下旬。
今年も藤崎宮の例大祭がありました。奉納の飾り馬が見物客に突っ込んだようで、怪我人も出てるとか。もうちっと馬押さえないかんよ、勢子諸君。朝6時から住宅街で囃しの練習しとる場合ちゃうで。
いつも使っていたブラウザの調子が悪くなる。のでいったん削除して再インストール。すると
今度は起動すらしなくなりましたよ? ブラウザだけじゃなくて、系統のメーラーからダウンロードマネージャーからパスワードマネージャーからすべて不能です
(*38)。メールもアドレスも全滅です。ファイルは残ってるんだけど、読めなくなっちゃいました。がっくし。html文書の編集なんかも快適だったんですがねえ。おかげで
今回の「旬な話」はちまちまメモ帖にタグ打ち込んで書いてますよ。いろいろhtmlエディッタを試してるんですが、前のが便利すぎました。プレビュー状態のままワープロ感覚で編集可能で、タグとかも意識しないですむエディッタないですかね?
(*39)
今年はラフカディオ・ハーンの没後100年
(*40)ということで熊本ではいろいろイベントやってます。熊本大学もハーン研究会
(*41)があるし、こちらもからんでいるようです。そりゃいいんですが、この○○周年系のイベント、ほんと多いですわな。こないだテレビでやってたのが、
横井小楠生誕195周年だかで幕末シンポジウム開催です。新撰組ブームに便乗でしょうか。つーか、
何故あと5年待てんのだーっ、とテレビつかんで揺さぶりたくなるのは私だけですか?
私がよく通る道に花屋がある
(*42)。ちょうど小さな交差点の角にあるので、信号待ちしてるとあまり大きくない立て看板が目に入る。以前、これに段ボール紙で
「苗一株オール50元」と書いてあって、ここは中国かいっ、とツッコんだこともあった。タネを明かせばボール紙を立て看板にガムテープで貼り付けてあったのだが、端っこがテープで見事に隠れていた上に、手書きの文字が崩れていた。「50えん」だったのである。前振りが長くなったがこの花屋、最近では雑貨も売っているらしい。
8月後半から「ハローウィングッズ揃えました」と看板の周りにごろごろと例のジャックが転がっている。ジャック・オ・ベア
(*43)だったり、ジャック・オ・ランタンだったり。
違いは胴体の有無(*44)です。それにしても8月って早くないかい? と思っていたら、どうもこないだ旬が終わってしまったらしく看板の張り紙が変わっていた。って、世間的には今からハロウィンだと思うのだが、暦が違うのかもしれない。今度のは
「大人気のハート、またまた入荷しました」あんまり飾りたくないどぎつい赤のガラス細工っぽいものが大小ごろごろと。小さいのはボール紙にも貼り付けてあったり。そうですか、ハートですか。
ハート様(ちょっとふくよかな人(*45))売ってたらスゴいよなあ、しかも大人気で、などと早朝の眠気に紛れて阿呆なことを考える私。にしても、貼り付けたハートのせいで、「大人気のハード」に見えるのは何とかならんもんか。……というようなことを書いた翌日、朝通りかかると、張り紙のみが消え、立て看板の縁を囲むようにハート、看板の下に
残骸のように転がっているハート、ハート、ハート、ジャック、ジャック、ジャック。これが最近の流行りなんでしょうか。
相変わらずちまちま「太閤立志伝」やってます。まあ、来月には「エースコンバット5」も出るし、少しは熱が冷めるでしょうか。てなわけで、とりあえず島津君プレイの続きです。
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連載リプレイ ノンストップ! 島津君 第2回「西国雄飛編」
問答無用で河野さんたちを揉みつぶし、四国上陸を果たした島津君。久々の実戦です。今までずっと部隊長として合戦参加してたので、手下を率いて戦うのは初めてですよ、島津君。九州統一戦で苦しめられた立花道雪、鍋島直茂も配下です。
