2010年12月。


上旬。


 12月になる。というわけで、朝っぱらからネットを見ますと、朝7時過ぎ、すでに

  

 更新早っ。といいますか、この時点ですでにユーザーのブログ等では狩り解禁されたりするんですわ。ついでに、

 

 ダウンロードコンテンツも配信開始。つーか名探偵コナンって……。んで、本屋に行けば毎週木曜発売、熊本では金曜発売のファミ通が何故か水曜日にフツーに積まれてますよモンハン特集。夕方帰宅してしばらくすると時間ギリギリに来ましたよ。

 

 左にある茶色いのが石鹸、真ん中が海運ストラップ、左下のがインナーイヤホン、右がソフト、下に敷いてる黒いのがバックです。というわけで、


 という文章の下に実は「2ndG」のときにやってた連載のフォーマットを貼り付け、ちまちま記事を書いてたのです。が、諸々の事情により再編成。フツーに書くことにします。理由は後述。


 まず、前作との比較をしながらってことになりますな。ユーザーインターフェースが格段に前作よりよくなっていますな。前作ってのはポータブルシリーズってわけで「2nd」及び「2ndG」のことと記事内では決定させていただきます。モンハンという枠組で見ますと、ひとつ前はXboxの「フロンティア」であり、それは系統が違うとしても、「3rd」のベースになってるWiiの「3(tri-)」があるわけで。ともあれ前作と比べてみますと、ユーザー寄りの修正がなされています。すごく便利な部分とか増えてます。


 防具は5つのパーツからなり、それぞれにスキルのポイントがついておりまして、スキルのポイントが一定量になるとプラスかマイナスのスキルが発動する仕組みなのは変わらず。これで目立った変更点は2つ。1つはステータス等で見られる現在の装備におけるっスキル表で、各スキルポイントの項目を選択すると左側にその説明といくつ溜まれば何がどう発動するのかがぱっと表示されます。例えば「攻撃」という項目を選ぶと、説明が「攻撃力を増減させるスキル」と出て、発動内容が上から20→攻撃力UP【大】に始まり15、10、−10、−15、−20→攻撃力DOWN【大】まで。いくつにすればいいのか丸分かりで便利。2つ目、防具等にはスロットがついていて、そこに装飾品をはめてスキルポイントを補填したりすることが可能なのは変わらないのですが、その装飾品の表示、例えば攻撃珠なら攻撃のポイントだと分かりますが、ぱっと分からないようなのも多いですな。それが今回、ワンボタンで装飾品名と担当するスキル名が切り替えられるようになりました。これ、すんげー便利。何のスキルポイントが必要かが分かってて、えーとどの装飾品だっけ、とひとつひとつカーソル当てて表示させてたのが解決です。表の有効性については述べましたが、ひとつ「これはどうだろうなあ」と首を傾げることも。剣士装備をしている(=大剣等の剣類やハンマーを装備中)に、お店でガンナー用装備を選んだ場合等、装備できない装備を選んだ場合、一切スキル表が出ません。理屈としては、剣士はガンナー装備ができないため、購入しようとするものが装備不可→スキルが出ない、に加えて、ガンナー装備を一切してないため身につけてるもののスキルが出ない、ということだと思いますが、結局個別のパーツで表示を切り替えて見るしかなく(全体のスキルだとワンボタン)面倒ではあります。


 たしかWiiから加わった要素だったと思うのですが、護石というのがあります。前作までは、スキルを構成させるものとして装飾品があり、装飾品をつける対象として武器と防具がありました。装飾品スロットのついてないものもあり、また装飾品についても1スロット使うものや複数のスロットを使うものといった区分もありました。さて護石はといいますと、装備することができるものです。ただし1つ限り。で、何らかのスキルポイントがついており、装飾品入れるスロットがついているものもあります。で、この護石、基本はクエスト中に見つける「なぞのお守り」を鑑定して得られるもので、鑑定はクエスト終了時に行われ、結果はランダム。つまりどのスキルポイントがいくらついてて、スロットがあるかどうかはランダム。最初のお試しとしてイベントでもらえるものは固定だろうと思いますがね。オートガードが発動するやつなんて、太刀使いには不要でごわす(←ガードがそもそもできない)。なので、ちょっとした宝探しみたいなもんですわい。使えるものも出てくれば、「いらんわこんなん!」というようなものも。私が愛用しているのはあんましレア度の高いもんじゃないですが、「攻撃」が1ポイントついてて、スロットも1つあるやつ。スロットがついてるのは30個くらい持ってて2つかそこらなんで貴重。これに攻撃珠を入れて攻撃+2として使ってます。


