2013年1月。


上旬。


 さて、明けました、おめでとうござりまする。とはいえ、なんつーか、新年切り替わったって、感じがあんまししないのはどういうことざますか。あんまし境目があったって気がしないのですよねえ。フツーに、年末、ネットで本注文したら、1月2日とかに届くし! 3日からミッションだったし! あと、先日トークミッションの時間待ちのときに相手と話してましたら、やっぱり「正月が正月っぽくないよねえ」という展開に。例として出てきてたのが、注連飾り。特に、車のナンバープレートのとこに飾るやつ。あー、あった、あった、そーゆーの。相手の友達が、お店に行って探してみたら、今その手の注連飾り、売ってないらしいんですよ。さらに、正月に国旗飾るとこがほとんどないとか、近年建てられる家には、旗差し込む金具がつけられてないとかそもそも国旗持ってないとかそーゆー話。なるほどねー。時代とともに家や生活のあり方が変わってってるってことなんでしょうが、いまひとつ季節感には欠けるなあ。


 年明けに、弟から電話がある。今年は弟一家戻って来なかったし、妹も東京から戻らなかったのです。甥っ子が出まして、「お年玉ありがとー」そういや送ったなあ、お年玉。いや、送ったというか送らされたというか。ともあれ、正月早々「おー、届いたかー、元気だな−、お前」というと、「何だって?」「元気だなって」ぼそぼそと南の島で弟と甥っ子が会話。しばらくして次の台詞がまとまったようで、「うん、元気だよー」お前いわされてるやん。弟と話して、東京の妹はやはり金がなくて帰って来れないのだけど、見栄張って乗り遅れたの体調が悪いだのいってると意見が一致する。そもそもチケットすら買ってなかったのではないかという疑いすら浮上したり。


 3日より作業ミッションが入る。ゲーム好きの相棒とともにお仕事お仕事。ところで、相棒の昼飯を買うために、朝現場に行く途中でファミマに寄ったのです。で、相棒が戻ってきたら、持って来たレシートが長い。どうやら前の人のがくっついたままだったっぽい。そんで、何気なく二人してそれを見てみたら、「マルボロ ラーメン ウルトラ L」というのが440円。……。ラーメン? これ、タバコじゃね? 「いや、これは」と私が主張する。「まるぼうろが入っているのだよ」「まるぼうろですか、あれですか」「そう、クルトンみたいに刻んだ感じでぷかぷかと」「そうなんすかねえ」「いや待て待て、それだと結構吸収しそうだな。あ、分かった、後乗せ式だ!」てことで、後乗せ式ラーメンがウルトラでLサイズということになる。タバコだと思うけど。でも検索しても出なかったしなあ。今度ファミマに寄ってみっか。


 同日、休憩時間にゲームの話をしている私ら。「もんはんのあたらしいののびたらしいですよ」という。こいつはPSPもVitaも3DSもPS3も持っている。でも移動手段がチャリだったりするので、誰かが遠い現場だと送らねばならないのです。それはそれとして、「あー、モンハンの新しいののび太らしい」と変換してみる。「それはあれか、『ドラえも〜ん、ティガレックスがいじめるんだよう、何かいい道具だしてよう』『もう、しょうがないなあ』ごそごそ、だだだっだだー『かりゅうのげきり〜ん』いや何故道具じゃなくて強化用レア素材」みたいな。えらくウケる。真相は、まあ3DS用の「モンハン4」が夏頃販売にのび太、じゃなくて延びたらしいのです。私、3DS持ってないし。またPSPで出してくれないもんですかね。あるいはVitaでもいいですけど。だったらVita買う人結構出てくると思うけど。


 さて、古馴染みの双子の片方に本を貸すという話の続きです。年明けに電話がありましたので、早速相談してみる。去年はメールにてオススメ本を10冊ほど紹介したのですがね。まあ、状況としましては、きゃつは近頃職場が遠くなってしまい、毎日高速バスで片道1時間ばかり揺られて通っておりまする。手持ちの本や図書館で探したりしてたようですが、ネタが尽きてきたようで、たまたま同窓会で出くわした私にその話を振ってきたなりよ。で、紹介した本はことごとく私は持ってるので、貸そうかということで。当初のリストでは、わりとがっつり読める本とかを挙げておりましたが、電話で話してみると、「がっつり読める本と軽めの本、どっちがいい?」「あー、1月は忙しいでさらりと読める本がいいなあ」といわれる。なので、大幅に予定変更。選んだ本は以下の通り。

 池上永一『風車祭』
 竹内真『カレーライフ』
 加納朋子『月曜日の水玉模様』
 西澤保彦『七回死んだ男』
 森見登美彦『恋文の技術』
 川端裕人『銀河のワールドカップ』
 室積光『都立水商!』
 小路幸也『東京バンドワゴン』

 条件としては、さらりと読める、面白いもの。私の中での制約としましては、SFやファンタジー風味の強くないもの時代小説以外、シリーズものも除外方向で(といいつつ、『東京バンドワゴン』ですが)。まあ、妥当なとこでしょうかねえ。制限がなければ、例えば川端裕人だったら、『夏のロケット』『リスクテイカー』『The S.O.U.P.』辺りが来ただろうし、恩田陸も入れたし、池上永一なら『風車祭』だけじゃなくて、『レキオス』や『シャングリ・ラ』もでしょう。森見登美彦も『夜は短し歩けよ乙女』という選択もあるし。時代小説系も行けるなら、宮本昌孝や山田風太郎も入れたかもね。


