2012年11月。


下旬。


 海外出張してたボスが勤労感謝の日に戻って参りまして、通常モードに戻る。ほっとする。ふひー、マジで疲れましたともさ、電話4台。


 その直前くらいに見た夢の話。熊本大学の文芸部部室に久方ぶりに訪れたのです。で、鍵が当然かかっておりまして、窓から覗いて見ますと、何もねえ……。空っぽです。廃墟みたいです。うーん、つぶれたのかしら。うろうろしておりますと、どうやら別にサークル棟がありまして、そこに行ってみると、部員の友達というのがたむろっておりました。で卒業生ということでちょっとだけ話をさせてもらう。昔の作品とかも読んでるっぽいです。でも「あの話、よく分かんないよねー」とタイトル名指しでいわれる。よく知ってるタイトルだったのであちゃーと思うが、自分の作品ではなかったことにちょっとほっとする。いや誰のとかはいいませんよ? それにしても、あれからわずかな年数しか経ってないんですが、実際に今の大学生が読んだらこんな評価をされるんだろうなあと思うと、普遍的なものってなかなか書けないよなあと。あと、昔いた場所の夢を見るときって、たいていえらい疲れてるんですよねえ。最初に見た部室が廃墟だったのは、昔サークル棟の移転があったてなときの反映でしょうか。


 で、通常営業に戻ったら戻ったでやっぱり忙しいことに変わりはなく。朝っぱらから臼杵市(大分県)に出張る。えーとミッション開始予定時刻9時。熊本からだと3時間半くらいでしょうか。海辺の集落で、目の前豊後水道。もらった地図はアバウトな手描き。へろへろと横に707号線だかが描かれ、バス停があって、その近くに「ここ」とあるような風で。グーグルで調べてみると、おおよそトンネルくぐってしばらくしたところ。世間的には三連休のときだったので、県外ということもあり、混み具合も読めないしで、早めに出る。4時半熊本発。なんだかんだで、臼杵市内へ7時くらいに到着。いやこれ早くね? でも現場状況が分からないし、事前に現場の監督が気むずかしい人なので駐車位置とか言動に細心の注意を払えという指示があったので、早めに行動する。途中からやたら細い道に入り、車線が消え、油断してたら、前方から車で離合できない状況に。やむなく、100メーターくらいバックする。はひー。それにしてもこの道であってるんじゃろか。と九州地図を出して確認しようとする。そこへバスが横を追い抜いていく。はっ、これだ! 現場のそばにバス停があるんじゃから、これついていけばよかろうて。しかも地元のバスだ。離合のタイミングとかもやってもらうべえ。バスについて行く。バスが停留所に入ったら、しばらく近くで待ったりする。そして、トンネル。でこぼこした壁がすぐそばにある細いトンネルで、ライトつけて向こう側に知らせないと怖くて入れないわ。平然と通るバス。恐るべし。さらに民家の塀と塀の間にある細い道をくねくね通るバス。ぷろふぇっしょなる。そんなぷろの後を黙々とついていく私。前方に青い看板が見える。某コンビニのようである。こんなとこにもあるのだなあ、近くまで来てるし休憩するかと思ったが、それらしい建物が見えない。そのまま看板を通り過ぎる。んー? そうこうするうちに目的地のそばのバス停に。近くに停められそうなとこがあったので車を置いて、速攻で現場を探す。発見する。この時点で、7時50分。明らかに早い。車を近くに仮に停めて、現場に。確認しようとしていると、頑固職人系といいますか漁師系のオヤジが登場。監督だ。「車、どこに停めたらいいですか」「今はどうしてる?」「あそこに仮に停めてます」「あー、あそこでいいよ」あっさり許可が出る。「熊本からだったんで早く着いちゃいました」とか「場所が調べてもよく分からなかったので早めに出ました」とかいってると、「トンネル越えていくつ目の集落」だの「この火の見櫓を目印にしてくるといい」とかいわれるが、もう来ないと思う。んで、これまたあっさりミッション開始の許可が下りる。漁師の集落は朝が早いのである。


