2011年2月。


中旬。


 相も変わらず忙しい。うぐう。


 家に帰りますと、母が「ウチの孫は賢いのよねえ」などとのたまう。はて? 聞いてみるに、買い物とかに行ったときのエピソード。勝手に走り回って自分が買いたいものをひとつ持ってくるらしい。ひとつ、というのは多分弟夫妻に制限されているのだと思われ。で、かなりの確率でおもちゃの、それも高いものを持ってくるそうな。そこで一言、「買いたいもの選んだから会計しようよ」いやいやいや、それダメだからとダメ出しすると「分かったー」と走っていって、もっと高いものを持ってくるらしい。「いやそんなにお金ないから」といえば、「大丈夫、おかーさんが持ってるよ」と平然。今度から連れてくときには百円均一とかのお店にしないといけないかなあとのコメント。んー、それは賢いというよりもズル賢いのではないかと首を傾げる今日この頃。


 そんな甥っ子も今度の6月で3歳。さらには今月下旬には妹ができる予定でして、つまるとこ、南の島にいる義妹の出産が近いのです。母などそわそわしてて、毎日電話とかしてたせいで、弟に「生まれたらこちらから電話するからそんなに心配しなくていいよ」(意訳:やかましいのでかけてくんな)といわれる始末。数日電話かけるのをガマンしていたら、「20日頃生まれるかなあ」とあちらから電話。向こうにはやんちゃざかりの甥っ子がいるんで、世話をする計画。「じゃあ20日に行く」と母が通達して、予定を組んだら、「いやいやいや、生まれてからでいいって」と断られ、またしょんぼり。てなことの繰り返し。まあ2月下旬から行くのは行くはずなので、それ以外の準備も。今、熊本に住んでるのは、私、父母、祖母の4人。母が3週間くらいいなくなるので、その間、祖母が心配。私の帰りとかも不定期だしね。デイケアのとこに預かってもらうことに。バックアップ態勢でございまする。姪っ子、早く生まれてこないかなあ


 とある土曜日。私は朝からミッション、父は休みで、母は早朝からお出かけ、というスケジュール。で、私が起きて朝食でも〜と思ったら、何故かオムライスが3皿あった。むう? 祖母はすでにデイケアに行ってる、母はお出かけ中。私と父しかいないわけだが、3皿。何か1皿多い。3皿。とりあえず、レンジでチンして1皿朝食として喰らう。オムライスパワーでミッションをこなして夜帰宅。何故かオムライスがまだ1皿残ってる。つーか、何故かも何も1皿多かったのであるから当然。父は休みの日になると1食しか食べないのです。まだ母が帰ってなかったので、さてはこれを見越してのことか、と余ってるのも何だし最後の1皿を温めて喰らう。母帰宅後、尋ねてみると返答は「私の分、お弁当用に作ったけど、持ってくのを忘れた」いやいやいや、思い切り皿に載ったままでしたやん。


 ミッション場で一緒にミッションこなしてるおばちゃんの話。大学の頃だかに、人づてでアルバイトの話が来たそうな。うん、女の子数人の求人で、モーターショーでのバイト。数人でやることになり、「えー、あんな水着とか着るのかなあ」などと盛り上がったそうで。聞いてて私も、現在のおばちゃんがキャンギャルやってるのを脳裏に浮かべてうぐう。んで、モーターショー当日、バイトに向かってみたところ。そのバイト、モーターショーの周囲でやってるうどん屋の屋台。「へい、月見うどん一丁」などといってたオチとなる。むろん、水着でも何でもなかった。時給800円也。ほふー。


 あんましネタがないのでとっととゲームの話。前回やってたスパロボをまだちまちまやってます。なんつーか、キャラの一時離脱が激しいのはなあという気分。このゲーム、敵を倒したりダメージを与えたり回復したりしてると経験値が溜まり、レベルアップします。レベルアップするのは搭乗者で、それとは別に敵撃破時にもらえるお金を貯めて、ロボットの強化をしていく流れ。お金使うのは、ロボットが撃破されたときの修理費、ロボットのパラメーター強化、ロボットの武器強化で、やるほどにお金がかかります。それはそれとして、例えばアムロ・レイはガンダムに乗ってる状態から始まります。このガンダムを強化していくと、当然その分お金がかかります。でも強化しないと敵はどんどん強くなるので対応しきれなくなる。ガンダムは序盤から登場するのでパラメーター的にはさほど強くないので一層。ところが、シナリオが進むと突然νガンダムが搬入され、アムロはこちらに乗り換えます。ガンダムお払い箱。以降使わないので、徒労感が。他にもララァ・スンがエルメス、ララァ専用モビルアーマーに乗って登場し、アムロが話しかけると仲間になるのです。このモビルアーマーの攻撃はかなり遠距離まで飛ぶので重宝し、強化してましたが、ある日ある時進軍先に「あそこには大佐がいるから行きたくない」とかいって離脱(基地に残った)。ひー。こんなんが続いておりますと、どれをどう強化したものやらさっぱり分からなくなります。どうしたらいいんだこれ。


