中旬。
11月くらいに、新しい人(男性)がミッション場に加入したのですが、なんちゅーか、変な人でして。などという話から始めてみんとす。仮にS氏としますが、ミッション場の寮という名のアパートの一室を借りて住み始めました。その部屋には前住んでた人が辞めた際に片付けたため、何もない状態で、カーテンなどもミッション場の余りをもらっていったようです。皆で食事をしたことがあったのですが、ほとんど何も食べず、「小食なの?」と問うてもそうではないという。そういや、ミッション場で余った食べ物を持って帰れといわれたときにも固辞してました。さらにテレビも何もない部屋で寂しいだろうということで、ミッション場で余った古いラジカセでも持っていったらという話になったものの、それも固辞。いったい部屋に帰って何をしておるのか。趣味もないようですし。にもかかわらず、夜遅くまで明かりがついているとの目撃情報もあり。S氏にはこっそり「
宇宙人なのでは?」という説がささやかれておりました。宇宙人ジョーンズのように観察してるに違いないとか、深夜明かりがついてるときには交信してるんだとか。
とまあ、ここまでは変な人の話なんですが、先日進展がありまして。私がたまたま、早朝何人かで作業系ミッションに出かけることになりました。S氏が何度か行ってるので、道案内兼運転手を彼がすることになっておりました。ところが、
時間になっても出現しません。寮のすぐそばに車があるので、行ってみるものの、明かりが消えてる。電話にも出ない。呼び鈴もダメ。時間がないので、もう来てるメンツだけで出陣することになりました。その日のミッションはどうにかこなしたのですが、
夜になってもS氏とは連絡が取れません。ミッション場への帰り道に寮の前を通ったのですが明かりはついてませなんだ。ミッション場にてボスがいいました。「
首でもくくってないよね?」その場にいた私と別の男性が、デカい脚立持って侵入することに。寮は二階建てで、上がS氏の部屋、下はテナントで貸し出してあります。ダンスか何かの教室があってたんですが、そこに断りを入れてから、脚立を屋根まで伸ばし、二人して這い上がる。窓には施錠がされていて、一室には支給のケータイと鍵のようなものが放置されてるのが見えました。もう一室はカーテンがかかっており不明。ボスに指示を仰ぐと、当然のようにカーテンの部屋が気になるとおっしゃる。再び1階のダンスに断って、その教室のロッカーとかをどける。そこには通常封鎖されている2階への通路があります。そのドアから侵入を試みる。施錠されていたのですが、
無理矢理簡易な鍵を吹っ飛ばし、突入。風呂、トイレをチェック。階段を駆け上って、各部屋を見る。
そこには変わり果てたS氏の姿が……なかった。押し入れとかまで調べてとりあえずほっとする。ケータイも我々が掛けまくった分くらいしか直近は入っていない。社用車の鍵も置いてある。炊飯器は保温になっており、御飯はそのまま。それにしても娯楽がらみのものが何ひとつ置いてない。ホントに帰宅してから何をしているのか。
宇宙に還ったのではあるまいか。死体がなかったことに安堵するも、それはあくまで「ここにない」というだけであって、どっかで事故に遭ってる可能性は否定できないし、前に書いた弟の同僚のごとく何かやらかして拘留されてるというパターンもある。ぶっ壊した鍵をスルーしてドアを閉め、ロッカーを戻し、ダンスのひとたちに頭を下げて、撤収。
というのが前回の終わり辺りの出来事だったのです。その後、今旬終わりくらいにようやく進展がありまして、てことは、一週間以上音沙汰がなかったということでもあるのですが、
S氏から連絡があったようです。どうも実家に戻っていたようです。働く気がないようです。実家が熊本にあるのか日本にあるのか地球にあるのか別の惑星なのか宇宙船にでもいるのか知りませんが、
まずは連絡をしろよ。ミッションをドタキャンされたこっちの身にもなれっちゅー話でした。
先日のこと。夜中に友人からメールが来まして。東京の方で放送局に勤めてる人なんですがね。産休を取ってるとこで、熊本に翌週いっぱいくらい滞在しているので会えないもんかという通達。近場にいる他の友人にも私の方から連絡をして様子をうかがう。女教師系人妻の人は週末なら、という。看護士系人妻さんは、ちょっと難しいという。私はといいますと、土日は県外に滞在してる可能性が高いし、その反動で平日にいきなり休みになるパターンの気がします。実際、この連絡をメールでやってる状況で、私の送信の出だしは、「
太宰府なう。」→「
由布岳パーキングなう。」→「
大分市なう。」→「
カントリードミニオン前なう。」→「
