るのか。聞いてみたら、それぞれのパートさんに「白だと思ったら白に、黒だと思ったら黒に」という指示しか与えてないらしい。アホか。おそらくこの例え話を聞いた人は、即座に思うだろう。「中間色はどうするのか?」と。まさに3日目にして聞いてきたのがその質問だった。こんな風に問答が進行する。「これまでこういうのはどうしてたんです?」「えーと、この場合はこういう風にしろ、という指示があって」「だったら何故そうしないんです?」「えーと、だってー、白か黒かどっちか分からないしーあははははははは」「白か黒か分からないときってどうするんです?」「えーと、それはー、各自の判断でーはははっははは」「だったらなぜそうしないんです?」「えーと、だって、これはこう分類しろという指示が出ててーははははははは」間にやたら入ってくるバカ笑いが気に障る。この時点で会話が堂堂巡りをしているのだが、本人はおそらく分かっていない。とうとう私がキレた。「えーとですね。私は、自分がやったチェックについてだったら答えることができますがね。そちらでされてるチェックに関しては、仕様も、どんなツール使ってるのかも、誰がやってるのかも、いつから、いつまでやるのかも、やり方も、管理の仕方も、どういうのをダメ出しして、どういうのをOKにして、ダメだったらどういう分類をするのか、どういう処理をするのか、修正はいつ誰がどこでどうやるのか、そうしたことはまったくさっぱり聞いていません。なので、質問に答えられませんし、答える立場にもないし、答える権限もありません。持ってこられても困ります。ちゃんとした立場の人に問い合わせてください」ちなみに統括するメインチーフは出張中だが、Tさんに指示を出した人は別フロアにそのときちゃんといた。「えー、でもー、こういう風にチェックしろって指示が出ててー」振り出しに戻る。ぷちん。「だったら、何故、そうしないんです」段々と私の話し方がスローになっていく。以下中略。「なので、質問には、答えられませんし、答える立場にも、いないですし、答える権限も、ありません。持ってこられても、むちゃくちゃ、迷惑、です。ちゃんとした、立場の、人が、いるんですから、そっちに、聞いて、ください」「えー、でもー(以下略)」私の動きに今度はいちいち指差しいいきかせるモーション追加。バカにいって聞かせるモード発動である。途中省略で「なので、質問、には、答え、られ、ませんし、答える、立場にも、ない、ですし、答える、権限も、ない。あなた、が、何か、持って、くる、たびに、本業が、何十分か、止まる、ん、です。はっきしいって、邪魔です。わきまえて、ください。ちゃんとした、立場の、人に、問い合わせを、して、ください」実際、この会話のせいだけで、メインミッション30分中断、30分の追加残業となった。納得してない不満げな顔つきのまま、Tさんは去り、周囲にいたパートさんたちが何やら激怒していた。「あれって何!? 自分で判断するんじゃなく、丸投げしてるよねー。ちっとは考えろっての。てか、邪魔すんな」たしかにその通りで、「こうだと思うんですけど」ではなくパートさんから上がって来た質問と前の指示を並べるだけで、だったらどうするのか、というのは考えてない。もう少し状況を分かりやすく例えるならば、コーチが複数いる大きな野球部で野球のことをほとんど知らないまま就任して2年になる下っ端コーチがレギュラー争いに忙しいサッカー部員(補欠)に「今後の野球部のトレーニングをどうしたらいいか指示をくれ」マジにいってるようなもので。そんなん先任コーチや監督と話せっちゅーねん。隣でミッションをこなしていた相棒が、「ちょっと別フロア行ってきます」と立ち上がり、サブチーフのとこに駆け込み「あれ、どうにかしてください。いちいち仕事が止まるんです。質問があるならサブチーフの方に振るようにいってくれませんか。こっちは時間が押してるんですから」と直訴。そこに当のTさんが質問に来てかなりの修羅場だったらしいが、私は淡々と遅れたミッションをこなしていた。だいたい、白黒チェックを私が管理するんだったら、印刷したときのパスからすべての番号を抜いて、何がどうなってるのか把握しようとするだろうし、白黒の境界になる基準色を実際に打ち出して配り「これより白かったら白、黒かったら黒。判断つかないときには灰色として下さい。灰色については後で別に見ることにします」と持ってくるだろう、なんてことを考えつつ。そこくらいまではしないと、各自の判断で、となったら基準がブレるのは当然だし、同じ人であってもそのときの状況で基準がやっぱりブレるだろう。客観的な基準は作らないとねえ。


 翌日のこと。Tさんがやってきて、紙を一枚差し出した。細かく書かれた付箋が貼ってある。「これって、このとーりにやっていいんですかねー? ははははは」見た瞬間、それが何なのか分かりました。その何日か前に私自身がTさんに問い合わせて、「さー、どーなんですかねー? あはははは」とやられて、サブチーフのとこに行って問い合わせ、指示を得て、付箋に細かくここはこういう事情でこうなっているのでこのタイミングでこうしてくださいと書いた上で、Tさんに事情を説明したものでした。バカか貴様っ! 人の話聞いてないのか、記憶が数日も保てないのか。屠殺するためにはブルーシート敷かねばならんよなあ、ブルーシートどっかにあったかなあ、と数秒考えた後、私は「いいんじゃないですか?」と答えてミッションに戻る。何かまだいいたそうにしてたようですがTさんはそのまま去ってくれた。隣でミッションしていた相棒(←付箋と説明の件ではその場にいた)が「あれってこないだいってたやつですよね? よく相手しましたねえ」と感心したようにいった。「いや、バカにつきまとわれても迷惑だし」と答えるにとどめた。


