2013年5月。


上旬。


 今回ゴールデンウィーク後半あたりに、いろいろとイベントがあったので、それを中心に書いてみんとす。


 5月1日(水)

 前回、月末の母の誕生日を忘れていたという話を書きました。翌日、リベンジをもくろむ。帰りにどかんと回り道してケーキ屋に飛び込む。ただ、ミッションが終わるのがそこそこ遅かったので、ケーキ屋は閉店前30分を切っておりました。すでにホールケーキの姿はほとんどありません。たったひとつ残っていたものを注文。カーネーションが飾られてるのは母の日向けなんでしょうな。まあよしとしましょう。その、ケーキ。

 

 じゃん! くまモンのケーキっていろいろな店から出てるっぽいですが、これは「木いちご」というお店のものです。まわりはチョコレートでつやつやのとろとろでございます。



 母は、タブレットで南の島の弟一家につなぎ、くまモンケーキを見せびらかし開始。甥っ子は何やらDVDに夢中のようで顔を出しもしませんでしたが、姪っ子は「くまもん〜」と声をあげました。しばらく眺めていましたが、なかなかこれが食べ物だと分からない様子。何度か母が説明してようやく、食べられると分かったのか、しきりに舌を出して唇を舐め始める。テレビ電話だとさすがに現段階では食べられませんな。電送とかできんもんかね。かわいそうになってきたので、とりあえず見せびらかし終了。


 ここでようやく翌日、東京にいるという噂の妹が熊本に帰ってくるという話を聞く。「そりゃあれかね、くまモンケーキを食べに来ると?」どうもそれは偶然らしい。入院中の祖母を見舞いに来る予定らしい。で、5日に帰るそうな。「ばーちゃん、ショック死せんといいけどな」と笑う。


 そんで、ケーキを食すことに。

 

 ↑くまモン入刀 ただ口の辺りがなかなか刃が入らず、剥ぎ取ることに。

 

 ↑ざっくり。 だんだんとこの辺からミョーなことに。

 

 ↑くまモン解体あるいは中の人なんていないんや、な図

 

 ↑ボクを食べるモン! つーか、目玉ついてますよこれ。新手のクッキーモンスターみたいになってます。実は解体される過程の写真が他にも何枚かあるんですが、後に連続写真として見た義妹がいいました。「これ、子どもには見せられないですよねえ」同感。ケーキはおいしゅうございました。


 5月2日(木)

 今日も今日とてミッションをこなす。ふひー。帰宅すると妹が帰ってきている。納豆を食っている。ケーキも食ったらしい。その取り合わせはどうなのか。


 祖母は眠ったままだったそうな。まあ、会えてよかったというところか。


 5月3日(金)

 最近、図書館に行ってない。つーか、メインにしている熊本市立図書館は、ここんとこ、新着図書の数が少なく、あんまし借りる気にはならんのです。たしか、最後に行ったのは3月終わりくらいじゃなかったかなあ。返却にしに行きまして、顔なじみのおねーちゃんが、私を見るなりはっとしましてね。カウンターの後ろを探すそぶりを見せたので、「あー、予約のやつ、まだ来てないですよ」と私がいう。それって私がいうことじゃないですが。よっぽど私が来る=予約本到着という公式が頭にあるっぽい。端末をいじった挙げ句、ほっとした様子で「あー、大丈夫です、まだ来てません」いや、気持ちは分かるが、大丈夫、は違うと思うぞ。そんな中、新着に変な書名が見えた。

 

 うおっ。「タマネギのひみつ。」って何かめっちゃ気になるんですけど! えーと詳細詳細。

 

 内容一覧が文字数制限で切れてるところがまた気になったり。よ、予約した方がいいかしら。


 さて、朝っぱらから本のチェックをした後、出社。月末で処理しきれなかった事務系のミッションをひたすらこなす。延々やる。夕方、私用の電話が鳴る。父からである。なんとなーく、イヤな予感がする。ボタンを押すと母だった。


