2010年11月。


中旬。


 さて、こないだ修理に出した父母のテレビですが、ようやく戻ってくることに。その前日とかに父が「引き取ったのはいいが、いったいいつになったら戻ってくるのか、まったく連絡とかないのはどういうことか」と店に電話掛けたりしたのが影響してるんですかね。そりゃいいんですが、持ってくるってのに、父も母もその時間帯いないというのはどういうことか。ワタクシ的にはそっちの方が問題。夜指定してありましたが、おかげでお散歩もできずに私が待つ羽目に。そんで、7時過ぎ頃店の人が配達・接続に。2Fにある父母の部屋に案内する。ん、あれ? たしか旧型テレビとか片づけておくとか片づけたとか聞いたんですが、フツーに鎮座してます。うがー。どっちもどっちじゃ。ともあれ旧テレビのけてもらって、接続をしてもらう。結局配達してくれた人たちも、配達と接続を頼まれただけなので、故障の原因とか何だったのか分からないようで。「昔のテレビだとカドをいい角度で叩けばどうにかなったんでしょうけどねえ。今のやつだとカド叩くと痛そうだ」とかいってみる。苦笑される。つーか、だいたい、持って来てもらったの同型の新品だし。てことは、直らなかったか修理費用とかが高くつきそうだったってことだろうしねえ。ちなみに、保証期間は新品との交換だったので配達日からまた1年ってことになりました。ついでにいえば新品だったのでチャンネル設定とかも最初からやり直し、当然そこまでしてもらいました。


 で、配達の人たちを見送ると、自室にいた祖母が顔を出し、「あれ、もう帰らしたとかい?」「そう」「あたしの部屋のテレビはしとらっさんばい」……は? どうも配達の人が、いまだに箱に入れたまま接続されてない(つーかアンテナ線買ってきてない)新型テレビを接続してくれるものだと思い込んでいたらしい。いやいやそんな話聞いてないし。何やらぶつぶついってる祖母を放っておいて。夜遅く帰宅してきた父母に報告しておく。翌日は土曜日でみんな休み。朝から父が私を叩き起こし、「ばーちゃんの部屋のテレビセットしたけん、チャンネルばやってくれ」という。どうやらアンテナ線は購入してきたらしい。ふむ。とりあえず起きて祖母の部屋に行ってみる。線は接続してある。カードも突っ込んである。ホントにチャンネルだけの状態。んじゃちゃっちゃっちゃっとやってしまいますか! といってもチャンネルのセッティングは自動取得でやればそんなに手間がいるわけでもなし。ぐいーんと伸びてく進行状況を眺めることしばし。終了。よし、とチャンネルをいじってみる。ん、あれ? 映りが非常に悪い。画面が止まったりします。受信状態がおかしい。他の部屋のテレビは問題ないんだけどなあ。アンテナ線の突っ込み具合が足りないのかしら。我が家のアンテナ線は、ジャック式じゃなくて、剥き出しの銅線を穴に突っ込む形式なのです。テレビ側のジャックが問題ないことを確認して、もっぺん線を繋ぎ直してみる。発見。剥き出しの側の銅線がおそらく購入後のキャップを外したままの状態でセッティングされてました。どーゆー状態かってえと、剥き出しになってる部分がモロに「∩」の形。つまり、穴に入ってない。そ、そりゃ映らんわ〜。脱力しつつ線を伸ばして突き刺し、問題解決。ふう。


 何だか急に寒くなってきた印象。いやもう11月も半ばですけどねえ。とある日からの流れ。

 1日目朝:寒くて目を覚ます。時間がまだあるってことで近くにあったセーターを着て寝る。起きて出かけようとすると外で息が白い。
 1日目昼:敷き布団と毛布を干し中。
 1日目夜:ちょっと学んだので最初からセーターを着て寝る(おい)。
 2日目朝:寒くて目を覚ます。時間がまだあるってことで以下略。
 2日目夜:セータを着た上で、さらに敷き布団にあったかシートをかぶせてみる。
 3日目朝:寒くて目を覚ます。時間がなかったのしょーがないので起きて、ジャンパーなど着てみる。さすがにジャンパー着た状態で布団に潜るのもアレなのでパソ起動でネットに潜る。
 3日目昼:引っ張り出した掛け布団を干し中。
 3日目夜:セーターを着ず、掛け布団追加で寝る。
 4日目朝:寒くて目を覚ますことはなかった(←凍死したみたい……)ものの、布団から出ると猛烈に寒かったり。