 ミッションを1時間ほどで終わらせると、「お茶でも飲んでいけ」ということになる。他のミッション業者も9時にアポイントが入っていたようだが、まだ来てない。監督に電話がかかってくる。どうも他の業者らしく、場所がよく分からないっぽい。先ほど私が受けたような説明を監督がいってる。出されたコーヒーとエクレアを食し、9時過ぎに退出。他の業者たち、まだ来てない。途中、青い看板が見える。あー、コンビニどこにあるんかねえ。とよくよく近くで見れば、青いマークの中にあるのは魚の絵で、書かれた文字も「GYOSON STATION」。うわ、パチモンだ。漁協か何かかしら。思わず停車して写真を撮りたくなったが、ご年配の方々が朝の散歩ラッシュ中+あんまし広くない道のコンボで、断念。後に調べてみたら、あれ、テレビの「珍百景」にも取り上げられてました。無人販売所らしいです。途中トンネルを越えた辺りでミッション業者っぽい車とすれ違う。離合ゾーンと細い道に苦労してる模様。大分、侮れぬ


 昼に大分市内でミッションがあったので、午前中一度仮眠を取り、こなす。夕方には熊本ミッションの予定であったから、とっとと戻る。戻る途中、信号停車中、横を見れば、たむろしてる原色系の服を着た人影。お祭りか何かかしら。でもどことなく違和感がある。ふと逆を見れば電柱に「かかしまつり会場→」とある。なるほどあれはかかしであるか。さらによくよく周囲を観察すれば、椅子を並べて足下にある田んぼに釣り糸を垂らしてるかかしがいたり、しばらく進めば自転車にまたがってるかかしがいたり。なるほどねー。かかしっつっても、立ってるだけというルールがあるわけじゃないよね。いろんなポーズをしたのがいてもいいのだ。ちょっとしたカルチャーショックを受ける。大分、侮れぬ


 さらにしばらく行きますと、また信号停車。が、すぐに青になったので走る。ん、電柱のとこに張り紙が。「←ガールズフェス会場」なになになに? 何のガールズフェスなんだこれ。訳が分からぬ。他に案内もなく、田んぼとかの間をどことも知らぬガールズフェスにつながる道が走っているのだなと思うと、大分、侮れぬ


 んで、竹田市に入る頃、山の中だし、ラジオの電波の入りが悪くなる。むう。ところが、これが突如として鮮明になった。トンネルの中。いやそりゃトンネルの中で受信できるとこあるけどさ、外の落差があまりにも激しいとぎょっとしますわな。そんなどきどきを経て、どうにか熊本に戻り、夕方のミッションに間に合いそうなタイミング。近くに車を停めて、歩いていく。すると、通り過ぎた電柱に違和感があり、思わず逆回しで戻ってみる。

 

 思わず写真撮影。余裕もあったし。それにしても、何故かつおぶし? しかも口が開いておりまする。鳥の餌にしては食いにくそうだし。土地の奇習であらうか。く、熊本も侮れぬ。ところで、こないだラジオを聴いてたら、かつおぶしって、世界一堅い食品なんだそうで。といわれましても、最近のお子様とかは削り節しか見てないだろうし分からないんだろうなあ。昔は、舟形のごついのをごりごり削る手伝いをしてたんですが、で、それを祖父が冷や奴に振りかけて食べてたりしてたなあ。とか思い出してみたりする。


 こっからちょっとビロートークをぶちかます。食事中の向きなどは終了表示まですっ飛ばすこと推奨。てなわけで、準備はよろしいか。次のパラグラフからです。


 ビロートーク開始。先日ミッションの合間にコンビニに寄りまして。最近はわりとどこ行ってもコンビニがあるので、トイレなどの用を足すのが楽でよろしいですな。そのときも小用を足すべくトイレに入ったのです。愕然。便器の中にブツが残っておりました。流してない。それにしても……太くてでかいものが。握り拳くらいといいますか太巻きといいますか。それが後ろから一直線に手前まで。とりあえず大の方にレバーを回す。ごうん、と水が抜けていきます。ああ、なるほど、とここである意味納得しちゃったんですが。ブツがですね、水が抜け落ちた後も自重で崩れることなく己を支えておるのです。さらに水が流れてきても微動だにせず。これは流してないのはなく、流れなかったのである。もっぺんやってみる。ぴくりとも動かず。どんだけ太いのか。そしてどんだけ堅いのか。人はどれだけのものをひりだすことができるのか。その限界に挑戦したかのようなブツ。いや、ぶっちゃけ肛門避けてんじゃないかとマジで思う。思いながら、いっそ写真を撮っておこうかとも思ったが、それを載せるようなペエジではなし。断念。ついでにトイレも断念し、別のコンビニに行く。ああ、びっくりした。あまりに衝撃的だったので話だけでもせねばと思い書いた次第。以上、ビロートーク終了


