2012年7月。


中旬。


 あーつーいー。と前回と出だし一緒ですが、蒸し暑さ増加中。ところで前回書きそびれたことがひとつ。しばらく前にキャラメル食って歯の詰め物が取れたという話を書いたかと思います(調べたら5月上旬)。で、先日、暑かったのでアイスボックスがりがり食ってたら、ごりっと詰め物が取れました。柔いものでも固いものでも詰め物って取れるんだ……。前のが右上の奥歯、今回が左下の奥歯でございまして。避けて食うのが難しくなってきた。こりゃ本格的に歯医者に行くことを考えねばなりますまい。記憶がたしかなら、これらの歯って、同じ時期(10年以上前か)に治療したとこだったような。接着してる部分の寿命とかでしょうか。


 んで、今回メインの話題群へ、の前に。その5日間の私のスケジュール予定から(10日段階)。

 11日(水)作業系ミッションへ南関辺りで1人参加。
 12日(木)作業系ミッションへ南関辺りで2人参加。
 13日(金)作業系ミッションへ南関辺りで2人参加。
 14日(土)トークミッション。午前中小倉南→行橋市、午後小倉北。太宰府拠点で泊まり。
 15日(日)トークミッション。午前中八幡西、午後伊万里市。熊本に戻って書類整理。

 これ読んでる向きには、ご存じの方もいらっしゃるでしょうが、この時期、新聞とかニュースに流れるような出来事があったわけで。それでは、実際にあったことをば。


 11日(木)の話。この日は、フツーに作業ミッション。ただ猛烈に最近作業場が蒸し暑くなってきたりしており、汗がしたたりまくるわ塩は浮くわの状態。作業的には重労働とかそういうのではないのですがねえ。脱水症状とか心配で水分補給はたっぷりこまめに。とりあえず無事に生還する。


 12日(金)の話。同僚と一緒に前日の作業場に行く予定、だいたい7時に事務所から出発する手はず。だった、の、だが、夜中に雷で叩き起こされたりといったイベント満載。さらに午前4時過ぎ、耳慣れないデカい音に叩き起こされる。どうやら部屋の一角から鳴っている。ん……? リュックの中に入れっぱなしだったケータイだった。リュックの布地を通して着信音。って、マナーモードだったはず。取り出してみると、緊急情報。見れば避難勧告の通知である。田底地区ってどこよ? 外は土砂降り。とりあえず周辺区域ではなさそうなので、寝る。5時過ぎ、起きる。パソを起動させ、高速道路情報を見る。……! 高速停まってっじゃん! 現場まで高速を使った挙げ句に40分以上かかります。8時ミッション開始なので7時出発だったんですが……。下の道通ったらどんだけかかるんだ。情報を集めつつ、6時に相方に電話。予定を30分ほど早めて出発しようということになる。6時半過ぎ、事務所の駐車場に到着。待っている間にまたもケータイが高らかに鳴る。今度は避難準備メール。操作がメールと違っているので、ボタン押したらいきなり消えて、再呼び出しの方法も分からなかったのでどこのことはさっぱり。それにしても、ケータイのこの緊急情報って、登録した記憶もないんですが。春前くらいにケータイ変えたときに登録してたのかなあ。あと印象的だったのは、裏道に入ったとき、対向車がやたらパッシングしてくることがありまして。何かといったら「この先通行止めぜよ」ということだったり。最初にこれ見たときにはすでに道に入ってたので、しばらくしたらUターンせざるをえなかったのですが、そうするとこちらもその道を出るときに向かってくる車へパッシング。するとトラックの運ちゃんとかははっとして片手を挙げ、こちらに入るのを止めたりとか。あぁ、助け合いですのう。


