2010年8月。


上旬。


 タライを買ってこい、という命令を母から受ける。タライ? タライといえば、洗濯したりおもちゃ浮かべたり斎戒沐浴したり天井トラップに使ったりするアレですか。いきなりな話でござるな。母は新聞の折り込みチラシを持っており、土曜日に個数限定でタライが安いのだという。父がいれば父に買いに行ってもらうが、一応予備兵力を押さえておきたいらしい。そもそも家で使ってるタライが現状、

  

 こんな感じで、水とか入れてくと自動的に水量調整がされるからくり(それもかなり少量で)。原因は前に甥っ子が来たときに風呂代わりに使った際、蹴るか何かでちょっと割れたのがどんどこ広がってったってとこ。水が溜まらないし、水入れた状態で持ち上げようとしたらひびが広がるし(つーか、これやったからひびが大きくなってると思われ)。不便だなと常々。で金曜日になりまして、父の知人が逝去。急遽父は長崎へ、一泊して葬式にも出る予定変更。おかげで、タライ確保人員補欠繰り上がりっす。しょーがねえ、開店時刻に合わせて原付で行く。個数限定なんで売り切れゴメンの可能性を母など考えていたようだが、そういうこともなく、というか売れる気配なし。つーか、何故か同じ値段で大きさ3タイプありますよ? キングタライというネーミングはどうなんだ? しかも角形。 元の値段はだいぶ違うようなんで、大きいものほど割安。手を広げたりしてサイズを測る。いやそりゃサイズとか書いてはありますが、前述のタライを比較しとかないと、置く場所に困るかもしれん。えーと、真ん中サイズをひとつ購入。

 

 比較のため中に文庫本など置いてみました。ホントは売り切れたりしてるようだったら、図書館にでもそのまま行っちゃえと準備してたのですが、それどころじゃなく、原付にタライ装着して一度帰宅することに。

 

 シートの前部出っぱってるとこにハメこんだ図。トロトロ裏道を走って帰宅。家に放り込んでまた外出。そんで、昼過ぎくらいにまたお店の前を通ったんで何気なしに見てみたら、タライあれからひとつも売れてねえ。下から大、中、小とやたら重ねてあったので、小サイズを前部横にどけたんですが、そのままの形でまだ残ってました。売り切れ心配せんでよかったやんか。数日経過、いまだタライを使う気配すらなし。「使わんの?」と母に尋ねてみたら、甥っ子が熊本来たときに風呂代わりに使うために買ったんだから、とあっさり返される。何そのピンポイントな使用目的は。


 前回、スコールマンゴーの話を書きました。まあ、最近は驚嘆酸、じゃない強炭酸とかもありますしな(スコールマンゴーは違います)。まだ強炭酸飲んだことありませんが、スコールマンゴーでむせる私にはキツいかもしれませんな。その後やっぱり暑かったので、ふと冷蔵庫を開けてみると、ディスカウントな感じのコーラが入ってたので引っ張り出す。ん、何じゃこりゃ?

  

 何だかビミョーに変形してませんか。ビミョーというか、

 

 出っ張り具合がスゴ。中の炭酸が激しく自己主張してるようにも見えます。いっそ強炭酸とかもデコボコの缶にすれば「強っ!」って感じが出るかもよ。まあ、その場合デコボコによって箱に入れにくいとか持ちにくいとか出てくるんでしょうが、収納についてはデコボコの組み合わせをきちんと考慮してパズルのように収納できるようにするとか。それにしてもこのコーラ、大丈夫なんじゃろうか。まだ誰も試してないようです。試せたら次回載せるか。


 いやー、それにしても暑いですな。南の島にいる弟一家も暑いようで。こないだ甥っ子とセミ取りに行ったそうです。おお、夏イベントですな! 虫取網に虫籠に帽子と準備万端。なのはいいんですが、甥っ子はビビリスト(最上級)なのです。虫に興味はあるものの、動くのがダメ。虫取り網に何故か松ぼっくりが大量に入ってたり。セミがいなかったので弟がバッタを捕獲。虫籠に入れたら、当然がさごそ動きますわな。ビビって籠を持ち上げることもできず。うーん。

 

 カッコは立派なんですがねえ


 虫取り網といえば。休日、住宅街を子どもたちが朝からチャリで爆走。虫取り網と籠を実装していたので、早朝涼しいうちに虫捕獲イベントに行くものと思われ。昔ながらというか何というか。夏っ!


