2010年8月。


中旬。


 暑いですな。皆さん干からびてませんか? 毎日のようにニュースで熱中症で何人運ばれたとか死んだとかやってますわな。ところによっては、というより結構なところで人肌越えた気温になってますし。くれぐれも体調管理には気をつけたいところ。


 以前骨折して歩くのに多少不自由していた祖母は最近調子に乗り、杖ついて出かけます。ちょっと前までは買い物籠とドッキングしたような歩行補助器を使ってたんですがね。で、ひとりでバスに乗って買い物などに行き、買い物を終了し、スーパーの外に出た、と。バス停に行くと、バスがちょうど停車し、停車終了し、出ようとしているとこで、祖母「待ってー、乗りまーす」と杖つきつき小走りに走って、歩道の路肩踏み外し転倒。右目の辺りを打ち付けたものの、すぐに立ち上がり、とにもかくにも止まったバスに乗り込んだ。ハンカチで目の辺りを押さえて帰宅。メガネのフレームが折れたので、行きつけのメガネ屋に来てもらったりしていた。夜になって、私が祖母を見るとすんごい顔になってまして。右目周辺がえらく腫れ上がっておるわ、怪我もそのままほったらかしだわ。本人はあんまし気にしてなかったし、元気っぽかったんですが。傷を拭いて、保冷剤とか濡れタオルとかで冷やしてもらいましたが。その後、盆明けに医者で眼球については傷ついてないと診断。さらに脳医者に行き、こちらも問題なし。ただ、内出血により右目周辺がパンダみたいになってます。前の前に私が事故った際、脚に内出血があり、これがしばらく消えなかったんですが、やっぱり祖母の場合も今月いっぱいくらいは色が残るだろうといわれたようです。杖を持たせると歩き回るのでかえって危険だということで没収です。走るなってのに走ったことも問題ですがね。24時間見てるわけにもいかないもんで、気をつけてもらいたいところです。


 お盆はごろごろぐったりしてまして、外に出るのもなあといった感じ。新刊本とかもお盆進行で新しいのが出るわけでもなし。おかげで、出歩きネタがない。いやー、マジでマジで。なのでネットとかでかき集めたネタを無理矢理今回は展開。


 これまで何度か出てきてますが、PSにはプレイステーションストアというのがありまして、ここでダウンロード販売とかやってるわけですわ。販売してるのはゲームソフト、コミック、ビデオ、ミュージックといったところで、こうしたものをダウンロードしてPS3とかPSPとかPSPgoとかに仕込んだりするのです。最新情報は公式サイトで発表されます。こんな感じ。

 

 ビデオとかはレンタルなんで、再生期間が限定されてるんだったかな。レンタル屋でフツーに借りてくるよりもちょっと割高感があるため、私は無料のお試しレンタルしかやったことありません。で、このリストをがーっとスクロールさせていくと、

 

 フットサルも仲間に入れたれや! と思わずツッコんでみる。ゲームアーカイブスの塊、上の方にありますやん。しかもこのシリーズの95、97、99が並んどるし。ん、これで97、98、99が来たわけですが、96はどうしたよ? 並んでないと何やら気になります。このシンプルなんちゃらシリーズは、フルプライスと呼ばれるフツーのソフトと違って、どっかで見たような仕組みのゲームだったり、開発中止で投げ出されたり、売れなかったソフトの廉価版が入り込んでたりといった風なもの。最初から廉価で出るのです。シンプル1500は1500円の販売だったし(フルプライスのゲームだと5000円くらいの時代?)。で、リストを見つけたので、調べてみると、96は、「THE 野球2 〜2002 プロ野球〜」とある。ははは、なるほどこりゃ出ないわ。2002年がプロ野球的にどんな年であったかは知りませんが、データはその年のものを参照してるはず。8年前の個人データで行うプロ野球ゲームをいまさらってところですか。8年前の時事問題見てもちょっとなあという感じなんでしょう。