佐賀くんだりだと移動にあれなので、四国は宇和島に拠点を移動です。続いて長宗我部か十河を、と考え、公家のところへ赴く。長宗我部を朝敵にしようとしたら、「
そりゃ無理。あそこはあんたのとこよりお上に貢献しとるからのう」てな具合に、
してほしかったら金を出せと暗に要求される。どうやら朝廷貢献度が相手より高くないと朝敵認定してくれないよう模様。「貢献」とは、貢ぎ、献上すると書くのです。哀れ、河野家。彼らは京に
金を貢いでいなかった
ためにあっさりあんな目に遭ったんである。
国主みずから贈賄することができないので、手下に朝廷工作を次々に命令。十河か長宗我部の貢献度を抜くまで、当面城主としてはやることがない。島津君、
だ
からふらりと旅に出た。お城の軍資金から金を引き出し、そのまま旅路です。あちこち巡りながら商家でアイテム買ったりもします。行商人に未鑑定のアイテムを売りつけられることもあります。未鑑定というのは、とりあえず金を出して購入し、後に別所で調べてもらわないといけないものです。調べてもらって始めてアイテムの詳細が分かるという仕組み。ウィザードリィのようなものです。店で売っているものの中にも価値6のアイテムが出現しだしたのですが、行商人の売りつけるものの中にもとんでもないアタリがあったりします。大典太(三池典太)がどっちで発見されたのかは置いといて、とにかくその名刀を手に入れたわけです。大典太は価値6、武力ボーナス+6。かなり強い武具なんですが……あのう、売値はともかく
「島津君15号」の方が大典太より強いんですけど。個人的になかなかインパクトのある大発見です。島津君は三池典太
(*46)を知らないうちに越えてたわけで。これで鍛冶屋としてはちょっと燃え尽きた気分です。
旅から戻って、手下の朝廷工作の成果を確認。どうやら十河家を越えたようなので、京の町へ。行ったらやっぱり貢献が足りぬといわれる。首を傾げつつ宇和島に戻れば、「
大殿が従二位内大臣に任命されました」何いっ!? 朝廷貢献度を改めて見れば、ポイントが最低値に。どうやらせっせと上げた貢献度は、島津君が放った工作員のひとりによって官位を上げるのに消費された模様。なんてこったい。これは貢献度のバランスを考えないと、上げたところでまた持っていかれそうだ。と、今度は工作員の数を調整しつつ、活動再開。慎重にタイミングを測って、治罰倫旨です。十河
家が朝敵に認定されました。京からそのまま鹿児島に下り、従二位になった大殿に制圧の主命をいだたく。
この頃の主戦は、島津君、ニーロ、立花道雪、鍋島直茂に、元服して加わった立花宗茂です。宗茂が、島津の九州制覇を阻んだ原因のひとつだったわけですが、彼が今頃加わってくるということは、現実の歴史よりも相当島津勢の動きが進んでるわけです。九州統一してるし。ともあれ、十河拠点を粉砕しつつ四国北岸を進軍。東部までつないで、ついでに淡路も占拠です。近畿に連絡しやすい鳴門付近に拠点を移動させ、軍勢を四国中部、十河の居城へ向かわせます。その一方で増えてきた家臣を使って、朝廷工作および瀬戸内に面した城の補強を開始。いずれ瀬戸内海を渡るときの布石です。
十河を倒して旧三好の一党を次々に配下にしていきます。彼らは秀吉君のときに配下にして仲良くなる暇もなかったので、親密度を高めることに。親密度を高めるには、1)プレゼント、2)茶を飲ませる、3)どつく、の三つがあります。プレゼントと茶はどちらかを一月に一回しかできず、好きでないものをやったりすると親密度はまったく上がらなかったりします。三好の人たちに茶を振る舞い、あるいは
出来の悪い「島津君ナンバーズ」を与えてみたり。仲良くなって主人公札をゲットです。
