2010年8月。
下旬。
やあ、まだ暑いですな
。生きてますか皆の衆。いつまで続くんですかねこの暑さ。まあ熊本って、
そもそも秋のお祭りが終わらないと夏が終わらない
ですしね(←変な表現)。ずっと先か……。てか、
7月中旬
とかまで窓開けて寝てると寒くて目が覚めるとか書いてるぞ私。すんげー昔みたいだ。
ずいぶん昔にいた
ミッション場の同僚からいきなり電話がある。もう私自身がそこと関わりがなくなってかなり経つのですがね。出てみると、別の部署にいた共通の知り合いが辞めるので送別会をするのだという。50代くらいの人。ちょいと用事があって出れず、よろしく伝えてくださいということになったのですが、その人、退職して自営に入るということだけど、実際は身体が相当くたびれてきてるとか。「どっか悪くされたんですか?」「うん……」と口ごもる元同僚。「あの人ね、まず、癌で手術したとたい」
……まず?
「それから心筋梗塞で運ばれらして……」うわ「そして脳卒中たい」ぎゃー。それって
三大病死因完全制覇みたいな
。何年か前に会ったことがあるんですが、結構元気そうだったんですけど、どうやらそのときにもうすでに悪かったらしい。50代でか……。健康には気をつけようと思う。
7月下旬でしたか、友人の双子から電話があり、お盆くらいに飲みに行くという話がありました。その続報。調整の末、
お盆明け飲み会
ってことになり、約一ヶ月。前日くらいに幹事の双子Aに連絡を取る。「あー、明日の6時だったよね」という確認。「あ、そうそう。よかったー。キャンセルかと思った」「いくらなんでもそれはない。つーか、キャンセルだったら怒るだろうに」「さすがに。あ、他のメンバーにも確認の連絡した方がいいかな」「それがいいかもねー。連絡して1ヶ月くらい経ってるっしょ」ということになる。で、話をしばらくしてたら、新婚さんである双子Bの相方さんもいらっしゃるそうで。「え、そうなん?」と
自分でけしかけておいてびっくり
する。で、事前情報として、自分たちより4つくらい下、出会いは知人の紹介、という話を仕入れる。
当日、土曜日。お休みだったので、夕方出かける。途中、お菓子屋に立ち寄って
菓子折を購入
。何だか無理矢理引っ張り出したような気もするし、結婚祝いもかねて。さらに、前日に卒業アルバムなどを探し出し、小学校、中学校のものを担いで持ってく。
歩いて30分ほど西日の夏
。バックパックに入れたアルバムのうち、小学校のものは軽いんですが、中学校のが重い。さすがに一学年600人とかいたので、その分の重さか。他にもいくつかネタを仕込んでいました。というのも、双子とは昨年会ってて、そのうちBとはたまーにそれまでも遭遇してたのですが、他はそうでもなかったのです。出席者は以下の通り。
私:メイン参加者の全員とクラスメートの経験がある。
双子A:小学3〜5年のときのクラスメート。
双子B:高校3年のときのクラスメート。
元大仏似C:小学3〜4のクラスメート。大仏似と私が評した人。痩せた。
馬の人D:中学2〜3年のクラスメート。共同馬主とかやってた。太った。
双子Bの相方E:初対面。
で、双子B、元大仏似、馬の人が小学6年のときに同じクラス。私と双子が同じ高校、元大仏似Cと馬の人が同じ高校です。そんなわけで、組み合わせとしては、双子Aと馬の人だけが同じクラスになったことがない。が、ガキの頃からの付き合いです。
双子のどっちかと遊ぼうとすれば漏れなくもう一方がついてきます
って感じで。私なぞ、双子Bと直接同じクラスになったのは遅かったのに、小学校のときからよく遊んどりました。なのでアルバムは共通の小・中学校。C・Dとは実質中学卒業以来だったし、こうしたものがあれば話は振りやすかろうという、