 相方と合流できたので出発する。7時過ぎ、またケータイが鳴る。最初のが避難勧告、二番目のが避難準備、そして三番目、避難指示。渡鹿、黒髪、碩台など、熊本大学周辺といいますか、白川周りですな。一方、合志から菊池方面をかすめて北に向かう抜け道が、あちこち通行止めになっており、特に菊池、泗水関連の道は壊滅。おかげで、次から次に回り道。回った先でまた通行止め。結局、国道3号線方向に。ただし、通常でさえ3号線は混んでるってのに、この状況。ボスに電話して、ミッション先に遅れそうな旨連絡してもらう。ラジオをつけても、ほとんど何も情報が入ってこないので、ケータイのワンセグで情報を確認してみたりする。うわ、何か石垣のとこ、水が溜まってきてる。これ、熊本城!? てことは坪井川も!? 最初に来た田底地区がどうのというのは熊本市植木町だと分かる。合志川がまずイッたらしいです。順番的にはそれから白川ですか。ニュースなどで「厳重に警戒してください」なんてのはよく聞きますが、「最大限の警戒をお願いします」というのは珍しいかと。つか、土砂崩れとかは警戒のしようもない気が。で、そうした情報に違和感があるのは、植木辺りまで辿り着いた私らが見たのは、雨が降っておらず、傘も差さずに学校に向かう小学生たちの姿。いや、植木ヤバいんちゃうん? そんな状態でほんのしばらく走ると土砂降り。同じ町なのに。どうも局地的にシャレにならない土砂降りという状況のようで。3号線を北上するか208号から向かうかで一悶着あり、208へ。3号線、やっぱり混んでそうだし。その208をしばらく行くと、電光掲示板に「玉東町冠水渋滞」と表示。てことは208もダメ。脇道に入り、県道3号線を目指す。ただ、県道の3号線、すぐ横が山だったり田んぼだったりするんで、止められてる可能性も高いなあ。とか思ってたら、さならず。通行止めもなし。ただし、状況が状況なので翌日も雨だったりすると土砂崩れとか起きそうだなあ。ニュースで、避難指示の区域がさらに広がったのを知る。呉服町とかもなので、白川下流域にどんどん広がっているようです。和水辺りで3号線が渋滞に入る。脇の田んぼの間を走る道に抜け、ほんのちょっとだけ迂回する。渋滞区域をあっさり回避。208の迂回路がここまで来ているようで、それが原因らしい。30分遅れで現場に到着、現場周辺はまったく雨が降っていない。かなりの人数が同様に遅れて着いているらしい。とにかくミッション作業に入る。作業しながら話を周囲に聞いてみると、やはり「局地的」な状況らしくて、テレビやラジオなどの情報収集方法がなかった人とかは、まったく状況を知らなかったらしい。場所によってまったく認識度が違っていて、「何故遅れたのか」と不審な顔をする人もいれば「よく無事で」といってくれる人もいたり。まあ知らなかった人たちもケータイやスマホで確認させてもらったりして、あっけに取られておりました。


 30分遅れが祟って、やや残業っぽく終了。駐車場に行って、さあ帰るかと乗り込むと、「あれ、こんなんありましたっけ?」と運転席の相方がいう。見れば目の前のフロントガラスにL字型にヒビ。「いや、これ、こんなんあったら気づくでしょう」内側から触ってみる。感触なし。外に出て触ってみる。感触なし。あ、フロントの枠すれすれのとこに小さな小さなキズがある。小指の爪よりも小さな小石でも当たったのか。ただ、そこ以外の表には触ってもキズの感触はなく、ヒビはガラスの中を通っているものらしい。この時点で、私は翌々日、おそらくこの車で福岡に行くことになっていたので、相談の上「ちょっと試してみよう」というつもりになる。ちょっとスピード出し目に走ってみたら、まったく影響なし。菊水インターが迫る。高速は開通していた。「ちょっと行ってみるか」速度遅めで高速を走ってみる。もちろんちょっとでもヤバそうだったら即下りするつもりでしたが、熊本に至るまでまったく影響なし。事務所に戻って、ガラスの件を報告。とりあえず翌日の作業は別の車で行くように指示が出る。その日にディーラーさんが来るので見てもらう手はずに。また、スケジュール表に変更があり、土曜日の福岡コースに何故か夕方別府が追加されている。えーと、小倉から別府に行って、太宰府に戻れと。今日みたいな雨でも降ったら、大回りして戻るしかないですよ? ぐう。帰宅してみると、パソに友達から安否確認のメールが届いていた。何とか無事ですよ、と状況などをしたためて送信する。こういうのが来るとうれしいというかほっとしますな。