十河と同様の手口であっさり長宗我部を倒してほぼ四国統一。拠点を四国北岸中部に移動させて、中国上陸の機会をうかがいます。もちろん、朝廷工作しながら。まだ少し時間がかかるようだったので、ふらりと旅に。武田終焉の地を通りがかったので、まだスカウトしきれてない連中のフォローを、と思ったら、新人さん登場です。真田信繁。てか、
真田幸村ですよ、奥さん。しかもぴちぴちです。気合い入れて口説き落とし、四国送りに。
帰りがけ、近畿を通るわけですが、あちこちでやっぱり戦闘状態。丹念に調べていくと、何と京都近辺まで上杉さんちの領土になってます。さらに近畿の南は北条が押さえています。大きなマップで見れば、おう、なるほど。まず旧武田領が完全に二分。北と東を上杉が獲り、南と西を北条がゲットした模様。東北まで食い込んだ上杉は北陸から琵琶湖沿岸になだれ込み、そのまま織田領を食い荒らして京周辺まで制圧。一方の北条は東海の徳川をあっさり迂回、旧武田領を通って、木曽路から岐阜、安土を占拠しながら伊勢へ進軍。そのまま近畿に入った様子。さらに石山本願寺はまだ陥落しておらず、
織田袋叩きです。
中国の吉川家をまんまと朝敵に仕立て上げ、大殿義久の主命もいただいたので、尾道辺りから上陸です。主戦力だったニーロを下げて内政や外交に回し、真田信繁を前線投入です。戦ってる最中に報告が。「
大殿が入道され、名を龍伯と変えられました」なんとっ。史実では、秀吉に島津家が屈服した際、島津義久は島津龍伯となって弟義弘に家督を譲って引退の形を取って、義弘と二頭政治を行ったわけです。もっとも、このプレイでは龍伯どのは引退する気なんてないようですが。
尾道近辺をえぐるように占領した島津君一行。周囲を見渡せば、東に小早川隆景、北の鳥取に毛利輝元、西に吉川元春です。この吉川領、東で織田領とくっついていて、そっちとは同盟関係です。邪魔されると鬱陶しいので、東を固める方針で行きませう。いくつかの城を陥落させつつ、こばぴーに迫ります。頑丈な城をがしがし壊していると、やってきました織田家の援軍。そのまま野戦突入です。こばぴーの兵力はかなり減らしていたので彼らはすぐに城に引っ込み、織田軍と激突です。
織田袋叩きにある意味参戦です。カーソルを合わせ、誰が来たのかを確認。細川幽斎。はぁ。加藤清正。ひぃ。稲葉一鉄。ふぅ。前田利家。へぇ。織田信長。ほうっ。
信長が直接来ましたか。信長が騎馬隊で、残りは足軽隊を率いています。信長、他を置き去りに駆けてきます。総大将が撃破されたり撤退したら全軍撤退になるため、通常ボスは後方からなかなか動かないものです。それを信長、さすがです。
真っ先に突っ込んできて、真っ先に囲まれ、真っ先に大打撃を受け、真っ先に逃げ出し、真っ先に追いつかれて撃破され、全軍撤退です。さすがです。当てにならない援軍のせいか、こばぴーも降伏。配下に加えました。周辺を陥落させて織田領との間に島津君の支配地を少々割り込ませます。敵対領土を軍は越えられないため、これで援軍がかなり遅れるはず。
基本戦略は吉川領を東から西に削っていって、山口で滅亡というコース。次の目的地は鳥取です。合戦コマンドの戦闘可能な城に出てきたので思わず選んでみたら、直線コースに織田領が入っていたらしく、瀬戸内海に出て、関門海峡を通って日本海側から回り込むというコースに出そうだったので遠征中止。陸路で他の城を陥落させて近づくことに。標的は甲山城。ここを居城にしているのは宇喜多直家です。海音寺潮五郎などエッセイで
「最も陰湿で最も陰険な悪人」「大悪人とはいえない。小悪人の典型的なるもの」「最も不愉快な人物に感ぜられる」と散々なこといってます。ずいぶん長いこと攻城戦やったんですが、その宇喜多、
吉川家中にも嫌われているのか援軍まったく来る気配なし。宇喜多勢孤軍奮闘です。
陥落寸前になって特技闇討ちをかましてきました。命中すれば武将の体調が悪くなり、パラメーター激減、技能半減です。でも時すでに遅し。闇討ちもあっさりかわされ、宇喜多降伏。鳥取への道が開けました。ほぼ同時期に報告が。「
