2012年3月。


上旬。


 先日のこと。セブンイレブンの前に車停めまして、お弁当を買って車内にて食らっておりました。ちょうどすぐ前方に自動ドアがある位置で、何気なしに眺めていて、スターウォーズとのコラボ広告に気づきました。何故にスターウォーズ? と思ったら3D版が公開だか何だかの模様。それはそれとしまして、広告の文句は「近い! 便利! セブンイレブン」みたいな感じで。それはそれでなるほどとは思うのですけどね。問題はどうもその広告を見る限りにおいて、ダースモールがライトセーバーかまえて出入り口に立ちはだかってるみたいなんですが。寄らば斬るって風で、入りたければ自分を斬れって様子でそれはそうどうなのか。


 先日のこと。とあるミッションの現場にて、西部ガスさんのガスがらみのイラストを眺める機会がありました。私、初めて見たのですが、キティちゃんの西部ガス仕様のイラストでして、キティちゃんがチャーハン作ってるというもの。キティちゃんの着ぐるみがガスの炎をイメージしてまして、なんつーか、顔だけドラクエのスライムみたい。つーか、キティちゃん頭燃えてるからそれ、引火してるんじゃね? てな感じがしてそれはそれでどうなのか。


 ミッションに向かう途中、あちこちで工事とかしとりまして、年度末だから仕方ありませんなあ。片側とか規制がかかってると面倒でごわす。こないだも通っていると歩道の工事をしておりました。信号待ちで眺めていますと、黒い棒が何本も並べてあります。あー、道路脇のポールか。ちょうど中が空洞になっているのが見えまして、まあそりゃそうか、電信柱も空洞ですしなあ。でこれをアスファルトにずぶりと突き刺すわけですな。っていきなりそんなわけはねー。これ突き刺したらアスファルト、ヒビ入るわ。つーっと視線をずらすと歩道脇に点々と穴が開いておりました。あそこにポールねじ込んでコンクリか何か流し込んで固定するんですかね。ん、これって何か見たことありますぞ。数秒考えて、プラモデルかっ!? と思い至る。なんつーか、似てません?


 ミッション帰りにちょいとTSUTAYAに寄りまして、本を物色してレジへ。会計をしていましたところ、隣のレジでDVD借りようとしてた女性が店員さんにこういわれてるのが耳に入る。「申し訳ございませんが、こちらのDVDは貸出できません」うおっ。レンタル拒否!? 例えばアダルトなやつとかバイオレンスなやつとかだったら年齢確認なぞ入るとしても、いきなりレンタル拒否はないでしょう。何事かと眺めてみる。つーか、私のとこのレジのにーちゃんがヘタ打って、レシート紙のロール交換をもたついてるので暇だったのです。で、隣のおねーちゃんは何をやらかしたかといいますと、DVDのケースを6本くらい持ち込んだようです。あー、なるほど。CDやちょい昔の店だったらあったような、ケースにソフトが入っててケースごと持ってきて、というタイプだと思ったのですな。なので店員さんが「ここにDVDが入っておりませんので、これは貸出中でして」とか何とか説明しております。結局6本のうち4本がそんな状態。しょんぼりして2本だけ借りて女性帰っていきました。てか、まだロール交換終わんねーのか、にーちゃん。数分後ようやく私も会計終了。


 姪っ子への誕生日プレゼントは最初の予定よりだいぶ早く到着したようです。スイーツの注文カタログなんですが、当初8日に到着する予定になっていたのですが、どこをどう間違ったものか3日には義妹からお礼の電話が。9日が姪っ子の誕生日なんで、急ぎ注文すれば誕生日そのものにも間に合いそうでそれはそれで。何やら甥っ子が楽しそうに選んでいたそうで、いやそれ君のじゃねえから。まあアトピー持ちの甥っ子が楽しめるものを選べるようにって思惑もあったにはあったのですが。一方、父母は姪っ子と、あと東京にいるらしい妹に物資を送る手はずを整えました。妹の方も誕生日が近いのでケーキ代という名目で封筒にお金入れたりしてたようです。段ボール2つをもって父母は近くの郵便局へ。んで、帰って来たので「ちゃんと送ってこれたかね?」と問うと、父が「いやお母さんが財布を忘れていってな」いや何そのサザエさん。「じゃあ送れなかったのかね?」と問えば「ちゃんと送ったぞ」「どうやって?」「また家に帰って財布取ってこようかと思ったが、考えてみればお金がある」……おい。「ケーキ代を使って両方送った」ちょっと待てこら。お釣りも回収したので、「ケーキ代」と書かれた封筒だけが妹への救援物資(他には食料など)の段ボールに入っているらしい。この親どもは……。