 13日(金)の話。前日のことがあるので、まず5時起きしてネットで状況の確認。うわ、一般道の通行止めが凄い。阿蘇方面、菊池方面辺りは壊滅っぽい。あと前日の後半は南方がヤラれてたので、そちらも一般道は復旧してない。ともあれ、高速は熊本−菊水が生きてるので、ちまちま更新確認しながら、御飯を食べる。7時前、相方と合流。この時点ではまだ高速は生きているので、とっとと熊本インターへ。熊本インターに入る前から猛烈な雨が降り出す。「やばいやばいやばい」と急ぎ、高速に乗る。ルート的には熊本インター→植木インター→菊水インターなので、「こ、これで植木までは安泰」と安堵する。でもあれです、今朝の情報だと、植木インター周辺が通行止めなので、ヘタに下ろされても身動きが取れなくなりそうです。それにしても激しい雨。6月中旬に書いたような感じで。なのに規制がまだ出てないのでエライことに。いや、アレですよ、1台前のトラックの赤ランプが見えないんですよ? なので走行車線をゆるゆると。ただ、たまーに猛烈な追い越しを掛けてく車があったりして、あれば命知らずだと思います。路面が川みたいになりつつあるし。ともあれ、植木をクリアし、菊水まで到着。この辺りは雨がほとんど降ってません。想定時間より早すぎるので、しばらくミッション場の外で待っていると猛烈に降りだし、大慌てで車から降り、控え室に入る。ふひー。この日はどうにか作業終了。帰りも高速の許可をもらってたのでそちらへ。事務所に戻ってボスと交渉し、翌日の福岡はヴィッツを借りることに。前に乗って車はラジオとカセットテープのみだったんですが、ヴィッツはCDが聴けるのですわーい。何枚か持って行こう。