 3日午後3時33分、祖母、逝く


 危篤の連絡を別々の場所で聞いた父母はそれぞれ病院に向かったらしいが、高速を使った父、使わなかった母で、差が出た。10分差で、母は間に合わなかった


 予定としては、4日に通夜、5日に葬式になるそうで。私の方の予定は4日が休み、5日に作業ミッションを昼から夜まで、となっている。ボスに事情を話して、4日と5日のスケジュールを入れ替えてもらう。さすがに両方休みは人員の関係で無理だった。


 母から連絡があって約20分後、南の島にいる弟から電話がかかる。「明日戻ってくるけど、スケジュールどうなってる?」聞いていた葬儀場の場所などを教えてやる。後で、住所と電話番号もメールしておこう。家族で戻ってくるらしいが、チケット取れるのかね。あと「熊本の気候はどうなんだ? 寒いの?」と聞いてきたので、「寒波である。毛布かぶって掛け布団して寝てるぞ」と正直に答える。まったく5月だとは思えん。そういや、私は祖母に一ヶ月前に会いに行ってるし、妹は前日だ。結局、孫の中では、弟だけが間に合わなかったんだね。ただし、妹については「祖母が待っててくれた」と見るか「とどめを刺した」と見るか。前者をマジで誰も口にしなかったのは妹の人徳(のなさであるか)。


 事務処理をとにかく終わらせ、精神的にへばりつつも、事務所を出る。出る間際、ボスが葬儀場の場所と祖母の名を教えろという。「花、送るから」「ありがとうございます」出る。帰宅する。しばらくして、実家に行ってた母、父、妹が一時帰宅。準備などをして、両親は再び実家へ。また朝に戻ってきて、出かけるようだ。私も作業ミッションが終わってから通夜に行く旨を伝える。あと、ボスから花が届くとも。


 私はひとり、自室の窓から夜のしんとした住宅街を見る。何だかひとりぶん、世界が寂しくなった気がした


 5月4日(土)

 少し遅めに起きて、準備。ミッションカーに着替えや喪服などを放り込む。作業ミッションの場所に向かう。途中、ボンサンクの菓子折をひとつ購入。目覚ましとする。酒類は多分、他の親類縁者が持ってくるだろうと思われ。菓子であれば、子どもも多いし、よかろうと判断。


 午前11時から始まった作業ミッション、ひたすら汗かきながら処理を続け、午後9時半、終了。車に飛び乗り、ミッション場を出る。しばらくして弟から電話。弟は通夜の受付とかをやってたようで。そちらへ向かってる旨、伝える。そんで、葬儀場、の前に、途中で風呂屋に寄る。タオル持参なら525円。とにかく速攻で髪やら身体やら洗って出る。えーと所要時間、5分。1分あたり105円の風呂とあいなりました。


 10時過ぎ、葬儀場へ到着。駐車場に車停めて、葬儀場へ入る。弟が出迎えてくれる。てか、何か甥っ子と姪っ子がぱたぱたと走り回ってます。夜なのに元気じゃのう。親戚のおにーちゃんたち(イトコ衆の子どもたち)に遊んでもらってた様子。挨拶をして、祖母の棺へ。入れ歯を入れてないので、ずいぶん痩せて見える。手を合わせ、線香をあげる。真似して甥っ子が線香をあげる。これまでも甥っ子は線香をやたらとあげまくり、火傷しかかったそうな。それにしても、何故祖母の棺にたくさんのあんパンが入れてあるのか。あと、ボスから社名で花が届いてました。連休中とのこともあって、会社関連には連絡とか入れなかったらしく、社名で届いてるのうちだけだったり。ボスにお礼の電話を入れると伯母がいってましたが、丁重に断る。というのも、翌日からボス一家、海外出張です。メールだけ送っておく。


 あんパンについて判明したこと。昔から祖母はあんパンが好きで、長年、朝あんパンを半分、缶コーヒーを飲食し、残りのあんパンを野良仕事や散歩などから戻ってきて口にしてたという。どうもそれで喪主一家にとっては祖母=あんパンのイメージが強いらしい。ほほー。


