下旬。
いや、
何だか急に夜まで蒸し暑くなって来やがりました。ようやく夏到来ですかね。それはさておき、
前回で「モンハン」連載分が強制終了したので、今回からみょーにすっきり。いつものネタを展開していくだけとなったんですが、大丈夫かどきどき。2年くらいやってましたからねえ。
前回、
父母の部屋にクーラーが入ることになった、というのを書きました。その後、ちゃんと設置され、ほくほくと父などクーラーを点けています。扇風機もついでに回転。うっかり私、その部屋に入った途端、「
寒っ」「そうか?」「いやいやいやこれ、身体に悪いから、ほどほどにしとかないと」つーか、
私の部屋34度+扇風機(生暖かい風)、父母の部屋24度+扇風機(冷たい風)、この温度差。まあでも、ニュースとか見てると
熱中症がスゴいようです。結構人死にが出てます。年々増加してるっぽい。たまたまネットでニュース読んでたら、大阪かどこかで老夫婦が扇風機の部屋で死後数日経過して発見されたとか何とか。クーラー病で外出た途端倒れそうになるのと、熱中症にかかって家の中でぶっ倒れるののどっちかって話ですが。何だかデンジャラスな世の中です。子どもの頃とか、そういうのってあんまし感じなかった気がするんですけどねえ。ともあれ、父母も還暦過ぎてるし、体調管理体調管理。まあ、問題は、
父はクーラーを入れたがるが、母は入れたがらないってことで。あんまし父が部屋を冷やすもんだから、室温が常温になるまで母が部屋に入らなかったりといった夫婦の危機(?)。その辺は自分たちでやるように、というところで。
暑い中帰宅し、冷蔵庫を開ける。缶ジュースがあったので取り出す。ほう、
スコールにこのようなものが。値札からするとディスカウントなお店から購入してきたものと思われる。まあそんなことはどうでもいいのです。プルタブ開けて、ごくりと飲む。
瞬間、むせる。な、何じゃこりゃ!? 例えていうなら、
にわか雨かと思ったらゲリラ豪雨でしたみたいなとんがった炭酸。喉直撃といったところで。うう、スコールって、こんな炭酸だっけ?
もうちょっと愛がある感じの柔らか炭酸だった気がしてなりませんが。いや、慣れたらこれはこれでいいのかもしれん。マンゴー味自体は悪くないし。飲み干すまでには結局慣れず、後日、もう一本あったので飲んでみてもやっぱりむせそうになる。うー、まんごー。
とある親戚から郵便が届く。父宛であったが箱が箱だったので容赦なく開く。そこにあったのは、マンゴー。
生マンゴーが箱で。うわ、またマンゴー。親戚のとこだかで作ってるやつらしい。
ほう、
マンゴーって赤紫な皮なんですな。ほれ、マンゴーってジュースだったりアイスだったりゼリーだったりで山吹色じゃないですか。
切り身くらいしか食べてない気がします。あの状態が正しい形だと思ってしまいそうです。フランス語由来のビーフは牛というのが語意だそうですが、イギリスのトップをフランス系が牛耳ってたときにビーフ=牛=調理された状態の肉でそのままビーフ=牛肉に意味がスライドしたそうですな(ポークも)。同じようにマンゴーって切り身がマンゴー本体みたいな(そんなわきゃない)。母親と二人で眺め、中にあったマニュアルを取り出して見る。
えーと説明を見ますと、マンゴーの
巨大な種が真ん中にあるそうです。巨大で平べったいようで、その種の平面に沿って前後で切るとよいようですというか、こりゃ
切り身じゃなくて三枚下ろしが正しいっていってますかそうですか。熟れ頃を冷やして、三枚下ろしてスプーンでいただく。
うわ、うまっ。甘っ。じゅーしー。ばくばく喰らう。そういや、昔見たお中元カタログとかににマンゴーのセットがあったなあ、と思い出す。マンゴーってお中元になるブツなんですな、というか送ってきたこれお中元ですな。家族で食し、余ったものは母が友達と分けて食べるべく持って行ったり。うまうま。
テーブルにお菓子を発見。以前紹介したこれが開封されておりました。えーと、
マンゴ・フォンデュ? いやいやいやちんすこうです。
前に見つけたときには所有者がはっきりせずに