 14日(土)の話。ここんとこ日課になってる早朝の道路情報チェック。朝5時半過ぎのこと。ぐわっ、高速が! 植木→南関、広川→福岡みたいな感じであちこち通行止め、さらに大分方面も朝倉辺りから山が通行止め。ししし下の道か。グーグルマップで小倉までの情報を引っ張ると4時間以上かかる。しかも細かい道を通ってるので、どこか通行止めになってたらアウト。ミッションは10時(小倉)、11時半(行橋)。小倉はもうわりとギリ。慌てて荷物を車に放り込み、手近にあった食料をひっつかんで、飛び乗る。熊本インターから植木まで高速で行って、というのも考えたが、インターに辿り着くまでに通行止め追加されたら目も当てられぬ。とにかく裏を走って3号線に。運転しながら太宰府の拠点にいる同僚に連絡して相談。この日、福岡でミッションをやるのは4人いて、ひとりは私。ひとりはこの同僚で八幡西で一日イベント。もうひとりは香椎で一日イベント、もうひとりは先輩で新宮→宗像で熊本戻り。先輩と香椎の人Kさんは車で向かう手はずになってたんですが。ともあれこちらは3号線に出て、植木を抜け、山鹿へ。ここら辺までは順調だったのですが、次第に混んできやがりました。この辺りから、ラジオの電波が入りにくくなってきて、どうせ入っててもノイズ混じりだし最新情報来ないし。CDをかける。あー、この点は、いつもの車じゃなくてよかった。お気に入りのCDを大音量でかける。音大きめにしないと、雨の音で聞こえないのです。かけたCDは、マイお気に入りである永井真理子。いや、昔から聴いてるんで落ち着くわー。鹿央鹿北、そして立花町。片側通行だったり、土砂が崩れてきてたりするところも多くなってきました。住民が外に出てきて不安そうに見てたりとか。で、ふと横を見ますと、家や工場みたいなとこに水が流れ込んでます。水路のようなとこで定期的にだばーん、だばーんと水が跳ね上がってるのは水門に当たってるのかしら。田んぼ一枚くらいを隔てて川が私から見て進行方向に流れてるんですが、なんちゅーかサーフィンできそうな高くてつながった波が次から次に下流へ突撃していってるんですよ。また切れ目なく、泥が混じった水が国道に流れ込んでおり、道路のアスファルトがまったく見えません。アスファルトが見えないので、水の下に石とかあっても分からず、がたんごとん。立花に入ってからかなり渋滞しておりまして、やがて渋滞の元が見えてきました。コンビニのある辺りで、冠水寸前。車の何割かはコンビニへ避難していきます。この前後くらいから急激に水かさが増しておりまして、なんつっても、車道と歩道の区別がまったくつかない区間が出てきました。縁石よりも泥水の方が高いから。私はおそるおそる車を動かし、冠水寸前の道に踏み込み、ゆっくりゆっくりと走らせる。床下で水がじゃばじゃば行ってます。板子一枚下は地獄ですよ。うわ、対向車が大型トラック! 波が! ブレーキ踏んで、波に耐える。じゃばじゃばじゃば。かろうじて通り抜ける。通り抜けたら、途端に道が楽になる。しばらく走ると、わ、道路が見える! ということに感動すら覚えるところがすでに非日常。いやだって、アスファルトが見えますよ? 石とか転がってても見えるんですよ? 喜んだのも束の間、道路は再び渋滞に。あちこちに電話掛けて状況報告。先輩と、香椎に行くKさんの方にも状況を知らせることになる。「3号線はどう?」「あー、全然進まないっすね」立花での冠水しかかってる話などする。先輩たちは玉名方向から回り込むようです。しばらくすると、「あー、玉名方向もダメだ。だいぶ混んできてる」まあそりゃそうでしょう。そうこうするうちに、矢部川の橋上で停まる。うわ、何この増水。もうちょっとで橋まで届きますよ? タンスがどんぶらこっこと流れていってますよ。町の消防団とかが岸辺に待機中です。これ、もうちょっとしたらあふれるんじゃね? 車が動き出しては停まる。信号5回くらい変わっても一台たりとも進まないこともある。ぎゃー。同僚から電話。「ボスがKさんの代わりに香椎に行けないかって」この時点で8時40分。香椎の現場9時半予定。八女→久留米→鳥栖→筑紫野→太宰府→春日→福岡市内。行けるわけないだろう、まだ八女すら抜けてないわっ。つーか、八女広すぎるわ。8時に八女に入って、まだ抜けてないってどういうことよ? ボス、状況把握してないにもほどがある。Kさんとも連絡を取る。「あ、こちら玉名です。新幹線に乗りました。どうにかちょっとくらいの遅刻で間に合いそうです」ま、まあお客さんが来るのは10時であって、9時半は朝礼だし。博多駅から地下鉄でちょっとだしね。後で知ったのだが、このときKさんが乗った新幹線がこの日走った1本だったようで。先輩の方は、玉名方向がダメだったので3号線に渋滞覚悟で行ったらしい。お腹が空いてくる。家からひっつかんできたのはどら焼き×2。喰らう。どらパワーで少し復活。でも車はなかなか進まぬ。えーと、広川インターまで6キロとかいう看板を見かけてから、2キロの看板を見るまでに1時間以上かかりました。時速4キロ以下……。もうその時点で小倉は間に合わないのは確定していたので、八幡にいる同僚がイベントを抜け出して回ってくれることに。次の行橋に直接向かってくれということだったので、久留米に入ったら道を外れることに。ただ、その久留米までがやたらとかかるわけですが。どうにか3号線をズレ、行橋へ行こうとするも、久留米から小郡の辺りにかけて通行止めがあり、直で行けそうにない。ぎゃー。同僚に電話して状況を説明すると、先輩に連絡してくれとのこと。連絡すると「立花とかその辺で3号線が進めなくなった」うわ。てことは私が通った後で封鎖されたってことですか。そりゃ冠水しかかってたしなあ。先輩が行くはずだった新宮10時は11時に変更、宗像はキャンセルになったらしい。何しろ先輩は福岡県に入れないか入って門前払い状況となっています。新宮に回ってくれないかという話になる。こちらはこちらであっち行けこっち行けの状態であり、ぶっちゃけ小郡辺りをうろちょろしていた。なので、基山辺りから3号線に戻り、都市高を目指すことに。がしかし、通行止めでぐるぐるやってて現在位置がつかみにくくなってます。ようやく3号線に出たときには11時ぎりぎり。間に合うわけがない。先輩にそれより前に連絡をしましたところ、新宮もキャンセルになったとのこと。じゃあ、私は午後の小倉北に行けばいいだけのこと(あと、別府)。気が楽になる。基山に出るはずが鳥栖に出る。同時に鳥栖以北の3号線がほぼ通常運行だった(どころか雨も降ってない)ので、さらに気が楽になる。鳥栖インターの掲示板を見ると、筑紫野までの通行止めになってる。や、太宰府が開いた。もっと気が楽になる。太宰府から高速に乗れれば一気に行けます。ちんたら進んでると筑紫野の掲示板は福岡まで通行止めのままになっており、どっちやねん。混乱したまま、太宰府へ。小郡をうろちょろしてた時間を除けば、熊本から太宰府まで5時間以上かかった計算になります。掲示板には何も出てなかったので、そのまま高速に乗る。すんなり。小倉北へ。


