2013年7月。


上旬。


 しばらく前にカーラジオを聴いていたときのこと。赤崎水曜日郵便局の話が出まして。後で調べてみようと思っていたのでした。ラジオから判断するに、この郵便局は津奈木町(熊本県葦北郡)にあり、水曜日の自分の話を送ると、誰かの水曜日の話が送られてくるというもの。たまたま調べてときにはサイトに辿り着き、ほうほうと唸っておりましたが、翌日になるとがらりとサイトの模様が変わり、「本日は定休日です。水曜日にお越しください。水曜日まであと6日」ぎゃー、水曜しかやってねえ。ちなみに上の方には「あなたの水曜日を送ると、だれかの水曜日が届きます」と書いてあります。郵送先も書いてあるので、これメールとかじゃなくて、多分ハガキとかで送るべきなんでしょうなあ。あ、「海に浮かぶ赤崎水曜日郵便局に」とか書いてありますが、郵送先が165番地その先とかですな。海ですな! 主催はつなぎ美術館だそうでアートプロジェクトです。こーゆー企画面白いなあ


 朝っぱらからミッションで大分に行き、そのまま延岡に。また延岡!? 今度は熊本→阿蘇越えして大分→延岡だったので、西からではなく北から侵入。熊本→大分で2時間半、大分→延岡で2時間ですな。延岡→熊本だと2時間40分くらい。ところで、前回高千穂あたりのことを結構主観混じりで書いてましたが、それは仕方ないことだと思われよ。だってさー、宮崎っていったら、傷顔の旧支配者様とか、マントの御方とか、腕組みして歩く御方とか、たしか赤の御方も宮崎に降臨されたのではなかったか。そんなイメージですよ? ともあれ、宮崎に入る辺りで、不審なものを。

 

 走行中に撮影したので、よく分かりませんかそうですか。拡大してみます。

 

 遠近法無視でひとつ。えらくうまいこと欄干の上に載ってるみたいになってますが、これ、後ろにある山の間ですよ。欄干先には集落がまるまるひとつありました。その向こう、巨大な女性の姿が山と山の間にありまして。びば神の国、ですよ。


 延岡に入って、スーパーマーケットの駐車場で時間調整し、ミッション現場にてちてち歩いて行ったのですが、途中で見たもので一番インパクトあったのは、バスのターミナルみたいなとこで、

 

 ちょっとじゃねえよ!? 延岡市→博多区でグーグルマップ検索かけると3時間40分以上の数字が出るんですが。それをここの人たちは「ちょっと」といいますか!? いや待て待て待て。もしかしたら他の国の人たちには分からぬ瞬間移動的な何かをマスターしているという可能性があるかもしれんというかその可能性が高い。何しろ旧支配者様方の御国である。


 延岡で見つけたものその2。タバコ屋さんにて。

 

 タバコの自動販売機でござる。てゆーか、これ店が開いてたら、シャッターががらがらと開いてて標準装備されてるオババが顔を出すようになってるんじゃないかと思うのですが。いや待て待て。もしかしたらコインを入れるとがらがらと開いて年期の入ったオババが「いらっしゃ〜い」という仕組みかもしれません。ともあれ年期が入った販売機で、

  

 500円玉がない時代だったり、札が使えなかったり、下の段のガラスみたいなとこにタバコが並んでただろうと推測されるのですが、そこの値札が250円くらいだったり。あと穴が空いてるのは、そっから取り出そうとした自販機強盗の類いでしょうか。


 ともあれ、ミッションを終え、前回と同じルートで高千穂越えで帰ることに。途中片側通行のところを通り、やっぱり信号機は使用せず、蛙神の従者が棒やら振って誘導しておりました。で高千穂戻りながら、「や、前回これ書くの忘れてた!」と思い出したことをいくつか。


 橋を渡っていたときのこと。橋の欄干向こうは、山で谷で緑で空。そんな中、ふっ、と視界に入ってきたのは黒い塊。てっきりゴミ袋でも飛んでるのかと思いきや、それは鳥。鳥が空中で上下前後左右ぴたりと静止しておりました。あまりにも動かなさすぎて、電線にゴミでも引っ掛かってるのかと思ったほど。空と山、緑と蒼の端境にぴたりと釣り合ってかなり長い間そのままでした。橋を渡り終える頃、ようやく視界の隅でそれがゆっくりと翼を傾け、動いたのを認めて、ようやく飛んでるのだと分かった次第。うわー、なんかすげーとこきたー、と思った。


 あと、道路上空をパイプがまたいでいる風景をたびたび見かける。結構高いとこを通っているので、出本がどこかよく分からないのですがね、片方は民家に接続されてたり。結構古いパイプなんかもあったりして、あれはおそらく大地とかから吸収した謎の神パワーを民家に送っているに違いないと思った。


 帰り道。高千穂経由で帰りながら、上記2点書き忘れてるなあと思ってすぐさまメモしたわけです。そんで、それらを吹っ飛ばすようなインパクトのある看板を見かけました。前回は気づきませなんだ。「神話木材工業」うわなにこれ。このインパクトのある社名。神話で木材で工業ですよ? 木材加工か何かやってるとこなんでしょうが。最近、ラノベとかで難しげな感じにルビあててという中2病的というか西尾維新的表記といいますかそういうのがあふれてますでしょう。西尾維新は別にタイトルはそんなじゃないですがね。能力とか異名とかそんなんで。でも、前々から思ってるんですが、ホントにコトダマ的な力を持って人を打つのは、漢字+カナルビじゃなくて、ありふれた言葉と言葉の接続ではないかなと。そうした意味で、神話木材工業は素晴らしいと思います。会社的には知りませんが。