遠慮して食べなかったですが、開封されてるってことは
問題ないですな。
2つほど奪ってきて小袋を開いてみる。んん、なんか
マンゴーチョコがとろけてる。あ、暑いからかな? めちり、と割ってみる。
袋にあった説明だと、たしか中が空洞でおいしさのポイントとか。紹介したときにはブルボンのルマンドみたいなもんかもーとかいってた気がします。さて、実際に食してみますと。う、マンゴーの味が強い。ルマンド的なものを予想してたところに、
みょーに歯ごたえがあるボディ。あ、そりゃそうか、元はちんすこうだ。いや元じゃない、ちんすこうそのものです。ただ、中が空洞なため、ちんすこうのどっかぼそぼそした感じではなく、さっくり感が強まってる。ふーむ。マンゴー風味さえ気にならなければ、これ、結構いけますぞ。
ちんすこう苦手って人も問題ないでしょ。ただ、何となく腹持ちするというか満腹感はありますが。つーか、
何故に今回マンゴー特集ですか。
休日、隣町図書館へ赴く。予約の本を回収するのです。途中、木陰が涼しそうな歩道が続く場所があるんですが、そこにチャリの若者。えーと
黒地に白い水玉の甚兵衛+金髪+髪逆立て+ママチャリ。人でも待っているのかチャリにまたがったまま、後ろをずっと見ています。こちらからは顔は見えず。ああ、何だか涼しそうだなああの木陰、とか思いながら近づき、ふ、と気づく。
白い水玉じゃなくパンダだった。しかもこっち見たら
ヤンキー面。爽やかなのか暑苦しいのか混乱する、
流行発信源、隣町。
休日など、暑さに耐えかねて、在宅中の父の部屋にふらりと入る。ちょっと涼んで戻るのです。で行ってみたら、テレビを見ている。函館だか何だかで照英。
土方歳三のモノクロ写真が出る。何度も見たことある、まあよく史料に出てくるやつ。暑さでとろけたところを急速冷却している脳が、別の人物を連想させた。えーと誰だっけこれ、ほら、料理の鉄人の……
鹿賀丈史! いやいや待て待て、もっと別の誰かに似てるのこの写真。う〜ん、はっ、これ、
ジャッキー・チェン! 似てません?
友人がシンガポールに転勤になる。転勤自体は先月だったかのことでしたが、メールとかでのやりとりはフツーに。ぐろーばるな時代です。すげーなー。で、シンガポール、暑いのはまあ予想の範囲としまして。びっくりしたのは、
日本製品がかなり幅を利かせているそうで。「JAPANESE GOODS」のコーナーがあちこちにあり、値段もちょっとしたブランド級。和食の店も多く、何だか知りませんが日曜大工の店なんてのが日本製品ばっかりらしい。
吉野屋でランチするとかいってましたぞ。外国籍の友人が、シンガポールで、牛丼を食う、
なんたるいんたーなしょなる。ついでに吉野屋でシンガポールならではのメニューでもないか調査を依頼する。いまだレポートなし。死して屍拾う者なし。
不意に友人の双子Aから電話が掛かってくる。んー、去年の秋くらいでしたか、ばったり遭遇して、後日飲みに行ったりした双子の片方。「やーどうもお久しぶり」まったくですな。「ほら、
ティム・バートンのDVDとか借りたでしょ。そろそろ返さないといけないかなあって」ああ、そんなこともありましたな。んじゃまた飲みにでも行きますか、と提案すると。「いいねえ。今日とかはどう?」いや用事があるのでムリ、来週もなあ。とりあえず双子の方で調整とかしておいてくんねーかね? でまたたらたら話しておったんですが、まあ、幼馴染みではあるので、小学校や中学校の同級生の続報(去年幾人かは聞いてる)などをやりとり。「ああ、そういえば○○に会った」ほう、○○、小学校の同級生です。「何だか痩せてた」○○の印象が小学校のときで止まってるからなあ。「前はもうちょっとふっくらしてたよね」
○○って大仏みたいだったやん。双子よりはズバリなイメージが電話で衝突。一瞬の沈黙後、双子Aが爆笑し「そうそう、大仏大仏」どうせなら、そうした共通の知り合いも呼ぼうよ、ということになる。んじゃ地元にいるやつメインで、お盆とかはどうよ? 連絡等を丸投げしておく私。終電や終バスの時間はとっとと調べて通達しましたがね。んで、そうした話の合間に、ふと双子が片割れBの名前を出し、「