 虫取り網といえば。こないだ隣町をぽてぽて歩いておりましたら、小学校低学年くらいでしょうか、ボーイ×2が虫取り網を持って路上で遊んでいました。えーとちょっと大きめのゴムボールを蹴る→相手が虫取り網で飛んできたボールを捕獲→そのまま網を蹴ってボールを叩き出す→飛んできたボールを相手が捕獲→そのまま網を蹴って以下同文。惜しむらくはこの新スポーツ、虫取り網の網部分が普通に深いせいで蹴りにくく、蹴ったところで方向性が定まりにくい。その辺改良の余地ありですな。


 こないだテレビを見てたら、「ベストキッド」がリメイクだそうで。ほへえ、と眺める。え、師匠役どっかで見たと思ったらジャッキー・チェンじゃん。ん、舞台、中国? そもそも「ベストキッド」の原題は「The Karate Kid」なわけで、今回もタイトルは変わらず。リメイク前の舞台は沖縄(撮影は非沖縄)で師匠の名字はミヤギ、アメリカ人の考える間違った日本像そのままだったわけですけどね。それにしても、今回は中国でやって、習う武術も空手でも何でもないし、師匠はハンさんだしってことのようで。ストーリーラインをそのまま使っただけのリメイクなんですかね。同じくリメイクで「ゴースト」をやると聞き、えーこっちは日本映画? ストーリーの男女配役を逆にしたのがウリのようですが、これ、結構難しいと思うぞ。ん、今キャスティング見てまして、嶋田久作出るんじゃん! うわ、何の役で出るんだ嶋田久作。……オリジナルでいったら、ウーピー・ゴールドバーグがやってた霊媒師とか? その一点だけでうっかりちょっと見たくなってきた。それにしても今回ネットで検索とかして、初めて嶋田久作の芸名が、「ラヴクラフト嶋田」か「嶋田久作」の二択であったと知る。前者がホラー作家のラヴクラフト、後者は夢野久作からで、理由はどっちも顔が似てるから、という。ラヴクラフト嶋田の方がインパクトはあるような


 いつだったか、ラノベで盗作騒ぎとかが結構目立つよねえという話を書きました。ぽくぽくと出版社のサイトを巡っておりましたところ、こんな記事が。

 

 えーと、多分、詰碁とかの本だと思うのですが。うわ、この加田某って人の名を冠した詰碁衆とかどかどかある。んー、くだんの本は1993年発行か。失礼ながらこういう本読む人って、マニアックな人だと思うのですよ。碁が好きで、なおかつ詰碁が好きで、本買って読んだりまでするような。あるいはプロの人やプロを目指すような人とか。てことは古い本なども読んでる可能性が高いわけで。何故バレないと思ったんですかね? ラノベだけじゃなく、こうしたジャンルにも盗作があるんですな。探せばもっといろいろ不都合不具合が出てきそうです。いやはや。


 米澤穂信の古典部シリーズ最新刊『ふたりの距離の概算』を読む。新入部員が突如退部するってことで、その原因を突き止める話。退部表明の翌日がマラソン大会で、それが終わると週末、週明けになるとおそらく退部撤回は無理だろうってんで、マラソン大会中に原因を探る話。こうした話だと、アレですな、恩田陸『夜のピクニック』を連想。あちらは高校生が歩き通す学校イベントで、その最中に主人公たちがああだこうだと内省したり思考したり行動したりする話。さて、『概算』なんですがね。前回このためにシリーズを再読してます。前作に当たる短編集『遠まわりする雛』が面白かっただけに期待しましたが、どうも物足りぬまま。あっさり事件が解明される(解決ではない)ところはいつもの通りですが、『夜ピク』がただ歩いたり走ったりするだけのイベントなのに異様に盛り上がってたことを考えるに、もうちょっとデコボコしててもいいんじゃないですかね。あっさりしすぎであったかと。