 かように、おかしなところがある更新情報ですが、しばらく前だと、例えば今回のアーカイブスで「真・女神転生U」が追加されてますよね、この「T」が入ったことがあったのです。アトラスがアーカイブスに参戦したファーストソフトとなったのですが、「T」は更新リストからハブられました。そのときの更新の目玉だったのに一切掲載されないという。ストアそのもののトップにはずっと掲載されてたのに。あと、最近気づいたのですが、PS3のブラウザからこの更新情報に飛ぶと、最新情報として2009年10月だかの情報が表示されます。

 

 なーぜーだー? 一応ちょっと上に載せたやつのアドレス付のを。

 

 上に表示されてるアドレスが同じですわい。上画像の下に出てる長いアドレスはカーソルが合ってる「みんなのスッキリ」です。あと、上画像が暗いのは、PS3をS端子でパソにつないで、録画し、それを切り取ってるせい。めんど。それにしても何なんですかねこの最新情報は。PS3の方でもカレンダーとかじゃなくて、ソフトウェアカタログとかを選択していくと最新情報(ソフトウェアのみ)表示されますし、ストアに入れば問題ないんですが、情報窓口が混乱しとりますな。ブラウザで「更新」をすると最新情報になるにはなるんですが、もっぺん同じルートを辿るとやっぱり昨年の情報が出る。いやはや。ついでにいうとこの更新情報って、だいたい更新されたその晩か翌日くらいに掲載です。メールで登録してる人に連絡がくるのがもっとずっと後。10日と11日の更新分のメールは13日の夕方「最新情報」として届きます。最新は多分間違いないですが、速くはないわいな。どうせだったら、翌週のとかその月に新規で近い将来出てくる分をあらかじめ教えてもらった方が嬉しいんですがね。でもたいていもうすでに知ってる情報を教えられるだけって感じ。ふうん。私が前に「OSAKA」がアーカイブスになるって前もって知ったのは、公式情報じゃなく、作家川上稔のツイッターでしたしね。


 とかいってたら、

 

 お盆もとうに明けた18日(水)ちょろっと見てみたところ「トリロジ」の更新情報が載ってる。前日まではたしかにありませんでした。ん……? 「トリロジ」の更新に関して、水曜ってのは夜11:59までで推理キャンペーンの締め切りが来て、翌木曜日解答篇掲載という流れ、のはずだけど。つーか、大山誠一郎、もう出てなかったっけ? よくよく見てたら、18日に更新されたここ、他のアーカイブスとか実際は18日からすでに販売の状況で、一週間くらい前の更新情報が「最新」として掲載されたのでした。あー、あとふと思ったんですが、この「トリロジ」ってシーズン1となっていますが、ファイル7と8はシーズン2ですな。シーズン2は一本にまだまとまってないんでシーズン1として紹介してるんでしょうが、シーズン1はあくまでファイル1〜4+ファイル5推理編まででございます。とかいってたら、19日夜には18日の分と19日の分が一気に更新。この思い出したように来るのは何なんですかね? 更新したりしなかったりってのが一番紛らわしいと思いますが。


 話変わりまして、本屋に行くと、コミック新刊で「山風短」ってのがあった。何事かこのタイトルは、と思ったらせがわまさきだったので納得する。太郎編、でしょ。せがわは山風をコミック化してますからね。しかもタイトルがよい。『甲賀忍法帖』は「バジリスク」に、『柳生忍法帖』は「Y十M(ワイじゅうエム)」にといった具合。前者はかっちょええし内容を的確に表してましたし、後者はこのタイトルのセンス尋常じゃありませんわい(主人公である柳生十兵衛三厳の頭文字)。それにしても「山風短」のタイトルが新しい漢字みたいでいいなあ。ついでに英語タイトルが入ってて、「Yama Fu-Tang」って書店で気になりまして家帰って調べる。「Tang」は強い臭い、気味、趣とかそういうことで、山風風、山風趣味、つーか山風テイスト? これを「短」と掛けてるわけか。今回のは第一幕として「くノ一紅騎兵」のコミック化のようですな。えーとちょっと表紙とか内容の確認のためアマゾンで検索してみる。ほうほう、これこれ。ん……? あれ?