結婚したんだけど聞いてる?」といきなりな発言。知らねえよ、いつだよ。前会ったときそういうこといってなかったじゃんよ。何でも7月頭に結婚したそうで、って今月じゃん。年末辺りから双子の相棒Aにも黙ったまま式場とか探してたらしい。んー、Bはあんましプライベートのことしゃべらねえからなあ。家は近所らしいので、「
よし二次会は新婚さん宅を襲撃する手はずで」とまとまる。問答無用でお祝いなのです。
プレイステーションストアでゲームアーカイブスを眺め、
「OSAKA」が入るのを指折り数えて待つ日々。他に何がアーカイブスに入って欲しいかってのはよく考えますが、こないだ
「タクティクスオウガ」は何故ないのか、と思い至る。「ファイナルファンタジータクティクス」入れるくらいならそっち出せよなあ。などとぼやいていたら、理由が判明。あー、
「タクティクスオウガ」スーファミじゃん。そりゃ現状ムリだわい。Wiiのバーチャルコンソールにはあった気がするけど(後日調べたらやっぱりあった)。「タクティクスオウガ」っていつ頃のゲームだっけか。発売年が出るAmazonで検索すると……あれ、
プレステ版がある!? い、いつの間に。PS版があるなら、これアーカイブに出すって手もあるじゃん。近々ラインナップに上がるかもねー。と思ってたら
予想外の角度から来ました。
「タクティクスオウガ」を当時のメンバーでリメイクするそうです。15周年だそうで。今の媒体や技術であの「タクティクスオウガ」を作るなら、というコンセプトで。う、うわ、これスゲー楽しみ。やりたいわ、「タクティクスオウガ」
どうせなら「伝説のオウガバトル」とかもこっそりおまけで入れといてくれんかね。
他に気になるゲームというなら、「
TRICK×LOGIC」かな。ゲームとしては、サウンドノベルの亜種で、推理物。これまでよくあった推理物といったらアドベンチャーゲームでしょう。コマンド式で推理していくやつ。あるいはサウンドノベルでもそうですか。ただし、コマンド式だと総当たりになったり、ノベルでも話の流れに身を任せてみたりで、事実上、
プレイヤーが推理する必要がなかったりする場合が多かった。
そもそも、
推理物という形式をどのメディアでどう扱うかという点を考えてみます。例えば映像メディア(テレビ、映画等)で行なった場合、どうしても垂れ流しになりますな。探偵とかがいたりして、事件が解決に導かれていくのは他の形式でもありがちですが、尺という制限があるため、2時間ドラマではCM込み1時間45分過ぎたら解決とか。ポーズ掛けて視聴者に犯人はいったい誰なのか、どういった方法で犯罪をやらかしたのか、などと考えさせるわけではありませんな。なので本格的犯人当てなどは映像ではやりにくい。視聴者は積極的に思考するわけではなく受動的なことが多いし。クイズ番組だったら、家族で観て解答して一喜一憂ってのができるでしょうが、推理物であればメモを取る、証言やら状況やらを何度かチェックするという必要上、映像ではやりにくいでしょう。
ラジオなどの音声メディアでも同様でしょうか。ただ、同じ形式でやったとして、映像より受け手が積極的に関与できそうな気がします。
流れる言葉なり音なりを理解しないといかんしね。これをさらに進めたところに活字メディアがあるのかな、と。「
読者への挑戦」とかさ。
受け手に推理させる、それを表現させる、ということを考えた場合、一番いい形式って何でしょうかね。ぱっと考えついたのが、
問題の作り手が直に受け手とやりとりをする形式。推理の筋道やら何やらを伝えるために説明を駆使するわけですけど、その説明が分かりにくい場合はやりとりで捕捉したりといったことができますわない。この関係、つまるとこ
コンピュータRPGとテーブルトークRPG。フレキシブルな反応ができるかどうか。犯人の名前を入れる、犯行方法を選択する、なんてのじゃ物足りませんでしょ?