 んで、翌日はきゃつは休みで、夕方5時以降だったら確実に家にいるというので、こちらのミッションが終わり次第連絡して突撃訪問することに。翌日のミッションは夕方5時半くらいに終わったので、電話してみる。出やしねえ。やむなくそのまま訪問。お袋さんと親父さんがいた。本人は留守。双子とは小学校からの馴染みであるため、何度となく遊びに行ったことがあり、あちらも私のことを覚えてくれていたわけで。ちょいと話なぞさせてもらって、本を置いて退散。1時間くらいして双子から電話があった。何やらケータイの電池切れた状態で出かけてたらしい。おい。


 年末頃、有栖川有栖の『江神二郎の洞察』を面白く読んだのですが、これは有栖の大学時代の話を時系列に並べた短編集です。入学時の話はともかくとして、途中からものすごく有栖がヘコんでいます。ええ、そうですとも。夏のキャンプ以降です。冬の話のあたりまでずーっとテンション低め。あまりのヘコみっぷりに、先輩たちが有栖を励ますような話すらあります。原因である夏のキャンプの話こそ、『月光ゲーム』で語られた事件なわけで、ここで身近なメンツで殺人事件に巻き込まれるわ、火山は噴火するわで大変な目に遭っておるのですよね。あー、なるほど、と不意に納得しました。大学生あたりが主人公になるミステリって結構読んだと思うのです。中には友達が殺されたとか友達が殺したとかそういうのもありました(どれがどれとはいいませんが、ネタバレだし)。でも、この有栖の反応って、すんげー一般人っぽくね? かえって、こういう反応が新鮮に見えるのは、ミステリの世界って偏ってるのかねえ、とか思ってみたり。


 これから今月中は、週末ごとに福岡に出向くミッションがあるため、平日にぽんと休みをもらった。おお、図書館に行くべ。久々に隣町図書館なぞに行って、福岡で読む本などを探してみんとす。ふらふら。いや、ずいぶん久々な気がします、隣町図書館。1時間ほどうろうろして4冊ほど本を借りる。カウンターから離れたところで、目の前にいきなり旧支配者様登場。うわ、びっくりした。何してんですかこんなとこで真っ昼間から。そもそも旧支配者様は部署替えによってお勤め先の隣町図書館からちょいと離れたところに行っちゃったはずで。にもかかわらず制服着て、名札ぶら下げてますよ。聞けば昨年9月だかにまたしても配置転換を食らって、わりと図書館に近いポジションになったようで。書類仕事とかがメインのようで、本人はちょいとお疲れ気味。「唯一の利点は……」と語るのは、「ここに近いってことかな」そんでちょくちょく昼休みに隣町図書館に来ているらしい。はあ、大変でござるな。カウンターに行く旧支配者様と別れ、隣町図書館を脱出しようとしましたところ、出口付近の雑誌コーナーに知った顔が。や、今度は双子!? えーと、同窓会に来なかった方/既婚者/本を貸した相手じゃない方の古馴染みの双子です。あー、そういやこいつもこの辺の勤務でしたか。お子様が1歳半くらいの上、私の家の近所に住んでるのでそのうち遊びに行くと話す。話していると、本の貸し借りを終えられた旧支配者様が横を通ったので、お互い軽く挨拶。で、双子に聞いてみると、職場が近く、顔は知ってるけどあんまし話したこともないという。本好きだぞあの人、私のことでもネタにして話してみるとよろしい、などといってみる。仲良くなれるかもしれんなあとか双子曰く。てことで、これ読んでるかもしれない旧支配者様におかれましては、双子が話しかけてきたら、対処されていただきたく


 まあ、こんな感じで今年もまったりいきますので、よろしくお願いしますです。





 購入した本:
  マーセデス・ラッキー『帝国の叛逆者(上・下)』、大樹連司『ほうかごのロケッティア』、十文字青『絶望同盟』、柳実冬貴『対魔導学園35試験小隊1』、九岡望『エスケヱプ・スピヰド 弐』、水沢夢『俺、ツインテールになります。1〜2』、竹岡葉月『もちろんでございます、お嬢様2』、平山夢明『ダイナー』、形代小祈『異端児たちの放課後』、宮沢周『冠絶の姫王と召喚騎士』、河端ジュン一『皇国のフロイライン』、望公太『うちのクラスの頼りないラスボス』、小山タケル『風に舞う鎧姫』、九條斥『ディバースワールズ・クライシス』

 読了した本:
  川原礫『ソードアート・オンライン7〜8』、林トモアキ『レイセン1〜5』、九岡望『エスケヱプ・スピヰド』、柳広司『ダブル・ジョーカー』、河端ジュン一『皇国のフロイライン』、望公太『うちのクラスの頼りないラスボス』、水沢夢『俺、ツインテールになります。』、柳実冬貴『対魔導学園35試験小隊1』



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