織田信長殿が亡くなりました」とっさに今が何年だったかを見る。87年。史実の本能寺から五年生きながらえましたか。結局、一度しか合戦できなかった島津君でした。合掌。
鳥取を陥落させ、さらに山口を攻める想定通りの展開で、ちょこちょこやってくる織田や吉川の援軍を蹴散らしつつ、吉川家攻略成功です。これで島津君、中国、四国をほぼ手中にしました。
でも立場は肥前国主です。
居城を姫路に移し、今度は近畿進出を目論みます。最初の相手は、織田です。つーか、播磨の東部、丹波辺りから押さえている織田か、まだ健在の石山本願寺のどちらかを殴らないと、近畿に西から入れません。淡路までは島津君の領土なんですが。やっぱ織田っすよ、織田。島津君にかかれば近畿封鎖なんてできません。と思いきや、攻込名分がない。吉川の援軍でかなり戦ったんですがねえ。織田家の朝廷貢献度が255で最大のまま一歩も下がらず。朝廷工作で何かする気配も、やむなく宣戦布告した島津君たちに殴りかかってくる様子もありません。多分、
袋叩かれで余裕ないんでしょうな。なので治罰倫旨の利用もかなわず。織田家より貢献度は上がらないし、下手に貢献度を高くすると大殿の官位を上げてしまいます。やむなし。悪名上がるのを覚悟で攻め込む島津君。相手は丹波国主秀吉君です。つっても、城二つくらいしかありません。
攻城戦では一日一回交渉することが可能です。戦況と交渉内容および、使者の弁舌技能などで成功率が変わってきます。成功率は、「それなら受け入れるでしょう」「五分五分です」「少し難しいかと」「いくらなんでも無理」てな段階に分かれます。さて、秀吉君を攻めていた島津君、瀬踏みということで交渉の使者を出すことにしてみました。戦況はほぼ五分、使者は島津君自身、交渉内容は降伏勧告です。
成功率は「いくらなんでも無理」だったんですが、秀吉君あっさり降伏です。使者の方がびっくりしましたよ、こりゃ。機を見るに敏ですな、秀吉君。袋叩かれる主家をとっとと見捨てたようで。
そのまま勢いに乗って隣にいた明智君まで撃破。いよいよ近畿進出です。織田を殴り続けようかとも思ったんですが、地理的な問題から、次の標的を石山本願寺に変更。攻め込もうとしたら織田家がまだ戦ってます。戦闘中は割り込めないので、
本願寺攻めの順番待ちです。順番待ちの間に他の織田拠点を陥落させていきます。予想通り織田が撤退したので、すかさず本願寺に殴り込みです。かなり兵力が残っていたようですが、じりじり削って落城。石山に拠点を移動して、織田を撃滅です。
先鋒には秀吉君です。
あっさりとまあ、織田家滅亡です。
この時点で社会情勢は、1位上杉、2位北条、3位島津といったところ。上杉と北条がほぼ互角です。さらに近畿地方を北東から京周辺までを上杉、南部を北条、西部から島津と三分割、
三國鼎立状態です。
しばし小休止して、朝廷工作に励む島津君。次の相手は北条か上杉でしょう。吉川、織田、本願寺を降伏させたことにより、島津君の手下が飛躍的に増えてます。ただでさえ、あちこち歩き回ってスカウトしまくっていたんですから、えらいことになってます。手下に一通り命令を出すのに15分近くかかります。ということで、
名簿とにらめっこしてリストラ要員の選別にかかる島津君でした。治罰倫旨をもらって朝敵は上杉に決まったので、鹿児島に向かいます。主命をいただくためです。
鹿児島に到着して、龍伯どのに上杉制圧の主命申し出。却下。リトライ。また却下。北条攻め申請、却下。上杉、却下。北条、駄目。半月ばかり問答を繰り返します。秀吉君プレイのときは信長が次々に攻略主命を出してきやがりましたが、
島津は九州統一してからやけに消極的です。満足してるっぽいです。それでも主命申し出を続け、はずみで「地方制圧、近畿」を出したら、それがいきなり許可。ややぐったりしながら、今度は配下を推挙。自分の手下を龍泊どのの直属にするコマンドです。ありていにいえば、