 追記。上記の白黒ミッション。数万枚の紙にはジャンルがいくつかり、それぞれジャンル内の順番があった(すべての紙にナンバリングがされてる)のだけれど、ちゃんと管理をしてなかったせいで。誰がいつ、何をどうしたのか、さっぱり分からなくなり。しかもいくつかさらに勝手に区分けしてパートさんに渡したり置き場を変えたりしたので、全部揃ってるのかどうかすら、まったく分からなくなった、というシャレにならない事態を引き起こしています。実際、チーフから私が頼まれて、あるジャンルの紙を使用するということになったのですが、Tさんのところに行き、「このジャンルの紙をすべていただきたいんですけど」「えー、でもー、まだー、チェック中でー」「どこまでチェック進んでます?」「さー? あはははははは」「どういう状態です?」「さー? はははははは」「いつ終わります?」「さー? ははははははは」「……分かりました」自分の机に戻ってチーフに内線。「現状がまったく把握できてませんので、こちらでの処理ができません」と訴え、サブミッション自体が延期になる。その後数日して「これで全部ですー」とTさんが持ってきた紙束を暇見て処理して処理終了して、何日かして、「これが抜けてた分ですー」「……は?」「だからー、これがこないだの紙束の中に入ってなかった分ですー」「……あのとき全部っていいましたよね?」「全部なんですけど、これが抜けてたんですーあはははははは」それは全部とはいわない。「もう前の分の処理は終わったんですけど、それをどう処理するのかもうこちらでは分かりません。チーフに聞いてください」「でもー、これ、抜けてた分なんですーはははっはは」知るかっ。どうするのか知りませんが、把握できてないことおびただしいので、最初からすべてのチェックやり直しっぽいです、私は関わらないのでどーでもいいですが。


 そのTさんの迷言。「骨折してるかもしれないんで、検査の結果が出るまでお休みしますー、あははははは」時は白黒チェックのまっ最中。休日返上でパートさんたちも出勤が決まった休日前日。出張から戻ってきたチーフとTさんの会話を相棒が近くで聞いてたらしい。伝え聞いた私、首を傾げる。「えーと、脳の?」「いやいや」と相棒は首を振り、「何だか骨折してるかもしれないそうです。どこか知りませんけど」「へえ、んじゃ痛いの我慢してやってたん?」「さあ? 『何となく痛いんで骨折してるかもしれないんですう、あははははは』っていってましたよ。ぶつけたとか転んだとかの根拠は特にはないみたいです」「脳解剖でもしてもらった方がいいんじゃないか、それは。検査に行くんで休み、じゃなくて、検査の結果が出るまで休みってアホか。頭の中脳みそじゃなくて骨が詰まってて折れてるんじゃないか?」元お向かいのおねーさんは、医者に入院を勧められまくってる状態で、顔面蒼白、薬飲み、通院しながらミッションやってるってのに、何、このノーテンキさ。んでホントに休みやがりまして、数日後に何事もなかったかのように復帰。どうやら骨折でも何でもなかった模様。単なる気のせいだったようで。ホントに脳検査でも受けた方がいいと思います。


 そんな和やかなミッション場。いかにしてTさんに関わらないようにするかで皆動いてる今日この頃。多分彼女は自分ではちゃんと仕事してるつもりなんでしょうなあ。い、いや和やかなんですよ、ミッション場。私らの方は。隣は地獄っぽいですが。で、私らの方のチーフがこないだ出張から戻ってきたのでお土産をふんだくりました。

  

 ↑タイトル「とくしまみやげ……?」 どう突っ込んだものやら。てか、これいったいどこからどこまでが商品名なんざんしょ。あ、みんなで中身を分けて食したのですが、



 ↑タイトル「うどんな」うん、うどんを揚げたような感じ。けっこうやめられないとまらないな感じ。あ、調べてみたら「ぴっぴ」ってのは地元ではうどんとかうどんの麺を示すちょっち幼児語っぽい単語らしい。ほうほう。


 PSPで「三國無双」の新作が出るという話は聞いていたし、雑誌で画面なども見ていた。武将が「覚醒」してパワーアップしたりするそうで。なかなか覚醒後の武将デザインがかっこええ。なので先日体験版がダウンロードできるようになったのでPSPに降臨させてみた。ついでにちょっと気になってる「勇者30」の体験版も。


