2013年3月。


中旬。


 前回、姪っ子に誕生プレゼントを贈った話なぞ書きました。義妹から電話があった際に、「私も今度誕生日なんですけど」といわれたが「あー、あれだ、年齢制限があるのだよ」「ひどっ」などという心温まる会話をしてみたり。


 ようやく「よつばと!」最新刊を購入。

 

 毎度毎度のことながら、帯の文句がいいなあ。ここんとこずいぶんと「電撃大王」での連載を読んでなかったので、何がどうなっているのやら楽しみなような不安なような。「よつばと!」は各話のタイトルが「よつばと○○!」という形になっていて、幼いよつばが様々なものに遭遇したり参加したりして泣いたり笑ったりするドラマです。時々みょーに聞きかじった大人の台詞を吐いたりするのもギャップが楽しいのです。ケーキを食べて「シェフを呼べ」とか、みうらがチョコケーキを選んだら「黒か……みうらは大人だな」といってみたり、「動物園って知ってるか」と問われて「り、理論は知っている」とか。あと言い間違いや勘違いで話が進んだりするのも楽しい。夏の終わりを告げる妖精の話(とんがり帽子にひまわり)や、よつばが言い間違えたせいで、いまだにお隣の風香ちゃんはとーちゃんの職業をコンニャク屋だと思い込んでたりもします(翻訳家をよつばが言い間違えた)。んで、今回は、表紙の絵もそうなんですが、キャンプ編のようです。「よつばと!」は子どものよつばの言動が懐かしさとかわいさとその他諸々の感情を呼び起こしたりするわけです。最新刊で一番よかったのは、リボン姿のトラでもなく、みうらのかーちゃんでもなく、やはり最後のページでよつばがいった言葉でしょう。ずいぶん前に出てきた「あいつは何でも楽しめるからな。よつばは無敵だ」みたいなとーちゃんの台詞に匹敵する破壊力でした。キャンプ二日目の早朝、ココアを飲みながら、起きてきた皆を振り返ったよつばがいった言葉、「きょうはなにしてあそぶ?」うわ、こりゃいかんわ、反則だ。泣きそうになったよマジで。そうだよなあ、そうだよねえ。なんつーか、とんでもなく遠いとこまで自分が来た、来てしまった気になってしまったのです。あー、まだ幼い甥っ子や姪っ子や友達の子どもたちなどもそういう世界にまだいるのだろうなあ。


 川上稔の『連射王』文庫版読了。これ、単行本も持ってるんですがね。ゲーマー小説です。扱ってるのはシューティングゲームの世界。ゲームを扱った小説にはいくつかのパターンがあり、例えばゲーム内に取り込まれたりするものや、ゲームのノベライズ的なものだったり。ゲームをする人たちを扱ったものはまだ少ないですが、ちらほらとありますわな。師走トオルの『僕と彼女のゲーム戦争』シリーズとかもそうですか。読んでて『連射王』はいつもの川上節で楽しめましたし、私自身はシューターではありませんが、プレイステーションストアで昔のシューティングゲームとか買いたくなっちゃいました。あと、この手の小説で私が好きなのは、アレです。古橋秀之の『ソリッドファイター[完全版]』です。こっちは格闘ゲームを扱ったものですな。一度電撃文庫で中絶し、通販オンリーで完全版が刊行されたもの。もちろん両方持ってます。元が2007年の川上の『連射王』も文庫化されたことだし、『ソリッドファイター』も文庫化されないもんかねえ。


 文庫化といえば、文庫新刊案内にまったく載ってなくて、たまたま書店のサイトで新刊検索してて発見して、ひどく驚いたものがありました。高野史氏wカント・アンジェリコ』の文庫化です。こりゃアレですな、賞獲ったからか、乱歩賞(第58回を『カラマーゾフの妹』で受賞)。まあ安部龍太郎の文庫が延々平積みされたりする状況なんで、そういうこともあろうかと。『カント・アンジェリコ』単行本発行が96年、ずいぶん昔ですなあ。もう文庫になることもなかろうと思い、

 

 単行本を入手してるんですが私。リサイクル図書ですが。装丁としては珍しい感じで、右上に文章が書き込んであります。えーと拡大拡大。

 