いつものやけにこまかい気遣い
。あ、Eさんにしてみれば相方の小さい頃の写真が見れるだろうし、関係の説明とかもこちらはしやすいですしね。双子B以外は実家住まいなんで、アルバムとか探せばあるかもしれませんが、ダブってもよしとする。……そんな
変な気遣いする人とか他にいませんでしたが
。あ、双子Bの馴れ初めも本人から聞きました。双子Aがいった「知人の紹介」はうろ覚えですが、「
高校の……
」ほうほう「
部活の……
」ほう「
後輩の……
」ふむふむ「
友達の……
」はあ「
熱帯魚屋さんの……
」はい?「
お客さん
」本人たち以外の全員(双子A含む)が全員「は?」と聞き返してリピートを求めた次第。それが去年の晩秋だったとか。いやはや何じゃそりゃ。
さて、実際飲み会が始まり、近況とか昔話に花を咲かせ、Eさんは笑ったり頷いたり卒業アルバムを熱心に見たり。小学校のときの話とか、説明を交えながらとなりましたが、やたらこちらは覚えてるんですよね、双子以外。双子がえらく昔のことを忘れてるのは去年の飲んだときに分かっていましたので問題なし。それでも覚えてやがることも多くて。大仏似のとこの敷地の間取りとか説明なしに話が通じること。近所の駄菓子屋の話とか。大仏似は現在の趣味は山登りのようで、真っ黒な肌で痩せて、何だか
大仏よりも即身成仏みたい
でしたが、小学校の折り、同じクラスにスネ夫的人物がいまして、毎週毎週新作のプラモデルやおもちゃを自慢していたのです。「そうそう火曜日にな」と私が頷くと、聞いていた双子が「何で火曜日?」と問い、私と大仏似は声を揃えて「毎週火曜がガンプラ入荷日だった」と返答。よく覚えてるもんです。それが悔しくて、いまだに元大仏似現即身成仏はガンプラやってるっていってました。
昔の仇を取り続けてる感じで
。今はガンプラとかすごいらしい。昔、私ん家にわりと早くに家庭用ゲーム機が来て、皆遊びに来てたりしたこととか、私は結構忘れてましたが、双子や大仏は鮮明に記憶に残ってるようで。そういや
こんな調査結果
がありましたが、東京工芸大学が発表したもので、ファミコン世代(現在の35〜44歳と規定)の8割が今もゲームやってるという。一部のニュースで取り上げられてましたが、だいたいニュースのニュアンスではこの世代の人たちはゲームをすごくやる、とか「遊び人」なんてヘッドタイトルつけてるとこもありましたけ(
ここ
とか)ど、よくよく調査内容を読めば、比較対照してるわけでもなく、この年齢の人たちについてゲームがどう影響してるのか、って内容ですな。で、この話とかまだ知らないうちでしたが、飲み会で、ゲームの話になりまして、ゲームやってたのがほぼ全員。ただし
PS2、PS3、PSP、DS、Wii、X360と割れまくり、同じのやってるやついねえし
。
やはり同じ時代を生きてきた、というのは大きいのですかね。話が合って楽しゅうございました。今回呼んだけどこれなかったとか、新たに呼べそうなやつとかもいるので、別のに幹事振って、また近いうちにやろうということに。まあ基本、近場にいるメンツですけどね。ところでアルバム見てて思ったんですが、中学校のときって人数多かった上に2→3年が持ち上がりだったせいで、同じクラスとかになってなくて知らないというのが大半です。が、
小学校は全クラス8割以上知ってるというか、同じクラスになったことがありました
。私の学年って、持ち上がりは3→4年のときのみですが、
担任になった先生の数がトータルで10人越えて