 う〜ん、そろそろファンヒーターとか考えた方がいいかのう。数日して休みになったんで、朝からファンヒーターを設置。灯油も入れちゃう。その時点でファンヒーターの室温表示気温16度。しばらくして19度。ちょっと出かけて帰ってきたら22度。うーわー、ファンヒーターいらねー。というよくある話。
 

 先日のこと。お昼休みになったのでケータイを見ると、着信あり。見ると、ずーっと前のミッション場で一緒だった人。まあこの人たまーに電話掛けてくるんですがね。外に出て掛け直してみると留守電だったので、御飯でも食べようかと戻った途端着信。また外に出る。用件は「あー、USBメモリの使い方って分かるど? 教えてくれんね」はあ? その人がいるとこはパソを使わないわけじゃないんですけど、苦手な人ではありました。つーか自宅のパソの接続に関する疑問を私に突然電話して聞いてくる人だし。「いやいや俺じゃなかったい。知り合いがね、パソコンのファイルをUSBメモリ? にコピーしたいらしかったい」ほうほう。で説明しだすとやっぱり分からなかったらしい。「ちょっと本人に代わるけん、直接説明してくれんね」となる。あ、そばにいるんすな。同僚の人なんだろうと思いつつ説明。しかし、お互い手元にパソがない状態で、USBスロットも分からない人に説明するですよ。ドラッグ&ドロップも通じないですよ? 15分経過。どうにか説明終了。まあ、アレですわ。画面右下に出るUSB機器の解除アイコンについての説明がまったく通じなかったので、もし抜くときにはパソの電源を切ってからという感じになりましたが。昼御飯が遅くなりましたが、どうにか説明終了。なんつーか、パソにあるファイルをUSBメモリにコピーして別所で印刷とかしたいらしい。いつも私はローソンでやったりしてるんで、そのこともついでに教えてさしあげた。ただ、ワードのファイルがプリントアウトできたかどうかは記憶にない。jpgとpdfなら確実なんですがねえ。


 数日後、お休みの前夜、ケータイ着信。またあの人で。「あー、こないだは悪かったね、助かったわ。いやーあの人、お客さんの娘さんでね。お客さんのとこで事務ばしよらすとたい」……は? 元同僚−お客さん−娘さんと来て、何故私にそういうのが振られるのか。うむう。とか思っておりましたら話が続きまして「いや結局あの後やってみたらよく分からなかったらしくってね。友達に聞いたてたい」何じゃそりゃ。その友達に私が教えたやり方を説明したら「それで問題なし」と太鼓判を押されたそうで。でもやっぱりできなくて、結果として「悪いんだけど、明日直接会って説明してほしかてたい。ノートパソコン持って連れてくるけん。場所ば指定してくれんね」……すいません、なんか私の方に拒否権がないっぽい気がするのは気のせいですかね? だいたい翌日の私の予定としては、午前中本屋巡りをしつつ熊本市立図書館に行き、本屋巡りをしつつ、隣町図書館に行って、昼過ぎに帰宅、まったり、てな感じだったんですが。大幅に予定変更。合流予定地点が巡回ルートの最初の方に近かったのです。なら単純に逆回りにすればいいかってえと、要所である2つの図書館の開館時間のズレのため×。熊本市立図書館が先なのは、こっちが先に開くからなのです。やむなく、ルートの後半をばっさり切り、翌日回し。本屋をいくつか回って熊本市立図書館で予約本回収して、折り返し戻ってくるルートでひとつ。合流地点のすぐそばにローソンがあるので、そこで出しちゃおう。めんどうじゃのう


 で、当日。念のため、自前のUSBメモリにてきとーなワードファイルを入れて持ってくことに。無事図書館にも行き、まだ時間があったので、玩具屋さんに寄る。甥っ子用に、

 

 こんなん買ってみる。お風呂に貼るひらがなの表だそうで。アルファベットやカナや数字のやつもありましたが、まあ基本はこれじゃろうと。そりゃええんですが、長細すぎてバッグとかに入りゃしねえ。ビニール袋からちょびっとはみ出した状態のまま片手に持ってうろちょろ。玩具屋で「おおっ!?」と思ったのは、アンパンマンのホビーパソコンみたいなやつ。液晶使ってて、テレビにも接続でき、こくごとかさんすうとかえいごとかゲームとかいろいろできるやつ。マウスとかもついてます。へえ、こんなんあるんすなー。1万5000円くらいしますんで、買いませんでしたが。