 同様に鑑定されるものとして「さびた塊」があります。前作では様々な種類があり、特定の系統の武器になるものでした。強い氷属性の武器になることもあれば、しょぼいものになることもありました。今回は「さびた塊」を見つけると、クエスト終了時に鑑定が入り、武器が確定。現在ライトボウガン、太刀、ハンマー、双剣、狩猟笛などになりましたが、レア武器になったのはライトボウガンのみ。アイテムとして「なぞのお守り」も「さびた塊」もあるので、クエスト失敗して入手した分は鑑定されるんじゃないかと思いますが、未確認。


 採掘や採集は、該当地に行くとアイコンが表示されます。「?」マークだとアイテムなしで採集等ができ、採掘だとピッケル、虫採集だと虫あみが表示されます。採掘等ができなくなるとアイコンが消えるので、すぐに分かります。また前作までは採掘場所に行って、アイテムリール動かしてピッケルに合わせてアイテム使用で採掘という手順でした。もちろんこの操作でやれるんですが、アイテムリールを合わせなくても、アイコン出てる状態で○ボタン押すだけで使用が可能。それも下位の道具から自動選択なので、いちいち合わせなくてもボロピッケル→ピッケルといった順番で使ってくれます。逆の順番で使いたければアイテムリール合わせて□ボタンすればいいだけのこと。そうやって採掘やら採集やらできるもののうち、消耗の激しいものいくつかについては複数ゲットできるようになったのはかなり嬉しい。つまりこれまで「モンスターのフンを入手しました」だけだったのが、「モンスターのフン×2を入手しました」というパターンも出てきたわけで。「カラの実×10」とか。


 そうした部分だけではなく、クエストで所持できるアイテム数にも工夫が。といっても単純に相手無数を増やすとかじゃありません。ひとつは「臨時ポーチ」で、通常は3ページしかない所持アイテムのリストですが、クエスト中は4ページ目が追加されるというもの。これにより、採集やら採掘やら剥ぎ取りやらで増えた分に関してはまるまる1ページ枠が増えてるということ。ただし、クエストに行く時点では、3ページのままなので、持ち込めるアイテムについては、そのままというところがミソ。単純に攻略が優しくなるわけではなく、あくまでアイテム枠が採集等で足りなくなり、捨てざるを得ないという状況に対する配慮ってこと。臨時ポーチに入れたものは、クエスト終了後、直接自宅のアイテム箱に直送されます。これだけではなく、「タル配便」という機能が追加。ベースキャンプに配達のアイルーがいて、1クエスト中に1度だけ、これを利用できます。アイテムを制限なしで託し、配達を依頼すると自宅のアイテム箱に直送してくれます。臨時ポーチまで使い切ってる状態だったりすると非常に有効。


 ギルドカードにプレイ時間が表示されるようになりました。これまでプレイ時間はタイトル画面からコンティニューを選ばないと見れませんでした。ゲーム内で確認ができるように。また同様にムービー等のギャラリーもタイトル画面から入るシステムだったのが、ゲーム内の情報誌とか髪型とかの変更と同じ並びでギャラリーが見れるように。これもかなりいいとこついてると思います。またギルドカード内にサイズが記録できるモンスターは狩猟数と最大・最小サイズが残るのはそのままに、トータル狩猟数とそのうちの捕獲数が別に表示されるようになりました。これで、「あれ、このモンスター捕獲したことあったっけ?」ということがなくなります。


 捕獲に関わることでもうひとつ、前作では後半になるまで作れなかった、というか追加スキルであった「捕獲の見極め」がかなり初期に出ます。これまでの捕獲数が表示されるのを考えると、カプコンは「捕獲しろ」といってますな! そりゃいいんですが、前作では捕獲ができるようになった場合、マーキングがピンクから黄色に変化して教えてくれました。そのつもりでやってたら、なかなか色が変わらない。何と、マーキングがピンクと白に点滅する、が捕獲のサインだと気づくより先に倒しちゃったよアオアシラ。これに絡めて、各エリアがちょっと小さくなったような上、マップに表示されるアイコンがモンスター、自分、オトモアイルー×2となっており、ぶっちゃけ、アイコン重なりまくってモンスターのマーキングが何色なのか全体マップからでは見えにくいことが多いです。かといって拡大マップに表示を切り替えますと、本筋であるメイン画面が見にくく、わりと邪魔。どーうしろとー?