 今回の「無双」のウリは、マルチプレイで他プレイヤー含めて最大4人まで参戦できるということである。また城門などを守る巨大な生物が出てきたりもする。で、シナリオを進める大きな戦がある一方、進行と関係ないクエストを受注することが可能。クエストやシナリオでは素材を得て、武器を強化したりできるらしい。……モンハン? 体験版を始めてみると、キャラの登録から。つっても名前の入力ですが。で、使用キャラを選ぶ。で名前入れたキャラが「無双」の各キャラに転生して、進めていく方式である。が、何故このような形にしたのかさっぱり分からない。「モンハン」も最初に登録するが、あれはひとりのハンターがずーっと稼動するわけですよ。「無双」はキャラごとに成長するのは変わらないようで、初期から36人選べますつってもねえ。どうも最初に登録することに意味が感じられない。別キャラを作ると、当然のようにその分は別ファイルとしてメモリ食うし。まあそんなささいなことは置いといて。実際にプレイしてみた。ボタン操作も分からずにテキトーに最初のクエストやってみたんですがね。ひとつのエリアに10人くらいしか敵が登場しない。剣士キャラで抜刀が素早いはずの周泰でプレイしたのですが、動作がもっさりしてる。空中ダッシュができますが、敵もやたら飛ぶし、空中ダッシュするし。しかもみょーに堅い。防御しまくる上、攻撃がなかなか通じない。その辺のツボとか壊したらアイテムが出るのですが、「麻布」とか「竹材」とか。強化素材みたいですが、何に使うんんだろう? 「火竜の体液」とかの方がイメージ涌くってもんです。2クエストやってみたんですが、結論としてスルー。敵を倒しまくる爽快感もなく、クエストクリアのカタルシスもなく、素材を得て強化していくことに喜びもなく。うん、覚醒武将のデザインはかっこよかったが、何かそれだけ。体験版をプレイした限りでは、買わなくてもよさそうです。


 あんまし期待していなかった「勇者30」の方もやってみた。雑誌とかでは4つのモードが紹介されていて。タイトルにある「30」ってのは30秒という時間制限のこと。RPGやシューティングやシミュレーションが、30秒という枠の中で展開します。これ考えた人は、正気じゃないです。「勇者のくせになまいきだ。」みたいな臭いがぷんぷんします(だから興味があった、ともいう)。ふたつのステージがやれるようですが、とりあえず片方をプレイ。いかれた魔王がとち狂って呪文を唱えるシーンから。おお、安っぽい画面です。しかも世界をあと30秒で破滅させる呪文! その状況で時の女神に導かれた勇者がその島に辿り着き、残り時間30秒で魔王を倒すRPG。画面には常に時間が表示されてカウントダウン状態。敵と遭遇してもカウントダウン状態。とんでもない勢いでモンスターを倒し、倒され、がしがしレベルアップします。時間が足りなくなったら時の女神の像の前でお祈りをして、時間を巻き戻してもらい、カウントが30秒に。ただし強欲女神は巻き戻しのたびに金品を要求。しかも次第にグレードアップ。金がないなら装備一式を要求してきます。そんなこんなでレベルアップしまくり、お使いイベントなどをこなし、通行を妨害していた強いモンスターを倒し、魔王の城に突撃し、手下を薙ぎ倒しながら魔王との最終決戦。クリア! クリア時間2分6秒。うわー、これ、おもしれーわ。緊張感が途切れないし、すんごく充実してました。メッセージとかはほとんど読んでる余裕とかありませんでしたが。さらにもうひとつのステージをやってみる。こちらがどうやら最初にやるべきだったらしい。オタメシ魔王が破滅の呪文を唱えて以下省略。がしがしやって、魔王を倒して世界を救うまでにかかった時間20秒。これ、体験版の広告とかを見ると、詰め込むアイディアもまだ募集しているようで、発売が5月。これ、いいかも。少なくとも「無双」よりは買いですな。


 何だか最近マスクしてる人が周囲に多いですなあ。インフルエンザや風邪にかかってない人たちが防御してる模様。私は風邪からすっかり回復。ううん、このまま体調完全復活してくれればいいんですがねえ。どうだろう。んじゃ、いつものやつを。




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 「モンスターハンターポータブル2ndG」な話。 第19回


 前回に引き続き、あんましぷるぇいしていない気がしますが、それはそれとして。




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【忘刀取得編】

 こないだの分をUPした後で、ふと気づく。うっかりすっかり忘れてましたが「砂漠の疾風作戦」に再挑戦、そもそも落ち込むきっかけであったガノっちをあっさり撃破、白モノビーも斬り殺して素材をゲット。三日月しろを入手したのでした。いや何だか最後の話短いなあと思ってたんですが、いやあうっかりうっかり。

 フロストリーパー(攻撃力912 氷属性240)→クレセントヴァイス(攻撃力960 氷属性260 強化85000z)

 これにてモノビー素材の鎌状太刀は打ち止め。



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【金猿苦闘編】

 思い出したようにラージャンに挑む。鬼薙刀を手に入れるのです。ほしいのは金獅子の鋭牙ひとつだけ。結果、9連続落ち。通算スコア、3勝3敗。いちいち死に様を描くとますますヘコむので、簡単に。


 あの金猿めの攻撃力は半端じゃありませんよ。一番多かったパターンは、少しダメージを受けてる状態で攻撃に巻き込まれて即死、という。殺された、というよりも事故に遭ったといった感じで。1〜3頭目は、だんだん終了時間が短くなっていってました。4〜6頭目も順調でして。4頭目は3頭目より早く20分くらい。5頭目はさらに早く15分程度。6頭目に至っては10分かかりませんでした。って、クエスト失敗の速度ですやん! ダメじゃん!


