2015年7月。


下旬。


 20日の月曜日に全日休み、21日火曜日に午前中休みということになりました。ははあ、珍しいパターン。そりゃいいんですが、月曜に休みって個人的にはあんまし嬉しくないんですよねえ。ええ、図書館休みだし。ミッションの間縫うようにして予約の本回収に行くのもしんどいしねえ。なので、火曜半日だけでも休みだと図書館に行けますとも。てことで、月曜は一日ぐったりと体力回復に努めることに。連日のミッションでへばってるわけですよ。一晩寝たら全快するRPGの主人公がうらやましい……。ともあれ、そんな感じで一歩も外に出ることなく月曜日が終わり、本を抱えて火曜の午前中図書館へ。……閉まってました。ええ。支所がある施設に入ってる図書館なんですが、支所も人気がない。んー、何だか想定してたのと違う半休。しばし考え、カレンダーを見る。……海の日。休みだったのは私だけではなかったようで。てことは火曜日は図書館は振り替えの休み。ぎゃー。がっかりです。


 事務所に戻ったらボスが書類を眺めてまして、私に気づくと顔を上げ、問うてきました。「ねえ、この『別添えのCD−RあるいはFDを参照』ってどういうことかな?」てっきり、事務所の方に送ってきた書類のことだと思ったので「何か添付されてませんでした?」「いや」「ちょっと見せてもらっていいですか」会社の登記関連の書類でした。「えっとこれ、提出書類のひな形じゃないんですか」「そうだよ、ダウンロードしてきた」てことは、これ、送ってきた分じゃなくて、送る分の話だすか。ならば別添えのCD−RとかFDって、こっちで作らねばならないのでは?「いや今までそういうのしたことないよ。いつもこの行削除してる」だったら何故聞く? まあよくよく問うてみれば単純な話で、CD−RとかFDってそもそも何? ということのようで。うわ、説明めんどくさ。つーか、今時FDとか使わないっちゅーねん。フロッピーディスクについて解説するハメに。いやはや。これ、役所にFD添付して送りつけられても向こうも困るんじゃないかね。今時のパソだとFDドライブついてないし。


 夏祭りのシーズンです。こないだ午後車で移動中、浴衣の子ども達の群れが練り歩いていまして。鉦太鼓付きでちゃかぽこ賑やかな行列。先頭の子が掲げているのは、大きな団扇というか、イメージ的にはでっかい熊手みたいなやつで。そこに貼り付けてあったのはくまモンの顔。眺めてますと「くまモンの首、獲ったどー」みたいな気がしてきます。どこの首狩り族の凱旋行列かという夏到来。


 という話とはまったく別に。先日車で移動中、信号停車。横をチャリンコが追い抜いてきました。中学生くらいですかね。女子中学生。黒いTシャツ。あー、部活とかのTシャツですかね。よくあるじゃないですか、背中に文字が入ってるやつ。シャツそのものはお揃いで注文してるんでしょうが、文字は個別にオーダーできるのかしら。自分のモットーとか好きな言葉とか入れるやつ。で、私を抜いていった細っこい感じの女子中学生の背中にあった言葉。豪快な文字で「一刀両断」の4文字。どうも首狩り族の少女であったらしい。なかなかこの言葉選ばないでしょ。剣道部だったのかしら。


 ともあれ、そんな夏、やっぱりかけずり回っています。先日は、北九州市の八幡西区(福岡県)でミッションを終え、そのまま急ぎで由布市(大分県)に行き、最後は山鹿市(熊本県)に行くという流れ。あえて、地図は出しませんが、相当です。八幡から由布に抜けるには、北九州ジャンクションから東九州道に入って、ひたすら南下するのが手っ取り早いのです。その北九州ジャンクション、八幡から見ると九州道を東(山口方向)に進まねばなりません。というのを前提にして話を展開。もうとっとと北九州都市高に乗ってから九州道に乗り換えようとしたのです。都市高の入口に選択したのが黒崎インター。ここで選択肢。右が「九州道 福岡方面」みたいな看板。左が「中国道 小倉・門司方面」みたいな看板。いやいや福岡戻ったらダメっしょ。九州道を東に行けばいずれ中国道に出るわけだし、その辺りの看板だと山口とか広島とか書いてあるしな。と左を選択。ええ、見事にトラップに引っ掛かりました。数分走りまして、ん、と違和感。どうも車が多い。と思った直後トンネル。ぎゃー、このトンネル、違う〜!