 

 何故あらすじ紹介は第二幕からになってるのか、とか、このあらすじは「くノ一紅騎兵」じゃなくて「剣鬼喇嘛仏」ではないかとか、「新連載」って何よとか前半は巌流島ってんだから1612年以降、後半は関ヶ原の前年だから1599年くらいと年代食い違ってるよなあとかいろいろ思ってみたり。とりあえず二幕目が「剣鬼喇嘛仏」だというのは分かりました。つーかさらに調べてみたら今年の7月情報でヤングマガジン2010年8月号で第二幕開始とかありました。えーとそれってコミックに載ってるわけねっしょ。今売ってる9月号に第二話が載ってるわけだろうし現在進行形。講談社のサイトを見ますと、

 

 これを下にスクロールさせると出てくるのはすべて二幕のキャラ紹介とかのみ。てことはやっぱりこの紹介は新連載である第二幕のものですね。実際、これとは別にコミックの紹介ページがあり、そこでは、

 

 とこんな感じで。よくよく見ますと、作品紹介のとこに上は「山風短」で下は「山風短(1)」と書いてあるんで、前者がシリーズそのものの情報、後者がコミック1巻の情報ってことが分かります。なので、正確にはアマゾン紹介の中程「変貌していく!」までが進行中の連載の紹介で、そっから先がコミックの紹介になります。ソースはここからだと思いますが、もちっとチェックしていただきたいですなあ。連載とか知らずにアマゾン紹介見て、「おお自分が大ファンであるところの『剣鬼喇嘛仏』がコミック化されたのであるか、めでたい、これは買わねば!」と購入する人もおるかもしれぬ。最近のコミックとかビニールに入ってて確認まではできないですし、アマゾンでも最後まで読めるわけない。サブタイに第一幕とかしか書いてないからといって第二幕が入ってないってのは外からは分からないわけですし。内容は正確に。今回のケースでは「商品の内容説明」として書いてあることの半分くらいはその商品に含まれない成分であるということですな。アマゾンのミスって結構多くて、たしか以前スポーツドリンクか何かが一箱100円くらいで販売されてえらいことになったりとかあったわけで。指摘があったり気づいたりしたらこっそり修正されますが、発売から2週間経過して、さらにこの手の文章って発売前から掲載されてるわけだからもっと経ってますわな、それでこのアンバイならもう修正されないんじゃね? アマゾンも情報的にはアテになりませんのう。まあこのペエジUPする前にもっぺんチェックしてはみますが。


 ここまで書いたらネタにするべと考え、アマゾンに指摘してみようとする。どのくらいで修正されるか見たいし。修正してフィードバックできるページがあるんですけど、それは「登録情報」とか作者とかに関してであって、内容説明は何もできませんでした。また出版社あるいは著者からの指摘ができるのもあるんですが、私はどちらでもなし。「カスタマーサービスへ連絡」は注文やサイトの機能に関する問い合わせと書いてありますし、それ以外の問い合わせは「代表取締役へのご意見」と一足飛びだったり。内容見んと右から左にコピペするようなやり方はダメだと思います、とか書いて代取に送るか。いやいや、ん、これか?