ましたし(12人くらい?)、しょっちゅうクラス替えあってたしなあ。さらにガキの頃って、友達の友達ってのと遊んだりすることも多かったですしな。ん、先生の数についてですが、突如産休→代理教師とかそういうパターンがわりとあり、先生が間に合わずに、クラス分割して他クラスに一定期間編入、ってのもありました。10人くらいのグループになって 他のクラスに机持ってって混じり、「スイミー」とかやって、
まさにリアルスイミーな私たち
ってのを味わったものです。いや懐かしい。
そんな感じで飲み会終わってぷらぷらまた卒業アルバム背負って夜中帰宅。翌日朝から元気にお散歩とかして(途中水分補給しつつ)、書きためてあった「旬な話。」を更新した次第。ほふふー。
たまにはいいですよね、こんなのんびりした感じも
。
あまり数が入らない本を求めて
キ/クニヤへ
。27日発売日の本を27日に。ネットの検索で入荷したのを確認してのことです。で、
毎度のことながら見当たらない
。店内の検索ましーんでは在庫ありだったので、問い合わせてみる。しばらく待ってたところ、店員さんがやってきて、「
入荷しておりますが、九州は明日発売なので……申し訳ございません
」とこれもまた前に聞いたなあと。九州は本の発売が遅れたりするのは、あくまでも配送の都合上でしょう。27日発売の本が入荷が遅くなって29日とか、今回なら27日は土曜なので月曜発売とか。そういうのはまだ分かる。でも
遅れず届いてるのに、あえて1日遅れで発売するのは意味分からんわっ
。ついでに書く。翌日開店と同時に行ってみたら予約のみで店頭はなしでした。だったら問い合わせたときにいえやっ。というのもこないだ書いた気がする。で、帰宅してみたら、
変なメールが
届いていた。
キ/クニヤから新刊案内?
え、こんなん来てたっけ? 記憶を探ってみる。今のパソ買ったのは、一昨年である。そこから今までにはメールはひとつも来てません。さらに記憶を遡る。このサイト始めた頃、三代目に買い替えたわけですが、三代目のときにも覚えがない。さらにさらに過去へ。二代目。二代目を購入してから、ネットに入り、ブックウェブの会員になった記憶があります。えーと
時代にしてウィンドウズ95
。このときに多分登録したのだと思いますが、メールなんて来たっけ? そもそもこの会員機能も利用しにくいわ、目的であった本は在庫ありとか書いてあるのに品切れ重版予定なしだったわで一度も使わなかったような……(送料も高かったし)。その二代目は7年くらいでお亡くなりになったのですが。つまり、えっと、
少なくとも10年近くはメール来なかったのに、何故今更、しかもこのタイミングで
。空気読めやキ/クニヤ。もうパソも代替わりしまくり、
IDもパスも紛失
しております(使ってないし)。問い合わせてから、メール配信を解除するのすら面倒。
心底どーでもいいメールだったのでとっとと削除
して終了。いやはや。
キ/クニヤで売ってくれなかった本を求めて、馴染みの本屋へ。中学の頃から通ってるトコですわい。ここで無事発見。で、レジのおばちゃんに本を出しながら「えー」といいかけると、「かしこまりました、カバーですね」といわれる。いや私「えー」しかいってないですよ? さらに
最初の「えー」が効力を発揮してるのか
、「カバー付+袋なし+輪ゴム付+レシート不要」のオプションとなる。何もいってませんが私。さらに「
いつもお世話になっております。ありがとうございます。またお越し下さい。よろしくお願いします
」と通常客よりも長い文章で挨拶をされる。これもまたいつものこと(フツーは真ん中二つくらい)。てか、レジに本出すときに
「いつもやつお願い」といっても通じそうな気がするのは私だけか?