 さて、前回PSP−3000を購入したという話を書きました。もうひとつ、昨今問題になってきてることが。つまり、メモリースティックを買い替えるかどうかってことで。今メインで使用してるのは、8ギガのメモステ。その前に使ってたのが4ギガ。使用方法は、主にゲームデータ、及びプロモーションビデオ。PSP−goなら、ゲームはすべてダウンロードでその分容量食うんですけど、PSP−3000(あるいは2000)ならばUMDが使用できます。この小さなディスクでフツーに起動できるのですな。ただ、最近のゲームはデータが大きくなってきているので、快適に処理を行うためにメディアインストールを推奨するものが増えてきています。ふんふん。前もってデータの一部をメモステにインストールしておくことによって、UMDからの読み込みよりも速度が上がるからくりですな。例えば「モンスターハンター2ndG」でメディアインストールすると500メガ以上食います(その分格段に速くなる)。例えば4ギガのメモステ使ってたとして、「2ndG」クラスなら、6本くらいメディアインストールしたら空き容量がほとんど削れますな。で、使ってた8ギガのメモステが多少手狭になってきました。まあ空き容量はだいたい2ギガ前後あるといえばあるんですが、どうも不安です。年末に出る「3rd」も当然メディアインストールするだろうし、それまでに新たに突っ込まないとも限りません。なかなかもっていっぱいいっぱい。そこで、もう少し容量の大きなメモステを購入することに。うん、32ギガ。って、デカっ。まあいろいろ考えた挙げ句、この結論。

現在の構成:
 メモステ8ギガ:メインスティック。モンハンなどDL販売で購入したものやゲームアーカイブスでやりそうなものを数本入れてる。
 メモステ4ギガ×2:予備。ゲームアーカイブスでやりそうなものをいっぱいいっぱい。

 8ギガの上って、16ギガなんですけど、今予備に使ってるのを含めて統合しちゃったら、12ギガかそこらになりそうな気配。てことは残り3〜4ギガくらいとして、あんまし変わりませんやん。そりゃメモステの枚数が少なくなりますけど。だったらもう数年使用するつもりでもうちょっと上を。まあ32ギガあれば、今まで購入したアーカイブス入れても余るなあ、よしよし。ゲームだってデータですから、容量食うものとあんまし食わないものがあります。基本、シンプルなゲーム、パズルとかだったら軽め。ボイス、ムービーなどが入ってると重くなっていきます。アーカイブスはPSのゲームで、PSのゲームってCD−ROMでした。CDってことは1枚あたり700メガくらいですかの。もちろん、PS後期になるほど、複数枚構成のゲームが出てきます。某有名RPGなど4枚組とかだったような気が。こないだダウンロードした「OSAKA」が800メガくらい、「メタルギアソリッド」が770メガくらい。少ないものとしては、UMD版もあるPSP用ソフト「みんなで読書 捕物帖」などはかなりの数の小説が入ってて、28メガ。本編がテキストのみ、ムービーもあるわけなく、画像も背景くらい、音楽も数種類、そりゃ少ないわな。こうしたソフトがある一方、体験版なんてのもありまして。もちろんこれは製品版に比べると軽いわけですが、ちょっと楽しむにはよろしい。体験版なんで無料。容量的には、クイックスなゲームである「100万トンのバラバラ」は製品版が190メガ、体験版は13.7メガです。まあ中には気合い入った体験版もありまして、「エースコンバット」シリーズ最新作の体験版は117メガです。まあ、こうして見ますと、そりゃメモステ足りんわなあ


 注文したメモステが数日後到着、たまたま私がいたんで受け取り。到着したのはいいんですが、ここんとこの猛暑のせいで、箱が暑い。中も暑い。これ、大丈夫か? 一応精密機器だと思うのですが。もしかしたらこの暑さ、こうした機器の類はクール宅急便とかでやる方がいいのかもしれん。いやそれはそれとして。まずやったのは、8ギガの内容をパソにコピーすること。これが終わったら、今度はしばらく前からやってた、PS3へのアーカイブスのダウンロード保存を完成させる。アーカイブスはPSPでもPS3でもプレイできるんで(セーブデータは変換必要)、ゲームデータは保存できますし、コピーもできます(機器認証と認証確定のためネット環境要)。ダウンロードしている間に、今度はパソに新メモステを突っ込み、8ギガ中のゲームデータ以外のフォルダをコピー。セーブデータのフォルダは別なんでフツーに入れましたが、何故ここでゲームデータは除外なのか、これには理由がありまする。ゲームデータは、こんな形で入っています。