 合流時間の30分前に到着。ローソンでUSBを試してみるが、ワードは無理っぽい。ふーむ、じゃあPDFにしちゃうか、できないならワードの画面をハードコピーして切り貼りし、画像ファイルにしちゃうか。外でひらがな表持ったまま待つこと30分、どうにか合流。実は前夜の電話で、くだんのお客さんの娘さん=昔の同僚で部署違いの顔見知りだというのが分かってたんですな。やあやあお久しぶり。元同僚の車の後部座席で挨拶もそこそこにノートパソコンを出してもらう。「ソニーなのがいけないのかな?」「いやいやいやそんなん関係ありません」ノートは前日1日中充電しっぱなしだったというが、一目見た途端、バッテリーが保たないかもしれんと思う。いや、古かったのです。ノートと申しますかラップトップみたいと申しますか。いやいやそんなことより、起動するのを待って自分のUSBを入れてもらう。横にあるスロットは3つ並んでいて、その一番手前。マイコンピュータを開いてもらう。ほらここにリムーバブルディスクが出るから……………………出ませんねえ。スロットの一番後ろのやつに私のを突っ込んでみる。しばらく待つ。あっさり出る。「ああ、こんな風に出るんですね! これのことだったんですね」と納得してもらうまでに数分。マイコンにUSBメモリが出ない状態で、

 

 こういうDVDドライブとかメモリースティックとかをUSBメモリだと信じていたらしい。リムーバブルって上に書いてあるから。そりゃそこには何も入れてないのでクリックしても作動しませんわいな。よし事情は分かりました。まずは私のを使ってコピーの仕方や開き方を説明する。次にやるのはどこがおかしいかを特定すること。相手のUSB入れたときに右下のUSB接続しましたアイコンは出ていたのです。なのに開けない。ふーむ。とりあえず右下のやつ使って接続をカットするやり方を教える。それから私が入れてたとこに相手のUSBを突っ込んでみる。接続のは出てくるもののマイコンには出てこない。といったことを説明しながらやり、結論としてこのUSBメモリ壊れてる。接続のアイコンが出るってことはスロットは生きてるし、事実私のは読み込めるわけです。問題点は分かりました。じゃあ急ぎだったら変換とかかけていくか、といった辺り、具体的には起動から15分ほどでバッテリーが悲鳴をあげはじめる。で強制的にシャットダウンが始まる。真っ暗になった画面を指さしさし最終確認をしてぷち説明会終了。結局コピーの仕方とか説明して、USBメモリが壊れてることが発覚しただけでしたな。奢ってもらった缶コーヒー飲みながらさらにアドバイスなどをする。お友達のとこにプリンタがあるらしいということが分かったので、だったらもうUSB使わず、ノート持ってってプリンタ接続して直に出した方が早そうだ、ということになる。何だったんだ……。まあUSB壊れてる可能性も考えてUSBメモリ持ってきておいた先見の明、びば。帰り際「またどうしても分からなかったら電話するんで番号教えてくれ」といわれて教える。いや次のステップでは友達のとこに持ってってんだから友達に聞けばいいじゃんと思いながら別れる。そんなこんなでその日の収穫、本数冊、ひらがな表、缶コーヒー。……翌日、図書館周りの続きをする。おわり。


 前回買うか買うまいか迷っていたクレイトス先生の新作ですが……まだ買ってねえ。う〜ん、理由? 発売日にちゃんとショップまで行って手に取るまでは行ったんですよねえ。ただパッケージ裏を見て、PSストアで売ってるダウンロード版とはデータの互換性がない、みたいなこと書いてあって愕然とする。PSストアを覗いたら、ちゃんとそっちにもUMD版との互換性なしと書いてありました。てことは、どっちかで作ったセーブデータはもう片方では使用不可ってことでして。こういうのって最近のゲームではないですよ? そういうのを考えるとちょっと萎えたというか技術的にどうなのかと心配になってみたり。ネットで評判とかを漁ってみますと、面白いという声も多い。しかし前回いったようにそれはシリーズの安定した面白さであって、いつもどおりというか、一歩間違うとマンネリといいますか、批判してる声はだいたいその辺にもあったり。また、ボリュームはおおよそ6時間程度のクリアってことで、最近100時間越えのゲームとかを中心にやってる気がするので、物足りないかもと躊躇。公式サイトに行きますと、もうすでに発売されてるってのにまだどっか投げやりな感じで。「ABOUT GOD OF WAR」「SCREEN SHOTS」等のコンテンツはいまだに使えず。使えるのは情報とムービーのみという体たらく。あ、壁紙もあるか。ムービー観て、ナレーションや玄田哲章ボイス聞くとやりたくはなるんですがねえ。まだ近所のショップにも初回版売ってるんでもうちょっと悩んでみますかー。