 なんといっても、攻撃に巻き込まれ、立ち上がろうとしたときにはすでにラージャンが攻撃モーションに入ってるという絶望。気分的には倒されたとかいうより交通事故に遭ったような殺されっぷり。それにしてもかわしてもかわしてもラージャンが襲ってくる感じで。


 抜いたと思っても…
 シュート態勢に入ってるうちにもう前にいるんだ
 あれは思い出したくないな…
(井上雄彦「スラムダンク」19巻)


 日を置いて挑む7頭目。もう初っ端からこっちは全開です。隣のエリアにいやがったので、移動するなり適当な場所にシビレ罠。相手が最初に認識する前にもう罠です。認識する前に駆け寄って一発入れて猛ダッシュで逃げる。罠に引っ掛ける。タコ殴りにする。エリア外に逃亡。罠を調合して舞い戻り、閃光玉でピヨらせて殴る。


 ちなみに連れてるオトモアイルーは久々のタップ。突撃型のオトモです。突撃してはラージャンのビームを浴びて退場。復活しては「七転び八起きの術」で攻撃力UPしてきます。ただし、防御力強化はしてないので、ラージャンを相手にすると退場しまくって、結構フィールドに不在ってのが多い。ダメージはシビレオトモのハナウタよりは与えてくれてるようですが、一長一短。あと、タップは「ぶんどり術」を持ってるのです。ダメージを与えた敵の一ランク下の素材を入手できる、かも、なスキル。上位モンスターだったら下位の素材ということですが、ラージャンは下位にも出るはずなので、いいもの入るかもよ


 危なくなったらとっととモドリ玉で脱出。キャンプで寝て回復。ラージャンが今回初めてスーパー化するまでひとつも回復アイテム使用しないくらいのモドリっぷりですよ。しかもそうやって戻っていると、スーパーラージャンが落ち着いてくれるまでの時間稼ぎにもなります。あるいはこちらを完全に忘れてくれるか。こちらを認識して戦闘状態に入ってるときにはモンスターのマップ表示は赤くなっています。認識してないときは青。なので、青くなった途端、罠を仕掛ける。で殴りに行って、認識させて、罠に誘導。殴りまくる。スーパー化してるときには閃光玉でピヨらせ、その隙に落とし穴。引っ掛けて顔面を強打しまくり。開始15分くらいでシビレ罠×3、落とし穴×1を使い切る。


 ラージャンの攻撃は怖いので、ビーム時などを狙って側面から攻撃するのがメインになってきますが。そこで「もう退るべき!」という心のラインから二発だけ多めに入れる。具体的にいうと、側面から踏み込み斬り→縦斬りあたりでビームモーションが終わることが多いのですが、そっからさらに突き→斬り上げまで入れちゃう。もちろん被弾覚悟で。でも、そういう一歩踏み込んだ攻撃のときには、ラージャンがなかなかこちらを攻撃してこないってのは不思議なものでして。結果的に、さらにもう一発くらい入れて即回転回避してラージャンの拳をかわす感じで。さらに爆弾岩があるエリアではそこに突進を誘って自爆させたりもする。


 やがてラージャンが足を引きずり始め、エリア移動。エリア移動した先でまた戦闘。爆弾岩があるエリアだったんで、場所を選びながら戦う。何しろ爆弾岩、溶岩のとこにもあるのです。ラージャンの突進だと爆発します。爆発すると爆弾並みのダメージが入るようです。実際下位クエストで初めてバサルモスを退治したときは、爆弾岩を使いました。でも、溶岩の中で爆死されると、剥ぎ取りができません。前半は心強い味方だった爆弾岩を、終盤は避けまくる展開に。


 太刀の連続攻撃の前にラージャンがついに倒れる。剥ぎ取る。ラージャンは3回剥ぎ取りです。1回目「金獅子の鋭牙を入手しました」、2回目「金獅子の鋭牙を入手しました」、3回目「金獅子の鋭牙を入手しました」って、必要なのはひとつだけですから! ちなみにタップの「ぶんどり」は失敗。アイテム入手ならず。


 村に戻り、金を作って太刀を作る。さらに素材が揃っていたので強化もしちゃう。

 カブレライトソード改(大剣 攻撃力960)→鬼薙刀(攻撃力864 雷属性180 強化80000z)→大鬼薙刀(攻撃力912 雷属性240 強化90000z)

 次の強化はG級素材のようなので、しばらくはここまでですかね。今回のラージャン戦では1落ちもしませんでしたが、トータルでは、ええと、6落ちの9落ちで15落ち。ラージャン7頭相手に15落ちなので平均2落ちちょい。ってダメじゃん。負け越してる気分じゃん。平均2落ちを切るためには、落ちずにもう一度勝つくらいしなくてはならないなあ。



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【狩人上下編】

 ふむ。次はどうしようかと考える。ラージャン倒して大鬼薙刀まで行ったので、他の系統を鍛えることにしましょうか。などといいつつ、選択したクエストは「風翔龍の襲撃」だったり。


 何度か書いたような気がしますが、多くの大型モンスターは通常種だけではなく、亜種などの別バージョンが存在します。火竜にいたっては希少種とかもありますわな。元々は今でいう通常種だけだったのが、続編が出るたびにちょこっとずつ追加されていった流れのようで。例えば、PSPだけでも「2nd」→「2ndG」の過程において、ナルガクルガという新種が追加されていますが、他に緑色したババコンガ亜種、砂漠に出現するドドブランゴ亜種、紫色したダイミョウザザミ亜種などが追加されているのです。むろん、これらはオリジナルの色変え、属性変更、攻撃力等のパラメーター変更などを施したものであり、「単なる別バージョンじゃん。新種増やせよ新種」という批判もあるわけですが。ともあれ、こうした「亜種」と同様にもうひとつ特殊な個体、というものがあります。ディアブロスの特殊個体として片方の角が折れたディアソルテ。こいつは「電撃マ王」誌に掲載されたコミックだかに出てくるものがフィードバックされたようです。以前書いた「傷ついたイャンガルルガ」も特殊個体で通常のものよりも攻撃が激しかったりするのです。他には、