 

 フォルダ構成は左側を見てもらうとして。問題のゲームフォルダ。これ、中身見て、どれがどれかぱっと分からんですわな。フォルダ名が型番になってる。ああ、ちなみにULJM05500は「モンハン2ndG」です。この型番のついたフォルダがセーブデータの方にもあるので、例えばバックアップ取るときにはセーブデータのみをパソなどに保存すればいいのです。で、画像の右に更新日時が見えますが、通常は更新日時=作成日時となります。ゲームデータそのものをいじるってあんましないし。いじるのはセーブデータとかだし。でも追加コンテンツをダウンロードした場合などは更新されますわい。そして問題になるのは、フォルダの作成日時の順番でソートされてPSP画面で表示される、ということ。いくら中身を更新してもこの順番は変わりません。例えばモンハンは4/3にダウンロード購入して入れてるのですけど、これ以降ソフトを購入したりすると、表示される位置がどんどん下がっていきます。よくやるゲームなのに! ゲームを切り替えるときなどだんだん面倒になってきやがります。なので、表示順を変えておきたいなあとか思ったのです。ところが問題は、そのまままとめてコピーすると、フォルダの作成日時が本日このときになっちゃう上、コピー順がバラけます。順番がバラけるものに関しては該当のものを正しく作成していけばいいんですが、いかんせん、型番だけではどれがどれやら分かりにくい。とりあえずコピーしたのはタイムスタンプがバラけたんで、元の8ギガのフォルダ表示にタイムスタンプを出して、これをハードコピーして取っておく(伏線)。


 フリーソフト等でタイムスタンプを変更できるのもあるようですが、まあ、地味に行くことに。まず、大まかな順番としては。よくやるソフト→DLソフト→体験版→アーカイブスとして、アーカイブスは数が多いので、このカテゴリでもジャンル分けしたり順番をいじっておきたい。まずは、PS3に蓄えたアーカイブスをUSBケーブルでつないだPSPにコピーしていく。このときに俺様的重要度の低いものを先に突っ込んでおく。シリーズものなら一作目、二作目というようにまとめて放り込んでいく。20本くらいで決着。ここで、いったん接続を切り、PSPをパソにつないで中身を確認。


 PSPとPS3って基本仕様がクロスバーなんですよね。左右に動かして、ゲーム、ビデオ、ミュージックとかのジャンルに合わせ、上下で細かく分けてあるツリーみたいなやつ。ゲームにおいて、PS3もPSPもフォルダ分類というコマンドがあって、雑多に並んでるソフトがPS3用、PS規格、PSP用とかにフォルダ分けされるのです。PS3だとこの分類が固定されるのですが、PSPは覚えてくれません。一度分類させ、ゲーム起動して、止めて、クロスバーの画面に戻るとまた全部並んでる。せめてこの分類が固定できるなら、ソフトの順番もまだ大したことではない気もするんですけどねえ。


 じゃあ、もちっとこっち側でフォルダ分類できないもんか。実際、PSPのビデオフォルダがごちゃごちゃなってきたので、その下位に「PV」とか「MAD」とかフォルダを作って放り込む。すると、ちゃんとビデオ→PV、MADとフォルダ表示されるのです。これゲームにも適用できんもんか。まずその実験。ゲームの直下に「アーカイブス」というフォルダを作成、ここに一番タイムスタンプが遅いものを放り込む。いったんUSB接続を解除、PSPを動かして中身を確認する。……ん? 破損したファイル? 何じゃこりゃあ!? 破損してるので起動できません、と来る。ざっとリストの他を見ればたしかに移動させたゲームだけが表示されていない。てことは、この破損ファイルってのはこちらで勝手に作ったフォルダを認識できないでおるのだな。つまり、ゲームフォルダ−各ゲームフォルダの中身までしか認識できないと見ました(今はゲームフォルダ−アーカイブスフォルダ−各ゲームフォルダ−ゲームのファイル)。しょんぼりしながらUSB接続。アーカイブスフォルダの中身を元に戻す、ついでにアーカイブスフォルダを抹殺。これでもっぺん見てみると、ちゃんとゲームはリストに出てきます。くーっ。