 あ、あと、装備関連といいますか、あんまし外見が魅力的なものがないなあというのも正直なところ。これと、序盤の防具のスキルが優秀かつ、キャラのモデルがアレなことも相俟って、新しく防具をあんまり作ろうという気にならない。いやマジで最初のボスであるドスジャギィの装備優秀です。かなり初期なのにデフォルトで攻撃力UP【中】、捕獲の見極め、回避性能+1が発動します。んで、キャラモデルですが、何故か知りませんが、男キャラ女キャラともに自分のキャラの体形がブサイクです。キャラメイク時に両方とも確認できますが、いずれも胴長で股が太く、ゴリ体形と揶揄される状態。特に女性キャラのスタイルの悪さは尋常じゃないです。肩からバストのトップまでがほぼ斜め一直線となり角度の関係でロボットみたいになってます(横からだとバストがあるように見えない)。そっからかくっと角度を緩やかにして股間まで。背中のラインが右向きだと>の形になるへこみっぷり、尻は出っ尻かつぺったんこという。あまりに変なスタイルなんで実際に装備を試してみたんですが、これって装備によってはかなりおかしく見えます。男キャラだって似たようなもんで、いろんな防具を着せ替える意欲減退というか長時間それを見なくてはならないわけで。いやそれって、このシステムとしてはどうなのさ? 


 農場内での移動がかなり容易になりました。特に畑は前作同様柵がありますけど、低くてまばらで、柵の上も通れるようになったので便利。前作は2箇所ある出入口を使わないと畑に入れませんでした。同様に、農場で面倒だった釣りが一気にまとめてやる網に。前は使用できるエサの回数だけ釣りがやれるというシステムで一匹一匹釣ってました。後半になると網を打ち出してやれましたけど、今回はそれが最初っから。またクエストにおいても釣りは餌なしでもOKに。前作では、畑や採鉱はともかくとして、釣りについてはクエストで規定されてる以外は「めんどくさい」という理由で後半ほとんどやらなくなってたのでこれは改良だろうなあ。同様、移動関連では、自宅と集会所が直接行き来できるようになりました。前作では、出入口で集会所へ移動を選ぶか、一度外に出て、集会所まで歩いて行くかでした。また、オトモアイルーの溜まり場が、キッチンから農場へ変更、というかキッチン廃止。それにともない、指示出しのボードも農場へ。ただし、これは自室にも設置され、農場への出入りなしでも指事出し等可能になるという心配り。


 キッチン廃止になりましたが、前作にてキッチンが担っていた要素は再構成されています。キッチンでできたのは、

 ・オトモアイルーの訓練や選択、スキル習得/忘却等の指示
 ・よろず焼きによる肉/魚の自動焼き(要お金) ・キッチンアイルーの料理によるドーピング(要お金)

 前述の通り、指示については農場あるいは自室へ移動。よろず焼きについても同様で農場にて10連よろず焼きが登場しました。こちらは無料。そんで、最後のドーピングですが、再構成されたのはこの部分。前作では料理を選ぶ際に、料理長のレベル、料理人の人数、食材の選択、料理人の得意ジャンルが絡んだ上にランダムでした。料理人の人数で選択可能食材の枠が決まり、少ないと枠が減り、食材は毎度ランダムで決まるので、希望の料理ができない場合もある。レベルごとに食材そのものが変更になりますが、食材のジャンルは決まっています。例えば乳製品とか肉とか野菜とか。そんで食材を2つ選んで料理しますが、レベルにより乳製品×肉の効果が違い、スタミナ増強、体力増強、攻撃力UPとか、逆にモノによってはスタミナが激減したりとかもあり。それとは別個に、キッチンアイルーは3つまでキッチンスキルを持っており、得意ジャンルの食材を使った場合にそれが発動する可能性がある。招きネコの激運とか効果のでかいスキルほど発動しにくいのはともかくとして、食材を選ぶ段階で、発動させるスキルには制限がかかるわけです。乳製品×肉の料理を多用するとかだったら、そのジャンルを得意にしてなおかつ有用なスキルを持ったアイルーを雇わねばならない、と。これが、今回温泉を利用したものになりました。舞台になるユクモ村は温泉観光地という設定ですな。具体的には、「料理をしてもらう」というひとつの行為だったものが、「温泉に浸かる」と「ドリンクを飲む」に分けられたのです。温泉に浸かることによって、体力とスタミナが増強されます。この2つは、料理でもよく利用してたとこですな。そんで、ドリンクによってスキルがランダム発動します。温泉はタダですが、ドリンクは有料。風呂上がりにぐびぐび飲む感じで。温泉の泉質を上げるクエストとドリンクの種類を増やすクエストが存在しています。ドリンクについては、例えば攻撃力が上がるボコボコーラ、運搬能力が上がるハコビールみたいな感じで上昇するジャンルがひとつまず決まっていて、他に2つそれらに関わるようなスキルがランダムで選択されて表示、さらにネコのワクワク術という完全ランダムで発動するまで分からない枠があります。つまり、ドリンクを飲む前に、「ネコの攻撃術【小】★★★、ネコの起き上がり術★★、ネコのかかってこい!★★ ネコのワクワク術4★」というように発動のしやすさ付きで表示されます。なので、「今回は採集メインで行くか〜」と採酒飲んだり、「敵が強いので攻撃系で」とボコボコーラ、あるいは今回出てるスキルがいまいちなんで別のを選ぶ、というように事前に自分で選択する余地が出てきました。何度も飲んでると発動しやすくなったりもするっぽいです。前作で私は最終的によく使っていたのは、体力とスタミナを上げる料理で、そうすると攻撃力UPとかは見込めませんでした。今回のは自分で選べるし、両立もできるので便利。