 ともあれ缶ビールを勧められて飲み、親戚と話をする。通夜であり、父方の祖父が亡くなったときそうであったから、一同葬儀場に泊まり込むものだとばかり思っていたが、そうでもないようで。イトコ衆の子どもたちは皆帰宅。弟一家も伯母の家に泊まるため退出。残ったのは、伯父伯母、両親、叔父叔母、従兄と私だけになった。あとは深夜1時過ぎに、従妹のダンナが仕事終えて顔を見せる予定のようであった。んで、テレビを見、思い出語りなどするうちに、私以外は前日の仮通夜からほとんど休んでないこともあって、次々に撃沈。つーか、交代で起きてようという話になる。待機部屋には風呂もついており、おおよそ風呂に入った順に耐えきれず寝ていく。まず伯父。続いて、父が「4時半に起こしてくれ」とスマホのアラームもセットして寝る。それからいったん帰宅してから戻ってきた叔母。香典をカウントしていた母も寝る。「○○君(従妹のダンナ)が来たら起こしてくれ」と伯母も沈む。


 従兄と叔父と私で飲みながら、ぽつりぽつりと話をしている。ビールを飲んだ後、焼酎をコップ一杯引っかけて、叔父が布団に潜って高いびき。私と従兄だけになった。従兄が語る。前日、午前中にオイル交換をしてから祖母に会いに行き、午後からは義妹のとこで初節句だそうで飲みに行く予定だったそうだ。ところが、オイル交換がたいそう混み合っていて、時間がなくなったため「明日行こう」と祖母を後回しにしたらしい。飲みの席で訃報が届き、絶句したらしい。「悔やんでも悔やみきれん。何で、行かなかったのか」そういうことってあるよね、というかそういうもんだ。私だって経験あるし。時折立ち上がって、祖母の顔を見ては席に戻ってくる従兄。その従兄も12時過ぎ辺りからうつらうつらしだし、12時半撃沈。


 ひとりになってしまったので、ビール飲みながら、本を読む。1時半、従妹のダンナ登場。えーと、この従妹は私と同い年で、ダンナも同い年。従妹は中学のとき、高校のときなどそれぞれ私と共通の友達がいたりする。ダンナの方も高校のときの部活仲間が私の友達だったりとか。「久しぶり」などと会話し、伯母を起こし、三人でまた会話。一時間ほどで彼は帰っていった。伯母がまた寝る。3時、むっくりと父が起き、「お前も寝ておけ」などという。私はまったく眠くなかったんですがねえ。母が起き、伯父が起き、となって、みんなして私に睡眠を勧める。しょうがない、と横になる。こてん。


 5月5日(日)

 頭の上にテレビがあり、ナルトが流れていたりして、意識が上昇したり下降したり、はっとしたら7時で、他の皆は布団を片付けているところだった。私も布団を片付け、御飯と味噌汁の朝食をいただく。


 7時半くらいから親戚が集まり始める。顔も知らない人がいるなあ。皆集まったところで、棺に花を入れたり、祖母をさすったりする。8時過ぎ、出棺。火葬場まで車で移動。火葬場では、お坊さんが経を唱えたりした後、炉に棺を入れる。「最後のお別れです」的なことが述べられ、異界との境、彼岸へのドアが閉まる。代表して伯母が、炉のスイッチをゆっくりと押す。上にあるランプがともった。中で、火が点いた。


 待合室に案内される。甥っ子と姪っ子は伯母の家に義妹と待機(後で合流する予定)。一方妹は、東京へ帰る時間が迫っていて、弟に途中まで送ってもらうことになる。茶など飲み、イトコの子どもたちと遊んだりする。遊んでる相手は、従兄の長男、次男、従妹の長男次男であるわけですが。従妹の方は双子なんですが、従兄の次男と並ぶと三つ子みたいに見える。違うのは、えーと、ホクロの位置ですかね。双子は頬にホクロがある、ホクロがない、従兄の次男は目の辺りにホクロがあります。つーか、何だこの双子テンプレ。分かりやすくていいけど。