てなわけで、「
TRICK×LOGIC」です。我孫子武丸、綾辻行人、有栖川有栖、竹本健治、麻耶雄嵩、大山誠一郎、黒田研二らがシナリオを書いたもの。しかも
発端が京大ミス研的犯人当てをゲームにするというもので。この犯人当て、担当者が短編を書いてきて、部会で読み上げ、犯人当てをさせた上で解決篇を読み上げるというものだったわけで。なので
シナリオ自体には基本的に問題は起こりにくいかと。チュンソフトなんで、サウンドノベル系ではあるんですけど、ストーリー中に選択肢があって選んで展開みたいな感じではありません。まず文章中にあるキーワードが変色して表示されます。キーワードを選択して組み合わせると、「ナゾ」が出現する。、「ナゾ」と他のキーワードを組み合わせると、「ヒラメキ」が出現。最終的に「ヒラメキ」を調書に記入して検証、という形に。例えば、
キーワード「ドアにあるガラスのスリット」×キーワード「スリットに向かって伸ばした指」
というのがあったとして、これを選択し、「推理実行」を掛けると、「ナゾ」が出現する場合がある、と。例えばナゾ「被害者はスリットの向こうに見えたものを指さそうとしたのだろうか?」とか。ただし、ひとつの組み合わせで出る「ナゾ」はひとつとは限らず(同時にナゾ「スリットにダイイングメッセージを残そうとしたのではないか?」とか)、また同じキーワードでも他のキーワードと組み合わせたら違う「ナゾ」が出るケースがある。キーワード自体が大変多く、キーワード同士だけじゃなく、「ナゾ」とも掛け合わせねばならないので、
単なるコマンド選択総当たりよりもかなり思考が必要になってきます。もちろん、ホントはキーワードが浮かび上がってるという形式じゃなく、すべて文字表示が同じであった方が推理するのにふさわしいのでしょうが、それやったらゲームにならない気もします。
一方、練習問題「指さす死体」(無料ダウンロード)をやってみて、
わりとすぐにこのシステムの欠点が分かりました。ふむ。完璧なシステムはありえないし、すでにしてゲームというメディアに落とし込んでいる以上、オールオッケーてなわきゃない。このシステム最大の欠点はというと、ゲーム内の「ヒラメキ」がプレイヤーの推理速度についてこない場合が多いってこと。「指さす死体」は読んでわりとすぐに解けたのです。練習問題は問題文の最後に被害者が残した犯人の名前を見つけた、みたいな文で、調書ではたしか「どこに名前が残されていたのか」「何故そのような状態になっていたのか」「犯人は誰か」てな内容だった気が。このすべてがプレイヤーたる私の中ではすぐさま判明したのです。スバラシイ。そりゃいいんですが、調書に入れるためにはヒラメキの形まで作らねばなりません。なので
プレイヤーの閃きから逆算して延々キーワードを組み合わせていくハメに。これがまたなかなか正しいっぽいのが出ないんすわ。結局、練習問題は1時間くらいだったかな、やってたんですが、大半がこの逆算作業。
解答編で検証していくのはキモチイイんですけどねえ、途中えらい作業感がありました。この辺りが次回への課題かなというとこでして。実際事件ファイル1、2、3を解決しましたが、特に1がその作業がしんどかった。我孫子武丸の「盗まれたフィギュア」ですけど、これ、
メインになるトリックを秒殺しちゃったのです。いやマジで。何故かってえと、
ほぼ同じトリックを私、別の本で読んだことがあったのです、しかもつい最近。ジャンルがミステリじゃなかったからチェックが行き届かなかったんですかね。なので、その後は頭に浮かんだトリックが正しいかどうかの検証作業、ちゃんと踏まえた上で別トリックって可能性もあったんで。でも、結局、同じでした。
トリックの解明が秒殺、ヒラメキを導き出すのに2時間くらい? ファイル2は謎解きをしていくうちに、最初に感じていた違和感を調べていくハメになり、そのまま犯人判明→トリック判明→ヒラメキ逆算で終了。ファイル1や練習問題に比べると作業感が少なかったように思います。これら