不要な人員の押しつけです。島津君的には
鹿児島に島流しです。織田家家臣を中心にあまり役に立たない面々を二十人ばかり主君に押しつける島津君でありました。
手下のシェイプアップをすませた島津君は石山にいったん戻って朝廷工作を再開です。何せ、近畿の3分の1くらいは北条が居座っているんですから、主命達成のためにはこれもどうにかしなければならないのです。
石山から軍を発して、一気に四つほどの上杉系拠点を陥落。どうやら本国から離れているせいか、武将はいないわ兵はいないわでたるんでます。いったん戻って、再び進軍。今度は琵琶湖沿岸の上杉領土を乗っ取っていきます。一回の遠征で四つずつ城を落とします。気分的には
琵琶湖一周マラソンです。一周して一気に上杉勢力を近畿から追い出しました。
すると、京まで道が開けたということで、島津の上洛イベントが起こりました。いやあ、長かったっす。治罰倫旨のため朝廷貢献度が溜まるまで、しばし休憩して、うろちょろする島津君。こういうときに行商にばったりです。前述の通り、行商人は未鑑定のアイテムを売りつけてきます。値段は一律400貫です。逸品もあればろくでもないものもあります。下っ端の
足軽組頭の給料80ヶ月分使って、南蛮渡来のバターひとつを買ったこともありました。
家老の給料4ヶ月分で子どもの落書き屏風を買わされたこともありました。んで、今回は鉄砲です。鉄砲を行商人が売りつけてくることは珍しいので、迷わず購入です。金はしこたま持ってるのでお大尽アタックです。武具鑑定は町道場でできるので一番近くにあった京で、吉岡道場(武蔵と喧嘩したとこ)に駆け込む島津君。それじゃ気になる鑑定結果は、行ってみましょう、おーぷんざ、ぷらいす(ぽちっ)……価値1、値段5貫。「
これは島津君2号銃ですな。とんだものをつかまされたようで」
(*47)ぷぷーっ、という笑いすら臭わせる吉岡。思わず辻斬りしたくなっちゃったよ、マジで。島津君の
黒歴史全開です。誰かに押しつけたのでしたが、その誰かが売り払った模様。うがーっ。
というようなほほえましい一幕もあり。朝廷工作で北条が朝敵になったのでゴーです。昔のことは忘れるです。屈辱を怒りに変え、北条に叩きつけて、近畿統一です(あっさり)。上杉、北条への朝敵認定はまだ生きてるんで、次の目標はどっちかの制圧になるでしょうな。しかも両方とも近畿には兵力も武将もほとんど置いてなかったんで、かなり戦力を残しています。さらに両者同盟を組んでいます。かなりの激戦になりそうです。もっともその前にまた鹿児島で龍伯どのと折衝です。ふぃー。
というわけで、次回、最終話(多分)「東国激闘編」に続く。
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先日、新聞
(*48)を眺めていたときのこと。書評じみたコーナーに、石田衣良の『ブルータワー』に関する文章が載っていました。大きい字で
「SFに情感持ち込み昇華」はいぃ? 読んでいくと「作者はSFに、恋愛小説の繊細な情感を持ち込むことで堅苦しい空気をぬぐい去っている」ほう、
繊細な情感を持ったSFはないってこと? 堅苦しいSFしかないとでも? (作家名を思わず10人以上挙げてみたが鬱陶しかったので削除)いやはや不見識である。記名記事ですが、評者がSFを読まない人だってのは丸分かりですな。
SF読まないのにSFを語らないでいただきたい。しかも見下した風に。まあ、こういう人は「繊細な情感を持ったSF」を読んでも「これは繊細な情感を持っていて堅苦しくないのでSFではない」と考えるのでしょう。まずSFのイメージや固定観念があって一生そこから抜け出せないのかもしれません。
「メジャーリーグで活躍できる日本人はいない→イチローは活躍している→だからイチローは日本人ではない」という論と同じで前提が間違ってますよな。どこの新聞とはいわないが、この新聞、こういう的外れな書評をよく載せている。ゲームをやらない人にゲーム原作の本を書評させたりとか。書評だけでなく呆れる記事もけっこうある。