自宅なう。」とめまぐるしく変わっていきます。福岡方面から大分を回って、阿蘇越えして、熊本に戻ってるなあ。ボスと交渉してはみたのですが、出張から戻ってきたら、申請していた土曜休暇はあっさり却下され、というかどう見ても県外に行きっぱなしだ。代わりに水曜が休みになってました。そこで、申し訳ないが、土曜日は女教師の人に任せて、水曜に単独抜け駆けを試み、放送局系人妻に連絡を取って承諾を得る。それにしても、以前この親子が来たときに私、やっぱり抜け駆けで会いに行ったっけ。いつのことだったかしら、と調べてみて、
だいぶ昔だったことに愕然とする。
その、水曜日。最初は原付で会いに行く予定でしたが(昼飯を食べるところで合流するつもり)、うまいことミッションカーが翌日遠出するという名目で借りられたのでそれで滞在ポイントそばまで迎えに行く。お子さんが4歳と赤子の2人なので、車がないとねえ。挨拶などを済ませ、ちょっと走ったところにあるショッピングモールに赴く。途中上の坊ちゃんに「何食べたい」と聞くと。「えーとね、玉子焼きと……」ほうほう、「えーとね、玉子と……」ほう? 「えーとね、目玉焼きと……」
どんだけ玉子魔神やねん! その後でとってつけたようにソーセージを主張してました。そんで、ショッピングモールにて、赤子とお子様をそれぞれカートに乗せてごろごろ。何を食べましょうかねえ。レストラン街をうろうろしていて、人妻さんが「これにしようか」なんてお子様に聞くとどうも納得してくれません。あちこち回った結果、東京からわざわざ来た一行と、数年ぶりに会った(一部初対面)私とが入ったのは、マクドナルド。っておい! いやマックがいやとかそういうんじゃないんですがね。他にもあるのに、何故マックかと、大人組は顔を見合わせるわけで。そしておもむろに私がいう。「
ネタになるからよし!」人妻さんは、毎月私がこっそり出してるペーパーの読者でもあらせられるのです。そっちのネタとしても、あるいはこの「旬」のネタとしても使わせていただきますともさ。御飯を食べ、写真などを撮り、「
抜け駆けなう。」として、他の人妻軍団に送りつけておく。御飯を食べた後は、親子を元の場所に送りつけて解散。何だか家族争議がこの後であるとかないとかいってましたが、大丈夫だったんでせうか。ともあれ、私としましては、数年ぶりに会えて直接話ができましたし、昔会ったときにはしゃべることもできなかったお子様が立派に玉子魔神になってたことが感慨深かったり。
土曜日、ミッションであちこち回っておりましたら、女教師人妻さんからメールが届く。女教師の方は、小学校高学年の娘さん同伴。そういやこの娘さんも生まれた後に会いに行ったなあ、えらい昔な気もしますが。メシ食ってるようでしたので、おもむろに「
マックじゃないの?」と返信してみたりする。違ったようです。その後、動物園などに行ったようです。こうして会ってくれたり、会おうといってくれたりしてくれる友人というのはいいもんですわな。
さて、ばたばたしていたのです。17日でしたか、朝っぱらから熊本より福岡市に走り、トークミッション。そのまま今度は日出町(←大分)に向かいます。朝からぐずついた天気だったのですが、九重の辺りから雪が混じりだし、由布岳近辺で雪が降り、目的地にどうやら到着。作業を終えて、次は別府市へ。別府に入ると、みぞれやらあられやら。そこでの作業をどうにか終わらせ、次は合志市(←熊本)。再び大分自動車道を走ったのですが、別府でも降り出してた雪が由布岳では本格的になりつつあり、凍結防止剤を撒く作業車が走っていたり、速度規制が50キロだったり。あー、こりゃ多分、長く保ちませんな。合志市でミッションをこなし、事務所に帰還。家に帰って調べてみたら、すでに大分自動車道は通行止めでした。どころか、福岡方面でも古賀から北九州までが通行止め。うぐう。
18日。この日の予定は、前の週に行っていた香椎浜(←福岡市)のマンションで連続作業ミッション。菊水で同僚の女性を拾ってから現地に赴くことになっていました。時間は一応9:00スタートでしたが、まあ作業すれば問題ないってことで。ただ、私めいっぱい早く起きて、チェックしましたともさ高速道路情報。ノリ的には夏頃の九州北部水害みたいな心境です。予想通り、
高速道路が大規模に絶賛通行止めで、都市高速も壊滅。こりゃもう出るしかないってんで、菊水まで下の道を走る。ところがのんきな同僚の女性は
寝坊して待ち合わせに遅刻。いい加減にしてほしいですな。菊水→広川まで高速を走り、あとは下の道をひたすらに香椎浜へ急ぐ。
到着したのは昼でした。別のひとりと合流して、夕方暗くなるまで作業を行い、撤収。結局作業が終わらなかったので、別の人を熊本から翌日寄越してもらうことになる。
19日。この日の予定は、同僚の女性と新宮町(福岡県)のマンションで連続トークミッション。朝から始まって3時くらいに終わって、そっから4時過ぎくらいまで待機、の予定。しかし