 今回戦うことになった「錆びたクシャルダオラ」もまた。鋼龍クシャルダオラは、年月を経ると体表が錆びつきます。そのムービーがちゃんとあるのですが、脱皮して銀色に戻ります。雪山の頂上付近にはダオラの抜け殻があって「朽ちた龍麟」などを採掘できます。で、「錆びたクシャルダオラ」は文字通り前進が茶色っぽく錆びついたダオラでして。見た目なんとなーくリオレウスみたいですが、リオレウスとは動きも違うし、四足+翼だし。


 舞台になるのは砦。以前シェンガオレンを撃退した場所です。城門の隣のエリアにダオラがいたので、そこに向かって走る。到着した途端、ダオラがエリア移動。城門へ。しょうがないのでぐるりと回って城門の上に出る。門の辺りにダオラがいるようですが、カメラで視点を変更してもその姿が見えず。マーキングからすると門のすぐそばにいる、はず。で、勘任せにいきなり撃龍槍。画面が横からのものに変わり、ぐおん、と二本突き出す撃龍槍。一本の巨槍に貫かれるダオラ。おお。即座に「クエスト確認」で残り時間から経過時間を割り出す。1分ちょい。てことは25分撃退としてもあとでもう一度撃龍槍が使用可能になる。むちゃくちゃうまくやればあと2回。ほくほく。


 横の足場に下りる。バリスタの弾を持っていなかったので、タカアシガニのときのように使用はできない。それにしても横から見ると、ダオラ小さいなあ。てか、カニがデカかったのか。さらに飛び降りる。


 ダオラはとうにこちらに気づいている。こちらを向く。地面に下りてきてみたら、ダオラやっぱりデカいわ。人と比べると。で、突進してきたのをかわす。すれ違い、振り返って打ち込みを目論む。ダオラがホバリングしながら、振り返る。と、いきなり顔が迫ってきた。滑空突進。慌てて避けるも翼が引っかかりダメージ。ひーっ。ダメージでかいぞ。カメラを回し、立ち上がると、すでに次のモーションに入っているっぽい錆ダオラ。何をしようとしているのか視認するより先に「力尽きました」というメッセージとともに倒れる私。多分、風ブレスを食らったんだと思います。瞬殺、という言葉が似合うやられっぷりでした。その後、なすすべもなくさらに2人が死亡してクエスト失敗。ぐあ。


 気を取り直して「鳥竜種3連発!」を受注。イャンクックヒプノックイャンガルルガを相手にする大連続狩猟です。大連続のいいところは、回復薬グレートと肉の消費が抑えられるところでしょうか。大型モンスターを倒せばグレートが3つくらい剥ぎ取れるし、小型モンスターを倒せば形態食料が手に入るし。しかも今回はわりに慣れた、といってもよい鳥たちが相手です。


 ……結果、ヒプノックに1死、ガルルガに1死。どうにかクエストクリア。興奮したヒプノックに突撃されて何が何だか分からずに死にました。ガルルガの方は、三連発ブレスはいかんと思います。下位ガルルガは同じ方向に三発ですが、上位ガルルガは二発目以降は移動後のこちらを狙って放ってきます。一発目を避けて安心してるところに二発目を食らい、それがかなり離れた距離だったのです。三発目は倒れてる間に上を通過し、立ち上がり始めたときにはもう次のモーションに入ってるガルルガ。突進してくれればまだよかったのですが、ブレス一発。迫ってくるブレス相手に避けることもできず。立ち上がった瞬間、火球がまともに命中して死亡した次第。


 クエストクリアしたものの、どうにもすっきりしない。ヘタになったのかのう。と今度は滅多に顔を出さない訓練所へ。訓練所での討伐訓練を受注。これは特定のモンスターに特定の装備、特定の所持アイテムで挑むもので、場所は闘技場。逃げ場なしのタイマン。一種のモンスターに五種の武器と装備が設定されています。そもそも武器は11系統なんですよ。なので自分の好きな武器が設定されてるとは限らず。太刀が設定されてるドドブランゴ討伐訓練を選択。挑む。アイテムは回復薬とか砥石とか。罠系はなし。閃光もなし。防具もあまり丈夫じゃありませんし、体力スタミナの強化もなし。エリア移動で逃げることもできません。さらにオトモアイルーもいないので、オトリになってくれたりフォローしてくれたりということもなし。しかも1死クエなので、死んだら即終了という緊張感。回復するなら相手の隙をうかがってやるしかない。


 白猿の周囲を巡りつつ、隙を見て飛び込み斬る。狙い目になる隙は、氷ブレスとカチ上げ。前に倒れるのは「耐震」スキルが防具にないので、振動で動けなくなり、不可。飛び込みになると、追いつくのに苦労するので、これはスキルがあろうがなかろうが不可。カチ上げは地面をえぐるようにカチあげてジャンプしてくるので、その一撃をかわして側面に回りこみ、着地と同時に斬りつける。タイミングが早すぎて土と一緒に吹っ飛ばされたりもしましたが。戦闘開始後6分ほどでドドブランゴが倒れる。うん、コンボも決まりましたし、練気ゲージが常に一定以上溜まってる状態だったので、攻撃力もあったわけで。