 一方。久々にディスクの形でゲーム買った気がします。……いやそれ気のせいでした。こないだ「戦場のヴァルキュリア3」買ったじゃん。今回買ったのはPS3「戦国無双3Z」です。この元になってるのが「3」ですが、こちらはWiiですね。任天堂のハードであるWii版の「3」には「謎の村雨城」で冒険するモードがあったりするのですが、それはソニーのPS3版では削除。そんで今回、新たにWiiでは「3猛将伝」で新たにストーリーモードが追加されるキャラがいたりモードが追加されたり。PS3の「3Z」は無印+猛将伝−村雨城でさらにHDリマスター。Wiiの無印ではかなり処理落ちしていたらしいので、それが心配で発売日購入とか控えておりました。が、処理落ちについてはネットの情報では言及されておらず、購入に踏み切った次第。


 「戦国無双2」はPS2でプレイしてまして、やたら敵武将のガードがやたら堅いとか、本多平八郎が鬼のように強いとかありました。平八郎については「三國無双」の呂布みたいなもんですな。「1」は主に信玄・謙信の時代〜信長の時代辺り、「2」では加えて関ヶ原とか大阪の陣とかまで。今回は、キャラに北条勢が加わったこともあって、武田、上杉、北条の関東争い(河越城夜戦とか忍城の戦いなどもある)が加わった一方、どうも関ヶ原がない(大阪の陣はある)。あと、扱っている時代はさほど変わりないのに、デザインがどんどん年食ってるキャラが何人かいるのは不思議な感じ。お市の方とか伊達政宗とかガキだったのに青年期になってます。あ、これ書いた後プレイしてたら関ヶ原は出てきました、念のため


 まあ、プレイしてみんとす。ガードの堅さは「2」ほどではない感じ。さらに「影技」というアクションが追加されています。いつもの無双ゲージとは別に練技ゲージというのがあり、これを消費することで発動。最大で5回とかそのくらい連続で撃てます。相手に対して攻撃がヒットしたとき(ガードされてもOK)、×ボタンを押すと影技となります。全般的に突撃系で、膝蹴りとか体当たりとかそんな感じでそれをすると敵を吹っ飛ばし、ガードを解除させることができます。ふむふむ。にしても、これ無双奥義の種類が多すぎです。訳分からんわ。無双ゲージが溜まってる状態のとき○ボタンで無双奥義、これは周囲の動きが遅くなりゲージが減っていく間に○ボタンをさらに押すことで強い攻撃ができるというもの。体力が減っているときに無双奥義を出すとこれが無双秘奥義となり、通常より強い無双奥義+火属性となりまする。で、周囲の味方武将と両手が電撃で結ばれてる状態(味方も無双奥義が使える状態)で出すと無双最終奥義となり、強力な無双奥義+体力吸収。んで、無双ゲージと練技ゲージ満タンで撃つと無双奥義・皆伝となり最強の無双奥義が出ます。今回は撃破効果のある武将ってのがいて、一定条件を満たして撃破するといろんな効果が発動します(援軍が来たり、敵が弱くなったりとかアイテムが入手できたりとか)。その条件に無双奥義・皆伝中に撃破とかあったりすると、「どどどどれだっけ?」となったり。


 やはりシリーズの続編なんですから、それなりに改良されたりしてないといかんですわな。まず思ったのは、ゲーム中ミッションが細かく発生するんですが、それに関する武将や撃破効果のある武将にはでっかく「撃破効果」とか「ミッション」とかの表示が頭上に出ます。かなり高い位置にでかく出るので、キャラが見えなくなるほどでもないし、場所によっては壁越えて見えたりもします。また、ミッションに関する場所(敵武将のいる場所、護衛対象の武将、目的地など)への最短距離が常にマップに表示されるようにもなりました。この最短距離を無視してルートを変えると、途中でちゃんと最短距離が切り替わります。また詰め所の奥で敵を撃破した場合、これまでは撃破した場所にアイテムなどが出て、詰め所の奥にはプレイヤーキャラが侵入できずに取得できないというのがありました(「三國無双」も)。これが解消され、奥で敵を倒してアイテムがドロップされたときには詰め所の手前に出現するようになりました。他には、出陣する際に携帯アイテムを選択でき、自由にそのシナリオ中に使えるようになりました。携帯アイテムには体力回復とか攻撃力UPとか移動力上昇とかそんなもので、これまでは落ちてるのを拾ったときに発動させるというケースだったので、自分で使えるのは便利便利。この携帯アイテムの回復効果などは近くに味方武将がいた場合、そちらにも及びます。