 甥っ子姪っ子含めて、こうした次の世代の子どもたちと接していると、なんつーか、しばらく前に考えた「ひとりぶん寂しくなった」は、新しい子どもたちによって人数分世界は賑やかになっていって、寂しくなったり、賑やかになったりを繰り返して、世界は続いていくのだなあ、と思ってみたり。


 悲しむ私の後ろに、別の私がいて、客観的に周囲を観察している。その別の私の後ろにまた別の私がいて、観察したものを文章に組み上げていく。そんな感覚。おそらく私は文章に憑かれた人間であり、それは業であるのだろう。友人が子どもを残して自殺したときもそうだったし、祖父が死んだときも、またこうして祖母が死んでも。交通事故を起こしたときもそうだったし。多分、私が死ぬ直前でもやってる気がする。多分、もう変わらぬ、変われぬ。それでいいと思う自分がここにいる。なんてことを考えてみたり。


 2時間くらいで、焼きが終わり、お骨をあげることになる。交代で箸を使って、お骨を納めていく。厳粛な時間が続き、終わり、骨壺を従兄が抱いて、葬儀場へ戻る。交代で昼食を取り、受付をしたりして、時間が経過。従弟の子どもたちも合流したりする。これで、今回、祖母にとっての子が3人、孫が9人、曾孫14人がすべて顔を出したことになった。一同一挙に顔を揃えるということは残念ながら実現しなかったが(妹、帰っちゃったし)。


 そんで、いよいよ葬儀が始まり、私は親族席で猛烈に眠くなり、少しうとうとしたりしてました。後で弟に指摘されましたが。焼香、見送りとどうにか乗り切り、参列者たちに花を分けたりとかして、終了。その後、今度は納骨まで済ませるってんで、分乗して墓へ。墓では、先ほど葬儀であった坊さんがスタンバっており、軽くお経をあげた後、儀式終了。まだ後始末があるという父母を残し、弟一家と私は帰宅することに。ただ、車は別々なのです。


 私は、わざわざ回り道して、例の「木いちご」に立ち寄り、ケーキを購入。アクシデントではありましたが、甥っ子姪っ子来てるわけだし、子どもの日だしってんで。



 くまモン再び! ホントは鶴屋とかで宣伝していたかぶとバージョンがよかったんですが、予約完売でしたよちょほほ。で、前のと違うのは、

 

 鯉のぼりバージョンってとこでしょうか。帰宅して、弟などに見せびらかす。甥っ子姪っ子は疲れて寝てました。その間、ちょいと思い出したことがあって、冷蔵庫を開く。ああ、やっぱり。前のくまモンの生体部品、じゃない、ケーキがまだ残ってました。私、弟、義妹で食す。弟たちの感想。「いや、マジこれうまいわ。チョコとろっとろだし、甘さも抑えてあるし、大人向けだし、子どもでも喜ぶわ」等々。前のケーキを片付けて、冷蔵庫の場所を空け、二代目を入れておく。


 目が覚めて、甥っ子が「ボク、ゲームしたいなあ」と甘えてきたので、自室にてゲームをさせてやる。PS3のゲームをいくつかさせてみたのですが、なんつーか、アレですな。ボタンの操作が思うとおりにできてない。見ていると、右手と左手が同時に別の動きをするというのができないようです。こないだダウンロードしてたカプコンの「ソンソン」や「1942」をさせたのですが、これらはファミコンにもあったゲームで、レトロなんですけどね。攻撃ボタンを押してると移動できない。移動していると攻撃ができない。ボタンを変えようとすると手元を見る。ふむー。しかもメッセージも読めないし。おお、「魔界村」とかさせないでよかった。トラウマになりそうだし。レースゲームはしばらくやってましたが、ともすれば加速を忘れるので時間がかかったり。それならと「パックマン」の新型をさせると、曲がりきれずにモンスターに捕まってたりしてぎゃー。そんなこんなで、PSPに入ってるミニゲーム集「みんなのスッキリ!」をさせる。単純なゲームが多いので、これならプレイできるっぽい。ただし、たくさん入っているのがバレてるので、しばらくやると他のミニゲームに切り替えたりしてもらってずーっとやってました。「ほらー、前やった、ドラゴンと戦うやつやりたい!」いや独力でモンハンは無理だ。前やったときは妹のPSPがあって通信しながら私がサポートしてたしなあ。弟一家が祖父の墓参りに出かけるまでゲームは続いたのでした。