 かくて買う方向だったクレイトス先生は様子見になったのですけどね。逆に様子見になってた「タクティクスオウガ 運命の輪」が予想外に反応がよいようです。しかもオリジナル版のファンが喜んでるっぽい。どうすっかなーとこちらも迷った挙げ句、DL版を購入。やってみる。それにしてもDL版だというのにデータインストールの項目が実行できそうなんですがこりゃどうしたことか。やりませんでしたが。データ重複しそうだし。


 オリジナルと比べるとだいぶシステム周りが変わってるっぽいですが、やった感触がオリジナル版といい意味であんまし変わらないというのが不思議。変わった点で大きいものとしては、

・ライフ制の導入
・クラスレベルの導入
・スキル制の導入

 といったあたりかなあ。SRPGでキャラのHPが0になったら死亡ってのが多いわけですが、今回のはHP0になる→カウントダウンが始まる→カウントダウン0→1落ちでライフ−1→ライフ0で死亡という流れ。ライフは3あります。カウントダウン中はアイテムや魔法で復活させることが可能ですし、カウントダウン0になる前に戦闘終了してもOK。ライフ0は死亡者としてカウントされ、単にHP0になった場合は負傷者としてカウントされ、それぞれ記録に残ります。あ、敵ユニットは一部を除いてHP0で退場、カウントダウンなし。


 クラスレベルは、職業によってレベルが一括管理されております。ウォリアーAとウォリアーBが自軍にいたら、この2人のレベルは同じになり、戦闘終了後経験値がウォリアーというクラスそのものに入り、一定量溜まるとウォリアーのレベルが上がる→ウォリアーAもウォリアーBもレベルアップになります。メリットは中途参戦したユニットであっても同レベルになるのでさほど使いにくくなるわけでもなし。デメリットは、このゲーム、敵方を「説得」して仲間に加えることが可能なんですが、ウォリアーのレベルが5で、敵ウォリアーのレベルが10あって説得に成功した場合、レベルが5になったりすることか。


 ユニットの個性はどう出すかというと、同じクラスでもそれぞれステータスが違うってのがひとつ。もうひとつがスキル制。戦闘にウォリアーBが参戦してないがウォリアーAが出た場合、クラスに入る経験値があるのでウォリアーBがレベルアップする可能性もあります。が、直接戦闘に出た場合、スキルの経験値が入ります。この経験値を振り分けて、スキルを取得することが可能。ウォリアーであればたいていの武器は使えるので、片手剣を取ったり斧を取ったり、あるいは防御のスキルを持って防御用ウォリアーにしてみたりといったことが可能。スキル枠は最初は1、スキル枠を増やすスキルを取って増やしていけます。で、取得したスキル群の中から選んでスキル枠にセットすればよろしい。これらのスキルはクラスチェンジをしても残りますが、クラスによって使用できるスキルに制限があります(ダブルアタックは忍者しか使えない、とか)。


 細かいとこではクラスがいくつか統合されていたり魔法の効果が変わっていたり。たとえばエクソシストが使ってた魔法のイクソシズムとか。イクソシズムはアンデッドモンスターを滅ぼす呪文。エクソシストというクラスは廃止され、クレリックに統合。アンデッドはHPを0にしてもカウントダウンで復活します。イクソシズムはオリジナルではHPが残ってるアンデッドにも効果がありましたが、今回はカウントダウン状態のアンデッドにしか効果なし。てことで、デモでプレザンス神父が出てきて、迫り来るアンデッドをイクソシズムするシーン。HPが0じゃないので失敗。呪文の効果を忘れておったわいとかいった後、



 う、うっかり笑っちゃいました。何をメタな発言をしておるのか。たしかオリジナルでは滅ぼしても次々に出てきて切りがないとかだった気が。


 戦闘の難易度は高めですが、チャリオットというシステムがあるため多少は楽になってる、のかなあ。一度も使ってないんでアレですが。チャリオットを使うと50手まで遡ってやり直しが可能。ただし、まったく同じ状況でまったく同じ行動を取った場合は結果は同じになります。つまり攻撃空振り→その攻撃だけやり直ししても同じこと。攻撃方法を変える、位置を変えるなどしなくてはなりません。「ファイアーエムブレム」などのように自軍ターン→敵軍ターンと交互に進むわけでもなく、重量によって補正された素早さによる敵味方まぜこぜの順番なんで、やり直しのやり方も考えないといかんのかなあ。で、敵方のAIがかなり嫌らしくできており、たとえば魔法を使った後、こちらの移動+攻撃範囲の外に退避するとかフツーにやるし、集中攻撃もしてきます。敵はこちらを殺す気でやってくるので、4戦目くらいのランダム遭遇戦とかで回復アイテム全部使うつもりで戦ったりしました