ほふほふとお店を出て駐輪場へ。この駐輪場が左端が少し傾斜して高くなっているというもの。私の原付左でチャリンコを停めようとしている女の子がいまして。小学校入ったくらい? ちょうどその場所は傾斜してるとこで、女の子のチャリが左後ろについてる斜めに立てるやつ。私も経験ありますが、それで停めようとすると、停まらないのですよ。傾斜がひどいとそのまま右に倒れそうになるし、ハンドルを切った状態で停めようとしても右(時計回り)にぐるーんとチャリが動く)。苦戦してたので、思わず声をかける。「そこ停めにくいで」無表情にこちらを見返してくるのに、「坂になってるからね。こっちの方が停めやすいで」と原付をとっととどかしてやる。お礼も何もいわれなかったものの、私がどいた後、女の子は私が示したところに移動してました。ちょっとほっとする。その昔、チャリの鍵が壊れて動かなくなり、持ち上げたりして無理矢理帰ろうとしてたことがあって、そんとき、知らないおばちゃん(買い物帰り)が声を掛けてくれ、鍵をぶっ壊してくれたことを思い出す。見知らぬ人であってもそうしたちょっとした親切っていいよねえ、と。
レンタル屋に行ってぶらぶらしてたらレンタルコミックのコーナーがあって、何気に見てたらまだ読んでないのとかあったので借りてみる。「バクマン」とか。コンビニにはなかなか売ってないし、ブックオフとかでも並んでないのです。で、読んでたら、日常で
何も起こらないようなものを面白く描けたらすげー
みたいな話がぽろっと出てきて、
それって「よつばと!」
とかを始めとしてわりにあるジャンルだよなあと思ってみたり。「よつばと!」ってファンタジーでも何でもない日常が日常のまま描かれるのにふぁんたじっくになってるという。あ、また読み返したくなった。
レンタル屋に行ってぶらぶらしてたら
「けいおん!」の第2シーズン
である「けいおん!!」(!がひとつ多い)がDVDになってた。ので、2巻まで借りる。で、観る。うわ、オープニングアニメきれいになってる。なんつーかキラキラしてる感じ。何だこりゃ。本編。主人公たちが第2シーズンでは高校3年生に上がって、という純粋に続きになってます(たしか前のは2年の年末年始とかで終わったような)。えー、本編については、第1シーズンとあんまし変わらないいつも通りっぷりのまったり感。うーん、
本編は好きですが、OPとEDの曲そのものが前よりもノれません
。前のはすげーよかったんですがねえ。
昨今話題になってる
チリの落盤事故で、PSPが差し入れられる予定
であること
がニュースに載ってました。PSPの中に入れる内容はまだはっきりしてませせんがね。多分UMDのソフトじゃなく、メモリースティックに放り込むことになるんじゃないですかね。ゲームだけじゃなく、映像とか写真とか入れるってのはアイディアですね、映画とかもいいかもしれません。
ディグダグとかスペランカーというネタには笑いましたが
。ネットで票を集めてるのがモンハンだそうで、不謹慎ですが、4ヶ月か2ヶ月か集会所状態なんですから、すんげー遊べそうです。ひとり一台とまでは行かないでしょうけどね。宣伝効果を考えるとソニーが提供しまくるってのもアリか。電気はあるからバッテリーじゃなくアダプターにして、遊んだりすればいいか。あ、現実問題としてメモステにAVとかいうのもありますが、医療とか技術的なもののチュートリアルをムービーにして入れておくとか大いにアリかも。家族からのメッセージとかも。
そんな
ちょっといい話とは打って変わって
、前回
「ロード・オブ・アルカナ」の体験版を
やった感想を書きましたが、書いた後で反省したのですよ。いかに私がこれを「
ゲームアーカイブの新規追加?