 オトモアイルーに関して。前作ではオトモスキルを3つまで覚えさせることができました。候補に出てくるのはレベルアップや倒しに行ったモンスターなどが関わってきて、毒使うモンスターだと毒攻撃覚えたりとかそんな感じ。今回、候補の出し方は同じですが、スキル記憶の枠が6つになり、それぞれのスキルについていくつの枠を使うのかが規定されてるシステムに。攻撃力を上げるスキルはひとつだけだったけど、今回は攻撃力UP【小】はスキル枠1つで、攻撃力UP【大】だと2つ消費しますとかそんな風に。また前作でお役立ちスキルだった「ぶんどり術」が標準搭載になりました。これ、すげーでかいっす。「ぶんどり術」はオトモが攻撃したモンスターの種類ごとに判定され、判定に成功するとそのモンスターから素材をぶんどったということで終了時に追加報酬として出てくるというもの。前作では受けるクエストのワンランク下のレベルの素材(上位クエストでぶんどると下位クエストの素材とか)だったのですが、今回はそうでもなく、役立ち度UPですともさ。結構このオトモが採集したりぶんどったりしてくれる分がバカになりません。そのうち精算アイテムはちゃんとポイントと現金になって集計されますし。


 ただし不満点としまして、「オトモの注意術」があります。これをつけてると、他のオトモがサボり行動をしている場合、殴りつけてサボりを中断させるというスキル。ただ場所によってはこのときの攻撃が、ハンターにも当たります。採掘などをしていると、基本的にオトモは近くに寄ってきています。そこで片方がサボり、片方がぶん殴った場合、高確率でハンターに当たり、採掘モーションがキャンセルされます。何度も何度も何度も。うざっ。こしょーがないので、ちょっと離れて採掘。オトモに気兼ねしてるようでそれはどうなのかと。れに関してはあんましフォローのしようがありません。


 モンスターのスタミナについて。モンスターにはスタミナが設定されています。Wiiからの要素ですな。スタミナはモンスターの攻撃やこちらの攻撃の命中等によって減っていき、スタミナ切れになると、モンスターの様子が変化します。ヨダレを垂らすとかが外見上の変化ですが、行動にも違いが。全般的に息切れが生じ、動きが悪くなります。例えばウルクススという太っちょウサギが凍土地帯にいます。PVにも出てましたけど、硬い腹部を使ってソリのように氷上を滑走します。これによる突進は、かわした後、カメラをそちらに向けると、突進の終わりで反転してるという具合。しかもすぐさま次の突進に来ます。またこのウサ公、エリア移動するときも突進で滑走したまますごい勢いで消えます。これがスタミナ切れになりますと、まず突進からの反転にかなりの確率で失敗するようになります。こちらに尻を向けたまましばらく動けないとか、反転してもしばらく動けないとか。エリア移動の際も滑走ではなく歩いて行きます。スタミナのなくなったモンスターは特定の行動で回復を試みます。分かりやすいのは捕食とか水分補給。また一部のモンスターはハンターを押さえ込んだりすることによってダメージを与えると同時にスタミナ回復を行います。なのでこちらとしてはモンスターのスタミナを奪い、スタミナ切れになったところで集中攻撃とか、隙が多くなるのでアイテム使ったり攻撃したり、捕食中は無防備なんでやりたい放題とかになりますな。