 しょーがねえ、当初の予定通りちまちまするぜっ。まずアーカイブスの並びを見る。んー、どうもアーカイブスの型番はSで始まるようです。こんなことも今まで分からなかったのです。ぐー。まあいいや。最初の方でハードコピーした画像を眺め、表示されてるもののうちSで始まるのを画像的に抹消。すると、8ギガの中に入ってて、なおかつまだコピーがすんでないものがタイムスタンプ順に並んでるってことに。タイムスタンプの早いものからコピーしていく。新規フォルダを作成、そのフォルダ名をコピーして貼り付け、パソに入れた8ギガバックアップからコピー、上書き統合メッセージが出てくるので承認、これでタイムスタンプは現在、中身は元のまま、という状態になります。特定のフォルダのみ残して、てきぱきと元の順番で放り込んでいく。結局なんだかんだいってましたが、モンハンとトリロジが上に来てればいいんのです、当面。表示リストの上に来るにはタイムスタンプが遅い方がいいのです。てことは、今後ある程度また追加が出たときに、上に持って来たいんなら、同じことをやればよろしい。フォルダ名を一度変更、新規フォルダを追加して型番の名称にする、古いフォルダの中身を移動させ、元のフォルダを消す。これでリストのトップに来ます。ひゃあ、簡単。完成したところで、今後参考にすることがあるかもしれないと、エクセルに型番、内容、容量等をPSPの表示と突き合わせて入力したり貼り付けたりして残しておく。

 

 まあ何ですな、結構偏った内容になってますが! 体験版とか入れたはいいがやってないまま残ってるのもあるし。それにしてもテキストメインのはずの「トリロジ」が現時点で700メガ近くあるというのは何なのだ。「みんなで読書 捕物帖」の立場は……。まあムービーやボイスやらが入ってるせいでしょうそうでしょう。ともあれ終わった終わった。で、PSPでメモリースティックを見ると「空き容量18GB」というこれまで見たことない数字が。ああ、Gって表示できるんだ。今まで何となく2000MBみたいな表示だったし。今まで8Gメインでやってきたことを考えるに、空き容量がまあこれだけあれば、当分は持つわいな。足りなくなればアーカイブスとか削って、他のメモステに回せばいいし。


 で、優先順位を上げてる「トリロジ」ですが、ファイル4「切断された五つの首」をSランククリア。一度検証に入って、失敗しましたが、トリック自体は見破ってたので高得点。再検証でクリアという流れ。五つの首ってのは、首・両手首・両足首のことで、これを切断され、持ち去られた事件。何故そんなことをしたのか、する必要があったのかがメインになってきます。まあ、なんちゅーか、一読しておかしな点に気づいてはいたんんですが、なかなかそれが本筋だってことに思い至らず。ヤマが推理前にいう記述に嘘はないが、証言には嘘が入ってる可能性がある。超常現象によるものではない等々前提条件を使った一種の叙述トリックとは。それにしても、これまでやったファイルの中でもっとも犯人の動機が無茶。んで、ファイル5「亡霊ハムレット」に突入。指紋認証でしか入れない部屋に入った被害者が、ハムレットの鎧に射殺されるのが監視カメラに写ってたという事件。こちらも一読でおかしな点が浮かび、それを追求していって、検証も1回クリアでSランク。おお順調順調。もっとも、1週間で来る推理キャンペーンの締め切りには間に合わず。んで、ファイル6「ブラッディー・マリーの謎」に入る。これがまた難解、つーか、まったく分かりません。これまでのファイルだとわりとトリックの破り方が見えたんですが、これは何をどうしたものやら。DL販売日にDLしまして取り組んでるんですが、1週間経過しても解けず、そのまま締め切りオーバー。解答篇と次のファイルをDLしましたが、まだ「ブラッディー・マリー」が解けないので、手つかず。必要なヒラメキが足りないので検証にも行けません。うぐう。犯行が誰にでもできそうだしなあ。ヒントである「解決の糸口」はたくさん溜まりましたが、ランク下がるので見る気になれず。うう。そうこうしてるうちに「ブラマリ」キャンペーンの結果が発表される。セーブデータを送って、Sランククリアしてたら公式サイトに名前がすべて表示され、なおかつサイン本が数名に当たるやつ。S、A、Bランク含みでの正答率は、20.8%。うわ、低っ。ひとつ前の対象作品「亡霊ハムレット」は40.8%だったので約半分。「ハムレット」が簡単だったのか「ブラマリ」が難しいのか。