」だとか「同人ゲーでももっと面白いもんがあんじゃね?」とか
仮に
思ったとしても世の中広いし、私のような感想を抱いた人って少数派かもしれませんやん。で、「ロード・オブ・アルカナ 感想」で検索かけてブログとかそれっぽいとこでなおかつ提灯じゃないようなとこをがっつんがっつん見てみました。……すげー、体験版やって
結論が「買う」になったとこがほとんんどない
。おおよそ私が書いたとこがネックになってましたが、他に私の知らなかったことがいくつか。ひどいな、と思ったのは、アレです、
プロデューサーのいんたぶー
。引用させてもらうと、
柴氏 マルチプレイのアクションゲームといっても、シングルプレイだけでも十分に楽しめることが前提で、さらにマルチプレイで楽しい、というものでなければならないと思っています。基本的にマルチプレイのほうが、クエスト攻略が楽になるのは間違いありませんが、シングルプレイのシビアさこそが、腕を磨くという部分では必須の部分だと思います。恐らく全体の最初の3割程度がシングルでもなんとか進行できるレベル、その次の3割がマルチプレイ推奨となってきて、それ以降はもう、かなりの難易度のクエストが出てくると考えていただければと。
シングルプレイでも十分楽しめる=全体の3割程度しかできません
、ってのはおかしいやろ。「シングルでもなんとか進行できるレベル」ってことは、その
3割超えたら「シングルではどうにも進行できないレベル」になる
わけです。それは「マルチプレイ推奨」じゃなくて「マルチプレイ必須」ってゆーんですよプロデューサー。モンハンでよかった点のひとつは、ソロでどんな武器であってもマルチプレイのクエストまで含めてすべてクリアできるってことで。全体の3割くらいしかひとりだとできませんと公言されてるソフトを6000円出して買うか? 体験版の感想見て調整できるとこはしたいといってるけど、11月だよね、発売。1ヶ月くらい前にマスターアップするとして、反映できるものとできないものがあって、アクションを強調してる
このプロデューサーが自信満々のエンカウント制が一番叩かれてて
、これ修正はもはやできないでしょ。根底からやり直さねばなるまい。
別のいんたぶー
で、
柴 アクションゲームは、最終的には手先の器用さを競うものになると思うのですが、プレイすればしただけキャラクターが強くなるような成長要素は必ず入れようと考えていました。クエストに失敗した場合、報酬はもらえませんが、それまでに入手した経験値や熟練度は手に入ったままになっています。
とか、
柴 アクションに特化できることがエンカウントバトルの利点ですね。フィールドを移動するパートと、戦闘を行うパートを分けることで、より戦闘に集中して楽しんでもらうことができるんです。また、アクションゲームが苦手な人は、余計なことを考えなくていいので、バトルがやりやすくなると思いますよ。
とかいってますな。前者のキャラクターが強くなるような成長要素って、
あなたのいってるそれは多分RPGの成長要素
です。「プレイヤーがうまくなっていく」というアクションゲームの面白さ(「手先の器用さ」)は無視ですかそうですか。またフィールドとバトルを区切ることでより楽しんでもらう、とかいってますが、
ぶっちゃけフィールドいりませんあの体験版
。宝箱とかも一度武器振ってぶっこわし、出てきたものを○ボタンで拾うという二度手間だし。ともあれ、このいんたぶー読んで、「
いま流行っているジャンルですので、我々も挑戦しなくてはいけないと、ずっと考えていました
」なんてことをいうプロデューサーの作品なのねと納得した次第。……とか書いて気づいたが、失敗しても経験値とか入るアクションゲームって「無双」シリーズじゃね? そういや体験版やってるときにバトルで出てきたフィニッシュブローが無双の技そっくりだったとか、大剣の構えみたら伏儀だったとかいろいろあったんですが、ただ、まあ
「無双」と比べるのが申し訳ないほど爽快感のない(薄い、とかじゃなくて)ゲームに
仕上がってましたがね。まあ
正直なとこ製品版がフリーソフトでもお断りDEATH