 モンスターの動作を見ていますと、他のゲームにはない無駄な動きや描写が多い。それが重さとなり、生々しさとなっています。前作までもそうですが、その傾向はさらに増してる感じで。たいていのモンスターは死ぬときにもがき、痙攣して動かなくなります。臆病な七面鳥みたいなガーグァは、背後から突然攻撃されるとびっくりして、フンをもらしたり、卵を産んだりします(どっちも精算アイテム)。草食動物のある種のものは仲間が攻撃を受けるとエリアから逃げ出しますし、凶暴なモンスターが隣接エリアにいると落ち着かなくなります。トカゲ系のモンスターはエリア内で少し暗い場所にいると目が黄色く鈍く光ります。そうした光は明るいとこに出るか、死ぬと消えます。目の光りが怒り状態と平常時では違うものもいます。ハンター等がいないと水辺に横になったり、寝てたりするモンスターもいます。毒を吐くドスフロギィというモンスターがいまして、こいつは喉の袋を膨らませた後、毒の息を吐きつけてきます。この袋、部位破壊が可能で、破壊すると袋がぼろぼろになります。で、部位破壊後、ドスフロギィが毒を吐こうとすると膨らんだ袋から毒のブレスが漏れるのが見えます。こうしたことって、やるだけで容量を食うわけですよ。別のモーションだったりするんですから。それをあえて入れてあるとこがいいかなあと


 これまでにいたモンスターも含めて、「おお!」と思うような行動パターンも増えてますリオレイアリオレウスの火竜夫妻は、ホバリングからの攻撃にバリエーションが増え、凶悪な火属性やられ(ウチケシの実を使うか時間経過か水の中で転がるまで体力を減らし続ける)を付加してくるのでナメてかかるとエラい目に遭います。彩鳥クルペッコは鳴き真似して他のボスモンスターを召喚します。新モンスターの尾槌竜ドボルベルグが、尻尾振り回して、これまで安全地帯だった切り株(登らないと行けず、他のモンスターの攻撃が来ない)を粉砕したときには驚愕しました(エリア移動しても復活なし)。


 カメラに関して。これまでは壁際に寄った場合、カメラが俯瞰に強制変更されて混乱するといったことがよくありました。今回は改良されていました。強制変更されるにはされるのですが、下からのアオリ。いきなりだととまどうにはとまどうのですが、俯瞰の場合に比べるとはるかに状況が見える(前作ではハンターの頭しか見えない)ので改良といえましょう。


 訓練所について。初心者用の訓練(武器の使用とか採集とか肉焼きとか)は当然あるとして、集団演習もいいとして、個人演習が消えました。おかげでソロ専門は尋常じゃなくしんどくなってます。というのも、訓練所ではオトモは使えません。集団演習を個人で受ける形になるので、相手になるモンスターは体力が多いです。なおかつ、通信でやってる前提なので一時停止すらできない、という。斬っても斬っても斬っても相手が弱りません。今作の演習を初めてやって、一番弱い演習で延々戦った挙げ句、電話がかかってきたのでリタイアするというハメに。そりゃ3落ちまではできますし、支給品は独り占めできますし、クリアしていくとご褒美がといわれましてもねえ。複数のハンターが戦う前提なんで火力が少なすぎます。


 で、武器は前作の11系統にスラッシュアックス(斧と剣に変形可能)を加えた全12系統。それぞれに新要素が加わっております。体験版では前作で使い込んだ太刀とライトボウガンをやってました。さて本編は、といいますと、当然のように太刀。まあ、他の武器でもよかったんですけど、金銭的な問題から剣士かガンナーのどっちか(防具が別)かなあと。


 太刀は太刀で、基本的なとこは変わりなし。前作の太刀は、練気ゲージというのがあり、敵を殴ることによってゲージが溜まって満杯になると攻撃力がUP、攻撃を弾かれなくなり、さらに高ダメージの気刃斬りを放てるようになりました。ただし練気ゲージは一定時間敵に当てないと減っていきます。なのでいかに敵に定期的に攻撃を当ててゲージを保つか、同時にガードができない武器のため、敵にまとわりつきながら回避し攻撃していくというスタイルに。