ヒラメキ、ナゾ、キーワードには多数のフェイクが混じっています。そりゃそうだ、ひとつの現象に対して複数の見解がヒラメキで出たりします。例えばとある事件の現場にて遺留品が発見されたとき、その遺留品の主がぱっと判明します。で、遺留品をキーワードにしたヒラメキが同時に出るんですが、それが「犯人が遺留品の主に罪をなすりつけようとして落としていった」「遺留品の主が犯行時に落としてしまった」で、こりゃ両立しないです。なのでどっちかあるいは両方が間違いということでヒラメキを自力で駆除しなくてはなりません。また、ナゾについてもヒラメキにつながらないものもあるようで。だから、みっちり考えてそういうのを除外したり、検証した上で重要度ランクを落としたり。そうした作業が推理に結びついていくのは、
今までの推理ゲームにない感覚です。
さらに。このゲーム、
ホワイダニットを完全無視です。地獄で閻魔大王(ヤマ・ラージャ)の手伝いをするという設定で、なおかつ現世のすべてが記されてる書物群アカシャを読み解いていくというもので、一読した後、
ヤマがちゃんと宣告します。アカシャの
記述にウソはない。が、犯人が証言でウソをついてる可能性はある。
動機の強い・弱いは関係ない。UFO・超能力などの
超常現象によるものではないし、冥界の住人も関わっていない。そう、動機は無視できるのである。テキストを読み、そこに書いてある事柄から誰にならその犯行が可能だったか、何故その行動を取ったのか、ということを導き出していくことになります。なので変に感情移入することなく、ロジックに浸ることができます。主人公が事件現場におらず、別所にてテキストだけを読んでる関係上、ドラマが起こることもなく、べたべたなつながりとかもほとんどありません。そうした意味では
プレイヤーに何をさせたいのか、がはっきりしてるゲームです。
推理物ですから、
人によっては解けない可能性もあります。雑誌や公式サイトで試験のように複数人にプレイさせてる企画が出てますが、やはり本、特にミステリを読み慣れてない人にはファイル1でさえ解けないってパターンがありえる。そうした人たちには、ヒントとして、毎度登場する丸ノ内警部の迷推理、毎度巻き込まれてる天野つかさの珍解答があり、これを主人公が検証してつぶしていく過程でいくつかヒントがそれとなく出ます。また、キーワード選択の回数によって、「解決への糸口」というヒントがもらえます。これは「調書1について1」みたいな感じでピンポイントに出てきて、それを見るとヒントになる、らしいです。ひとつ見るたびに最終的な評価が落ちるので、私は今のとこひとつも開いてませんが。さらに、これも選択回数でしょうか、たまに天野つかさがまだ発見されてないナゾ(たいていフェイクのやつ)を持って来たりもします。「糸口」がピンポイントだったりするのも、調書で穴埋めできない部分のみ見るためでしょうし、わりと
解けない人に対する気遣いがあるかと。
発売されたのはUMD版とダウンロード版で、DL版の方がちょっとお安く2400円くらい? ちょっと迷いましたがDL版を購入してプレイしてるのです。どちらも内容一緒で、ファイル1〜ファイル4までの推理編・解決編及びファイル5の推理編が入ってます。推理編はヒラメキを得て、調書を作るまで。そっからセーブして、解決編で検証ということになります。じゃあ、ファイル5の解決編はってえと、プレイステーションストアで無料配信。8月終わりくらいまで
毎週、前の事件の解決編と次の事件の推理編が配信されます(最初の配信はファイル5の解決編、ファイル6の推理編)。つまり、流れに乗ってると、1週間、推理する時間が与えられるわけです。ちなみに、解決編が出るまでに調書を送信すると、正解者の中から抽選で著者サイン本が当たるキャンペーンが毎週実施中です。もっとも、