 でもあれですな。私など、ダイヤル→ダイヤル+ボタンあるいは小さいボタン×2→十字キー+ボタン×2→十字キー+ボタン6つなどとと進化適応していったわけで。いきなり今のゲームさせるのは子どもには難しいですかねえ。慣れたら子どもだと早いんでしょうが。もうちっと修行して出直してくるがいい


 墓参りから戻ってきた弟がいう。明日ミルク牧場とやらに乳搾り体験に行くと。休みだったら、一緒にどうよと。賛成し、ネットで情報を調べる。あー、西原村か。あの辺りだったら分かるわい。時間を確かめ、イベントを確認し、出かける時刻を逆算して弟に教えておく。父と母は葬儀の後始末や、精進揚げなどのため不参加。


 その晩、何だかんだで皆疲れ。ケーキは翌日回しになりました。


 5月6日(月)

 何かやたら晴れてる連休最終日。ミルク牧場へ出発する。途中、空港そばにある東海大学の施設前を通る。でかいパラボラがあるこれは「東海大学宇宙情報センター」で、弟はこの存在を知らなかったらしく驚いていたが、その弟に「宇宙だぞ宇宙」と教えられて甥っ子のテンションがやたら上がる。ついで西原村の電力をまかなうどでかい風車群が見えてきたのですが、甥っ子はよく分からなかった模様。


 山の中をうねうねと走り、「いやーここ、バイクとかで走ると気持ちいいだろうねえ」と弟が漏らす。景色もいいし、実際バイカー多いしねこの辺り。開園して数分だというのに、駐車場には結構人が入っている。やー、混んでる混んでる。入口で人数分のワッペンみたいなシールをもらう。ついで、乳搾り体験に申し込む。ひとり100円。


 中をうろつき、ヤギに餌をやったり、甥っ子姪っ子がヤギにおびえたり。その辺りはリアル「よつばと!」みたいですな。

  

 モルモットの子どもとふれあったり。ソフトクリームを食べたり。それからシールと一緒についていたダービー参加券を使用すべくレース場へ。ヤギとかのレースもあるのですが、その時間はカモレース

 

 よく晴れたレース場にて、司会のおねーちゃんたちが、説明などの合間に、ワッペンシールについても解説してました。

 

 このシール、全部で5色あるらしいのです。グループで来たら、同じ色が配られる寸法。で、他の色を持ってる人と会ったら、挨拶をして、握手をして、じゃんけんをする。勝ったら相手のを奪い取るというゲームで、5色揃えたら、入口で特製メモ帳をもらえるそうな。いやでもせっかく来たお客さんに争奪戦させるというのはどうなのか、とも思わないでもなかったんですが、これについては後述。


 さて、レース開始時刻が迫り、弟と甥っ子がレースを予想。1位2位を当てる形式で、当たったらちょっとした景品がもらえるらしいです。弟たちの手元を覗くと、

 

 鴨ジャニ∞とかキャリーカモカモとかばってん荒かもとかの選手名がイカす。甥っ子は1−2を予想。

 

 出走前にくつろぐ選手一同

 

 そして出走(ヤギは関係ない)。抽選で子どもが選ばれ、それぞれの選手をゴールまで追い立てます。「1−2来い! 1−2来い!」と弟が叫び、甥っ子もあんまし分かってない様子ながらもわーわー。そして、1−2圧勝。甥っ子勝利。景品にお菓子をもらいました。