 長く車に乗るときには、最近はラジオCDを聴いてることが多いです。レンタル屋などで借りてきたのをUSBに落としたりするのです。こないだそれで何枚か借りてきまして、ぱかっと開けましたら、2枚組なのに1枚しか入ってない。しかもこの手のやつで2枚組ってのは、通常放送分のデータCDに付け加えて特典用の録り下ろしが入ったCDという構成だったりするようです。特典CD入ってるけど、通常放送分がない……。いや、どっちかえってえと、特典より通常分が聴きたいのですよ私。つぶせる時間的に。ええ、すぐにレンタル屋に電話しましたともさ。そのCDは1セットしかその店舗には置いてなかったので、タダ券を次に来たときにもらうことで手打ち。うぅ……。それにしても最近レンタル屋はちゃんと枚数揃ってて期限前だったらカゴに入れておいてください的な返却をしており、また貸し出すときのチェックもおざなりだったりするようです。それでも返却カゴの中身チェックするだろうし、貸し出すときには2枚あるかどうかもやってるっしょ? そのダブルチェックをくぐり抜けてるわけで。もちっとしっかりしていただきたいものですよ。ともあれ、ちまちま聴いているので、しばらくは今借りてるシリーズでもちそうですが、ネタが切れたら他に聴いてたやつをまた聴くか、あるいは昔中学のときとか聴いてたラジオ番組を録音したブツが部屋のどこかに埋もれてるのでそれを変換してみるのもよいかもしれませぬ。つーか、こうなってくると行き着く先は落語のCDとかになりそうですなあ(図書館で借りるパターン)。


 先日弁当屋に昼御飯を買いに行ったときのこと。椅子にかけてできあがるのを待っていたところ、数人の男女が入ってきて、注文開始。自分は何がいいとか主張している中、ひとりがいいました。「私、フツーのお弁当ひとつ」いや、フツーって何? 例えばのり弁ばかり食べてる人はそれがフツーなのか、幕の内の竹食ってる人はそれがフツーであり、デラックス弁当ばかり注文してればそれがフツーであろう。フツーって……何? ニッポンゆとり教育の弊害か? ちょっと沈黙が舞い降りた中、その人は追加注文することもなくしばし黙っていたのですが、連れに「どれよ?」つつかれ、何か注文してました。私の位置からは声がさっきよりも小さかったせいでよく分からず。ううむ。フツー。


 日曜日にお休みをもらったので、図書館に行ったり本屋に行ったり。図書館に行きましたら、短冊が笹に吊されてまして、ああ今日は七夕であるか。子どもたちメインで短冊に願いが書いてあったりして、ほのぼのしながら見てましたが、ふと目にとまった短冊に「タンスがうまくなりますように」濁点がありませなんだ。この子には日本一のタンス使いになってもらいたいものです。こうした思わずガン見したくなるようなものってわりとありますわいな。まあ見間違いというのもあるんですが。先日見間違えたのは、とある工事現場にでっかい箱がありまして。ラベルが「全員クズ」……「金属クズ」の見間違いでしたともさ。でも現場の人たちがまとめて入れられてるというシュールな幻覚が一瞬。


 「ゴッドイーター・バースト」をちまちま相変わらずやっておりまして、先日久々に「引き継ぎチェッカー」を起動して、どこまで条件を満たしてるかやってみましたところ、残ってる条件3つがそれぞれ、「チャレンジミッション全クリア→残り2つ」「エクストラチャレンジミッション20種クリア→残り2つ」「★ランク武器10種以上→残り2つ」やーっ、あと2つずつです2並びです。最後のやつはいつでもクリアできる条件なんですが、最初のがキツいのしか残ってなくて、試しに行ってみたらボコボコにされました。エクストラの方がまだ目があるかなあ。12条件中11まで行ったらよしとしましょうかねえ。そういや「ゴッドイーター2」の体験版まで1ヶ月を切ったので、それまで頑張ってみましょう。


 ついに梅雨明けしましたな! 熱中症で毎日800人倒れたとか1000人倒れたとかいってますが、神奈川かどっかで量販店で買ったゴムボートで海にこぎ出して遭難したガキどもがいたとか、なかなか狂ったニュースが流れてますが。暑さに負けず頑張って生き延びませう。




 購入した本:
  田中天/F.E.A.R.『たったひとつの冴えたやり方』、丸山くがね『オーバーロード3』、多根清史・阿部広樹・箭本進一『超ファミコン』、峰月皓『俺のコンビニ』

 読了した本:
  成田良悟『バッカーノ! 1932』『バッカーノ! 2001』『バッカーノ! 1933(上・下)』『バッカーノ! 1934獄中編』『バッカーノ! 1934娑婆編』『バッカーノ! 1934完結編』『バッカーノ! 1705』『バッカーノ! 2002【A side】』『バッカーノ! 2002【B side】』『バッカーノ! 1931臨時急行編』『バッカーノ! 1710』『バッカーノ! 1932−Summer』『バッカーノ! 1711』『バッカーノ! 1935−A』『バッカーノ! 1935−B』『バッカーノ! 1931−Winter』、田中天/F.E.A.R.『たったひとつの冴えたやり方』



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