解決編は無料で、推理編は400円です。だから、もういいや、と思ったらそこで止めればいい。なお、ネット環境にない向きには、すべての配信が揃った後、「シーズン2」としてUMD販売されるようです。この辺りも気遣いが見られますな。なお「シーズン2」はDL版としてはまとめ販売なし。これもいいですねえ。他のゲームで、ちょびちょび配信した後で、トータルの値段より安いフルセット版を発売するってのがあるじゃないですか。熱心なユーザーってちょびちょび出るならそのたびに買うと思うのですよ。安いものが出るのはいいことかもしれませんが、熱心なユーザーをなめた行為だとも思うし。それがないので、DL販売なら、ファイルを個別に買うしかないのですな。
短編1本400円というなら、そりゃちょっとお高い気もしますが、推理をする環境を与えられ、わりと検証とかキモチイイので、
そんなに損した感じはしないかも。
あ、もうひとつ、逆算作業以外でマイナスだと思った点。
声優があまり上手ではないです。わりと棒読みです。イメージにあんまし合いません。
ヤマとかせっかくデーモン閣下がやってんだから、もうちょい「ヌハハハハハハ、我が輩が」みたいなノリを押し出してもよさそうなもんですが、何か大人しくて物足らず。豪華声優陣って公式サイトとかでもウリにしてるっぽいんですけどねえ。しかもボイス自体が本編少ない。おまけ要素で裏話とかボイスでついてますが、
そんなおまけいらんのでもう少し本編のボイスをまず増やすべきだったかと、しかも感情込めて。
てなわけで、ファイル4に現在入りました。涼しい部屋でやらないと頭が茹だりそうですが、まあちまちまやってきましょう。
前回、「モンハン」連載は終了しましたが、やっぱりプレイは続行中。G級シェンガオレンを太刀で討伐しちゃったりとかおおやるじゃん、みたいな展開なんですが、
ここらで予期せぬ出来事が。春先くらいだったかと思いますが、プレイ中に
PSPのHOMEボタンが勝手に起動するという現象が起こりまして。しばらくは大人しくなってましたが、またこれが復活。しかもだいぶひどい。正直、
何かボタン押すたびにポーズがかかって画面が切り替わり、「ゲームを終了しますか はい/いいえ」ではまともなプレイできません。そこで、何が原因なのか調査。シリコンカバーをかけてるんですけど、これがHOMEボタンと接触して、別ボタンを押したときにカバーが歪み、HOMEボタン作動、というあらすじを考えた。
パソでそういうのがあったし。そこで、まあだいぶヘタってきてるシリコンカバーのHOMEボタンの箇所をカッターで切り抜いた。プレイする。接触してる様子はないが、しばらくしてHOMEボタン起動、起動、起動。うがー。そこで今度は、シリコンカバーを外して、涼しい部屋でプレイしてみることにした。数分後、激しくHOMEボタン起動起動起動。ぎゃー。なおかつ、
ローディングにも割り込んでくることが判明。延々ローディング(途中で寸断される)を繰り返し、挙げ句、今度は
セーブ中に割り込み。こ、これはさすがにいかんでしょ。寸断されたせいか、メモリースティックを認識できなくなったりもする。再起動したら認識してくれたけど。念のためパソにデータを避難させておく。
修理に出すことも考えました。ただ、ネットでの仮見積もりによれば、ボタンの不具合がたしか
3000円〜9000円だったかな。症状からおそらく6000〜9000円の修理代というところで。詳細は現物送らないと分からない、そりゃそうだ。で、やっかいなのが、
現物送った場合、1万円以下で修理可能ならなら修理しちゃう、というあたり。
正直9000円かかった場合、そりゃ新しいの買った方が絶対いいって。買い替えの方を考えるかのう。買い換えは買い替えで、年末辺りもしかしたらPSPの新型が出るかもしれんと思ってるところなんで、躊躇いもあります。私が今使ってるのはPSP−2000。この後継がPSP−3000。3000の後、PSP−goとかが出た流れ。UMDのソフトが家にいっぱいあって、それをプレイすることを考えると、UMD使えないgoを買うというのはありえねー。とすれば、PSP−3000。値下げされたとはいえ、市価16800円だったかな新品。中古だと10000円ちょいくらいまでなりますけど、中古だとコワイ気もします。新品のPSP−3000かー。近所のショップとかではほとんど値引きなし。んー。ヤフオクで結構出てるので、