 その後、じゃんけん勝負が開始。このシステム、先ほど子ども同士であっても負けたらどうなるのか、などと考えたのですが。いやー、親もシール持ってるし! 予備があるわけで。あと、大人に対してもじゃんけん挑んでもいいし。そんなこんなで、

 

 甥っ子4勝1敗でコンプリート。最後の相手は小学校高学年くらいのおねーちゃんだったんですが、勝ってシールもらって。コンプした記念に一緒に写真も撮らせてもらいました。そんで、弟が自分のシールをあげる。これでおねーちゃん4種揃いました。何かトレーディングカードみたいですな。いい取引しましたみたいな状態になる。そんで、速攻で出口に行き、特製メモ帳もらって甥っ子ご機嫌。速攻で行ったのは、途中でじゃんけん勝負を挑まれることが多かったため(相手のほしい色は必ず甥っ子持ってるし)。断り続けるのもあんまりだしねえ。


 乳搾りまで時間があったので、お土産を漁り、子どもたちは牛乳を飲む。お土産は私が弟の会社の人にとくまモン菓子の詰め合わせを買ったり。姪っ子がヤギの皮を被ったウサギのぬいぐるみ(皮は脱着可)を買ってもらったり。さらに時間があったのでバイキングる。バイキング、すげーうめー。すぐそばにはバーベキューの店などもあったのですが、子ども連れだしこっちで正解でしょう。特に肉と乳製品がうまうま。小さく切り分けたハンバーグは肉の塊みたいだし、小さいコロッケも食べた私ら揃って「何じゃこりゃあ」と呻いた。チーズケーキもうまかったし。値段も大人1500円くらいで、小学生が半額、もっと小さいと315円とか、3歳以下は無料とかです。多分、近場で地産地消なのでしょう。輸送代とかがほとんどかからない分、コストが下がるということですかね。うまうまー。


 んで、乳搾り。これがちょいと不満。ゴールデンウィークということでお客さんも多いのか、まあ100円というのもあるんでしょうけど、ひとり4回くらいぎゅっぎゅっとやったら交代。別にミルクがもらえるわけでもなし(隣でパッケージ品は売ってた)。まあ、でも甥っ子とかは喜んでたのでよしとしよう。


 この辺りから子どもらは眠くなってきたようで、特に甥っ子は不機嫌になり、弟や義妹に怒られてました。ホントはここを出た後に、西原村には子どもの本の専門店竹とんぼがあるのでそこに寄ろうかといってたんですが、断念


 車に戻ってみれば、お仕事ケータイに着信。折り返してみると、翌日のミッションの予定が変わっていた。わりとゆるーくトークミッションが入ったいたはずが、何故か知り合いのメロン農家で収穫をしてくれという話になっていて訳が分からぬ。なんじゃそりゃー。そういうことになる。打ち合わせをして、5時起きが確定。


 帰宅後。昼寝などしていたら、夕方、やっぱり帰りずっと寝ていた甥っ子に起こされる。ゲームで遊ぶ。姪っ子も顔を出す。この姪っ子が相当なお兄ちゃん子で、甥っ子の後ろをしょっちゅうついてまわり、言動を真似してはきゃっきゃと喜ぶのである。ただ、ゲームは分からないようで、周辺にある私の怪しげな所持品をぺたぺた触っていた。


 一度、弟一家は買い物に出かけ、戻ってきてから御飯になる。そしてついにくまモンケーキ降臨(通算2度目)

 

 甥っ子が入刀。やっぱり口の辺りが切りにくかったようで、

 

 取り去ってばっさり。切ってる途中で、耳を取って甥っ子がぱくり。ほっぺたの赤いのは姪っ子が興味を示してぱくぱく。結果、

 