 カストラートを巡る話で、いつもの高野風にバロックでサイバーでスチームな感じですよ。文庫も入手せねばと思ってあちこち本屋を回るのですが、講談社文庫ですよ? どうしてどこにもこれだけが見当たらぬのか。乱歩賞作家ですよ? どうして一冊も売ってないのか。つーか、ホントに売ってるのかこれ。探してるうちにどんどん不安になってきてるんですがどうしたものか。


 朝っぱらから糸島市の施設でトークミッション。あちらの方は渋滞の状態とかよく分からないのでなるたけ早めに出る。時間の15分前に来てくれといわれていて、わりとぎりぎりに着。やはり途中で工事とか工事とか片側とかがあったのがいかんのです。。私の前にトークしてたのが、小さいおねーちゃんで、主に防災がらみのトーク。それが終わって、私の方も無難にトークを終わらせ、すぐに次の現場へ。いくつかの現場でミッションをこなし、太宰府の事務所に戻って、相棒と御飯を食べに行くことに。太宰府近辺にゴリラなカレー屋ができたというので、相棒の記憶に従い、探す。探す。探す。見当たらぬ。おかしい。某交差点のそばで見かけたとか何とかいう話だったんですが、夢でも見たんじゃね? 1時間くらいしてようやく発見する。ずいぶんさまよった気がします。カレーを喰らい、さて出ようかというときに、ふ、と2つほど離れたテーブルを見る。ツナギの男女がカレーを食っていた。ん? あれ、どっかで見たような、と思ったら、糸島の一発目で出くわした小さいおねーちゃんだった。おやこんなところで奇遇な。向こうもこちらに覚えがあったようで首を傾げていたので、軽く会釈をする。こーゆー遭遇もあるのですなあ。


 翌日、小郡でミッションをこなし、小倉方面へ行くため、筑紫野から高速に乗る。なんつーか、嫌な車っているじゃないですか。私の前にいたのがその車でして。とにかく挙動不審。一台追い越しては走行車線に戻った途端、またウインカーなしで追い越し車線に戻ってくる。こちらが追い越そうとすると先読みしたように妨害してくる。走行車線から抜こうとすれば速度を上げて追い越させない。んで、追い越し車線では80キロ切るような速度。むきーっ。結局筑紫野から始まって、この車を仕留めたのは小倉南の直前でした。えらいかかったことよ。


 小倉でミッションを終え、日暮れ頃、帰還ルートに入る。九州道の八幡辺りで、前方にあれ、見覚えのある車とナンバーを発見。同僚が乗ってる車なんですが、今日休みっていってなかったっけ? 追い越しざま見る。どうも同僚っぽい。電話してみる。どうやら別の者と入れ替わりでミッションに入った模様。こちらが追い越したのには完全に気づいてなかったようです。こっちはとっとと帰りたかったので飛ばしていたのです。古賀辺りで渋滞情報を電波で受信。どうも南関で12キロとか渋滞いってますよ? 広川で4キロ。遥か先ではありますが、面倒な。後ろから来てる同僚に連絡をする。彼が乗ってる社用車は電波の受信が気まぐれなので、多分そういう情報は入ってないはず。電話で話してみると、やはり知らなかったようで、どうするかねーと。みやま辺りで高速下りてもなあ。そういや夕方小倉に行くときに南関だかで事故があって通行止めという話があったような……。私の方は一度太宰府で下りなければならなかったので、事務所にいる人に連絡して調べてもらう。南関は通れるのかという問いだったのですが、問題ないとのこと。どうやらしばらく前に通行止めが解除されたんじゃね、ということでした。とりあえず筑紫野で乗り直して考えることに。同僚も太宰府下りで筑紫野で乗り直すはずだったのですが、曲がり方を間違えて、鳥栖から上がってくることに。鳥栖の辺りで入った情報では渋滞は前方で7キロくらい。うーん、短くなってきてはいるんですがねえ。さらに進むと渋滞は3キロとなりました。全体的に混んできておりまする。南関辺りですぐ隣を走ってる一般道がすごい渋滞になってます。多分、通行止めで迂回してたのが一斉に高速に乗ろうとしているのでしょう。反対車線は20キロ渋滞っていってたし。南関、菊水、植木辺りからどんどん車が入ってくるので各所で局地的な渋滞が発生しまくりです。走行車線を諦めて走っていたのですが、私の前にいた車がイラついて、追い越し車線に割り込んで行きました。ところが、追い越しの方が混んでいたため、そのまま私が走行車線のままそれを抜いていく。HAHAHA。たしかニポンのワードオブウィズダムでは「急がばマ・クベ」というんでしたっけか。何となく思いついて、ちょっとツボにはまる(マ・クベだけに)。まあ落ち着けくらいの意味ですかねー。