予定は予定であって、突発事項が割り込んでくるのはよくあること。ボスから電話があって、前日の作業の続きをやるはずだった人が行けなくなったとのことでして、一番近い私が行け、と。待機時間に入った途端、同僚を置いて香椎浜に走る。うぐー。この時点では作業が終わり次第、同僚と合流して太宰府の拠点へ戻るはずだったのです。でも、さらに予定が変更になりまして、作業を終える頃、時間的には5時前にボスから連絡、「
今からすぐ八幡西に走って。5時半のトークミッション」……そりゃ無理だ。実際、最寄りの古賀インターに乗った時点で5時半でしたし。30分ほどの遅れで、電話ナビにて現場に到着、まずは頭を下げて、トークミッションをさっくり終わらせる。すると今度は、本来その現場に行くはずだった同僚から連絡があり、
小倉南まで来てくれと。ガス欠になったようで、手がいると。……アホか貴様。やむを得ず小倉南へ行く。ガス欠になった車に合流するために電話で居場所を聞いていたのですが、この同僚、以前
洪水の日に、私に目印の看板を間違って教えて飯塚辺りでさまよわせた張本人なんですが、またしてもやりやがりました。「ここで曲がってくれ」といった標識がひとつズレてました。こちらは何号線を走ってるのか逐次いってたんですがね、その間違いに向こうは気づかないまま、合流するだけでえらい時間喰いました。なおかつ、残してきた女性同僚は、この間、別の同僚と同流して拠点に戻っていたのですが、
2つある拠点の鍵が、小倉南に大集合です。私は、そもそも女性同僚と一緒に戻る、しかも一番早く帰り着く予定でしたから、鍵を渡してませんでした。いつもなら、鍵を隠して行くガス欠同僚も何故かこの日は鍵を持ったままかけたまま。そもそも、ガス欠なんてしなければ、私らそろって北九州から7時過ぎとかには帰り着いたはずなんですがね。にもかかわらず、鍵を女性同僚に渡してなかった
私が悪いとガス欠ヤローから決めつけられて、マジ切れしそうになる。結局太宰府に帰り着いたのは9時をはるかに過ぎておりまして。うぐー。
ところで、この女性同僚が
なかなかにお世話好きといいますか、私などから見れば
度を過ぎたお節介でありまして。とにかくメシを作る、買う。それを押しつける。例えば、拠点に御飯が炊いてあるにもかかわらず、寿司のセットを買ってきて、自分はちょっとつまんだだけで「食べてください」という。私を含めたいていの人は自分用の御飯買ってきたり準備したりしてるわけです。
断ると逆ギレする始末。北九州からへろへろになって帰って来たときにも味噌汁を作るのだと材料を鬼のように買ってきていて、大きな鍋いっぱい作って食を強制。味噌汁ができるまで私が何も食えない状態で、私はあまり食べない方南で椀一杯で足りるし、ガス欠同僚はさっさと逃げて、外でメシ食ってくるし。鍋にいっぱいの味噌汁はほとんどそのままで、さらに炊飯器いっぱいの御飯もそのままで、なおかつ翌日から拠点にしばらく誰もいなくなる、という状況。
後先考えずにやって、しかも人の事情も考えず、うまくいかないと逆ギレって、子どもか! あー、念のため、結構な妙齢の人です。おかげで、私と別の同僚が家から持って来てた機嫌切れかけのパンなどはほとんど消費されず(安くあげるためそういうことをしてます)。その同僚は朝とか熱いものを飲む習慣とかないと前々から何度もいってるにも関わらず熱いコーヒーを淹れてから、「コーヒーどうぞ、飲んでください」と強制されてるわけで、その後「いや熱いのはちょっと飲まないので」「何でですか! せっかく淹れたのに!」という流れ。あ、ちなみに
淹れる前にいってもほぼ同じ流れになります。どうにかならんもんかなあ。でも事務所の上の人たち(実際に被害に遭わない人たち)にいっても、「
せっかく作ってくれたんだから」とかいうし。こっちとしては
強制されるのが大嫌いなんですがね。
20日、築上町→嘉麻市→門司区経由熊本市画図行きのミッションをこなす。地図を見ればお分かりかと思うが、嘉麻市行くんだったら、別の者を太宰府から走らせた方が近いんですよねえ。飯塚のそばだし。
熊本のボスは福岡の距離感がよく分かってないみたいだし、変な回り方をしてミッションをこなして、帰宅。
へばる。多分、次の週末もこんな形なんだろうなあ、と思う。ぐう。
まあ、頑張って生き延びたいなあと思う今日この頃でござるよ。
購入した本:
藤原祐『煉獄姫 六幕』、相川譲『正義の味方の味方の味方』、和泉弐式『VS!!3』、柳実冬貴『対魔導学園35試験小隊2』、九岡望『エスケヱプ・スピヰド 参』、有川浩『塩の街』、大森望『NOVA9』、小山タケル『緋剣のバリアント』、西村西『灰燼のカーディナル・レッド』
読了した本:
愛川晶『三題噺示現流幽霊』、越谷オサム『陽だまりの彼女』、有川浩『空の中』、九岡望『エスケヱプ・スピヰド 弐』、水沢夢『俺、ツインテールになります。2』、柳実冬貴『対魔導学園35試験小隊2』、和泉弐式『VS!!3』、小山タケル『風に舞う鎧姫』、森見登美彦『有頂天家族』