ってとこですが、ユーザーからの鬼反応により、修正の告知があったようです。うん、
街中での抜剣とダッシュは修正され、それがぎりぎりいっぱいいっぱい
だそうです。他のとこはどうしたよ? あーそうそう、クエストの手持ちアイテム枠が16個で少なすぎ、ろくろくアイテムもゲットできないという批判に関しては、アイテム素材の種類を大幅に削ることで対応。……え? 削れるってことは、最初からそれだけ他に影響のない無駄な素材があったってことで、素材の種類削っても、アイテム枠の不自由さはまったく解消されてませんな。いったい修正するつもりがあるのか。修正するつもりが最初からなかったけど建前でそういうの募集したのか、修正する箇所なんてないと思ってるかどっちだ。あ、スクエニの特徴であるムービーとかについては、
柴 ターゲットユーザーが、“アクションゲーム好き”と決めて開発していますから、シナリオやストーリーは、必要最小限に抑えています。ムービーシーンは合計で1時間弱ほど作ったのですが、最終的に「いらない」と言ってほとんどカットしました。くり返しますが、本作はアクションゲームなので、アクションを行うことが最大の目標です。それを妨げるような要素は削るようにしています。
でもプロデューサーが格ゲーに例え、ゴリゴリのアクションだっていうのが
全然ゴリゴリでも何でもない不自然で不自由で爽快感の欠片もない
ものになってる上、ムービーとかシナリオとかも削りまくってる。それでいて、ターゲットが高校生以上の大人向けって訳分からんわ。
体験版がコレなのに雑誌とかだと特集組んだり大絶賛配信中とか書いてあったりして、ぶっちゃけ気持ち悪い
です。多分宣伝効果、スクエニのブランドネーム、CMとかだけ見ると面白そう、という現状の効果に加えておそらく雑誌のレビューで何故か高得点になったりしてそこそこ数は出るんでしょうが、
ワゴン一直線でしょうというか気分的には最初からワゴンでも問題なし
。
さて、
モンハンですが
、「2ndG」のプレイはさすがにちょっと減ってきました。前は1日1回くらい狩りに出てましたが、現在は
3日に3回ちょいハンティング
ってとこで。……んー、数は減ってない気もしてきました。が、2日やらないと腕が落ちますな。それはそれとして、「
モンハン日記ぽかぽかアイルー村
」を購入。今、Amazonのレビューが荒れてます(まったく関係ない宣伝コメントだかを何度も何度も書いてるのがいる)が、他にも「
モンハンの新作だと思って買ったが、全然そうじゃなかったのですぐに売った
」的コメントがいくつもある。他のレビューでもいわれてますが、正直、
バカか貴様ら
、と思う。バカをさらけ出すのもどうかと思うが、自分が
勘違いして期待してたゲームとジャンルそのものが違ってたからといってソフトの評価を最低にするのはどうなのか
。えーと、CMとプロモーションビデオ、貼り付けておきます。
他にも雑誌・ネットラジオ・公式サイト・ショップでも散々告知されてます。これはモンハンからのスピンオフで、
まったりアイルーライフを楽しむゲーム
です。パッケージでも、
キャラクターデザインも、モンハンと比べて、例えばオトモアイルーなど、
→
これ見てなおかつ、モンハンの新作だと勘違いして
、狩りが違うからって文句いうやつの気が知れぬ。アホウは置いといて、実際にプレイしてみました。「どこでもいっしょ」シリーズのトロみたいなデザインのアイルーたちを動かして、採集したり探険クエスト行ったりお遣いしたりするゲーム。入手したアイテムは、ネコバァを通じて新しいアイルーを呼び寄せたり、記録係に渡してPP(ぽかぽかポイント)に交換してもらうことに。PPは施設を拡張する、ギルド装飾アイテムを購入する、交易手段の購入(船とか)等に使用されます。で、そのアイテムは掘ることのできる場所から掘り出す、探険クエストで剥ぎ取ったり刈り取ったりで入手、施設で入手、というパターン。施設は牧場とか農場とか採掘場とか虫取り場とか漁場とか。ただし、無限にできるのではなく、釣りのエサみたいなアイテムが必要となります。エサとかひとつで10回採集ができるとかそんなとこ。