 見事に選択を間違えました。選んだのは、北九州市を突っ切る形で門司まで走る逆方向の都市高。高速乗り方間違えたの初めてじゃね? まあここからでも小倉東辺りに出れば、すぐ九州道に出れるはず。並びとしては西から小倉南−北九州ジャンクション−小倉東インター。しかし、スパゲッティのように混沌とした都市高で分かるはずもなく。とりあえず黒崎方向へ戻ることにする。ぐおう。


 ぐるりと回り込んで黒崎でリベンジ。今度は右ルート「九州道 福岡」を選択。乗ってみて、いつもなら私こっから福岡方向に戻るので気にしたことすらなかったんですが、何故か九州道に必ず福岡の文字がついています。んー、何だこのむずむずする感じ。山口方向に行きたいんですけど私。そしてようやく複合トラップの全容が見えてきました。九州道から都市高に入ってくるときには馬場山料金所を通ります。福岡に帰るときにも都市高通るときにはそこを抜けます。都市高通るのもったいないときにはそのすぐそばにある八幡インターに直接入ります。というのを前フリにしまして、判明したこと。

 馬場山から九州道の下り福岡方面には合流できるが、上り山口方面には合流できない

 ↑これがすべての元凶。黒崎から都市高に乗ったら馬場山通って直接山口に行くルートがないのです。だから看板は必ず九州道+福岡。なので黒崎から入ると、右に行けば当然福岡に行くしかない合流ルート。じゃあどうするかってえと、すぐそばに道一本隔ててある八幡インターに入り直すと上り下り両方の九州道に乗れますよ。ぐわわ。じゃあわざわざこの近距離で都市高乗る必要もなかったんじゃね? とか思いつつ数百メートル下の道を走り八幡インターから九州道へ。


 さて、東九州道。有料道路が寸断されるようにして存在していたのがつながりつつあるのは知ってましたが、いったいどこまで行けるのか。やってみました。この日、八幡西から由布市までに通った高速あるいは有料道路。

 1)北九州都市高(間違い)
 2)北九州都市高(リベンジ)
 3)九州道(八幡〜北九州ジャンクション)
 4)東九州道(北九州ジャンクション〜みやこ豊津)
 5)椎田道路(みやこ豊津〜椎田南)
 6)東九州道(豊前〜宇佐)
 7)宇佐別府道路(宇佐〜速見)
 8)大分道(速見〜大分)

 8つとか……! 佐世保とか長崎方向とかに行くとこんなことになる記憶もありますが。あ、念のためこれ地図で見るとよく分かるかと思いますが、ま上のインター名からでも分かりますかね、5と6の間以外全部つながってます。椎田南から豊前インターまでのほぼ一区間がつながってないだけだったり。いろいろ走って訳が分からなくなるといいますか、大分道と九州道以外はほとんど対面走行なんで、追い抜きできず、時々追い越し車線が出てくるたびにがーっと走ってた記憶しかない……


 ああ。何故由布市の現場行くのに大分まで行ってるかといいますと、由布市の狭間町って、大分インターのそばなんですよねえ。で、そこがどうにか終わってから、次山鹿。思い切り時間があります。帰り高速使うのももったいないので、ひたすら下の道。ええ、延々と山道をば。2時間半くらいだったかしら。その間、アイドリングストップ入った総時間3分ちょい。おお、すげー、と思われるかも知れませんが、実際はさらにひどくて。山の中で工事中片道交互信号機付きのところで2分停止してました。信号機がタイムカウントされてましたので覚えてます。これがなけりゃほぼノンストップだったわけで。げんなりですわい。


 前回書きました水玉蛍之丞の本、なかなか近くの本屋では見つからなかったので、密林での捜索に切り替える。もちろん、

 

 見つかりましたとも、ってあれ? 何か見慣れぬ文字が。ベストセラー1位(ま行の作者)だと。ほうほう。つーか、このま行の作者ってどんな感じなんかね。ぱっとは思い浮かばなかったので、ぽちってみる。

 

 うおっ、芥川賞作家とかより上にいやがります。4位は村上春樹か。ちょっとびっくり。とりあえずぽちっておく。数日後、

 

 来ました。1ページ読み切りでボリュームがあるコラムなので、ちょっとずつ読むつもりで、楽しみ〜。

 そんな感じで、ようやく九州北部も梅雨が明けました。東北北部と同日というのがどうにも引っ掛かるところですが、一気にひからびそうな夏が来ました。ぎゃー。や・か・れ・るー。熊本だと湿度も高いので日陰に隠れてもあんまし効果がなかったり。い、生き延びねば。




 購入した本:
  ジョン・ヴァーリィ『逆行の夏』、むらさきゆきや『放課後のゲームフレンド、君のいた季節』、榎宮祐『ノーゲーム・ノーライフ7』、水玉蛍之丞『SFまで10000光年』

 読了した本:
  藤代鷹之『THE FIFTH WORLD 6』、霧島まるは『左遷も悪くない4』、高見梁川『ある魔女の受難』、愛七ひろ『デスマーチからはじまる異世界狂想曲4』



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