 そっからさらにダイミョウザザミ討伐訓練。これも太刀が選択可能。赤カニ相手にくるくる周囲を走り回り、飛び込んで斬る。泡ブレス一発食らって吹っ飛びもしましたが、ショウグンギザミに比べると、攻撃が素早くないし、避けやすい。ほとんどダメージを食らうことなく、ザザミ狩り成功。


 これら討伐訓練。以前にやったときにはほとんど攻撃もできずドドブランゴの前に倒れたのでした。ザザミも同じ。装備が変わるわけじゃないし。てことは、以前に比べると、立ち回りがうまくなってるんだ私。上位に来て、装備が強くなったから敵に勝ててる、という面があるにせよ、プレイヤーがレベルアップしていることもまた間違いないわけです。ちょっと自信回復。いずれあの上位レウスも錆ダオラも退治してくれようぞ


 そんな風にやってるうちに、「G」における武器使用頻度、太刀が200に近づいてきました。他の武器はいまだ0のまま。どうすっかなー。



* * *



【転職準備編】

 前回、うっかりブラックボウを買ったと書きました。11系統ある武器を眺めてみれば、当然好みが出てきます。昔から、わりとパワーファイターよりもテクニカルなあるいはスピーディーなキャラが好みだった私です。あるいはマニアックといってもよろしい。11系統のうち、使ってみたい武器は、太刀、双剣、ガンランス、狩猟笛、弓。さほど興味をそそらないのは大剣、ハンマー、片手剣、ランス、ライトボウガン、ヘビィボウガン。


 ……書いていて気づく。大剣から派生したのが太刀、片手剣から派生したのが双剣、ランスからガンランス、ハンマーから狩猟笛、ボウガンから弓。全部後発の派生武器じゃん! なんてこったい。


 太刀はそこそこ使ったので、次に別のを使うとなれば、好みの武器からさらに選ぶ形になります。いきなり五種類とかは諸々の事情を考えると無理だし。使ってみたいのは弓ですが、これもどうかなあ。太刀使うために集めた防具は、すべて近接用(ゲーム内の表現だと「剣士用」)でありまして、一部の頭部防具などにある剣士/ガンナー兼用を除けば飛び道具用の防具(ゲーム内では「ガンナー用」)とは異なります。つまるところ、これまで集めた防具の大半が弓を装備すると使用不可になるのですな。太刀のときには今から見れば貧弱なものを次々に作って、着替えて、ということをやってきました。今時はすっかりレイア装備しか使ってませんが、前は青クック装備とかザザミ装備とかを使っていたものです。今は上位クエストを受注できるので、下位防具をスッ飛ばして上位素材を使った防具が作れます。なので太刀よりは楽なはずですが、いかんせん、データ本の防具リスト眺めてても、ガンナー用と思われるどのスキルが実際に私の好みに合うのかがいまひとつ分からず


 そこで新たな方針として、双剣も同時進行で育てて行こうということに至る。いや、よけいお金使いそうですが、それはそれとして。メインウエポンは太刀として、双剣素材を集めて作り、強化していく。そっから徐々に双剣に移行。慣れるためにいろいろモンスターを狩りつつ、その素材を使って、ガンナー装備を作っていくという目論見。つまるところ、今持ってる装備を多少いじれば使えるであろう近接武器を扱いつつ、ガンナー素材を集めてセッティングしていくことになるかなーと。だったら別に双剣使わなくてもいいじゃんという気もしますが、まあそこはそれ。別の武器もいろいろ使ってみたいじゃん


 弓と双剣をピックアップした裏の事情としては、シェンガオレンとラオシャンロン対策という面もありまして。ガオもラオもこちらを無視して砦なり街なりを陥落させようとします。なので問答無用で連続攻撃をする双剣やドデカイ敵については貫通の力を持つ弓が通じるのかなあと。部位破壊とかも近接攻撃じゃできないところも狙えるし。まあ村クエ下位のガオは太刀で撃退したし、集会所の法も最初は太刀で挑むつもりなんで、あくまでサブウエポンとして考えているのですがね。


 必要な弓素材と双剣素材を調べて、それを求めて太刀で出陣。とりあえずはショウグンギザミ退治。ひたすらカニ。クエストは「将軍様の味覚……?」でステージは火山。上位火山では「太古の小さな塊」が低確率で入手できます。これを元にいい双剣ができるのです。まだひとつも入手してないので、塊目当てってのもありますが、とにかくカニ。塊は入手できなかったものの、弓素材をゲット。青カニ素材弓「ブルーブレイドボウ」をUに強化する。

 ブルーブレイドボウT(攻撃力240 生産7700z)→ブルーブレイドボウU(攻撃力264 強化23100z)


 さらにベースになる双剣をいくつか作成。持ってた素材で強化し、強い双剣に仕立てていく。初期装備のボーンシックルを

 ボーンシックル(攻撃力98)→ボーンシックル改(攻撃力126 強化880z)→チーフシックル(攻撃力154 強化1400z)

 こっから三つに枝分かれします。ひとつはギザミ素材のブレイドエッジで、ひとつはガノっち素材水属性のガノカットラスで、あとひとつはクック素材火属性のクックツインズ。どれにするかなー。火属性は別のを考えてますしねえ。青カニかな? それにしてもこの青カニ双剣、アフリカ式投げナイフみたいな形状で好みとしてはアレですなあ。なんてことを思う。