 そういえば、と思い出したことが。前回PSP買って、まだ試してないことが。まあそりゃ通信とか試してませんが、それより何よりUMDの読み込みテストをしてませんな。メモステからのアーカイブス等ダウンロードしたものばかり遊んでたし。一応試しておきませう。で、何を使うか。これまでは「メタルギア・ソリッド・ピースウォーカー」を入れっぱなしだったんですが、他にも積みゲーいっぱいあるんで何か他のを。選んだのは、封すら切ってない「戦場のヴァルキュリア2」です。軽い気分で始めまして、UMD起動のチェックも問題なし。そこで結構、これ面白いじゃん、とか思う。


 流れとしては、ミッションを選択→ミッションを攻略→いくつかのミッションをクリアするとストーリーを進めるミッションが登場→ストーリーミッションクリアでひとつ上のランクのミッションが開放、というまあ「モンハン」式。ただし、ミッションはシミュレーションRPGみたいな感じ。ストーリーは、小国を舞台にしたもので革命/反乱が起こってて、主人公たち士官学校に行ってる学兵が鎮圧に向かうというもの。こちらはなんつーか「ガンパレ」をぬるーくしたような感じ。「1」はPS3で出てて、これまた積みゲーと化してますた、こっちは同じ国に隣の大国が攻めてきて、義勇軍が応戦する話。ふむふむ。


 「1」からシステム的に継承している部分もありますが、まあ特徴的なのは、CPというシステム。シミュレーションRPG、あるいはシミュレーションゲームといったら、全部のユニットを動かすあるいは行動終了させるというのがオーソドックスですな。ところが「ヴァルキュリア」はCP(コマンドポイント)というのを使っておりまする。このポイントの数だけユニットを行動させることができます。部隊共通でポイントが与えられていて、各ターン頭にそこそこ追加され、持ち越した分は合計で20ポイントまで貯め可能。主人公である学級委員長はリーダーで、リーダーユニットは戦場にいるだけで自動的にCP1が追加されます。このリーダーはストーリーが進めば複数になるし、敵部隊には最初から複数います。リーダーが倒された場合は、CP1の追加がなくなります。で、このCP、同じキャラに何度使ってもいいんすわ。例えば、敵ががんがん攻めてきて拠点を守りきれねーってときに拠点防衛キャラを延々動かして敵を一掃するとか、行軍ミッションで誰かをオトリにして、別の脚の速いユニットを何度も行動させて敵の群れを抜くとか。ただし無制限に使用できるのではなく、攻撃は問題なしですが、移動できる距離は次第に減ってきます。3回目の行動だと最初の1/3程度しか移動できません。ゲームはいかにこのCPを駆使するかってとこがポイントに。例えば歩兵ユニットは一回の行動に1CPですが、車両ユニットの戦車は2CP使用します。指揮官が使える便利能力「オーダー」という能力があるんですが、これは複数のCPを使用します。考えどころー。