ギルドを建設して、探険クエストが受注できるようになったら、
探険へ。横スクロールのミニゲーム
となります。雰囲気的には「パタポン」みたいな感じ? アイルーたちは最大12匹連れて行け、通信協力プレイだと1人頭6人まで最大24匹同行です。で、ことあるごとにアイルーたちが最大3つの提案をしてきますので、それを元に指示を出す。最初の提案が○ボタン、次の提案が△ボタン、最後が□ボタンとPSPのボタン配置に沿って右から順番に来るので分かりやすし。気に入った提案がない場合や提案がそもそも出てないときに指示を出したい場合はRボタンで角笛吹いて提案強制。参加できるアイルーたちには職業があり、攻撃力の高いハンターとか状態異常回復ができる音楽家、料理ができる料理人等がいて、
どのアイルーを連れていくかによって出てくる提案がかなり影響されます
。攻撃系のハンターを連れていくと戦闘系コマンドが出やすい等々。アイルーたちには「やる気」というパラメーターがあり、その総合が画面左下に出てるメーター。時間経過やモンスターの攻撃等によりやる気メーターは減っていき、0になると
アイルーたちのやる気がなくなって全面撤退クエスト失敗
。探険に出るアイルーたちにはお疲れ度というのがあり、クエストに出るたびに疲れていき、お疲れ度がひどいと提案のペースが遅くなる、やる気がみるみるなくなっていく等のペナルティとなります。お疲れ度は村で食事(要素材たくさん)をするか日数経過で微回復。
いかに
探険に出れるからといっても所詮アイルー
。序盤では、
草食動物にすら戦闘挑むとボコボコに
されます。モンハンではザコだったランポスでも一頭相手に苦戦したりもします。いわんや大型モンスターをや。初めて大型モンスター相手のクエストを成功させると、村で初めて大型モンスターを倒したとかいって村長に褒められますが、実際には
大型モンスターは倒せません
。隙を突いたり様々な手法を用いて、
大型モンスターが目を回したところをよってたかって素材剥ぎ取りを敢行
するのです。事実、剥ぎ取りが終了するとモンスターは元気に撤退していきますし。つーかモンハンだと勘違いして買ったやつは、オトモアイルーだけでティガレックスが狩れるとでも思ってたんですかね?
ともあれ、探険クエストでは
基本的に「誰も死なない」
です。ザコモンスターでも倒すと画面外に落ちていくとか吹っ飛ぶとか、そんな感じ。ボスモンスターは逃げていきます。クエスト失敗てのもやる気がなくなって撤退するだけだし。モンハンのように血しぶきばりばりというのもなし。また探険中のやる気は、提案の「寝る」をすると回復していきますし、青キノコ、特産キノコ等を食べれば回復します。「寝る」による回復量は、たいていの場合時間経過による減る量を上回るので、マメに回復というのも可能で、永久パターン防止キャラもいないことだし、事実上時間制限のない探険がほとんどです(砂漠で灼熱ですごい勢いでやる気をなくすってのはある)。そうした意味では、
ヌルいといえばヌルい。初心者でも可能といえば可能
。そんなゲーム。
基本、アイルーを愛でるゲーム
なんで、アイルーたちのやりとりを見たり、行動を楽しんだりします。
いやマジでえれーかわえーぞアイルー
。また、難易度はかなり低め、グラフィックもムービーやパッケージの通りなんで、モンハン本編がダメだった人でもできるようになっております。その反面、
採集等が単なる作業
。漁場以外は指定の場所でボタン押すだけ、漁場は指定のポイントで釣り糸垂らし、浮きが引いたらボタンを一回押すだけ。こうしたアクションをしていると、時間が経過し、夕方になったら終了、翌日へという進行。ここでやっかいなのは、お疲れ度の関係上、何度も何度も探険に行けるわけでもなく、採集用アイテムもなくなった場合、または飽きた場合に、
時間を進めるコマンドがかなりゲームを進めるまで出てこない
こと。しかも該当コマンドは宴会をするというもので、
1回ごとにPPが必要に