 15年前のゲームですが、シナリオが重いなあ。このゲーム、今にしてみれば分かりますが、ユーゴ紛争を下敷きにしてますからね。「七つの国境、六つの共和国、五つの民族、四つの言語、三つの宗教、二つの文字、一つの国家」ですわい。そんでカリスマと実力で束ねていた王が死亡して、政権抗争民族紛争てんこ盛り。主人公たちは少数民族ウォルスタ人で虐げられており、テロ実行。主人公の姉や幼馴染みの言動が共感を覚えないのは15年前と同じだなあ。姉は重度のブラコンで、主人公が傷つくくらいなら他の人が虐殺される方を選ぶタイプだし、幼馴染みは短絡思考、自分らの指導者を助けるのを手伝ってもらった外国人)に、助けた後になってから「余所者の手は借りない!」と石を投げつける。そもそもその外国人たちが加わってくれた理由は、自分らの仇と同名だった外国人を、自分らの仇だと確認もせずに思い込んで襲撃したから、という。このゲーム、どの民族を何人殺したか記録されます

 
 
 こんな感じ。撮影してみて分かりましたが、このゲームについてるスクリーンショット機能は自動的に右下にまるしーが入るようになってるんですな。それはそれとして、こんな風に人間キャラはおおよそ民族が決まっていて、いろんな民族が入り交じって傭兵団である自軍は構成されうるのですが、自分と同じ民族を殺していくと忠誠度が下がり、最悪離反します。え、えぐい。さらにシナリオの展開上、第一章の最後に分岐が来ます。ウォルスタ自治区の名をつけられてる実質強制収容所のあるバルマムッサの町の虐殺です。ここを解放し武装蜂起させようとするのですが拒否られ、挙げ句主人公たちの側がここで敵方を装って住民を虐殺するシナリオ。主人公がこの虐殺に荷担するかしないかで大きくルートが分かれます。ルートが分かれると所属が変わり、味方になるキャラも変わります。つか拒否した場合は幼馴染みも敵になるし。ヘビーだ。ちなみに分岐が発生する第一章の章題は「僕にその手を汚せというのか」で、虐殺すると第二章「誰も僕を責めることはできない」→第三章「欺き欺かれて」となり、虐殺しないと第二章「思い通りにいかないのが世の中なんて割り切りたくないから」からさらに分岐発生で第三章「すくいきれないもの」or「駆り立てるのは野心と欲望、横たわるのは犬と豚」になり、そうしてすべてのルートが統合される第四章「手をとりあって」となるわけで。タイトルだけでもどうなんだこりゃって感じですわね。


 あと、大きな追加要素として、ワールドがあります。おそらくどっかのルートをクリアしないと使えないんだろうと思いますが、時間軸に打ち込まれたアンカーに戻ることが可能。その際、自軍のキャラデータはすべて持ち越し。虐殺に荷担するルートを取る→ワールド使用可能になる→虐殺前に戻って虐殺拒否のルートを辿る、といったことが可能。なので自分が最初に選んだルートでは死んだキャラを今度は味方に引き入れるなんてことができます。ただし、それによって起こる矛盾、タイムパラドックスは一切修正なし。例えば、Aというキャラがいたとして、

 ルート1ではAはイベント死亡する。
 ルート2ではAは仲間になる。
 最初に通ったのはルート1。

 という状態であったとします。当然現状ではAは味方にもいないし、すでに死んでます。ここでワールドを使って分岐前に戻り、ルート2に入って進めていきます。するとAを仲間にすることが可能。これでAが自軍にいる状態になります。ここでワールドを使ってルート1のA死亡後の時間に戻った場合、Aが自軍にいるのにAは死んだものとして扱われるということ。その時間軸ではAはもう存在しないので、自軍にいるAは同姓同名の一般ユニットみたいな感じになるようです。ルート2で救ったAがいる状態でルート1をすれば、「実はこれこれこういう状態でAは生きていたんだ!」で分岐とかになると解決はするんでしょうが、まあこれを固有キャラ全部に対してフォローしてたらすんごい手間になりますしね


 そんなこんなで書いてますが、実際は「オウガ」はまだほとんどやってない状態ですな。現状よくやってるのは「ゴッドイーター・バースト」でして。ちまちまやってると指が疲労。そういうときには「カルネージハート・エクサ」をプレイ。しばらく間が空くと前に何やってたか分からなくなったり、モチベーションが下がってたりするんですが、いざ始まってみると、やっぱりこれ面白いわ。総プレイ時間が120時間を越えたGEBに比べると、まだ4時間くらいなんですけどね。頭使って試行錯誤しながらプログラム組んでくのは面白いです。前回書いたときには、

 