 ミッションの現場にて待機中に、そこにいた人たちと雑談。年配の方が「最近は天気が悪いので鳩のレースも順延順延です」とかいいだして、皆「ん?」という表情になる。鳩の、レース? ドッグレースのように会場があって鳩を競わせるのか、と思ったがさにあらず。どうやらかなりの長距離を行うらしい。ゴール地点から逆算して1000キロとかから放し、鳩舎に戻るまでの時間を計るっぽい。「北陸から戻ってくる」とかいってるし。あーそりゃ、例えば西日本全部が天気がいいみたいな状態じゃないとやりにくかろうて。で、その人は50羽くらい飼ってるそうで、そうなるとエサやりやら訓練やら鳴き声やらが大変なので別の場所借りてるらしい。そりゃ大変だ。エサも自分で工夫したりして、筋肉つけさせたり持久力つけさせたり。いい成績を出した鳩同士を掛け合わせたりとか聞いてるとあれだ、サラブレッドみたい。その人のは「稚内から16日かけて戻ってきた鳩」の血統とかいってたし、会長さんとやらはヨーロッパの本場(らしい)でオークション落札して何十羽と購入したりしてるそうです。1羽30万とかそんな世界らしい。うおーっ、まったく知らない世界が広がっておりますぞ世の中。つーか、ホントに趣味の世界だなあ。ちなみに、その話の中で一番面白いと思ったのは、年々鳩の戻りが悪くなってきているらしい。昔からの原因は点的に狩られるとかだったらしいのですが、最近の原因はケータイなどの電波状況が過酷になってきたため、だとか。あー、たしか鳩って体内の磁石で方向を知ったりするんでしたっけか。意外な理由でした。


 さて、珍しく日曜日−月曜日とお休みをいただきまして。あーそういや、原付の任意保険がそろそろ更新だったのです。バイク屋にでも行くかと日曜日にお出かけする。ところが、バイク屋に到着する寸前、原付がエンスト。エンジンが完全にかからないのではなく、かかるけれどもアクセルをひねるとエンストする。うむう、マフラーかな。ここ何日か似たような状態になったのですが、何度かやってるとちゃんと動いていたのです。しょーがないので、ぷるぷるいってる状態のまま、バイク屋まで押していく。到着する直前だったのは幸いか。バイクを預けて症状を説明すると、マフラーじゃなくてエンジンの中だといわれる。2サイクルだとマフラーにススが溜まっていって、詰まると排気ができなくなってエンジンがかからなくなりまする。4サイクルだとエンジンに燃えカスが溜まっていき、燃焼しにくくなるっぽい。だもんで、エンジン自体はかかるけど、アクセルひねると燃えなくなるようです。エンジンばらして、部品交換ということになると、3万円前後とのこと。がっくり。ともあれ、このままだと動かないし、代車借りないと帰ることもできないってんで代車を引き出す。それからそもそもの目的であった保険の更新をすませる。3万かー。それから図書館回りなどして帰宅する。しょんぼり。