 コンビニといえば、と何事もなかったように続けるが。先日、コンビニにて初めて「ホビット」の映画化のことを知る。マジでびっくり。次いで、「ホビットの冒険」の新訳版が出てることも知る。はあ、トールキン好きとしては、買うかねえ。んで、ラジオでそれが話題に上ってまして。前作と同じくニュージーランドで撮影したらしいのですが、第1部、第2部と来て、第3部があるてなことになってるようです。で、ラジオの人がいうには、「第1部が、『思いがけない冒険』で、第2部が『ゆきて帰りし物語』で、第3部はタイトル不明」みたいな。それ聴いて、思考が止まる。ピーター・ジャクソン、第3部に何撮るつもりなんだ。だって、このタイトルからすると第2部でどう考えても、主人公のビルボは冒険終えて戻ってきてますやん。それ以降っつたら、ロード・ゴーズ・エバー・オン・アンド・オンで、道は続くよどこまでもってホビット庄立ち去りそうなんですが。で第1部でスマウグ戦辺りまで、第2部で五軍の戦ってとこでしょうか。一応ネットで調べてみる。ん、何か違うぞ。「ゆきて帰りし」は第3部になってる。第2部がスマウグじゃん。ああ、なるほど。分かりました。元々二部構成だったのが三部に伸びて、第2部が間に入ってきたんでしょう。これで、おそらく、ゴクリの辺りまで、スマウグ戦、五軍の戦という形のクライマックスを持ってくると見ました。よもや死人使いVS花火職人を長々とするわけでもありますまい。まあ、完結したら見ましょうかね。


 そろそろ年末が見えてまいりましたなあ。その前に、私としては甥っ子と姪っ子にクリスマスプレゼントをどうするか考えねばなりません。まあ、そういうの考えてる時間も楽しくはあるのですがね。ところで、しばらく前に出してたファンヒーターにようやく灯油を入れ、スイッチを入れてみました。いやあ、忙しくてなかなか機会がなくてですねえ。で、スイッチ入れてしばらくするとじじじと点火の音がして、もくもくもくと煙が出てきました。えーと、こりゃどうしたもんか。で、しばらくするとまたじじじと音がして、点火中、もくもくもく。それからエラー表示。もっぺんスイッチ入れてみる。じじじ、もくもくもく、沈黙、じじじ、もくもくもぼっ。あ、点いた。どうも芯だか何だか汚れてたのかね。とりあえず点火はできたのでよしとしましょう。多少暖かくなった部屋でござる。まあ、とりあえずあと1ヶ月、頑張っていきませう。





 購入した本:
  菊池たけし/F.E.A.R.『アリアンロッド2E・リプレイ・シュヴァルツ1』、矢野俊策/F.E.A.R.『ダブルクロスThe 3rd Editionリプレイ・ナイツ4』、大楽絢太『BIG−4 4』、五代ゆう『幻國戦記CROW』、葵せきな『新生徒会の一存(上)』、ベーテ・有理・黒崎/グループSNE『蒼天騒乱』、R・A・ラファティ『昔には帰れない』、愛川晶『うまや怪談』、丹藤武敏/F.E.A.R.『サイキックハーツRPGリプレイ1』、十階堂一系『不完全ナックル2』、森見登美彦『ペンギン・ハイウェイ』、越谷オサム『金曜のバカ』

 読了した本:
  川上稔『境界線上のホライゾン5(上・下)』、美奈川護『ドラフィル!2』、ベーテ・有理・黒崎/グループSNE『蒼天騒乱』、菊池たけし/F.E.A.R.『アリアンロッド2E・リプレイ・シュヴァルツ1』



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