 こんなんでした。こっからさらに行動用のチップが増えましてさらなる動作が組み込めるように。えーっと、上画像の下の青チップで旋回30度を入れてますけど、これの急速バージョンである急旋回、ただしこっちは角度は90度くらいで固定。通常移動よりも早い緊急移動、こっちも移動距離は固定。とりあえず組み込んでみる。左上から始めたフローは下の方が詰まってきているのでどうすっかなー。

 

 横につけてみました。前回の轍を踏まぬよう、一番端の行に行動チップを持って来て行動後は壁に↑でRETURN代わりとしてチップ数を減らす。組み込んだ行動が増えてくるとボタンが足らなくなってくるので、複合押しで考える。□ボタンを押してるかどうかの判定をまず持って来て、押してないならこれまでの行動パターン。押してるなら右に分岐して□+Rで左急旋回とかそういうパターン。さらに進めるとロボごとに特有の行動が追加。現在使用できる機体ではスラッシュ登場。薙ぎ払いです。右と左と後方の3パターン。これまで組み込むとなるともう操作系あっぷあっぷで、シナリオでもそろそろ行動を取捨選択した方がいいでしょうとかいわれる状況。ボタン操作が複雑になると、それだけプログラムチップの数が増えて処理が遅くなったりスペースが狭くなったりしますし、第一どのボタン押せばいいのかとっさに分からなかったりします。動作テストを繰り返して、必要な行動を選び、不必要な行動を削っていくことに。まず削ったのは急旋回。いやさっき入れたばかりなんですがね。理由としては緊急旋回ってスラッシュで代用できそうだってことで。

 

 これで□+Rで右スラッシュ、□+Lで左スラッシュに修正。そこまでやった辺りで、今度は射撃が入ってきました。射撃レクチャーの最初のミッションでは、単に前にある的を撃つだけのプログラムを作れ、ということでした。ただし移動チップとかが組み込まれた状態だとミッションがロックされるということだったので、別のとこにこれまでのプログラムをコピーして、最初から射撃のみのプログラムを組む。あっさりクリア。次は的が移動するのでこっちも移動せねばならず、てことはこれまでのプログラムに組み込むのか。以前カメラ移動が出てきたときにアナログスティック判定が使えるようになったので、カメラ操作に使ってたアナログを解放。ガンサイトの起動に使ってみる。具体的にはアナログスティックを↑に入れるとガンサイト起動、下に入れるとガンサイト解除、あとはえーっと△ボタンで射撃という感じでいくかー。というつもりで組むもののなかなか思い通りに動かないどころかぴくりとも動かなかったりプログラムが変なループに入って操作できなくなったり。ガンサイトと射撃がらみだけのやつだといいんですが、他のボタンや動きと絡める、特にこれまで作ってたやつと連結するとなるとなあ。うーんガンサイト起動まではするんだけど、そっからがなあ。15分くらい試行錯誤してようやく気づきました。射撃チップ入れてねえ。そりゃ射撃しねえわ。そんで射撃チップ組み込んだもののやっぱりきっちり動かない。どうするか。とりあえず寝る。いいゲーム、考えるゲームって、寝てからも布団の中で考え続けて答がぽこんと出たりしますわい。久々にそんな感じ。思いついたのは、ガンサイト、起動した後、解除しなくてもいいんじゃね? というのとガンサイトと射撃をからめた射撃ループを作ってボタンを押したら射撃というのを考えてたんですが、そこまでせずにシンプルに△ボタンを押したら射撃というのを○ボタンで格闘みたいな風に入れてやるだけでいいんじゃね? 翌日早速試してみる。

 

 こんな感じで組んでみる。一連のボタン判定にくっつけてみた。どんどん行動が増えていってるなあ。左下のは×ボタン押したらガードっていう動き。その右に「Y」とあるのがアナログスティック。上方向がマイナス値なので−10以下(つまり上にがつんと入力)なら下に行ってガンサイト起動、その隣が+10以上(下にがつんと入力)したならガンサイトが解除。△ボタンが押されたら弾丸が2発出るという形に。今度のミッションは近づいて格闘挑んでくる同型機。遠くから歩いてくるのでそれまでに弾丸を撃ち込み、離れて撃ち込みというパターン。ぼろぼろになりながらも攻略。ふひー。


 それからガンサイトを移動させるチップが登場。これまでは正面にしか撃てなかったんですが、これで照準を動かして射撃が可能に。って、照準を動かすボタンをどうするで頭を抱える。十字キーは移動で使ってるので、やるとしたらアナログかなあ。アナログ左右は実はカメラ切り替えに使ってるので(右上の全体図に見える緑のチップ)、これを解放するか。