 

 まあ問題は、そんなリンクがなかったってことですな。あったのはさっき触れた不便な感じのフィードバック案のみ。カスタマーサービスにメールで指摘しようかと思ったんですが、何だか疲れてどうでもよくなってきました。見たかったのは、指摘してから修正までどのくらいかかるもんかってところですし、そりゃ7営業日くらいって書いてありますしな。とりあえずこのまま間違った情報をさらしておいて下さい。


 かように情報源は複数持ってチェックしておくべきだなあ、丸呑みはいかんなあと思う今日この頃なんですが。別の本屋さんで9月の新刊情報をもらってきて眺めておりました。すると、角川文庫でいきなり池上永一『テンペスト2夏雲』とあり愕然とする。『テンペスト』は1巻なんてまだ出てませんよ? 8月の新刊情報も同じとこからもらってますが、と改めて8月分を眺めるが池上永一なっしんぐ。つーか、9月のが18冊で8月が7冊ってあまりにも違うじゃん。でも単独で見てると気づくわきゃない。この8月のリストの角川、半分くらい抜けてるんじゃね? と角川書店のサイトに行き、ちぇーっく。あ、単行本でも池上出てるじゃん。いやそれはそれとして、角川書店の今月下旬に出る文庫新刊にちゃんと『テンペスト1』がある。いやっほう。完全にこれは知らなかったので嬉しくなる。買うぞー。ちなみに来月のリストで他に楽しみなのは、桜庭一樹『赤朽葉家の伝説』とかダン・シモンズのいよいよ文庫化される『オリュンポス1』あたり。シモンズの方は早速早川に調べに行き、3分冊、3ヶ月連続刊行ってのを確認。まあこれらのものって書店に行けば気づくことではありますが、出版社によっては私が行く本屋さんずには並ばないとか冊数少なくて見ることができなかったというのもありますからねえ。


 こないだブックオフに行ったら105円コーナーで山風の『妖異金瓶梅』を発掘、購入。ついでに半村良の『完本 妖星伝1』も同じコーナーで買う。いや、『妖星伝』に関しては、アレです、講談社の赤いやつ全7巻持ってるはずなんですが、誰かに1巻だけ貸したようで、ここ何年か行方不明です。まあよくあることよくあること。で安く1巻が入手できないかと結構探してたんですが、なかなかなかったのですわい。『完本』の1巻は講談社版の1巻2巻合本なんで分厚く、ダブってるんですが、まあ105円だしってことで。名作ですしね、『妖星伝』って。また読むかなー。


 榊ガンパレがシリーズ完結したので、前回から「九州撤退戦」あたりを再読開始。お盆休みってのもありまして「九州撤退戦」に短編集を挟み、「山口防衛戦」→「九州奪還」と来て、ようやく溜めていた「逆襲の刻」シリーズを読み干す。ふー、満足満足。てか、この榊ガンパレ、どこまで続くんだって感じで、実際問題として、「九州撤退戦」でも「九州奪還」でも終わっておかしくなかった展開。今回で戦争は終結しましたが、また何かあってもおかしくないなあ。あと、きむらじゅんこのイラストが表紙絵はともかくとして、シリーズを重ねるごとに時代と逆行していくのがびっくりです。フツー、経験積んでうまくなると思うのですが、何やら最新シリーズは構図キャラとも投げやりで、いいかた悪いですがヘタな昭和の少女マンガみたいなイラストになってました。途中でイラストレーターが変わったのかと何度も確認したんですが、他に名前がないのでそのままかと。原作のキャラデザとかもやってた人なんですがねえ。何だかなあ。


 「ガンパレ」は謎の幻獣たちにより第二次世界大戦が中断させられ、ユーラシアの人間は滅び、日本では八代会戦により自衛軍が大打撃を受けた挙げ句、九州の半分持って行かれたという設定で始まるわけです。自衛軍の再建への時間稼ぎとして九州では学兵の徴兵が行われ、ろくろく訓練も受けない彼らが戦争へ出ることになります。PSで出た「ガンパレード・マーチ」はそんな中こっそり実験部隊として起動した5121小隊を描いたものでした。「ガンパレ」では九州中部戦線というか事実上の最前線の熊本で戦い、戦い方いかんによっては熊本を放棄することになります。また他県でも戦いは行われていて、大分とか福岡とか陥落するとそちらから幻獣が雪崩れ込んできてえらいことになったりしました。