 小倉北は雨も降っておらずにいい感じだったのですが、ミッションが終わる頃、猛烈な雨が降り出す。油断して傘持ち出さずに来たので、車までの間にびしょ濡れになる。今度は一路別府へ。別府は時間指定はないのでゆっくりでもよかったんですが、到着が遅れるほど太宰府の拠点に戻る時間が遅くなります。それはイヤ。小倉北を出たのが14:45。土砂降りの中、下の道をひたすら走る。行橋を通り、有料道路を走ってる最中に異変が。すんません、眠くなってきやがりました。CDは永井真理子からサントラとかに切り替えているのですが、サントラ、刺激が少ないので、眠さ倍増みたいな感じになってきました。やーばーいー。てことで、今度はカラオケとかでよく歌う歌手のシングル集(18曲×2枚)をかけることに。これが大当たりでした。しかもこれまたずーっと前から聴いてるやつなんで、36曲中32曲くらいはソラでも歌えますともさ。ハモりますともさ。声出して歌うので、眠気ぶっ飛び。オンステージワンマンリサイタルですともさ、ぼえ〜。10号線をひたすら南下し、宇佐別府有料道路へと画策。この有料道路は大分自動車道につながっているのですが、大丈夫かねえ。湯布院とか山の方から鳥栖に抜ける方はダメっぽいんですが、別府方向には行けるか。行けるか、い、け、る、かァ。あ、速度規制あるけど行けそう。大分自動車道に入る。別府湾辺りで猛烈に雨と霧と水の滑り台みたいになった道。どうにか抜け、別府で下りる。アレ、雨とか止んだ。別府はほとんど初めてなんですが、臭いがすごいですねえ。町のあちこちから煙が上がってるのは、災害の被害でも出たのかと一瞬思いましたが、通常営業っしょ。別府にてミッションをこなし、油が減ってたので給油する。セルフのとこだったんですが、何やらアタリが出る。モスバーガーで250円だかの券をひとつ。ただし別府の3店舗のみ有効。って、次いつ別府来んだよ。18時過ぎくらいに再び高速に乗る。すげー霧が再びお出迎え。