 ウォーシミュレーションだと基本、ユニットは成長しません。シミュレーションRPGだと基本、ユニットが成長します。この辺考えてみると面白いんですがね。で、成長する方に関しては、一番多いのは敵の撃破をすると経験値が溜まって、というパターン。こっからさらに分岐して、敵を撃破したユニットのみに経験値が溜まるっていうのと、全軍に経験値がストックされてそれを分配してというものも。「ヴァルキュリア2」は珍しいパターンの成長。経験値は全体で蓄積、それを兵科に対して突っ込み、兵科のレベルを上げていきます。兵科には5種類あり、偵察兵科、突撃兵科、対戦車兵科、支援兵科、技甲兵科で、それぞれに兵種(偵察だと偵察系と狙撃系がある)があって細かくは分かれていますが。で、キャラクターどもはどれかの兵科に属してますが、兵科のレベルはすべてキャラクターに適用されます。なので、突撃兵科が5レベルあれば、突撃兵のキャラはすべてレベル5です。これにより、突出したキャラができにくく、新たにダウンロードや編入生として加わったユニットでもレベルが他と同じなんで最前線で使いやすい。もうひとつレベルアップ的要素としてクラスチェンジがあります。偵察兵科の初期兵種である偵察兵は、上級偵察兵、狙撃兵に分岐します。さらに前者は偵察猟兵、重偵察兵に、後者は狙撃猟兵、対戦車狙撃兵に分岐します。これらクラスチェンジには経験値は無用。士官学校に行ってる彼らがミッションで入手できる単位が必要になります。行軍、行軍・優とかミッションによって得られる単位は決まっています、これを消費してクラスチェンジ。この単位の入手がまた珍しい。単位入手の資格は、ミッションで活躍したユニット限定です。ミッション中ひたすら査定されておりまして、敵ユニット撃破で3点、拠点占拠で5点、味方ユニットを殺すと−3点。で、ミッション終了時評価点が高い方から首席、次席が決められ、この2ユニットはわりといい単位が入手しやすいというもの。


 じゃあユニットそれぞれの個性はどこにあるのか。わざわざキャラクターに名前をつけてたりするわけですから、単なる駒ではないのですな。パーソナルポテンシャルと相性があります。相性ってのは同じクラス内で相性のいいキャラが設定されておりまして、相性のいいキャラだと近くにいれば連携・援護をしやすくなるというもの。主人公は暮らす全体に相性を持ってて、誰に対しても連携かましてくれますが、他のユニットはそうでもありません。また、パーソナルポテンシャルはスキルみたいなもん。勝手に発動します。プラスのポテンシャルもあれば、マイナスのポテンシャルもあります。例えばサディストだと対人攻撃力が上がるとか、あがり症だと移動ができなくなるとか、特定の人種・キャラが近くにいるとプラス、逆にマイナスとか。マイナスポテンシャルは、イベント等で好転するのもありますが。キャラへの好みで使うってのは他のSRPGと変わりませんが、戦力的に似たり寄ったりなんでひとり育てたキャラで突っ込んで無双プレイってのはやりにくいですな。あくまで戦線を推し進めていったり、ユニットを協力させて敵を迎撃したりとか。


 単にユニットをマス目に動かすのではなく、マップ画面で動かすユニットを指定した後は、アクションになります。こっちが移動してる最中でも敵は容赦なく迎撃で銃弾かましてきやがります。もたもたしてると何もしないうちにぶっ倒れて瀕死とかあります、マジで。迎撃する敵もリロードとかするんでその合間を縫って移動、匍匐したりしゃがんだり遮蔽物入れたり。狙いをつけるターゲットモードに入ると時間が停止するんで狙って攻撃。また移動。この辺は「1」も同様ですが、楽しいですな。あ、土嚢など使ってしゃがんでないと、ヘッドショットで大ダメージ受けたりしますよ。側面、背面でも大ダメージ。敵の位置等を確認しつつ突破したりとか楽しいですな。