 先代より無残な姿に。これでいいのかくまモン? いやまあ、みんなでおいしくいただきましたけどね。


 夜、やっぱりゲームをしたがった甥っ子にPSPを渡してプレイさせる。義妹が「明日は早いんだから、あんまり長くしちゃだめよ」と甥っ子注意しにくる。10時までだぞ、というと素直に頷く。これがもっとハマってくると止めきれなくなるのかもしれません。ともあれ、10時になったらさっくり止めて、甥っ子は退出する。ふむー。


 かくて慌ただしかったゴールデンウィークは終了したのである。


 5月7日(火)

 朝5時に起きて準備して、弟一家を起こすことなく出発〜。途中で相方を拾ってメロン農家のビニルハウスへ。時間前に到着したので、「これでも食っときなっせ」と傷物のメロンとカッターを渡される。カッターでメロンを切り裂き、喰らう。出荷前であるため、まだカタい。


 メロンの収穫開始。おっちゃんとおばちゃんがいて、二人とも相当なご年配。なんちゅーか、ビニルハウスに適応進化したような腰の曲がり方である。すでにハウスひとつ分、コンテナに入れてあり、それを持ち出して、軽トラックに積んで、JAに持って行く流れになる。後はコンテナに入れて、持ち出して、と繰り返す。持ち出すための機械として出てきたのが、

 

 キャタピラ的ななにか。横からみると砲台みたいんあってますが、あれ、荷台でございます。で、おっちゃんが持ってる部分が、

 

 ハンドル部分のレバーでキャタピラを制御し、下でギアチェンジという感じでしょうか。荷台部分はリフトアップもするので、軽トラに乗せるのが楽なのです。それはそれとして、このような田舎の農家の人にこそ、習熟した運転技能とか持ってる気がしてなりません。揺れるキャタピラ的ななにかを全身で押さえ込んだり、明らかに車通れないだろうという幅の畦道斜めになりながら軽トラ走らせたりとかするし(しかもバック)。あーそうそう、このキャタピラ的ななにかの正式名称は、

 

 PINKLADYひらりちゃんです。レバー下に足乗せる部分があるので、立ち乗りもできるようになってるんですが、

 

 椅子でもなんでもないとこに跨がって、おっちゃん逆乗り。逆になった手でハンドルとレバーを操作し、足で蹴ってギアチェンジ。狭いハウスの狭い道をぐいぐい走っていきます。ビニルハウスは畦道の関係上、一方向からしか出れない(というか反対側に軽トラが入れない)ので、コンテナ積んで出るときにこの方が楽なんですがね。それにしても何でもないことのようにやってのける年寄り見てるとすげーなー


 ふと足下を見ると、芋虫っぽいもの(生物的キャタピラ的ななにか)が、緑色のものを吐きながらもがいてました。機械的キャタピラ的何かの方に踏まれたのかしら。あるいは、メロンゼリーってこんな風にできるものなのか、とアホなこと考えてみたり。


 出荷作業はその日のうちに終わり、お土産に私と相方には比較的傷の少ないメロン×2、ミッション場へのお土産にとコンテナ一杯の傷メロンをもらう。ただ、その日収穫したばかりであるから、4、5日置かないと熟さないそうです。たーのーしーみー。


 そろそろ日付区切るのが面倒になってきたので、あとはざっくりと。翌日辺りからちと問題になってきましたのが、メロン。伯母から、花のお礼にということで、もらったのですよ、

 

 傷メロンの方は皆で分けるとして、こっちは「ボスがいないなら、ボスのご家族で」と念を押されてたんですが、家族で海外出張だー。もらった日辺りからすでに食べ頃状態に入っており、待ってたら確実に腐ります(帰国予定は下旬だし)。なので、ボスに許可を取った上で、

 

 証拠写真を残し、皆で食べる。うまー。このメロンにて、怒濤の日々がとりあえず終了となりました。いやもういろいろイベントがあったなあという感じでござんすよ。まあ、これからもこうやって緩急自在続いていくんだろうなあと思ったり。




 購入した本:
  おけむら『勇者互助組合交流型掲示板2』

 読了した本:
  葵せきな『新生徒会の一存(上・下)』、おけむら『勇者互助組合交流型掲示板2』



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