 さらに水属性を作る。これがあれば上記の枝分かれガノ双剣の優先順位が下がるなあとか思いながら。

 オーダーレイピア(攻撃力182 水属性140 生産2480z)→ホーリーセーバー(攻撃力196 水属性190 強化3400z)

 こっからもう一段階ギルドナイトセーバーに強化可能ですが、70000zかかるのでお金の算段がつくまでお預け。うーん、ちょこちょこいろいろな武器作ってますからのう。


 前々からいっぺん使ってみたい双剣があって、ひとつは封龍剣【超絶一門】であり、もうひとつはゲキリュウノツガイである。理由? 理由は名前がいい感じだったから。【超絶一門】は塊素材からできるので、まだ放置。ゲキリュウノツガイを目指すことに。元になる片手剣のレッドサーベルを購入、強化していく。

 レッドサーベル(片手剣 攻撃力154 火属性150 生産1560z)→ツインフレイム(攻撃力210 火属性180 強化3920)


 ……強化素材が尽きる。ツインハイフレイム→双剣リュウノツガイ→ゲキリュウノツガイというルートなのであとちょっとー。リュウノツガイに足りないのは、火竜の尻尾。ええと、1/5ということは、まだまだ集めねばなりますまい。で、上位レウスは銀レウスしか狩ってないし、他の強化で使った記憶もあるから複数あったはず。下位レウスでも入手できるってことですな。んじゃ、てっとりばやく下位レウスを殴りに行きますか(上位レウスを狩る気分じゃないし)。と、久々に村長に話し掛ける。クエストリストをぱらぱら見るが、リオレウスが単品で出てくるクエストが見当たらない。見当たらない。見当たらない。思い出した! 単品レウスはないんだった。んじゃ、他には、と。蒼レウスのクエストがありますなあ。でも、ほら、レイア素材もあるんだったら欲しいし(←ガンナー装備を考えてる)。じゃあ、「一対の巨影」でレイアとレウスを倒しますか。


 武器は【ドドド】で、閃光玉メインのレイアシリーズ。罠は、まあいらないかな。ステージは森丘なので肥料用にモンスターのフンを回収しなくてはなりませんなあ。クエストが始まって、支給品箱を見る。おお、支給品があります! 支給品専用閃光玉や応急薬を入手。それから走り出したのですが、ふと、足を止める。首を傾げる。マップに大型モンスターを示すマーキングがひとつしか見えません。あれ? 重なってるのかしら。恐る恐るクエスト確認。「激闘! 蒼の火竜」というクエスト名。ままま間違えたーっ。これ亜種の単品じゃないですか。


 まあええわい。モンスターのフンを採集しながら考え直す。蒼レウスをとりあえず狩っちまおう。尻尾をいただきましょう。二箇所でフンの採集を終え、蒼レウスに挑む。動きが読めます。何となく、「ぬるい」と思う。あっさり尻尾を切断。蒼レウスがオトモを追い掛け回している隙に尻尾の剥ぎ取りをする。「蒼火竜の尻尾を入手しました」のメッセージが出る。……蒼? ややややられたーっ。私がほしいのは蒼じゃない火竜の尻尾なのです。当てが外れた私の攻撃が再開。怒涛の攻撃。翼爪が砕け、頭部の部位破壊もし、蒼レウス粉砕。応急薬×3と支給品専用閃光玉×2で片がつきました。ああ、前にこの蒼レウス狩りまくってたときは【ドドド】じゃなくて【ドド】だったからなあ。攻撃力自体がだいぶ違いますわなあ。


 村に戻ってアイテムの補充もなしに、アイテムをいくつか備品箱に放り込み、ネコメシ食って再び村クエ下位。今度こそ「一対の巨影」を確認しつつ受注。森丘は森丘なので、フンの採集に勤しむ。マーキングが二つ出ていることに安堵して、片方を狩りにかかる。まずはレウス。どつきまくりの斬りまくりで尻尾切断→剥ぎ取り。「火竜の鱗を入手しました」いらねーっ。八つ当たり攻撃の前に次々に部位破壊を食らい、逃げたエリアで追い詰められ、舞い上がろうとしたところを縦斬りで撃墜、そこを滅多打ちされて沈むレウス。持ち込んだ閃光玉と支給品専用のが余りまくりだったので、残ったレイアに遠慮なく叩き込む。一直線なので閃光玉が使いやすいトンネル状の通路にて、頭部部位破壊。さらに同じところでサマーソルト二連発をかわして、尻尾切断。コンボを炸裂させてレイアが逃げ出したところで、残った尻尾を剥ぎ取り。「雌火竜の逆鱗を入手しました」こんなとこでレアアイテムが出てもなあ。まあ逆鱗は上位でも使うような記憶があるのでよしとしますが。巣に逃げ込んだレイアを追い詰め、ぶっ放される火球をかわして、倒す。火竜の尻尾は入手ならず。うう……物欲センサー。


 日を改めて再び「一対の巨影」へ。モンスターのフン×5を入手。順調にレウスの尻尾を切断。剥ぎ取りにかかる。「火竜の鱗を入手しました」いらねーっつーの。レウスをぼこぼこにして撃破。レイアも続けて狩って剥ぎ取り。「雌火竜の逆鱗を入手しました」もうええっちゅーねん。何故当面必要でないレアアイテムはぽこぽこ出てきて、尻尾は出ないのか。