 こうした点は変わらず、ゲージがもうひとつ増えました。練気ゲージを縁取るようにしてゲージ。気刃斬りを3連発した後、4発目に出せるようになった気刃大回転斬りを当てるとこの新ゲージ変色。さらに攻撃力がUPします。色なし→白→黄→赤と上がり、応じて刃がその色に光るようになります。気刃斬りと大回転斬りは、練気ゲージを消耗するため、おおよそ2/3程度は溜まってないと大回転斬りまで出ません。なので定期的に攻撃を当てねばならないというのは変わらず。さらに新ゲージ自体は大回転斬りを当てないとじわじわ減っていき、ランクダウンしていきます。なので新ゲージを保つためにはよりアクティブに攻撃していかねばなりません。ただ、気刃斬り3発と大回転斬りってモーション遅めでなおかつ連続しないといけないため、なかなか当てることはできません。まあ、気刃斬りは当てないなら当てないでもいいってのと、大回転の範囲がかなり広いってのが救いでしょうか(あとゲージ落ちしにくい)。大回転斬りを撃った後は、構えて納刀というところまで流れがあるので、やらかした後はまた抜刀からになりますといいますか、アイテムが使える状態になってるってのは便利かもよ。


 ということを踏まえまして、太刀。新ゲージが上がりますと、攻撃力の増加が実感できます。今まで数発入れないと死ななかったザコが一撃死とか。さすがにボスモンスター相手だと大回転を当てるのも一苦労。動きが止まったとか鈍いところに都合4発当てないといけません。そんなに止まってくれねえよ。なので、だいたいマジメに狩猟してますと、かなり戦闘が進んで、ボスがスタミナ切れとかになる頃、どうにか赤ゲージになってくる感じで、テンションも上昇ですよ。


 あー、あと回避が何だか楽。無茶な当たり判定を持ったモンスターがいない(あるいはまだ出てきてない)ため、さくさくくるくる。ついでに、ハンターがばったり倒れるのは麻痺か死んだときくらい。吹っ飛ばされたら受身を取ったりします。おお、かっこええ。


 とまあ、いろいろと見ましたが、若干「あれれ?」と思うような点もありますが、全体としては便利になってるといえましょう。で、そんな諸々の点を考慮した上で、正直なところ、難易度、えらく下がってねえ? オトモアイルーが強力なのか、あるいは武器の底上げがされたせいなのか、判然としませんがね。現在60時間弱プレイし、130くらいクエスト終わった時点で、落ちた数3、クエスト失敗0、マジで。落ちたらネコたちにベースキャンプまで運ばれるのですが、それを見た記憶がほとんどないです。ちなみに落ちた相手は、アオアシラクルペッコボルボロス。最初のうちはまだ序盤で、下位クエストだからでしょうかねえとか思ってましたよ。でも、前作等を考えてみても、ハンターとしての関門みたいなもんがあるはずですが、さほど感じず。初対面の敵が大半ですが、前作をやってたというのは多少はあるのでしょうがね。クエストは制限時間50分ですが、今のところ最長でも26分くらい。クエストの回転がかなり早いです。このため、前作で強いモンスターを攻略等自力で考えて倒したときのカタルシスがさほど感じられず。ただ、これは実質前作が最初に面白いと感じたモンハンだった、というのもあるでしょう。ディレクター等がいんたぶーで前作からの引き継ぎをしないのは、みんなが同じスタートラインから始められるように、ということをいってました。しかし、我々はすでに同じスタート位置ではないのです。ハンター経験者はそれに見合った経験値をプレイヤーとして溜め込んでいます。新しいモンスターの新しい挙動に驚くことはあれ、少なくとも私はそれを恐怖と感じなくなっています。ネットの感想とか見ると、私があっさり倒してるモンスターについて「ここら辺からゴリ押しじゃいけなくなる」とか書いてあったり。てことは初心者だとちゃんと攻略のカタルシスがあるのかもしれません。難易度やプレイヤー寄りのシステム改良を考えると、ここからモンハンを始めるという人には最適かと。単品として見れば、です。シリーズとして見たとき、シリーズ経験者にとってはボリューム不足、手応え不足なんじゃないかなあ。「2nd」の後で「2ndG」が出たとき、装備等まで含めた完全引き継ぎが搭載されました。そのためやり込んでいた人にとってはボリュームの少ないものに感じられたようです。今作で引き継ぎがなかった理由がそれなんだろうと思いますが、でもやっぱり同じ声がすでに出ています。難しいもんです。