12000〜13000円くらいを上限としていくつか入札。通常、これに入金手数料と送料がかかる。13000円くらいなら、14000円程度にはなるか。で、入札したすべてに高値更新が入り、弾かれる。またいくつかてきとーに入れる。ラディアンレッドとかピアノブラックとかパールホワイトとかミスティックシルバーとか。
一方、PSPの症状の検証を続ける。むちゃくちゃ気になるんですが。
この症状、モンハンやってるときにしか出ないのです。そんな印象がある。まあ、このゲームやってる時間がすんごく長いため、ということもあるでしょうが。まず、現在使用しているのは「モンハン2ndG」のDL版です。このプログラムが誤作動の原因である可能性を考えてみる。が、調査の結果否定。というのも、モンハン連載により、DL版購入より前にも同じ症状が出ていることが判明したから。ふーむ。連打してるようなHOMEボタン現象が起こった直後のモンハンをリセットし、別のゲームをやってみる。……出ない。1時間ほどやってみる。……出ない。UMD版の別ゲームを数日やってみる。
他のゲームだと一度もHOMEボタン現象起きず。だからといって問題解決のため「モンハン」をしないという選択肢はないのです。どうしたもんかー。
夜寝る前に、あーたしか入札期限の時間だったなあ、一応落札できなかったことを確認するかーと思ってパソ起動。んー、あ!?
落札してる!? またしても
うっかり落札みたいなパターンです。しかも前のPSP−2000と同じミスティックシルバー。たまには他の色でもよかった気がしないでもないですが、ゲームやるときには地味目の色の方がいいかもしれん。慌ててまだ入札中だった他のPSPの金額を落とす。他のも上限同じくらいでやってたんですが、まだ金額が5000円前後で止まっていたのです。これを現在価格と同じに落とし、ほっと一息。落としたミスティックシルバーの手続きに取りかかる。あー、問題解決解決。
PSP−2000はどうしたもんか。
福岡の業者が出品してたため、
翌々日くらいには商品が届く。その前日にはPSP−3000用のシリコンカバーや液晶保護シールなどを購入して準備万端。ハードケースはPSP−2000のが使えるかなあということで保留中。箱の保証書に印鑑が押してあるのを確認、開封。まずバッテリーを入れる。アダプターを取り出し、これを電源とつなぐ。初回起動。いくつか初期設定をした後、いつもの画面に。ここでドット抜けがないかを確認。問題なし。いったん電源を落とし、シール類を貼っていく。最後にPSP−2000から抜いたメモリースティックを挿入。このメモステにはダウンロード購入したばかりの「OSAKA」も「TRICK×LOGIC」も入ってますよ。シリコンカバーをまとわせて、起動。カスタムテーマを合わせて、「OSAKA」をスタートさせてみる。エラーになる。うわ、認証してねえ。LANケーブルをPS3に入れて、PS3とPSP−3000をUSBケーブルで接続。プレイステーションストアで機器認証を掛け、ようやく
PSP−3000とこれまで使ってたPSP−2000は兄弟となりました。待ちに待ったモンハンもやってみる。うわ、カスタムテーマ設定したときにも思ったんですが、
すげー色キレイ。初めてPSPやったときにも感じたんですが、
もっとプロトカルチャー! 色鮮やかでなおかつ細部までよく見える感じで。今のとこ、HOMEボタン現象とてなく、問題なく使用できてます。また厚さ、大きさは前とさほど変わりませんが、
重さはだいぶ違うようです。寝転がってプレイしたりする分には、負担が軽くなるかな。