 気を取り直して、今度は訓練所へ。「ポータブル」などでは、初期のクエストが肉を焼くとか釣りをするとか採集をするなどの基本動作のチュートリアルを兼ねていたのですが、「2nd」や「2ndG」においては、訓練所の中にそれがあります。いくつかはすでに「2nd」でクリアしてるのですが、中には各武器の扱い方の訓練などもあるのです。ほとんど太刀だけでやってきたため、訓練所の他の武器は手付かず。どうせ使うのだからとこの機会に弓の訓練と双剣の訓練をそれぞれ受ける。ちょうど太刀の使用頻度が200ちょっきりになったばかりなので、区切りもいいし。どちらも雪山でトカゲを5頭狩るだけの簡単クエスト。


 まずは弓から。太刀とは操作が異なるわけですよ、何だかいろいろ。△押すと弓を引き、離すと放つ。基本はこれで、押しっぱなしで溜めが入ります。溜めてると徐々にレベルが上がり、同時にスタミナががんがん減ってくと。弓によってレベルが上がったときの変化が決まっていて、例えば貫通する矢になるとか横に広がるとかそんなん。溜めずに即射すると、威力は小さくなる。てか溜めが前提の武器なので溜めてようやく補正が×1.0になる。また射てからの適正距離があり、至近距離だと弱く、しばらく飛んでからが強く、そこを過ぎるとだんだん威力が落ちてく。溜め前提の武器なので、溜めたまま走り回ることも可能です。近接攻撃もできます。矢を束ねて切り払うような攻撃が出ます。


 始まってすぐさま△ボタンで射放つ。空に向かって吸い込まれるように。いい感じだ。それから弓出したままフツーに走り回れる。さすがにダッシュはできないので、弓を折りたたんで背中に回し、ダッシュして最初のエリアへ。ギアノスがいたので弓を引いて溜めながら駆け寄る。放つ。当たらない。んん? Rボタン押しで軌道が赤く表示されるんですが、狙ってる最中になかなか難しい。ううむ。びしばし射込んでギアノスを倒す。次に出てきたトカゲも倒す。それから隣のエリアにいたカモシカを倒そうとして突き飛ばされたり。こちらに向かってくる敵に対しては距離がざくざく縮まるので一定距離を保つのに慣れないといけませんなあ。洞窟に入ってギアノスを狩る。洞窟内は坂になっているため、矢が当たりにくい。なるほど高低差には注意しないといけませんなあ。どうにか5分ちょいくらいで討伐完了。近接武器だと殴れる距離届かない距離が分かりやすいんですが、間接武器だといまひとつ分かりにくいですよなあ。慣れねば。


 次に双剣を使ってみる。「ポータブル」時代にちょこっとだけ使ってた時期があるので初体験ってわけじゃあないんですがねえ。最初のギアノスに武器出し攻撃。踏み込むと同時にくりくりと連続攻撃が発動し、瞬時にトカゲお亡くなりに。あまりの速度に呆然とする。次のトカゲも瞬殺。太刀に比べるととにかく一撃一撃の速度が速い。なおかつワンボタンで連撃となる。タイミングよくボタン押してコンボをつなげてた太刀とはえらい違いです。とにかく訳も分からぬうちにトカゲが死んじゃったので、次は目的を決めて倒しに行くことに。いくつかボタンを押して攻撃を試した後、洞窟へ。二頭のギアノスを見つけるなり鬼人化して突進。手前のを通常攻撃で瞬殺、奥のトカゲの懐に飛び込んで乱舞発動。双剣最強の攻撃である乱舞。鬼人化して攻撃力と速度が上昇した状態から放つ11連発(途中下車不可)。途中でとうにギアノスは死んでましたがね。最後のも鬼人化してからのコンボで瞬殺。ううん。記憶にある「ポータブル」のより鬼人化するとき解除するときの硬直が短い気がします。スタミナ0になって強制解除でもヘバって即動けないということがない。こまめに鬼人化が使えそう。あとは、連続攻撃がデフォルトなので、当たりそこなうと止まりにくいから、注意が必要ですか。


 訓練所から村に戻る。ギルドカードの武器使用頻度。太刀200、双剣1、弓1になりました。









* * *



 未踏のクエスト無視で素材入手のためクエストを受注する狩人。少しずつ強化される武器。そしていよいよ新たな武器を手に本格的な狩りに赴く。次回「双剣始動編」でとりあえず再デビューするっ。。


 
なお、番組の内容は予告なしに変更することがあります。ご了承ください。



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 隣町図書館で発見して借りた定金伸治のブログ本。一気に読む。うがー。あれだこのノリは『とるこ日記』ですよ。バカと妄想が入り交じり、他の作家(暗黒作家とか)が突っ込む類。この手の本もっと出ないかなあ。




 購入した本:
  SFマガジン編集部編『SFが読みたい!2009年度版』、ロバ−ト・チャ−ルズ・ウィルソン『時間封鎖(上・下)』、半村良『獄門首』、平坂読『ラノベ部』、ジョー・ヒル『20世紀の幽霊たち』

 読了した本:
  西尾維新『偽物語(上)』、定金伸治『タフガイのタフガイによるタフガイのための日記』、榊涼介『ガンパレード・マーチ 九州奪還1〜5』、成田良悟『バッカーノ! 1931臨時急行編』、SFマガジン編集部編『SFが読みたい!2009年度版』、ひかわ玲子『龍の七部族T』



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