2011年11月。


上旬。


 11月上旬、弟の誕生日。早朝6時、ケータイで電話をかけるTO南の島。眠そうな声で出た弟に「やあやあ誕生日おめでとうはぴばーすでー。もういい加減トシなんだから無理すんなよ。あ、そうそう、今ぐらいの時間にお前さん、生まれたらしいぞ。じゃーねー」ぷちっ。会話といいますか、途中に「ああ」とか「そう」とか相槌打ってたようですが。まあめでたい、のかな。


 先日、合志市在住の先輩からメールなど来まして。つらつら見ていると、近況に加えて今度の合志市文化祭に関するお知らせなども書いてありました。何やら出品だか出演だかされるようで。合志市といえば、最近初音ミク音頭、じゃなかった合志市音頭で話題にしましたな。聞いてしまった以上、あそこにまた見に行かねばなりますまい。ちなみに、先輩の御母堂は、音頭作成に関わったお一人だとか。うう、世間は狭いのう。


 何だか一生懸命作業系ミッションをこなしてました。だいたい夜10時過ぎくらいにはこてっと眠るような感じでして。おかげであんましネタがありませぬ。そんな中、ちょっと時間ができましたら、しばらく前に購入してましたPSP版「ゴッド・オブ・ウォー」のHDバージョンをやっております。えっと2本同時購入でしたが、やってるのは「落日の悲愴曲」の方。とりあえずこっちの方がオリジナルの販売が先立ったので。


 オリジナルの「落日の悲愴曲」の方は、私、北米版をプレイしてクリアしております。今度は日本版で、違いはどこかなどを見ながら、玄田哲章ボイスを堪能中。ストーリー的には、これは外伝のような扱いで、本編三部作の開始される前の物語になります。全体の流れって前にも何度か書いたかと思いますが、もう一度おさらいしてみますと。


 物語開始前の時代→スパルタの将軍であるクレイトス先生無双。ところが、蛮族の王を相手にしたときに殺されかけ、うっかり戦神アレスに助けを求めてしまう。これによりアレスが戦に介入、蛮族の王はクレイトスによって倒される。これが元で、クレイトスは神々の下僕としてこき使われる羽目に。アレスはさらにクレイトスを束縛するために戦の熱狂にクレイトスを駆り立て、ある村で虐殺、燃やし尽くさせる。が、すべてが終わる直前にクレイトスは滅ぼした村が自分の故郷であり、殺したのが自分の妻子であることを知る。妻子の灰が身体にまとわりつき、死人のような灰色の肌となる。この記憶を忘れさせることを条件にクレイトス先生はさらにこきつかわれることになる。

 「T」の時代→なかなか記憶を忘れさせてくれないまま神々に対して不満が募るクレイトス先生。最後のミッションとして、アテナの守護するアテネを襲う困ったちゃんなアレスを倒すことを依頼される。パンドラの箱を探したりして、途中オリンポスの神々の加護を得つつ、最終的にアレスを倒したクレイトスは、新たな戦神(ゴッド・オブ・ウォー)としてオリンポスに迎えられることになる。


 「U」の時代→神になったもののやっぱりストレスフルなクレイトス先生。戦に介入したりするものの、ゼウスにより神としての力を一部奪われ、その力はクレタ島の青銅巨像コロッサスに注入される。このコロッサスを倒すため、クレイトスはゼウスに与えられたオリンポスの剣に残っていた神としての力をすべて注入する羽目になる。ぼろぼろになったクレイトスはその後オリンポスの剣をゼウスに奪われた上、刺し殺される。冥界に落ちるクレイトス先生はしかし、大地母神ガイアの介入によって生命を救われる。ガイアはかつて天空神クロノスに殺されそうになったゼウスを助けた張本人であるが今ちょっぴり後悔中。死すべきクレイトス先生は死の運命を回避すべく運命の三女神に会いに行くことになる。旅の途中、「T」で得た神々の加護の代わりに神の敵であるタイタンたちの加護を得ていくことになる。最終的にタイタン族を引き連れてオリンポスに向かう。


 「V」の時代→オリンポスに攻め上るタイタン族。オリンポスから次々に神々がやってきてはクレイトス先生に倒されていく。最後はゼウスとの対決となり、クレイトス先生が勝利を収める。