 


 で、カメラ操作に当てていた□+アナログ左右を削除。□ボタンなんで重複はしないんですがいい加減鬱陶しいので。そんでアナログ左右にガンサイト左右移動を当てる。ガンサイト移動は仰角設定もできるのですが、これはまあ空飛ぶ機体がまだ出てきてない地上オンリー状況だといらんじゃろう。基準がどれで角度がどうでとセッティング。動作テストを重ねて、角度をどんどん小さくしていく。大きいと照準が思ったところで止まりません。ようやくある程度思うように動いてくれるようになったのでミッションに突入。ミッションはこっちは動けない、敵は斜め方向左右に1機ずつなので、うまく照準当てて射撃すればいいだけ。そんでやってみました。大失敗。理由はといいますと、こちらが使用できるのが実弾で重力の影響を受けます。敵がそこそこ遠い距離にいまして、ガンサイトを横移動させるだけじゃ、弾が届かないという……。頭を抱えてガンサイト起動ボタンを別のとこにやって、アナログスティックで上下左右にガンサイト移動をセット。するとあっさりクリア。


 うう、ボタンが足りないよう。と思っていたら次のレクチャーでガンサイトの自動ロックオンが登場。手動移動いらないじゃん! あと本格的に移動系のチップを整理するつもりになる。まず不要と見たのはガンサイト移動、これはロックオンで間に合わせる。さらに斜め移動、これはかくかくと直角に移動してもらいましょう。んで、前後の移動、これはダッシュで置き換え可能。横移動も通常はダッシュでやり、位置の微修正用に通常の横移動を残す形。なので横移動に関しては←/→を押すだけでダッシュ、□ボタン+←/→でちょびっと移動にする。そんで、中央部に居座っていた移動関連のチップを大幅に削除し、1列目と2列目を範囲指定して左右反転。上下のアナログでガンサイトのオン/オフとし、アナログの右で自動ロックオン、△で射撃。ロックオンは方向やら距離やら角度やら敵味方やら諸々設定がありますが、その辺とりあえずてきとーに。ロックオンがかかると狙撃→偏差射撃ができるようになるのでそれを選択。偏差射撃は移動している物体を的にしたときに、距離と弾速、弾道から命中時の的の位置を予測して射撃すること。

 


 右上にある全体図の真ん中付近が前のに比べるとかなーりすっきり。左上にあるチップは右ボタン押すと右に緊急移動になってますが、ちょい前だと右に20メートルになってるのが分かるかと。緑のチップの右にあるのが射撃で、これは1回で3連射にしてます。武器の使用で熱量が上がり、オーバーヒートが起こるということだし、弾数の絡みもあるので試しながら調整。5連射くらいにしておく。迫り来る同型機相手にどかどか撃ち込み、接近され、結局左右スラッシュを駆使してダメージを与え、離れたところに弾丸で仕留める。ふう。プログラムごとにコメントを入れられるようになったので、操作系をまとめてみる。

 

 十字キーの移動は今のとこすべてのプログラムでダッシュをデフォルトにするつもりなんで省略。あ、△の射撃を入力してないや。そんで進めると空中の敵が出てきて、そいつらに効きそうな機雷等の武器が登場。またしてもボタン配置に困る

 

 頑張ってみた。ノーガードで行くことにした。しかもガンサイトを解除することを考えてない。つーか、解除しなくても移動や格闘できるし。ガンサイトが出てないと射撃はできないというのがあるので出すには出さないといけないですが、出しっぱでもいいかなと。そんで、アナログスティックフル活用。上に入れるとガンサイト起動、左に入れるとロックオン。普通に△で実弾、×+アナログ下で散弾、×+アナログ左で機雷、となる。あー、書いてて思いましたが、もうちょっと整理できそうだなあ。アナログ下でロックオンにして、アナログ左右で別武器にすると分かりやすいか。とにかくこの状態で撃墜に成功。次は射撃しながら向かって来る同型機に、また別の武器で挑むってとこで、玉砕。武器の発射は上画像のプログラムをそのままで武器設定だけ入れ換えたら問題ない。単純に戦闘の慣れの問題かなあ。


 今のとこ、チップに慣れるためにシナリオモードを進めていますが、こっちは操作用プログラムがメインだしなあ。自律型をやるにはバトルモードをしなくてはなりますまい。つーかそっちが本番ですよ。そちらは、

 