 ちなみに、今作で初めて特定のモンスターを破るために装備を考えたのは、毒怪竜ギギネブラの2体目以降です。最初のやつは初見でもちろん倒してますよ。それまではどうしてたかってえと、ずーっとジャギィ装備でした。今もたいていはジャギィ装備です。最初に出てくるボスの装備がいまだに一番使い勝手がいいというのはどうなの? で、対ギギネブラ装備考案の理由は、とにかく毒にかかるのが面倒だったため。ギギネブラについては、いろいろいいたいことはありますが、とりあえずこいつはここまで。次に装備を考えたのは、雷狼竜ジンオウガ戦に挑むとき。雷の攻撃があるのが分かっているので、耐雷性に優れた防具がほしかった、というだけ。37時間目、ジンオウガは倒れ、ムービーが始まり、おおえらく力の入ったムービーだなと思ってたら、エンディングになり、ぎょっとしました。まあ、そっからが本番だったのですが。


 実際のところ、私にとって、このゲーム、どんな風に感じられたかといったら、ちょうど前作で崩竜ウカムルバスを退治して、気分的に自由な第二の狩猟生活というか引退後の悠々自適な生活の延長上、ダウンロードクエストで新しいのが出ました、という感じ。がーっとのめり込むのではなく、スローライフな空気です。また、ゲームの操作も緩急があり、さほど激しくなく、長時間続けていても指が痛くなったりはしません。私が好きなゲームの条件のひとつが、想像力の刺激にあります。スクエニとかがよくやる押しつけられるドラマっぽさ(「ぽさ」ということはそのものではない)ではなく、受け手の脳内で加速するドラマチックです。それが自分の中に創造物を構築し、例えば二次創作となったりするのではないか。前作では私の中にそのドラマがあった。今作にはない。そこが、おそらく、夏まで書いてたような記事にすることをためらった理由である。なので、思うことがあったら、フツーのゲームの感想みたいに書いてくのが一番かなと。


 前述の通り、決して魅力がないわけではない。毎週なにがしかのダウンロード配信が続くというサポート体勢もある。1日発売で6日には出荷数200万本突破と公式サイトで発表。消化率が半分でも100万本発売である。何だかんだいって、UMDを入れて10日間、入れっぱなしである。PSPもモンハン起動したまま、停止するときはスリープで、PSPのメニュー画面も見てません。ちまちまやり続けるだけのものはある。値段分は確実に楽しめますとも。しかし私にとって現状では前作ほど熱くなれない、というのが今の結論である。おそらくもうちょっとしたら、他のゲームを混ぜだすでしょう。「ゴッドイーター・バースト」の追加パックも出てますしね。PS3にダウンロードしたままPSPに導入してないんですが。でもモンハンの操作とこんがらがりそう。


 モンハンの話、ここまで


 12月になって、急に寒くなったりしたせいでしょうか。まず母が体調を崩しました。下痢とかで寝込み。次に祖母が体調を崩し、食欲減退ということで。んで、父が熱が出て吐き気がするとか。ぶっちゃけノロウィルスとか心配されてる状況で、元気なのは私だけ。おかげで食事も各自やるということになりました。ノロウィルスならば経口感染するので、どうやら感染者の作った料理から来る可能性が高い、らしい。他の家族は食欲がないというので、私は自分の分だけ作成。オムレツなど作って、御飯をレンジでチン。食べた後、何だかもたれる。自室に戻ると、やけに寒い。ファンヒーター頑張る。そういや何故か最近睡眠時間が足りてない気がします。御飯前に少し仮眠を取りましたが、早めに暖かくして寝た方がいいかもねー。仮眠から覚めたときに関節もちょっと痛かったし、風邪のひきはじかもしれません。きゃっちゃーこーるど、めいびー


 夜中、布団の中でかっ、と目を覚ます。寒い。ついで、ダッシュでトイレへ。猛然と吐く。嘔吐する。ちなみに嘔吐と吐瀉は違うものです。吐瀉は下痢と嘔吐で、嘔吐は口からのみ。久々に吐いた気がする。私の中で、観察者である私が、私の行為と思考をじっと観察している。卵と肉と玉葱。オムレツである。ポンプのようである。えずく姿勢、臭い、そうしたものすら記憶に留めようと観察する私。多分、この観察者である私は死ぬまでついてまわるのだろう。という思考すら観察している。吐きたりなかったので、指を突っ込んで追加。便座や周囲を除菌クリーナーで拭い、水を流す。キッチンで水を飲んで、口内と喉と食道を流す。ついでに鼻の中をきれいにする。自室に戻る。布団に入る。悪寒がすっぱり消えていた。人間は不思議だ。