 同じ学生を扱ったもので、最近やってた「戦場のヴァルキュリア2」があります。前回も書いたかと思いますが、何かヌルいのです。主人公たちが学生であること、また学生が戦争をすることといったことがどうにもヌルいまま展開してる器がしまして。榊ガンパレ読んでて、やっぱりそうだよなあと感じました。榊ガンパレでは、英雄たる5121小隊の面々でさえ毎度毎度精神的に追い詰められ、たとえば人型戦車一番機の壬生屋など出陣して戻ってきては昏倒、点滴打ってまた出陣というのを繰り返しており、「逆襲の刻」では街中でも突然昏倒したりします。パイロットたちは何度かの出陣して戻ってくると、別人のように頬こけ、眼光がするどく小刻みに眼球を動かすようになり、戦車から降りてもまだ戦闘状態が続いていて、整備班を怖がらせたりします。消化しやすいようにザラメを頬張って補給したりするシーンが印象的。5121はひとりの戦死者も出さないまま行きますが、脇で出てる人たちはかなり死にます。山口防衛戦ではたしか消耗率が5割近くなったかと。実際「ガンパレ」では、ゲーム中にフツーに戦死があり、戦死しても補充が来ません。パイロットなどが逝くと坂道を転がり落ちるように部隊の状態が悪くなり、戦況が悪化していきました。また軍事機密を探ってるキャラがある日突然事故に遭ったり、恋愛では二股かけて刺されたり、クライマックスでクラスメートに射殺されたりとかありました。そうしたシビアさが「ヴァルキュリア2」には存在せず、まあ存在してたらあっけらかんとした明るさ(主人公からの相性のいいキャラ枠に「G組」なんてクラス丸ごと入る的な、あるいはクラスメートのイベントをこなすともれなくクラスメートの相性のいい枠に主人公の名前が入るような)はなかったでしょうが、おかげで物足りない感じが。何しろ、主役の3人は戦場で体力0、瀕死になっても次のミッションからはフツーに出れます。それ以外のキャラは入院となり、3ミッションの間出られないだけ。つまり、主人公のクラスメートに戦死はシステム上ありません。なのに他のクラスでは何人か戦死した(というかゲーム内では「いなくなってた」と表現されてた)。で、転入生はざくざく来るわ、ダウンロードで結構な数のキャラが来るわ。ぶっちゃけキャラが余ってます。まあ戦死があったらあったで、キャラ死亡となったらリセットしてやり直したりはするでしょうが、緊迫感とかリアルさが違ってきたのになあと。ゲームとしてはまあ面白いですよ。