 本来なら別府から大分自動車道通って鳥栖から九州自動車道に乗るか、そこで下りて3号線ちんたら行って太宰府までというルートになります。が、鳥栖へ行けないし、多分そっち方向は下の道もふさがってるので無理。再び北上して行橋回りで戻るしかありません。太宰府拠点の同僚に聞いてみたら、行橋から飯塚方向に行ってみようということになる。行橋から分岐した辺りですでに真っ暗になっている。初めての道です。カーナビとかついてないので、昼間だったら信号停止のときとかに地図帳で調べたりもするんですが、夜だと難しい。おおよその方向と目印のみ聞いてひたすら走る。朦朧としてくる。さすがに疲れた。お腹も空いてます。朝、どら焼き食ったっきりです。でも今食べたら絶対今日中に太宰府とか辿り着けない気がする。CDを切り替える。こないだ買ったきゃりーぱみゅぱみゅのアルバム。脳内に染みこんでくる声。い、いやこれはこれでマズイ。余計意識が吹っ飛びそうになる。声出すヤツを。と掛けたのはブルーハーツのベスト。声が出る。出過ぎて酸欠になりかかる。やっぱり朦朧とする。これはこれでマズイ。永井真理子に戻る。「八木山まで行くとダメなんで」というのは聞いていたので、その案内標識が出たところで連絡。「それって最初の看板よね」「うむ」「じゃあそっから下りて云々」という指示が出る。指示に従う。次の目印を探すが見当たらぬ。夜。真っ暗です。交差点にコンビニがあったので停車して交差点名を元に地図帳で位置確認。えーとこのコース、また大分に行かねえ? 同僚に連絡する。話が噛み合わない。10分以上会話を続け、どうやら同僚がいった「最初の看板」は実際には「3番目くらいの看板」だったことが発覚。つまり曲がったのが早すぎたわけで、そ、そりゃ違う道に入るわい。マジ切れしそうになったが、そうすると逆ギレされそうだったので、怒りをこらえつつ、元の道へ戻る。やれやれ。今度こそ正しく、筑紫野方面への道に入った、と思うが、途中どんどんどんどん山に入っていく。霧が凄い。道がうねうね。霧が開けるとちょっと離れたところで稲光が見える。だ、大丈夫かこの道。後ろからついてくる車が1台。わりと近い距離を保ってますが、抜きたいのかね。抜いていいんだが抜ける場所がない。まあ、私としては抜いてくれた方が楽なのです。何しろ先が見えないカーブが多い上に、霧と夜で見通しが悪い。前の車がのテールランプがあった方がタイミングはかりやすいしねえ。でも抜いてくれぬ。プレッシャーを感じながら山道を登り、下り、ついに山を出る。筑紫野。3号線。3号線!? せ・い・か・ん。太宰府にそのまま戻り、拠点近くのラーメン屋に入ってメシを喰らう。22時過ぎ。それから拠点に入り、翌日の準備をする。交通情報を見る。私が夕方から通った宇佐別府が通行止めになっている。霧すごかったしなあ。シャワーを浴び、泥のように眠る。えーと、6時スタートで22時までの営業。ミッション時間さっ引いても15時間運転の走行距離480キロオーバー。……ん? 計算してみると時速32キロ!? 高速とか後半使ってるのに原付並!? じゅ、渋滞め……。


 15日(日)の話。何やら左手と右足が強ばっている。右足はオートマの踏み替え。左手は、んー、実際にその日意識して確認しましたが、ハンドルは左手メインで裁いているようです(右手は添えるだけ)。それでか。朝イチで高速道路の情報を調べる。この日は八幡の後、伊万里。特にこちら方面への高速に問題はなさそう。余裕を持って出ようとし、ヴィッツの左後部ドアの下側にキズが入ってるのを発見して愕然。状況からするに縁石でこすった? あの冠水しかかったあたりであらうか。石がごろごろしてた+歩道と縁石が見えない+土砂降り+CD大音量といったコンボで気づかなかったのであろう。落ち込む。それはそれとして、八幡へ。無事にミッションをこなす。高速に乗るまでの間、前にバスがいまして、そのバスの行く先表示が「イオン直方」うーん、カタカナで書かれると新種のイオンみたいでどうよ? AEONとかアルファベットの方が馴染みがありまする。バスと分かれ、伊万里へ向かう。途中の高速で7キロとかの渋滞ゾーンに入る。と、インターが近づいてきました。掲示板は「この先渋滞」すると、前方からどんどんハザードランプのリレーが伝わってきました。やあ、ウェーブみたい。これは「下りるんならここで下りた方がいいんじゃね?」の意味ですな。助け合い助け合い。実際に下りてく人もいたし。私も前の車に習ってハザードランプを後ろに伝える。ほふー。まあ、渋滞といっても30キロくらいでゆるゆる動いてはいます。昨日の今日なので、災害影響か事故ですかねー。なんて思ってたらこれといって原因も分からないまま、徐々にみんな走りだし、渋滞を抜けてしまう。何だったんだー。さて、鳥栖から長崎自動車道に入り、伊万里方面へ。高速を下りて山の中を走っていると、前方に「この先冠水」の立て看板。ぎょっとするが、空はよく晴れてるし、路面は乾いています。どうやら前日までに立てられたのがそのまま残ってるっぽい。ほっとする。ミッションをこなす。帰路、こんな看板を見る。うろ覚えですが、「注意1秒 怪我一生」いやそれは問題ないんですが、その下に「焼酎1升2000円」とか何とか続くのはどうなのさ。前半は交通安全っぽいものでありながら、後半飲酒のススメみたいになってるような。高速が通行止めになってることもなかったのですが、鳥栖インターでいったん下りる前、案内に「計画節電中、走行注意」とあって何をどうすればいいかとか何をやってるのかという気になる。なので料金所で聞いてみた。節電のため、料金所の閉鎖数をいつもより多めにしているらしい。なるほろー。乗り直して、熊本に帰り着く。ふう。