 と評価はわりと高めですが、マイナス面がないわけじゃない。ひとつ、キャラどもが基本ワガママでムカつく。ぬるいキャラばかりだしねえ。こうした学校+シミュレーションRPGだとどうしても「ガンパレード・マーチ」を連想するのですが、あちらにあったどろどろした人間関係とかディープな感じほとんどなし。熱血・のーてんきな主人公が空気読まずに他のキャラにからんでいく展開です。なので、そんなにヘビーなシナリオ展開には感じられないというか、士官学校から出陣するならそれなりのストーリー展開すればいいのに、という感じだったりでして、別に義勇兵でもレジスタンスでも何でも成り立つし。まあそれはそれとして。もっとやっかいなのが単位取得。ミッションで得られる単位は決まっていますが、キャラがどの単位を得られるかはランダムです。だから、さっきも首席等のキャラは「入手しやすい」と書きました。「入手できる」ではありません。例えばあるキャラのクラスチェンジに援護・優が必要だったとします。頑張ってそのキャラを首席に持って来ました。で、実際に援護・優を得たキャラは次席とその他の数人で、首席には山のような優のつかない援護の単位だったり。「モンハン」の素材入手がランダムだってのよりよっぽどカチンと来ます。そのため、同じクエスト、じゃないやミッションを延々繰り返さねばならなかったりしますが、「モンハン」よりも作業感が強いです。あと、武器や装備を作るための素材を入手できるんですが、ライフル基部A型とかオーク材Aとかそんなネーミングで、あんまりピンと来ないですな。装備してもグラフィックが変わるとかはあんましないし。


 ちまちまやってますが、携帯ゲーム機っていいですな。このゲーム、セガなんで、起動すると結構時間がかかります。いちいち起動するの面倒なんで、スリープさせて、また次の機会に続きをそのままやったりできます。携帯機だと当たり前ですが、これPS3の「1」だとできないんですよね。PS3つけっぱなしにしておくと排熱とかすごいことになるし、毎度起動すると面倒。積みゲーになりっぱなしってのはシステムに慣れなかったってのとその面倒さがあるのかも。ところでこないだDSをやってまして、ちょっと席を外すことに。で、ああスリープするかと本体横のスイッチをスライドして、ぱたんと閉じる。閉じた後、首を傾げる。あれ? 数秒して気づきました。PSPの場合、スリープするときは電源スイッチのスライドなんですな。DSのスリープって閉じるだけじゃん、つーか、スイッチスライドすると電源が切れます。スリープのつもりでセーブもしてなかったのでがっくり。いかんいかん。


 などとやってたらいつの間にやら一週間「モンハン」触ってねえ。ここ2年ほどなかった事態です。どきどきしながらちょっとやってみる。新メモステからの読み込みも試したいし。まあロードがちょっと長くなった、かな。気にするほどのことはなし。もっと問題は別のとこにあって。一週間で狩猟の腕がガタ落ちです。ライトボウガンで挑んだG級「ダイヤモンドダスト」(以前クリア済)ですが、

 1回目:轟竜ティガレックス2死、金獅子ラージャン1死→3落ちクエスト失敗。
 2回目:轟竜ティガレックス1死、金獅子ラージャン2死→3落ちクエスト失敗。
 3回目:轟竜ティガレックス無死、金獅子ラージャン3死→3落ちクエスト失敗。

 何やらティガレックスには慣れていったようですが結局クリアできず。諦めてリハビリ兼ねてもう少し優しいのに、G級「月に吠える」で黒狼鳥イャンガルルガにライトボウガンで。48分、2死でかろうじて拾う。いやマジで、こりゃいかんです。動きを覚え直したり緊張感ある狩りをするためとりあえず訓練所通いをする。1死したら終わり、武器防具アイテム固定の5択という制限でやるのって、結構面白いなあと思ったり。しばらく訓練所やってなかったんで、こっちに通うかなあ。


 あーつーいー。蒸し暑い。台風の影響で突然雨が降ったりしますがね。ううん、どうにか平和に生きていきたいもんですな。




 購入した本:
  おかざき登『図書館迷宮と断章の姫君』、谷口シュンスケ『バナデレ!』、有川浩『阪急電車』、森見登美彦『有頂天家族』、榊涼介『ガンパレード・マーチ 復讐の刻 極東終戦』、川原礫『ソードアート・オンライン5』

 読了した本:
  我孫子武丸・田中啓文・牧野修『三人のゴーストハンター』、米澤穂信『ふたりの距離の概算』、海道龍一朗『北條龍虎伝』、うえお久光『ヴィークルエンド』、田中天/F.E.A.R.『ダブルクロス・リプレイ・ジパング1〜2』、榊涼介『ガンパレード・マーチ 5121小隊 九州撤退戦(上・下)』『ガンパレード・マーチ もうひとつの撤退戦』『ガンパレード・マーチ 5121小隊の日常U』



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