PSP−2000はとりあえず予備機としておきましょう。
雑賀礼史の
「リアルバウトハイスクール」読了。最後の数冊は溜めてたんで、どんな風になってるか知らなかったんですが、すんげー変なことになってました。元々SFでファンタジーで学園物でバトルだった内容が、溜める前までは学園魔女っ娘物になってたしなあ。どう終息させるのか楽しみにしてましたが、まあそこそこの結果にはなったかと。デビュー作『龍炎使いの牙』とのリンクも出てきましたしね。最後は
超大作映画の完成打ち上げパーティーみたいな雰囲気で、これはこれでアリかと。ただ、作者の未発表作の登場人物とかがゲスト出演みたいな感じでバリバリ出てくるのはちょっと萎えましたけどね。十年以上かかったシリーズが終わったばかりですが、また次の作品がとっとと読みたいなあ。「龍炎」の続編とか。
一方。
夢枕獏の『天海の秘宝』を読む。なんちゅーか、読み始めるまで
「天海」じゃなくて「空海」だとばかり思い込んでましたが、きっとそういう人は他にもいるはず。内容に関しては……
いまいち、どころか満足感ほとんどなし。さくさく読めたのが救いですか、そのくらい。
ライトノベルをコミック化したものを再活字化したような。もうとにかく格好良かろうが悪かろうが強かろうが弱かろうが
死ぬキャラ死ぬキャラ「北斗の拳」ばりの間抜けな奇声を発して痙攣して死んでいきます。何なのこれ誰に向けてるの? かつて
「キマイラ」の哀切極まる鳴き声の描写にぞくぞくした日々がひどく遠く感じられました。あ、あと内容について思い出しましたが、
栗本薫『神州日月変』と半村良『講談碑夜十郎』を足し合わせて3で割り、上澄みだけをちょびっと残してさらにそっから満足感や納得感を取り除いて万能調味料を大量にぶっ込んだような感じ? あとがきがいつもの獏調だったので余計萎えた。獏のことだから、面白くなるに違いない面白くなるに違いない、と信じつつ読み進め、そのままなし崩しな。なんつーか、
すんげー時間の無駄。最近の獏はあまり読んでなかったですが、
こういう作風なら、もういいや、と思いましたマジで。ん、いやいや『東天の獅子』は未完ですが面白かったじゃん。
8月の文庫新刊予定表を眺める。あ、有川浩『阪急電車』が出る。小粒ですがわりと好みでした。買うか−。有川は
とっとと「図書館戦争」シリーズが文庫化されねえもんかと思うのですが。せっかくメディアワークス文庫という枠もできたんですからねえ。他には牧野修や小林泰三が出ますなあ。や、紺野キリフキの『ツクツク図書館』か。これは買い。でもキリフキもその前に
何故『キリハラキリコ』ではないのか、と思ったり。や、アサウラの『ベン・トー6』も出るか。これは絶対押さえです。前作が『5.5』で短編集だったんで、長編は楽しみです。このシリーズ、パワーが落ちませんからねえ。7月に買った平坂読『僕は友達が少ない4』はちょっとパワーダウンしてただけに、『ベン・トー』は楽しめるといいなあ。
それにしても急激に暑くなってきましたなあ。体調管理には気をつけねばなりませんぞ
。何とかほにゃほにゃと生き延びていきたい夏です。
購入した本:
平坂読『僕は友達が少ない4』、久保田悠羅/F.E.A.R.『アリアンロッド・サガ・リプレイ・アクロス4』、マーセデス・ラッキー『太陽神の司祭(上・下)』、愛川晶『道具屋殺人事件』、大森望・日下三蔵編『量子回廊』
読了した本:
雑賀礼史『リアルバウトハイスクール16〜19』『雛は舞い降りた!』、伊藤和幸/F.E.A.R.『ダブルクロスThe 3rd Editionリプレイ・ジェネシス4』、力造/グループSNE『Bite The Dust! 1』、穂村弘『絶叫委員会』、米澤穂信『氷菓』『愚者のエンドロール』『クドリャフカの順番』『遠まわりする雛』、平坂読『僕は友達が少ない4』、久保田悠羅/F.E.A.R.『アリアンロッド・サガ・リプレイ・アクロス1〜4』、野尻抱介『沈黙のフライバイ』、夢枕獏『天海の秘宝(上・下)』