 スクエニの「ロード・オブ・アルカナ」体験版が配信されたので一応ダウンロードしてプレイしてみました。前にネタにしたときにはまだ雑誌のみの情報でしたが、いややっぱりほら、やらずにあーだこーだゆーのはどーなのってことで。このゲームについては7月上旬くらいで取り上げてますな。で、実際にチュートリアル的なクエストをやってみた正直な感想。あー、もういいや。お腹いっぱいというか胸焼けです。これだけだと何が何だか分からないでしょうから、もちっと説明。これ、モンハンというよりも聖剣伝説とかああいったアクションRPGに近い感じだと思いました。フィールドはたくさん区切られていて、区切られた各エリアにいるモンスター(チュートリアルでは各1エンカウント)と戦闘して勝利しないと次に進めません。ここら辺はアクションゲーム的な展開。で、フィールドはダッシュしたり歩いたり剣振ったりできますが、ワープポイント起動させたり宝箱壊して中身拾ったり、戦闘するためにモンスターに向かって剣振ってエンカウントしたりと、まあよくあるタイプつーか3Dじゃなくて2Dでもまったく問題なく表現できると思いますつーかスーファミとかでもできますな。で、ウリであろうと思われる戦闘についてですが、予想してたよりはるかに……グロい。戦闘フィールドは平坦で障害物もなく、地形を利用することも遮蔽物に隠れるとかそういうのもまったくなし。距離を詰める開く回り込む、そんなとこでとにかく武器を振るとか魔法を使うとか、この辺はっきしいって昔のアクションRPGっぽい。斬りつけるとダメージの数字がころんと跳ね、同時に血しぶき、血しぶき、ぶらっでぃー。倒すとモンスターは血しぶきとともに手頃な肉片数個に変化して落ち、消えます。「ゴッド・オブ・ウォーV」の内臓とかも強烈でしたが、この肉片もかなりキツいんじゃね? なんつーか「狩猟者(ハンター)を超え、殺戮者(スレイヤー)となれ」てなキャッチがふさわしい虐殺っぷりです。ザコ戦とかでもうんざりしてきます。予想してた素材の剥ぎ取りはなく、戦闘終了時に経験値とかが入り、その画面を閉じると、フィールド画面に戻り、アイテムの類は宝箱として転がります。チュートリアルでは何やら世界説明みたいなことを背後で延々語ってましたがすべて聞き流し。やがてボス戦へ。いきなりドラゴン系。ニーズヘッグです。まあ生物としてではなく、ゲームのモンスターとしてデザインされた動きですな。向きを変えるときにはホバリングして二回ゆっくり羽ばたきするだけでくるりと向き直ります(動きと羽ばたきがまったく合ってない)。やっぱりボス戦でも地形利用等の工夫はなく、無双的に殴ったり特殊攻撃したり。尻尾も切断してみました。切断してしばらくは戦闘しながらニーズヘッグの残ってる尻尾の付け根がびくんびくん、血がどぴゅっどぴゅっ。うへえ。で、とにもかくにも瀕死まで追い詰めました、と。するとボディの各所からいきなり不自然な感じでどぴゅどぴゅと傷もないのに血を噴き出し始めるトカゲ。そっから攻撃を重ねるとシネマティックモードというやつになります。ほら、「ゴッド・オブ・ウォー」でお馴染みのアレ。大変よくあるやつで、スクウェアお得意の取り込み。つまり表示される指示に合わせてボタンを押すっての。ただし、「ゴッド・オブ・ウォー」のように流れるような自然な動きでも何でもなく、指示が出る→ボタンを押す→攻撃が決まる→ばっ、と画面が切り替わり、指示が出る→ボタンを押す→攻撃が決まる→ばっ、と画面が切り替わり(省略)。ボタンを押し間違ったり、押せなかったりすると戦闘画面に戻ります。で何発か入れるとまたシネマティックモードに。別に押すボタンが変わるわけでもなく特別豪快かつシネマティックに攻撃するのでもなく(そもそもグラフィックも今のPSPゲームからすると大したもんでもないし2年半前に出たモンハンの方がキレイ)、やらされ感が強いなあ。しかもこれを終わらせないとどうやらボスが死なない模様。ちょっとうんざりしながらどうにかとどめを刺す。そこでさすがにボスキャラ、と思う展開。バラける肉片がザコよりもデカいし、豪快な血しぶきがカメラに付着したりもします。チュートリアルが終わって、ナレーションだか神だかがあーだこーだいってるのをすべて聞き流し、スピリチュアルな気色の悪い配色の点滅とか渦とかをくぐりぬけ、神殿っぽいとこに降臨。だずだずとか変な語尾の変な生物のいうことを聞き流し(初見では分かりかねる単語を連ねた状況説明だし)、町へ。ひとりだけ武器を剥き出しに抜き、裸同然でのし歩くその姿は、王候補とか神候補だとか期待のルーキーとかいうよりただの既知外。そんなキャラに武器は何を使うのか、自分に合ったものを使えと勧める町の人。ついでに武器は使い込むとスキルが増えるとかいってるんで、RPGというよりやっぱりアクションだなあ。とりあえずセーブポイント見つけて、セーブして終了。セーブデータは製品版でも使えるそうですが、多分もうやんないでしょう。体験版は100メガ近い容量で、容量的にはたっぷりまだ余裕があるんですが、だからといって無駄なもん入れとくつもりもないですし。抹殺かな。