なります。作業感を強く抱いた人には苦痛かも。他にも、探険でいろんなアイルーを取りそろえていったら、
戦闘時に戦闘コマンドがなかなか出てこなくなったり
といったハメに。勝手に戦ってくれるわけじゃないので、無防備に殴り飛ばされてみるみるやる気が……。この辺りは何部隊か編成できるので採集用とか戦闘用とかで分けた方がいいのか。同じく探険では、アイテムの使用が限られています。そこに生えてるものを食うかそこに生えてるものを投げる、のいずれか。例えば今はやる気が満タンだから刈り取って後で食べるなんてことはできません。そうして持って帰ったアイテムのうち、採集したもののPPが低いこと低いこと。なので使い道もない、という。武器防具を合成等もないのでマジで青キノコがすんげー溜まってます。いやそりゃ新しいアイルーを呼ぶのに必要なやつもありますが、一回呼んだらもういらねーし。
てな感じで、だいたいプラマイや熱中度とか考えますと、
他ゲームの息抜き程度にやるのが吉
。つーかこれだけやってたらすぐに飽きちゃいそうです。コラボとかあっても、結局服が入手できるだけで、服って外見が変わるだけで、パーツもひとつ(頭・胴のように部位ごとになってない)ので、組み合わせるコーディーネートもなし。うーん、びみょー。
あ、アイルー村といえばフラッシュアニメが「ぎりぎりアイルー村☆アイルー危機一髪☆」ってタイトルで出てまして、
公式サイト
でも毎週1話ずつ見れます。3分かそこらなんですが、これ見てて
すげーと思ったのがエンディングテーマ
。登場キャラである五人が順番に歌って、サビでハモるというパターンです。ただし、
歌声はすべてにゃーにゃーにゃーにゃー、歌詞は通訳みたいな形
で表示されます。で、にゃーにゃーにゃーにゃーいってるだけで、担当パートの歌詞がすべてばらばら。順番に、主人公のニャイトは冒険に出るようなもので、次のニャミィはおしゃれの話で、次のリーダーはのんびり諸行無常について述べ、次のパカセは新型タル爆弾の開発を語り、最後のプーニーは御飯まだかなとかいってたりする。それが
サビで別々の歌詞×5がにゃーにゃーとハモる声とともに表示
され、「ぎりぎり!」とここだけにゃーにゃーじゃない同じ言葉でまとまっていく。でまたバラける。歌詞の最後は、
ニャイト:アイルー村!
ニャミィ:あなたが好き
リーダー:ケセラセラ
パカセ :実戦テスト
プーニー:こんがり肉
となります。歌ってることは結局キャラでバラバラ、
そのまとまってなさがアイルーって感じで
楽しいです。にゃーにゃーいってるだけで感情とかもわりと表現されてるので、
あーこーゆー手法もあったか!
と感心したり。
最近ちょっと期待してること。9月に
桜庭一樹の『赤朽葉家の伝説』が文庫化
されるのですが、
本人サイト
によれば
あとがきが付く
とのこと。うわ、すっげー楽しみ。私、
桜庭一樹のあとがきファン
だし。最近角川で復活してる「Gosick」はあとがきが富士見版は抱腹絶倒だったのに全部カットされてたもんなあ。元々買うつもりでしたが、購入意欲さらに上昇中。まあスピンオフの『製鉄天使』とかは文庫化されても買う気はありませんけどねえ(本文と同じくらいのあとがきがついたら買うかも)。
書くネタが尽きてきたので今回このくらいで。暑さに負けないようにしたいところですが、
暑さの方から折れてくれることを祈る次第
。
購入した本:
河嶋陶一朗/冒険企画局『シノビガミ・リプレイ戦1』、池上永一『テンペスト 第一巻春雷』、アサウラ『ベン・トー6』、入間人間『バカが全裸でやってくる』、小林泰三『人造救世主』、紺野キリフキ『ツクツク図書館』、山北篤『ゲームシナリオのためのファンタジー事典』、田中信二/F.E.A.R.『エターナルブレイヴ』、井上堅二『バカとテストと召喚獣8』
読了した本:
桝田省治『ゲームデザイン脳』、河嶋陶一朗/冒険企画局『シノビガミ・リプレイ戦1』、半村良『完本妖星伝1』『妖星伝(三)〜(四)』、新城カズマ『マルジナリアの妙薬』、田中信二/F.E.A.R.『エターナルブレイヴ』
←少し過去へ
少し未来へ→
戻る