ゲーム脳なんてトンデモで医者連中からも散々叩かれてるヨタ話をITがらみの連載のラストに結論として持ってくる頭の悪い記事を載せた新聞です。まあ、
系列がプロスポーツチームを持っていようが、大新聞ぶろうが、所詮この程度(*49)なんでしょうな。なんて思ったり。いや、
どこの新聞とはいいませんよ? 私のこの新聞に対する信頼度なんてスポーツ新聞より劣りますからね。
アテになるのはテレビ欄と日付くらいですか。
本屋に行ったら、ユリイカ(「詩と批評」ですな)が増刊号で「特集 西尾維新」を出していて、翌日買いに行ったらすべて売り切れてました。くすん。そのままつらつら本棚を眺めていると、こげぱんとか並んでいる棚に何故か『クトゥルフ神話ガイドブック』
(*50)が置いてある。その隣が心理ゲームだったり。新刊のコーナーでもなく、いったいどういう基準で並るのかと首をひねる。
どうにかこうにか『伊達政宗』読了。流れ的にこのまま『徳川家康』に行きそうでコワい。長いよねえ、あれ。つーか、家の本棚にあるんですけど、全巻
(*51)。ううむ。
こないだ久々に熊本大学のサークルボックスに行ったら、ノラのネコが分裂したようで五匹くらいクローンがいました。帰りに自転車小屋に原付を取りに行ったら、ハチの巣がなくなっていました。祭りが終わったせいでしょうか、少しずつ、秋になっていくようです。
(*38)多分、広告ポップの辺りがアンチウイルスソフトに引っかかって、それを消したせいで不具合を起こしてるのではないかと思う。そのソフト、バージョンアップした際に凍結してたファイルまで消去されたので戻すこともできず。アンインストールもできず、いまだ冬眠中。
(*39)今使ってるのはフリーソフトだが、タグの説明がないので自分で実験しながらやってる。考えようによってはこれはこれで楽しい。ぽじてぶしんきんである。
(*40)昔新作お菓子というふれこみで「へるんさんのため息」というのを試食させられたが、その後どうなっただろうか。売れそうもない名前だったけど。
(*41)お世話になった先生もいらっしゃる。つーかこれが原因で熊本日愛協会(←愛はアイルランドですね)だかが発足したりしてたような。
(*42)何度かその後ネタにされてるお店である。
(*43)「ルーンクエスト」的には「ジャカベア」ですが。
(*44)これも「1へぇ」にも満たぬ常識である。
(*45)「北斗の拳」に出演されました。
(*46)柳生十兵衛の愛刀が三池典太。大典太ではなかったと思いますが。
(*47)こーゆードラマが満ちているので面白い。
(*48)例によってネタにされるいつもの新聞。
(*49)CMでは子どもの変換ミスをせせら笑うようなことをやってますが、実際はいくつか状況によっては正しい変換もあるのにねえ。頭の悪いのは記事だけじゃないんですね。
(*50)場合によっては子どもはSANチェックをしなければなりますまい。
(*51)父親の所蔵品というか死蔵品。
購入した本:
安田均・編『冒険の夜に翔べ!』
読了した本:
山岡荘八『伊達政宗』『毛利元就(2)』、山本弘『トンデモ本? 違う、SFだ!』、小林泰三『ネフィリム』、日向まさみち『本格推理委員会』、雨宮慶太『ゲームの神様が
舞い降りるとき』、友野詳/グループSNE『ガープス・百鬼夜翔リプレイ 黄昏に狂える鬼よ』、夢枕獏『沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ一』『沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ二』、安田均・編『冒険の夜に翔べ!』『狙われたヘッポコーズ』、柴田錬三郎『柴田錬三郎選集7 柴錬捕物帖岡っ引どぶ』