 一方、その回復効果があってもなお、といいますか、あるからなおといいますか、味方武将の弱さが尋常じゃありません。シリーズ恒例っちゃ恒例ですが、極端な話援軍に来た部隊がいきなり救援要請してきたり、全滅したりとか。んで、何故かキャラの移動速度も馬の移動速度も大したことないので、マップの端から端まで駆けてると救援に間に合わなかったりします。なので、状況によっては味方を見捨て、最低限必要な総大将のところに駆けつけてお団子使ったりしなくてはならず、下手なことすると、敵味方総大将しか残ってないとかもあります(敵はプレイヤーキャラで撃破)。じゃあ撃破する快感はあるかってえと、ガードが堅い、雑兵でも一撃で死なないとあって、「三國無双」のようにはとうていいきません。まだ1ステージの撃破数500人突破してないしねえ。雑兵がわらわら寄ってくる感じは「無双OROCHI Z」の方が上で、撃破する快感もそちらが上。「戦国」は「2」もそうでしたが、丁々発止のやりとりをチャンバラとして楽しむのかなあと。「OROCHI Z」もそうでしたが、どうもPS3の能力限界なのか技術の問題なのか、遠くの敵まで表示しきれないようです。処理落ちするのかもしれません。これを隠すためでしょうか、カメラの位置が近い。アングル多少は変更できますが固定はできません。なのに移動する技、ふっおばす技が多く、めまぐるしく位置が変わり、撃破したときに敵がどこでアイテムをドロップしたのかさっぱり分からずカメラぐるぐる回すのはしょっちゅうです。アイテムどころか敵武将見失うこともよくある話で、この辺もうちょっと何とかならなかったのかねえ。


 味方武将の敗北については、「大阪の陣」を豊臣方でプレイすると大変しんどい。難易度「やさしい」でやってもまだクリアできてない武将がいますよ? というのも、敗北条件の武将が複数いて、なおかつそいつらがかなり離れた場所にいて、さらに怒濤の攻撃や奇襲やらが次々に来るのです。真田方についてる「くのいち」だと幸村と秀頼と甲斐姫が敗北条件ですが、突如ハットリ君が場内に現れたり、真田丸が歴代最弱で誰でも出入り可能だわ、幸村突撃するわで大変なことに。何度も体力回復させても幸村敗北でゲームオーバー。成田氏長の娘「甲斐姫」だと秀頼+幸村+くのいち。大混乱で「敗走の危機!」メッセージが出まくるなか力尽くで家康を倒してどうにかクリア。加藤清正でやると秀頼+正則で、正則がたびたび危機になるのを助けつつ、どうにか力尽くでクリア。ひー。


 武器に関して。途中まで武器の種類=攻撃力の違い、でそれに属性やパワー、スピードとかがつくのだと思い込んでました。なので、攻撃力が強くてスピードジャンルのものがほしいなあと攻撃力重視で取捨選択してたらひどいことに。武器の種類=攻撃力の違い=ジャンルでした。実質各キャラに4種類、攻撃力は少ないが速度が速いスピード、その逆のパワー、間のノーマル、んでレア、これに属性やスキルがついたりつかなかったり。そりゃ攻撃力の高い武器、パワーしか出てこないはずだわい。「三國無双5」とか「マルチレイド」とかがそんなタイプでしたな。そんで今回防具もありまして、鎧、籠手、足袋、こちらは防御力のパラメーターはあんまし変わらず。武器と防具にはスキルがつきまして、それぞれに最大6つ。部位ごとにスキルのジャンルは決まってますが、どれがつくかとかいくつつくとかはランダム。さらに残り強化数もランダム。強化ってのは、素材を消費してレベルを上げる形。ひとつ強化すると残り強化数が減ります(当たり前)。さらに素材を消費しますと、スキル内容そのものも変えられます。こちらも残り強化数が減少。入手した時点から変わらないのは、武器についてる属性、武器・防具のパラメーター、そしてスキルの数そのもの。スキルの内容は変更効くんですがね、枠の数は変わらぬ仕様。それはそれとして、素材があって残り強化数があればわりと自分好みにさっくり仕上げられるので武器や防具の収集側面が薄っぺらい。種類も少ないし、好みのスキルなんてのもわりと固定されてきますしね。うーん、変更ができないシステムの方が武器の収集楽しめた気がします。