 翌日、すっきりした気分で目が覚める。風邪のひきはじめ、食あたりだった模様。ついでに、その日、母は胃腸炎、父は風邪+胃腸炎、祖母はよく分からないが食欲がないのは間食と食事の回数が増えて一回の量が減ってるからだという結論に。誰もノロウィルスではなかったようだ


 休憩時間に、隣の席のおばちゃんが、斜め後ろのおっちゃんと話をしているのを何とはなしに聞いている。変な単語が聞こえた。皿屋敷がどうのといってるのですがね。どうもおっちゃんの方は「ばんじょーさらやしき」といってるようです。どっちも手元にパソがあり、おばちゃんの方が「ばんじょーのばんじょーってどう書くの?」とか聞いている。「いやあ、私も字までは知らないけど、ばんじょーはばんじょー」と返すおっちゃん。「いや、それは違う」と突っ込みたくて突っ込みたくて仕方ない私。「あ、これか」と変換したおばちゃんのパソ画面に「万丈皿屋敷」の文字。波瀾万丈とかそういうのか、皿屋敷。突っ込みたい度数が上昇するものの、この2人に対しては誰も何もいわない。何かいうと逆ギレする人たちなのです。多分私がいったら「知識をひけらかすな」「バカにするな」「細かいことをいうな」等々のセリフが返ってくる。何か教えてもお礼いわれたことないし、何もいわないと「冷たい」といわれるが、口出ししたときの方が何もしないときより4倍くらい文句いわれるので、最近放置なのです。いるんですねえこういう人たち、と思いつつ、自分の言葉の弱さにげんなりする。


 新聞をぱらぱら見てたら、手が止まった。理由が分からなくて、新聞を見る。えーとどの記事が手を止めたんだ。視線は左側のページだったんですが、どうやら右側の記事のようで、お、これか。インタビューみたいなの。まず名前の字面に記憶があるような。写真、その顔、見た気がする。略歴、どうも聞いたことがあるような。もしかして、これってガッコの先輩じゃね!? それからそこに掲載されていた年齢を逆算。逆算、というのは先輩の年齢から学年差年齢差等を差っ引いてみたと。自分の年齢とかあんまり把握してない私。で確信。直接私らの代には関係しない先輩であったが、会ったことはある。3つ上の学年で、その学年には3人の男性がいて、皆1歳ずつ違っていたはず。よし、年齢的には問題なし。さらに昔の名簿などで最終確認をする。おお、これで他の友達とか先生に毎度回してる近況ペーパーのネタが確保できました。早速新聞を切り抜いてコンビニでスキャンして画像ファイルにしてみたりする。それにしても、よく気づいたなあ、私、人間って不思議


 そろそろ街も冬支度。夜お散歩とかしてますと、クリスマスイルミネーションを競い合う住宅街がキレイです。こないだお休みの日に図書館に行く途中、工事の看板を見ました。街路樹がらみです。冬支度なのです。「高木剪定中」とっさに私の頭に浮かんだのは、アロハ着て樹に縛り付けられ困ったように「やめろよ〜」といいつつウクレレを弾きながら剪定される高木ブー。うむ、疲れが溜まってるのかも知れません。


 何故だか分かりませんが、休憩時間には寝てたりすることが多かったので、今旬は読了本少なし。いろいろまた溜まってきてるので、消化していきたいなあ。何故だか分かりませんが、休憩時間は今後あんまし寝なくてもよさそうだし。ネタ少なめですが今回このくらいで。




 購入した本:
  六塚光『墜落世界のハイダイバー2』、桜庭一樹『書店はタイムマシーン』、西村悠『僕と彼女とギャルゲーな戦い』、小林裕也『うちのファンタジー世界の考察+』、大森望責任編集『NOVA3』、川原礫『ソードアート・オンライン6』、入間人間『電波女と青春男7』、森見登美彦『美女と竹林』、紺野キリフキ『キリハラキリコ』

 読了した本:
  西澤保彦『方舟は冬の国へ』、桜庭一樹『桜庭一樹日記』『少年になり、本を買うのだ』『書店はタイムマシーン』



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