 「落日の悲愴曲」は、「T」よりも前の時代で、クレイトス先生が神々の下僕としてこき使われる頃。太陽神ヘリオスが墜落し、光が失われ、闇がはびこり、神々が力を失いつつある状況。クレイトスはヘリオスを助け出す使命を与えられる。途中、冥界の中、エリュシオンで殺した娘と遭遇、力を捨てることにより、娘とエリュシオンで暮らすことができそうになる。が、世界は滅亡しかかっており、クレイトスがその道を選べば、滅ぶ。世界が滅べばエリュシオンも滅び、娘は消滅する。世界を救うには、娘に逢うために手放した力をもう一度取り戻し、娘とともに暮らすことをあきらめねばならぬ。歯を食いしばって、クレイトス先生はすがりつく娘を引き離し、ラスボスに挑むことになる。ヘリオスはこの事件でクレイトスに助けられるものの、「V」においてクレイトスに撃墜され、落ちたところをボコられて首をもがれることになりまする。


 神話系のヘビーな物語が中心(父なる天空神クロノスを子ゼウスが反逆して倒し、そのゼウスが子クレイトスを殺そうとするも、逆に父殺しの対象になっちゃうし)になりますが、アクション自体は爽快。グラフィックもよろしい。ただし、日本語の字幕と音声がズレてることがあります。特にナレーションで長いものが入るとズレてしまいます。うむう。また、エロ関係では北米版ではすっぽんぽんだったのが服着てたりしますな。スプラッタなシーンはあんまり変わらず。序盤のペルシアンオヤジは、中身満載の宝箱で顔面ボコられて死にますし、首もがれたり、目玉刺されたりってのもあります。その辺はまあいつもの「ゴッド・オブ・ウォー」ですな。ただ、オリジナルやったときも書いたと思いますが、ボリュームが少ないです。2時間過ぎで、体力と魔法力が最大となり、さらにちょっとやるとすべての技能がマックスになるだけの経験値が溜まり、トータル3時間でクリアですな。うむ、短い。本編やってるとちょっと物足りないかもです。コミックとかで長いエピソードがあって、それに挟まってる番外編みたいな感じですか。さて、また時間ができたら、HD版の「降誕の刻印」をするかなあ。こちらはオリジナル版は体験版しかやってなかったんで楽しみではありまする。


 とかいってる間に、

 

 「俺の屍を越えてゆけ」リメイク版の限定版が到着。写真の真ん中で光ってるのはフラッシュです、念のため。ちなみに通常版および限定版の中に入ってるUMDパッケージは昔とは異なり、新しい絵になってるんですが、限定版の箱のみPSオリジナル版と同じ写真ですな。この辺「分かってる」感じで。例えばオリジナル版のCMではおじいちゃんが亡くなった話で、高校生くらいの孫と父が「おじいちゃん、最後になんだって?」「俺の屍を越えてゆけだって」みたいなこといってるやつで。12年後のリメイク作で同じ俳優を使い、子どもは社会人になっていて、2人は法事の帰りに12年前と同じロケーション、「爺さん最後にいっただろ」「ん?」「俺の屍を越えてゆけ……あれ、分かる気がしてな」すでに老年に入ってる父、孫を見「そのうちお前にも分かるさ」という。しかもこの2つのCM、公式サイトでは連続動画扱いされてます。たしかに続けてみると、「俺屍」の世代交代コンセプトがいっそうはっきりしていきていいですねえ。「俺屍」はPS版持ってるし、アーカイブスも持ってるんですがね。今回のはリメイクというより調整版のようですが、楽しみ楽しみ。でも、ダウンロード版が同時発売なんで、こっちも買おうかなと画策中。UMD入れ替えたりするの面倒だし。ただし、問題は、ミッションが忙しくてじっくりプレイするタイプのゲームはやる時間が取れないことですかねえ。


 こないだ電器屋の前通ったら「歳末大売り出し」とか書いてあって、おいおい気が早いなあと思ったものの、考えてみりゃ11月で、さほどでもないかという。時間が経つのは早いもんすねえ。もう歳末、年末。朝晩寒くなってきてますし、体調管理気をつけませう。では今回短めですがこのくらいで。





 購入した本:
  大森望責任編集『NOVA6』

 読了した本:
  葵せきな『生徒会の金蘭』、乾緑郎『忍び外伝』、加納正顕/F.E.A.R.『ダブルクロスThe 3rd Editionリプレイ・デイズ1』、新井素子『結婚物語(上・下)』『新婚旅行は命がけ』



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