 
 16日(月)の話。この朝、ようやく新聞を見る。普段テレビのニュースも見ない人なんである。被害の大きさを知る。てか、私が通った後、次々に立花、八女あたりがひどいことになってて愕然。よく通り抜けられたなあ。ところで、ケータイに緊急連絡のメールが最初来ましたが、アレって、住んでいる地区だけじゃなく、今いるところのやつなども流してくれないもんか。旅行だったり今回の私のようにミッションで出かけてる人など、そのときにいる場所の方が重要だったりするじゃないですか。今いるここは安全なのかどうか。旅館やホテルで受け取れた方がいいと思うのですがどうよ。もちろん、遠くにいても住んでるとこの避難メールが来るのはアリだと思います。緊急連絡には連絡を受け取れない人ような近所の人にも知らせてくださいみたいな一文がありまして、それはもちろんそうだし、家にいる家族などに連絡することも必要になりましょうゆえ。まあそれはそれとして、この日は久方ぶりのお休みだったのでゆっくりする。ネットで調べると、何故か熊本市立図書館に取り置きの資料がまだある。ケータイに来てた取り置きメールを見ても、14日までの取り置きのはず。なーぜーだー? とりあえず返却がてら行ってみる。一番近い分館なんですが、そこが豪雨の災害ボランティア本部になっているようで、地図が貼られたり情報が書き込まれたり人がうろうろしたりしてます。図書館では14日までの取り置き分がすべて受け取れました。うーん? あ、もしかして、災害がらみで自動延長とかされたのかも。ちょうどその辺りから豪雨が始まってたし。そういうことってあるんですなあ。人情味あるといいますか、やるじゃん市立図書館


 そんな感じで豪雨をくぐり抜けてきました。まだまだ復興には時間がかかると思います。だいたい大分方面へ抜ける57号線がふさがったままだし、原因である滝室坂の土砂崩れだかは先日ラジオで9月上旬までかかるみたいなこといってたし。数日前はまたゲリラ豪雨が阿蘇に降って避難指示とか出てましたしねえ。「雨で人が死ぬとは思わなかった」みたいなコメントもありますが、尋常ならざる自然のパワーです。これから台風の季節に入っていきますしねえ。大変だ。頑張って乗り切らねば。