 赤い条件分岐チップだけでこのように大量にあります。例えば障害物があるかどうかとか時間経過とか残弾数とか体力とか相手の武器とかはたまた乱数を入れるためのランダムとか。まだボタンとアナログしか赤チップ使えないシナリオモードとはえらい違いです。まあ、前にあるのが壁なのか敵なのかで対応とか違ってくるわけですしね。てことはそれに適した条件分岐から行動パターンを作っておかねばならんということです。しかもバトルはチーム戦、1チーム3機別々にプログラム可能というわけで、例えば1号機は射撃戦用にするとか発想次第で無数に作れます。


 この「カルネージ」面白いのですが、多少の不満点も。ひとつはプログラムチップを置く領域の表示画面が狭くて、スクリーンショットからも分かるように6×3くらいがせいぜいです。まだプログラムが小さいので把握できますが、全体を見たいときとかには不便。表示の拡大縮小とかがあればよかったなあ。それからもうひとつ。こちらはもしかしたらバトルやシナリオの先では解消されてるのかもしれませんが、プログラムのコピーについて。プログラムをコピーする場合、完全に全体上書きになってしまいます。例えば他から一部だけを持ってくるとかいうことができません、というかやり方が分かりません。射撃プログラムを別に作ったという話が今回出てきましたが、それだって元のやつにぺとっと貼れたら楽だったのです。うーん、その辺りもうちょいかなという気がします。


 やればやるほど味が出るという感じで私は楽しんでいますが、これ、向かない人にはとことんつまらないだろうなというのも分かります。あんまし考えないでただ楽しみたいというのならこのゲームは選択ミスでしょうし。戦闘場面はそんなに派手でもキレイでもありません。私からすると戦闘はあくまでプログラム結果を出すためのものなんで、華麗なるグラフィックはなくてもかまわんかなあという気もします。メインはひたすらプログラムを考え、実行してトライアンドエラーだと思うので、それを作業に感じるとかめんどくさいという人には合わないでしょう。つーか、人の好みですしね。RPGにしてもレベル上げって作業に思う人と戦闘楽しむ人がいるわけだし。


 こないだヤフーの別IDでアクセスしてみました。こちらのIDは一部の人相手に使ってるアドレスで、だいたい予備用、ほとんどメールも来ないのです。なので、たいてい、

 

 この画面でメールの有無を確認するだけだったんですが、久々にメール画面まで行く。すると、4ヶ月ヤフーメールにアクセスしなかったため閉鎖とか何とか。…………え? IDでログインするだけじゃダメだったっぽい。メール画面まで行かなかったため、これまでに溜めてたメールボックスの中身とかすべて削除されてました。で、メールは送信元に返却されたそうで。でも相手は私の別の連絡先知らないしなあ。あ、アドレス帳は無事っぽいので連絡するかー。うわー、でも地味にショック。あー、そういや掲示板の方も書き込みなしでそろそろ2ヶ月なんで書き込みしておくかー。


 ポール・ウィルスンをちまちま読む。始末屋ジャックのシリーズですが、複数のお仕事の始末を請け負いつつ、それらがひとつに合わさったりしていくパターン。結末はすでに別シリーズで定められているので、タイムリミットもあるし、別シリーズの伏線を張ったり回収したりのシリーズですが、単独でも映画見てるみたいで面白いや。ただ、今回忙しかったんであんまし冊数はいかず。まだ既読のゾーンから抜け出せぬ。90年代を舞台にした話ですが、コソボ帰りのキャラがいたりして、たまたま「オウガ」やってたから、あああれが出た頃を背景にしてるのね、と思ったり。図書館から面白そうなのも借りたので、途中までで次は別のに行くかもしれぬ。シモンズも『オリュンポス』揃ったしなあ。年末年始に読む本とかの確保、選択もしたいところですが。12月の新刊予定など見ますと、狙い目は、大森望編『NOVA3』『原色の想像力』といったアンソロジーや紺野キリフキ『キリハラキリコ』に混じって、マーセデス・ラッキーの「最後の魔法使者」新刊が出るのでこの辺りでしょうかね。いや買うだけじゃなくてちゃんと消化していかんといかんですけど


 もう11月も下旬です。てことはモンハンまであとちょい! つーか公式で「2ndG」との連動がいきなりな発表でびっくりする。ないっていってたやん! あ、ないっていってたのは引き継ぎか。今回のは「2ndG」のセーブデータがある場合、プレイ時間とクリアクエスト数が勲章として記録され、特別なオトモアイルー(名前固定のレウス)がもらえ、「2ndG」の初期装備だったオトモのマフモフシリーズがもらえるそうです。おお、結構楽しみかもー。早く12月にならないもんすかね




 購入した本:
  ダン・シモンズ『オリュンポス3』

 読了した本:
  F.ポール・ウィルスン『神と悪魔の遺産(下)』『異界への扉』『悪夢の秘薬(上)』



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