 マ・クベといえばガンダムの人ですが。先日、「ガンダム・ブレイカー」の体験版をプレイ。わりとPVとか見て気になってたんすわこれ。コンセプトはガンプラ。今まであんましなかった感じですな。要はこれまでのガンダム系アクションゲームのキャラをガンプラ風味でやってみようというところでして、何がガンダムかってえと、ダメージを与えると上半身と下半身が分離して吹っ飛んだり、腕とか足とかパーツごとにいろんなモビルスーツのものをはめられたり、同じガンダムでもスケールによってデカさが違ったり、デカールとかフツーに出てくるし。ええと、いうなれば「プラモ狂四郎」とか『プラコン大作』といいますか『プラレス三四郎』といいますかそんなところで。デカさが違うってのは、アレですよ1/144と1/100と1/25の違いとかいったら分かる人には分かりやすいかと。まだ出てきてるモビルスーツの種類が少ないですが、増えてきたらいろいろカスタマイズできそうだ。


 ゲームの方は、「真・三國無双7」を他にはちょっとやってるくらいですかねえ。内容的にはまあ、「6」を正当進化させたような感じになってますか。武器に三すくみの要素をつけたりしたことで、敵との相性もその場その場で出てきて、「6」であったようにキャラは違えど同じ武器を使うなんてことが怒りにくくなっております。ただ、もうちょっとなあという点も多々あります。やたらマップに一方通行が多いとか、武器のソート機能がないので、分かりにくいとか。将星モードの作業感が半端ないとか。特に最後のは、キャラを育てたりするおまけモードではあるんですが、自分で一国を建てたりとかそういうロマンっぽいわけでもなく、ひたすら似たようなミッションをこなしていくだけで、あんまし面白くはないなあ。


 ともあれ、まだまだ忙しいのです。前回書いた、休みなのに一日作業してたというのは、帰国してきたボスに話したら「休みじゃなくていいんじゃない」ということで出勤=金が出るということになりました。逆に、今月ほとんど休んでないっことで。ようやく20日に今月初の休みになりました。もっとも買い物とかの用件を済ませてたら、とっぷり一日終わりましたが。あわわ。おかげで、まとまってゲームを楽しんだり本を読んだりもできないなあ。ストレスも溜まってきており、こーゆーときにこそ、

 

 クレイトス先生の最新作で大暴れしたいところですが、まだ封も切ってねえ。もうそろそろ「ディスガイア」の新しいのも届く頃なんですがね。いつになったら遊べるものやら。はふー。


 そんな感じで、例によってばたばたです。記憶があんましないんですが。3月が忙しいのは分かってるんですがねえ、いろいろな会社が決算期だったり年度末だったりするわけだし。うぐう。





 購入した本:
  佐島勤『魔法科高校の劣等生9』、川上稔『連射王(下)』、榊涼介『ガンパレード・マーチ2K 5121小隊の日常』、ゆうきりん『魔王なあの娘と村人A5』、成田良悟『バッカーノ!1931−Winter』、久保田悠羅/F.E.A.R.『アリアンロッド2E・リプレイ・ヴァイス2』、有理・ベーテ・黒崎/グループSNE『双剣相克』、葵せきな『新生徒会の一存(下)』、水沢夢『俺、ツインテールになります。3』

 読了した本:
  川上稔『連射王(下)』、田中信二/F.E.A.R.『月明かりのキヲク』、愛染猫太郎『塔京ソウルウィザーズ』



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