 前回、このサイトの容量が50%に到達。原因としましては、やっぱり最近画像が多いですからねえ。やっぱ画像便利だし。縮小したりjpgにしたりして小さくはしてますが、それでもやっぱりねえ。つーか今回も多いっての。で、今回は早めに更新日変更が決まったんで、トップページをアップしたのです。そんで、「ああ、50%よね」とか思いつつ、ふとアクセス解析を覗いてみる。何やら50とか数字が並んでる。うん? 何故こんなに人が来てるんだ? で、ついでにもっと細かく見てみる。



 このページ、5月に20人くらい、6月に30人くらいが入っておりまして……何故? しかも過半数がグーグルの検索から飛んできてます。56.67%とありますが、それ以外に10%がやっぱりグーグルのちょっとアドレスの違うやつから飛んできてます。他はひとつ前の旬からとか旬トップからとか。それにしても何が検索でヒットしとるのやら。ついでにまた見てみたんですが、やたら件数のあった2008年11月上旬、えーとたしか前に調べてみたときは、去年の11月途中までの分ですか、こんな感じでした。

 

 これが11月以降も何だかよく分からぬままに人数が来てらっしゃるようで。

 

 ほら。いやだから何故? 誰が何のために来てるのかいまひとつ分からぬままでございます。ありがたいことですが、このサイト、特に何もないっすよ。いったい誰が来てるんだろう、楽しめたんでしょうか? って前回調べたときにやっぱり取り上げたページのうち2つ(2004年の9月10月)をまた見てみましたが、これらも、

  → 

  → 

 とまあこんな具合。いっとくけど、6年くらい前のネタですぞ!? 別に他所にリンク貼ってるわけでも告知してるわけでも宣伝してるわけでもないのに。あ、2004年10月分についてはさっきうっかり間違えてページそのものを開いたので1人は私です(なのでアドレスがこれだけ赤い)。それにしても何故……? 分からぬまま、重複含めこれだけの人が情報の海を泳いでここまで来てくれてるというのは感慨深いですぞ。さんきうです


 来てくれた人が、つぶれた時間に見合うものが得られたのかよく分かりませんな。もっといろいろ書いてくべきですかね。何か連載でもするか! 変なやつ! とか突発的に思ってみたり。未確定ですが、衝動的に何かやるかもしれませんし、やらないかもしれません。決まってたら未確定とはいいませんかそうですか。


 おお、あんましネタがないといいつつ、そこそこ埋まりましたな。画像がえらい多いですが。まあそれはそれで。暑いので今回このくらいで。




 購入した本:
  山田風太郎『妖異金瓶梅』、半村良『完本妖星伝1』

 読了した本:
  榊涼介『ガンパレード・オーケストラ 白の章』『ガンパレード・オーケストラ 緑の章』『ガンパレード・オーケストラ 青の章』『ガンパレード・マーチ 山口防衛戦1〜4』『ガンパレード・マーチ 九州奪還0〜5』『ガンパレード・マーチ 逆襲の刻 東京動乱』『ガンパレード・マーチ 逆襲の刻 津軽強襲』『ガンパレード・マーチ 逆襲の刻 弘前防衛』『ガンパレード・マーチ 逆襲の刻 青森血戦』『ガンパレード・マーチ 逆襲の刻 欧亜作戦』『ガンパレード・マーチ 逆襲の刻 極東終戦』、京極夏彦『西巷説百物語』、倉知淳『日曜の夜は出たくない』、愛川晶『カレーライスは知っていた』、田尻智『新ゲームデザイン』、北方謙三『楊令伝14 星歳の賞



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