 新武将作成とかありますが、パーツ少なすぎ。例えば女武将を作ると顔パーツは3つ、声4つ、各パーツも同じくらいしかありません。色だけはやたら変えられますし、体形とかもある程度は変更できるんですがね。エディット面はやたら弱い。最新作なのに。あー、モンハンもそんな感じでしたが。20人保存とかいわれてもなあ。ぶっちゃけ1人作った時点で飽きる。新武将しか使えないモードがあるんですが、こちらもあまり手をつけてません。


 他のモードで「創史演舞」ってのがありまして、自動生成シナリオで延々やるタイプ。大目的を最初に定め、それに行くための小目的が設定され、戦場を選んでこなしていくというもの。大目的は例えば「日本一の武士になる」とかで、小目的は「4日以内に2000人殺せ」とか。戦場をクリアすると連戦するかどうかが聞かれ、連戦を選ぶと体力は持ち越しで、敵が強くなり、ドロップアイテムがよくなります。連戦しないと体力回復し、アイテムの購入やレベルアップが可能になりますが、1日進みます。ふむふむ。たしか「2」で無限城ってのがそんな感じでしたか。ですがそれよりこれ「三國無双」の猛将伝のどれかに入ってたタイプに近い。仲間を雇ったりもできます。「三國」のは、空白地帯に自分の国を建てて、自分の国があると戦場で敵が自国に攻めてくるってのもあったりしましたが、そういうのはなさげ。ただし、このモードは他のモードよりもレア素材が出やすく、ここで稼いだ武器防具素材はすべて他モードへの持ち出しが可能なのはありがたい。でも、そのためには「創史演舞」のセーブデータを破棄しないといけないのです。他のモードとのセーブデータは別になっております。つまり、いい武器とかを入手しようと思って延々やってますと、なかなかデータ破棄しようという気にならず、さらにこのモードのセーブデータはひとつしか作れないので、いくつかのキャラを同時進行とかできません。持ち出しを行うまでは、入手した武器等は他のモードでは反映されません。データ破棄は、持ち出しを同じデータから何度もできないようにするため必要でしょうが、データの複数処理とかはほしかったなあ。あと、自動生成シナリオなんで、延々やってると飽きてくるという側面もあり。ううむ、バランスが難しいですのう。来月には「三國6」が出ますが、どうなりますかねえ


 入間人間の『ぼっちーズ』をバイク屋でぱらぱら読んでみる。バイク屋? まあ定期点検だったのです。以前入間人間についてはソフトボールの描写がおかしいという話を書きました。今度はのっけから気になって気になって仕方ない単語が。保険医。ひたすら出てきます。ガッコの保健室(←こっちはちゃんと「保健」の文字)にいる登場人物を指した言葉なんですが……誰かツッコんでやらなかったのですか? メディアワークスの校正のせいなのかね? 「保険医」って、保健会社と契約して、審査とかするお医者さんよ? こーゆーのを見ると、作者の書く言葉すべてが薄っぺらく見えてしまうのですがねえ。他にも間違って使ってるんじゃないか、こいつは自分で描こうとしたものを的確に伝えきれないんじゃないかとかとか。途中まで読んで、今度は図書館へ。特に何もなかったので帰宅。すると一時間後、その図書館からメールが来て、予約した本が入荷したという。さっきいーえーやー(というかさっきは搬送中だった)。慌てて戻り、桜庭一樹の読書日記を借りてくる。そちらを読むことにする。まあ、東京創元社のサイトで連載してたやつですがね。ほくほく。そんで入間人間の方は返却期限が来たので最後まで読まずに返却。まあ、そのうちまたよむ機会があるでしょうし、ないならないで。あー、もう少し時間がほしいなあ。




 購入した本:
  酒見賢一『泣き虫弱虫諸葛孔明 第弐部』、誉田哲也『武士道セブンティーン』、榊涼介『ガンパレード・マーチ2K 北海道独立1』、SFマガジン編集部編『SFが読みたい! 2011年版』

 読了した本:
  桜庭一樹『本に埋もれて暮らしたい』、ベーテ・有理・黒崎/グループSNE『蛮族英雄』



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