 翌日、上記のようにやっぱり休みで、しかも平日。これはすませる用事はすませておくが吉。まずは近くにありますショッピングモールのATMで残高を確認。メインバンクとサブバンクがあり、ミッションの報酬はサブバンクへ入ってくるのですが、カードの引き落としなどはメインなので、補充をしておく必要があるかどうかを確認。補充した方がよさげだったし、また、原付の修理代もいるしなあ。モールの書店に行ってみるが、まだ開店前。ケータイをまとめて取り出して(自分のだと開かなくても時計が見れるのだが、ポケットの2台のうちどっちが自分のか分からなかったので)で時間を確認すると、開店までは15分以上ありまする。んじゃ、サブバンクに行ってお金下ろして、メインの方に移して、また本屋に来るかー。天気は雨。カッパ着て移動。サブバンクに寄って引き出し、時刻を確認しようとして、ん? ケータイがない。原付に入れたっけ? 原付にもない。もしかして落とした、ケータイ? しかもお仕事ケータイと私用ケータイどっちもない。慌てて、ショッピングモールに行き、駐輪場から移動ルートをすべて探し、すでに開いていた本屋や総合受付などにも問うてみるが届いてはおらず。総合受付に連絡先やらケータイの特徴やらを届け出ておく。もうそれ以上外出どころじゃなくなったので、とっとと帰宅。固定電話から、ケータイにかけてみる。私用の方は「電波の届かないところか電源が入っていない〜」となる。うむ、今朝出かけるときにすでにバッテリーが切れかけてたので、切れたのかもしれません。お仕事ケータイの方はかけると即座に留守電に切り替わる。ん? こんな設定にはしてなかったはず、お仕事用の連絡用だし。いやーな予感に見舞われつつ、昼過ぎまで何度かかけるものの状況は変わらず。しょーがなく自分のケータイの回線をまず停止。お仕事ケータイの方はボスに報告して、しばらく様子を見ることに。拾った相手がどこか関係者にかけてくれたり、吹き込んだ留守電を聞くことを期待してのことだったが、夕方まで音沙汰なく、こちらも回線停止へ。雨の中、再び原付で出かける。まずはショッピングモールの総合受付へ行き、ケータイが届いてないことを確認して、最寄りの交番へ。交番の外でカッパ脱いでると、お客に気づいた中のポリスメンが立ち位置を変え、何人かが入口の机のとこに着いて、こちらをうかがっている。うう、ポリスメンに見られながらカッパ脱ぐのって何かイヤ……。ともあれ、中に入って、「すいません、ちょっとうかがいたいんですが」「何でしょうか」交番の中には何故か10人近くのポリスメン。いやなんでこんな多いのさ。視線がすべてこちらに向けられている。「ケータイ電話の落とし物とかは届いてませんか」「どんなケータイですか」「黒の」「黒」ひとりがノートパソコンを叩き出す。「ソフトバンク」「ソフトバンク!」何か空気が盛り上がってる? 「……を2台」「2台……↓」あからさまに交番の中にがっかり感が充ち満ちる。まあそりゃ、2台落とすってのは珍しいケースだろう。それから10分くらいかけて落とし物の届け出を書かされる。これで見つかるといいんですがねえ。しょんぼりと帰る。


 この休みの前後から祟られてるかのように落とし物をするようになる。車の鍵とか証明写真とかミッションの依頼書とか。それぞれ落とした直後に気づいたり、周囲の人が教えてくれたりしたものの、こりゃいったいなんなのさ。ポケットに入れてたはずのUSBメモリもいつの間にか見当たらないし。うがー。ミッション場でも報告したら愕然とされるし。こりゃー、あれですな。お祓いが必要なんじゃね、私?


 数日経過し、ケータイは見つからず、お仕事ケータイの方はミッション場で他の人が使ってた余りのを借り、さらに元のは機種変して復活させようとしてるところ。その費用は当初私持ちということでしたが、皆が哀れんでくれたためか、ボスが出してくれることに。自分のももうちょっと待って反応がなかったら、変えるべきかなあと思案してるとこです。それから原付は無事修理完了し、USBメモリは別のとこから見つかりました。てことは、あとはケータイだけなんだけどなあ。


 てわなけで、へこみまくりの日々でした。ただ、ミッション場の人たちに「いやそれは例えば怪我したりするとこだったのをそうしたモノが引き受けてくれたと考えよう」「前向きに」などと励まされつつ、ちょっと甦りつつ、ある、かな? 前回ネタがないとか書きましたが、こーゆーネタはあんましいらないよなあ、と思ったり。





 購入した本:
  齋藤幸一/F.E.A.R.『星空のラストリゾート』、和泉弐式『VS!!』、多田克己『幻想世界の住人たちW』、須田武郎『中世騎士物語』、竜ノ湖太郎『問題児たちが異世界から来るそうですよ? 十三番目の太陽を撃て』、田中天『天下繚乱ギャラクシー −見参、銀河卍丸−』、大森望責任編集『NOVA7』、有川浩『三匹のおっさん』

 読了した本:
  室積光『史上最強の内閣』、法月倫太郎『キングを探せ』、鳳乃一真『龍ヶ嬢七々々の埋蔵金1』、齋藤幸一/F.E.A.R.『星空のラストリゾート』、竜ノ湖太郎『問題児たちが異世界から来るそうですよ? そう…巨龍召喚』『問題児たちが異世界から来るそうですよ? 十三番目の太陽を撃て



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