 休みがもらえたので、いよいよ歯医者に行く。10年以上ぶりですよ。今回驚いたのは、レントゲンでした。記憶によれば、レントゲン撮影のときはフィルムを内側から歯に当てて、外から照射して焼き付ける感じだったかと。なかなか歯茎とかにフィルムがぐいぐい刺さりそうで、もがーもがーとなったわけです。ところが、私が今回行ったところはフィルムを使いません。レントゲンの受信機を使い、照射して得たものを画像ファイルとして有線でパソに流して表示してくれるというもの。焼き付けるのではなく受信なので、つまるところ被曝量が1/7とか1/10とかそんな風に減るものらしい。ほうほう。便利ですな。ただひとつ問題がありまして。受信機、結構でかい。その上有線。どでかいUSBメモリみたいなのを押し込んで撮影するわけで、それはそれで内側から食い込んできて結局もがーもがー。とりあえず右上奥と左下奥については詰め物の作成に入ったので、次回行ったら治療しつつ詰め込むことになりそうです。それにしても、人生で3つの歯医者に行ったのですが、どうした歯医者の薬というのは入ってるビンが濃い色なのか。それも白−焦げ茶−濃紺−深緑の4種なのは全国共通なの?


 休みが終わって、唐津にミッション。唐津から戻るとき、長崎自動車道がアホみたいに土砂降りになり、前が見えなくなったり。怖いなあ。どうしても先日の被害とかを連想してしまうのです。どうにか戻ってきて、翌日は翌日で佐賀に朝から高速に乗って行くってんで、帰りにヴィッツに給油。ついでに空気圧を測ってもらう。「右の後輪だけ空気圧が下がってるんですけど」とスタンドのにーちゃんにいわれたので調べてもらう。モロに釘が刺さってることが発覚。ぱんくー。あ、危ないとこだった、このまま高速に乗ってたらバーストして事故ったかもしれません。修理してもらう。ほっとする。で、私がその日体験した土砂降りは鳥栖近辺とかでもかなりしんどく、太宰府拠点から連絡があって、「明日北上するメンツは早朝高速の情報とか調べておくべし」ということになる。いやはや。メンツのひとりは情報取得手段を持ってないので、早朝6時前に私が調べて連絡することに。私自身はちょい遅めに佐賀入りすればいいので、本来は6時半とか7時まで寝てていいはずなんですがねえ。お人好しでござる。まあ、パンクも直ったしいいとするかね。


 ところで、先日メールが来まして。BBSの掲示板への書き込み連絡。ほう。見れば瑞原螢様が来訪されたよし。『エース戦記』を書かれた方ですな。この本が私の購入リストに出てきますのは2006年9月上旬ですか。6年くらい前で、どうやらその辺りでご自身の書名を辿っていらっしゃったようで。おそらく、前回私が誰が来てるんだーとか書いたため、書き込みをされたのでしょう。ありがたいこってす。正直身内やら直接の知り合いやらくらいしか読んでないと思ってましたので(とはいえ前回書いた300アクセスとかは違うと思う)、驚きました。ありがたやありがたや。へっぽこでゆるゆるなペエジではありますが、これからもときおりご笑読いただければさいわいでござる。サイトのアドレスも入ってましたので、今度時間があるときにゆっくり見させていただきますです。


 先日のこと。ネットを眺めておりましたら、PSアーカイブスに「サモンナイト」シリーズが来ることが判明して大喜び。すでに「1」はダウンロードできるようになったので早速落とす。いやーうれしい。しかも最新作として「5」がPSPで開発されてるとのことで、これもまた楽しみです。いや大物が来ますなあ。


 汗だくです。暑い。雨です。蒸し暑い。世間的には夏休みとか始まってるのに、九州は梅雨明けまだってどーゆーことやねん! 関東甲信越まで梅雨とっくに明けてるのになあ。まあ、夏が来たら来たでまた暑くなるわけですがねえ。じめじめしたり、雨ばっかと気にするのもうんざりでござる。カビとか生えないように頑張ってこう。





 購入した本:
  大森望編『NOVA8』、佐島勤『魔法科高校の劣等生6』、川原礫『ソードアート・オンライン10』、市原秋太『ライアー・ライセンス2』、岡崎裕信『銀のプロゲーマー』、田口仙年堂『デーゲンメイデン1』

 読了した本:
  アサウラ『ベン・トー9』、多田克己『幻想世界の住人たちW[日本編]』、野田昌宏『スペース・オペラの読み方』、小路幸也『話虫干』、真野隆也『タオの神々』、文岡あちら『ヒツギでSOSO!』



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